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AudioExpress (Freeware)
OS10.4Tiger対応
Macの手書き説明書 さんで知った面白いアプリ。
これはMacを本格的な録音機にするというもので、インターナルオーディオの出力をデジタル録音できる。つまりLineが繋がっている時にはそのLineの音を、マイクが差さっている時にはマイクの音を、何も差さっていない時には内蔵マイクの音を録音する。
そういう趣旨のアプリはここでもいくつか紹介してきたが、これの面白いのは設定の幅の広さだ。
簡単に言えばデジタルレコーディングのマスターに使うようなDATに近いクオリティから、ボイスメモのような低クオリティまで自由に設定できる。
これは録音アプリの定番になれると思う。
またヴェアダル さんによると、このアプリはシェアウエアだが、昨年に開発が終了したのに伴ってレジストキーを作者さん自身が公開している。
つまり事実上フリーウエアとして使えるということだ。
そのレジストキーは作者サイトならびにヴェアダル さんのサイトで手に入れることができる。
作者さんのサイトには他にも面白そうなアプリのレジストキーが公開されているので、試してみたい。
AudioExpress を起動すると「レジストキーを購入せよ」というタグが出る
ヴェアダルさんのサイトで入手したキーを入力する
サウンドファイルのダウンロード先は自由に設定できる
私はライブラリフォルダの中に勝手にファイルを作られるのは
好きじゃないのでデスクトップに変更している
また録音完了したらiTunes にプレイリスト付きで登録することもできるので
そのためのファイル変換をやってしまうこともできる
面白いのはこの録音グレードだ
無圧縮でもmp3でも録音できるしサンプリングレートは8kHz~48kHz、8bit~16bitと幅広い
会議室でのボイスメモからDATクオリティのレコーディングまで対応できるということだ
Macのリソースが追いつけばの話だが・・・
レコーディングパネルのレイアウトはとても分かりやすい
操作法で迷うことはまず無いと思う
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いつも巡回しているsuttangのお気に入り さんというブックマサイトで見つけたオモロい記事。
マイクロソフトさんのセキュリティに関する啓蒙記事で、個人情報向けセキュリティ - コンピュータを守るための 3 つのポイント - セキュリティ用語集 というページ。
注目したいのはここのところ
「脆弱性」
コンピュータのプログラムの設計の欠陥で、外部からの攻撃を受けてしまう可能性。攻撃者はこの欠陥(ピンホールと呼ばれる)をついて、コンピュータへの不正な侵入などを試みることがあります。セキュリティを強化するためには、脆弱性を修復するプログラムを更新が必要です。
なんだそうです。
「ピンホール・・・?」
WindowsVistaにピンホールが見つかりました・・・っていうリリース見たことある?
それともMS社内ではそういうコードネームで呼ばれるのだろうか?
ピンホールカメラって小学校の時に作ったよね。
まるでピンホールカメラのように小さな穴から全てが見えてしまうから、そういう形容がされるのだろうか。う~む、深い。
ていうか「suttang」さんのタグとコメント
『[丸投げ広報][やっつけ仕事][マイクロソフト]誰もチェックしてないだろこれ。』
にテラワロス。
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Sandvox (Shareware)
OS10.4Tiger対応
CSS(カスケードスタイルシート)を使ったサイトを安直に作るアプリ。
基本的にはテンプレートを選んで、多少レイアウトを変更して本文を書き込んだりグラフィックを挿入するだけで、専門知識も必要なく非常に簡単に作例のようなサイトができてしまう。
また作製中のものは独自フォーマットのファイルとして保存されるが、アップロードの準備としてindex.htmlをトップとするサイトリソースに書き出すことができる。
これもほぼワンクリックだ。
しかも設定したリモートサーバにftpやWebDAV、ftpsなどでアップロードもできる。
つまり動的なサイトでなければこのアプリひとつで全て完結してしまうということだ。
あとはブログとして使う場合はどれくらいの親和性があるのかというところが気になるが、レジストしないと複数ページの作成ができないので確認できない。
実用性はよくわからないが当節のホームページのスタイルはみんなCSSだから、こういうものを使うのも手かもしれない。
もう本当に当サイトのようにむき出しのhtmlを手打ちで打って、レイアウトはテーブルなどでやっているなんてサイトは化石になりつつあるので、とりあえずスタイルを今風に変えたいならこのアプリはかなり使える。
Sandvox のテンプレートをチョコチョコっといじった作例
しかもこんな感じのサイトが数分の作業でできてしまう
コラムや日記サイト向けのレイアウトもある
いくつかテンプレートの雰囲気をキャプチャーで紹介する
こんな感じの楽しげなデザインもあっという間に
こういう今時のブログにありがちなデザインも簡単にできる
当サイトもこうなった方が良いという方はBBSにご意見を御寄せください
でもこれはちょっと没個性なような気がするけど
当世風ながらちょっとカッコいいデザインもある
これも悪くないなぁ
作業中のサイトは.svxSiteという拡張子を持つ独自フォーマットで保存される
メニューからプルダウンで「サイトの書き出し」コマンドを実行できる
そうするとこういう通常のindex.htmlを
トップページにするサイト構成を書き出してくれる
これをweb上のリモートサーバにアップロードする
