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附記:Linux導入記7/Ubuntuが喪失した後がまLinuxとして
OpenSUSEを導入した


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Ubuntuが喪失した後がまLinuxとしてOpenSUSEを導入した〜ネットにつながらない問題の解決法

先日ここでもちょっと書いたけど、数あるLinuxのディストリビューションの中でも最も初心者向けといえるUbuntuがまともに動かなくなってしまった。

ログイン画面が極小表示になってしまい、初期化も効果無いので再インストールしたがやっぱり治らない。
ネットで検索しても同じような症状が出てこないので、私のところだけの問題かもしれないが最近のUbuntuの評判をみて使用を諦めた。

最近のUbuntuの評判というのはここらあたりかな。
漢(オトコ)のコンピュータ道- Ubuntu脱出計画その1 〜動機編〜

スパイウェアは言い過ぎかもしれないがやはりこういうものが見返りを期待し始めたら「大丈夫かな?」と思ってしまう。
見返り期待するならいっそ、有料ディスクトリビューションにして商売としてやってくれればいいんで、それならそれと割り切って使える。
そうじゃないのが問題だと思う。
こういうフリーウエア、オープンソースの世界はプロバイダーとユーザの信頼関係がベースだから、そこの信頼関係が崩れてるオープンソース、フリーウエアは根本的に成立しないと思う。
そこが分かっていないフリーウエア作者もいるようだけど…


それに最近のUbuntuのレイアウトはちょっと使いにくいなと思っていたので、ほかのKDEのLinuxはどうなのか試してみたくなった。
FedoraはあくまでLinuxの動作確認用として保守的な状況で確保したいので、最新のGUI環境を試すLinuxがもうひとつ欲しい。

メールで幣サイトの熱心な読者のひとりの「たか」さんからOpenSUSEをお勧めいただいた。
プロジェクトのホームページとか読んでいたら面白そうだったので、今回Ubuntuの仇をOpenSUSEで討つことにした…まだいってるよw


それで先に謝辞を書いとくと、OpenSUSEのインストールに当たって本当に参考になったのは以下の二つのサイトだった。
Linux版VMware Tools のインストール方法 (自分用メモ):Ubuntu のVMware用仮想マシンを使用

Live CDからインストールしたopenSUSE 12.1の日本語環境- kanzメモ

前者はUbuntuをVMWare Playerにインストールする時のメモ書きだけど、OpenSUSEをVMWare Fusionにインストールするにあたって同じ問題が起きたので、この対処法は本当に参考になった。
Linux版のVMWare-Toolsの仕組みもおおよそ分かった。
後者はOpenSUSEの癖のあるロケールをクリアするにあたって、日本語設定をすれば自動的にクリアできる…という通り一遍の解説をするところが多い中、仮想環境固有の問題点のIDEが必要だという点に気づかせてくれた貴重なサイトだった。
仮想環境でLinux弄る人は多いはずなのに、解説が少ないので本当に助かった。


インストーラーのダウンロードはこちらから。
software.opensuse.org- openSUSE 12.1 のダウンロード

以上の謝辞の書き方でも分かるように、最近のLinuxはとても簡単になっている…と思ってなめてかかってチャレンジしたら結構痛い目に遭いましたよ…というプロセスがあった。
もっとも昔のLinuxの複雑怪奇なインストール法に比べたら、こんなもの簡単な部類だと思うが…

上記のリンク先サイトにも注意が書いてあるように、これはあくまで私のOS10.8.3、VMWare Fusion5.0.3、OpenSUSE12.1の環境で成功した方法なので、他のディストリビューション、あるいはバージョンでは必要がないかもしれないし逆にこれをやると調子が悪くなるかもしれない。
あくまでこれも自己責任でお試しいただきたい。





OpenSUSEのプロジェクトページからインストールDVDの
ディスクイメージのisoファイルをダウンロードしてくる
潤沢にメモリを使える場合以外は32bitバージョンでいいと思う
VMWare Fusionのライブラリから新規仮想マシンのウイザードを開く
そしてそのisoファイルをインストールメディアとして選択する




次に進んでLinuxのディストリビューションを選択する
私の場合はもうここは自動的に選択されていた




UNIXに準ずるOSはインストール時に必ずrootユーザとパスワードを設定しないといけない
インストール時に決定することもできるが先に決めておけばインストールで自動的に設定してくれる
isoイメージは暫定的にデスクトップに置いておくので
ホームフォルダのアクセスを許可するチェックを入れる




仮想環境とMac間のマウスポインタ統合、コピペの共用、ファイル転送などを
実現するVMWare Toolsのインストールも自動的に進めてくれる
ダウンロードボタンをクリックすればいいのだが後述するがこれが鬼門だった
ただしやらなければよかったかどうかは不明
やっぱりコピペ共用・ファイル転送できるのは便利だし…




インストールウイザードが一通り完了したら概要が出てくる
メモリの768MBはちょっと少ない気がするがこれは
あとで変更できるのでとりあえずこのまま進める




そしてライブCDのディスクイメージのisoファイルがマウントされるのでこれを起動する




Linuxのお馴染みの光景
ハードチェック、ドライバーチェック等が進行する




あとはライブCDのインストーラが起動するので
インストールを選択してほったらかしにできる
この簡単さが昔のLinuxからは隔世の感があるよね




小2時間ほどほったらかしにして犬の散歩に行ってくる
帰ってきたらインストールは完了して自動的に再起動がかかって
内部仮想マシンのシステムが起動してログイン画面になっている




