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OSXのtips2-17

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
アプリ、システム操作に関するtips

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Finderのデイレクトリ表示が「ピクチャー」「ユーティリティ」など日本語になっているのが不便な場合、これは英語化できる〜またAddressbookアドレスブックなどアプリ名も日本語化されたのに腹を立てている貴兄も簡単に英語化できる

OS10.4Tigerからホームディレクトリの中の第1階層は日本語表示(正確にはローカライズ表示)が原則になった。
またアプリ名もTerminal.appターミナル.appになってしまった。

33) Macの便利なFinderオペレーション〜キーボードショートカットでランチャーにもなる
ここでもふれたように私の場合ディレクトリをたぐっていって目的のファイルやアプリにたどり着いてそれを開くという操作は、マウスやスクロールボタン、アローキーなんかを使わないで、カラム表示にしておいてアルファベットキーで一気に目的のアプリやフォルダやファイルに飛んでいる。

どこのディレクトリも項目が一杯になっていて、スクロールでいちいち文字を読みながら探すのが面倒だからユーティリティフォルダに行きたい時には「UT」とタイプして一気に飛ぶ。
Terminal.appに用がある時にもいちいちスクロールなんかしないで「TER」とタイプして一気に飛んでコマンド+Oキーで起動する。

この操作を覚えるとFinderが何倍にも便利になるし、作業も早くなる。
ところがここでこのTigerの「日本語表示問題」が障害になってくる。
パンサーまではFinderの環境設定の「拡張子を表示する」設定にチェックを入れれば、ディレクトリもアプリ名も英語になっていた。
ところがTigerからこの設定にしても
ユーティリティ

ユーティリティ
のままだし
アドレスブック

アドレスブック.app
のままだ。
これではターミナル.appを呼び出す時には「TA-」と打ってenterキーまで叩かないといけない。
それにアルファベットの26文字の順番で並んでいる方が明らかに管理はしやすいと思う。
Console.appを「KON」と翻訳して打つのは結構苦痛だったからだ。

こちらのアプリがこの問題を解決してくれる。


Folder Name 1.1
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

以前このサイトで、Tigerになってから「Finderですべての拡張子を表示する」設定にしても、日本語にローカライズされたフォルダの名前が英語に変わらないということをぼやいたところ、「swa4747」さんからローカライズされたフォルダ名やアプリ名を英語に戻すスクリプトということで情報をいただいた。

早速試したところ、問題が解決したのでご紹介を。

OS10.3以前ではFinderで「すべての拡張子を表示する」を設定すると、起動ボリューム直下やホームフォルダの直下、ユーティリティフォルダなどが英語で表示されるようになっていて、もうそれに慣れてしまった。
ところがTigerからはその設定をしてもそれらのフォルダが日本語表示のまま変わらなくなってしまった。
Appleはどうあってもこのお節介な設定を普及させたいと思っているようだが、日本語よりも英語の方が文字コードの順番が単純なのでやっぱり探しやすい。
この設定になってからうろうろディレクトリをさまようようになってしまった。

そこでこのスクリプトはTigerでも「ユーティリティ」は「Utilities」とチャンッと表示されるというスグレモノのAppleスクリプトだ。
使い方も簡単で起動してパスワードを入れたら指示に従ってシステムを再起動するだけでいい。

もう一度同じ操作をすれば、また日本語の表示にすぐ戻るので安心だ。

また同じ作者のサイトには「AdressBook」を「アドレスブック」とされて頭にきている人向けに、アプリケーションの表示を英語化するスクリプトも用意されている。





Folder Nameはローカライズされたフォルダの表示を
変更できなくなったTigerのうっとおしさを解決する
これでアルファベット順に探しやすくなる




もう一回同じ操作をすればちゃんとデフォルトの日本語表示にも戻せる
どう見てもこちらの方が使いにくいとは思うが







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Finder(やその他のアプリ)の体感速度を劇的に上げる(ような気がする)Tips

