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もろもろいろいろ一気に解決

いろいろ気になることを貯めてたweblocを一気にここで消化してしまうよ


もろもろいろいろ一気に解決

いろいろ気になることを貯めてたweblocを一気にここで消化してしまうよ。

スティーブ・ジョブズ氏の時代は終わった - ITmedia アンカーデスク
なんだそうだ。
かねてから健康不安説がマーケットなどでささやかれていたジョブズだが、結局6月まで病気療養で休職することになったとか。
Macユーザはさぞかしかまびすしく「心配」「いやきっと大丈夫ですよ」なんてことを書いているんだろうが、私も感想を求められて
「全く関心ない」
と思ってしまった。
Appleも子供の集団じゃないんだから永久にジョブズ体制が続くわけではないなんてことは、Appleのボードメンバーが一番よく知っているんじゃないだろうか。

ジョブズが居なくなったら、またスカリー、アメリオ時代の迷走が始まるんじゃないかという懸念は当然あるのだが、今日のAppleの好調はジョブズ一人で成し遂げたわけでもない。
技術とイノベーションというのはそんなに単純なものではない。
ひとたび方向が見えたらジョブズが居なくても10年は方向を見失うことはないと私は思う。

ただジョブズが居なくなるとちょっとアクが抜けてしまうかもしれない。
そこが嫌いだという人もあるかもしれないが、そこがAppleの面白いところでもあった。
そこがどうなるかが気になるところだ。

ただ、いまはMacがダメならWindowsもそこそこ安定してきているしLinuxを選択するとか選択肢は増えているので、昔のように
「Appleが潰れたらもう使えるコンピュータはない」
なんて深刻さがない。
だから関心がないと答えた。

ジョブズ以前のAppleの迷走ぶりについては
こちらに取り上げた。


独裁的指導者についてはもうひとつこんなニュースも流れていた。
「金正日後継者は三男」報道 - MSN産経ニュース この2つを結びつけて揶揄するブログがどこもなかったのが逆に不思議だった。
それはどうでもいいのだが、この国は「主体思想」などというマルクス流ともトロツキー流ともマウイズムともどれとも全く違う隔絶した擬似的共産主義思想を堅持してやはり金家王朝を維持する方針らしい。

世襲制というのは最も社会主義と相容れない考え方であるにもかかわらず、この国は相変わらずそれを国是の主体思想として掲げ、王朝を維持するのだそうだ。
さすがにあの浦安のディズニーランドを見に来て捕まった長男は外されたらしいが。
これもどうでもいい話か。


ネット料金、予告なく課金…2万人から計2億円で苦情多発 - 社会 - YOMIURI ONLINE(読売新聞)
これはひどいな。
こういうデタラメが通ってしまうのはどうなんだろう?

当サイトも一時期、某無料サーバサービスを使っていて転送量が多過ぎるということで閉鎖移転を余儀なくされた。
ある日突然
「お前のサイトは転送量が多すぎて他の会員に迷惑がかかっているから改善しろ。さもないと削除する」
という強制代執行予告のような内容のメールが届いた。
ただ、問題があるなら改善して答えようと思って、ページの分割などで転送量を抑える努力をした。
ところがいくらやっても
「転送量が改善しないので削除する」
を繰り返してくる。
そこで
「転送量がいくらいかになったらOKなのか?」
と繰り返し質問した。
何度か食い下がってやり取りした結果やっと先方は具体的な数字を言って来たのだが、その数字はこちらが想定していた数字の100分の1という驚くべき水準だった。

おそらく一日に20人もアクセスがあるサイトだったら引っかかってしまうような水準だった。
つまりこの会社の無料サーバサービスは、利用者の人数を集めることが目的であってアクセス数を集めることが目的ではなかったということだ。
だから転送量が多いアクセス数のあるサイトは迷惑なだけで必要ないということだったらしい。
「広告モデルで無料サーバサービスは成り立っているのだ」
と先方はいっていたのだが、その広告主に一体どんな説明をしていたのだろうか。

それはともかくこの転送量制限については利用規約のどこにも書かれていなかった。
これは繰り返し確認したのだが、転送量がいくら以上になったら削除するというようなことはどこにも書かれていなかったし、転送量が削除の対象になるとも書かれていなかった。
ただ規約には
「違反状態での利用を禁止する」
としか書かれていなかった。つまり規約は運用者が恣意的に自由に拡大解釈可能だということだ。
「無料なんだから何いわれようと文句垂れるな」
という流れがアリアリだった。

しかし民間の契約は「公序良俗に違反しない限り有効」という原則があるのだ。
こういう無料サービスといえども、「無料を謳ってそれを知って利用する」限りにおいてそれは「契約」であり一方的な運用者の恣意だけで契約が自由に解釈できるなどということは「公序良俗に違反」する。
これは争ってもよかったのだが、私自身もこの問題では疲れきっていたのでこちらから見切りをつけてしまった。

しかしwebサービス企業にはこういう全く法律の原則を理解していないデタラメな規約を掲げているところが本当に多いということを、この時に他社の規約も調べてみてつくづく思った。
「いかなる場合も運用者が不適切と判断したら、サービスを打ち切る。運用者は利用者にその理由を説明する必要がない」
なんていうひどい規約が平気で掲げられている。

