Previous  Index  Next


2008 年 3 月 21 日





anchor

Display Rotation Menu
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

モニタースクリーンの表示を回転させるメニューエクストラ。

X-OSKさんのDisplay Rotation Menu(ディスプレイの表示内容を回転)というエントリで知った。

Windowsにはもともとはオンラインウエアだった画面を縦にしたりするプラグインが標準でバンドルされていると思うが(名前は忘れてしまったが)、Macにはそういう機能は無かったように思う。

これがあるとQuickのような株価指標などの速報表示や、何か技術的なテレメトリーデータの表示の時に便利だったりする。
また、キオスク表示やプレゼンテーションを縦に表示してみたり、そういう場面で縦長の写真ばっかりスライドショーしてみたり面白い使い方ができると思う。

また何らかの事情でディスプレイを上から逆さに吊るさないといけないとか、通常の家庭での使用ではあまり考えられないが、使用状況によってはそういうことも考えられる。

ディスプレイの向きを変えられると、用途は広がるかもしれない。

表示を縦にすると当然メニューバーの長さは短くなってしまうので、メニューエクストラのDisplay Rotation Menuが隠れて見えなくなってしまうこともある。
一瞬焦ってしまうが、X-OSKさんもご指摘のようにそういう時には 慌てずに
コマンド+option+control+0(ゼロ)キー
を叩くこと。これで通常の表示に戻る。

また全てのグラフィックカードがディスプレイ回転をサポートしているわけではないので、サポートされていないMacの場合は
Rotation Not Supported
という表示が出るそうだ。






Display Rotation Menuはメニューエクストラなのでメニューバーから操作する
「Landscape」は通常の横長、「Portrait」は縦長のディスプレイ表示になる
また「Flipped」とは逆さまということだ





これが「Portrait」の表示画面
メニューバーとドックが上下にあるのがわかるだろうか
メニューバーの全長が短くなるのでDisplay Rotation Menu
隠れてしまうかもしれないがその場合は上記のキーコマンドで元に戻せる





これは横長の「Flipped」表示(若干グラフィックソフトで演出)
何らかの理由でディスプレイを逆さまに吊るさなくてはいけなくなった時に便利(?)



<追記>

BBSに「MStK」さんからいただいた情報によると、外部モニターを接続している状況ではシステム環境設定ペインの「ディスプレイ」に「回転」というメニューが現れるそうだ。
私の場合確認できる環境が無いので、何ともいえないがOSXにもそういう機能が標準で装備されているそうだ。
Windowsの場合は外部、内蔵モニター関係なく回転できるわけだが、それと同じことがこのDisplay Rotation Menuで可能になるということだ。



2008 年 3 月 23 日





anchor

Red Baron
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

J.S. Machさんの「Red Baron」というエントリで知ったスクリーンセーバ。

このスクリーンセーバは赤い三葉機が飛び回る姿をフロント、フォロー、パッシンバイなどのダイナミックな視点で描き出すOpenGLのグラフィック。

この赤い三葉機は実在するリヒトホーフェンのフォッカーのドライデッカーDrIをベースにしている。
リヒトホーフェンは騎兵から転じてルフトワッフェ(ドイツ空軍)の第1次大戦の頃の大エースになった人で、確かドイツで最高の撃墜数を誇っていた若い将校だった。
リヒトホーフェンサーカス(リヒトホーフェンの部隊はこう呼ばれていた。それ以来エースパイロットばかり集めた精鋭航空チームを「サーカス」と呼ぶ習慣が各国に広まった)は、機体のどこかに必ず赤いモチーフを使い、特にコマンダーでエースのリヒトホーフェン自身は機体全体を真っ赤に塗ることで知られていた。
それでレッドバロン(赤男爵)というニックネームが敵から与えられた。

この三葉機で戦っていた時代がリヒトホーフェンの全盛期だったが、大戦末期にカナダ人パイロットに撃墜され戦死した。(ちょっとあいまい)

この作者さんはこの世界最初の「エース」と呼ばれたパイロットに相当入れ込んでおられるようで、設定画面にもそのプロフィール写真が使われていたり、好きな人には「なるほどなぁ」と思わせるような作りになっているのがニクい。
おそらく間もなく公開される「レッドバロン」というドイツ映画にちなんで製作されたもの。(右の写真は映画のスチール)
表示には64MB以上のVRAMが載ったビデオカードが推奨されている。

この赤いフォッカー三葉機の実際に飛んでいる姿を見たい人は映画「Great Waldo Pepper」をご覧になることをお薦めする。ロバートレッドフォード主演の映画で確か日本語題は「すばらしき飛行機野郎」だったと思う。(これまた記憶があいまい)
この映画を見ると、この赤い三葉機は実に切れ味鋭い旋回性能を見せてくれる。
英仏の飛行機はこの赤い飛行機の姿を見つけたら、任務を中断してすぐさま逃げ出したというのもうなずける。






Red BaronはフォッカーDrI三葉機の勇姿を表示するスクリーンセーバ
回転星形エンジン、張線のない3枚翼などユニークなフォルムが再現されている





視点はこのようなダイナミックな視点も用意されている





システム環境設定ペインの設定画面
これは視点を切り替えるプルダウンでランダム、視点固定も可能
リヒトホーフェンのプロフィール写真が好き心をくすぐる


2008 年 3 月 24 日





anchor

VDrift
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~XP対応

名前の通りツルツルにドリフトするカーレーシングゲーム。

VDrift | Macの手書き説明書のエントリで知った。
F1だけでなくF3000やF3も車体前後にウイングをつけてダウンフォース(空力で得た地面に車体を押し付けるような方向の力)を得ているが、もし走行中にフロントウイングが壊れて、ダウンフォースが失われてしまったりすると大変なのだそうだ。

