Previous Index Next

2004 年 12 月 1 日




久しぶりのトラブルシューティングだ。
といってもまたまたWindowsネタで申し訳ない。

(前にも書いたがこのサイトのもとになっているこのログは、もともとはMacOSのトラブルシューティングのログとして書きはじめた。
OS9の時代には書き留めておかないと忘れてしまうくらいトラブルのネタが沢山あったからだ。
ところがOSXに移行して、OSXのバージョンも進んでくるとトラブルシューティングに関してはあまり書くことが無くなってしまった。
それで新着のオンラインウエアの記録として細々とログを続けているうちにこのサイトに発展したわけだが、最初はこのログの本来の目的にこだわって「OSXのトラブルシューティング」というタイトルをつけていた。しかしトラシューに関してはあまり書くことがないのでとうとうタイトルも「新着アプリのテスト記録」と変更してしまった。
実際、最近ではWindowsのトラブルシューティングばっかりやっている。
Macについては書くことがないが、Windowsについては書きたいことが一杯ある。このサイトも「WindowsのトラブルシューティングとMacOSXの新着アプリの記録」という趣旨に変えようかなと今思案している)

最近物すごい勢いでウイルスメールが飛び交っているが、余計なものをもらわないように気をつけていた会社機のWindowsXPのアカウントにもついにウイルス添付ファイル付きのメールが来るようになってしまった。

問題は前にもここで書いたが、ウイルスメールを貰うと過去のメッセージがごっそり消えてしまうという問題がThunderbirdでも起きてしまった。
シマンテックが検疫できないファイルがあると警告して、プロファイルの中身を隔離してしまうせいだ。

結論からいうとこれはシマンテックのバグが原因なのだが、どうせシマンテックの対応は後手に回るだろうからインターネットセキュリティの改善を待つなんて気は毛頭ない。
私は全てのメールクライアントで「受信後もサーバにメッセージを残す」設定にしているので、この場合でも完全に復旧できるのだが、残す設定にしていない人は失われたメッセージの再生は不可能かもしれない。
しかし2度とこういうことにならないようにはできる。

1)Thunderbirdのプロファイルを削除する。これはStartボタンからソフトウエアの一覧に入ってThunderbirdのフォルダにプロファイルの追加と削除というアイコンがあるのでここで行う
削除できない場合は、CドライブのOWNERのディレクトリの中に、プロファイルの実体があるのでそこから手動でdefaultのプロファイルの中身を削除しよう。
不可視フォルダを見える設定にすれば見えるはずだ。
パスは
C:\Documents and Settings\Owner\Application Data\Thunderbird\Profiles\Default User
だ。

(このあたりのWindowsのインターフェイスはMacと比べると極端に分かりにくくなっている。私自身、記憶で書けると思っていたが、細かいフォルダ名や設定項目の場所なんかはやはり記憶しきれていない。各自鋭意自得してもらいたい。なんせ私はWindows使いではないので)

2)シマンテックのインターネットセキュリティを呼び出して、自動ファイルチェックの項目のチェックボタンを外す。項目は2か所あるが、ふたつとも外す。

(このあたりシマンテックのインターフェイスはMacと比べると....以下同文)


3)それでThunderbirdのプロファイルを新たに作ってさらにThunderbirdを起動してアカウントももう一度設定し直す。
そうするとまた前のメッセージを全てサーバから受信できるわけだ。
問題はシマンテックの自動チェックを外しているので、今度はウイルスメールを受信してもメッセージは消えないが、ウイルスメールも消えずに受信フォルダにしっかり残っているということだ。

これをうっかりクリックしたりするとひどい目に遭うから、今後注意が必要だ。
といってもそれを注意できるくらいだったらWindowsなんか使っていないかもしれない。

Windowsというインターフェイスは表面に見えているところだけは簡単なように見せかけているが、ちょっと深入りするとそこには恐ろしい迷路がスパゲッティのように横たわっているという構造になっている。各自鋭意自得してもらいたい。なんせ私はWindows使いでは...もうええっちゅうに。