Finderのリスト表示、カラム表示でリストの一番上から下の方から5分の1くらいのあたりの表示に一気に飛びたいとき、右のスクロールバーをワンクリックして行けたら便利だとかねがね思っていた。
スクロールアローは少しずつ移動だし、スクロールバーの空きスペースをクリックしてもデフォルトでは表示領域のすぐ下(あるいは上、左右)の領域を表示するだけですぐにすっ飛んで行けるわけではない。
そのためのマウスのスクロールホイールなのだが、これも長大なリストになるとぐりぐりホイールを回さなくてはいけなくて不便だ。

あるいはSafariとかAdobeReaderとかワンクリックで文頭から最後近いところまで飛べたらやはり便利だと思う。

実はこういう設定がちゃんと用意されている。
システム環境設定/アピアランス
と入っていって、
「スクロールバー内をクリックすると」
「そこへジャンプ」の方のラジオボタンをクリックする。(デフォルトでは「次の頁へ移動」

するとSafariAdobeReaderFinderも、その他OSXのアプリは全てどんなに表示領域が長かろうが、どんなにリスト表示が長大だろうがワンクリックでそこまですっ飛んで行ける。

これは快適だ。

実際には体感速度が上がっているわけでもないし、キャッシュが溜まってくれば虹色ボールがぐるぐる回って待たされるのも一緒なのだが、ぐりぐり移動の操作を強いられるのとワンクリックで移動できるのとでは、後者の方が「システムが速くなった」ような錯覚を起こす。
これはオススメの設定だ。






システム環境設定のアピアランスに入ってここの設定を変更する





するとワンクリックでリスト表示、カラム表示の下の方に一気にすっ飛んで行ける
これは快適だ







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今度こそ最後だよね!? OS10.4.11アップデート配布開始(加筆あり)〜ForgetMeNotの不具合解消法

すでに各所で話題になっているような、Leopardの話題に隠れて注目を浴びていないようなTigerのラストアップデートのOS10.4.11がちょっと前にアナウンスされていたがリリースされた。

目立つ内容はSafari3が標準バンドルされたこと。
これまでTigerはSafari2が標準で、Leopardにバンドルされる形で発表される予定だったSafari3はβ版として先行してダウンロード配布されていた。

β版なので、Safari3はいろいろ問題もあった。
いくつか挙げると

1)ローカライズファイルを全く含まず英語のみのオペレーション
2)リロード操作をするとその位置で画面が更新されずページトップに戻ってしまう。
3)いくつかのサイトで認証が無効になる、一部の認証を認識できない
4)コマンド+クリックでリンク先を新規タブを開くという操作が無効になっている
(まだ他にもあったかな?・・・そうだ!もうひとつあった!)
5)ある種のフォームに文字を打とうとするとキーの反応が異常に遅くなって「いいいいっっっっっじょおううんんにいいおおおおそいいいいい」というふうになってしまう

などの問題があって、特に2)のページを再読み込みするといちいち元の位置に戻さないといけないというのは些細な問題ながら実際に使っていると結構なストレスになるバグだった。
5)のフォームは当サイトのBBSの書き込みフォームがまさにそれに当たり、書き込みをするのにすごくイライラした。これもストレス度は両横綱かな。(後刻加筆)

アップデートに含まれるSafariv.3.0.4は 1)〜3)、5)の問題を解決したようだ。(後日追記3の問題については未確認)
表示も日本語になったし、リロードしてもページトップに戻ってしまうという問題もなくなった。
(個人的にはこれが一番うれしい)
ただ、コマンド+クリックで新規タブが開く機能は相変わらず死んだままだ。
便利な機能だったんだけど。
intelMacでは解決されているんだろうか。

Safari3以外のところに目を向けると、今回のアップデートは大規模なバグフィックスとセキュリティアップデートの統合版で70MBという結構巨大なアップデートになっている。
一部のカメラで採用されているRAWイメージデコーディングをサポートしたとか、オープンタイプフォントをQuartkExpressで使えるようにしたとか、ある領域の人にはうれしい改良も含まれている。
セキュリティアップデートもwebkitを含む多くの項目が改良されたようで、概ねアップデートをお勧めしたい。

