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OSXのtips2-18

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
アプリ、システム操作に関するtips

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マウスポインタを大きくして見やすくする

久しぶりのTips

Macに限らずパソコンのマウスポインタは小さくて見づらいと特に高齢な方から評判が悪い。
かくいう私ももう老眼が入り始めて、やはりポインタを見失うことが多い。
マウスポインタがこんなに小さい理由は、これでデザインやグラフィック、ビデオ編集の仕事もこなさなくてはいけないために、そういう細かい仕事ができるようにポインタは微細なポイントを1ピクセルずつ指し示せる必要があるからに違いない。

ただ、もうこれからデザイン関係の仕事をやることはおそらく一生ない私のような人にはそういうのは過剰スペックな訳だ。
だったらデカイポインタでもいい。

以前ここでマウスポインタを大きくするシェアウエアを紹介したが、実はそういうものを使わなくても大きくする方法がある。
いつからか知らないが、システム環境設定ペインの「ユニバーサルアクセス」に「カーソルのサイズ」という設定項目ができている。
このスライドを右に動かせば大きくなるし、一番左端に移動すれば標準の大きさに戻る。
この機能は「補助装置を使用可能にする」というところに必ずチェックを入れてから使うこと。

この「ユニバーサルアクセス」という設定項目は視力障害や、運動機能障害など障害を持った人がMacを使えるようにということで用意された設定項目なのだが、「ユニバーサルデザイン」(障害者でも使いやすく工夫されたデザイン)というのは健常者にとっても使いやすいデザインな訳で、ここは健常者でも触ってみる価値がある。
ましてや老眼が入り始めているというのは、立派なユニバーサルデザインの対象者なので見ておいて損は無いと思う。






環境設定パネルの「ユニバーサルアクセス」→「マウスとトラックパッド」に入る
「カーソルのサイズ」というスライダを動かせばポインタの大きさを変更できる
下の「補助装置を使用可能にする」のチェックを入れるのを忘れないように
老眼入っている人は無理しないで素直にここの設定をいじること







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言語環境を絞り込めばシステムが軽くなる?

これもネットで拾ってきた根拠不明なネタ。
最近、3ヶ月ほどSafari、システムの異常なモタリに苦しめられてきて、今では一応の解決をみているのだが
「システムの動作が速くなる」
なんて見出しを見るともうそれだけで、ダボハゼのように食いついてしまう。

それでこれはシステム環境設定ペインの「言語環境」に入って「言語」タブの使用する言語のリストを英語と日本語だけに絞ってしまうと、システムの動作が速くなるというもの。
情報ソースは「体感速度が速くなった」と書いておられるが今のところ私のところでは違いがよくわからない。
ただ理屈としてはあり得ると思う。

OSXはデフォルトで開発言語の英語の他に日本語、フランス語、ドイツ語、フィンランド語、スウェーデン語、イタリア語・・・など世界の主要言語30ほどに対応している。
これはシステムの表示などで、これらの言語の表示に対応するために言語環境を先読みしているということだから、どこかでリソースを無駄遣いしていることは間違いない。
問題はそれが動作速度にかかわる部分かどうかということだが。






「システム環境設定パネル」の「言語環境」→「言語」タブを開く
このリストで表示言語の優先順位を選ぶがこの30ほどの
リストを減らせばシステムの動作が速くなるという
リストの編集は「リスト編集」ボタンをクリック





英語と日本語を残して他の言語のチェックを外すことでリストを絞り込める
システムの不具合につながるので英語と日本語だけは外さないこと





ここで言語環境を外してもちゃんと外国語のwebを見ることはできるので実用上の問題は何もない
効果は無いとしても特に損をするような設定でもないのでやってみてもいいと思う







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音楽ファイルを分割編集する簡易編集機能はiTunesにもついていた!

これはOK-Waveの「おしえて」ページで知ったTips

ひとつながりになっているmp3を分割したいという時、以前ここでそういうオーディオ編集機能があるアプリを紹介した。
AudioSlicerだったりspwaveとかはなかなか使い勝手も工夫されているいいアプリだと思う。

ところがどっこい、Macの標準ジュークボックスアプリiTunesにもそんな機能がちゃんとあるのだそうだ。

方法は以下のキャプチャーをみていただくとして、確かにこれなら簡便なmp3の分割はこれでやった方が簡単だ。分割することで音質のロスがどれくらい起きるかは、微妙なところだがmp3をロスレスで編集できるアプリはいくつも無いので、そういう物を使わない限り結局同じことかもしれない。

全く知らなかった方法だが、こういうお馴染みのアプリにもまだまだ知らない使い方があるのだなと感心してしまった。このTipsを書き込んでくれた方にありがとうを言いたい。






分割編集のやり方は以下の通り
iTunesのリストで分割したい曲を選択してコマンド+iキーで「情報を表示」する
オプションタブで開始時間と停止時間を入力(あとで作業が終わったらチェックを外すこと)
この時間のタイミングはあらかじめ曲をジョグして探しておくこと