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「PowerPointは学習効率が落ちる」という話は当然とも言えるし、ケースバイケースとも言える
スラッシュドット ジャパンのPowerPointは教育に良くない という記事(タレ込み)を見つけた。
何を今更な話をしているのかと思ったら、パワーポイントに限らず同じ情報を視覚で見せるのと聴覚で聞かせるのを両方やると、片方だけよりも学習効率は上がるどころか下がるという話だった。
それはそうかもしれないけど、パワーポイントの問題点はそういうことでもないし、学習効果が上がるか下がるかはやはりパワポのスクリーンの内容と話の内容の連携性により大きく変わると思う。
学習効果が上がるか下がるかは、スクリーンと話の内容に有機的な連携があるかどうかがもっとも重要な問題であって、スクリーンがあるから学習効果が落ちるというものではない。
ただひとつだけはっきりと言えるのは
「文字ばっかりの箇条書きのプレゼン資料を順番に見せていき、それを読み上げているだけのプレゼンは学習効果が非常に低い」
ということだ。
これはクダクダ説明しなくても多くの人が、そういうプレゼンを生あくびをかみ殺しながら見ることを強制されたという経験をしたことがあると思う。
問題はパワポを使っていようといまいと、話が面白い人と面白くない人がいるということなのだ。
学校の授業はしょうがない。
必ずしも話が面白い人が先生になるとは限らないので、話が面白くない先生に当たってしまったら「運が悪かった」と割り切ってその授業時間はどう有効に使うかを考えた方が良い。
問題はパワポのおかげで話が面白くない人も平気でプレゼンをするようになったということだ。
私は仕事柄講演などをビデオ収録してそれをまとめて番組化するという仕事も随分経験したのだが、2000年あたりを境にしてこの手の仕事はとてもやりづらくなってしまった。
それは講演者でパワーポイントを使いたいという人が、この頃を境に激増したからだ。
そうするとパワポを見せるために室内の照明を落とさなくてはならない。そうすると後援者の顔が暗くなってビデオカメラでは映らなくなってしまう。そうすると顔が映せないので延々とパワポの画面を映さないといけなくなる。そうするとパワポのプレゼンの出来で番組の出来が左右されてしまう。
というとても悪い循環が起きる。また顔を無理に映そうとすると照明が難しくなるという技術的な問題がある。
しかし何よりもよくないのは
「パワポがあると話し手がパワポに頼ってしまう」
ということが起きる。
つまり冒頭に書いた、文字ばっかりのプレゼン画面を書いて、それを読み上げているだけという最悪のプレゼンになってしまう。
話がどんなに下手でも台詞も覚えなくても、カンペ代わりのスクリーンを見ながらしゃべれば、とにかく時間は埋まる。だからどんなに話が下手な人でも一丁前な講演ができてしまったような気分になれる。
しかしそれは「気分になれる」だけであって一丁前な講演をしたということとは違うのだが、そういうことで自信をつけてしまったパワポオヤジがやたら増えてしまい、講演の番組化という仕事は急速につまらなくなってきている。
これも「悪貨が良貨を駆逐する」というグレシャムの法則よろしく、世の中に「退屈な話し手」があふれかえってしまい、良質な話し手は埋没することになってしまった。そうすると「どうせパワポを使った話なんてどれもこれもこんなレベル」ということになってしまい、話し手の選定は単純に肩書きだけで行われるようになり、ますます良質の話し手が埋没する・・・という悪循環が明確に起こっている。
それもこれも全てパワポのせいだとは言わないが、しかしたまに話が非常に面白いスピーカーに当たると決まって彼らは
「私はパワーポイントは使いませんのでスクリーンの準備も必要ありませんよ」
なんていう人だったりするので、この相関性は実は想像以上に高いと思う。
私が知っている範囲ではビジュアルなスクリーンを拒絶したのは竹中平蔵とか、堺屋太一とか元吉本興業の木村政雄とかやはり、一流のスピーカーはパワポなんか使わない。それぞれの思想の内容に共鳴できるかどうかは別問題だが、これらの人達が「聴衆を飽きさせないで、しかも高度な内容を分かりやすく話す」ことができる一流のスピーカーであることだけは間違いない。
それではなぜパワポはこのように劣悪な話し手を拡大再生産するのかというと、その理由はやはりこの付属のテンプレートのできの悪さが最大の原因なのだと思う。
パワポを使ってどんなプレゼンを作るかということなのだが、カンペ代わりにしゃべりたいことを箇条書きに書いているだけというどうしようもない人は置いておくとしても、それ以外のアメリカ風のプレゼンに慣れた人でも大抵の人はPowerPoint 絶対主義 というこちらのサイトの寓話にでてくるようなプレゼンを作っているに違いない。
『ある日。
国防関係のコンサルタントをしながら二児の母親でもある女性が、自分の 2人の娘が、最近どうも言うことを聞かないような気がしていた。部屋を片付けなさいとか、家事を手伝いなさいとかいっても耳を貸さないようなのだ。そこで、ある朝、彼女はコンピュータの前に座り、Microsoft 社の PowerPoint を開いてこう入力した。
家族の問題
Wyndham家をよりよくするためのアプローチ
新しいページには、こう書き入れた。
●整理整頓を怠ると、他の家族全員が混乱しイライラする
●無秩序は学業にも社会生活にも悪影響を及ぼす
●無秩序は家族全員の効率を下げる』
この話は大変うなづけるものがある。
企業で用意されるパワポのプレゼンは大概こういう「アプローチ」のものだ。
そして、このパワポのプレゼンは聞き手に大変なプレッシャーを感じさせる。
だから人を動かすのにこういう種類のプレゼンが使われるのだ。
この女性の家庭でも以下のような結果になった。
