2004 年 11 月 1 日MacJournal(Freeware) MacJournalの最新版が出ているので試してみた。 付属のバージョンヒストリーを見ているといろいろな改良が積み重ねられているようだが、私が一番感動したのは、このメモを他の形式に書き出す機能が充実したことだ。 前はメモをひとまとめにしたジャーナル単位の書き出ししかできなかったのが、ちょっと不便で、ここに書き込んだjpegを一枚取り出したいだけなのに、何十枚もごっそり書き出さないと取り出せないのが不便だったが、1ページずつの書き出しが可能になっている。 これなんかはやはりユーザがどこに不便を感じるかを、リサーチして改良している証拠でこの作者さんはかなりこういうことに熱心だと感じる。 もう不満な点は特にないんじゃないだろうか。 MacJournalはメモをページ単位で他の形式のファイルに書き出せるようになった その形式もhtmlやリッチテキストなどいろいろ選べるのが便利だ 2004 年 11 月 7 日最近更新が途切れがちのように見えているだろうが、実は更新していないわけではなくMozillaでの表示を修正するためにhtmlを書き換えているという更新をずっとやっているのだが、Safariなんかで見ると何も変化したように見えないので、更新が止まっているように見えるかもしれない。 更新が止まるとやはりサイトのヒット数の伸びも減ってくるので、恐いなぁとは思う。 こういうのってテキメンですね。 ところで訂正していたのはMozillaで見ると、リンクを埋め込んだアイコンなどの画像がブルーの罫線で囲まれて表示されてしまうという問題だ。 これはSafariでは起きないがMozilla系のブラウザはどれでも全て出てしまう。 以前ここのBBSに「Mozilla系のブラウザのレイアウトの解釈には独特の癖がある」というようなことを書いてしまったが、いろいろ勉強して最近分かったことなのだが、実はMozillaのhtml解釈こそ一番正統派というかhtmlの取り決めに忠実に表示しているようで、癖があるのはMozilla以外の全てのブラウザということらしい。 Safariなんかはまだ比較的マシということらしいが、やっぱりというか予想通りというか、一番htmlの勝手な解釈をしてローカルルールをはびこらせているのがInternetExplorerとiCabということらしい。 かく言う私もあまり忠実にhtmlの文法というか作法を守ってサイトを作っているわけでもないのであまり偉そうなことはいえないのだが、Mozillaでそういう囲み罫が出るのが前々から嫌だなと思っていたので、その修正をしたいと思っていた。 要するに手を抜いていた画像の領域指定をしてやればMozillaは目障りな囲み罫を表示しないのだが、もうかなり作ってしまってからそれを修正しようとしているので作業は牛の歩みだ。 というか「最初から手抜きするなよ!>オレ」 という状態だ。 Ben's Game(Freeware) これは最近マスコミでも話題になっているゲームということで、実は小学生の息子に教えられたゲームなのだが美談もともなって話題になりそうなゲームだ。 どういうことかというと幼くしてガンと戦う少年のベン君のことを知ったこの作者は、ベン君とともにこのガン細胞をやっつけるというシューティングゲームを考え出した。 そうしたところこのゲームで遊んでいるとベン君の免疫値がぐっと良くなって症状が改善する兆しが出てきているという。 作者のホームページにも「ベン君にメッセージを」というリンクがあって、要するに皆でガン患者の子供を励ます善意の輪を作ろうということらしい。 このゲーム自体なかなか良くできた3Dのシューティングゲームで、子供がやるのであまり難易度を高くできないが、飽きがこないようにグラフィックはきれいにしかも迅速に動くようによく考えられている。 話題になりそうなゲームだし、フリーウエアだし試してみてはどうだろうか。 Ben's Gameは3Dのシューティングゲームでスケボーに乗った免疫細胞の少年が ボウガンやブラスタなどの4つの武器を使って増え続けるガン細胞をやっつけるという内容 (キャプチャが間に合わなかったので作者サイトのスクリーンショットを拝借した。失礼。) 敵キャラはいかにも子供の落書きから生まれてきたようなユーモラスな雰囲気だ 2004 年 11 月 24 日近況報告最近本当に更新が滞ってます。 と思ったら昨年の12月もほとんど更新していませんね。 ところではたと思い出したのですが、 このサイトをオープンして1年がたちました。思えば長いようで短い1年....というような定型句な挨拶は抜きにして、それでもよく続いたと思います。 1年前には「ひともすなるうえぶ、われもせんとてすなり」というぐらいの好奇心で始めたサイトでしたが、1年たったら結構な量になってしまいました。 「最初の1年で1万アクセスもいけたら良いな」なんてなかなか100を超えないカウンターを見ながら思っていましたが、1年で5万を突破するとは思っていませんでした。 これもひとえに皆様の御支援のお陰です。 それと なんちゃって用語辞典17をUPしました。「クソ忙しいと言いながらそんなもの書いている余裕はあるやんけ」とか言わないで下さい。これは私の心のよりどころなんです。仕事が辛い時にはこういう物を書いて心を鎮めているのです... なんてね。