これは要するに自動検疫でメールのプロファイル情報をごっそり隔離してしまうというシマンテックのバグなのだが、OutlookExpressのバグならすぐに対処するだろうけど、シマンテックのことだからMozillaなんか知ったこっちゃないというような態度だろうと思う。
(同じトラブルはBeckyでも起きているのだが)


それ以前にウイルスをダダ漏れに流行さすなよ>Windows
という問題もあるのだが。





Merry X'mas
(Freeware)

これも季節物というか、クリスマスツリーをジェネレイトするアプリ。
ずいぶんシンプルなツリーではあるが、デスクトップにフローティングで表示することもできるし、jpegやflashのカードを書き出すこともできる。
カードに書き出したものは、メールに添付ファイルとしてつけて送ることもできる。
ちょっとしたクリスマスカードとしてしゃれているんじゃないだろうか。
特にピカピカ光るflashを簡単に生成できるのはなかなか楽しいと思う。
これはもっといろいろカスタマイズできればもっと良いと思うが取りあえず確実に動くのが良い。





Merry X'masはクリスマスツリーをデスクトップにフローティングで表示するアプリ
シンプルなイメージだ




またライトがピカピカ点滅するflashのカードを作ることもできる
クリスマスカードを友達にメールで送る時はこういうカードは
しゃれているんじゃないだろうか
やたら重くないのが良い


2004 年 12 月 2 日





GetMacAddress
(Freeware)

これはEthernet上のMACアドレスをフローティングで表示するアプリ。
MACアドレスというのはMacintoshのアドレスという意味ではない。WindowsにもMACアドレスはある。

Etnernet上のユニークアドレスをそう呼ぶのだが、TCP/IPが使うIPアドレスとデータレーヤーのMACアドレスでEthernetは成り立っているわけだ。
そのMACアドレスを表示できるアプリなわけだが、これと同じ物はシステム環境設定のネットワークでも表示できるわけだし、どういう便利さがあるのかはよく判らない。

よく判らないが、あれば便利かなと思ってしまうのがこの手のユーティリティという気もする。





GetMacAddressはそのものずばりMACアドレスを表示するアプリ





Javersi
(Freeware)

これはJavaで記述されたオセロゲーム。
盤面のデザインを変えたりできる。
私はハッキリ言ってオセロについては誰にも負けない自信があるので、オセロゲームの評価はどうしても辛くなってしまうのだが、入門としてはなかなか良いんじゃないだろうか。





Javersiはオセロゲーム
Javaベースというのが面白い
どういうメリットがあるのかよく判らないが


2004 年 12 月 3 日





PoSa2
(Freeware)

サンタクロースが障害を乗り越えて子供たちにプレゼントを届けるというありがちなゲーム。

楽しいんじゃないでしょうか。





PoSa2のゲーム画面
サンタが乗り越えるべき障害は?





Pastelflow
(Shareware)

iTunesのビジュアルプラグインのPastelflowがまたまたバージョンアップされた。
今度はオーロラという新しいビジュアルが追加された。

これもなかなか美しいビジュアルだと思う。





Pastelflowに追加されたオーロラのビジュアル
きれいだ


2004 年 12 月 4 日





CoolBackground
(Freeware)

デスクトップの壁紙にスクリーンセーバを表示するアプリ。
この手のアプリは他にもいろいろあるが、どれも高価なシェアウエアであるのに対してこれはフリーウエアだ。

ただしかなり大きなリソースを要求される。

私のiBookDualUSBでは全く歯が立たない感じで、これをスタートするとまるでフリーズしたようにほとんど動かなくなる。フリーズしているわけでないのは、かなり遅れてから反応するので判るのだがこれでは全く実用にはならない。
G4でも800MHz以上ないとまともに動かないだろう。



2004 年 12 月 6 日





ToyViewer
(Freeware)

画像を見るビュアー、加工するアプリはこのサイトでもいくつか紹介しているがこのアプリは単なるビュアーではなく画像エディタとしての高機能ぶりがすごい。

フォルダ単位で画像を読み込ませて軽快に表示させることもできるし、スライドショーのようにそれを自動切り替え、フルスクリーン表示できる。
そういうビュアとしての基本機能は備えているが、このアプリのすごさはエディタとしての機能の充実ぶりだ。