『あっという間に大きな書体の 18 ページができあがった。自転車に乗って幸せそうな一般的家庭のカラー写真、それに、最後のページにはカギの絵 -- 成功へのカギの絵までが入っている。ブリーフィングはただの一度だけ、去年の秋に行った。子供たちには、この体験がそうとうショックだったのだろう。「またあれを見せますよ」というだけで、Wyndham 家の娘のひとりは泣き出してしまうほどだ。』
そしてこういう種類のプレゼンは聞き手にプレッシャーを強いる割には実は大した内容を含んでいないという印象をどうしても受けてしまう。
それでも日本の経営者や経営幹部はみんなこういうプレゼンを作る。そして作ることに多くの時間を割き、そのことに満足してしまう。
これは時価会計のキャッシュフロー経営と同じことでアメリカ流ビジネスの非常に悪い部分の輸入に他ならない。
勿論パワーポイントだってただのソフトなのだから、ソフトウエアは使いようによって毒にも薬にもなるということだけであって、ソフトそのものが腐食の原因になっているわけではない。
だけども付属のテンプレートのできの悪さと「パワーポイントのプレゼンはこういう風にするものだ」という思い込みでこのソフトは非常に有害なソフトになっていると思う。
実際ある大学ではゼミなどの発表にパワーポイントを使うことを禁じている。
なぜなら皆同じテンプレートを使って紋切り型の発表になってしまうからだ。
このアプリの問題点はここのところだと思う。
以下この記事にたくさん入っていた突っ込みの内、面白いと思ったものを抜粋して突っ込みの突っ込みを入れてみる。
『意思決定の支援に使うものですよ。
道具の使い方が間違ってる。』
『全く賛成。タレコミにある音読云々の指摘も変。
#入り口を一箇所にした方がいいのと出口を一箇所にするのは別でしょうに』
世の中にはどうしてこういう知ったかをもっともらしく書く人がいるんだろうかね。
まず現実的にパワポを意思決定ソフトとして使っている人なんて世界に何十人しかいないんじゃないだろうか。
それにパワポは元々の名前は「Presenter」という。つまり元々プレゼン用のアプリとして開発されたのだ。だから使い方は全く間違っていない。というよりも意思決定に使う方がはるかに間違っている。
先に引用したPowerPoint 絶対主義 というページにはこういう記述もある。
『元 Microsoft の開発者は、こう回想して笑った。「『ボタン一発、プレゼンテーション一丁あがり』って具合にね」。その考えを、彼は「馬鹿げている」と思ったそうだ。もちろん、この呼び方もジョークに過ぎなかった。だが、Microsoft はこのアイデアを採用し、名前までそのまま使った。これほどターゲット顧客層をコケにした名前をもつ製品も珍しい。』
要するにそういうソフトだということだ。
『先生が黒板に書く内容を自分でノートに書き止めることで理解し、記憶に留めるのに役立ってました。
スライドやOHPの授業だと、ノートに書き留められる以上のスピードで進んでしまうからそれが無理になり、ノートも取れなかった。子供ながらに、そういう授業をする先生は怠慢だなあと思っていました。
そうなんですよ。
結局オーディエンスが全く受け身になってしまうことも問題で、ほとんどテレビ状態になってしまうということが言えると思う。
例えば昨日見たテレビの内容を全部すらすら言えるだろうか。ほとんど何も覚えていないと思う。
『あと、読めない様な情報量を小さい文字で一気に表示してケムに巻くとかされると、脊椎反射的にカチンときてしまうなぁ。
タラタラとプレゼンの内容を読み上げるだけで、どこを強調しているのかぼんやり聞いていると分からないのも、やっぱり同様。』
結局文字ばっかりパワポをカンペ代わりに使われると、その文字を追うことに気をとられて話の内容に注意がいかなくなって、結局文字もどこの話をしているのか分からなくなって、それで集中力が途切れてしまうんだよね。
『スクリーンしか使わない会議は中身が残らないことが多い。
ちゃんと事前に資料を準備した上で、紙に出して配布するってのが
時代に逆行するとか言われても最も有用だと思う。』
スクリーンで話をする人は話の中身が無い人が多いというのは上記の通り。だから中身が無いというのは当然。じゃぁ、紙の資料を配布すれば良いかというとそれも違う気がする。でもスクリーンのみよりはマシかもしれない。後に残るので作る方も真剣に作るだろうから。
『わかった気にさせることと本当にわからせることは
全然、違うことだよな。』
『スライドショーとは、短時間で偉い人をわかった気にさせ、
自分が本来の業務に戻れるようにするために使うものです。
偉い人に「ホントはよくわからん」と気づかれたら負けなのです。』
このご意見コメント欄の中で、もっとも感銘を受けたのがこれ。
これは鋭い。
要するにパワポは偉いさんをケムに巻くためのソフト。わからせるためではなく、わかった気にさせるためのソフトだということだ。いや、これは言い得て妙。こういう意図でパワポを使っているんだったら、もう何も申し上げることはありません。「どんどんおやりなさい」としか言いようがない。
しかしこんなものでケムに巻かれている偉いさんというのもどうなんだろうか。
そんな会社に勤めてて将来に不安を感じませんか?( ̄ー ̄|||)
『スクリーンで見せるためのプレゼンと印刷するプレゼンは違いますし、画面サイズによっても「良いプレゼン」の性質は違うでしょう。たまに「印刷用のプレゼン」をそのままスクリーンに使う人がいて、追いかけていくのがものすごく大変だった記憶があります。』
『十数年前に、社内でプレゼンテーションにLotus Freelanceを利用するのが大流行した。そのうち内容よりもビジュアルに凝る方が目的になってしまい全面禁止となった。
同じことは、PowerPointの天下になっても繰り返されている。』
『Steve Jobs はなぜ説得力があるのか [weblogs.jp]