ログインするとなんとアイコンパレードのイメージの起動画面
UIのデザインはMacっぽく使い勝手やウインドウのふるまいは
Windows7かVistaあたりをターゲットにしているようだ




最初に起動するとOpenSUSEの概略の説明が出てくる




初回の起動はフルスクリーンではなくウインドウ表示でサイズ補正がかからない
この変更のしかたが分からなかったのだが…




VMWare Fusion自体をフルスクリーン表示するとしばらくしてから
自動補正がかかってデスクトップもスクリーンサイズにぴったり合った
Linuxのスクリーンサイズの扱いはいろいろ難しい問題が多かったが最近は何でも自動らしい
ところでこれが最新のKDEのデスクトップで「デスクトップフォルダ」なるウインドウを常時表示して
デスクトップ上のアイコンが散らからないワークスペースを確保している
これ以外のノーマルなデスクトップにもコマンド+tabで切り替えられる




MacのFinder、WindowsのExplorerに当たるファイルブラウザはDolphinという
URL(URI)フォームとは別に常にパスを常時示しているのがLinux的だが
これを元にパスを打ち込むとちょっと落とし穴があるのは後述




コマンド+Qを打つとWidgetアクティベータが開く
だから仮想マシンを終了したい時はコマンド+controlで
一度マウスを統合から開放してからでないと仮想マシン終了のメニューに入れない
先にVMWare Toolsをインストールした方がいいのはこういうこともある
しかしこれが思わぬ落とし穴に…




ちなみにデスクトップのスタイルを切り替えるのはデスクトップ右クリックの設定でも可能
デフォルトデスクトップにデスクトップフォルダを表示しないこともできる




インターフェイスの整理のされ方はWindowsに近い
やはりWindowsから入ってくる人が多いからそういう人が
使いやすいレイアウトになっているのだと思う
左下のスタートボタンにあたるLinuxボタンからスタートメニューに入る




ここからコンパネに当たる「個人設定」に入るのはWindowsと一緒




さてここまでとても順調でUIのデザインもなかなか垢抜けしているな
と感心したのだがインターネットに接続ができない
Linuxなんてネット接続ができないと何もできないのでこれは困った




コンパネにネット接続の設定はあるのだが…




その設定項目を見るとWiredもWirelessも何も見えない
自動認識が前提になっているようでググって見ても
インターネット接続設定の方法なんて書いていない




と思ったらこちらのサイトに「VMWare-Toolsをインストールすると
ネットに接続できなくなる」という問題とその対処法が解説してあった
要はGUIでオマカセでインストールしてしまうと一部の
ディストリビューションのLinuxはこういう問題が起きるらしい
VMWare Fusionの「仮想マシン」メニューから「VMWare Toolsの再インストール」を選ぶ
するとデスクトップに「VMWare-Tools」という仮想CDがマウントされる




その中のVMware-Tools(現行バージョンNo.).tar.gz
というファイルをデスクトップにドロップしておく




ここで先のサイトではIDEを止めてCDのマウントを解除しておくべきと書いている
私は気がつかないでしばらく作業して途中で解除したが解除しない方がいいのかもしれない
これも後述するがともかくこのアーカイブをクリックするとアーカイバが開くので
その中からvmware-tools-distribを展開し保存先をデスクトップにして保存する




必要なのはこのvmware-tools-distribというファイルでさっきのアーカイブは必要ない
その中のlib/modules/source/vmhgfs-tarとクリックして開いていく




vmhgfs-tarを展開ボタンで開く




その保存先は先ほどのsourceフォルダの中




するとこのsourceフォルダの中にvmhgfs-onlyというフォルダが上書きされているはず




このvmhgfs-onlyフォルダ内にcompat_slab.hというファイルがあるはずとあったが
もうひとつ下のsharedという階層の中にそれはあった




このcompat_slab.hというファイルを右クリックしてプロパティを開く




デフォルトではアクセス権は全てReadOnlyになっているはずだが
それをRead & Writeに書き換える




さらにこのファイルをクリックするとテキストエディタ(LivreOfficeのWrite)が開く
#if LINUX_VERSION_CODE < KERNEL_VERSION(2, 6, 22) || defined(VMW_KMEMCR_HAS_DTOR)
とコメントアウトされている一行を探してこの「<」「<=」とイコールを足して矢印にしておく
Anthy等がインストールされていない状態では手探りで探すしかないが
キーボードのどこかに「=」は割り当てられているはずだ
見つからない場合はテキストのどこかからコピペして持ってくる
完了したらこのテキストを上書き保存する




以上が完了したらここから先はターミナルでのコマンドの仕事になる
まず私は後々の面倒を考えて先に「sudo su」のコマンドでroot権限になる方法をとった
ちょっとリスクがあるので毎回確認してほしい人は
毎回sudoを打ってパスワードを入れて進行した方がいいかもしれない
ルートになるとKDEのターミナルではこのようにプロンプトが赤くなる




デフォルトのカレントディレクトリはホームフォルダなので
まずcdコマンドで先ほどのsourceフォルダに移動しないといけない
これはアーカイブを開くコマンドを実行する時に必要なのでやっておく




ここで何度もつまづいているのが分かるだろうか
恥をさらせばbashとhfsなのでパス表記では大文字小文字は区別する
ところがDolphinではHomeもDesktop大文字で始まる
最初無視して、次に見えている通りにパスを打っても
「そんなディレクトリは存在しない」とエラーが返ってくる…結局
cd //home/ログイン名/Desktop/vmware-tools-distrib/lib/modules/source
と打つのが正しかった…ルート直下にスラッシュが二つあることに注目