これなんか本当に裁判で争ったら利用者はかなり高い確率で勝てると思う。

このリンク先の突然1万円徴収なんてのもどんな規約に基づいて実行したのか知らないが、きっと「いつでも必要な時に請求できる」みたいな規約があったんだろう。
規約に書けば何をしてもOKというわけじゃないぞ。
気をつけろよ。
サムライファクトリー、お前のことだぞ。


法律論といえば、最近奇妙な法律論をふりまく人を見かけた。
Winny研究者がなぜウィルスによる情報漏洩の責任を問われうるか - ものがたり
続- Winny研究者がなぜウィルスによる情報漏洩の責任を問われうるか - ものがたり

この方の「法理論」を適用すると
「刑法の世界だと、死にそうな奴を発見したところで、助けなくても、犯罪にはならないが、いったん助けて、それからやっぱり無理だと言って放置したら、遺棄罪や遺棄致死罪になる。これはいったん手を出したことで作為義務が生じるから。(下手に助けなければ他の人が助けてくれたかもしれないわけだから、手を出したことでかえって状況が悪化している。)

「それと同じように、Winnyをリバースエンジニアリングして、プロトコルやネットワークを研究して、それに対するセキュリティ対策ソフトや何らかの成果を公開しているセキュリティ研究者に対しては、もはやWinny作者と同様の作為義務があって(これを不思議に思うことがないよう、わざわざ上の例を示していることに思い至るべし)、ごく簡単にセキュリティ対策を講じることができるのに、それをせずに、自らのソフトウェアのみを改良する行為は、セキュリティホールを悪用した情報漏洩に対する、積極的な幇助行為があると認めることができるのではないかと思われる。」

ということになるそうだ。
奇妙な法律論だ。使っている用語とか内容から察するに、この方は全くの法律の素人が知ったかぶりで言っているわけではないような感じもするのだが、かといってやはりこの方の「法理論」は私には異様に見える。

死にそうなヤツを発見しただけでは作為義務は生じないというが、そのまま死ぬと分かっていて放ったらかしにしていたらやはりそこに作為はある、ただ交通事故で倒れている人の脇を通り過ぎたヤツを全員逮捕して引っくくって実刑に持ち込むということは、現実的に不可能だから判断を停止しているだけだ。
逆に手を貸しても途中で投げ出したら『情報漏洩に関する幇助がある』というのは論理の飛躍だ。
それが最後まで完遂できない理由が、考慮されていない。
この辺り法律の専門家の見解を聞いてみたいのだが、
「Winnyのリバースエンジニアリングに手をふれたヤツが全員「幇助行為」で罰せられるか、Winnyの脆弱性のコードを改善するかの選択をせよ」
ということになるんだったら、そんなことに首を突っ込むヤツは誰もいなくなる。

「変な責任がかかってくるんだったら、交通事故で死にかけている人は見殺しにした方が身のためだ」
という理屈が成り立ってしまうんではないだろうか?
しかしそれこそ作為義務違反なのだけど。

以前高裁判事をしている大伯父さんの話を聞いたことがあるのだが
「世間の常識から考えておかしく聞こえる法律は必ず修正が加えられる。
それが『法解釈』というものだ。法律はただの条文で、それを執行する理論が必要だ。
例えば『法律はひとたび施行されれば何人(なんぴと)たりともこれを遵守しなければならない』という原則はあるが、その法律を知ることができなかった人にも当てはまるのかという疑問が出てくる。
ここで「不可知」な人への法適用の理論が生まれる。
法律を知ることができなかった人は、知り得ない法律は守り様がないのだから適用されないという理論体系ができ上がる。
法律は常にこうして現実社会に適用するように、解釈されている」

という趣旨の話だった。
この考え方を当てはめると、
「Winnyのリバースエンジニアリングをしてコードを覗いたヤツは全員作者と同罪で、Winnyの脆弱性を改善する義務が生じる」
はどう考えてもおかしい気がする。
どういう理論でおかしいのかは、私は法律家ではないのでちゃんといえないのだが。


SSLが破られてしまったんだそうだ。
SSLが破られる -- ハッカーがMD5の衝突を利用してCA証明書の偽造に成功 - Zero Day - ZDNet Japan
といってもこちらのリンク先の記事を見れば分かるとおり、かねてから脆弱性がいわれていたMD5が理論だけでなく実際に破ることができたという話だ。
その方法は200台のPS3のクラスターで700ドルの電子証明書を購入してという、一般のハッカーがちょっとやってみるにはあまり現実的ではない準備が必要なのだが、それでもできるということが分かったらWEPの例もあるようにあとはなし崩しでクラッキングの方法が発見されて、そのうち
「パソコン一台で数秒でSSLを破れます」
ということになるかもしれない。

