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2008 年 3 月 12 日





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dolipoを入れるとBwanaDikが動かなくなるという問題は自然に解決

dolipoを入れるとディスクキャッシュがやたら増えるという問題をどうやら解決したようだという記事にもちょっと書いたが、ディスクキャッシュの総量に規制をかけるタイプのバージョンアップから、BwanaDikの表示が動かなくなるという不具合に触れた。

ところがこれは何度か再起動して再ログインするうちに自然に治ってしまった。
逆に今ではどういう条件で起動しても、再現できない。
理由がよくわからないが、BwanaDikの接続状態の読み込みが一時的にスタックしていたということか。
再度dolipoをアンインストールして、再インストールすれば再現するかもしれないがそこまで確認する元気も無し。

dolipoについては絶賛する声とその出自を怪しむ両極の声があるが、原理はシンプルなものだし実際使ってみて、その効果はかなり高いと感じる。
しかもこれで私のところでは特に副作用も不具合も何もなくなった。

問題が無くて効果が高いなら推奨せざるを得ないのだがどうだろうか?






dolipoを起動するとネットに接続していても
BwanaDikが接続に失敗したという表示を出していた
しかしそれが(自然に)改善したので私のところでは問題が無くなった


2008 年 3 月 13 日





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ギターナッツだったオジサン達には垂涎じゃないかな・・・まるでロー◯ンドのギターエフェクトだよ、これ

こちらの
TR-909と2台のTB-303と7種類のエフェクターをオンラインで再現した Hobnox Audiotool:■ 音楽方丈記 ■
というサイトで知ったこのソフト、これすばらしいです。
なんといってもインターフェイスが分かりやすすぎ!

というかオジサンは、これの実物を使いこなすためにMacにかけたよりも遥かにたくさんの時間と情熱を費やしたぞ。

そういう知識が活かせるならありがたい限りなのだが。
これのMac版ってないのかな?
無いなら是非おねだりしたいところだ。

ソースはこちら。
Hobnox.com -- Your Music, Film & Urban Culture - Audiotool Startpage






Audiotoolの操作画面
このインターフェイスを見て何の説明が必要か?





特にうっとりしてしまうのがこいつら
昔こいつらを一つ手に入れるたびに表現の幅が広がるような世界の広がりを感じた
何だか今夜は久しぶりにギターアンプに火を入れたくなった






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Safariのキャッシュを恒常的にオフる〜Terminal編(追記あり)

昨年来のSafariとの苦闘以来そのキャッシュ機能をオフって使っているのだが、起動するたびにデフォルトのキャッシュを使う設定に戻ってしまう。
debugのshow cache windowからwebcore cacheを使用しないチェックを入れれば良いのだが、毎回そういう手順を踏まないといけないのが面倒だった。

キャッシュをキャンセルする設定がSafariにはデフォルトでついていない。
方法がないかと思ったらjekylle+さんがちょうどそういう記事を書いてくれた。

Tips:Safariのキャッシュを無効にする方法。

早速メモφ(。_。)

Safariのキャッシュを無効にするコマンド

defaults write "com.apple.Safari" WebKitPageCacheSizePreferenceKey -integer 0

Safariのキャッシュを有効に戻すコマンド

defaults delete "com.apple.Safari" WebKitPageCacheSizePreferenceKey

なおこれと同じ効果をOnyXでも得られる

dolipoを使う時にはこの設定はやっておいた方が良いと思う。






OnyXでキャッシュを無効にするとSafariのキャッシュフォルダがエイリアスに変わる





そうすると当然ながらキャッシュ無効のところにいちいちチェックを入れなくても
この通りキャッシュはゼロのまま



<追記>

この方法は「恒常的に」と書いたが1回きりしか有効でないのか、次の起動からは元に戻ってしまうようだ。どの環境でもそうなるのかどうかは確かめようがないが。

そうだとすると結局、debugメニューで毎回webcoreキャッシュをオフる従来の方法が一番お手軽、確実ということになる。






キャッシュを無効にする一番簡単確実な方法はdebugの「Show Cache Window」で
「WebCoreキャッシュを無効にする」のチェックを入れることだ
ただしこの設定は1回きり有効で起動ごとに設定する必要がある



<さらに追記>

後日検証してみるとOnyXでやる設定は1回きりしか利かないが、Terminalの方のコマンドは次の起動以降も有効なようだ。 今後はこちらを常用することにする。



2008 年 3 月 14 日





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iDelete QT and Flash Caches
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

もうこれは名前の通り、QuicktimeとFlashのキャッシュを削除してくれる専用アプリ。

作者の説明によると、QuicktimeでFlashビデオ(flvとかのことか?)を見ているとキャッシュが溜まってきて不具合が発生するので、その問題を解決するとのことだ。

私自身はまだそういう不具合は体験したことがないが、こういうユーティリティもあるということで






iDelete QT and Flash Cachesを起動するとこういう画面が現れる
「Run」のボタンをクリックするとキャッシュクリアが進行する





終了するとこのような表示に変わる





削除されるのはここの"~/Library/Caches/QuickTime"の中身


2008 年 3 月 16 日





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OpenOffice.org- Mac OS X ネイティブ アクア(Aqua)版
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