ただ今回も主にSafari3の問題だと思うがSIMBLにからむ仕様がまた変わったようで、ForgetMeNotがまた使えなくなっている。
このSafariを起動すると前に閉じた時のセッションがそのまま再現されるという機能は、すごく便利に使っていたのでなんとか対応をお願いしたいところだ。

デスクトップをクリックするとFinderがアクティブにならなかったりというような意味不明な不具合が散発的に起こる。
これはどういう条件で起こるのか不明でいつでも起こるわけではない。

ちょっとがっかりだったのは「隠す」コマンドでアプリを隠しているといくつかにひとつはちゃんと消えなくて、再びアクティブにするとそこで消えて今度はそのアプリがアクティブにならない、あるいはなってもクリックなどの操作を一切受けつけなくなってしまうというバグは、結局改善されなかった。
実は個人的にはこれがTigerの最大のバグだと思っている。

これは先日OSを再インストールしても改善しなかったので、Tigerのステディな問題だと思う。 私のように終日10〜20ものアプリを起動しっ放しにするような使い方をしているユーザは、この症状が起きるたびにアプリを強制再起動して舌打ちしているに違いない。
なんとかして欲しかったが、結局この問題は積み残してしまった。
時期的に言ってこのOS10.4.11はTigerの最終アップデートだと思うから、ここは完成させて欲しかったがTigerは結局未完のOSとして終わりそうだ。






OS10.4.11という前代未聞のバージョンナンバーのアップデートがついに出た
内容はSafari3標準バンドルと各種互換性向上
セキュリティアップデート統合版というところ





そのSafari3をワクテカしながら起動したところいきなりSIMBLエラーの表示
SIMBLの仕様がまた変わったらしくForgetMeNotは使えない





β版英語のみの配布だったSafari3はこのバージョンから
ローカライズファイルを含み日本語表示ができるようになった





コマンド+Fキーでページ内をキーワード検索する時の表示イメージがちょっと変わった
大した違いではないが





ForgetMeNotが使えなくても他にそういう機能のアプリがないかと思ったら青い鳥は足元にいた
Safariプラグインとして常用しているSafariStandにもその機能があった
その設定はここなのだが結局こちらも同じAPIを利用しているらしく機能しなかった
今後の対応に期待したい



<追記>

E-WAさんからBBSに情報をいただいた。
このForgetMeNotが利かないという問題はLeopardで起きている問題で、以前紹介したOS10.5Leopardの不具合まとめサイトにもその対処法が出ているとのことだ。
その同じ方法がTiger上でも同じSafariv.3.0.4で使えるのではないかとのこと、早速試してみた。

結論からいえば、この方法はうまくいった。
ForgetMeNotは以前通りちゃんと動くようになったので、私のようにこのSIMBLに頼り切りになっている人は試してみるといい。
方法は以下のキャプチャーで示す。






ForgetMeNotを復活させる方法はまず本体バンドルを開く
"/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/"の中にある
ForgetMeNot.bundleというレゴマークアイコンを右クリック(またはcontrol+クリック)
それで「パッケージの内容を表示」でその中身を開く





バンドの中の"Contents"というフォルダの中にinfo.plistというファイルがある
これをSmultronなどのコード編集ができるテキストエディタで開く





info.plistの35行目辺り「MaxBundleVersion」というセクションの値を「5523.10」に書き換える
デフォルトは552というような数字になっているところ





最大動作環境のリミットがSafariv.3.0.4にまで拡げられてちゃんと動くようになった
Safariを再起動すると ForgetMeNotの設定画面もちゃんと見えるようになる







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Dashboardにこんな機能があるなんて知らなカタヨ〜ウィジェットリロードのグラフィック

Mac日記の日々さんで知りました。

Dashboardを開いてどれかのウィジェットをクリックしてアクティブにする。
そこでコマンド+Rキーを叩く。
するとそのウィジェットが表示しているステータスがリロードされる。
それはそれで良いのだが、コマンド+Rキーというのはそういう意味合いのショートカットキーだから良いのだが、こんなグラフィックがついているなんて知らなかったよ〜。