次にここにあるvmhgfs-onlyという先ほど作ったフォルダをまたアーカイブにする
tar cvf vmhgfs.tar vmhgfs-onlyとtarコマンドで圧縮




こうして先ほどのsourceフォルダにvmhgfs.tarというアーカイブが生成されるはずなのだが
元々ここに同名のファイルがあったはずなので正しく上書きされたか確認する
(コマンドにエラーが出なければ上書きは成功しているはずなのだが念のため)




方法はこのtarアイコンを右クリックしてプロパティを開きタイムスタンプを確認するというもの
原始的だがタイムスタンプはトラシューでも結構役に立つのでこの確認法は知っておくといい
先ほどコマンドを打った時間にタイムスタンプが合っていればOK




圧縮したvmhgfs-onlyという元フォルダは不要というか邪魔なのでゴミ箱に移動しておく




ここではやる気持ち抑えてもうひとつやっておかなければいけない作業がある
最初にインストールしたVMWare Toolsを削除しておかないとインストール失敗の原因になるそうだ
コマンドはrm -rf /etc/vmware*
ルートになっていない場合はsudo rm -rf /etc/vmware*
ワイルドカードを忘れずに




次に実行するのはこれ
rm -rf /usr/lib/vmware-tools
もうひとつrm -rf /lib/modules/$(uname -r)/misc/vm*
ルートになっていない場合はsudo rm -rf /usr/lib/vmware-tools
sudo rm -rf /lib/modules/$(uname -r)/misc/vm*





以上が完了したらカレントディレクトリをvmware-tools-distribフォルダの中に移動しておく
cd /home/ログイン名/Desktop/vmware-tools-distrib/
ここでインストールコマンドを実行
/vmware-install.pl…




と思ったら階層表示のカンマを忘れてたw
ルートの場合は./vmware-install.pl
ルートになっていない場合はsudo ./vmware-install.pl




あとはインストールは自動的に進む
途中で「〇〇してもいいですか?」「〇〇のディレクトリは
以下でいいか?」といろいろ聞いてくるが
全部Enterキーで抜けてかまわない




ひとつだけ滞ったのがカーネルヘッダーの上書きでここはインストールディスクが必要になる
もうCDイメージはマウント解除してしまったのでとりあえずこれだけnoで抜けた
問題が起きたらまたあとでディスクイメージをマウントしてやり直すということで




とりあえずインストールは成功してvmwareチームの「Enjoy」のメッセージが表示されたら完了




「スタートボタン」から再起動を選択してシステムを再起動する必要がある




こうして再起動後あっさりとインターネットにつながった
ネット接続をVMWare Toolsが邪魔しているなんて思いもよらなかったがこういうことがあるらしい



ということでネット接続に成功したのでソフトウェアアップデート、リポジトリからのアップデートなど次々かけたことは言うまでもない。

ここでもうひとつの問題が起きた。
日本語入力ができないことだ。
この問題は後編で解説する。




2013年4月2日








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Ubuntuが喪失した後がまLinuxとしてOpenSUSEを導入した2〜日本語入力ができない〜日本語ロケール・IM設定法

さてUbuntuの仇をOpenSUSEで討つの段、後編始まり〜

前回までのあらすじ
ウブンツ王の屈辱的な仕打ちで王国を追放された勇者ムタマクはVMの荒野で美しきスーゼ姫と出会う。 そしてリナクサの王国を取り戻す壮絶な戦いが再開された…(という内容ではありません)


さて、癖のあるVMWare FusionのVMWare Toolsのおかげでネット接続ができなくなったという話を前回書いたが、VMWare Toolsが悪いと言いたいわけではなくやはりGUIでオマカセでインストールするのは無理があるという意味だったのであしからず。

いままでもLinuxにVMWare Toolsをインストールする時は、ディスクイメージからCUIを使ってアーカイブを作ってインストールということをやっていたわけであって、LinuxというOSはそういうOSなのだと理解すればどうってことない。
今までもやっていたことだから。

ただ今回たまたまVMWare Fusionの新規マシンウイザードを見ていたらVMWare Toolsのインストールというボタンがあったから
「自動でできるんだったら便利やん!」
と思ってつい「ポチッとな」してしまった。
そしたら若干問題が起こった。
それだけのことだ。

もうひとつインストールに当たって問題が起きている。
日本語ロケールがうまくいっていないため英語版としてインストールされていること。

正直Linuxの操作パネルやメニューは中途半端に日本語化されていると逆に訳が分からなくなるので英語でもいいのだが、日本語入力ができないのは実用上問題がある。
そこで一応日本語化の手順を試してみた。
これはキャプチャー参照だが半分うまくいった。

そこらが解決すればとても快適なクライアントOSになる可能性があるよいGUIデザインだと感じた。
弄っていて楽しいというのはMac以外ではなかなか感じることが無いので貴重だと思う。





OpenSUSEの日本語化はカントリーリージョン/ランゲージを日本語に設定するとか
コンピュータのYasTのランゲージを一度英語、セカンダリーを日本語に設定するとパッケージの
インストールが始まる…等の解説をしているところが多いがそれはうまくいかなかった
多分ネイティブでは問題無いのだろうけど仮想環境独特の問題か