画像を加工するとなると普通は Adobe PhotoshopGimp なんかを使うに違いない。
しかしここいらのアプリは確かに高機能のアプリだが、起動にも時間がかかるしインターフェイスも覚えやすいとはいえない。気軽に使えないということだ。

私はちょっとした画像のサイズ変更などにはQuickImageCM なんかを使っているが、確かにお手軽だが画像を縮小するとかなり画像がなまってしまう気がしている。
web用の写真だから気にしないことにしているが、Adobe PhotoshopGimp のような大物アプリのようにはいかない。

このToyViewerは画像の縮小、拡大、回転、フォーマット変換、エッジ、エンボスなどの変換ができる。機能的にはAdobe Photoshopのアクションなんかと同じような機能があるし、これらがロスレス変換に近い効率でできるというのがすごい。

フリーの画像ソフトだし持っておくべきだろう。





ToyViewerはフォルダ単位で画像を読み込むことができるピクチャービュア
でもそれだけではなく、エディタとしてもロスレスで高機能だ




エンボスなどの機能もいろいろ充実している。
これでザクッと加工して、細かいところを大物アプリでやるという方法もあるかも




2004 年 12 月 8 日





Nvu
(Freeware)

これはあのLindowsでお騒がせのLinspireが立ち上げたオープンソースのhtmlレンダリングアプリ。
早い話が、ホームページ作成ソフトだ。

ホームページ作成ソフトというのは数々あるが、Mozillaと同じレンダリングエンジンを使っているのでタグについては一番間違いないアプリだといえる。
何よりもフリーウエアとして利用できるホームページ作成ソフトの中では、多分一番高機能で使えるアプリだと思う。

入力はまさにワープロ感覚だし、WYSIWYG(What You See Is What You Get つまり画面に表示されたままの出力がえられるという意味)を実現したと謳っているだけあって、レイアウトなどかなり細かいことができそうだ。

もともとはLinux用のアプリとして開発されたが、MacOSXに移植され今回はWindowsXPにも対応したことから大部分のパソコンユーザに利用できるアプリになった。





Nvuは早い話がホームページ作成ソフト
Mozilla家の血筋のなかなか由緒正しいタグを生成してくれる





BwanaDik
(Freeware)

これはローカルのIPアドレスとWAN側のIPアドレスを表示するアプリ。 ドックに表示するアプリは前にも試したことがあるが、これはメニューバーに表示するのが使いやすいと思う。

こういうアプリが何の役に立つかというと、特にオフィス等のLANでローカルのサーバには接続できているのにインターネットに入れないとかのトラブルの時に原因究明には役に立つ。
LANにつなげたのにメールが受信できないという時に、Macの側の不調が原因なのかネットワーク側の障害が原因なのかはこれで一目で分かるわけだ。





BwanaDikはメニューバーでWANの接続状況を表示
プルダウンでLANとWANそれぞれのアドレスを表示するアプリ




WANの接続が切れているとメニューバーアイコンは赤に変わる
アドレスでもそれは検証できる
トラブルシューティングには必要なアプリだと思う


2004 年 12 月 10 日





X-MasTree
(Freeware)

これはデスクトップにフローティングでクリスマスツリーを「ジェネレイト」するアプリ。

こういう季節ネタをあまり取り上げると、3か月後にはリンクが切れていたりして後の補修が大変なのだが、クリスマスだからまぁいいか。(別にクリスチャンでもないのだが、子供がいるとそういう心境にはなってしまう)

これは設定で赤緑紫などのそれぞれのライトがチカチカ点滅したり、フェイドしたりいろいろできてきれいだ。子供は喜びます。

それにクリスマスまで後何日というカウントダウンも出せる機能があったりして、多少は実用性(?)もある。





X-MasTreeはデスクトップにクリスマスツリーを表示するアプリ
クリスマスまでのカウントダウン機能もあったりして、多少の実用性もある


2004 年 12 月 11 日





暖炉Mac
(Freeware)

