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MacBook Proを2019の16インチに持ち替えてOSを最新版のSonomaに更新した〜懸念の「アレができない」「コレができない」は結構あったが発想を変える…
RetinaのMacBook Proの液晶の根元が異常に固くなって、開閉が億劫になってきたとか、内蔵ドライブが256GBというのが流石に手狭になてきたのでintelMacの最後の世代の2019MacBook Proを導入した。
前回のRetina導入以来5年ぶりのことだから、こういうのってやはり陳腐化するのが5年サイクルなんだな…
最近更新したiPhoneの同期がiTunesからできなくなっていたというのも大きかった。
ていうかiTunesってもうなくなっちゃったんだね…その件聞いたことある気はするけど本当になくなるとは!…
intelMacにこだわった理由はやはりVMWareの過去の資産を切り捨てられなかったから。
なのでSonomaでVMWareが動くのかどうかが最大の課題だったんだけど、結論からいうと動いたし普通に使える。
そこに辿り着くまでは結構苦労したけど…
MacBook Proのintel搭載最後の世代になるのかな…
2019で16コアなので大容量動画ファイルのエンコードのスピードはRetinaのほぼ倍
メモリ32GB、ストレージが1TBの組み合わせだったのでこれに更新した
クリーンインストール済みの調整品だったので初めての試みで
RetinaからWi-Fi経由移行アシスタントでユーザ環境の移行をやってみた
ユーザファイルだけでなくアプリ、システム環境設定、MacPortsも全部移行する設定
最初23時間以上残り時間を表示していたが結局3時間ほどで移行は完了した
iTunesの音楽・動画ファイルをミュージックに移行するのは
ファイルメニューから「読み込む」でiTunesのライブラリの
ディレクトリを指定することで吸い込みに成功した
こちらはほぼ2日がかりだったが…
Sonomaの特徴でAppleが1番目に持ってきたアピールポイントが
鮮明なスクリーンセーバだったので「アホかと」な感じなのだが
さらにウィジェットが復活しているのが驚き
自分が滅ぼしたものを復活させて2番目のアピールポイントに
してるんだからAppleももうアイデアを出せる人材が枯渇してるのかな
それより困ったのがランチャー類が全滅なこと
ドックの「Recent Applicatuions」は表示法が変わってしまい起動中のアプリしか表示できない
Alfredは動くことは動いたがTerminalやカレンダーが呼び出せない…
Fキーにアプリを割り当てるなど過去に使っていたランチャーアプリは皆32bitだったので全滅…
結局よく使うアプリをドックに登録するというmacOSXの使い方原点回帰みたいな方法で妥協している
最新版のVMWare Fusion13の起動画面
本題のSonomaでVMWare Fusionは使えるか…という問題は結局解決して使える
使えるのだがVMWareという会社は消滅してBroadcomに買収合併されて
しまったためVMWareダウンロードサイトもそっちに移行してしまった
さらにオープンソース(厳密には違うが‥)のようになってライセンスキーも移管されてしまい
Broadcomのアカウントがないとダウンロードできないなどすごく手間が増えてしまった
どこでダウンロードできるかは教えてあげないよ…各位自分で探してね
予想通りというかあらかじめ聞いていたことだが、過去のアプリは半数は起動できなくなった。
だが起動できなくなったアプリは大部分最近起動していなかったものばかりだった。
スニペットアプリのClippyが使えなくなったのは少し痛かったが、CotEditorがスニペット機能をつとに追加していたので、実質さほど困らない。
スニペットを使うのってhtmlなどのコードを書くときだけで、普通の日本語を書くときはあまり使ったことないし…
結局Sonomaになってすごく嬉しい機能も特にないけど、すごく困ったことも特にない。
Zoomに対応とか言われたってうちの職場ではZoomは使用禁止だし…w…仕事はMSのTeamsだし仕事以外でそういうアプリを使うこともないし…
Safariが新しいWebのルールに追いつけなくなって表示できないサイトが増えていたのが困っていたが、それが解消されたというのが一番良かったことじゃないかな。
ハードに関しては2019 MacBook Proは確かに高速だがものすごく高速というほどでもなく、薄くなったが重さもさほど変わらないし…結局ストレージのメリットで更新しただけかぁ…
(下)MacBook Pro 2009Mid 13インチ(中)MacBook Pro Retina 2015Mid 15インチ (上)MacBook Pro 2019 16インチ
サイズ感も見た感じもほとんど変わらない3世代
だが筐体の厚みはこんなに違う…こんなに違うのに重さはさほど差がないw
劇的に減ったのがインターフェイスの口数で2009年にはなんでも行けた感じだったが
2015,年モデルではついにLANケーブルやFireWireもサポートしなくなり
2019年モデルではついにThunderbolt(USB-TypeC)以外はイヤフォンジャックだけになってしまった
インターフェイスがThunderbolt(USB TypeC)だけになってしまったから従来のブルーレイディスクドライブやTime-Machine外付けHDDなどはUSB-C→USB3.0のベイを外付けしないといけなくなったのでこれもかえって煩わしくなった。
ハードウエアはそんなに差がないかもだが、SSDで1TBは初めてなのでそこが期待値。
これはSierraのシステム環境設定メニュー画面
Macの環境設定画面は非常に整理された直観的なレイアウトなのが
Windowsに対する大きなアドバンテージだったはずが…
Sonomaのシステム環境設定画面
メニューの数が大幅に増えただけでなく例えばBluetoothやVPNなどを
メニューバーに表示するかどうかなどの設定がそれぞれの設定画面ではなく
コントロールセンターなど違うところに散ってしまうなど非常に使い勝手が悪い
しかも項目が増えたにも関わらずSonomaの自由度はSierra以前のOSより低い
これだったらWindowsのコンパネの方がまだ使いやすいかもしれない
これが新しいMacの一番あかんところなんだと思う
【追記】
BlackMagicでディスクリードライトのベンチレートを取ってみた。
結果は以下の通り。
2019MacBook Proで取ったリードライトのベンチマーク
こちらはRetina MacBook Pro Mid2015で取ったベンチマーク
SSDとHDDのフュージョンドライブというハンディはあるもののほぼ倍強の差がある
体感エンコードの速度も33fpsと77fpsなのでこの数字とほぼマッチする
さらに2009 MacBook Proのベンチマーク
HDDの2009とRetinaでは10倍の差だからこの10年で20倍の高速化が実現したことになる
それほど恩恵を感じないのは動画ファイルなどの処理すべき
ファイルのサイズも等比級数的にデカくなっているからだと思われる…
2024年7月7日