2007 年 9 月 8 日anchor DEFCON Globe(Freeware) OS10.4Tiger対応 わかばマークのMacの備忘録 - DEFCON Globeというエントリで知ったスクリーンセーバ。これはAmbrosiaの「DEFCON」というゲームがベースになっている。 このカルトゲームはストラテジータイプのボードゲームだったが、80年代にSAC(戦略空軍)のコントロールルームのスクリーンのようなワイヤーフレームの表示でビデオゲーム化された。 そのゲームのモチーフのスクリーンセーバは黒バックに緑の昔のコンピュータのグラフィックのようなイメージで、地球がただ回っているだけのセーバだがかっこいいんじゃないかな。 DEFCON Globeの黒字に緑のワイヤーフレームは昔のコンピュータの表示方式のイメージ 冷戦年代に世界の終焉がしきりに映画などで描かれたがそのイメージだろうか 2007 年 9 月 10 日anchor Pando(Freeware) OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応 1GBまでのファイル転送サービスをP2Pファイル共有技術をベースに実現したオープンソースアプリ。 先日ふと写真データをおよそ600MB人に送らなくてはいけなくなり、 最初にこのての転送サービスに出会った頃には一度に数メガものファイルを送れるということに驚いたものだが、最近では数MBや数十MB程度のことでは何も感じなくなり「600MB程度のものも送れないのか」なんて不満を言うようになってしまった。 それはともかく、私が見落としているだけなのかもしれないがこれまでの現状ではこのように数百MBというオーダーのファイルを人に渡すとすれば、CDRに焼いて物理的に渡すか、自前のftpサーバを上げるかインスタントメッセンジャーのファイル転送機能を使うかしかなさそうだ。 サーバレンタルサービスはどこも数百MBなどという容量や一度でファイル転送できるサイズの制限で引っかかってしまう。 IMは相手が同じIMのアカウントを持っている必要があって、これは残念ながら日本では普及しているとはいえない。 しかしこれってフロッピーを速達で送っていた時代から基本的に進歩していないなと思っていた。 このPandoはそのひとつの解になるかもしれない。何かとお騒がせなP2Pのファイル共有ソフトの技術を応用している。 基本的に必要なインフラは、メーラかブラウザかIMかどれかがあればいい。 例えばメールを使って転送する手順をおおざっぱに書くと(詳細はキャプチャー参照)、まずPandoの「share now」プルダウンからMailを選択、 これは相手がそういうものを受け入れてくれる場合に限るが、このPandoは基本的に無料だし(有料登録して高機能版に移行することも可能)Windows版も用意されているので、あとは相手がそういうものに寛容かどうかだけの問題だけしかない。 この仕組みは特定のサーバサービスだけでなく、不特定多数でファイルのアップロード、保持、ダウンロードなどのリソースを分担して負担するまさにP2Pのファイル共有ソフトの技術で構成されており、だから無料でこんな巨大なサービスを維持できるということらしい。ユーザの支払うべき対価ははアプリの下に表示される広告を見ることだけだ。 残念ながら2バイト文字対応は遅れており、日本語のメッセージは文字化けするのでメッセージは英語で送らないといけない。最近は知り合いのアドレスから英語のメールが来ると中身を見ないで削除してしまうウイルスメール過敏症の人がたまにいるので、ここいらも日本で普及するかどうかのネックになりそうだ。 こういうものが実現すると、P2Pベースのネット放送も可能になる。 Pandoのメール送信の画面の使い方 まず「Share Now」プルダウンでメールを選ぶとこの画面が現れる 送り先、送るファイル指定、メールのメッセージなどを設定 ただし後述するが日本語のメッセージは通らない 送信ウインドウの下のこの部分をクリックして 送信者の名前、メールアドレスも忘れないように記入 はじめての送信の時だけこのように認証確認が出るので記入 ロボットスパマーが入ってこないように対策されているのだろう メッセージを送信すると自動的に指定したファイルのアップロードも始まる 見事にスパムメールばかりだなと感心するためのキャプチャーではない 受取手にはこのメッセージはこのように見えるという実例だ 残念ながら日本語は通らないのでメッセージやタイトルは英語などでないといけない 受け手は添付された.pandoという拡張子のエイリアスのようなファイルをクリックする するとPandoが起動してファイルのダウンロードを始める このやり取りは送り手も受け手もPandoをインストールしていないといけない