以前にiMacフラットパネルの画面を全面真っ白にして、iMacを電気スタンドの替わりにするという究極のおバカアプリがあったが、これもちょっとおバカっぽさが似ている。

これはフル画面で明るくなったり暗くなったり揺らぐ暖炉の光を表現している。

部屋を真っ暗にしてこのアプリを起動してみてほしい。
冬にあったかい部屋のぬくもりがMacによってジェネレイトされるはずだ。



2004 年 12 月 12 日





Movmeter
(Freeware)

iTunesのビジュアルプラグイン。
.movの拡張子のあるムービーファイルをビジュアルエフェクトで表示する。

表示するといっても、動画からいくつかのスチルを抜き出してリズムに合わせて不連続に表示するので、あまり大きくない動画の方が向いているし、動きもあまりない方がかえって面白いかもしれない。





Movmeterでお気に入りのムービーをiTunesのビジュアルにできる
といってもスムーズな再生という趣旨のアプリではない
どういう画像をはめると面白いか工夫は要りそうだ


2004 年 12 月 13 日





Snowman
(Freeware)

今度はデスクトップに雪だるまを「ジェネレイト」するアプリ。
雪だるまは、時々まばたきするのがキュート。

作者さんはプログラマーのようだが、仕事に疲れた時にこのアプリの制作に熱中していたそうだ。作者の弁によると
「デスクトップに現れて本物の雪だるまと同じように何もしない、リアルな雪だるま」
なのだそうだ。





Snowmanはデスクトップに雪だるまを表示するアプリ
デスクトップに貼付けることもできるし、フローティングで表示することもできる
何もしないといっても唯一の芸はまばたきだ




2004 年 12 月 16 日





X-MasTree
(Freeware)

デスクトップにクリスマスツリーを「ジェネレイト」するアプリ、X-MasTreeにもうバージョンアップが出た。
(といってもこのアプリの旬は後10日ほどで過ぎてしまうわけだし、次に注目を集めるのは来年の12月なわけだから今のうちにアップデートはやってしまわないといけないのだろうが)

今回のバージョンの改良点は実に盛り沢山だ。
ひとつはデコレーションに「ポップコーン」が表示できるようになった。
前はボールだけだったので、これでクリスマスツリーらしくなったといえる。

またベースのツリーの色が緑単色から、赤や青、紫、白などきれいな色で表示できるようになった。これは本当に良い!
特に白のツリーは人に見せびらかしたくなるほどきれいだ。

またライトも少し紗がかかったようなきれいな光り方に改良された。 これは設定で前の強い光り方に戻すこともできる。
CPUの使用率は50%を超える結構ヘビーなアプリだったが、描画法が変わったのかCPU占拠率は前のバージョンの半分以下になった。

それと日本語のローカライズに対応した。これも大きな改良点だ。





シンプルなクリスマスツリーアプリ、X-MasTreeはかなりデコラティブに改良された
ポップコーンなどの飾りが追加されたし、ベースのツリーは青などの色に変えらるようになった




これは白のツリーに変えたところ
きれいです




赤のツリーなんてのもなかなか棄てがたい




Snowflakes
(Freeware)

これもまた秀逸な季節ネタのアプリ。
デスクトップに雪を降らせる。
リアルな雪ではなくアニメ風の夢のあるものなのが良い。
前出のクリスマスツリーを表示するアプリと組み合わせるとなかなか美しい。
ただしそういう組み合わせで表示するとCPUの使用量は一杯一杯の100%だ。





Snowflakesはデスクトップに雪を降らせるアプリ
CPUを喰うという点を無視できればお奨めできるアプリだ




FeedMe
(Freeware)

どうやらRSSのフィードを簡単に生成するという趣旨のアプリらしい。
「らしい」というのは、なかなか良さそうなのだが私には使い方が判らないからだ。

readmeには詳しい使い方がほとんど書かれていないし、書いていなくてもRSSを使い慣れた人なら直感的に理解できるのかもしれない。

サイト管理者としては、こういうアプリを使ってRSSリーダーのユーザに便宜をはかるべきなのかもしれないが、しかしよく考えたら私自身がRSSリーダーというものを全く使わないので、要するについていけてないということだ。
blogといいRSSといい、そのメリットは解っているのだが今まで距離を置いてきた。
ここに来てなんだか時代から取り残されているような気がしないでもない。

誰かこのアプリの使い方を教えて下さい。(情けな!)





