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2007 年 5 月 15 日





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あなたのサイトに張られたブックマークのコメントを収集表示するAPI

『指定したURLに関するソーシャルブックマークのコメントをまとめて取得するAPIをYahoo! Pipesで作った』(管理人日記) - むぅもぉ.jpというサイトを見つけた。
これは面白い。

使い方は簡単だ。
あなたのサイトのページのURL(ドメインなどの上層ではなく必ず個々のページの)をフォームに入れてクリックするだけ。
これで今はてブなどでブックマークされているところでコメントがついているものを表示する。
またRSSにして出力もしてくれるので、毎日数十件のブクマを集めているようなブログはやってみると面白いかもしれない。
残念ながら動的なwebではない当サイトのようなhtmlサイトではあまりRSSにするほど変わり映えはしないが。







URLを入力してワンクリックするだけ
それであなたのブログにどんなブクマコメントがついているか見られる
RSSにも出力されるのでRSSリンク先をSafariFirefoxのような
RSSリーダー機能付きのブラウザにブックマークするだけでいい






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はてブのアクセス数増加のテクニックて、ネタかいな

最近こういうエントリをやたら見かけるようになった。
これはネタなんだけど、finalventの日記 - 『はてブのアクセス数を増やすために試したい15のネタ』というエントリを見つけた。
いや、ネタですよね?
マジですか?

キーワードは
『覚えておきたいこのテクとか派手なタイトル』
とか
『ウヨとかサヨとかその手の業界用語』
とか
『非モテについてのそれでいいのだと納得させるようなひねった話』
とか
『夏までに尻肉をアップする』
とか
『ニコニコ動画とかひろゆきとかいうキーワードを撒いて』
というあたりでしょう。

『Windows Vistaを使わない7つの理由とかビンボ臭い話を肯定的に書く』
にはワロタ。
ワロタが最近そういうネタで自分も盛り上がっていたことを思い出してちょっと冷や汗をかく。

『上手な文章の書き方とかいって主語を明確にするとかタワケたリストを作る』
いいねえ、これ。
こういうのに釣られるのは自分の文章力に不安を感じるブロガーの皆さんが多いということでしょうか?

より良いブロガーになるための101ステップ - F.Ko-Jiの「一秒後は未来」こちらも同じような数詞エントリなのでこれもネタかと思いきや、こちらはマジな模様。最近ネタもマジも違いがあまりわからなくなってきているのは実に香ばしい。

『 1日1回は記事を書きましょう』
は『上手な文章の書き方とかいって主語を明確にするとかタワケたリストを作る』というのとあまり変わらないような気がするのだが、解説がマジだ。
『ブログを書いたらpingを送信しましょう』
これも最近決まりきったようにどこにでも書いてあるな。本当に効果あるんだろうか?
それ以前にこういうことを律儀にやっている人がいるんだろうか?
なんだかブログの目的が手段になって、手段が目的になってしまっているような気がする。
いや、最初からそういう目的なのかもしれないが。







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ブルース・ウイリスもマイナーアップデートするのか?

先日公開初日に子供にせがまれてスパイダーマン3を見に行った。
見に行ったシネコンに近々公開される映画のポスターが貼られていた。
そこでダイハード4.0というポスターも見かけた。

ダイハード4.0?

ダイハード4じゃなかったの?公開タイトルは?
何でも端数をつけりゃいいってもんじゃないぞ。そういえば最近CMを見かけるNTTドコモも
「docomo2.0」
なんだそうだ。
もういい加減、手垢がついてきたなぁ、この2.0とか4.0とかいうやつ。
と、責任者出てこいとぼやいてみる3.0



2007 年 5 月 16 日





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Booxter
(Shareware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

こちらはBBSで教えてもらった蔵書管理アプリ。

というような用途のアプリはいくつか試したことがあったが、いまいち手に馴染まなかった。
というのはこういうものは登録などのプロセスに手がかかるという段階でもうすでにNGなのだ。
学生時代に文学関係のサークルにちょっとの間いたこととがあって、そこの先輩が千冊も本を読んでいるということに畏怖と尊敬を感じていたが、自分もすぐに千冊を越える読書量になってしまった。
それで読んでいる本が1000冊を越えるあたりから、蔵書の管理が全くできなくなってくることがわかった。
例えば同じ本を何冊も買ってみたり、借りて読んだ本か買って読んだ本かがわからなくなって当然本棚にあるだろうと思っていた本がなかったり、人に貸した本が戻ってこなかったりということが多くなる。

そうなるともう何があって何が無いのかさっぱりわからなくなるのだ。

読書なんて、所詮どんな本を読んだかが問題であってどんな本を持っているかは大した問題ではないのだが、それでもあると思っていた本を探しまわって結局その本を持っていなかったことに気がつくという徒労感はなんとかしたいと思っていた。
蔵書管理というのはそれほどの意味しかない。
だから図書館のようにいちいち蔵書カードのデータベースを作るなんていう手間はかけられないのだ。

このアプリはAmazon.comなどで使われているISBNナンバーをコピペするだけで本のデータをAmazonなどのwebから取得してくれる。洋書も和書もOKだ。
ISBNは10ケタと13けたナンバーの2種類が今は普及しているがどちらでも対応できる。

また私は試していないがiSightなどのカメラソリューションを積んでいれば本の背表紙のバーコードを読ませただけで自動的に本のデータを取得できるそうだ。
それができたらブックオフのカウンター並みの省力化だ。
すばらしいんじゃないだろうか。