以前ここで紹介したOpenOfficeのMacOSXネイティブ板の開発がかなり進んで来ているようだ。

OpenOfficeはもともとUNIX、Linux、Windowsなどのクロスプラットフォームで開発された、MSOfficeに変わるOfficeSuites。
Word、Excel、Power Pointの書類を扱うことができる。
これをMacに移植するには以前はデベロッパーツールのX11をインストールしていないといけなかったが、このOSXAqua板から、そういうものをインストールしていなくても普通のアプリと同じようにただインストールして、普通に起動しただけで使えるようになった。

実用段階までもう一歩と思ったのは、日本語環境の整備がまだかなり遅れているからだったが、今回また最新版をテストしてみてそれもかなり改善していることを知った。

以前はメニューや入力などの日本語環境がほとんど壊滅的で、無料ビュアーとして以外使い道がない感じだった。
今回はビュアーとしてのレイアウトの再現度もかなり改善し、またメニューなどの日本語もほぼ問題なく表示されている。

また日本語環境もことえりで入力できるし、システムフォントも使えるようになった。
実際にテキストをタイプしようとすると虹色ボールが回りっぱなしになって、前に進めなくなるなどまだ未完成の部分は相当目につくが、それでもX11時代から考えれば大進歩だ。
これが実用アプリになるのはもう目前だと思う。






OpenOfficeで表示したWordファイル
レイアウト崩れなどほぼなくなってビュアーとしては実用段階に入った
フォント名などもちゃんと日本語で表示するようになったしフォント切り替えも
日本語フォント同士で問題なく切り替えられるようになった





フォントプルダウンがフォントのプレビューを兼ねていたり
いろいろうれしい機能もついている





Power Pointファイルの表示もかなり良好でスライド表示も実用レベル
ただしロケールが不完全なのかWordもPower Pointも日本語入力すると
虹色ボールが出てなかなか先に進めないなど文書作成ではまだ非実用的



<追記>

ちなみにこのテストはOOo2.4で実施したが、正式版のベータと思われる3.0が既に用意されている。
早速テストしたところ、上記の日本語入力で虹色ボールを出して考え込んでしまうという問題がかなり解決されている。
その先の道程については、この3.0が正式版のベースになるとのこと。
いよいよOpenOfficeは実用化が秒読み段階に入って来ているということらしい。

あと望むらくはもう少し軽く、軽快に動くようにしてもらうということか。
MSOfficeとの互換性を優先して無駄にデカイ部分がまだかなりあると思うので、ここが洗練されてくるといよいよMSOfficeは要らないということになるのでは?

ダウンロードはこちらのサイトからできる。
intelMacの人はこういうファイル名のファイルを、
OOo_3.0.0_080314_MacOSXIntel_install_ja.dmg
PPCMacの場合はこちらのファイル名を、
OOo_3.0.0_080314_MacOSXPowerPC_install_ja.dmg
それぞれダウンロードして試すことができる。






v.2.4ではほぼ絶望的だった日本語入力が可能になった
まだかなりもたつくが実用段階に入ったと言える






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TypeTrace
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

このアプリ上で叩いたキー操作をビデオのように再生してくれるアプリ。

これはキーロガーのようにパソコン上の全てのキー操作ということではなく、このアプリのテキスト画面で叩いたキー操作の様子だけを記録する。

再生してみると自分のキー操作の癖が分かったりで、なかなか面白い。
再生するとカチャカチャキーボードを叩く音も再生してくれたりで、遊び心も実装されている。

画面に文字が現れて変換されていく様子だけでなく、「バーチャルキーボード」を表示して叩いたキーも表示できる。
それが何の役に立つのかと言われると困るのだが、見ていると面白いのだ。






TypeTraceの表示画面
左上のRECボタンをクリックしてテキストエリアに文字をひたすら入力
止めて右隣の再生ボタンをクリックしてひたすら見るというそれだけのアプリ
下のスライドで好きなところまで戻したり早送りしたりできる
メニューコマンドからバーチャルキーボードを呼び出して自分のキーの癖を見ることも可
小説など長文を書く人が、好きなところに戻ったりということに使えるか
あとワープロ検定とかあった時代にはこういうアプリが欲しかったかもしれない


2008 年 3 月 17 日





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Cheap MP3 Player
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

シンプルこの上ない音楽プレイヤー。

作者さんによると
「音楽ファイルを再生する。プレイリストも作成できる。CPUの消費量が大変少ない。しかもタダ。自分で使うために作ったので、あなたの役に立つかもしれないし立たないかもしれない。」
というアプリの構造と同じく大変シンプルな説明がサイトにある。