OKボタンで「情報を表示」タグを閉じたらリストの分割したい曲を右クリック
コンテクストメニューで「選択項目を◯◯に変換」をクリックする
◯◯はiTunesの設定で読み込みに指定されているフォーマットが表示される
この場合mp3を設定しているので「MP3に変換」となっている





コマンドを実行し始めるとこの通り「未完了」としてプロセス進行中の表示が出る





設定した開始時間から停止時間の間だけが新たな曲として書き出される





書き出しのフォーマットを変更したい時には「環境設定」/「詳細」/「読み込み」で
CD読み込みの時の変換フォーマットを変更する







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Safariのキャッシュを恒常的にオフる〜Terminal編(追記あり)

昨年来のSafariとの苦闘以来そのキャッシュ機能をオフって使っているのだが、起動するたびにデフォルトのキャッシュを使う設定に戻ってしまう。
debugのshow cache windowからwebcore cacheを使用しないチェックを入れれば良いのだが、毎回そういう手順を踏まないといけないのが面倒だった。

キャッシュをキャンセルする設定がSafariにはデフォルトでついていない。
方法がないかと思ったらjekylle+さんがちょうどそういう記事を書いてくれた。

Tips:Safariのキャッシュを無効にする方法。

早速メモφ(。_。)

Safariのキャッシュを無効にするコマンド

defaults write "com.apple.Safari" WebKitPageCacheSizePreferenceKey -integer 0

Safariのキャッシュを有効に戻すコマンド

defaults delete "com.apple.Safari" WebKitPageCacheSizePreferenceKey

なおこれと同じ効果をOnyXでも得られる

dolipoを使う時にはこの設定はやっておいた方が良いと思う。






OnyXでキャッシュを無効にするとSafariのキャッシュフォルダがエイリアスに変わる





そうすると当然ながらキャッシュ無効のところにいちいちチェックを入れなくても
この通りキャッシュはゼロのまま



<追記>

この方法は「恒常的に」と書いたが1回きりしか有効でないのか、次の起動からは元に戻ってしまうようだ。どの環境でもそうなるのかどうかは確かめようがないが。

そうだとすると結局、debugメニューで毎回webcoreキャッシュをオフる従来の方法が一番お手軽、確実ということになる。






キャッシュを無効にする一番簡単確実な方法はdebugの「Show Cache Window」で
「WebCoreキャッシュを無効にする」のチェックを入れることだ
ただしこの設定は1回きり有効で起動ごとに設定する必要がある



<さらに追記>

後日検証してみるとOnyXでやる設定は1回きりしか利かないが、Terminalの方のコマンドは次の起動以降も有効なようだ。 今後はこちらを常用することにする。

Safariキャッシュの無効化 投稿者:小澤 投稿日:2011/01/02(Sun) 04:32 No.4731

こんにちは。いつも記事を拝見させて頂いてます。
有用な記事をありがとうございます。
一つ疑問がわき起こったので、メッセージを入れさせて頂きます。

友人からSafariのキャッシュを無効化したい、と言われ
http://nmuta.fri.macserver.jp/unei0803a.html
の記事を参照して、一寸うまく行ったと思ったのですが、
またその後開発メニューの表示やら、何やらターミナルでいじっていたら、上記記事に書いてあったコマンドが効かなくなってしまいました。

http://www.proteus.jp/MT/archives/2010/1023_1438_5669.php
を見ると、Safari5からはそういった常にキャッシュを無効にすることが出来ない、、、
という様に書かれているのだと思います。

mutaさんの環境でSafariのキャッシュが常に無効になっているかどうかを知りたく思いました。
いかがでしょうか?
(キャッシュが無効になっているかどうか調べるのに、ユーザ/ライブラリ/Caches/com.apple.safari/Cache dbのサイズをチェックしていたのですが、それで大丈夫ですよね???)

何だか大変な時に、質問してすみません。
もしよろしかったら、お答え頂ければと思います。

よろしくお願い致します。



Re: Safariキャッシュの無効化 muta - 2011/01/02(Sun) 12:37 No.4732

情報ありがとうございます。
実のところ最近Safariはちゃんと動いているので、レギュラーのキャッシュ削除以外は特に気にしていませんでした。
キャッシュ無効化のコマンドが利かないというのは気がついていませんでした。
開発メニューからキャッシュを無効化したりしていますが、これも思い出したときだけという感じです。

本当にコマンド無効になってしまったんでしょうかね。


Re: Safariキャッシュの無効化 小澤 - 2011/01/03(Mon) 02:55 No.4733

返信ありがとうございます。
実は今となっては定かではありませんが、
defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu -bool true
として開発メニューを表示させて、
defaults delete com.apple.Safari IncludeDebugMenu
これで開発メニューを消そうとして、
でもdefaultが見つかりません、、、というようなエラーがでて、UNIXの事など分かりもしないのに、
defaults delete com.apple.Safari
と打ってみたら、開発メニューが消えたので喜んでいました。
その後mutaさんのキャッシュのコマンドを実行してもキャッシュの無効が効かなくて、なおかつ、元に戻すコマンドをしても、defaultが見つかりません。と出るようになりました。
それまでは確かに効いていたと思うのですが。。。
本当にお時間のある時に調べて頂ければと思います!