これをクリアする方法は前述の通りこちらのサイトに解説があった
isoのディスクイメージからインストール開始してあとオマカセで出かけてしまったのだが
ひょっとしたらそのプロセスで言語は何語にするか聞いてきたのかもしれない
とりあえず「ソフトウエアの追加と削除」を開くがいくつか開き方があるがWindowsユーザなら
スタートメニュー(とはいわないんだろうけど)の検索が馴染みやすい
「Software」と入力、「Install/Remove Software」がかかってきたら開く




その前に例のOpenSuSEコミュニティサイトから
ダウンロードしてきたisoファイルをデスクトップに置いておく
VMWare Fusion側のIDEの設定でDVDドライブを有効にしておく
するとこのisoがDVDとしてLinux側にマウントされている
この「Install/Remove Software」を開くと
追加インストールできるファイルのリストが表示される
ここで「bundle-lang-gnome-ja」「bundle-lang-gnome-extras-ja」
「ibus」、「ibus-anthy」
をインストールするとある




実際には「bundle-lang-gnome-extras-ja」というのは存在しない
「bundle-lang-gnome-common-ja」などjaとついたファイルは全部インストールする
インストールに成功したらこの黒地に白チェックに変わる




再起動をかけてみたがなぜかUIは日本語にならなかった
この件はいずれ対処するけど正直Linuxに関してはUIは英語でもかまわない
日本語入力ができないのだけは困るが「ibus」「ibus-anthy」をインストールしたことで
IMでAnthyを選択できるようになった
これはアドレスブックに連絡先を登録している様子




そしてLinux版のOffice、LivreOfficeのWrite(Wordにあたる)に入力テスト
最近のLinuxの日本語入力は本当にこなれてきたと思う




さてGUIとしてのOpenSUSEの使い勝手だがなかなかのものだと思う
例えばデスクトップを切り替えてマイドキュメントフォルダのページに行くと
画像などがマウスオーバーするだけでMacのQuicklookのようにプレビューできる
画像を見るだけでなくサイズなど基本情報も表示捨てくれるのが便利




デスクトップフォルダだけでなくウィジェットもエアロなイメージで透明
なかなか視覚的にもきれいなデザインだと思う




SATAの外付けハードディスクもマウントできる




さすがにメモリは1GBはないと心細いので増量した




キーボードプロファイルはあまり変わらないがMacプロファイルを今のところ試している




諸々カスタマイズした今のデスクトップはこんな感じ



2013年4月3日








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openSUSE導入記3〜日本語化成功したけど今度は起動できなくなってしまった〜日本語化諦めるかVM諦めるか…

先日、
OpenSUSEを導入した2〜日本語入力ができない〜日本語ロケール・IM設定法
という記事を書いたところ、Twitterに@mforce4さんからいろいろ情報をいただいた。

まずこのOSの表記なのだがOpenSUSEではなくopenSUSEが正しいとのこと。
そういえば本家サイトにもopenSUSEというロゴや記述がある。
VMWare Fusionのデフォの仮想マシン名がOpenSUSEだからそう書いてしまったのだが、ご指摘の通りその記述が正しいようだ。

ついでに興味がわいたのでSUSEについてちょっと調べてみた。
私がSUSEについて知っている2、3の事柄を挙げるなら、このOS、昔は確かSuSEと書いたはずだ。
そのいわれもちゃんとWikipediaに書いてあった。

なぜuだけ小文字で書くのかと言うとドイツ語の社名で
S.u.S.E. Gmbh (Gesellschaft fur Software- und System- Entwicklung)
というのがこのリビジョン販売元だったからだ。
Gmbh(ゲーエムベーハー)は株式会社みたいなもんだから、「ソフトウエアとシステム開発株式会社」という社名の略称だったとのことだ。
いかにもドイツらしいお固い名前だ。

それが米ノベル社に販売権が移り、マルチ言語をサポートするLinuxとなった。
その時に小文字のuは大文字になりSUSE(スーゼ)になったらしい。
なんとなく女の子っぽい名前だからそのまま使われたのかな。
SUSE Linuxという名前で配布されていた。


このSUSE LinuxがオープンソースになるいきさつはおそらくMozillaあたりと似たようなストーリーがあるのだろうと思う。
ソースをオープンにする代わりに、そのソースをノベルはサポート付き製品として販売する権利がある、そのかわりコミュニティはオープンソース版のSUSEをフリーで使ってよろしい…というような取り決めにしたんだと思う。

こうしてopenSUSEというフリー版のリビジョンが誕生した。
ノベルは2010年に買収されているから、そのいきさつもMozillaに似ているかもしれない。

ひとつ驚きだったのは、あのSUSEのマスコットの緑のトカゲはてっきりカメレオンなのかと思ったら、「ヤモリ」らしい。
MacのベースになっているUNIXのマスコットのカモノハシにヘックスレー、Linuxのマスコットのペンギンにタックスという名前があるようにこのヤモリにも名前がある。
Geekなgecko(やもり)ということでGeeko(ギーコ)という名前だとか。


それでこのopenSUSEは数あるLinuxの中でもGUIとしての使い勝手にこだわりがあるようだ。
そういう意味では以前ここで紹介したPearOSに似たものがあるが、PearはAppleの意匠権侵害ぎりぎりのところを狙っていて、目的もMac的使い勝手のLinuxでMacユーザも違和感無く使えるというところを狙っているみたいだが、openSUSEはこれに対して何的でもないLinux的KDEとかいうことかもしれない。
ウインドウや操作系のレイアウトはあえていえばWindowsに似ているが、Lindowsのようにあえて似せているという風でもない。