今回はものすごく本質的な話題ですが「ノイマン型コンピュータ」について書いています。 2004 年 11 月 27 日VolSpace(Freeware) これはマウントされている全てのボリューム(内蔵HD、CD、外付けHD、フロッピーなどあらゆるものを含む)の空き容量を表示するアプリ。 それに容量もバイト表示、ギガ・メガ表示等切り替えることができる。 VolSpaceはボリュームごとの空き容量を表示するアプリ 10秒ごとに表示は更新されるし、その間隔も変更できる ギガ・メガ表示、バイト表示を切り替えることができるし、比例表示、実容量表示も切り替え可能 設定は細かく変更ができる 普段はドックだけに表示することもできる 空き容量の変化に神経質になるビデオの編集の時などには便利かも Keystrokes Pronouncer 1.5(Shareware) キーボードを叩くとそのキーを発音してくれるというアプリ。 暗闇でログインパスワードなんか打ち込む時にはなかなか役に立つと思う。 しかし普段文章を打つ時には、うるさいだけだしキーの速さに追随できないので、意味がない。 でも子供にアルファベットを覚えさせる時にはいいかもしれない。 Keyboard Spy 1.11(Shareware) これは最近いろんなところで話題になっているキーロガーの一種だ。 話題になっているというのは良い意味ではない。これをインターネット喫茶のパソコンなどに仕込んでおいて、他人のパスワードを盗むという悪質な手口が後を絶たないからだ。 これを仕込んで、キーログを全て記録するようにしておけば自分のパソコンを誰かが不正に開かなかったかどうか全て記録が残ることになる。誰が開いたかまでは判らないが、これを使えば自分のパスワードが他人に盗まれているとか、自分のパソコンが他人に不正利用されているとかそういう記録は残る。 そういうところでは個人情報に繋がるパスワードは入力しないことだ。 Keyboard Spy 1.11の設定画面で設定したログファイルに日付けごとのキーログが全て残る 表示はConsoleを使う Consoleで表示されたキーログ 本来は自分のパソコンのセキュリティのためのアプリだ 決してオイタに使ってはイケナイ、それは犯罪行為だ 2004 年 11 月 28 日DeskDoodle(Shareware) これはデスクトップに自由に落書きをしたり、スタンプを押したりタイプを打ったりできるお遊びソフト。 これとほぼ同趣旨のDesktaticというアプリを登録して使っているが、これよりもスタンプもアイコンや pngなど自由に選べるしタイプも活字の等級を自由に選べる。 反面、機能の切り替えや、色の変更などはメニューバーからのプルダウンでないとできないので、例えばスクリーンに映してプレゼン用に使うには若干スマートさが欠ける。 そういうお仕事目的だと一長一短だが、遊びで使う分には充分楽しいアプリだと思う。 DeskDoodleはデスクトップに自由に落書きができるアプリ プレゼン用にも使えるが、遊び用という方が正解かもしれない 機能やカラーの切り替えなどはメニューバーからのプルダウンでやる プレゼン用としてはスマートなやり方ではないが、切り替えの速さという意味では実用的かもしれない SafariSpeed(Freeware) Mac専用の高速ブラウザSafariをさらに高速化するアプリのSafariSpeedが若干バージョンアップした。 インターフェイスやアイコンが前よりも少し垢抜けしてきた。 また新しい機能としてURLウィンドウに表示されるお気に入りアイコンを削除して、受け入れない設定にするタブも追加されている。 SafariSpeedはSafariの高速化を実現するアプリ 使い方は簡単で、Safariが起動していないことを確認して 高速化ボタンをクリックするだけだ このサイトのカウンターとログ解析に使っているこちらのサービスだが、また現在サーバが落ちているようだ。 このアクセスログは詳細で良いのだが、そういう問題もあるので今やめようかと考えている。 どうもここのサイトからスパムメールも飛んできているようだし、この会社の信頼性を疑いはじめているからだ。 かといってyahooBBのアクセスログはリポートの内容が ということで皆さんにご迷惑をおかけしております。 SuperDesktop(Freeware) ホームフォルダの中のピクチャーフォルダとかその他の場所から、jpegの画像を取得してきてデスクトップピクチャーを自動生成するという単機能のアプリ。 単機能にしてはでかいが、それなりに面白いアプリだと思う。 しかしどうせなら背景色とか写真のレイアウトとか、いろいろ設定できるようにはしてほしかった。これからそういう風に改善されていくのかもしれないけど。 SuperDesktopは写真を取得するフォルダのパスを指定して生成キーをクリックするだけ それでこういうデスクトップができる 写真によってはセンスがいいデスクトップが作れそうだが もうちょっといろいろ自由に設定できるともっと面白いかもしれない Pastelflow(Shareware) iTunesのビジュアルプラグインのPastelflowがバージョンアップした。 効果は花火、噴水など前とバリエーションに差はないが、紗がかかったような美しいビジュアルになったし背景も真っ黒だけでなく夕暮れや風の強い夜(!)