Booxterのツールバーの「本を追加」ボタンをクリックした状態
真白なフォームが出てくるが臆することはない
左上のISBNナンバーフォームを埋めるだけで登録はできる





Amazonなどで書名を調べて10ケタないしは13ケタの
ISBNナンバーをここにコピペするだけでいい





本の情報の取得先を環境設定でチェック
Amazon.co.jpはデフォルトでオンになっているし
他にも日本語のソースが用意されている





取得に成功すればこんな感じ
本の表紙や著者名、出版社名、価格や出版年、本の説明まで取得できていい感じ





どんどん読み込んでいけば簡単に蔵書リストが作れる





ディテールボタンをクリックすれば
選択した本の詳しい情報を見ることができる





また、ジャンルや著者別にソートする3ペイン表示も用意されている
これは蔵書管理に威力を発揮するんじゃないだろうか
リストを最初から最後まで探しまわらなくても良いというだけで価値がある
もっともパソコンでデータベース化するなら
この機能がないとメリットがないともいえるのだが





感心したのがメタデータ対応
設定にチェックを入れると登録したタイトル作者名などがメタデータで記録される
するとBooxterを起動してなくてもSpotlightでいきなり書名などで検索が可能になる
これがいかに思考の飛躍を自由にするか想像できるだろうか






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ウインドウに表示されているファイルのコピー、エイリアスを作るTips

ファイルオペレーションに関する小ネタなTips
Finderのメニューに用意されている「複製を作る」「エイリアスを作る」は元ファイルと同じディレクトリに複製やエイリアスを作る。
しかしもっと手っ取り早くデスクトップに複製を作りたい時がある。

私は手っ取り早くQuickAccessCMを使って右クリックでどこにでも移動したりエイリアスを作ったりしているが、デスクトップに複製を作りたいだけだったらそんなプラグインを必要としない。

optionキーを押し続けながらデスクトップにドラッグすることで複製は簡単に作れる。






Finderのウインドウに表示されたファイルのアイコンを
optionキーを押しながらドラッグすることで
元ファイルはそのままでデスクトップに複製を作ることができる



ここまでは知っている人は割と多いだろう。
そのFinderのウインドウのタイトルバーには現在表示しているウインドウのディレクトリ(フォルダ)がアイコンとフォルダ名で表示されている。
このタイトルバーのアイコンをデスクトップにドラッグすると、そのフォルダがデスクトップに移動する。

これはその階層を上下しなくても簡単にフォルダをデスクトップに取り出せる方法だ。
ここでもoptionキーを押しながらタイトルバーのアイコンをドラッグすると今度はデスクトップにそのフォルダの複製が作れる。
ここらの振る舞いはウインドウの中のアイコンを操作する時と同じだ。

では今度はテキストエディタで開いたファイルのアイコンをタイトルバーからドラッグしたらどうなるか。
この場合は今開いているファイルのエイリアスがデスクトップに作られる。
これはテキストエディタだけでなくiTextSmultronのようなアプリでも同じことだ。






Smultronのタイトルバーのアイコンをデスクトップにドロップ





するとデスクトップに今開いているファイルのエイリアスができる
これは便利だ



この操作はテキストエディタ類だけでなく画像を扱うプレビューでも同じことだ。タイトルバーアイコンをドロップするとデスクトップに元画像のエイリアスができる。

またこのタイトルバーもoptionキーを押しながらドロップすることで元ファイルの複製をデスクトップに作ることができる。
これを知っているとテキストエディタやピクチャービュアなどで今見ているファイルのコピーやエイリアスをいちいちFinderで開かなくても簡単に作れてしまう。
ちょっと便利な小ネタTipsだ。







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Firefoxで右クリック一発で選択テキストを日本語に翻訳

これはBBSで「たか」さんに教えていただいたFirefoxのアドオン。

最近Firefoxユーザはアドオン祭りで盛り上がっているというのは、傍目にもわかっていたのだが私はSafariユーザで最近Safari以外のブラウザを起動することがますます少なくなってきているのでいまいち乗り切れなかった。
しかしこれは便利なもんですな。

通常のアドオンのインストール法と同じ手順でこれをインストールする。
hyperwords.net/firefoxというこちらのサイトのインストールというリンク先をFirefoxをたどればメニューバーの下に「インストールを許可するか?」というセーフティタグが出てくる。あとは指示に従ってひたすらOKをクリックして進めばいい。
完了すればFirefoxの再起動ボタンにたどり着くので、再起動する。

するとこういう機能が追加されている。

英文のサイトを見ている時にちょっと英語の表現がわかりにくい時がある。
こういう時に翻訳サイトを使って全文翻訳してしまうと原文との関連がよくわからないし、いずれにしても一度翻訳サービスサイトに飛ばなくてはいけない。

このアドオンをインストールしていると気になるセンテンスを選択してそこを右クリックするだけで翻訳メニューに入れる。
翻訳結果はなんとオリジナルのサイト表示の上にその部分だけ日本語に変換されて表示されるので、前後関係を見失うこともない。

これは使えるんじゃないだろうか。






こういう英文サイトを読んでいる時に部分的に
意味が分からなかったりすることがある・・・





そういう時にはそのセンテンスを選択、右クリックするとキャプチャーでは隠れているが
「translate-from English-into Japanese」とメニューを進むと日本語に翻訳できる