最初インストールした時の印象は、そうしたUIがなかなか面白くて、Linuxの通常で慣れるにも時間がかかりそうだけど、使い込めば面白そうだなと思った。
特にサーバOSとかターミナルOSとかじゃなくてデスクトップPCとしての第三極ということがまた最近気になっていて、Linuxのそのあたりの使い勝手を知りたいと思いopenSUSEを入れてみたということがある。
皆に人気があるUbuntuは何となく馴染めないので。

それで前回いろいろ苦労して、日本語化したという話まで書いた。
その時に冒頭の@mforce4さんから
「あなたの入れている12.1は古い、もうすぐエンドオブライセンスである、最新版で試せ」
という指摘をもらった。

確かにその通りで最新版は12.3だった。
日本語ダウンロードページは以下。
software.opensuse.org- openSUSE 12.3 のダウンロード

それで最新版の12.3を入れて日本語化、リポジトリの設定をしてアップデートまでやってみた。
結論から言うとここまでやって、openSUSEは動かなくなってしまった。
正確にはカーネルは起動しているがKDEを起動することができない。
その話も以下キャプチャーで。





さて前回の12.1の仮想マシンは削除して12.3をインストール
今回は手順の全部は紹介しないで前回と違うことは何をやったかだけ書いていく
前回はオマカセでインストールしてしまったためにインストール後
英語環境になってしまったが今回は最初から日本語にするテストを実施
でもインストールに「日本語を選択」するオプションが見当たらない
結局一度「Abort」ボタンをクリックして中止してオプションに入るしか無い
これはどのみちあまり一般的なインターフェイスとはいえない




この方法だとどのみちインストールエラーが出る
これが後に起こる問題の原因になっている可能性がある




インストールエラーのタグをOKボタンでクリアするとこのようなオプション画面に入る




ここでカーソルキーで「設定」を選択する




ここに言語環境の設定がある




ここで日本語を選択、Enterキーで確定する




戻ったら「インストールを開始」を選択してEnterキー




もう一度その上の階層のオプションで「インストールかアップデート」をEnter




以下インストールは自動的に進行する




インストールが環境したら自動的にインターナルから起動する




ここでこのLinuxの起動画面から進めなくなるトラブル数回




結局強制終了しないとここから進めない
ここで既にトラブルの予兆があったのかもしれない




BIOSをインターナルに切り替えるような操作が
必要かもしれないと思ったがそういうオプションも無い
一度インストールディスクイメージのisoファイルを別のパスに移動
すると起動時こういう警告が出るが気にしない




それでもここで止まる




ここでも止まる




数回起動に失敗してやっとデスクトップに入れた




どうやらインターフェイスの日本語化には成功した
しかしやはりVMWare Toolsの問題でネットに接続できない
そこで先日紹介した手順でVMWare Toolsを削除して手動でインストールし直す




前回もこんなの要求されたか記憶に無かったがVMWare Toolsの
ディスクイメージをマウントする時にパスワードを求められる
ボリュームマウント時にいちいちパスワードを求められるのは
最近のLinuxのクオリティらしい




さて日本語化したことで問題が起きた
まだ日本語入力がインストールされていないので
日本語を入力できないがターミナルのパスで
/home/Desktop/…と打つときDesktopは大文字でも小文字でもNGだった
日本語で「デスクトップ」と入力しないとダメらしい
ただopenSUSEのファイルブラウザ「Dolphin」にはフォルダを
右クリックして「ここでターミナルを開く」ということができる
これならcdコマンドで移動しなくても最初からそこがカレントディレクトリになる




それで上のディレクトリにカレントディレクトリを
移動したい時もこの「デスクトップ」がいちいち引っかかる
上の階層に移動する時は「cd ../」とコマンドを打ってひとつずつ移動しないといけない
できないことは無いが面倒なことだ




そういう面倒なことをしながらVMWare Toolsをインストールし直して
ネットにも接続できるようになった




日本語化した環境の操作系のイメージはこんな感じ




さて楽しいのはデスクトップのデザイン
いろいろ弄って先日のイメージに近づけてみた




今更アクアでもないがこういうイメージのアピアランスも可能だ




デスクトップエフェクトなどもネット接続が可能になってどんどんインストールできる
結局こういう透明系のアピアランスが美しいと思うのでこうしてみた




さてネットにつながったら次はリポジトリでソフトウエアを最新状態に
Linux初心者はアップデートばっかりしている…とユニクサに
馬鹿にされながらもやっぱりアップデートは気になる
ところがリポジトリの設定がされていないためにアップデートはできない




デフォルトはディスクが設定されているがディスクも
パスが通っていないのでどこからも追加ファイルをインストールできない




そこでインストールのisoディスクイメージのパスを
ディレクトリに戻してVMWareの方からマウントした
こうするとDVDを挿入した時と同じようにゲストOSのLinuxが反応する




そこでリポジトリのパスをインストールディスクイメージのパスに書き換える
これでインストール時の追加ファイルはインストール可能になる
あとパッケージリポジトリのサイトで最新リポジトリも
取れるのでこのURLを登録することもできる
これでYaSTは最新のアップデートを取り始めた




ここまでは快調だと思ったのだが…
そして最新のリポジトリを取ったopenSUSEは二度と起動しなくなった
切り分けのためにVMWare Toolsをインストールしないで
以上の手順をくり返してみたが全く同じ症状が起きた
こうして3回のインストールは失敗した
いつもこのデスクトップに入るアイコンパレードのここで止まる