FeedMeはRSSフィードとしてはなかなか良さげなフェイスを持っている
残念ながら私には使い方が判らないのだが...



追記

このアプリの使い方についてhanapapaさんからご丁寧に教授いただきました。
近々私の方でも検証してみようと思っております。
でもこのサイトがRSSに対応するかどうかは微妙です。
何事にも好奇心を持つべきだと思いつつも、できるだけサイト構築には手間をかけたくないという気分もありますんで...微妙ですが


『使い方ですが...
たとえば、ドロワー部分 [Title] に FeedMe と入力。
[Link] に http://homepage.mac.com/nowhereman77/hacks/products.html 。
[Description] に
どうやらRSSのフィードを簡単に生成するという趣旨のアプリらしい。......といった具合です。
[Link] はアンカーなんか仕込んでそのリンクでもいいですね。

次に、NewItem をクリックして(以下略)

で rss とか名前つけて保存すれば出来上がりです。

私の場合、mi を使ってエンコードの記述を加えてエンコードして、さらに JST を +0900に置き換えたりしてます。 』


情報ありがとうございました。




2004 年 12 月 18 日





PresentArms
(Freeware)

これは簡易なスライドショーアプリ。
jpegなどの画像を軽快に自動スライドショーで表示できる。
勿論フルスクリーン表示も可能だし、フルスクリーンの軽さはこれまで試したアプリの中では一番だろう。

またプレイリストを作ってこれにmp3の音楽をつけることもできる。
写真を循環してみせながら音楽を流す環境Macというような使い方もできる。

それで基本的には自動スライドショーなのだが、画像切り替えの時間を思いっきり長くして、PowerPointのスライドショーの替わりに使うなんていう手もある。
PowerPointスライドショーはOSXでは軽く動くようになったが、それでもこの極悪アプリは信用できないという人には、実際のプレゼンの時に勝手に落ちたりしないこのアプリで代用した方がトラブルがなくていいかも知れない。

この作者のネーミングからもそういう意図を何となく感じた。





PresentArmsは軽いスライドショーアプリ
実に軽快にフルスクリーン表示ができる




トラシューというよりもぼやきに近いのだが、最近会社機のdellのWindowsXPが調子が悪い。
会社の皆さんはSP2を当てて、特定のアプリが起動しなくなったりメールの添付ファイルを開くのが異常に遅くなったりしている。
私は当然そういうことは予想していたので、SP2は当てていない。
そういう不用意なことをするから調子悪くなるのだと、会社の同僚を横目で見ながら思っていたのだが、SP2を当てていないはずの私のWindowsも調子が悪くなってきた。


Firebird等の特定のアプリが起動できない。
処理に異常に時間がかかったりする。起動できない時のアラートには「アプリケーションが反応していません」としか出ていない。このOSは昔から本当に親切なOSだと感心させられるのだが、反応していないんだったら、どうやったら反応するのかそのヒントだけでも良いから書けよと思うが、なんせ「不正な操作が行われたために...」という伝統は今でも脈々と受け継がれている。

何度再起動しても改善しないし、最近デスクトップまでぱかぱかし始めて一瞬全てのアイコンが消えタリする。
かなり異常が入ってきている。
ハッキリ言って余計なアプリもほとんど入れていないし、ディスクも8割以上空きにして使っているのにこの調子悪さだ。
昨日まで普通に反応していたアプリがアップデータも何もかけていないのになんで急に反応しなくなるのだろうか?