> Jobs はプレゼンテーションの映像をことばを多用することで混乱させたりはしない。
> 彼が頭上のスライドで用いたことばは、これまで他のスライドで使ったものと似たようなものだ。
> スライドの文言は、「2.0B」(これまでの iTunes の販売曲数)とか「Ads」(コマーシャル)
> といったハッキリしたものだ。読むことに注意を向けなくても済むので、聴衆は Jobs のことばに耳を傾け、
> Jobs が語ることばがよりインパクトを持つ。』
この3つは同じことだっと思うので、三個一で突っ込むと、結局プレゼンのためにビジュアルを使うという場合の目的を根本的に間違っている人が多いということだ。
例えばジョブズはプレゼンには基本的に写真やイラストしか使わない。文字を使う場合でも「ワンワード」だけだ。
ワンセンテンスの文章を書くなんてことは絶対にしない。ましてやしゃべることを一から順番に箇条書きにするなんていう愚は「一番やってはいけない」ことなのだ。
例えばweb2.0なんて話をする時にその特徴を箇条書きにしているのは下の下で、画面中央に
「web2.0」
とだけ書いたシンプルな文字だけをレイアウトすれば、「何の話をしているのか」が明確になる。
それか文字を書くのを止めて、概念図でネットとの相関作用をビジュアルな図にしてしまえばもっと良い。
あるいはイメージ写真を使えば良い。
そうすることで話自体に具体的なイメージが伴って聞き手は、その話について思い出す時にビジュアルなイメージとセットで思い出すことができる。
ところが世の中には本当に「ビジュアル」という言葉の意味が分かっていない、あるいはそのことに想像すら巡らすことができない人が多いのだ。
これは私が仕事をしていて日常的に感じていることだ。ビジュアルの有効利用ということを本当に理解している人は100人に一人とか、1000人に一人というオーダーしかいない。
ここを読んで「自分は違う」と思っているあなた、あなたのことを言っているんですよ。
『#何故かウチの部署はプレゼンフォイルにドキュメントの機能を期待される…。細かい説明まで書けと。
#仕方がないので、プレゼンのときはアニメーション機能でそれら説明文は隠してる。』
これもワロタ
ビジュアルを理解できないというのはこういうことだ。
記録用の紙の書類と、プレゼンの違いを全く理解できない。
こういう人達のためにパワポの片隅に「担当印、係長印、部長印、本部長印」という欄を作っておいてあげると親切だ。
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ipod-family2 (icons free)
メタルなiPodファミリーのアイコンセット
これはなかなか綺麗なアイコンセット。
こちらのサイトにはこういう綺麗なアイコンがいろいろアップされている。
惜しむらくは最新のiPod Shuffleのリンクがどういうわけか切れていることだ。
ipod-family アイコンの美しいセット
デスクトップやドックに置くと映えると思う
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「あなたが知っていることはすべて5年以内に陳腐化する」のならば何を見ていかないといけないか?
あなたが知っていることはすべて5年以内に陳腐化する という記事をチョット前に見つけていたがやっと目を通すことができた。
5年後に先端の技術者がAjaxを使い続けているということはまずないのだそうだ。
ええっ! そうなの?
つい最近Ajaxという言葉を覚えたところなのに・・・(T-T)
そういえばこのサイトの「なんちゃってIT用語辞典」だって4年前から書き貯めているが、もうそろそろ最初の頃に書いた記事は陳腐化し始めているような気がする。
今頃誰も気にしていないような用語もある。
ここまで勉強するのだって結構大変だったのに、こんな些細な知識すら4年で陳腐化してしまうのだということを感じている。
仕入れなきゃいけない知識は常に膨大にある。
「もうお腹いっぱい」
と思った時に停滞が来るのかもしれない。常に好奇心は持っておかないといけないという強迫観念に捕われる。
それでこの記事にでてくる「不思議の国のアリス」の一文は確かに象徴的だ。
「ここではね、同じ場所に居続けようと思ったら、ずっと走ってなきゃいけないわ。
どこか別な場所に行こうと思ったら、その2倍は速く走らないと!」
でも同じ場所に居続けることに精一杯になっているのは、確かに生産的ではない。特に私は技術者ではないのでそんなことをしなきゃいけない義理もない。元は単なる好奇心で深入りしてしまったこの世界で、同じ位置に居続けるために何かを犠牲にするというのはいかにも本末転倒だ。
だから時々こういうメルクマールは必要になるだろう。
このリストアップされた本 の中で一番面白いと思ったのは、
Don't Make Me Think: A Common Sense Approach to Web Usability [ ウェブユーザビリティの法則 改訂第2版 ]
という3番目の本。
わざわざイラストまで引用していただいてこの本に大いに興味を持ってしまった。
しかもタイトルはウエブユーザビリティとなっているが、このイラストの例はあらゆる会社の会議が停滞する理由を鋭く言い当てているように思う。
企業の中に於いては会議は百害有って一利なしという信念を私が持っているのは、合議制で何かを決めようとすると必ず合理的な理由ではなく「個人的な好き嫌い」で反対する人がでてきて、合理的な議論ができないまま
「この問題は慎重に検討すべきだ」
で話題が打ち切られてしまうということが起きるからだ。
「慎重に検討すべき」
という日本語は「もうこの問題は検討しない」という意味だ。
実際このように引き取られた話題が後日再度検討の場に乗ることは、ほぼ絶対にない。