これは実際F3のクルーから聞いたが、フロントウイングの角度が5度狂うとダウンフォースが失われて、フロントタイヤのグリップがほとんど失われてしまい、ハンドルを切ってもなかなか車体が反応しなくなる。
それを見越して大きくハンドルを切ると突然スピンしたりして、まるで氷の上を走っているような状態になってしまうのだそうだ。

F1等の中継を見ているとウイングを接触で壊しても食らいついているドライバーを見かけるが、あれは実際には「信じがたい闘争心」ということになるらしい。

それは速度が上がるとそれだけグリップは強くないとコントロールできないが、フォーミュラカーは極限まで車体を軽く作っているから、車重でグリップを確保できないためウイングが必要になるということだ。

一般車両はそのようなエアロの装備は無いから、ちょっと速度を出せばこの「ツルツル」は体験できるそうだ。
それがこれだろう。
このゲームが普通のレーシングゲームと違うのは
「タイヤツルツルにすり減ってるだろ?」
というくらい滑ることだ。
下手するとコーナーごとにスピンしてしまう。
これでウイングが壊れたF1の気持ちも体験できるわけだ。
すっげぇ、ストレス!

そういうの好きな人は楽しいかも。カウンターハンドル当てないとコーナー攻めた気分になれない人とか・・・






VDriftを起動するとまず車体とコース選びから
どれを選んでも滑ること請け合い!





走行中のキャプチャーに失敗したのでフォーラムのギャラリーから借りてきた画像
オートマだからハンドルに集中できるのだが、集中しても最初は失敗する
これを楽しいと感じるかストレスと感じるかは人によるかも


2008 年 3 月 25 日





anchor

遅ればせながら私もレパ参戦

こういうものを手に入れてしまった。






遅ればせながらintel、Leopard戦線にやっと参戦させていただくことにした



どうして突然乗り換えることになったのか、そのいきさつは近日中に時間があったら書く。

今、半日ほどかかってやっと前のiBookの環境をほぼ再現したところだ。
しばらく更新は滞ると思うが、これからいろいろ面白いことにチャレンジしていこうと思っている。

それにしても随分様変わりしてしまったものだ。
このOS・・・



2008 年 3 月 26 日





anchor

Leopardは久しぶりに初心者に戻った気にさせてくれる目新しい機能満載

OS10.5LeopardをMacBookとともに導入して2日目。
このOSは使い勝手もハードもiBook+OS10.4Tigerとはかなり様変わりしてしまったということは書いた。
この変化はPantherからTigerに移行した時よりも遥かに大きい。
多分使い勝手に限っていえば、JaguarからPantherに変化した時よりも。

奇数バージョン優秀説がMacにはあるが、優秀かどうかはともかく10.1、10.3、10.5と奇数バージョンにあがる時の方が偶数よりも変化が大きいことは間違いなさそうだ。

今回はあらゆる場所に新機能が埋め込まれている感じで、その使い道を理解するのに時間がかかっているというのが今の状態だ。
表題の通り、最近Macを使い始めたわけではないのだが、それでも初心者のような気分にさせてくれるバージョンだと思う。
しばらくはMac初心者の視点で、気がついたことを書いていこうと思う。






初心者視点とか言いながらいきなり地味なセキュリティ機能の話だが、
webからダウンロードしたアプリを初回起動する時にこんなアラートが出るようになった
これで勝手にスクリプトをダウンロードして、勝手に起動して勝手に何かのコマンドを
実行されシステムの支配権を奪われるというリスクが減ったのは良いことだと思う
これは初期の頃からOSXのセキュリティのアキレス腱だったから
そこに配慮されているのは好感を持った





別ボリュームにライブラリを置いていたiTunesはOSX部分の パーティションを
分割することをやめた関係で起動ボリュームにパーティションを置くようになった
自宅サーバとの共有の関係でそうしていたが別の理由からパーティション切りをやめた
ところがそうすると曲リストの半数以上が「!」マークを表示して
オリジナルの「ファイルが見つかりません」ということになってしまう
iTunesの環境設定から「詳細」、「iTunes Musicフォルダの場所」を設定し直して
「曲の置き場所を整理」してやることで大部分は解決





しかしそれでも数十曲の曲リストがこのように「!」不明マークをつけたまま残ってしまった
これは一つずつファイルのありかを指定してやらないとどうしようもない
アーティスト名、アルバム名などを変更した曲に多いような気もするがあまり法則性もない





移行アシスタントのおかげで前のiBookの環境そのものは半日で再現できてしまったMacBook
ネットワークの設定もほぼ問題なく再現された
おかげでもう初日からこちらを使って仕事をし始めている
こういうことは本当に速くなった


2008 年 3 月 27 日





anchor

Leopardは運用開始2日目にして暗礁に乗り上げる(追記あり)

Leopard導入顛末を続ける。

導入以来、LeopardのUIのグラフィックの派手さと、機能の面白さに感心しながらもシステムそのものの調子は決して良いとはいえない。






先日ダウンロードしたアプリを起動する時にアラートが出る新機能について触れたが
そういう安全策が増えても私はやはり安心はしていない
Terminalを起動してシェルの認証を一度パスワードを入れると
5分間認証を省略する設定を0分にする設定を追加した
詳細はこちらを参照