おもわずロールちゃんTigerたんに交互にかけたりして・・・・┐(´∀`)┌ヤレヤレ
知らない機能ってまだまだあるもんです。








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Safariは画像の表示サイズを2段に切り替えられるようになっていた〜ちょっと便利かも

これはパソコンというか昔Netscapeを使い始めた頃から疑問に思っていたことだが、ブラウザというのは画像ファイルを実際のサイズでしか表示できない。

その理由が疑問だったのだが、多分これは画像ファイルの実際のサイズをきちんと把握するというweb制作者のために決められたルールで表示サイズを変えて無用な混乱を避けるということなのかもしれない。ブラウザはあくまでビュアーであり、エディタではないのでサイズを変更したりなどの機能は無用であるということなのかもしれない。

それ自体は画像ファイルのリアルサイズが混乱なく把握できて良いのだが、webサイトをあちこち閲覧している時にスクリーンショットなどをサムネール表示してページを軽くしていて
「実際のShotは画像をクリックすると別ウインドウで表示される」
というようなサイトに時々出会う。
この別ウインドウの画像が全くリサイズしていなくて横方向1200ピクセルの画像だったりしたら、スクロールしながらちまちま見ないといけないわけで、ブラウザでは全景を見ることができない。
ダウンロードして画像ビュアーで見れば良いのだが、ちょっとスクショを見たいだけなのにいちいちそんなことをしていられない。
そういうサイト制作者には、見る方の条件にも配慮してもらいたいと思っていたが、ブラウザももうちょっと柔軟でも良いと思っていた。


そしたら今回Safariv.3.0.4バージョンアップに関連してBBSに「MStK」さんから情報をいただいたが、なんと今のSafariではこれができるようになっている。
いつからできるようになっていたのかは知らない。
Safari3からのような気がするが、どうだろう。

キャプチャーのように画像サイズが大きいピクチャーもウインドウサイズに合わせて縮小して全景が表示されるようになった。
画像をクリックすると実サイズの表示に切り替わり、もう一回クリックするとまたウインドウサイズに合わせた表示に切り替わる。
ちょっとしたことだけど、なかなか便利だ。
惚れ直したぞSafari
ちょっとSafariv.3.0.4にアップしてからディスクアクセスが多くなって動作が重くなったのは気になるが・・・

(キャッシュを盛大にSwapに書きだすようになったみたいで、Safari Enhanser由来のdebugメニューでキャッシュ機能を切っているのだが、ちょっとマシになったがやはりディスクコンタクトが止まらない。コンタクトしている間はフリーズしたようにレインボーボールを表示して操作を受けつけない。OS10.4.11になって全体的に動作が重くなった気がするが特にSafariにそれが現れている気がする)






これはデスクトップのフルショットだがSafariv.3.0.4では
1024×768pixelの画像が小さめなウインドウでも全体表示で見ることができる
私のデスクトップサイズは1024だがこの通りスクロールの必要が無くなる





画像の上にポインタをもっていくと「十」マークの虫眼鏡に変わる
ここでワンクリックすると・・・





この通り通常のブラウザのように実サイズ表示に切り替わる
ポインタのデザインは「−」マークの虫眼鏡に変わりもう一度クリックすると
またウインドウサイズに合わせて全体表示に切り変わる







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Safari3の新機能を中心にその知らなかった機能をいくつか・・・

先日Safari3の話を取り上げたところ、Safari3の画像ウインドウ表示のスタイルが変わっているという情報をBBSに寄せていただいた。他にもいくつか情報をいただいている。

ここいらでちょっといくつか気がついた事もあったのでまとめておく事にした。
以下キャプチャーを中心に進行。


Safari3が3.0.4に上がって日本語にも対応して、一番うれしかったのはwebのテキストフォームへの対応がまともになったことという件は前にも書いた。
ブログのコメント欄や、BBSの書き込み欄に日本語を入力するとキー認識が異常に遅く「にいいいいいいいっっほっっっんごおおお」となってしまう問題は、今回のバージョンで解決された。
この問題が一番厳しかったのは当サイトのBBS欄だったので、皆さんの書き込みにお返事を書くのが実はすごく苦痛だったのだが、それが解消されたのがうれしい。