結果表示はこの通り
オリジナルのサイトの選択部分だけが日本語に変換されて
表示されるので前後関係を見失わないのがいい



このオリジナルサイトの一部分が変換される表示法が気に入った。
web翻訳サービスは残念ながらいまでも一発変換で全文がわかりやすい日本語になるわけではない。 というよりもさらに訳文を正しい日本語に翻訳しないといけないという二度手間なサービスなのだが、今の安価なリソースではこれが限界だろう。
ならば、このように部分翻訳で前後を英文と見比べることができた方が自分で意味を補正するときに分かりやすい。

サービスは英仏独蘭伊西葡露日韓、簡体中文、アラビア、ギリシャなどが用意されており、大抵のサイトには対応できるのもすばらしい。
「たか」さんありがとうございました。



2007 年 5 月 17 日





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NADのカタカナ語辞書
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

こちらもBBSで「たか」さんに教えていただいた英語に関するプラグイン。

これはことえりの強化辞書で、カタカナで英語を入力するとそもそもの英語のスペルに変換してくれる。

使い方はことえり辞書ファイルそのまま
ダウンロードするとOSX用とOS9用の辞書ファイルが入っているが、使うのはこのうちOSX用のバンドルのみ。
これを
"~/Library/Dictionaries/"
に入れる。
複数アカウントで共用したい時には
"/Library/Dictionaries/"
に入れる。
そしてメニューバー右に出ているIMからことえりを選び環境設定に入り「辞書」を選ぶとそこに今入れた「NADのカタカナ語辞書 3.9v」という辞書が見えているはずなので、それをクリックして本アイコンを開いた状態にする。
準備はこれだけ。

それでテキストに「ぷれみあ」と入力して変換してみよう。
「premiere」「PREMIERE」などの変換候補が出てくるはずだ。
カタカナ英語の元のスペルをよく知らない時に英辞郎ビューアなどにかなで入力して元の意味を調べるのに役に立ちそうだ。

付属の追加ファイルは「BASIC」などの略語の元のフルスペリングに変更できるリストが用意されている。
これを追加して覚えさせればさらに便利だし、次のバージョンアップではこれらが最初から辞書に組み込まれる予定だとのことだ。
これはうれしいんじゃないだろうか。






NADのカタカナ語辞書のインストール場所はここ
辞書アイコンのタイプでOSX用とOS9用はすぐわかるはずだ





インストール後は特に再ログインなどしなくても「ことえり」環境設定で見えているはずだ
ただしそのままでは辞書は稼働しておらず、クリックして本アイコンを開かないといけない
逆にちょっと邪魔な場合は辞書アイコンを閉じておけば辞書は変換候補に現れない





あとはスペルが怪しいカタカナ英語を入力しして変換してみよう





ネイティブのように正確なスペルに変換できる
これは英辞郎ビューアのような辞書アプリで
スペルを知らない外来語の意味を調べる時とかにも重宝しそうだ。
ますますワープロ病が進行しそうな危惧はあるが・・・






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こういう記事を見つけた。
soundscape out - OSXをスピードアップする52の方法
数詞を使って「~する◯◯つの方法」というエントリをブログで書くと、ブクマを集めることができてサイトのアクセス数を稼げるとか誰かが書いたせいか、あっという間にこういうタイプのエントリがあふれかえってちょっと食傷気味。

正直ここに書いてあるいくつかの項目は気をつけているべきではあるが、OSXのスピードアップとは無関係なものもある。
それをとりあえず数を並べたいということで一覧にしたら、注目は集めるだろうけどどうなんだろうか。
こういうことが初心者に誤解を与えないだろうか。

ただチェック項目をこうして簡単にリストにしてくれた労力は評価すべきかもしれない。
ただ、タイトルは「OSXで気にするべき52のチェック項目」というくらいに留めておいた方がよかった。







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M&Aってそんなに大したニュースか?

昨日Yahoo!ニュース - 時事通信 - ブルドックソースにTOB提案=敵対的買収に発展も-米スティールというニュースが流れた。

リンク先はYahooなのですぐに消えてしまうだろうから全文引用する。
「ブルドックソースにTOB提案=敵対的買収に発展も-米スティール
5月16日21時1分配信 時事通信

 米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドは16日、東証2部上場のブルドックソースに対し、TOB(株式公開買い付け)を提案したと発表した。14日の終値(1320円)を2割上回る1株1584円で株式を取得し、完全子会社化を目指す。
 スティールはブルドックに宛てた書簡の中で、「株式の取得のためには企業と交渉に入る場合もあるが、そうでない場合は、最も効率的な方法として、直接、すべての株主にオファーして、TOBを開始するかもしれない」と言及。場合によっては、ブルドック経営陣の賛同が得られなくても、TOBを実施する可能性を示唆しており、敵対的買収に発展する可能性も出てきた。」


   

ただ、これ自体はすでに今年の2月の段階でスティールの大量保有報告書によるとブルドッグを10%以上保有していたことが分かっている。


【スティール保有の主な日本企業の株式と保有比率】

アデランス24.69%
サッポロ18.64%
江崎グリコ14.44%
シチズン時計10.52%
ブルドックソース10.15%
日清食品9.28%
ブラザー工業9.19%