またシェルを起動すると「本当に起動しても良いか?」聞いてくる記述も追加
ところでTerminalの半透明のスキンの美しさはどうだろう
機能とは関係ないがこういう美しさがあるとCUIも触っていて楽しいかもしれない





しばらく使っていてCPUが突然フルアップして反応が極端に鈍くなってしまった
何と愛用のデスクトップゴミ箱のiCanが反応していない





CPUがフルアップしているだけでなくデスクトップのゴミ箱に
ファイルをドロップしてもゴミ箱に移動しなくなってしまった
これも全く動かないわけではなく突然動かなくなるという嫌らしいトラブり方だ





これはLeopard導入前から聞いていたことだが
ApplicationEnhancerモジュールは壊滅的に動かない
APEモジュールはいくつかシェアウエアレジストしているが
それが全滅しているのがつらいところだ
動かないモジュールは赤く表示されているがそれ以外のものもほとんど機能していない





FruitMenuは機能するような表示になっているが設定画面を読み込めずやはり全く機能しない





APEをRosetta環境に最適化するというメニューも見つけたが
これも全く効果がなかった





APEから「全てを表示」に戻るとこのように表示が乱れてしまう
APEは機能していないと判断してアンインストールしてしまった





さらに問題点
Bluetoothを使って京ぽんWX310に接続してワイヤレスで
インターネットに接続する設定をして接続に成功
ところが接続解除すると「解除中」という表示のまま止まらなくなってしまう
ログアウトしても消えない時がありこうなると再起動しかない
これでは出先で使い物にならない





さらにその再起動から復帰できず画面が黒いままで起動できなくなる
最初シングルユーザモードに入れないだけかと思いAPEをアンインストールしたり
Applejackをアンインストールしたりしていたが効果無し
無理矢理強制終了してコールドブートすると2回に1回ぐらい
起動に成功してこのようなリポートをAppleに送るがこの状態から抜けられない





fsckからディスクユーティリティまで一通りの儀式を通過するが全く解決にならない
またアクセス権のこの表示も全く補修されない
モバイルが50%以下の再起動成功率では使い物にならない



とキャプションで綴ってきたが、結局再起動の成功率が5割以下と極端に低く、一度再起動に失敗するとそのあとも何度も起動に失敗し、その間起動に成功してもClamSentryがフルアップしたまま虹色ボールが出っぱなしになって極端に動きが遅くなり、残念ながらG4Macの方がよっぽど快適という状態になってしまう。

残念だが、せっかくここまで環境を整備してきたが
「新品Macを買ったら必ずディスクを初期化してシステムをクリーンインストール」
という昔からのセオリーはまだ活きているということなのかもしれない。

今晩からまた一からやり直すことにする。
実はWindowsXPのパッケージディスクも入手したり、いろいろ試したいことがあるのだがスタートラインでいきなり転んだようだ。


それとこのMacBookの新しいキーボードだが、世間では概ね好評のようだが、私はあまり好きになれない。このストロークの深さがどうも合わなくて、かなりミスタイプの確率が高くなったしタイプのスピードが激オソになった。
そのうち慣れるのかもしれないが、キーのタッチは明らかに前のiBookの方が良かったと思う。


と2日目の今日は、トラブルで調子が悪い上にハードの気に入らないところばかり目についてしまったが、勿論気に入った部分もある。
例えば新機能の「spaces」なんてのはデスクトップが散らかるのをどうするかという問題を解決するかもしれない。
exposeはどうしても好きになれなかったが、このspacesは気に入った。






spacesは好きな数だけ仮想デスクトップをいくつでも作れる機能
アプリの数だけでスクトップを作ればコマンド+tabキーでどんどんデスクトップを切り替えられ
全アプリのウインドウが開きっぱなしでもデスクトップが散らからない





全ウインドウを一覧できるスクリーンも用意されこの表示でウインドウのタイトルバーを
ドラッグするとデスクトップから違うデスクトップに移動することもできる
これはデスクトップが散らかって困る問題を解決する切り札になるかもしれない
その意味ではexposeなんかよりも遥かに重要なUIだと思う





Spacesの環境設定ペイン
ここでデスクトップの数を自由に増やすことができる(上の囲み)
また増やしたデスクトップのどれにどのアプリを割り当てるかを指定も可能(下の囲み)
これでよく使うアプリを全てデスクトップに割り当てるといくらウインドウを
開きっぱなしにしてもデスクトップが散らからない画期的な発明品になりそうだ



<追記>

クリアインストールしたが、再起動に失敗するという問題は解決せず。

問題は移行アシスタントで引き継がれた何かが、システム終了時に異常終了を引き起こしているか、単にハードウエアのトラブルなのかに絞り込まれた。
再度クリアインストールして、この問題を切り分けることにする。
よって今日一日は、システムの再構築で終わってしまうと思う。
(ハードの故障だと分かれば、見切りは早いかもしれないけど)