もうひとつ当サイトのBBS欄で評判が悪かったのはそのテキストフォームの大きさ。
「テキストフォームの枠が小さ過ぎる。ちょっと長文を書き込んでしまうと見返すのが大変。
テキストエディタに書いて、コピすればいいかもしれないけどここを改善してもらえばもっと使いやすくなるのに・・・」
というようなご意見をつとにもらっていたのだが、このBBSはレンタルサービスなので私がコードを書き換えるわけにもいかずどうしようもなかった。

ところがSafari3ならこの問題が解決する。






BBSのコメントフォーム欄の右下によく見るとグリップを示すメッシュが・・・
ここをドラッグして右下にぐいっと引っ張ると・・・・





「わぁっ、こんなに大きくなっちゃったあ〜!」
これで長文書き込みも自由自在だ



これはBBSで「はま」さんからいただいた情報。
私はSafariでちょくちょく覗くサイトをいくつもタブで開きっぱなしにしてSafari自体を全文RSSリーダーみたいにして使っている。
時々Safariを終了してもForgetMeNotというSIMBLプラグインで次回起動時も同じ状態で開いてくれるので、とても便利に使っていたがSafari3.0.4でForgetMeNotが動かなくなってしまい一時的に錯乱状態になった。(チョットオオゲサ)

この解決法は上記ForgetMeNotの不具合解消法 という記事で書いたが、E-WAさんからいただいた情報でinfo.plistファイルに書かれたバージョン番号リミットを変更するだけで対処できることが分かり実際それで今も使えているが、なんとこの機能はSafari自体にも実装されている事を「はま」さんの書き込みで初めて知った。






「履歴」メニューに「最後のセッションの全ウインドウを開く」、
「最後に閉じたウインドウを開く」などのコマンドが追加されている
前者はウインドウだけでなくタブもすべて開くのでまさに
ForgetMeNotと同等の機能を内蔵した事になる
新規ウインドウで開くというのがちょっと振舞いは違うが・・・
後者コマンドもコマンド+Wで必要なウインドウまで閉じてしまった時にアンドゥーになるのが良い!



これも「はま」さんからいただいた情報だが、「Safariをリセット」コマンドも改善されている。
リセットは前からSafariにあったが、これを実行すると完全に工場出荷状態というか、まっさらなインストール直後の状態にまで戻ってしまい、cookieによってパスワードが自動入力されるwebフォームとか、フォーム自動入力のデータ、キーチェーンなど全部忘れて以降全ていちいち手入力しないといけないのが不便で一度もやったことがない。

キャッシュはコマメに削除した方がいいし、検索やページ読み込みの履歴は「ムフフっ」なページを家族と共有Macで見ているお父さんの場合は、削除した方が家庭の平和のために良いのだがそういう面倒な問題があるために個別の項目ごとに削除しているというのが、これまでのSafariユーザだったのではないだろうか。
これではリセットボタンの意味がない。

そこでSafari3からはリセットといっても全項目まっさらの状態になるのではなく、どの項目をリセットするのか選べるようになった。
実用的だと思う。






リセットコマンドに入るとこういうタグが現れる
cookie、パスワード関連の項目は残したいというユーザの希望が叶えられた



またブックマーク関連についても機能が追加されていて、今までは今見ているページをひとつずつ登録する方法しかなかったが、今開いているタブを全て一度に保存するということもできるようになった。
これでブックマークにいくつもフォルダを作っておき、
「仕事の時に常時開いているページ」
「遊びの時に常時開いているページ」
「サイトを更新する時に常時開いているページ」
「ムフフの時に常時開いているページ」・・・
などとグループ化して置くと、一気にシーンが切り替えられて便利かもしれない。

またそうしてグループ化したものをSafariでお気に入りサイトを一気にドバッと開くというこちらのTipsを使ってワンクリックでドバッと開いてどんどん切り替えることができる。

かつてはMacを使うのは「ブラウザが何かを読み込むのを待つ忍耐の時間」という時代があったが、今ではこういうことでどんどんバックグラウンドで切り替えができるようになって、web閲覧は待ち時間無しでやるのが今風だと思う。