よろしくお願い致します。



Re: Safariキャッシュの無効化 nbys - 2011/01/03(Mon) 09:02 No.4734

Safari 4.1.3 を調べてみましたが、Safari 及びWebKit の中には
「WebKitPageCacheSizePreferenceKey」という文字列は見つかりませんでした。
Safari 5も同じだと思われますので、その機能がなくなっているか、別の文字列に変更されていると思われます。
「IncludeDebugMenu」は、最初の起動時にYES ならば開発(Develop)メニューを表示し、以後はチェックをしないようです。
よって、これを削除するだけでは開発メニューは消えません。
開発メニューの表示自体は「IncludeDevelopMenu」です。これはSafari の環境設定で設定した方がよいと思います。
キャッシュ関係の設定はDebug メニューの方にもいくつかあり、設定が保持されるものもあるようです、興味があるなら一度のぞいてみるといいかもしれません。
Debug メニューの表示は「IncludeInternalDebugMenu」(Safari 3.1以降)をYES にしてください。



Re: Safariキャッシュの無効化 muta - 2011/01/03(Mon) 09:14 No.4735

すみません、私にもよくわからないのですが、debugメニューを表示するコマンドは
defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu 1

ではないでしょうか?
それでdebugメニューを消すコマンドは
defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu 0
となる筈です。

あるいは
defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu -bool true
という構文を用いるなら消すコマンドは
defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu -bool false
じゃナイかなと思います。

defaults delete com.apple.Safari
はcom.apple.Safariドメインのすべてを削除するコマンドという説明になっています。

~/Library/Preference

com.apple.Safari.plist
というファイルがある筈ですが、これをテキストエディタかなにかで開いてここに
abcdefg_;defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu -bool
という文字列があるかどうかを確認してください。

もし無いようだったら、
com.apple.Safari.plist
をゴミ箱に移動して、Safariを再起動、再設定してみてください。
それで元に戻りませんでしょうか。
abcdefg_;defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu -bool true


Re: Safariキャッシュの無効化 nbys - 2011/01/03(Mon) 13:02 No.4736

defaults delete com.apple.Safari hoge というのはその項目(hoge)を削除するので未設定の状態(=デフォルトの状態)になります。
開発メニューもDebug メニューもbool 値でデフォルトの状態がNO と同等なので、削除するのと0、NO 、false (この三つは値として同等)を入れるのは同等の働きになります。
同じように1、YES 、true は同等の働きになります。
この辺りのことは、ターミナルとテキストエディットだと判りづらいと思いますので、Property List Editor かPref Setter の導入をおすすめします。

Safari 3.1で開発メニューが「新設」されたとき、開発メニューには「IncludeDevelopMenu」が割り当てられ、Debug メニューは「IncludeInternalDebugMenu」に「変更」されました。
「IncludeDebugMenu」はそれまでのDebug メニューを使っていた方のために機能が変更されたのだと思われます。

小澤さんの求めている機能は「WebKitCacheModelPreferenceKey」(種類はinteger)がそれだと思われるのですが、存在はしていても機能はしていないようで、どの数値を入れても起動するだけで2に設定し直されてしまいます。


Re: Safariキャッシュの無効化 小澤 - 2011/01/04(Tue) 02:23 No.4737

nbysさん、mutaさん
こんばんは。お忙しい中返信を頂きましてありがとうございます。
かなり専門的な領域なので、何回読んでもしっかり理解できない自分が恥ずかしいです。。。
少しずつ試させて頂きます。
色々とありがとうございました。








anchor

Boot CampでWindowsXPを導入する


Boot Camp アシスタント
(Bundle)
OS10.5Leopard対応

ことの顛末を書くと長くなるのだが、できるだけ手短かに。

今回Leopard/MacBookを導入したが実はこれは私物ではなく会社支給のパソコンだ。
ウチの会社では社員には一台パソコンが支給されるが、この一年間管理の手違いで私はパソコン無し社員だった。それで私物のiBookで仕事をしてきたわけだが、ストレスがないわけではなかった。
会社の精算システムがMacで動かないこともないけど一部のフォームが無反応だったり、ちょっとした連絡メモをいちいちWordやExcelでメールに添付して送りつけてくる人がスゴく多かったりなどが主なストレスだった。