この場で検討できないなら後日の検討を待つなんてことは全く意味がないのだ。
それはあり得ないことを言って話題を打ち切るためのレトリックでしかあり得ない。こういうのが典型的な停滞した会社の会議の進行だ。
企業の戦略を民主主義で決定するなんてことはあり得ないのだ。プロジェクトリーダーを決めたらそのリーダーの独裁政権で全て進めなければいけない。
リーダーに誤謬が有ったらクビをすげ替えるだけの話だ。
プロジェクトメンバーの知恵をどのように集めるかという問題は勿論あるが、皆の合意で物事を決めていたら、タイミングも失いチャンスも逃し、しかも皆の利害を調整するために一番最悪の選択をしてしまうことになる。
そんな実例はいくらでも見てきている。
このイラストは私のリアルな体験にかなり近かったので「おおっ!」と思わず身を乗り出して見入ってしまった。
「よくわからないなら試してみれば良いのに」
というアイデアが組織にとっては一番危険なのかもしれない。
「失敗したら誰が責任を取るんだ」
という言い草は
「オレは責任を取る気がないから、この案は進めることまかりならん」
という意味の日本語だ。
だったら「このプランには合理性がない」ということをちゃんと論理的に説いて止めさせれば良いのに、議論はしたくない。
この本は洋書なのだが、こういう保守的な職場というのはどこでも一緒なのだなと感心させられた。
技術者の最後の切り札
「我々のリモートサーバでそれをやるのはちょっと問題がある気がする」
というのもワロタ。
やたらそういうことを言いたがる技術屋さんて確かにいる。
それで実際にやってみたら「何が問題だったんだ?」というようなことがよくある。
技術屋さんは相手は文系人間だと思うと結局ナメてかかっていて、最後にはこれを言えば文系人間は黙るとタカをくくっているのだ。
だからこれからは文系の人間は技術に強くならなくてはいけないと思う。
いや、文系こそ技術に強くなきゃいけない。
ただ問題は5年で陳腐化するような知識をセッセと仕入れなきゃいけないということなんだなぁ。
これが。
シジフォスの神話だなこりゃ。
anchor
TitanAttacks (Shareware)
OS10.4Tiger対応
これはグラフィックは派手目だが要するにインベーダーゲーム。
ルールは結局同じで段々迫ってくるインベーダーを一番下に来る前に全部ゲキメツする。
得点になったり攻撃や防御の特殊能力を得られるヤクモノの種類がいろいろ有って、単調にならないように工夫されている。
惚けたようにして遊んで欲しい。
TitanAttacks のゲーム画面
<追記>
このTitanAttacks と下記Machi Paco のふたつは配付元のサーバが現在落ちているようだ。昨晩は生きていたと思うのでおっつけ復旧すると思うがちょっと様子を見る。
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Machi Paco (Shareware)
OS10.4Tiger対応
そしてこれはブロック崩し。
こちらも単調になりやすいブロック崩しを面白くするためにオチモノ要素を入れてみたり、ボールを複数にしてみたりいろいろ工夫がされている。
これも口を開けっ放しにしてよだれを垂らしながら遊んで欲しい。
Machi Paco のゲーム画面
背景も綺麗だしオチモノもいろいろ工夫されていて飽きさせない
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Heat of Fusion (Shareware)
OS10.4Tiger対応
こちらはDeimos Rising のような縦スクロールシューティングゲーム。
ルールもほとんど一緒で上から迫ってくる飛行物体や地上の砲台や戦車が撃ってくる弾をよけながら、これらを撃破していくというもの。
シューティングの切り替えがないのでDeimos Rising よりも操作は簡単かもしれない。
だから白目を剥いて痴呆症のような顔をして遊んで欲しい。
Heat of Fusion のゲーム画面
ひたすら破壊しまくってひたすら前進あるのみだ
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SizzlingKeys (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
ヴェアダルさんの「僕がインストールしておかないと困る10のアプリ」 というエントリに影響されて私も「このアプリがないとMacは使えんなぁ」というアプリをセレクトしてみた。
それは2月24日の記事 を見ていただくとして、他にも何人かの方がこの企画に乗って「ないと困る10のアプリ」を挙げておられたが見事にみんな違うということにも感心したが、もうひとつ大いに思ったのは当サイトもMacの定番と言っていいような人気アプリをまだかなり紹介していないということも実感した。
かれこれ記事になっているだけでも1000近いアプリを紹介してきたはずだ。
ところが「こんな誰でも知っているような人気アプリ」を当サイトで一度も取り上げていないというような物がいくつもある。
いくつもあるとは思っていたけどこんなにたくさんあるというのはあらためて実感した。
そこでしばらくはできるだけそういう人気のある、あるいは定番アプリを取り上げていこうと思っている。
このSizzlingKeys も多分Macユーザの間では定番中の定番だろうと思う。
知らない人に説明するように書き進めるが、要するにホットキーでiTunes のほとんどの機能をコントロールしようというシステム環境設定ペインだ。
これは面白いというか驚くべきアプリだ。
iTunes をリモートコントロールしようというアプリはたくさんある。
それはやはり何か作業をしながら音楽を聴きたいという「ながらリスニング」の時にはiTunes は表示しないという状態でデスクトップをフルに使いたいというニーズがかなり多いのだと思う。