いうだけあってCPUもメモリも使用量が大変少なく、フロントのアプリケーションの動作にほとんど影響を与えない。
iTunesはあれだけの機能を持ちながら大変安定したアプリで、それだけでも特筆に値するのだがやはりiTunes5あたりからやたらでかくなってしまい、CPUやメモリへの負荷もでかくなってきている。
音楽に集中したい時にはそれでも良いのだが、ほとんど「ながらリスニング」が多い私のようなユーザにはあのでかさはどうなのかなぁと疑問を感じないでもない。

だからこういうアプリには存在意義はあると思う。
こんなにシンプルなアプリだが、プレイリストをどんどん作って気分に合わせて好みのリストを選ぶという使い方はできる。
これで充分じゃないだろうか。






Cheap MP3 Playerのフェイスはシンプルそのもの
送り再生戻しのボタンとプレイリスト選択のプルダウン、
その右がリピート再生のチェックと操作系はこれだけ
曲はmp3をドロップしてリストに追加できる





またメニューからプルダウンで「プレイリストに追加」からフォルダ単位の登録も可能
好みのリストをどんどん作って気分でリストを選ぶのが吉


2008 年 3 月 18 日





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TinyCal
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

卓上カレンダー機能に徹したメニューエクストラカレンダー。

機能としては、メニューアクストラからプルダウンで、カレンダーを表示する。
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、12ヶ月を選択できるので、そういう長期レンジの予定が必要なのは主に仕事だと思うがそれぞれの都合で選んでほしい。
タテヨコのレイアウトも選択できるのが秀逸だ。

また各国の祝日を表示できるのも秀逸だ。
勿論日本の祝日にも対応しているので、これは使える。
パソコンのカレンダーで先の予定を組んでいて「その日は祝日で休みですよ」なんて指摘を人から受けるのはよくあることなので、これが表示できるのは本当に重要だ。
各国の祝日を色分けして表示することもいずれ可能になるのかもしれないが、今のところそれには対応していない。
これを実装してアメリカやイギリスの祝日も表示できたりすると、市場関係者などには手放せないアプリになるかもしれない。

ここまではフリー版でも利用できる機能だが、シェアウエアにレジストするとGoogleカレンダーと同期できて、その予定を表示したりできる。
Growlチケットもインストールするようなので、Googleカレンダーの予定をデスクトップに表示して知らせてくれるという機能もありそうだ。
GoogleカレンダーをiCalと同期するユーティリティを使えばとても便利なことになりそうだ。

軽いしジャマにならないし時計機能とか欲張らなければ使えるカレンダーだと思う。






TinyCalのメニューアイコンをクリックした状態
レジストしていれば下にGoogleカレンダーの予定などが表示される(に違いない)





設定で2ヶ月表示、3ヶ月表示、12ヶ月表示などが選べる
カレンダーの大きさも若干修正できる
「Holidays」で祝日を表示する設定も可





例えば日本の祝日を表示した3ヶ月カレンダーのラージ表示
これだけでも卓上カレンダーとしての機能は充分だ


2008 年 3 月 19 日





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MercuryMover
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

キーボードから手を離さずに、キー操作だけでウインドウの移動、リサイズを行えるシステム環境設定ペイン。

そういう目的ならRubiscoを今まで使っていて、これはダイレクトにウインドウ移動、リサイズができてすばらしいのだが残念ながらCocoaアプリにしか利かない。
早い話Finderには利かなくて、こういう機能を使いたい場合のおよそ半数はFinderのウインドウをどうにかしたい場合なのだが、システムにそういうAPIが無いからどうしようもないと思っていた。

このMercuryMoverはホットキーで移動操作のインポーズを呼び出して、その画面が表示されているときのみキー移動、リサイズが有効になるという従来のポインタ移動にキー操作を変換する方法でこれを可能にした。
だからRubiscoよりワンステップ多いのだが、その分FinderのようなそういうAPIに対応していないアプリでも使える。

ピクセルサイズで、ウインドウ移動をしたり、ウインドウのサイズを変更する必要がある人は、写真を扱ったり何かの開発環境を触っていたりの専門的な人だろうけど、そういう動作にも対応している。

移動量はシステム環境設定ペインのMercuryMover/Advansedの設定に入ってそれぞれのキーの組み合わせで移動量を設定できるのが禿しく便利。






MercuryMoverの環境設定ペインの画面
「Enable MercuryMover」のチェックを入れると有効になる
上から「ウインドウの移動」「ウインドウ右下を動かしてサイズ変更」
「ウインドウ左上を動かしてサイズ変更」メニューがあり
それぞれのモードを呼び出すホットキーを呼び出す
自分の環境で他とぶつからない使いやすいホットキーの組み合わせを設定する





リサイズを呼び出すとこんな表示が出る
この状態でアローキー、あるいは装飾キー+アローキーでサイズの変更ができる





こちらはウインドウの移動を呼び出したところ
この調子で完全にキーボードだけでウインドウの操作ができる





装飾キーとアローキーの組み合わせでそれぞれ移動量を設定できるのが便利
デフォではアローキーのみは1ピクセルずつの移動になっているが、
そんな細かい操作は必要ないという人は10ピクセルを割り当てると快適かもしれない







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