2007/02/16

だから驚くに値しないニュースかもしれない。
でもこれに関しては面白い話を聞いた。
昨日またかんべえさんの私的な勉強会に参加してきたのだが、そこで聞いた話だ。

「昨今5月に三角合併も解禁になって、M&Aが話題になっている。しかし外資の投資ファンドがどういうプリンシパルで企業を買いに来ているか皆さん気がついておられるだろうか?」
という例によってかんべえさんらしい面白い問題提議から始まって、
「私は『食』に注目している。なぜなら食品メーカーというのは、キッコーマンを連想していただければよくわかるのだが、非常にM&Aに適した条件が揃っている。
食品メーカーはどこもオールドテクノロジーですでに設備投資は完了している。醤油製法の大革命が起こってこれからキッコーマンが巨大な設備投資を強いられるということもない。しかもこの食品業界は堅実な日銭商売、つまり現金商売なのでキャッシュフローも豊富だ。しかもIT業界のように市場の環境が激変して商品が突然売れなくなるなんてこともない。食品の大革命が起きて醤油が要らなくなるなんてことは考えられない。
しかも古くから各社が割拠している業界なので再編は必至だ。
だからこの食品メーカーというのは、
1)設備投資が完了していて正確なデューデリジェンスが可能
2)キャッシュフローが潤沢でレバレッジを効かせた買い付けが可能
3)市場環境などの外的環境の変化で業績が急激に変化しない
4)しかも業界再編は必至である
この4点の理由で非常にM&Aしやすい業態ということになる。」

「それで実際に食品業界で何が起こっているかというと、
明星食品というインスタントラーメン第3位のメーカーがTOBに遭って、そこに白馬の騎士というのか日清食品が『あいや、待たれい』と入ってきて、これは白馬の騎士というよりはどちらかというと清水の次郎長のような感じだが、結局日清食品が預かりということで買い付けをして、明星を子会社化する。」
「サッポロビールを買い付けたスティールは、今度はあいや待たれいと入ってきたアサヒビールにこれを売却する。サッポロビールは業界第4位のビールメーカーで、ただこの業界は完全に3強になってしまい、4位といってもサッポロビールはケタ落ちの4位だ。
しかしこの老舗ビールメーカーは恵比寿ガーデンプレースという資産とエビスビールというブランド名を持っている。このふたつの資産価値で軽く時価総額を越えそうなものだから、M&Aに遭うのは当然の帰結なのだが、アサヒビールは実はスーパードライ以外に成功したブランドをひとつも持っておらず、エビスビールというブランドがのどから手が出るほど欲しい。
この売却は双方の利害が一致したということだろう」
「そして今度はお菓子メーカーの第3位の江崎グリコがターゲットになっている。
このことから何がわかるかというと彼らは
食品業界、業界3~4位の企業、業績不振に陥っている
この3つを条件に物色し、これを買い取って一位のメーカーに売りつけて、多額の利益を得るというビジネスモデルで来ているのではないか?」

このかんべえさんの指摘している事実は現象としては知っていたが、そういう分析ができるというのは私も気がついていなかった。
しかし例の2月のスティールパートナーズの大量保有報告書を見てみると、かんべえさんの話は完璧につじつまが合っている。
というかこの辺のM&A銘柄を保有している投資家から見たら常識のような話なのかもしれない。
そうすると次にM&A何が来るかといったら、同じように食品の3位か4位のメーカーだよね、そういうところを買い漁っていたら当たりを引いて大もうけできるかもねという話をしていたら、まさにその翌日この
「ブルドッグソースの完全TOB」
というニュースが飛び込んできた。
世の中は意外にプリンシパル通りに物事が進行しているということなのかもしれない。

しかしこれもスティールパートナーズの大量保有報告書に出ている銘柄名だから、当該株を持っている投資家には常識のような話かもしれない。
かんべえさんは食品業界を挙げておられたが、あとのブラザーとかシチズンとかアデランスとかも結局オールドテクノロジーで、日銭商売で設備投資も完了していて、しかも業界の3番手、4番手につけていて業績がふるわないという意味ではみんな共通している。

こういう手口がわかってくると、今度はそれを先取りする投資家も出てくるだろう。いわゆるTOB銘柄ということなのかもしれない。
しかし投資の世界というのは手口が明らかになった時点で、もうその手法は古くなるという原則だからこれは案外続かないかもしれないが。


このことから何がいえるかというと、M&Aで日興コーディアルもシティグループの子会社になってしまい、日本企業は外資の傘下になってしまうという脅威論がまたぞろ出て来ているが、これってそんな黒船のような騒ぎだろうかとはなはだ疑問に感じてくるわけだ。
シティが日興を買ったのは非常に例外的なケースになるように気がしてならない。
噂が絶えないのは新日鉄、ソニー、日立製作所、武田薬品などで、確かにこれらの企業が買われて外資系企業になってしまうということはあり得るかもしれない。

特に日立なんてのはカラはでかくて、資産は潤沢に持っているが業績は不振でこのままではいけないのは誰の目にも明らかだという状況で、M&Aをする側からしたらとても狙いやすい企業だと思う。

でもそれは、結局オーナーが日本人か外人かというだけの話で、日立が解体されて消滅するというような話ではない。

それよりもこのことで岩崎日出俊さんの話を思い出すのだ。
岩崎さんは日本のM&Aコンサルタントの草分け的存在で、誰でも知っている日本の大型買収案件のフィクサーとして実際にかかわってきた方で、村上ファンドの村上被告がもっとも嫌っている日本人だと聞いたことがある。