それでコントロールする方法は大抵は、デスクトップに小さなコントローラを表示したり、メニューバーにそういう物を表示したり、ポップアップだったりという物が大部分だ。
これもそれぞれアイデアとして悪くないのだが、そういう物を表示しないでいきなりホットキーでiTunes の音楽を聴く機能の大部分をコントロールしてしまうという発想が面白い。
メリットはいちいち何かを表示してクリックしたりしなくていいということだ。
何かを表示するというのは結局iTunes 本体を呼び出すのと手間があまり変わらないわけだが、何も呼び出さなくても良いのなら明らかにワンステップ手間が省ける。
いかにも「ながらリスニング」向けの機能だ。
操作法はキャプチャーを見ていただくとして私が感心したのはマイレートもホットキー一発で変更できるようになっていることだ。
これは便利だ。なぜなら最近はiTunes のスマートリストに凝っていて、ジャンルやマイレート、再生回数やスキップ回数などで細かくスマートリストを作るのにハマっているからだ。
だからiTunes を聴いている時にパッとマイレートを変更できるとうれしい。
ところが現行だとiTunes をアクティブにしてそのメニューコマンドをプルダウンしないと変更できない。
そういうメニューエクストラも有ったが、結局これも手間は一緒だった。
ところがこのSizzlingKeys の場合はデフォルトでは
control+0~5
でマイレートを0~5まで変更することができる。
何も呼び出さなくていい。
だからデスクトップで何か作業をしている時に、気になった曲のマイレートをすぐに変更できる。
これはすばらしい。
もう一点すばらしい点を挙げるなら、ほとんどの機能がホットキーを自由に設定できるようになっているということだ。デフォルトでもかなり使えると思うが、私の場合ほかで設定しているホットキーとかなりぶつかってしまう。
SizzlingKeys のキーボード設定は、フルキーボードアクセスの設定よりも優先するようなのでこれではいろいろ不便なことになってしまうが、そういうぶつかっているキーも設定し直すことで違うキーに設定できるので、不便も解消できる。
この気遣いも良いと思う。
SizzlingKeys のシステム環境設定ペイン画面
これを見るだけでも大体の操作方法がわかるというレイアウトも秀逸だ
デフォルトでは再生停止、スキップ巻き戻し、音量増減、サーチ、
プレイリスト選択がホットキーで操作できるように設定されている
他にミュートや弱音化、iTunes 呼び出しなども設定できる
サーチのホットキーを叩くとこういうスモーク画面が出てくる
タイトルやアーティスト名などでキーワード検索できる
またこのスモークの背景も好きな色に変更できるのは言うまでもない
再生を開始したり曲替わりや何か操作した時にデスクトップ左下にこのように
アーティスト名、曲名、ジャケットアート、マイレートをさりげなく表示する
またさりげなく数秒で消えてくれるしそのデュレーションも設定可能
気に入ったのはこのマイレートを変更できるホットキーの設定
デフォルトの設定ではcontrol+0~5のキーでマイレートを変更できる
それぞれの画面のホットキー表示のボタンをクリックするとこのようにホットキーを変更できる
これは他のアプリやフルキーボードアクセスの設定とぶつからないようにできるニクい機能
一度もとの設定を削除して設定したいキーの組み合わせを叩いて入力する
この通りプレイリストの選択も本体を呼び出さないでできる
通常の音楽を聴く時に触る操作はほとんど本体に触らずにホットキーでできてしまう
音量を変更するとこの通り変更した音量をさりげなく表示する
そしてこの表示もさりげなく数秒で消えていく
だけじゃない
デフォルトではオフってあるが、強制スリープやデスクトップにロックをかけたり
セーバを起動したりなどのホットキーも準備されている
このままシステムユーティリティの方向に進むのだろうか
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PixelCat (Freeware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
旧MacOS時代から有った軽快なピクチャービュアー、スライドショーアプリ。
以前こちらで旧OS時代は軽いピクチャービュアーとスライドショーアプリがなかったということを書いたら、BBSにPixelCat があったという書き込みをいただいた。私自身はOS9時代にはPixelCat を試してみたことがなかったが確かに言われる通りだ。旧OS時代からPixelCat はピクチャービュアーの定番だった。
多分今でもそうだ。
ここではその定番アプリを紹介していなかった。
それで試した感想を言えば、確かに言われるように画像表示の軽さでいったら全Macのピクチャービュアーの中で随一だ。
画像の読み込みが何百になろうが何千になろうが問題なく軽快にサムネイルを表示できる。
そこから自由に選んで好きな画像をフルスクリーン、あるいはオリジナルサイズで見ることができる。
またサムネイルもエフェクトなどの自由度はまったく無いが、それでも軽快に表示できる。
ピクチャービュアーとしては確かに使い勝手が良いアプリだ。
PixelCat のカタログ画面
数百のjpegが入ったフォルダを読み込んで
一瞬でこのようなサムネイルカタログを表示する
軽快さはMacのアプリ中随一だ
カタログ画面の設定項目
サムネイルの大きさも自由に設定できるので用途に応じた使い方ができる
スライドショーは一枚当たりのデュレーションと背景色くらいしか設定項目がないから
自由度が高いとは言えないが軽快に動くという意味ではこちらもMacアプリ中随一といえる