Windows版もあるので現状ほとんどの人は利用可能なのだが ダウンロードが完了したら「Open」ボタンでファイルのクリエータアプリが起動して開く 例えばmp3ならiTunesが開くというような調子だ ダウンロードしたファイルはホームフォルダのここに保存される "~/Pando Packages/"というフォルダの中に保存されるので いきなりクリエータで開きたくないという人はここを開けばいい ClamXav Sentryのスキャン対象にここも指定すれば安全性も確保できる このファイル転送の仕組みはこうなっている 一般的なASPスタイルの転送サービスは上の管理サーバだけがファイルを保持しているが Pandoの場合はスーパーノードのユーザなどもファイルの保持や転送に関与している だから1GBというような巨大なファイルも楽々転送できるのだ P2Pや対サーバのやり取りは全て暗号化されると説明されているがその安全性はまだ未知数 だからしばらくは流出しても問題ないファイルでテストしてみてその評価をトレースしたい またPandoサイトにはこのようなネットテレビのようなコーナーも続々立ち上がっている 面白いムーブメントに育てば良いと思う anchor Firefoxのアドオンはいくつか悪影響が出るものがあるとのこと私はあまりFirefoxのアドオンを使っていないので、その影響を実感したことがほとんど無いのだが、こちらのMozilla Re-Mix- Firefoxに悪影響を及ぼす可能性のあるアドオンリスト。というエントリで、アドオンはいくつか不具合が出ることが報告されている。 勿論アドオン全部が悪いわけではないのだが、当たりを引く確率はアプリのコンフリクトに突き当たる確率よりも高そうだ。 元記事はこちら。 2007 年 9 月 11 日anchor 漢字を含んだ美しい日本語フォント46種類のリンク集~中には第2水準まで実装したフリーとは思えないものまである!漢字まで含めた日本語フリーフォントばかり集めたエントリ、漢字が使える日本語フォント 無料ダウンロード 46種類 - 4GALAXYのメモを発見。 この中で特に気に入ったのは、本物の書家の先生が書いた文字をトゥルータイプフォントにした
青柳衡山シリーズ、そのままホラー映画のタイトルに使えそうな怨霊、素朴な手書風のきろ字、格調高い漢文なんかを書いたら似合いそうな白舟書体、手書筆風の程よい脱力感のじゃぽねすく、顔文字を書かせたら結構笑えるへたれ加減の
MTたれっぴなど。 以前ここで紹介した「しねきゃぷしょん」や「ふい字」なども紹介されている。 これは書家の青柳衡山先生の墨蹟をトゥルータイプフォントにした作品 こうして縦書きで打てばそのまま挨拶状、礼状などに使えそうだ 大変美しいフォントで特に草書体、行書体フォントが見惚れてしまう ホラー映画タイトル向き「怨霊」と楽し気な手書風フォント「きろ字」 これも使い道を選ぶだろうがフリーとは思えない実用性の高さだ こちらは日本で最初のフリーフォントを公開したと自認しておられる白舟体フォント 古印体や篆書などのフォントも揃っており角印や実印風、古代中国風の雰囲気も出せる 「じゃぽねすく」「MTたれっぴ」も手書風フォントでいい味を出している 特に「たれっぴ」はこの通り顔文字を打つとなかなか活き活きしてくる anchor コメントスパムを排除するコードだって。案外有効かもしれない最近ブロガーの皆さんを大変悩ませているコメントスパムを防ぐコードということで、ひとり開発ブログ | ? ロボット投稿型スパムをさくっと防ぐ超簡単な方法というエントリを発見。 そのコードがこちら。
最近はコメント欄の炎上よりも、コメント欄がスパムだらけになって常連さんが寄り付かなくなる方が怖いわけだから、たかがコメントスパムといっても見過ごせない。 2007 年 9 月 12 日anchor Eudora(Freeware) OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応 かつてのメインストリームのメーラアプリのEudoraが様変わりして戻ってきた。 Eudoraというメーラは言ってみればメーラアプリの第三極だった。MS製のOutlook、Netscape社製のNetscapeという2大メーラがメジャーだった時代に、そのどちらとも違うメーラとして独自の経歴を持ち、だからどちらとも違う独特のインターフェイスを持ったメーラだった。 時代は下って、Outlookは今でもWindowsのナンバーワンメーラだろうけど、随分様変わりしてNetscapeはThunderbirdのようなMozilla系メーラに引き継がれ、それ以外のメーラもたくさん出てきた。 そんな栄枯盛衰の激しい中でなんとなく時代から取り残されたようにひっそりと続いていたのがEudoraだった。 