そういう際どい世界におられた割には岩崎さんという人はお公家さんのようにおっとりしていて、上品な紳士なのが非常に落差があっておもしろい。またこの人は留学時代に投資理論でノーベル賞を受賞した先生に師事してバフェットなどの授業も受けている。実は大変筋目のいい人なのだがそういう人が日本のM&Aの修羅場の第一線で活躍していたというのがなおさら面白い。

その岩崎さんによると日本の企業社会で一番問題なのは、「流動性」が不足しているということなのだという。
例えばアメリカは70年代から80年代にかけて長期の経済的な低迷の時代が続いた。例のデトロイトの労働者がジャパンバッシングとかいって日本車を焼いていたあの時代だ。
しかし岩崎さんによるとアメリカ人は冷ややかな目で見ていたそうだ。
デトロイトの労働者はちっとも働く気がないのに、自宅待機になってしまうのは日本のせいだと言う。
しかし本当に問題なのはオールドエコノミーが整理されないまま、保護主義的に生き残っていることだった。
ところがアメリカの経済の仕組みが大幅に変わってM&Aが大幅に進んだ。
その結果何が起こったかというと、それまで停滞していた業種の再編が進んでアメリカ経済の空前の再生と成長の時代が始まった。

岩崎さんは「市場が効率化するためには企業が買われて転売されるような流動性が必要なのだ。それがないと、お上主導ではいつまでたっても業界再編は進まない」とおっしゃる。
今までの日本がまさにその状態だったわけだ。

日本にはまだまだ非効率な業界がたくさん存在する。
しかし非効率でもそれらはなんとなく生き残ってしまい停滞している。
M&Aが急増するとその構造が大きく変わるだろうということだった。
だからブルドッグソースのTOBのような話はこれからもどんどん出てくるだろう。

最近も報道の関係者ともめたのだが
「5月に三角合併が解禁になって今M&Aが非常に注目されている。だからM&Aという言葉はそれ自体見出しになる」
とこの御仁は主張する。
マスコミ人は相変わらず不勉強だなと思う。
M&Aが大ニュースなのは日本経済が外人資本家に支配されるという構図があるから大ニュースなのだろう。しかし実態は彼らは本当に支配したいなんて思っていない。
ただ単にそこの取引で利益を得たいだけだ。
そして実際彼らは利益を得るだろう。
黒船がやってきて日本人の魂が抜かれるなんて構図はどこにも存在しない。
むしろ岩崎さんがいわれるように流動性を生む資本が流入して、日本の業界再編が進んで効率化が進むだろう。
このことはとりもなおさず日本の再生と成長に結びつくはずだ。
なぜなら太平洋の向こう側にそのケーススタディが存在するからだ。

M&Aはそんなに大ニュースだろうか?
黒船のような脅威論はお話しにならない妄想でしかない。
ましてやM&Aをなにか流行もののようにいって、「渋谷でこんなファッションが流行している」というような話題と同列に扱うのはもっと愚劣だ。
M&Aはそのうち毎日のようにそういう話が出てきて、日常茶飯事になるだろう。
それだけの話だ。

注意して見ていればいろいろ面白いことがわかって、ウォッチングには最適なテーマだ。
だから食品業界に注目したかんべえさんの着眼点には感心する。かんべえさんのテーマは「なぜ今食品なのか」ということなのだが、そのことはいずれ機会があったらまた改めて書く。これ自体も面白い結論を導き出せる話なのだ。
ただ「日本の脅威だ」と騒いでみたり「M&Aが大流行のきざし」なんていう捉え方はお話しにならない。単なる上っ面を撫でているだけだ。



2007 年 5 月 18 日





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Othello
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応

もう名前の通り、オセロゲーム。

ただしこれはグラフィックがキレイというだけでなく、強い。
実は私はオセロゲームに関しては少々自信があって、大抵の人には負けないつもりなのだがこのゲームにはなかなか苦戦させられた。
特にコンピュータの強さを最高に設定して先攻めでチャレンジしてみて欲しい。(オセロは後攻め有利)いちいち手筋を読みにいくのでコンピュータの長考にイライラさせられるが、しかし実際のところこのモードではかなり強い。初心者ではまず勝てないと思う。

ボードゲームのアプリでは久々に楽しめたというか、ちょっと熱くなってしまったのでこれは是非紹介したいと思った。






Othelloのグラフィックはウズラ目の石を表現していてなかなかキレイ
だがこのゲームが良いのは見かけだけではない
キャプチャーでは後攻め黒の私は辛うじて石の数は優勢のように見えるが
実はこの段階でかなり苦戦しているのがわかるだろうか





ゲームが終了したら以後のように目数を一目で分かるように並べ直してくれる
これならどちらが勝ったか一目瞭然だ





また初心者向けのガイダンスとしてどこに石を置けるかを黄色いポイントで
オススメの手を赤いポイントで示すモードも用意されている
ただオススメ通りずっと赤に置いていけば勝てるというものではないのだが






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パワポのクリップアートが使えな過ぎて笑うって同感過ぎて笑えてしまう