今からやることは再びクリアインストールして、今度は移行アシスタントを使わず手動で環境を移していき、同じような不具合が再現するかを見ることになる。



2008 年 3 月 29 日





anchor

Leopard+MacBook復帰&各種テストを開始〜使えるアプリ、使えないアプリ

先日MacBook+Leopardを新規導入して、二日目であえなく撃沈してしまったと書いた。 昨日一日かけてやっと復帰したので、あらましを簡潔に書く。

1)Leopardが再起動に失敗する

Leopardは買ってきた状態で、移行アシスタントを使って旧iBook+Tigerの環境を移した。
ただし、いきなり最初の起動時のスプラッシュのあとの移行画面を使って、最初のアカウントを旧環境から引き継いでしまうと不具合の原因になる可能性があるので、まっさらのアカウントをまず仮に作っておいて、そのアカウントでログインしてから移行アシスタントを使って新たにiBookの環境を引き継いだアカウントを作るという方法をとった。

ところがこれでも再起動に失敗するという問題が起きたので、最初のプリインストールのOSに問題があるのかと考えた。

まっさらなアカウントから再起動しても失敗するという現象が見られたからだ。

昔からMacを買ったら最初に必ずディスクの初期化とクリアインストールを必ずやれとMacの先人から教えられた。
Macのプリインストールはディスクイメージの挿入という特殊なインストール方法をとっているという話を聞いた。今でもそうかどうかは知らない。
どちらにしても他人がインストールしたシステムに命を預けるのは、私の主義にもあわない。
クリアインストールで問題が解決する可能性があるとも考えた。


しかしこれは、間違いだったようだ。
デイスクを初期化してクリアインストールして、移行アシスタントで環境を引き継いだが、やはり同じように再起動に失敗する問題が起きた。
ここでハードの問題も可能性が出てきたわけだが、私が注目したのはシステム環境設定の「セキュリティ」「一般」のところに
「安全な仮想メモリを使用」
という項目があることだった。これがデフォでチェックが入っていたが、以前ハイパースリープのアプリを試した時に「安全な仮想メモリ」の設定になっていると起動に失敗するという問題があることを知った。

これも結論から書くと、疑わしいが主原因ではないということになる。
これを検証するために、再度ディスクを初期化してクリアインストールをした。
全くまっさらの環境をとりあえず作って
「安全な仮想メモリを使用」
の環境をテストした。
当然だがこれ単独では再起動に失敗するというような問題は起きなかった。

最終結論は
「OSバージョンが変わる時には移行アシスタントを使って環境を丸移しするな」
ということになる。

結局原因は分からないが、旧環境の何かと新しい環境の何かがぶつかって起動に障害が出たとしかいえない。
移行アシスタントを使ってアプリケーションフォルダとネットワーク環境など一部分だけ移して、あとは手動で一つずつ移していき調子を見ながら作業を進めた。 これで現在のところLeopardは問題なく動いている。
移行アシスタントは注意して使え」
新しい教訓だ。






再起動に失敗する理由はシステム環境設定ペインの「セキュリティ」/「一般」にある
「安全な仮想メモリを使用」のチェックが入っていることだという疑いを持った
以前にハイパースリープをテストした時にこれでエラい目にあっていたからだ
しかしこれ単独では問題を起こさないことがテストの結果分かった
他の複合的な理由は逆に思い当たることが多すぎてどれが本当の原因なのかさっぱり分からない
なんせ、昨日は一日中システムはあらゆるアラートを出しまくっていたからだ





アクセス権の修正も疑わしかったが、このアラートは現在も出ていて修正されていない
つまりこれも原因ではなかったということだ



なおBluetooth接続でモデムからインターネットにつなぐと接続解除動作が永遠に終わらないという問題は、クリアインストール後も続いている。
つまり出先でBluetooth接続は基本的に使い物にならないということだ。
解除中の表示を気にしないのならば1回こっきり使えないこともないが・・・
京ぽんを導入した動機の半分はこれだったで、これは大いに残念なところだ。




2)Leopardで動かないアプリ、動くアプリ

AppleJack

E-WA's Blogさんで教えてもらったE-WAさん自身がまとめておられる
動作に支障のあるソフトウェア
というサイトが大変参考になる。
これはこれまでLeopardで動作に問題のあるアプリの対応状況をまとめてくれているサイトで、結構私が愛用しているアプリが「不具合アプリ」のリストに入っているので、重大な関心を持っていた。

持っていたが、今までLeopardを持っていなかったのでどこか他人事だった。
ところがもう昨日からは他人の話ではない。


その中で特に私が残念だと思っているのがAppleJackが動かないことだ。

このシングルユーザ専用のコマンドは、システムのメンテナンスを大幅に簡略化してくれるスグレモノだった。
私はもっぱらOnyXなどよりも、これとMainMenuを愛用して、メンテナンスの作業を簡略化していた。
これで実際前のTigerのシステムは基本的にノートラブルで快調に動いていた。

しかしAppleJackをインストールして実行すると
「あなたはrootユーザではないのでAppleJackは終了される」
というアラートを出して終了してしまう。
サイトには「intelでの不具合を修正した」とあるので使えるかと期待したが、Leopardにはまだ未対応のようだ。
E-WAさんのサイトにも「全く動かん」と明確に書かれている。

無くては支障が出るというほどでもないが、メンテナンスの手順が大幅に簡略化できていたのでこれが動かないのは結構つらい。




京ぽんアドレスユーティリティ

これも京ぽん(PHS京セラWX310)を仕事で使っている関係で動かないと困るアプリだ。

確か京ぽんアドレスユーティリティはLeopardで動かないと聞いていた。E-WAさんのサイトにも動かないアプリのリストにあった。
実際アシスタントで移行した京ぽんアドレスユーティリティは、起動すらできなかった。