そういえば昨日自宅のiMacの奥さんのアカウントで、iPhotoが動かなくなるというトラブルが起きたが、
"/Users/Home/Pictures/"
iPhotoライブラリを削除すると回復した。
考えたらMacのトラブル対処法は簡単というか単純だ。
大抵はこういう壊れたライブラリや初期設定、キャッシュを削除してやればもとの調子に戻る。

ここが何かするとどんどん深みにはまるWindowsと決定的に違うところだ。
ドザの皆さんはこういうことをして楽しんでいたのだな。
なるほどこりゃトラシューとしては退屈しなくていいかも知れない。
しかし仕事で使うパソコンは使いたい時に確実に動いてくれないと困ると思うんだが。
私個人は通信を伴うような仕事は個人持ちのiBookで全てやっているので、正直会社のWindowsがぶっつぶれたって痛くも痒くもないのだが、これしか頼るものがない人にとっては死活問題ではないだろうか?

今は一日ネットワークが使えないとほぼ一日棒に振るというくらい、仕事のネットワークへの依存度は高くなっている。
それがこんなにナマクラナ機械でないと使えないんじゃ話にならないように思うんだが、世間の常識はそうじゃないんだろうか?





2004 年 12 月 20 日





Getter1
(Freeware)

これは高速ダウンローダ。
こういう趣旨のアプリは結構沢山あるしそのうちのいくつかを試してみたが、
このGetter1は使う値打ちがあると思う。

ダウンロードしたいファイルのURLをURLウインドウかフローティングのドロップウィンドウにドラッグするだけで準備は完了、あとはダウンロードボタンをクリックするだけでファイルを分割して一気に落としはじめる。

最近はアプリでも大物が多いのでDSL環境でもダウンロードに結構時間がかかるというものが増えている。ファイルの大きさがさほどでなくても途中の経路か、相手のサーバの環境が高速環境でないためにダウンロードに異常に時間がかかるなんていうことも今でもままある。

そういう時にこのアプリは便利だろう。
一度にひとつのファイルしかダウンロードできないが、ダウンロードウィンドウを新規でいくつも開けば複数のファイルの同時ダウンロードもできる。

これは便利じゃないだろうか。





Getter1はファイルを分割して落とす高速ダウンローダ
4分割すれば単純に考えて4倍の速度だ




URLの登録はダウンロード先のリンクをドロップするだけ
ダウンロードの単機能に特化したスグレ物のアプリだ





Goban
(Freeware)

Gobanが知らないうちにどんどんバージョンアップしている。

新しい機能としては碁盤や石などのスキンを変更できたり、「アタリ」などのサウンドが設定できたりといろいろ多機能になってきている。
つまり市販の囲碁ソフトともう遜色が無くなってきているということだ。





Gobanは碁盤の木材スキンを「桐」風、「杉」風など切り替えられるようになった




2004 年 12 月 21 日





MacLampsX
(Freeware)

これはデスクトップにクリスマスの電飾を「ジェネレイト」するアプリ。
今年はなぜかこういうクリスマス季節ネタが豊作だ。

デスクトップにハト目球風の電飾と柊の葉っぱを再現する。
環境設定でブリンクライトやパールライトを選択できると説明にあったが、なぜかこの設定変更はうまくいかなかった。

これも今週限定のアプリだが愛用してみてはいかがだろうか。





MacLampsXはデスクトップで電飾を光らすアプリ
クリスマスの時期には家族との親交を深めるためにこういうアプリは必要だ




AliasInfoCM
(Freeware)

これは久しぶりのコンテクストメニュー。
エイリアスのオリジナルをコンテクストメニューで表示するアプリ。

私の場合複数のパーティションをきって、パーティションをまたがるエイリアスをあらゆるところに張り巡らせているので、時々エイリアスのオリジナルがどこにあったか見失うことがある。
そういう時でも情報を見るタブを呼び出せば、オリジナルの在り処が判るといえばその通りなのだが、それをコンテクストメニュー(右クリック)で見ることができれば確かに便利だと思う。