特に後者はひどいもので、10行程度の連絡事項なら添付にしないでメール本文に書いてくれと思うのだが、親の仇のようになんでもかんでも添付してくるオジサン達が多いのには閉口する。
Windowsなら一瞬で開けるから良いかもしれないが、MacだとWordやExcelのアイコンジャンプをボーッと見ている時間がもったいないんだから、メモはテキストにするかメール本文にコピペしてくれと、お願いしているのだがそういう想像力がWindowsネーティブの人には欠落しているのか、私がなぜそんなことを言うのか自体が理解できないらしい。

他にも社内LAN上のファイルサーバに平気でショートカットを置いて、そのショートカットの場所だけを書いて「ここにあるから見といて」と一斉メール通知で送り捨てにする人もものすごく多い。
ショートカットはMacでは見えないということが理解できないらしい。
「ちゃんと連絡しといたのに見ていないのが悪い」
ということをいう人に
「んなのは連絡したことになるか、ばか」
と言ってもケンカになるだけなので、Windows実機の支給を希望していた。

なぜか社内では「mutaはMacユーザだからWindowsは使えないに違いない」という思い込みというかコンセンサスができていて、
「そのうちMacをまとめて調達するからmutaのパソコンもそれまで待て」
というお達しがきていた。
私がWindows機を希望していたのは正しく伝わっていなかったらしい。
(某技術部長は「mutaにWindowsは豚に真珠だ」とか抜かしやがった。この恨みはきっちり記憶に残りましたからね)

しかし、私物でMacを使っているんだから会社でMacを支給されても意味ないよね・・・なんて思っていたのだが、実際一年遅れで支給される時にこんなことを訊かれてちょっと考えが変わった。

「DELLのノートか、デスクトップ機、最新型MacBookと3つ選択肢があるけどどれがいい?」

DELLは一昨年までの3年間、出向先で事務用に使っていてどういうものか大体分かっていたので
「DELLの糞パソコン使うぐらいならMacBookにWindowsインストールした方がずっと結果がいいかも」
と思った。
それで急遽希望を変更して「MacBookがいいです」と返答した。

そして今回その希望が通ってしまったわけだ。私は事務社員じゃないから多分認められたんだろう。
認められた理由はともかく、そういう理由で導入したのでMacBookでWindowsを動かすというのがその最大目的ではあったわけだ。

Boot Camp、標準バンドルなんですよ、Leopardって。 使ってみたくない?
当然でしょう、
もうWindowsXP Proのパッケージディスク買っちゃったし・・・
MS様、私も売り上げに貢献してま〜す。
(会社は「MacBookは貸与するがWindowsシステムディスクは自分で調達せよ」と言っている。ちょっとケチ。仕事で使うんだから自腹は無いだろというと「稟議書を出せ」ときた。稟議書に「DELLのパソコンは糞ですから、こういう選択をしました」なんて書いていいのか?)

以下、WindowsXP導入の記録を。
(なぜVistaじゃないかって? 6月までXPは販売が延長されてるし、仕事にVistaの機能は必要ないし、それ以外のことはOSXでやるから、要らないんですよVista、正直。)






Windows導入への道はBoot Camp アシスタントから始まる
ユーティリティフォルダにあるこれを起動すると最初に
「パーティションを切るか?」「インストールをはじめるか?」と訊いてくる
専用パーティションを切っていない場合にはパー切りからはじめる





私の場合はFAT32のファイルシステムを選択して
FAT32で認識できる最大容量の32GBのパーティションを切った
パーティションの設定はワンクリックでできるがデータの破損を防ぐために
できるだけデータファイルを入れる前にパー切りすることとバックアップを取ることをお薦めする



最初にパーティション切りの作業を求められるが、いくつか注意事項がある。

1)パーティションサイズは最大32GB、最小5GB

のちにWindowsインストール作業で1回フォーマットをした方が良いのだが、ファイルシステムはWindowsXPのデフォのNTFSではなくFAT32を私は選択した。
NTFSはセキュリティの信頼性も高く、ボリュームサイズの制限も最小アロケーションの制約から来る無駄もなく良いファイルシステムだと思うが、Boot Campで動かすWindowsには向かないと思う。

MacOSXはNTFSの領域の読み書きができないし、WindowsはHFS+の領域の読み書きができない。
つまりどちらから起動しても相手のファイルを受け渡しする方法がないことになる。そのために外部のサーバを使うか、USBメモリを使う必要があるとしたら一台のパソコンに両方をインストールしている意味はないような・・・

あれ? でもLeopardのファイルシステムってZFSに変わったんだっけ?
ZFSでもNTFS領域は見えないのかな?
まあ良い。分からないことはやらないという主義により、ファイルのやり取りが確実にできるFAT32を採用することに。
ということはFAT32が認識できる最大容量は32GBなので、Windows用のパーティションサイズは自ずと決まった。
最小の5GBにする手もあったが、仕事用なのでそんなにケチってもしょうがないし・・・