実際OutlookExpressのインターフェイスに慣れたビギナーやスイッチャーにはEudoraよりも上記の他のメーラの方が扱いやすかったということがあるかもしれない。 ところがそのクアルコム版Eudoraが「Thunderbirdをベースにしたメール、ニュースリーダー」として帰ってきた。 MozillaのEudoraのサイトにはリードミーが全文掲載されており、ここには「EudoraはThunderbirdと競合するためではなく、相互補完するために開発されている」と書かれている。 Thunderbirdベースに変わったEudoraのフェイスはメーラのスタンダードの3ペインに 前からそうだったのかもしれないが数年ぶりに触る私には驚きだ それぞれのアカウントのメイン項目を選択すると基本的なメニューが並んでいる なかなか使いやすそうだ セッティングアイコンをクリックしてアカウントの詳細設定に入る 設定の詳細さはThunderbirdゆずりだ 全アカウント共通の設定はメニューから入る 面白いのは新着メッセージを音で知らせる機能が最初から実装されていること 音ファイルさえ用意すればすぐに「ユーブガッタメール」できる またEudoraらしいところを探すなら「Penelope」なんて項目が有ることか 左ペインをインボックだけ並べるとかもできる ペイン上の左右ボタンをクリックするといくつかのスタイルに切り替えられる 面白いスタイルだ anchor アフォなコンサル第2弾、ITコンサル、セキュリティコンサル、技術コンサルという類いも相当怪しい奴が多いのかな雑文発散(2007-09-08)というエントリを発見。 要約するなら すばらしい。 以前「コストカット屋はアフォなコンサルの代表例」という話を書いたところ、 私個人は、セキュリティ診断業者のようなセキュリティ関連コンサルには関わり合いがないので何ともいえないのだが、この一文を読んでいる限りクライアントが技術的な問題を理解できないのを良いことにこういういい加減な業者が適当なことをやっているという構図も有るのかもしれない。 2007 年 9 月 13 日anchor 京ぽんアドレスユーティリティ(Freeware) OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 先日、京ぽん2の電話帳にMacのアドレス帳の内容を移す方法について書いた。せっかくOSXがvCardに対応しているのでvCard書き出しを使った方法で、アドレス帳のエクスポートをトライしたわけだが、E-WAさんからBBSで情報をいただいた京ぽんアドレスユーティリティを使えば、vCardだの考えなくてもMac上で京ぽん2の電話帳をエディットできる。 方法の詳述は以下のキャプチャーを参照いただきたいが、この京ぽんアドレスユーティリティを起動する前にこれ用のUSBドライバーのKyopon USB Driverをインストールする必要がある。 これは京セラ純正のMac用USBドライバーがファイルアクセスをサポートしていないからで、Windowsではやはり純正のユーティリティを使ってアドレス帳の同期も、ブックマークのエディットもパソコンからできるのだが、この機能はMacではサポートされていない。 と文句を言っていてもしかたがない、もう選んでしまった以上2年くらいはこの京ぽん2を使うことになる。 前提になっているKyopon USB Driverは純正Mac版USBドライバーではサポートされていなかった「モデム&ユーティリティ」接続をサポートするためのドライバーだ。 そしてこの京ぽんアドレスユーティリティはマスストレージを介さないで直接本体電話帳をエディットする。 使い道としてはMacのアドレス帳の内容をガバッと移す時にvCardで一気に読ませるという方法を使って、vCardでは移しきれない「よみがな」「電話、Mail、住所の種類分け」などのエディットはこの京ぽんアドレスユーティリティを使ってMac上でやってしまえばよいと思う。 前にも書いたがvCardでアドレス帳の内容をほとんど移すことに成功したのは良いが「読みがな」が全て空欄になっていたために、移した名簿は全て「その他」グループになってしまい五十音検索が利かない状態だった。 ところで京セラのMac対応についてちょっと不満を書いてしまったが、それでも京ぽん2というカタ落ち寸前の機種を買ったことについては後悔していない。 iPhoneが日本に実際に入ってくるのにはまだまだ相当の時間がかかると思うし(iTMSだって2年待たされた。日本というのはそういう国なのだ)、そういう事情なのでしばらくはこの京ぽん2を使い倒すことになると思うので、このユーティリティシリーズも活用することになると思う。 