しかしこのコンテクストメニューはどのボリュームにオリジナルがあるかというところまでしか表示できない。できればオリジナルまでのパスを全て表示してくれると便利なのだが、そこまでの機能はない。

これはちょっと中途半端だ。
発想は良いと思うので(実際私のような人間には重宝するプラグインになりそうな予感はする)もうちょっとがんばってほしいところだ。





AliasInfoCMはエイリアスのオリジナルがあるボリュームを表示できる
どうせならパスを全て表示してほしかった
ちょっと中途半端な印象がある




Diablotin
(Freeware)

OS9時代のシステムには「機能拡張マネージャ」という操作パネルがついていた。
OS9はインストール済みのアプリの一部分を「機能拡張」という形であらかじめ読み込んでおくという仕組みを持っていた。そのおかげでOS9までのMacOSはアプリの起動が速かったし、切り替えも俊敏だった。
オールドMacユーザがOSXに不満を言うのはこういう点もあるが、しかしこのMacOSの仕組みは重大な欠陥を持っていた。

システム起動と同時に一気に読み込む機能拡張同士がコンフリクトを起こして、これがシステムを不安定にしていたという点だ。
各アプリのベンダーや作者は他のどのアプリとコンフリクトを起こすかなんてテストなんかしてやしなかった。
それでコンフリクトを起こすと自分のところのアプリとコンフリクトを起こした相手のアプリが悪いという態度で一向に改善なんかする気がなかった。
この無責任状態の犠牲になってMacOSはアプリを沢山インストールすればするほど不安定になるという欠陥を持っていた。

だからこの「機能拡張マネージャ」でコンフリクトを起こしている機能拡張を読み込まないようにしてコンフリクトを防ぐために、その組み合わせをいくつか作って使い方によって機能拡張セットを使い分けるというのがOS9以前のシステムの基本機能になっていた。

しかしOSXでは機能拡張という考え方を止めて、システム起動時にインストール済みのアプリの一部をあらかじめ読み込んでおくという仕組みも止めてしまった。
このおかげでOSXはアプリの起動や切り替えは若干もたつくようになったが、その見返りとしてアプリを何百個インストールしようがシステムは全く不安定になったりしないというメリットも手に入れた。
(この欠陥はWindowsの全てのバージョンでも全く事情は同じで、要するにOSXが登場する以前は市場に出回っているほとんど全てのパソコンはこれと同じ問題を抱えていたということだ。
こんな不思議なコンピュータ世界はクライアントPCの世界だけの話で、サーバ市場やネットワーク関連の機器ではこんな不思議な欠陥はない。
これはMicrosoftとAppleの2社だけが抱える特殊事情だったのだ)

だからOSXでは「機能拡張マネージャ」は廃止された。

しかしMacOSの「機能拡張マネージャ」は便利だったという声が強いので、こういうアプリができたんだろうと思う。
これで各種プラグインやフォントのチェックを外すことで機能しなくすることができる。
しかしそういう事情なのでこれでチェックを外して機能しなくすることに意味があるのかどうかはよく分からない。
フォントを沢山インストールし過ぎて、デザイン性の高い仕事をする時には全て表示したいが普段のデスクワークでは必要最低限のものだけ表示したいという使い方はできるかもしれない。

以前にテストした時にはこのペインはうまく動かなかったが、今回は私の環境でも問題なく動くようになった。
使えるかどうかは、どういう使い方をするかによるだろうが機能的にはちゃんと使い物になる。





Diablotinは環境設定ペインなのでシステム環境設定にアイコンが現れる
インストールは/Library/PreferencePane/に本体を入れるだけだ




「機能拡張マネージャ」のようにプラグインやフォントを機能しないようにできる
意味があるかどうかはどういう使い方をするかによるだろう




2004 年 12 月 23 日





iStars2.35 MacOSX
(Freeware)

これは星座表アプリ。
日時を指定するとその時間の星空を表示する。
星座も表示できるし、天体をクリックするとそのアップも別ウィンドウで表示できる。
また星座も西洋星座だけでなく、日本の星座も表示できるし星の名前も「昴」のような和名も表示できる。
星座表としても高機能だし、流れ星が流れるようにも設定できるなど癒しになるようなギミックも有る。
面白いアプリではないだろうか。