「ぱーむらいふ」さんの - パワーポイントのクリップアートという記事経由で知った面白い記事。

「使えな過ぎて笑う、パワーポイントのクリップアート集」小鳥ピヨピヨ(a cheeping little bird)というエントリに爆笑。

確かにパワーポイントでプレゼンや企画書を作る時に、MSOfficeの付属のクリップアート集なんてのはもう探してみもしない。最初の頃にかなり失望した記憶が強烈で、もう中身なんか見もしないで自分のピクチャーフォルダの方に何か使える絵がないか探しに行くのだ。

それで真剣にパワポで使える絵がないか探してみるとこういう珍妙なイラストが満載だという話だ。
今のOfficeは改善されたのだろうか。実は今日秋葉原に行く機会があって、たまたまマルチメディア秋葉館でまさしくそのパワーポイントのクリップアートの説明をしていたのだが、残念ながら時間が無かったのでゆっくり説明を聞いていられなかった。
もうちょっと時間が有ったらその辺を自分の目で確認できたのだが。

でもこのクリップオンラインの強烈さはすごい。
これを見ているときっともっとすごいものが秋葉原でも見られたのではないかと思う。
誠に残念なことをした。

しかしそれを無理矢理使った企画書が、意外にも好評というのがもう一段笑えた。
これを役員会議に提出するという度胸に感じ入ってしまった。
今度私もやってみようか。
すごく個性を評価されるかどやされるかどちらかだろうな。







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rooSwitch Lite
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

アプリごとに新しいアカウントというか環境を設定して切り替えることができるアプリ。

これがどういう用途で使えるか考えてみたいのだが、例えばiTunesなどで業務用に使う音楽を自由にユーザに選ばせたいが、オフでは個人の音楽を聴きたいなんて時に、プレイリストで楽曲を仕分ける方法もあるが、ユーザが勝手にプレイリストを切り替えちゃったら、他人に聴かせたくないプライベートの音楽も聴かれてしまうなんてこともあるかもしれない。

そこでこのrooSwitch Liteを使ってアカウントを切り替えてしまえば、全曲リストにも個人アカウントにしか登録していない曲は見えない。
何かのBGMサービス用に個人持ちのMacを供出している時に、他人に聴かれたくない曲をわざわざ削除しなくても、これで切り替えればいい。

他にもこれで複数の設定をどんどん切り替えて使えるので、ブラウザのブックマークバーを仕事用と遊び用のふたつ作って切り替えて使うとか、MacJournalのようなメモアプリを用途別にプロジェクトを切り換えて見るとか、iPhotoライブラリを複数作って、他人に見せたいライブラリとイケナイ画像のライブラリを分けて管理するとか何か便利な使い方がないか考えてみたくなるアプリだ。

ちなみにrooSwitch Liteはフリーウエアだがレジストしてシェアウエア版rooSwitchに切り替えれば対応アプリの制限がなくなる。






rooSwitch Liteを起動するとまずどのアプリを操作するか訊いてくる
この場合はiTunesを選んでみる





リストの「+」マークをクリックすると新しい環境設定が現れる
元の設定は「default」という名前で残っている





「default」で起動すると今までの環境がそのまま残っているが・・・





ここで環境設定を新しいアカウントに切り換えて見る





するとこの通り設定がまっさらな状態でiTunesが起動する
ここに新しい設定をしていけばふたつの設定を簡単に切り替えできる






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近頃の若い奴はとか能天気なこといってる場合か!

「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」さんの『「 近ごろの若者は当事者意識がなく、意志薄弱で逃げてばかりいて、いつまでも「お客さま」でいる件について』というエントリについて。

これも言い古された話だけども、古代エジプトのピラミッドから出土した象形文字を分析していたら
「近頃の若者はなっとらん」
という一文が出てきたという話がある。
この話の真偽は知らないし、どこの遺跡から出土した一文かも知らない。
しかしありそうな話ではある。

もし4000年前から若者は堕落し続けていたというのが事実なら、もう今の人類は老いも若きもどいつもこいつも救い様もないクズばっかりで、その中でちょっと年を重ねた奴が若い奴を
『「最近の若者はダメだ」は昔から言われているが、特に今の若者はひどい。まず、当事者意識が完全に欠如している。さらに、独り立ちをしようとせず、常に何かに依存し、消費し、批判するだけの「お客さま」でいつづけようとしている。これはゆゆしき事態であり、日本社会のありかたにかかわる重大な問題である。』
とか評論するのは目くそが鼻くそを笑う非論理的で愚劣な
「説教オヤジ」
としか言いようがないということになる。

それにしてもこの引用部分は「モラトリアム人間の時代」(小此木啓吾)という本から抜いた一文だそうで、この本は私も読んだのだが30年前の本だった。
つまりここに書かれているのは今の若者ではなく、今「近頃の若い奴らは」といっているオヤジの世代の話だ。
かくいう私もこの本で書かれている「モラトリアム世代」だ。
大学の4年間はモラトリアムである・・・高卒はすぐに仕事だが、大学に進学した連中は4年の猶予期間を与えられたので、この4年間でバイトとバンドと合コンに励むぞ・・・自分の人生については4年後に真剣に考えよう・・・こういうのが典型的なモラトリアムで、4年後に考えようなんて言ってすっかり遊び癖がついているから4年後だってそんなに真剣に考えられない。
考えられないうちに社会人になり、あれよあれよと流されていき、思うに任せないのは社会が悪いなんて理屈だけは一人前に言うが、自分で何かをする知恵はない・・・