京ぽんアドレスユーティリティを使うにはまずKyopon USB Driverが必要だ これをインストールして京ポン本体の設定「メニュー/機能/USB設定/USBモード」 に入って「モデム&ユーティリティ」に接続法を切り替える Macのシステム環境設定「ネットワーク」を開き表示を「ネットワークの状況」に すると「Kyopon Modem Port」「Kyopon Data Port」という二つの新たなポートが見える とりあえず「Kyopon Modem Port」の方だけ選択して設定すれば良い 注意点としては「PPP/PPPオプション」と入っていき 「PPPエコーパケットを送信」のチェックを外しておく 後は契約しているプロバイダのUSBモデム接続の設定を入力していくだけだ 「モデム」に入ってモデムスクリプトを選択する 京ぽんデフォルトは「KYOCERA USB MODEM」を選択するが Kyopon USB Driverを利用するには「I-O DATA USB-CFADP」を選択する これでまずモバイルダイアルアップ接続が可能か確認しておく 続いて京ぽんアドレスユーティリティを起動する 京ポン本体の電話帳のデータを取得するには「受信」アイコンをクリックする 京ポン本体で「セキュリティ」で暗証番号を設定している時にはその入力を要求される それでしばらく待つと京ポン本体の電話帳の内容を取得する ここで名前や読みがななどデータをいろいろ書き換えることができる また「インスペクタ」アイコンで第2電話やメアドなど個別名簿の詳細情報のエディットもできる Macのキーボードでこれを編集できるというのがこのユーティリティの最大のメリットだ エディットが終わったらあとは「送信」アイコンをクリックするだけ これで京ポン本体の電話帳に変更点が反映される ラクチン! 一応こういうアラートが出て「京ポン本体のデータが失われる可能性」が警告される バックアップをマスストレージなどに取っておけば問題なし 2007 年 9 月 14 日anchor Kyopon Bookmark Utility(Freeware) OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 これは京ぽんのブックマークファイルをMacから直接エディットしてしまおうというユーティリティ。 仕様に先立ってKyopon USB Driverをインストールしないといけないのは京ぽんアドレスユーティリティと同じ。 このドライバーをインストールすることでデータフォルダに直接アクセスでき、そこに置かれた内蔵ブラウザのOperaのブックマークを編集できる。 MacのWebブラウザのブックマークをこれでどんどん移すことができる。俄然iBookを開くことができないような満員電車とかそういう状況でもOperaで常駐しているサイトの更新状況をチェックできるというわけだ。 Kyopon Bookmark Utilityを起動して京ぽんのブックマークを取得する 読み込みボタンをクリックすると暗証番号を設定している場合はその入力を求められる 京ポン本体に入っていたブックマークを取得したところ 下の+ボタンをクリックすると新しいブックマークを追加できる そこをクリックするとサイトのタイトル、URLなどを書き込んだりできる これでエディットや追加ができるし上の書き出しボタンで 読み込んだブックマークはMacの側でもバックアップを取れる 保存したファイルの拡張子は.airh-bookmarksという拡張子としては最長クラスのもの anchor 半数の人がブラウザの文字サイズを最大にしてwebを見ているそうだ~子育て中の主婦という母集団に偏りはあるがBusiness Media 誠:「ブラウザの文字サイズ最大」が半数以上??家庭用PCという記事を発見。 アンケートの母集団は子育て支援サイトのアンケートなので主婦中心という偏りはあるけど、だからこそ一般の家庭ユーザがどう思っているかというところがクリアに出ていると思う。 それでその結果は家庭では14インチ以上のモニターで見ている人が実に7割を超えるにもかかわらず、ブラウザの文字等級設定を最大にしている人が55%、大きめにしている人と合わせると実に80%の人が設定をいじっているということだ。 このことは何を表しているかというと、80%の人がネットの一般的なサイトの文字が小さ過ぎるという非常に強い不満を感じているということだ。 特に最近個人サイトのほぼ主流になっているブログは字が小さ過ぎると思う。 ブログの一般的なレイアウトはムダなスペースをなくし、トップページのスクロールしないで見える表示領域にできるだけ主要な情報を盛り込むようにレイアウトされている。 こういう母集団にはもっと内容についてもいろいろ聞いてみたい気がするのだが、これまではネットの仕様はオタクが決めていたが、これからはこういうユーザがターゲットなのだから、 |