2)パー切りはOSXインストール後できるだけ早い段階でやる

今回は内蔵ディスクが160GBと余裕があったから融通も利いたが、本当はパー切りはOSインストール時にやってしまうか、インストール後の最初の起動の時にやってしまった方が良い。
そんな後ろの領域に滅多に書き込みもしないだろうが、思わぬデータが失われてしまうことにもなりかねない。
ボリュームそのものの変更をする時には、常にそれが全滅しても大丈夫なようにバックアップを持っておくこと・・・これ鉄則。






「インストールを開始」を選択するとWindowsインストールディスクをマウントすることを要求される
後は次に進むと勝手に再起動されWindowsディスクから起動されるのでそちらの指示に従えばいい
忘れていけないのはここにも書いてあるがLeopardのシステムディスクを必ず用意すること
Windowsのインストールが完了したらそれが必要になるからだ





以下Windowsのインストール画面になるがキーボード設定をどうするかとかの質問は適当で良い
これらは後で変更ができるからだが気をつけたいのはこのインストール先の設定
この画面はどのパーティションにインストールするかを訊いて来ているが必ず
「C:パーティション<BOOT CAMP>」を選ぶこと、キーはCキーかこれを選んでEnetr
なお日本語版Windowsの場合はここは日本語のインストラクションが出るので安心してほしい





もうひとつ注意したいのはパーティションのフォーマット
これはスキップできるがなぜか私の場合はスキップするとインストールに失敗
やっぱりWindowsのことはMSに任せろということで2番目の
「パーティションをFATでフォーマット<クイック>」を選んで簡易フォーマットした
それでも起動に失敗したりいろいろ変な挙動はあったがとりあえずこれで成功した





マニュアルにはインストール成功後Windowsから自動的に立ち上がると書いているが
私の場合はインストール後黒画面のまま停まってしまった
再起動をかけるとまたインストーラから起動するのでoptionキーを押しながら起動し
「Windows」というボリュームを選択してWindowsXPに入った
手間がかかるOSではある



ここからはWindowsのインストールに慣れている手練は読む必要はないかも

Windowsインストール画面に入ると昔懐かしいDOS風の画面でいくつか設定について訊かれるが流してよい。
後で変更も利く
ただしWindowsお馴染みの目が痛くなるような青画面に入ったら、注意してインストラクションを読んだ方が良い。
まずインストール先を訊かれるが、先ほど作ったFAT32のパーティションにはもう
「C:パーティション」
という名前が振られているので、「<BOOT CAMP>」と書かれていることを確認してこれを指定する。
多分他のパーティションを指定しても、そこで止まってしまうと思うが、もしOSXシステムなんかに上書きされたら大変だ。


ここまでの記述は短いが、実際には私のところでは4回インストールに失敗し、5回目でやっと成功した。
インストールに失敗するというのがそもそも信じられないのだが、そういうものなのかもしれない。
何せ一人でインストールするのは初めてなもので。

インストールに失敗したので私のところではこの青画面でもう一度C:パーティションを「FATでフォーマット<クイック>」でフォーマットし直した。
意味があるかないかは分からないが、MS製品のことはMSに任せた方が良いのかもしれない。






マニュアルではインストールが完了すると自動的にドライブCのWindowsから起動するとあるが
なぜか私のところでは黒い画面まで起動してそこで止まってしまった
そこで上記のようにoptionキーを押しながら再起動で起動ボリュームを選択するか
OSXの「起動ディスク」からWindowsボリュームを選択しても良い
このままではまだWindowsは半身不随なので仕上げでOSXインストーラディスクを入れる





OSXディスクがマウントされると自動的にBootCampドライバー類がインストールされる
インストールが始まらない場合はD:ドライブのディスクの「SETUP.exe」を起動すればいい
インストール完了後はBluetoothとかAirMacカードとか全てのハードを自動的に読み込み始める



かつてBoot Campの話を初めて聞いた時に、私が最も疑問に感じていたのはMacのハードウエアとどう連携させるのかということだった。
VirtualPCでもそうだったがエミュレータの世界ではWindowsOSはとりあえず動いているが、AirMacカードを認識できないとかハードの認識ができず、外部との連携が上手く取れないということを感じた。
結局Macの上でWindowsが動いているというのを鑑賞するだけというのが最も合理的な使い道だった気がする。

しかしintelベースで仮想化マシンで動かすのはエミューとは根本的に違うと聞いていた。
が、ハードの認識ができなければ一緒ではないかと思っていた。
実際Windowsインストール完了直後のWindowsXPの様子は、エミュレータ上のそれと全く一緒だった。
とりあえず動くし、キーやマウスで操作できるがそれだけのものという感じだった。

ところがマニュアルに従ってBoot Campソフトウエアの事後インストールをすると様子は一変する。
Windowsインストール完了後、特にアラートは出ないが必ずOSXのシステムディスクを挿入しないといけない。
これを入れると自動的にインストールが始まるが、始まらない場合はディスクの「SETUP.exe」ファイルを起動する。
これで各種ハードウエアを認識するドライバがインストールされ、Macのハードのほとんどが使用可能になる。