これがモラトリアム世代だ。
少し上の団塊の世代の連中には「新人類」などと揶揄された時期もある。
しかしその団塊の世代だって、結局は減点主義の競争に勝ち残って体裁を繕うことにばっかり長けて、会社を悪くしているのは大体この世代だ。

こういうどうしようもない、ジジイとオヤジの世代が
「近頃の若い奴らは当事者意識が完全に欠如している」
なんて批判したって説得力もクソもない。

もっともこういう「若者批判」が見事にステロタイプにハマっているのはこのリンク先の「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」さんの看破している通りだ。

この一文に
『「ひきこもり」と「NEET」、あと「ネット」』
という単語を足せばそのまま今の若者批判になる。
全く違和感がない文章になるだろう。
つまり30年前の若者も、40年前の若者も、今の若者もどの世代も大してご立派ではないということだ。

だったら時間がたっぷり残されている若い人達の奮起とチャレンジを期待したところだ。
先日産業再生機構の前COOの冨山和彦さんにインタビューしたが、氏は今の日本の一番の問題は人材疲労で、特に企業経営幹部の世代に本当に良い人材がいないということを嘆いておられた。
しかたがない、彼らは高度成長期を減点主義の採点法で勝ち残ってきたので、事なかれ主義、先送り主義で平和な時代にはもっとも無難な経営者だが、危機に際しては何の役にも立たない無能な人材ばかりが勝ち残っているという。

それに比べれば今の若い連中は就職は氷河期を乗り越えてきて、ポスト不足、リストラも乗り越えてしかも老後は年金ももらえそうにないという世代なので、たくましくならざるを得ない。
そういう世代からきっと人材が現れるだろうと冨山さんは予言をしておられた。

「今の上の連中は本当に大したことないです。だからどんどんチャレンジして欲しい」
というメッセージだった。
心強いメッセージだと思うが、若い人には「近頃の若者はなっとらん」といわれるよりも耳が痛いメッセージかもしれない。



2007 年 5 月 19 日





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Nocturne
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

画面の光に目が疲れないように、ナイトビジョンのようなイメージに画面を表示するメニューエクストラ。

昔はそうではなかったが、パソコンの表示は白バックに黒文字の表示が今では標準になっている。
それこそマッキントッシュの登場あたりからそうなったんじゃないかという気がするが、昔はCRTも暗かったからそれで画面は見やすくなったのかもしれない。
しかし最近のパソコンはMacもそうでないのもみんな液晶なのに大変明るくなった。

Macは比較的画面の輝度が低い方だったが、それでもintelMac当たりから格段に画面が明るくなっている。
明るいことは良いことだ。とりあえずパッと見た時の識別はよくなった。
しかし長時間明るい画面を見ていると目が疲れやすい。

特に夜暗い部屋でこうこうと輝く液晶画面で長文を読んでいるとすぐに眼が見えづらくなってくる。よる年なみだからしかたがない。
そういう時は画面を暗くすれば良いのだが、あまり設定の幅がなくてゼロ近くで突然真っ暗になるMacの画面設定には実用性に疑問を感じる。
こういう時こそ昔の黒画面にシロ抜きの文字で表示してくれればまだしも疲れが少ないに違いない。

実は以前にも紹介したことがあるのだがこの機能はシステムに標準で、実装されている。
コマンド+control+option+8
というショートカットキーだ。
これで画面の色調が完全に逆転する。
これは良いのだが、色調が完全に反転するのがちょっと気持ち悪い。
それにデスクトップが標準のアクアだと、反転した時に比較的明るい色になってしまうのでこれも眼が疲れる。

そこでこのNocturneは単に画面を反転するだけでなく、ヒュー(色相)を回さずに明暗だけ逆転させることができる。
またデスクトップもグレーにしてデスクトップが現れた時の輝度のショックが無いようにも設定ができる。
さらにシャドーも殺して、シャドー部分が白い隈取りのように残るのも消すことができる。
つまり完全にグレーベースだが、元の色もわかるという暗視鏡(ナイトスコープ)のような感覚の色合いでスクリーンを見せてくれる。
これなら多分長時間見ていても疲れないだろう。

オンオフはメニュバーのアイコンをプルダウンしてワンクリックでできる。設定画面もここから呼び出せる。






Nocturneの設定画面
ここで画面を逆転させるだけでなく色合いを逆相にするか、
デスクトップも無地にするかなどの設定を変えることができる





こちらはヒュー(色相)を回さずに明暗だけ逆転させた設定
シャドウを殺さなければまさに暗視ゴーグルで見ているような雰囲気
比較のためにブラウザに当サイトのトップを表示させた





このように完全に彩度を落としてモノクロにすることもできる
実際には一番眼が疲れない設定はこれかもしれない





こちらはヒューの設定もしていない、色相も回っている状態
色合いも完全に逆転しているのがわかるだろうか
ただデスクトップをグレーにして隠しているのでこれでも実用的には使えそうだ





このエフェクトをオンオフしたり設定画面を呼び出すのはメニューアイコンからプルダウン
終了もここからできる


2007 年 5 月 21 日





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Jumping Steve
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

音楽に合わせてスティーブ(ジョブズ?)が手足を動かして踊るユーモラスなiTuensビジュアライザー。

それだけの機能なのだが、爪楊枝に刺して手足をくるくる回して遊んだ紙人形のような微妙な動きがダサかっこいい。






Jumping Steveはスティーブ(ジョブズ?)の踊りがユーモラスなビジュアライザ
アップテンポな曲をかけてみて欲しい






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Perian
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