ブックマークメニューの「これら◯個のタブをブックマークに追加」で一気に登録することもできる
いくつかの組み合わせを保存してどんどん切り替えて使うということが簡単にできる





これはウインドウのマージ、セパレートのコマンドで今見ているタブを
別ウインドウに分けたりまたタブにしてウインドウを統合したりできる
ポインタでドラッグしてもできるがメニューにもこういうコマンドが用意されている





これはSafari3の新機能というわけではないがプラグインの一覧を見ることもできる





単にリストになっているだけでなくURIのリストや
デベロッパーさんのディスクリプションも表示されるのがスグレモノ
このようにデベロッパーさんがリンク先を書いてくれればここからプラグインの出所に飛べる





これも前からあった機能だがブックマークに登録されたRSSは
スクリーンセーバ画面で流れるように表示することもできる
RSS Visualiserを選択するとアクアなベースにRSSが表示される
登録したRSSのうちどれを表示するかはオプションメニューで選択できる





これでSafariに自動RSS読み込み機能がついたら
この組み合わせでまさにニュースビュアーになると思っていた
実はその機能も実現している





Safariの設定画面のRSSに入ると自動更新も設定できる
その頻度は30分、1時間、1日と割と大雑把な設定だが
Terminalコマンドを使ってもっと頻度を上げることもできる
実用性を考えると1時間おきくらいで充分だと思うが



ちょっと古い記事だがこれが 『Safari 3』の新機能だ!というサイトにもSafari3の新機能のまとめ連作記事があった。
これはここで知った機能。

SafariでCSSなどの細かい情報をラインをたどって全部探しながら読まなくても項目ごとに表示させることもできる。

この機能を実現するのに以下のTerminalコマンドを実行することが必要だという記述を見て試してみた。

defaults write com.apple.Safari WebKitDeveloperExtras -bool true

うかつだったが、これを実行しないと本当に動かないのか確認するのを忘れた。
これでCSSなどを多用しているサイトの領域の広さ指定をどうしているかなどを視覚的に表示できるので、膨大なCSSのラインを読むよりも能率的。
これはどちらかというとwebデザイナー向けの機能か。






上記コマンドをTerminalで実行・・・
しないと動かないのかどうかは検証するのを忘れた・・・(^_^;)





CSSなどを多用しているサイトの見たいエリアを指定して
右クリックで「要素の詳細を表示」をクリック
するとその部分が選択されてラインが見える
そのコードのエリアサイズも右上に見えている
CSSのコードをたぐっていくよりもスピーディ





右下をたぐっていくとこういう視覚的表示もできる



もうひとつ追加された便利な機能は、ワンクリックで文字サイズを標準に戻すことができるようになったこと。

最近はブログのスタンダードで文字サイズが段々極小になってきている。
htmlの12号フォントと比べると10号とか時には、9号、8号のような極端に文字が小さいブログも見かける。
見た目をすっきりさせたままスクロールしないでも必要な情報を全部見せたいというレイアウトの苦心は分かるのだが、残念ながら私のように老眼が入り始めている者からいわせれば
「読ませる気がアンのか! (メ゚皿゚) 凸ゴルァ」
ということになる。

実際「半数の人がブラウザの文字サイズを最大にしてwebを見ているそうだ〜子育て中の主婦という母集団に偏りはあるが」という記事にも書いたが、大半の素人ユーザはブログを見る時に「文字を拡大」して見ているそうだ。
せっかくwebデザインに凝ってブログを作ってもどうせユーザはレイアウトをぶっ壊して読んでいる。我慢して見ているのはひょっとしたらwebデザイナーとサイトの管理者くらいのものかもしれない。

それはともかく大部分の人は文字を拡大して見ているとなると、今見ているページをどれくらい拡大しているかなんて憶えている人はいないかもしれない。
ワンクリックだったかツークリックだったかなんて知ったこっちゃあない。
だからこの「文字を標準サイズにする」というメニューワンクリックでデフォルトの文字サイズに戻るのは、細かいことだけどいいと思う。