などいろいろ変化がついてきた。 曲名などの表示も紗がかかって、しかもグレアみたいに輝いている視覚効果もついたりとなかなか豪華になってきた。 Pastelflowは美しいビジュアルプラグイン iTunesの曲に合わせて花火や噴水、クリスマスツリーなどがきれいに光る 今回から背景色がいろいろ変わるという効果もついた なかなか豪華だ DarkAdapted X(Freeware) これはモニターのRGB比を変更できるアプリ。 前にもこういう手合いのアプリを紹介したが、操作系が不具合でいまいちの印象だったがこのアプリはちゃんと動くし操作の仕方も直感的にわかりやすくレイアウトされている。 こういうアプリで簡単に色調整をする方が、システムバンドルのモニターセッティングよりずっと簡単だし、元に戻すのもワンタッチだ。 仕事でプレゼンをよくやる人には是非物のアプリではないだろうか。 DarkAdapted Xはモニターのカラーバランスを調節するアプリ プロジェクタで画面を出すことがよくある人はもっておくと便利なアプリじゃないだろうか 2004 年 11 月 29 日SideTrack(Shareware) ノートのパッドにスクロールや右クリックなどのギミックを追加するペイン。 これは最初に出会った時にもう購入を決意していたが、これがやっとシェアウエアになったということらしい。 Windows系のノートPCにはパッドにスクロールなどを設定しているものが多いが、便利な物はMacにだってあったって良い。Windowsみたいで嫌だという保守的な人は、Macユーザにもいるが素直にWindowsの右クリックやスクロールは便利だと思うし、トラックパッドにスクロールがあった方が出先で使うことが多い人には便利に決まっている。 このSideTrackの便利さは上下スクロールだけでなく、左右スクロール、右クリックなどのギミックも追加できる点だ。 今回のバージョンからさらに詳細な設定ができるようにもなった。 SideTrackのシステム環境設定ペイン 日本語ローカライズが今回から使えるようになった 2004 年 11 月 30 日Christmas Tree Creator '04(Freeware) クリスマスツリーをジェネレイトするアプリ。 と狙いはなかなか良いアプリなんだけど、残念ながら不安定で私の環境ではデスクトップに貼付いて強制終了しないと動かなくなるということを何度も引き起こした。 子供に「Macがつぶれたぁ」なんて泣きつかれるのはお互いにストレスだしねぇ。 こんなに多機能でなくても良いからもっと動作が確実なクリスマスツリー作成ソフトはないもんだろうか。 Christmas Tree Creator '04はクリスマスツリー作成アプリ 多機能で魅力的だし、安定していれば何もいうことがないのだけど... unpkg(Freeware) この作者は 全く同感だ。 あるいはちゃんとアンインストーラをつけてくれればお任せでも良いのだが、何も説明がなくどこに何を入れるのかも判らなくて、しかもアンインストーラもないというのが最悪だ。(しかもそれでファイル一個ライブラリフォルダに入れるだけだったりすると確かに頭に来る) このアプリはそういう.pkgファイルを解凍して中身を取り出すアプリ。 これは使えるんじゃないだろうか。 unpkgはアプリのインストーラに使われる.pkgファイルを開くアプリ これがあれば訳が分からないインストールをする極悪アプリも恐くない 使い方は.pkgファイルをアイコンにドロップするだけ...簡単でしょ? 開いたフォルダにはそれを挿入するべきパスが再現されていて その中に挿入するべきファイルが展開されている... こういうのはもっと前からあるべきだったと思う CLIX(Freeware) これは一種のシェルとでもいうのだろうか。 使い方も簡単でアプリに表示されるメンテナンスをクリックすると実行ウィンドウが現れてそれに対応するUNIXコマンドを実行する。 私は少し勘違いしていたのだが、エディットメニューからsudoパスワードを入れるタグを呼び出して、入力すればrootのパスワードを要求するコマンドラインもそのまま実行できる。 terminalの使い方なんか覚えたくないという人には薦められる。 CLIXはUNIXコマンドのメンテナンスをクリック一発で実行する sudoパスワードを必要とするコマンドを実行する時には edit menuからsudoを呼び出してパスワードを入力する Longhand(Freeware) これは一種の計算機ソフトなのだが、マニュアルに書いてあった「インタラクティブな計算機」という説明が不思議で興味を引いたので試してみた。 結論からいうとこれは面白い。 これはまず計算機ソフトとしてみても桁数に制限がないので、大きな数字を扱う技術計算や銀行などの計数管理系にもお奨めしたい。 それにこの計算機のもうひとつ面白いところは数式をあとから手直しするとそれに応じて、答えも変化するという機能があることだ。 インタラクティブというのはこういう意味だったんだ! これは例えば何かの割り当てとか分配を考える時に 数学をやっている人にも役立ちそうだし、いろんな用途が考えられそうだ。 Longhandは計算機アプリだが普通の電卓アプリとはひと味違う 桁数も制限がないし、計算式も途中でどんどん変更できる柔軟性が特筆に値する |