こうしてopenSUSEを諦めたので思い立って
VMWare Fusionに入っているゲストを全てアップデートした
OS10.8、OS10.7、WindowsXP、7などは成功したが
PearOSはUbuntuに続いて動かなくなってしまった
Fedoraは使用していたバージョンがサポート終了みたいで
アップデートそのものに成功しない
どうやらLinuxカーネル側とVMWare Fusionの固有の問題かもしれない



ということで今のところ私のところではLinuxが全滅状態だ。

まだ検証中ではあるのだが、こうした障害からopenSUSEが起動できなくなった理由は、日本語化を優先したインストールかリポジトリかどちらかに絞り込まれたように思う。

私はリポジトリを疑っているが、最初の起動失敗が何となく引っかかっていてひょっとして無理な日本語化が原因かもしれない。
今日本語化しないでオマカセでインストールし直して、あと付けで日本語環境をインストールする方法で検証中だ。

それでもリポジトリを疑っているのは、他のLinuxも全滅したからだ。
そういえば今業務で管理しているLinuxサーバは、すべてCUI環境で駆動しているという違いはあるが基本アップデートは厳禁というルールで運用している。
Linuxは動作を確認した場合以外はたとえセキュリティパッチでも当てるのが禁止で、全て操作検証を経ないと何もしてはいけないというルールになっている。
Linuxを業務で使うということは、こういうことなのかもしれない。

ということはデスクトップOSとしてクライアントPCでは使えないということになる。
そんなこと無いんじゃないかというのがこの検証の始まりなので、なんとかこのアップデートの問題はクリアしたいと思う。

次回怒濤の解決編…となるかどうかは分からないが何となく原因は絞られてきた。




2013年4月8日








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openSUSE導入記4〜インストール法を換えてみたところクラッシュしなくなった〜原因はインストール失敗かリポジトリに絞り込まれる

先日openSUSEを導入したが即日起動できなくなってしまった件を書いた。

そのopenSUSEだが4回のインストール失敗にめげずまた試してみようという気になったのは、あの楽しそうなデスクトップのせいか。

それで最終的にはKDEのデスクトップに入れなくなってしまった原因を切り分けていた。
まずやはりエラー表示が気になっていたインストールの段階の方法を元に戻した。
インストールで無理に日本語化しなくても比較的簡単に日本語環境が整うことが判明した。

手順はキャプチャーで説明するがやはりオマカセで英語環境のままインストールしてYaSTのリポジトリをとりあえずインストールディスクイメージに設定して、言語環境の設定を一度英語にして日本語に戻せば自動的に追加パッケージのインストールが始まる。

日本語IMEのibusとibus-Anthyはあえて手動でインストールした(本当はもうインストールされていたのかもしれないが起動できなかった)。

これでエラー表示なくインストールできる。

今のところ何度再起動しても起動に失敗することが無いので快調だ。
あとはオンラインのリポジトリをテストして、クラッシュが起きなければインストール失敗が原因だったということで決まりになると思う。

でも先日も書いたが他のPearOSもアップデートに失敗したので、まだリポジトリがクラッシュの原因でないとは断言できない。
Virtualboxでは問題無く起動もアップデートもできているという情報も複数の方からいただいているので、VMWare Fusion固有の問題という疑いも捨てきれない。

目的はお手軽なデスクトップOSとしてLinuxを使用するという考え方はあり得るかを検証したかったので、その意味からはあともう一歩だ。





openSUSEのインストール法を変えてみた
やっぱりオマカセでインストールしてとりあえず英語環境でインストールする
待ち時間の間また犬の散歩に行ったのは言うまでもない
そのあとYaSTを起動してリポジトリのパスを内蔵DVD(インストールディスクイメージ)に変更




そして言語環境を一度英語に設定してOK、そのあとまた日本語に戻して
セカンダリーランゲージの設定を英語(USA)にした




これで自動的に日本語の追加パッケージがインストールされる




再起動後システムやアプリの操作系の表示はすべて日本語に変わっている




Anthyは同時にインストールされたのかもしれないが
ibusフレームワークが起動できなかったので手動でもう一度インストール
そのあとメインパネルの右下IMEが表示されるあたりで右クリックしてibusの設定を呼び出す
ここで切り替えのショートカットキーを確認




こうして日本語の入力もできるようになった
つまり先日のクラッシュは日本語環境そのものが原因ではないということだ
次に公式リポジトリ、非公式リポジトリという順番で試す予定でとりあえずバックアップ
これも問題無ければやはりインストールの失敗が原因だったと切り分けられる




とりあえずインストールテストにはげんなりしたので
しばらくテストはお休みして使ってみた
Kメールは私にはちょっと使いにくい印象
リポジトリが設定できたらThunderbirdを導入する予定



ということでアップデートしないで使うつもりなら、もうここまででOKだと思う。

サーバ用途ならそういう使い方もありだと思う。

ただクライアントPCはMacでもWindowsでも結構な攻撃を受けている。
その中でLinuxだから何もしなくても安全だということはあり得ないと思う。
klamなどのウイルス対策ソフトは入れたいし、セキュリティパッチはやはり最新にしておきたい。
それを考えるとここから先のテストもやらないわけにはいかないのだが…