BluetoothもFirewireも無線LANも、もちろんEthernetやUSBもだ。
Windowsからネットワーク機器が操作できるようになるのは、なかなか面白い体験だ。

これでやっとWindowsXPはMacBookのオペレーションシステムになったと言える感じがする。
対応しているそうなので、いつかFedraCoreのLinuxなんかも試してみたいと思った。






MacBook内蔵のAirMacカードを認識しちゃんと無線LANにも接続した
無線の接続は昔非常に往生した記憶があったがこんなに簡単になっていたとは知らなかった





コントロールパネルをクラシック表示するとそこに「Boot Camp」という項目を発見!





起動ディスクの選択はここでもできるしタスクバー右端の
BootCampアイコンからもワンタッチでできるで便利
ここではキーボードの選択等もろもろハードとの連携が調整できる





Windowsの特殊キーがMacのキーボードショートカットに
どう対応しているのかよくわからないので困っていたら
ちゃんとBoot Camp アシスタント付属のマニュアルPDFに書いてあった
やはりマニュアルはちゃんと読めということだろう
ありがたいことだ





ということで早速Beckyを入れてしまった
Windowsでメーラといえばやっぱりコレでしょう





Win版InternetExplorerで弊サイトを見る
やっぱり微妙に表示が崩れているがここは新しいIE7なんかも近日中に試したいところ





Firefoxなんかも入れてみた





Win版Safariなんかも入れてみた
どれもこれも表示が速いのに驚かされる





ちょっとバージョンは古いがMSOfficeも入れてみた





この通りネットワークプリンタもちゃんと認識して普通にプリントアウトもできるようになった
噂通り反応も速いのでMac使わないでフツーにWindowsマシンとしても使えると思う



なんだか絵ヅラを見ると
「Windowsのトラブルシューティングとオンラインウエアテスト」
にサイトが宗旨替えをしたみたいに見えるが、こうして動かしてみると結構楽しい。
昔、仕事でWindowsしか選択の余地がなかった時には
「なんでこんなもの使わされるんだ」
と憎悪したが、今はOSXという一応使える環境がバックグラウンドにあって、その上でWindowsを動かしているので、気持ちにゆとりがあるせいかWindowsを動かすのが楽しくなってきた。
このままだと、本当にWindowsのトラシューとアプリの紹介サイトになってしまうかもしれない。

最後にWinとMacでファイルをやり取りする方法も書いておく。
これもわざわざ解説する必要がないほど簡単だ。






OSXの方からWindowsのボリュームのルートを見る
Windowsから見るのとはかなり様子が違っているがWindowsの実際のディレクトリ構成はこうなっている





ユーザ領域のデスクトップ
この通りOSXから中身が見えるのでOSXのデスクトップにエイリアスを作り
直接デスクトップ同士でファイルのやり取りをすることにした
これは便利



<追記>

上記記事の中で一部のDELLユーザのみなさんの感情を害するような不適切な表現がありました。
DELLはAV機能をほとんど犠牲にしてその分価格を下げて見かけのスペックとともに「最もパフォーマンスの高いパソコン」なんて売り方してしていることに配慮するべきでした。
「パソコンなんてメールとOfficeとExplorerが動けばあとはどうでもいいんだよ」という皆さんに対して大変配慮を欠いた表現だったことをお詫びいたします。








anchor

Windows用のインストーラディスクをバックアップする等Winで読めるディスクを作る

ちょっと必要があって、Windows用のインストーラディスクをバックアップするにはどうしたら良いか、ディスクをリップするアプリを探していた。

そうしたらそれは灯台元暗しでOSXのアプリケーションフォルダの中に最初からあった。





ディスクユーティリティ
(Bundle)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

インストーラCDなどをディスクをバックアップするには、ユーティリティフォルダにあるディスクユーティリティを使う。
Finderで焼いたディスクはWindowsに渡すと中身が見えないとかの問題を起こすことがあるが、ディスクユーティリティならファイルシステムを相手にあわせて決定できるので、そういう問題が起きない。

以下は操作の手順






ディスクユーティリティを起動してまず新規でディスクイメージを作る





ディスクイメージを作るにあたって、ディスクイメージの名前、
ボリュームの名前、大きさ等をどうするか訊いてくる
ボリュームの大きさはCDやDVDなどメディアの大きさに合わせればいいが、
気をつけるのは書き込み可能なディスクイメージを選ぶこととファイルシステムの選択
相手がWindowsなら「MS-DOS(FAT32)」、MacOS9以下なら「MacOS標準」を選択すること