実はLeopard移行をためらっていた大きな理由がこれだった。
京ぽんは仕事用ケータイとしてまだしばらく使わなくてはいけないので、この電話帳をMacから管理できなくなるというのはつらい。
私はケータイの親指入力にはいまだに慣れることができないのだ。

Leopardを入れるならしばらくはこの京ぽんアドレス帳管理のためにTigerも併用しないといけないと真剣に悩んでいた。

ところがこの作者さんはなんと京ぽんアドレスユーティリティをLeopard対応にアップデートしてくれたことを動作に支障のあるソフトウェアで知った。
これはうれしい。

こちらのサイトに置かれているv.1.3.3がLeopard対応だ。
一時期は結構売れたとはいっても、回転が速いケータイの世界でもはや少数派になりつつある京ぽんユーザのためにユーティリティを改良し続けてくれる作者さんに感謝。
いや、これは本当にうれしい。






愛用のPHSの京ぽんのアドレス帳管理ソフト、京ぽんアドレスユーティリティ
動かないという情報がLeopard移行をためらわせていた
しかしこの通りちゃんと動くようになっている
悩みが一つ解決!



iCan

デスクトップに置くゴミ箱として、最も軽くゴミ箱の機能をほとんど再現できているアプリとして、iCanがお気に入りだった。
しかしTigerでは動いていたiCanはLeopardでは起動すらできなくなってしまった。

これも対応を期待したいところだが、作者サイトは2004年から更新されていない。
ちょっと厳しいかも。






iCanはデスクトップに置くゴミ箱として
長年愛用してきたがついに別離の時が訪れたのかもしれない



Cyberduck

これはLeopardで動かないということではなく、むしろTigerで不具合を起こしていたアプリだ。
TigerでCyberduckはftpサーバ上のディレクトリを正確に表示できなくなっていた。
本来ある筈のフォルダが見えなくなっている。

バージョンアップすれば解消されそうな気がしていたが、Tigerでは最新バージョンは起動できないという問題を起こしている。

これをやっと最新バージョンに上げることができた。
予想通り最新のCyberduckでは、ちゃんとftpサーバ上のディレクトリが見えるようになった。
見えなかったのは前回履歴でタイムスタンプの取得に失敗したようなディレクトリだ。

このサイトを置いてるmacserver.jpさんは接続法が違うから問題が無いが、ミラーサイトを置いているfc2.comの方はSFTPでアップする必要がある。今手持ちのアップローダで、それができるのはCyberduckだけだ。他にはレジストしないといけないアプリならいくつかあるが。
おかげでミラーサイトを放棄しないですんだ。






消えていたディレクトリが新しいCyberduckでは見えるようになった
タイムスタンプに「不明」の文字は残っていることが新しいバージョンで分かった



BwanaDik

BwanaDikdolipo導入以来動作が不安定になっている。
概ね動いているのだが、クローバルIPを正しく表示できなかったり、従ってwebの接続に成功してもメニューバーアイコンが変化して接続に成功したという表示を示さないという不具合が頻繁に起きていた。
Tigerでは最新バージョンでも不安定だったが、Leopardではほぼ動いているようだ。

細かいことだがこういう機能がちゃんと動くのはキモチが良い。






BwanaDikは接続状況を正しく表示できるようになった



3)Leopardの魅力的なUI

つとにあちこちで話題になっているが、ドックに登録したフォルダアイコンを軽くタップすると中身を表示する機能が面白い。
以前はリスト表示だけだったフォルダの中身だが、Leopardから「ファン」「グリッド」が加わった。
効果として面白いのは「ファン」。これでWindowsVistaユーザをビビらせてやるのも一興だ。
ただし実用性はやや地味な「グリッド」の方が高いと思う。
いずれにしても、アイコンでフォルダの中身を見せるのが良いと思う。






「ファン」はフォルダの中身がぴょんと飛び出してくる感じ
面白い効果だと思うが本当に探しものをしている時に
こんなことされても腹が立つだけかもしれない





やや地味というか常識的なグリッド表示
でも探し物の時にはこちらの方が実用的



4)iCalのデータを引き継げない

昨日環境を復原する時に実は一番時間を喰った、一番アタマを悩ませたのはこの問題だった。

TigerからiCalのカレンダーデータのフォルダをコピーしてきて、それを所定の位置に置いてもLeopardのiCalは全くスケジュールを表示しない。
これは焦った。
スケジュール帳が使えないんじゃ、明日から仕事で使おうにも使い物にならない。
相当アタマを悩ませたが結論はこういう方法が良い。


従来

"~/Library/Application Support/iCal/"

iCalのスケジュールデータは全て入っている。
従来はこのフォルダをバックアップして、これを上書きすればiCalスケジュールデータは復原できていた。

Leopard対応

iCalのメニューコマンドから
iCalのバックアップを作成」
をクリックして、バックアップファイルを作る。
別環境で再現する時には
同じくメニューコマンドから
iCalを復元」
で、どのファイルを読み込むかというダイアログがでてくるので、バックアップファイルを指定して開く。






従来はここのフォルダをバックアップするだけで良かった
復原はフォルダごと上書きする
しかしこの方法ではTiger→Leopardでデータを引き継げない





そこでiCalのメニューから「バックアップを作成」を選ぶ





それで書き出されたファイルを保存する
そのファイルからiCalを復原する時には「iCalを復元」でこれを読み込ませる



確かOS10.0から10.2に上げた時に、iCalのカレンダーデータの場所が変わって、ファイルの記述の形式も変わっていて面食らったことがあったが、昨日のiTunesの問題といい、このiCalといい、Leopardでもまたデータの取り扱いが大きく変更されたようだ。
異なるバージョン間でデータをやり取りする場合は、必ずきちんとデータを引き継げているか確認する必要があると思う。