<おまけ>



openSUSEの…というよりKDEのデフォルトの
「フォルダビュー」というのがどうしても扱いに慣れなかった
というよりデスクトップの隅にドロップして移動ってなことを
よくやるのでそこがドロップ禁止になっているとすごく使いにくい
最初のVMWare Toolsインストールでそれで結構面倒な思いをした
それで結局デフォルトフォルダの外観を使っている
Macの(きっとWindowsも)ユーザは絶対この方が使いやすいはずだが
これではKDEを使う意味が半減するともいえるかもしれない
それで表示を元に戻そうとしたら戻し方が分からない
ググっても戻す設定がどこにも書いていないので結局このままで使っている
もう少し評価したいのでどなたかご存知の方教えてください…w




KDEを使っていてもうひとつ衝撃的だったのはゴミ箱が完全に消えてしまったこと
デスクトップだけでなくパネルなど見えるところから一切消えてしまった
ゴミ箱の中身を覗きたい時はDolphinを開いて左のペインの「ごみ箱」を開く
ここにしか残っていないということだ
「ごみ箱に移動」は基本右クリックでやる癖がWindowsですっかりついてしまったので
別に不便は無いのだがこれも時代というものかもしれない
(そんな大げさなものではないかもしれないw)



2013年4月9日








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openSUSE導入記5〜動くようになったopenSUSEのフォルダビューの問題解決〜それと「つっこみ」にお答えしとく

先日、openSUSEを導入したらフォルダビューを戻せなくなったという件について、「たか」さんからメールで情報をいただいた。
Dolphinで表示したいフォルダをデスクトップにドロップして、そこで出てくるコンテクストメニューから 「フォルダビュー」
を選択すれば簡単に復元できるとのこと。
やってみると実際簡単だった。

独特のUIだけどもこれはこれで面白い。
先日のデスクトップにドロップできないのが不便という問題も、デスクトップをベースにしてよく使う項目をフォルダビューにしておけばいいので、これはこれで面白いインターフェイスだと思った。
しばらくこれで愛用してみる。

また同じく「たか」さんから情報のあったオーディオなどのマルチメディア機能は試してみたが、デフォルトではかなり機能が限定される。
やはり残った課題はリポジトリの設定に絞られたということらしい。
この結果については次回取り上げる。





いただいた情報によるフォルダビューの表示の仕方
Dolphinを開いて表示したいフォルダをデスクトップにドロップする
するとコンテクストメニューが出てくるので「フォルダビュー」を選択




このようにデスクトップにフォルダビューが復元できた
さらにフォルダビューはデフォのようにひとつでなくてもいいし
デスクトップフォルダでなくてもいい
頻繁にファイルをドラッグする領域を常時表示しておくと便利かもしれない




デスクトップをベースにしてドキュメントやピクチャーフォルダなどを表示しておくと
先日不満に感じたデスクトップへのドロップもできていろいろ便利かもしれない
デスクトップにファイルをドラッグするとこのようにコピーか移動かを聞いてくる
「たか」さん情報ありがとうございます




さらに「このフォルダビューを透明化して下のデスクトップの様子も把握する方法が分からない」
という「たか」さんの疑問にお答えすると環境設定のConfigure Desktopから
「ワークスペースの外観」に入ってフォルダビューやパネルのトーンを変更できる
透明のスキンはデフォルトには無いがWebからバリエーションを取得できる
ちなみに私はtranparent-oxygenというテーマをダウンロードしてきた




この情報元の「たか」さんオススメのMacのiTunesにあたるAmarokを試してみた




結論から言うとmp3やm4a等は再生できない
専用コーデック用のプラグインが必要だという表示になる




そしてそのコーデックのインストール実行ファイルのダウンロードページに誘導される




インストールの内容を見るとffmpeg、lameなどのお馴染みの名前が並んでいる




インストールは順調のように見えるが…




いくつかの依存関係が解決できないとして結局失敗に終わる
もうひとつ残ったリポジトリの問題を解決しないとこれも前に進めないということだ
この件は後日に




ただこの何も足さない状態のAmarokだが.flacなどのオーディオはちゃんと再生できる
Linuxでは.flacを標準とするというルールにすればこれでも使用には問題は無い
ビデオに関してはmp4等は再生したが一部オーディオだけで画像が再生しない




ということで現在のデスクトップのテーマはこんな感じでこの状態で画像、
テキストのオペレーション、ネット閲覧などをテストしている



さてここで余談ながらクレーム対応のコーナー
このサイトは開設した当時からどういう批判、クレームにも一応ちゃんと答える方針でやってきたので。

今から6〜7年くらい前に
『私は日本におけるLinuxの第一人者で、日本でLinuxの普及をさせたのは私だ。
お前のサイトに書いてあることを実行したら私のMacが壊れてしまった。
嘘を書くのも大概にしてほしい。』

という内容のクレームメールが来たことがある。

私のイメージではLinuxのようなオープンソースの世界は自助努力・自己責任の世界だと思っていたので「お前の書いていたことを実行したらMacが壊れた」というのは変なクレームだと思ったが、一応以下のように返事した。
『私のサイトは見てもらったら分かるように全てスクリーンショットをつけている。実際に検証したことしか書いていない。
それでもどこが問題か教えてくれれば再検証するので、何を実行してどういう問題が起きたのか説明してほしい。』