通常QuickTime Playerで扱えないフォーマットの画像を扱えるようにするビデオプラグイン。

Perianが追加するのは以下のコーデック。
AVI と FLV
3ivX, DivX, Flash Screen Video, MS-MPEG4, Sorenson H.263, Truemotion VP6, and Xvid
AVI は AAC, AC3 オーディオを使用する A52Codec, H.264, MPEG4, と VBR MP3 を含む

つまり最近よく見かけるがQuickTime Playerで開かないためにイライラするビデオタイプがかなり含まれている。
作者サイトには「ビデオの十徳ナイフ」と書かれているのもナットクだ。

最近でもビデオ素材だということでフラッシュムービーを送りつけてきた団体があったが、こういうものはFinalCutProのような業務用編集ソフトでもタイムラインに載らないし、どうしようもない。
そのままでできる変換方法はビデオキャプチャーを撮るということくらいだ。
しかしこのPerianをインストールしていればフラッシュムービーもQuickTimePlayerで再生可能なのでQuickTimeProをレジストしていれば他のビデオ形式に書き出すことが可能だ。
映像がキレイかどうかというのはまた別問題だが・・・。

そういうことでいえば最近YouTubeなどで急に普及してきた.flv形式にも対応しているので、get_videoで落としてきたYouTubeの素材は.flvという拡張子を追加するだけで再生できるようになる。
勿論現状vlcでも見ることはできるのだが、やはりMacのオーディオビジュアルの根幹はQuickTimeに依存しているので、これで再生できるようになるというのは大きな意味を持つ。

インストール法はディスクイメージを開いたら中にあるQuickTimeのエイリアスフォルダーにプラグインアイコンの本体をドロップするだけでいい。
これで
"/Library/QuickTime/"
にコピーされるはずだ。
うまくいかない時には手動でここにコピーを作る。

このプラグインはQuickTimePlayerの他にQuickTimeに依存するNicePlayerQTAmateurQTAmateurなどに有効だ。
また開発中止になったWindowsMediaPlayerはサポートしていないのでFlip4Macを使えとのことだ。






Perianのインストール法は実に簡単だ
ディスクイメージを開いたらプラグインアイコンの本体を
「QuickTime」というエイリアスに落とすだけ





実際にインストールされるのはここ
ライブラリフォルダのQuickTimeプラグインフォルダだが
うまくいかない時には手動でここに複製を作ってもいい





例えばYouTubeの.flvファイルはQuickTime
開こうとしてもこういうアラートが出るだけだ





しかしPerianが入っていれば
QuickTimeのコンポーネントでそのまま開くことができる





またQuickTimeProをレジストしていれば
FLVやフラッシュムービーのような厄介なフォーマットも
mpegやQTムービーなどに書き出すことができる






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VirtualBox

どなたかこいつを試してみてもらえませんかね。
それで詳細なインストールの仕方から実用性の評価までレビューを書いてくれるとうれしいのだけど。
OSXにWindowsをインストールできる仮想化ソリューションがオープンソース化されるというのは、大いに興味あるところなのだが、私がintelMacに対応するのは少なくとも今年の年末以降になりそうなので。







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softbankケータイの無償ホームアンテナをタダだからってお気軽に入れると『タイーホ』という恐ろしい事態もありうる!?

もう各所でだいぶ話題になっているが、「ソフトバンク携帯|軽い気持ちで電源を切ると恐ろしい事に・・・。」というエントリを発見。

ホームアンテナの電源を勝手に切ったり、アンテナの設置場所を利用者が勝手に移動すると

「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」

なのだそうだ。
また設置も専門の免許を取得した事業者が行わなくてはいけない。このアンテナのパッケージを勝手に開けるだけで罰則の対象になるという。

ところで今私の仕事机の目の前にはウイルコムのホームアンテナがちかちか光っている。
私はしょっちゅうこれを電源を抜いて受かりの良い場所に動かしてみたりしている。
これって電波法違反なの?
1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象になるわけ?
ところがウィルコムのホームアンテナは電源抜いたり移動しても電波法違反にならないという説明をよく見かける。
実際目前のホームアンテナも設置の時に免許業者が工事になんか来なかったし。

この違いは何なのか、調べてみたが実際諸説紛々とあって、ほんとのところはわからない。
それは電波の強さの違いなのか、割り当てられた周波数帯の違いなのか、終端(?)であるかそうでないかの違いなのか、公衆回線なのか個人回線なのか、いろんな理由を付けて説明する人がいて、いろんな記事を見かけたが、多分どれかは間違っているのだろう。

正確なところはやはり電波法の原文を当たってみるしか、把握する方法はない。
というかこういう法律関係の話になると、インターネットって本当にガセネタが多くて使い物にならないなぁ。

でもいずれにしろソフトバンクのホームアンテナは電波法上は公衆基地局になって、勝手に電源を抜いたりしたら処罰の対象になることだけは間違いがない事実らしい。
通りがかりの人が通信しているらしいのを見て「勝手に人の電波を使うな!」とかいってブチッとやると下手したら「タイーホ」となるかもしれない。
ソフトバンクユーザはタダだからって、お気軽にブチブチやらないように注意した方が良い。











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