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キーボードに入力できない、反応しないキーがある
BBSに「たか」さんからいただいた質問でもう自己解決しておられるのだが、そういえばこういうケースは私も当たったことがあるので対処法を書いておいた方が良いと思った。
キーボードの一部のキーあるいは全部のキーが反応しない、つまり叩いても入力できない場合どうすれば良いか、という問題だ。
この場合まず最初に考えないといけないのは、この問題がソフトウエア的な問題で起きているのかハード的な問題で起きているのかを切り分けなくてはいけないということだ。
過去の経験則で言えばキーボードが言うことを聞かなくなったというケースは、ほぼ間違いなくハード的な問題だ。しかしその対処をするにはこれが間違いなくハードの問題だという確証をつかまなくてはいけない。
一番簡単な方法はデスクトップの場合は、別のキーボードを差してみることだ。USBキーボードはホットプラグドを実現しているので、そのままキーボードを抜いて違うキーボードを差すだけで良い。
Windows用のキーボードでもOSXの場合はほぼ認識できるので気にしないで差してみれば良い。
それで問題なくキーが叩けるようだったら、これはハードの問題だということが確認できる。
iBookのようなモバイルでもこのUSBキーボード外付けは有効なテスト法なのだが、もし手許にもうひとつのキーボードがない場合、別の方法で確認できる。
まずCUIで確認する方法だ。
システム環境設定ペインに入ってアカウントを選んでログインする設定にして欲しい。これはキーボードが反応しなくてもマウスだけでもできる。
そしてログアウトする
ログインするアカウントに「その他」を選びアカウント名に
>console
と入力しrootのパスワードを入力する。
そうするとコンソールのCUI画面に入れるので、そこで問題のキーを打ってみて欲しい。
そこでも同じ問題が起きるようだったら問題はキーボードカーネルかハードに絞り込まれる。
問題がある場合はexitキーを打ってログアウト、あるいはコントロールできない場合は強制終了で今度は
コマンド+Sキー
を長押ししながら起動してみる。
そうするとシングルユーザモードに入れるので、ここで問題のキーを打ってみる。
これでも反応しない場合は、限りなくハードの問題に絞り込まれるが再度確認をするためにシステムディスクを挿入してCキーを押しながら起動する。
もし問題を起こしているキーがCキーの場合はoptionキーを押しながら起動して、マウスで起動するシステムを選ぶ。
Cキーもoptionキーも利かない、あるいはディスクから起動して同じ問題が起きるならもう間違いなくこれはハードウエア的な問題だ。
この場合は物理的にキーボードのお取り換えということになる。
ところでハードに問題が無いという場合、つまりCキー起動だと問題ないのにログインするとキーボードが動かなくなるというケースは厄介だ。
この場合は逆にソフトウエア的な問題が原因だと特定されてしまったわけだが、その対処法は厳しい。
まずテスト用の新しいアカウントを作ってそちらにログインして同じ症状が出るか確認してみる。
このテストの意味は原因はキーボードのカーネルまわりか、コンフリクト、バージョン不適合のドライブの問題かなどを切り分ける。
要するにトラブルの原因はシステムフォルダの中にあるのか、ユーザフォルダの中にあるのかを切り分けるということだ。
新しいアカウントで問題が起きない、つまり原因がユーザフォルダの中にあるのなら、テスト用アカウントに少しずつ前のアカウントの環境を移していき、どの時点でそういう問題が起きるか観察するという気が遠くなりそうな作業で原因が特定できる。
新しいアカウントでも問題が起きる、つまり原因がシステムフォルダの中にあるのならシステムフォルダの中身をいじって問題を解決できる可能性はあまり高くない。
この場合はあっさり諦めて、内蔵ディスクのバックアップを取ってシステムを再インストールしてしまおう。
これが一番の近道だ。
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Leopard発売は10月にずれ込むという速報よりも市場の反応が面白い
『アップル、次期Mac OS Xリリースを10月に--原因はiPhone開発』というニュースがCNET Japan で流れた。
抜粋すると
『 Appleは米国時間4月12日の株式市場終了後、プレスリリースでスケジュールの延期を発表した。iPhoneのリリースは現在予定通りで6月となっているが、iPhoneのリリース時期を守るため、Leopard開発者や品質保証スタッフのプロジェクト変更が必要だった、と同社では説明している。』
ということらしい。
『その結果、今春にLeopardをリリースする、というAppleが過去数ヶ月間繰り返して述べていた計画が難しくなった。「最終版に近い」同OS(Mac OS X 10.5)がWWDCでテスト用に開発者に配布され、現在のところ最終リリースは10月になるという。』
ということで、intelMacヘの更新はLeopardの発売以降と思っていたのだが、年内はファイナンシャルな問題により、iBookを更新できないなとと思って悩んでいた私だが(要するに金が無い。言い方を変えたってこの現実は変わらない)、その面での精神的矛盾は解消された。
私個人の場合intelMacへの乗り換えは来年以降の課題になり、年内は現行のG4+Tigerという環境でいくことになった。
Leopardはどうやらクラシック環境が使えないということが、ほぼ確定的な噂としてあるし、私の場合もう2年ほどクラシック環境は起動していないので、別にかまわないといえばかまわないのだがひとつの環境を完全に捨てることになるというのは感慨はある。
とくにそれが愛憎こもごものOS9であるならなおさらだ。