表示→「文字を標準サイズにする」で文字サイズは元に戻る
いくつ縮小すると元に戻るかなんて覚えちゃあいないのでこれは便利







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Safariの知らなかった機能番外編・・・といういよりこれはSafariStandの機能だが

Safariの知らなかった機能をまとめたので、その付録といういことで番外編の使い方。
といってもタイトルの通りこれはSafariの機能ではなくSafariStandの機能なのだが、なかなか気が利いた機能があることに最近気がついたのでここにまとめて書いておく。

SafariStandの設定画面に入って
「ホイールでタブ切り替え(タブバー上)」
という設定にチェックを入れる。
そしてマウスポインタをSafariのタブバーの上にもってきてスクロールマウスのホイールをぐりぐり回してみて欲しい。
エラい勢いでタブが切り替わってなかなか快感だ。

この機能の秀逸なところはスクロールマウスだけでなく、ノート型Macで2フィンガースクロールの上下動でも同じ効果が得られることだ。
タッチパッドでタブがぐりぐり切り替わる様は楽しい。
ノートの場合タブ切り替えは
コマンド+shift+スクロールキー(左右)
あるいは
コマンド+shift+{ }キー(左右)
という両手を使わないと叩けないショートカットキーになっているが、この操作なら片手でもできる。
楽しいだけでなく実用性も高い。






Standメニューから設定画面を開いてSafariStandの設定に
「ホイールでタブ切り替え(タブバー上)」という項目にチェックを入れる





マウスポインタをSafariのタブバー上にもってきて
スクロールホイールをぐりぐり回すとタブの高速切り替えが可能になる
私のように20〜30のタブを開きっ放しにしているユーザには使える機能だ
またスクロールマウスだけでなくノートのタッチパッドで
2フィンガースクロールをしても同じ効果が得られるのがポイントが高い







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iTunesのジャンル名が勝手に日本語になってしまうのを防ぐTips

超小ネタなTipsをひとつ
iTunesはバージョンが7になって日本語のジャンル名が容易された。
Jazz→ジャズ
Rock→ロック
Classical→クラシック

という調子だ。

それだけでなくこれまで「Jazz」で登録してきた曲は全て自動的に「ジャズ」に変わってしまう。
また新しい曲を登録する時に「Jazz」と打っても勝手に「ジャズ」に変換されてしまう。
日本語でOSを使うことにこだわっている人にとってはひょっとしたら便利な機能なのかもしれない。
ところがこれはFinderの日本語表示と同じで、私などは大きなお世話だと思う。
そう思った人も多い筈だ。

例えばスマートリストなんかでジャンル別スクリーニングを条件にしていたら、そのリストは全部消えてしまう。
「Jazz」という文字列をジャンルに含むという条件のリストには「ジャズ」と書かれている曲はかからないからだ。

そのスマートリストがひとつや二つなら大した問題ではないのだが、私のようにもう何十個もスマートリストを作ってしまっている人は、みんな舌打ちしているに違いない。

そこで各曲のジャンルの欄にJazzと入れている曲は
jazz
と書き換えてみよう。

すると勝手に「ジャズ」に変わったりしなくなる。
Rockもrock、Classicalもclassicalとする。

これならスマートリストに「ジャンルにJazzの文字列を含む」という条件を付けていても「jazz」はちゃんと選曲にかかるので問題ない。
ちょっとしたことだけどもスマートリストを全部書き換えるよりも手間が少なくてすむ。

やり方として一括書き換えが楽で便利。
例えばブラウザで「Jazz」を選択してすべてのジャズに含まれる曲を表示してそれを全て選択、コマンド+I。
「複数の曲の情報を編集してもよろしいですか?」
という確認タグがでるのでOKをクリック、ジャンルに「jazz」と書き込んでOKボタンを押すと後は数分待つだけで、全ての曲のジャンルが書き換えられる。






これまでジャンルに「Jazz」としていたところを一括して「jazz」に換える
これでジャンル名が勝手に「ジャズ」に変換されたりしないので
過去に作った膨大なスマートリストが全部お釈迦にならずにすむ











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