5)ネットワークプリントの設定について

自宅でネットワーク設定をやっていて気がついたこと。
Panther駆動のMac miniをプリントサーバにして、自宅のどこからでも
ワイヤレスでインクジェットプリンターにプリントできるようにしていた。
ところがMacBookはどう設定を変えてもBonjourがプリンタを認識しない。
困ってヘルプを見てみると「OS10.4以上が必要」と明記されている。
つまりLeopardのBonjourはWindowsのネットワークプリントをサポートするけど、MacOSXのPantherのプリント共有をサポートしないということだ。

いつも思うことだが、このAppleの規格互換性の考え方には何かいびつなものはないだろうか。






ヘルプを見るとLeopardとプリント共有できるのはTiger以上と明記してある
自宅のプリントサーバはPanther駆動のMac miniなので認識できなかったわけだ
つまりプリントサーバのバージョンをドゲンカセントイカンということだ


2008 年 3 月 30 日





anchor

Boot Camp アシスタント
(Bundle)
OS10.5Leopard対応

ことの顛末を書くと長くなるのだが、できるだけ手短かに。

今回Leopard/MacBookを導入したが実はこれは私物ではなく会社支給のパソコンだ。
ウチの会社では社員には一台パソコンが支給されるが、この一年間管理の手違いで私はパソコン無し社員だった。それで私物のiBookで仕事をしてきたわけだが、ストレスがないわけではなかった。
会社の精算システムがMacで動かないこともないけど一部のフォームが無反応だったり、ちょっとした連絡メモをいちいちWordやExcelでメールに添付して送りつけてくる人がスゴく多かったりなどが主なストレスだった。

特に後者はひどいもので、10行程度の連絡事項なら添付にしないでメール本文に書いてくれと思うのだが、親の仇のようになんでもかんでも添付してくるオジサン達が多いのには閉口する。
Windowsなら一瞬で開けるから良いかもしれないが、MacだとWordやExcelのアイコンジャンプをボーッと見ている時間がもったいないんだから、メモはテキストにするかメール本文にコピペしてくれと、お願いしているのだがそういう想像力がWindowsネーティブの人には欠落しているのか、私がなぜそんなことを言うのか自体が理解できないらしい。

他にも社内LAN上のファイルサーバに平気でショートカットを置いて、そのショートカットの場所だけを書いて「ここにあるから見といて」と一斉メール通知で送り捨てにする人もものすごく多い。
ショートカットはMacでは見えないということが理解できないらしい。
「ちゃんと連絡しといたのに見ていないのが悪い」
ということをいう人に
「んなのは連絡したことになるか、ばか」
と言ってもケンカになるだけなので、Windows実機の支給を希望していた。

なぜか社内では「mutaはMacユーザだからWindowsは使えないに違いない」という思い込みというかコンセンサスができていて、
「そのうちMacをまとめて調達するからmutaのパソコンもそれまで待て」
というお達しがきていた。
私がWindows機を希望していたのは正しく伝わっていなかったらしい。
(某技術部長は「mutaにWindowsは豚に真珠だ」とか抜かしやがった。この恨みはきっちり記憶に残りましたからね)

しかし、私物でMacを使っているんだから会社でMacを支給されても意味ないよね・・・なんて思っていたのだが、実際一年遅れで支給される時にこんなことを訊かれてちょっと考えが変わった。

「DELLのノートか、デスクトップ機、最新型MacBookと3つ選択肢があるけどどれがいい?」

DELLは一昨年までの3年間、出向先で事務用に使っていてどういうものか大体分かっていたので
「DELLの糞パソコン使うぐらいならMacBookにWindowsインストールした方がずっと結果がいいかも」
と思った。
それで急遽希望を変更して「MacBookがいいです」と返答した。

そして今回その希望が通ってしまったわけだ。私は事務社員じゃないから多分認められたんだろう。
認められた理由はともかく、そういう理由で導入したのでMacBookでWindowsを動かすというのがその最大目的ではあったわけだ。

Boot Camp、標準バンドルなんですよ、Leopardって。 使ってみたくない?
当然でしょう、
もうWindowsXP Proのパッケージディスク買っちゃったし・・・
MS様、私も売り上げに貢献してま〜す。
(会社は「MacBookは貸与するがWindowsシステムディスクは自分で調達せよ」と言っている。ちょっとケチ。仕事で使うんだから自腹は無いだろというと「稟議書を出せ」ときた。稟議書に「DELLのパソコンは糞ですから、こういう選択をしました」なんて書いていいのか?)