しかしこの記事は全体としては「好感」する材料でも「失望」する材料でもない。
WindowsVistaのリリースが2年以上も遅れたなどという話とは、根本的に理由が違うから別にどうこういう話ではない。
ところが、このCNETの記事の後半に
『一方、ウォールストリートがこれに即座に反応し、Appleの株価は時間外取引で2%をわずかに上回る額下落した。Endpoint Technologies AssociatesのアナリストRoger Kay氏は、「彼らは自分たちの実行能力に対する人々の信頼を低下させた」と語った。』
などというウォール街の反応が紹介されているが、この方がむしろ気になった。
ウォール街は相変わらず短期的な材料に短絡的な反応をしているんだなと思わされる話だ。
最近「さわかみ投信」の澤上篤人代表の私的な勉強会に参加してきた。
その席で澤上氏曰く
「アメリカの投資家といえば老練というイメージがあるが、実際には違う。アメリカの投資家はファンドマネージャーも含めて、最近すごく運用が下手になってきている。特にファンドマネージャーと名乗っている連中がだらしない。
彼らのパフォーマンスを見ていると、最近数年に限っていえば、ほとんど負け続けているといっても良いくらいだ。
それは彼らがすごく運用方針が短期的になってきているからだ。」
とおっしゃっておられたのが非常に印象に残っている。
実際最近のウォール街の反応の仕方を見ていると「なんだか短絡的だなぁ」と思わされることがとても多い。今回のAppleのLeopard発売延期の話だってそうだ。
彼らは目先の逸失利益ばかり計算しているけど、その原因がiPhoneだとしたら、「何か面白い展開があるかもしれないな」なんていう連想買いで、逆に株価は騰がっても良さそうな話なのだけど。
どちらにしても大した話じゃないから、どっちでも良いのだけど最近聞いた澤上氏の話の「まさしくその通り」なケースをまた見てしまったなと思って、むしろその方が面白い。
anchor
lolifox (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
当サイトのBBSに「Firefox を起動するとmdsがフルアップして動作が異常に遅くなってしまう」という相談が有って、これは私も知らなかったのだがアドオンが一部そういう悪さをする可能性があるというアドバイスをいただいた。
私の場合Mozilla系ブラウザをあまり活用していないということもあり、Firefox にしてもアドオンは何も入れずデフォルト状態で使っている。だからそういうことがあるのかどうか確かめようがないのだが、そういう物を確認する方法はあるという耳寄りな情報をいただいた。
Firefox などのMozilla系のブラウザはほとんどFirefox が生成したプロファイル、つまり個人ID、レジストリなどを格納するフォルダを共用するように設計されている。
そのディレクトリは
"~/Library/Mozilla/"
にあるのだが、これは無駄なスペースを喰わないよい考え方だと思うが、こういうアドオンで不具合が起きている場合は共有している他のブラウザでは検証できない。
このlolifox はMozilla系のブラウザでありながら、プロファイルを共用しない。これでそういう検証はできるだろう。
軽量なブラウザのでひとつの選択肢として持っておいても良いと思う。
使い勝手は他のMozilla系ブラウザと同じで、まぁまぁ表示も速い方だ。
lolifox は初めて起動する時にどのブラウザからブックマークを読み込むか訊いてくる
Mozilla系だけでなくSafari やIE などからも読み込める
そのレイアウトは標準的なMozillaブラウザだし操作方法も特に変わったこともない
ただしプロファイルは他と共用しないでアプリケーションサポートフォルダの中に生成する
ひとつ面白いなと思ったのはタブにマウスオーバーで
プレビュー画面を吹き出しで表示する機能があること
SafariStand のようなサムネイルカタログではないが似た目的の機能だ
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Leeshore (Freeware)
OS10.4Tiger対応
Rubisco の作者さんが作った画像エディットアプリ。
といっても軽便な物ではない。これはUNIX版のPhotoshop とも言えるGimp のOSX移植版のSeashore になんとタイガー独自の画像処理機能の「Core Image エフェクト」を埋め込んだという驚くべき意欲作だ。
そのフィルタの威力はキャプチャーを見てもらいたいが、Core Imageを単機能的に扱ったアプリは有ったが、フリーソフト番のPhotoshop とも言えるSeashore と結びついたら確かに強力だ。
こういうことを今まで誰も思いつかなかったということの方が不思議だ。
例によって作者さんの軽妙な解説がついた付属リードミーも笑わせる。Macユーザには付属リードミーをとにかく読まないということで徹底している人もいるが、読んでみるとたまにこういう面白い物に出逢うので食わず嫌いはしない方がよい。
Leeshore はこのようなフォトショップライクなというかギムプライクな感じで操作系も勿論似ている
今回のバージョンはUndo機能を(中途半端に?)実装したそうだ
ところで注目したいのがこの機能
レイヤーのメニューコマンドから「Core Image Effects」に入る
するとこんなことができる
カラー調整をしたり、エッジを強調したり、モーションを付けてみたり
こういうミストというかデフュージョンのような効果も実現できる
このエフェクトの種類も今後増やしていくそうなので期待を持てる
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