この表示が出たらひたすら待つこと





生成されたディスクイメージファイルを開いてマウントする
そこに保存しておきたいファイルをコピーする
CDバックアップなら全選択、ごっそりドロップでOK





コピーが完了したら新しいCDディスクメディアを入れてディスクイメージをディスクに焼く
必ずディスクイメージファイルの方を選択してツールバーの「ディスクを作成」をクリック
このようなディスクの準備画面に入るので準備が終わるまで待つ
スタンバイできたら右下の「ディスクを作成」ボタンをクリック







anchor

メニューバーからクリック一発でBootCampのWindowsで再起動する便利スクリプト

BBSで「Magnum」さんからいただいた情報で、こちらのサイトを見ているとMacからWindowsに切り替えて再起動する機能を追加するには/パソコンよろずQ&Aというエントリを見つけた。
これは便利なので思わず紹介。

Boot CampでWindowsを入れた時にBootCampプラグインのおかげで、Windows画面の下のタスクバー右端のアイコンからワンクリックでWindowsからMacOSXには戻れるのに、OSXからWindowsにいく時にはわざわざシステム環境設定を開いて、「起動ディスク」の設定から切り替えなくてはいけないのが不便だなと思っていた。

使い方はこういうスクリプトをスクリプトエディタでコンパイルしてアプリ化しておいて、スクリプトフォルダに置くだけで良い。

これでメニューバーからのプルダウン一発でWindowsに切り替えられる。


tell application "Finder"
display dialog "コンピュータを再起動してもよろしいですか?" & return & return & "お使いのコンピュータは Windows を使用して起動します。" default button 2 with icon note
end tell
do shell script "sudo bless --device /dev/disk0s3 --legacy --setBoot" password "管理者パスワード" with administrator privileges
do shell script "sudo shutdown -r now" with administrator privileges


なおMacからNTSFのボリュームを読み書きできるようなntfs-3gというコードがあることをこちらで知った。
ntfs-3gでWindowsパーティションをマウントしている場合やBoot Camp アシスタント以外を使ってパーティション切りをした場合は、スクリプトに若干の変更を加える必要もあるらしい。
詳しいことを知りたい人はリンク先の詳細をご覧いただきたい。






Boot CampのWindowsにはタスクバーに「MacOSXで再起動」するメニューが用意されている
このBoot CampプラグインのおかげでワンクリックでOSXに再起動して復帰できる
OSX側はシステム環境設定を開いて起動ディスクを変更しないといけないのが不便だ
このスクリプトはこの問題を解決する





"/Applications/AppleScript/"のスクリプトエディタを開いて上記スクリプトをコピペ
「管理者パスワード」となっているところにあなたのMacのrootパスワードを上書きする
ツールバーの「コンパイル」ボタンをクリックする





シンタックス(文法)エラーがなければこのような表示になる
これを保存をかける





保存先は"/Library/Scripts/"の中
名前は好みだが私はまんまの「Windowsで再起動」にした





"/Applications/AppleScript/"のAppleScript ユーティリティを開く





メニューバーにスクリプトフォルダを表示する設定にして準備は出来上がり





メニューバーのスクリプトアイコンをプルダウンすると
「Windowsで再起動」メニューが現れている
これをクリックすると・・・





こういう確認タグが現れるのでOKボタンをクリックするかenterキーを叩くだけで
Windowsから再起動の動作をはじめる
これは便利





お手軽だがピリッと効くTipsをもうひとつ
スクリプトは文字コードの順番に表示される
なので先ほどのスクリプトの名前を「a)Windowsで再起動」と変更しておく
あるいは数字を最初に持って来てもいい





そうするとスクリプトがリストの一番上に来て操作しやすくなる
ちょっとしたことだがこういうことが操作性を向上させる







anchor

Leopardのキラーアプリの一つTime Machineを使ってみたぞ





Time Machine
(Bundle)
OS10.5Leopard対応

これまでにここで自動バックアップアプリはあまり紹介してこなかった。
ある意味そういうところでは私はコンサバティブなので、バックアップという最後の生命線を機械任せ、ソフトウエア任せにしたくないということがあってバックアップを取るのはこれまで全て手動でやってきた。

実際これまでに何度かバックアップのおかげで助かった経験をしているので、常に
「このディスクが飛んでもあのディスクがある」
ということを考えながらオペレーションをしてきた。

自動同期ソフトにこれまで手を出してこなかったのはそういう理由だ。
任せることができるアプリがあるかもしれないが、もしそのアプリが何らかの理由で、例えば設定間違いとか何かとコンフリクトしてとかそういう理由でちゃんと動いていないことに気がついていなかったらどうなるか・・・と考えるととてもじゃないけどそういうものに命を預ける気にならない。

だからAppleの新製品発表会で「Time Machine」なるLeopardの新機能が発表された時にも、私は慎重だった。
そういうのがあっても、それがちゃんと動くとしても、それでも手動バックアップと並列で使うことだろうなと思う。