「よく有る大掛かりなプラネタリウムアプリではなく軽くて使いやすい星座表を目指した」
と作者さんは書いているが、意外に重い気はする。
この高機能なら仕方ないようにも思うが。





iStars2.35 MacOSXは星座早見表アプリ
このキャプチャーは目標星座だけ表示しているが
全ての星座を表示することもできる




検索機能で星のアップを表示することもできるし
その星の現在位置を表示することもできる




2004 年 12 月 25 日





CarbonRatsAndSpears
(Freeware)

これはネズミの槍投げゲーム。
たわいのないゲームだが、クリックをするタイミングで槍投げの記録がかなり変わってきて、しかもレコードが出ると「新記録!」なんて実況ネズミがはやし立てるものだから結構ムキになってしまったりする。

暇つぶしにはもってこいのゲームか。
あまり頭を使わないのが良いかも。





CarbonRatsAndSpearsはネズミの槍投げゲーム
槍を構えるタイミング、投げるタイミングをクリックで操作する
速く構え過ぎると投げる角度が高くなってかえって記録が伸びない




この模様はMSN、マウススポーツニュースで実況中継されている(?)
記録続出のエキサイティングなゲーム中継だ(???)




2004 年 12 月 27 日





AFLDelete
(Freeware)

これはシステムメンテナンス系のアプリ。
起動ディスクのAdobeFnt.lstというAdobe Illustrator関連の設定ファイルを削除する。

readmeによると
Adobe Illustratorのフォントメニューに特定のフォントが表示されなくなったトラブルに有効です。
ATM Deluxe をインストールしている環境ではシステム自体の安定が期待できるかもしれません。」
ということらしい。
残念ながら私自身は、Adobe Illustratorをあまり使わない。Adobe Photoshopなら時々使うんだけど。
なのでこのアプリの効果のほどをあまり実感できない。
しかしDTP関係の人たちはそういう問題を感じているのかもしれない。
そういう人たちのうちで、Adobe Illustratorの調子が悪いという人は試してみる価値が有るんじゃないだろうか。





AFLDeleteIllustratorのフォント設定ファイルを削除するユーティリティ
使用方法はただクリックしてアプリを起動するだけ
作業が終了したら自動的に終了する




2004 年 12 月 28 日





Fontcard
(Freeware)

フォントを沢山インストールしていると、フォントの名前を見ただけでフォントのイメージが浮かばないことがある。
特にデザイン関係の仕事をしている人などは何百とフォントをインストールしていることだろうから、よく使うフォント以外はどのフォントがどんな字体か覚えきれずに困っているだろう。

そのためにいろんなフォントビュアーがオンラインウエアなどで出ている。
それはそれで便利なのだが、フォントを選択する度にいちいち別アプリを起動してフォントを表示させるというのも煩わしい。
特に仕事でMacを使っている人はそうだろう。

このペインはアプリのメニューバーにあるフォントメニューをプルダウンするとそこのそれぞれのフォントを表示するというスグレ物だ。
これは役に立つと思われるが、ちょっと問題もある。
最初に表示させる時に読み込みにかなり時間がかかるのは、一回読み込ませれば2回目からはそんなに時間がかからないのでまだ良い。
しかしトゥルータイプフォントの日本語フォントが全て文字化けしているのはいただけない。
これでは外人相手の仕事でしか使い物にならない。

機能にはUsanityのApplication Enhancerが必要だが、このインストーラはApplication Enhancerも一緒にインストールしてくれるので簡単だ。

こういう細かい配慮をしてくれるアプリベンダーなので、きっちりとした日本語対応を切望したいものだ。
それさえ解決すればこれは使える。





Fontcardはシステム環境設定ペインだ
ここで対応するアプリを登録する




そうすると登録したアプリのフォントメニューからプルダウンで全てのフォントをプレビューできる
デザインフォントをよく使う人には便利なペインに違いない







Previous Index Next



あわせて読みたい