以下、WindowsXP導入の記録を。
(なぜVistaじゃないかって? 6月までXPは販売が延長されてるし、仕事にVistaの機能は必要ないし、それ以外のことはOSXでやるから、要らないんですよVista、正直。)






Windows導入への道はBoot Camp アシスタントから始まる
ユーティリティフォルダにあるこれを起動すると最初に
「パーティションを切るか?」「インストールをはじめるか?」と訊いてくる
専用パーティションを切っていない場合にはパー切りからはじめる





私の場合はFAT32のファイルシステムを選択して
FAT32で認識できる最大容量の32GBのパーティションを切った
パーティションの設定はワンクリックでできるがデータの破損を防ぐために
できるだけデータファイルを入れる前にパー切りすることとバックアップを取ることをお薦めする



最初にパーティション切りの作業を求められるが、いくつか注意事項がある。

1)パーティションサイズは最大32GB、最小5GB

のちにWindowsインストール作業で1回フォーマットをした方が良いのだが、ファイルシステムはWindowsXPのデフォのNTFSではなくFAT32を私は選択した。
NTFSはセキュリティの信頼性も高く、ボリュームサイズの制限も最小アロケーションの制約から来る無駄もなく良いファイルシステムだと思うが、Boot Campで動かすWindowsには向かないと思う。

MacOSXはNTFSの領域の読み書きができないし、WindowsはHFS+の領域の読み書きができない。
つまりどちらから起動しても相手のファイルを受け渡しする方法がないことになる。そのために外部のサーバを使うか、USBメモリを使う必要があるとしたら一台のパソコンに両方をインストールしている意味はないような・・・

あれ? でもLeopardのファイルシステムってZFSに変わったんだっけ?
ZFSでもNTFS領域は見えないのかな?
まあ良い。分からないことはやらないという主義により、ファイルのやり取りが確実にできるFAT32を採用することに。
ということはFAT32が認識できる最大容量は32GBなので、Windows用のパーティションサイズは自ずと決まった。
最小の5GBにする手もあったが、仕事用なのでそんなにケチってもしょうがないし・・・


2)パー切りはOSXインストール後できるだけ早い段階でやる

今回は内蔵ディスクが160GBと余裕があったから融通も利いたが、本当はパー切りはOSインストール時にやってしまうか、インストール後の最初の起動の時にやってしまった方が良い。
そんな後ろの領域に滅多に書き込みもしないだろうが、思わぬデータが失われてしまうことにもなりかねない。
ボリュームそのものの変更をする時には、常にそれが全滅しても大丈夫なようにバックアップを持っておくこと・・・これ鉄則。






「インストールを開始」を選択するとWindowsインストールディスクをマウントすることを要求される
後は次に進むと勝手に再起動されWindowsディスクから起動されるのでそちらの指示に従えばいい
忘れていけないのはここにも書いてあるがLeopardのシステムディスクを必ず用意すること
Windowsのインストールが完了したらそれが必要になるからだ





以下Windowsのインストール画面になるがキーボード設定をどうするかとかの質問は適当で良い
これらは後で変更ができるからだが気をつけたいのはこのインストール先の設定
この画面はどのパーティションにインストールするかを訊いて来ているが必ず
「C:パーティション<BOOT CAMP>」を選ぶこと、キーはCキーかこれを選んでEnetr
なお日本語版Windowsの場合はここは日本語のインストラクションが出るので安心してほしい





もうひとつ注意したいのはパーティションのフォーマット
これはスキップできるがなぜか私の場合はスキップするとインストールに失敗
やっぱりWindowsのことはMSに任せろということで2番目の
「パーティションをFATでフォーマット<クイック>」を選んで簡易フォーマットした
それでも起動に失敗したりいろいろ変な挙動はあったがとりあえずこれで成功した





マニュアルにはインストール成功後Windowsから自動的に立ち上がると書いているが
私の場合はインストール後黒画面のまま停まってしまった
再起動をかけるとまたインストーラから起動するのでoptionキーを押しながら起動し
「Windows」というボリュームを選択してWindowsXPに入った
手間がかかるOSではある



ここからはWindowsのインストールに慣れている手練は読む必要はないかも

Windowsインストール画面に入ると昔懐かしいDOS風の画面でいくつか設定について訊かれるが流してよい。
後で変更も利く
ただしWindowsお馴染みの目が痛くなるような青画面に入ったら、注意してインストラクションを読んだ方が良い。
まずインストール先を訊かれるが、先ほど作ったFAT32のパーティションにはもう
「C:パーティション」
という名前が振られているので、「<BOOT CAMP>」と書かれていることを確認してこれを指定する。
多分他のパーティションを指定しても、そこで止まってしまうと思うが、もしOSXシステムなんかに上書きされたら大変だ。


ここまでの記述は短いが、実際には私のところでは4回インストールに失敗し、5回目でやっと成功した。
インストールに失敗するというのがそもそも信じられないのだが、そういうものなのかもしれない。
何せ一人でインストールするのは初めてなもので。

インストールに失敗したので私のところではこの青画面でもう一度C:パーティションを「FATでフォーマット<クイック>」でフォーマットし直した。
意味があるかないかは分からないが、MS製品のことはMSに任せた方が良いのかもしれない。






マニュアルではインストールが完了すると自動的にドライブCのWindowsから起動するとあるが
なぜか私のところでは黒い画面まで起動してそこで止まってしまった
そこで上記のようにoptionキーを押しながら再起動で起動ボリュームを選択するか
OSXの「起動ディスク」からWindowsボリュームを選択しても良い
このままではまだWindowsは半身不随なので仕上げでOSXインストーラディスクを入れる





OSXディスクがマウントされると自動的にBootCampドライバー類がインストールされる
インストールが始まらない場合はD:ドライブのディスクの「SETUP.exe」を起動すればいい
インストール完了後はBluetoothとかAirMacカードとか全てのハードを自動的に読み込み始める



かつてBoot Campの話を初めて聞いた時に、私が最も疑問に感じていたのはMacのハードウエアとどう連携させるのかということだった。
VirtualPCでもそうだったがエミュレータの世界ではWindowsOSはとりあえず動いているが、AirMacカードを認識できないとかハードの認識ができず、外部との連携が上手く取れないということを感じた。
結局Macの上でWindowsが動いているというのを鑑賞するだけというのが最も合理的な使い道だった気がする。