そういう方向を辿るのはWEPの前例が示している。WEPは少なくとも私がセキュリティの取材をした2001年には脆弱性が指摘されていたが、それでも業務用には不適切かもしれないが個人が使う分にはまあ許せる範囲だろうと思っていたら、あれよあれよと「WEPを破る方法」が発見されて、数分で破れるようになって今では瞬間的に破れるようになってしまった。
かつてのDESもそうだ。アメリカの標準化暗号だったDESも毎回セキュリティカンファレンスでクラッキングコンテストが行われて、しまいには数分で破られていた。

今回もSSLがすべてダメというわけではなくMD5採用のものだけが脆弱性があるとのことなので、セキュリティベンダーにちゃんとSSLを切り替える見識があれば問題はないのだが、結構しばらくは残るんだろうなぁ。

この脆弱性はMacもWindowsもLinuxも、MozillaもInternetExplorerもすべてが対象になる。


これは面白いモノづくり論だと思う。
「ダイソンしてますか?」 - 谷島宣之の「さよなら技術馬鹿」 - Tech-On!

最近、
中谷先生、お言葉ですが日本のモノづくりはそれほど安泰でもないように思いますが?
モノづくりニッポン礼賛はどうも的ハズレでは?

という一年以上前のエントリがどういう加減か、はてなのブックマークを瞬間的に集めて一時期ビジタが3倍以上に増えたことがあった。
(そして3日ほどで見事に元に戻って、はてなのブックマーク経由で来る人は今では一日に2〜3人というところまで落ち着いてしまった。どなたか、はてブを「ネットイナゴ」と喩えていたが、まさにイナゴのように大群で一気に来て一気に居なくなった)

この記事がどうしてはてなの人達の気を惹いたのかよくわからないのだが、その反響を見ているとどうもこちらの意図があまり伝わっていない気がするのだ。

こちらではモノづくり技術論に終始して、モノづくりニッポンを礼賛する人達に
「日本のモノづくりは本当にそんなに安泰なのか?」
という疑問を呈した。
iPodを見ても
「あんなものは大したことないです。中の部品は日本製ですし日本で作ろうと思えばすぐにできます」
なんていうのは真っ当な意見なのだろうか、
MacBook Airを見ても
「デザインは斬新だがネジの位置がデタラメ。こんな雑な設計だったうちの会社では上司のOKが出ない」
なんて言っている日本のパソコンメーカーは本当に本質を掴んでいるのか?
ということを問いかけたかった。

別に技術至上主義を否定する気もないし、ソフトウエア重視主義とか、マーケティング万能論に組みする気もない。

しかしなんとなく技術主義vs.市場重視主義というかエンジニアリングvs.マーケティングのような捉え方をされた方が多かったような気がする。
このダイソンのリンク先で紹介されている本にはこんな一節があるそうだ。

「この本は、米国のシリコンバレー企業よろしく、急成長して巨万の富をつかむためのお手軽なノウハウ本じゃない。ビジネス書でもない。むしろ、いまあるビジネスに背を向ける本で、世界を役立たずの醜悪な代物や不幸せな人々であふれさせ、国を経済至上主義にしたクズ思想に反旗を掲げる本なんだ。」

いい感じだ。
こういう一徹なモノづくり論なら傾聴に値すると思う。
最近は金融工学のキャズム的な進歩がサブプライムローンを引き金とする危機を生み出して批判を受けたり、シリコンバレー企業の成功譚を見ても
「独裁的経営者のカリスマ性」
というところにしか価値を見いだせないとか、どうもものごとを測る基準が「モノライン」になってしまっていて、◯か×か、正か否か、悪か善か、日本礼賛か西洋礼賛か、物質文明か精神文明かというようなすべてを二元論で引っくくってしまう発想が支配しているような気がする。

しかし、技術が重要なのかマーケティングが重要なのかという二元論は必ず本質を誤るような気がしている。
金融工学を悪者にすれば今の金融危機は解決するわけでもない。
何か問題の「尻を持っていくところ」を間違ったような議論が横行している気がする。

そういう時にこのダイソンのシンプルなモノづくり論は爽快に蹴りをぶっ込んでいるような気がする。
そしてダイソンは現実に売れている。
ウチの奥さんも欲しいと言っていた。
こういう話は考えてみるに値する気がする。


だんだん飽きてきた。

Mac初めての人に教えてあげたいちょっとしたこと - 肉汁が溢れ出ています
Macのショートカットなどを集めたまとめサイト。
中には私も知らなかったショートカットやTIPSもあって、これは面白い。
そのうちしっかり取り上げる。


Leopard プレビュー.appの底力 - ザリガニが見ていた...。 これも面白い。
Leopardのプレビューが異常なほど機能アップしているのはつとに気がついていたのだが、全部を理解しているわけでもなかった。
誰かまとめてやってくれないかと思っていたが、そういうまとめが出た。
参考にさせていただきます。


エクセルシートをHTMLテーブルに変換しちゃう君 (ββ)
これは便利サイト。
Excelを簡単にhtmlに変換できたら面白いと思う。
Excel自体にもhtml書き出しの機能は無いでもないが、大体変なことになってそのhtmlタグを修正するのは大変な作業になってしまう。
これも近日中に試してしっかりレビューします。




2009年1月19日
















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青木さやか