ところがその人物の返事はこうだった。
『クパチーノの幹部は私の友人だ。
その内お前に連絡がいくだろう。』

結局6〜7年経っても、未だクパチーノから連絡は来ない。
またLinux界隈で検索してもLinuxユーザに聞いても、どこからもこの人物の名前は出てこない。
第一人者なら誰か知ってそうなものなのに…世の中にはいろいろ面白い人がいるものだと実感した事件だった。


こういう経験は最初で最後だろうと思っていたら、先日またツイッターである人物から面白い「つっこみ」が入ったw。

1)
『OpenSUSEはUbuntuとほぼ同等程度にドライバの問題によく対応しているが、MacBookではワイアレスネットワークがOutOfBOXで動かない。致命的だが、イーサネット(USBのもある)で繋いでから、ドライバ入れる。出来るんかね?』


ドライバの問題は過去も経験済みで、対応済みだ。
他人を馬鹿にするなら読んでからにしてね。

2)
「ゴミ箱」というか英語ではTrashcanで出てくるが、このゴミ箱ウィジェットもデスクトップなり、タスクバーなりどこでも追加できるから。こういう新しい設計の概念とか、記事書く前にちょっと検索して勉強してから公表しようとか思わないの?


openSUSEのKDEのデフォルトのデスクトップにゴミ箱が無いと書いたら、なんで勉強してないことになるのか意味不明。
事実として無いんだから無いと書いちゃいかんのかな?

えるしってるか?
デスクトップにゴミ箱を追加できるのはLinuxだけじゃなくて、Macもだし、Windows8でさえも可能なんだぜw

3)
KDEの表示要素は「すべて」Plasmaウィジェットで、「フォルダビュー」も然り。元に戻したい?じゃあフォルダビューのウィジェットをデスクトップに追加しろよ。


解説サイトの1ページ目にはそう書いてあるからね。その通り書いたんだね。
でもフォルダビューを操作タブから閉じると、ウィジェットはアクティブなんだよ。
それで追加しても操作タブだけしか出てこない。
こういうGUIデザインに馴れていないとこういう操作は当然しそうなものだけど、そういうことも知らなかったみたいだね。
その回復法を皆さんに聞いていたんだけど、ちゃんと別のユーザの方から有用な情報をいただきました。
冒頭で書いた通り、表示したいフォルダをデスクトップにドロップすればよかったのだね。
分かって見れば簡単だけど、分からないととんちんかんなことしか書けないよね。





一度タブから閉じたフォルダビューを復元するのにウィジェットの追加をしても
操作パネルが出てくるだけで肝心のフォルダビューは見えない
この解決法は冒頭で述べた通り



4)
【ディスクイメージをマウントする時にパスワードを求められる ボリュームマウント時にいちいちパスワードを求められるのは 最近のLinuxのクオリティらしい】←「最近」じゃなくてUNIX系のROOT権限の作業は昔からだろ。なに最近のLinuxクオリティって。嘘書くなよ。


これは知らなかったなぁ。
私が使っているMacはUNIXじゃないらしい。
ディスクイメージのマウントにパスワードなんか求められないよ。
会社で使っているRedHatでもそんな動きはしない。
ちなみに今Ubuntu12でもやってみたけどパスワードなんか求められなかった。
どこのUNIXがそういう仕様になっているのか是非ご教示いただきたいものだ。

多分、ディスクイメージとネットワークドライブをごっちゃにしているんだろうけどね。

5)
【ただopenSUSEのファイルブラウザ「Dolphin」にはフォルダを 右クリックして「ここでターミナルを開く」ということができる】どのOSでも気の利いたファイラーなら大抵できるし、Dolphinについて言うならば、もっと便利にアプリケーション下部にターミナルパネルが開ける。


パネルの下にターミナルが開くとの情報ありがとうございます。
これはこれで有用な情報として記録しときます。
ただcdコマンドが利かない状況でcdどうするかという解を書いているのであって、ファイラーが気が利いているかいないかは文脈ではないのだが。

この突っ込みは
「Macでファイルの削除はゴミ箱に入れる以外にコマンド+deleteキーでもできるよ」
という話をしている時に
「ターミナルでrmコマンドを使えばできるのにそんなことも知らんのか」
っていう混ぜっ返しするのと同じだよ。
こういう人昔は結構いたけどねww





Dolphinのコントロールボタンからパネルメニューを開くとターミナルという選択肢がある
そこをチェックするとウインドウにターミナルが表示される




ターミナルとは別にここにもシェルが表示される
cdコマンドと同じことはこれでもできるので便利

というよりcdコマンドを使わなくてもGUIのディレクトリからカレントディレクトリの変更ができるということが重要だったんだけど、ひょっとしてcdコマンドの意味が分かってないのかも?
なぜcdコマンドが必要かも知らないから、モダンファイルブラウザのデザインの話でしか突っ込めないのかな?

昔は意固地なUNIXから流れてきたMacユーザとか、よくこういう混ぜっ返しする人がいたけど最近は見なくなった。
もうそういう人は7年前のあの人を最後に絶滅したのだろうと思っていたけど、そうでもないんだ。
面白いね。

ちなみにこの方もVMWareの間違いに習って
OpenSUSE
と書いているけど、正しくは
openSUSE
と書くそうだよ。これも真剣なユーザさんに教えてもらったのだけど知らなかったでしょ?
初心者は初心者同士助け合わなきゃいけないのに、他人を小馬鹿にして上級者気分を味わえてますか?ww


以上久しぶりに酔狂なことしてしまったけど、こちらも時間が惜しいのでこの方の「つっこみ」に答えるのはこれを最後にする。




2013年4月14日














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