でもこのTime Machineだけはこれまでの自動バックアップアプリとは違う何かを感じさせてくれた。
何よりも「タイムマシン」というネーミングが良い。
これまでにバージョン不適合のアプリをインストールしてシステムを飛ばしたことがあったが、あの時はさすがに
「神様、昨日のMacに戻してください」
なんて無意味な言葉を口にしていた。

変なアプリをインストールしてシステムの調子がgdgdになっても、昨日に戻れれば何の問題もないのだ。

そういう理由でLeopardの目玉アプリのTime Machineを試してみることにした。

これこそLeopardユーザは手に馴染んでいるだろうけど、まだLeopardを導入していない人にとっては
「一体どういうものなのかさっぱり解らない」
というシロ物だと思う。
事実私がそうだった。
Time Machineの、ウインドウが過去に戻っていくあのスクリーンの画像はよく見せられるのだが、あのスクリーンキャプチャだけ見ても使い勝手がどうなのかわからない。
Tiger以下のOSを使っている人で
「Leopardってどうかな?」
と思っている人達はそこが知りたいだろうと思う。

それにWindowsMeの「システム復元」機能という悪評高い前例もある。
WindowsMeは歴代のWindowsOSの中で、MS社がその存在を無かったことにしたがっているOSだ。
Meはある意味Macの世界でいうならCoplandのような存在だったと思うが、このシステム復元も画期的な新機能であったのだが、それを担保するバックヤードの技術も無いままやたらバックアップファイルをふくらませていた。
「復元機能をオンにしているMeは1年使い続けることができない」
当時のユーザからそういう評判を聞いたことがある。

LeopardのTime Machineがなぜそうならないのか、そこが知りたいところだ。
そういう意味でも興味津々ではあった。






Time Machineを使うにはまずシステム環境設定の
Time Machine」に入って左の「スイッチ」を「入」にする
するとすぐにバックアップの対象になるボリュームを
リスト表示するのでバックアアプしたいボリュームを選ぶ
バックアップ先は起動ボリューム以外のボリュームが選択できる





すると120秒以内にバックアップを取り始める
このペインに注釈が書いてあるが24時間以内は1時間おきのバックアップ、
過去一ヶ月は1日おきのバックアップ、ディスク容量が厳しい時には一杯になるまで
1週間に一度のバックアップファイルを残すというルールになっているようだ
それ以外の古いファイルはどんどん消されていくらしい
これがMeの悲劇を繰り返さない工夫ということか





ディスクの容量が足りない時にはこういう表示が出る
ところでこの表示を見ると「バックアップには90GBの容量が必要」とある
iTunesライブラリも含めて75GB強ある私の起動ディスクのバックアップは
逆に言うとわずか90GBで足りるということらしい
それも上記のようにかなり細かい頻度でバックアップを取るようだが、これはスゴい技術だと思う





要求通り90GB以上のボリュームを用意したらちゃんとバックアップを取り始めた





一晩これを走らせておいてメニューバーのアイコンから「Time Machineに入る」と・・・





あのお馴染みのTime Machineのウインドウの行列が出現した
これは幻想的な光景だ
過去のデスクトップがずっと並んでいて下の矢印をクリックして好きな時間をあわせて
右下の「復元」ボタンをクリックするとその時間にディスクの内容が戻ってしまうわけだ





そのバックアップ先のディスクの中身だが差分があるファイルだけ
保存されているのだろうという私の予想は裏切られた
全ての時間のディレクトリに全てのファイルがある
そのファイルの中で差があるところだけ記録しているということだろうか
Tigerが出た時にメタデータを記録するシステムイベントの動きを見ていて
いろいろなことができそうだと思ったことを思い出した
これもその成果の一つなのかもしれない





細かいことだがバックアップを取っている間メニューバーの時計アイコンは逆回転する
見ていると長針だけでなく短針もちゃんと時間を遡っていく
このアニメーションを実現するために相当な枚数のイメージが必要な筈だが
こういうところで手を抜かないのがAppleの面白いところかもしれない



ところでこの設定は一度すると、あとは何もいじる必要が無い。
このバックアップ先のディスクに接続する度に自動的にバックアップをバックグラウンドで取り続けてくれる。
私はFirewire経由で外付けディスクをつないでいるが、これが無線LANで自動マウントされるボリュームだったらほとんど意識しないで使うことができるだろう。
しかもそれば無線LANのベースステーションとセットになっていれば、全く気にならない筈だ。

そういえばそういう製品があった。
それがTime Capsuleかと納得がいった。
最近e-SATAやギガビットイーサしか接続ポイントがないタワー型のディスクストレージが、量販店の店頭なんかでもかなり安く売られているが、それに自動バックップ機能なんかが無線LANでついたら確かに強力だ。
何も意識しないで自宅にいるだけで勝手にバックアップを取ってくれる。

これは良いかもしれない。
それでも私はそれと並行して、別のボリュームに手動でせっせとバックアップを取っているだろうが。












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