しかしintelベースで仮想化マシンで動かすのはエミューとは根本的に違うと聞いていた。
が、ハードの認識ができなければ一緒ではないかと思っていた。
実際Windowsインストール完了直後のWindowsXPの様子は、エミュレータ上のそれと全く一緒だった。
とりあえず動くし、キーやマウスで操作できるがそれだけのものという感じだった。

ところがマニュアルに従ってBoot Campソフトウエアの事後インストールをすると様子は一変する。
Windowsインストール完了後、特にアラートは出ないが必ずOSXのシステムディスクを挿入しないといけない。
これを入れると自動的にインストールが始まるが、始まらない場合はディスクの「SETUP.exe」ファイルを起動する。
これで各種ハードウエアを認識するドライバがインストールされ、Macのハードのほとんどが使用可能になる。

BluetoothもFirewireも無線LANも、もちろんEthernetやUSBもだ。
Windowsからネットワーク機器が操作できるようになるのは、なかなか面白い体験だ。

これでやっとWindowsXPはMacBookのオペレーションシステムになったと言える感じがする。
対応しているそうなので、いつかFedraCoreのLinuxなんかも試してみたいと思った。






MacBook内蔵のAirMacカードを認識しちゃんと無線LANにも接続した
無線の接続は昔非常に往生した記憶があったがこんなに簡単になっていたとは知らなかった





コントロールパネルをクラシック表示するとそこに「Boot Camp」という項目を発見!





起動ディスクの選択はここでもできるしタスクバー右端の
BootCampアイコンからもワンタッチでできるで便利
ここではキーボードの選択等もろもろハードとの連携が調整できる





Windowsの特殊キーがMacのキーボードショートカットに
どう対応しているのかよくわからないので困っていたら
ちゃんとBoot Camp アシスタント付属のマニュアルPDFに書いてあった
やはりマニュアルはちゃんと読めということだろう
ありがたいことだ





ということで早速Beckyを入れてしまった
Windowsでメーラといえばやっぱりコレでしょう





Win版InternetExplorerで弊サイトを見る
やっぱり微妙に表示が崩れているがここは新しいIE7なんかも近日中に試したいところ





Firefoxなんかも入れてみた





Win版Safariなんかも入れてみた
どれもこれも表示が速いのに驚かされる





ちょっとバージョンは古いがMSOfficeも入れてみた





この通りネットワークプリンタもちゃんと認識して普通にプリントアウトもできるようになった
噂通り反応も速いのでMac使わないでフツーにWindowsマシンとしても使えると思う



なんだか絵ヅラを見ると
「Windowsのトラブルシューティングとオンラインウエアテスト」
にサイトが宗旨替えをしたみたいに見えるが、こうして動かしてみると結構楽しい。
昔、仕事でWindowsしか選択の余地がなかった時には
「なんでこんなもの使わされるんだ」
と憎悪したが、今はOSXという一応使える環境がバックグラウンドにあって、その上でWindowsを動かしているので、気持ちにゆとりがあるせいかWindowsを動かすのが楽しくなってきた。
このままだと、本当にWindowsのトラシューとアプリの紹介サイトになってしまうかもしれない。

最後にWinとMacでファイルをやり取りする方法も書いておく。
これもわざわざ解説する必要がないほど簡単だ。






OSXの方からWindowsのボリュームのルートを見る
Windowsから見るのとはかなり様子が違っているがWindowsの実際のディレクトリ構成はこうなっている





ユーザ領域のデスクトップ
この通りOSXから中身が見えるのでOSXのデスクトップにエイリアスを作り
直接デスクトップ同士でファイルのやり取りをすることにした
これは便利



<追記>

上記記事の中で一部のDELLユーザのみなさんの感情を害するような不適切な表現がありました。
DELLはAV機能をほとんど犠牲にしてその分価格を下げて見かけのスペックとともに「最もパフォーマンスの高いパソコン」なんて売り方してしていることに配慮するべきでした。
「パソコンなんてメールとOfficeとExplorerが動けばあとはどうでもいいんだよ」という皆さんに対して大変配慮を欠いた表現だったことをお詫びいたします。



2008 年 3 月 31 日





anchor

Img2icns
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

PNG、Tiff、Gifなどの画像ファイルをドロップしてOSXの標準のアイコンデータである.icnファイルを簡単に作るアプリ。

使い方でも迷いようがないようなドロップレットスタイルになっていて、変換したいファイルを囲みの中にドロップするだけでいい。

このicnファイルを「情報を見る」(コマンド+Iキー)で開いて左上のアイコンを選択してコピー、アイコンを移植したいファイルやフォルダの「情報を見る」で左上アイコンにペーストすると簡単にアイコンを移植できる。

最新バージョンの特徴はLeopard仕様の512×512のアイコンサイズに対応したことだ。






Img2icnsはシンプルなフェイスを持ったアイコンファイル変換アプリ
この作業ができる大掛かりなグラフィクアプリはあったがおそらくこれは最もシンプルなアプリ





上のPNGをImg2icnsにドロップするとデスクトップに.icnファイルができた





これの「情報を見る」タグで左上のアイコンをコピー
移植したい先のファイルやフォルダの「情報を見る」タグの
アイコンにペーストするとアイコン移植は完了する










Previous  Index  Next


site statistics
あわせて読みたい