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Sengiri (Freeware)
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
デスクトップの指定の範囲をキャプチャしてgifで保存する超カンタン軽量な動画アプリ。
ヴェアダルさんのところ で紹介されていたので興味を持ったアプリ。
いまどき動画のキャプチャなんてmpegでしょう、h.264じゃないのフツー?…という疑問は当然あると思う。
GIFは圧縮アルゴリズムにユニシスのサブマリン特許があって、一時期その請求書を受け取ったアプリ制作者に蛇蝎のごとく嫌われ、このまま消滅するんじゃないかという噂もあったが結局特許も期限切れで自由に使えることになったらしい。
それにしてももういまどきはWebの動画はH264だしHTML5で表示するのがスタンダードなんじゃないの…という指摘はごもっともなのだがGIFにはGIFのメリットがある。
何よりも軽いこと。
その威力は以下のキャプチャを見て貰えばわかるのだが、100MB近いデカいファイルの動画をmpegでおいたら普通はブラウザが固まって落ちたりするかもしれない。
少なくともGIFなら100MB近いでかさでも固まらないし、モバイルのような低速回線でも読み込みは止まらない。
(追記:自鯖では94MBのgifの表示をWebから成功させたが、MacServerの方はなぜかタイムアウトして表示できなかったので14MBまでのファイルに抑えた。それでも14MBだが…)
それにキャプチャの時にもメリットがあって、例えば私の使用しているMacBook Proの場合、グラボが分かれているわけではないのでスクリーン描画のエンジンとキャプチャのQTエンジンが同じなため、動画の処理能力が半分になってしまう。
ところがGIFは厳密にはビデオファイルではなく連続した静止画のパラパラ漫画みたいなものなので、描画エンジンとパワーを取り合うこともない。
このメリットが旧世代MacBook Proのような非力なマシンには意外なメリットになるかもしれない。
何よりもGIFはWebサイトやブログに上げるのもお手軽だし、タグも静止画と同じスタイルで書ける。
旧世代のテクノロジーだが軽くてカンタンならまだまだ使えるんじゃないかと感じた。
すくなくともここでデスクトップの動画を上げる時は、今まではMP4を使っていたが、画質重視でないならこっちの方が動画がスムーズだしいいんじゃないかと思い始めている。
GIFのキャプチャアプリはいくつかあるが、このSengiri は国産アプリだし、使い方もとても直感的だ。
Sengiri を起動したところ
メニューはキャプチャの枠線表示、枠線のトップ表示、キャプチャ終了の3つしかない
いずれもショートカットキーが用意されているのに注目
枠線表示メニューコマンドまたはコマンド+Rキー で枠線が
表示されるのでキャプチャしたい範囲をドラッグで決める
録画開始は中央の「Record」 ボタン
録画を終了したい時にはSengiri をアクティブにしてescキー
またはメニューバーのこのアイコンで止めることができる
保存先はユーザフォルダの中のピクチャフォルダの中に
生成される「net.nakajijapan.Sengiri」 というフォルダ
録画終了中はキャプチャした画像を保存する動作でしばらく待たされる
その間メニューバーの表示はギヤアイコンになる
ギヤアイコンが回っている間は保存中のファイルは
任意の拡張子のテンポラリファイルになっている
保存が完了したら拡張子が書き換えられ.gifに変わる
設定はとてもシンプルでフレームレートとディレイタイムのみ
GIFのデフォルトは1秒間10フレームなので1フレームは0.1秒の設定になっている
これでキャプチャしたのがこの動画
設定を変更して1フレームの秒数を1秒に設定すると…
スローになるのではなく微速度撮影と同じことになるので
逆に動きは10倍のスピードになる
こうしてSengiri でキャプチャした動画がこちら
デフォルトの10fpsのままだがそれでも描画のリソースをデスクトップのアプリと
取り合わない分だけH264よりも逆に動きはスムーズになっているように思う
Sengiri はキャプチャするだけだがこうなると開始・終了のもたもたを切るため
撮った動画を編集したりリサイズしたりというアプリが欲しくなってくる
はい、探しました…次がそれです…この動画もこれで編集しています
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PicGIF Lite (Freeware)
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
お手軽にgifアニメを編集・リサイズ・エフェクト・スピード変更するなどの加工ができるgif編集アプリ。
Sengiri でキャプチャしたデスクトップをブログなどにあげたい場合、画像のサイズが希望のサイズとは限らない。
デスクトップ全域のキャプチャを撮ったら、かなりデカいサイズになってしまう。
それに録画を開始した時、終了する時にもたもた操作をするところを他人に見せたくない…こういうニーズは当然ある。
PicGIF はライト版ならフリーウエアで使える。
操作はこれも直感的だが、できることは意外に多い。
今回gifのサイズがWebの表示にどこまで耐えられるかやってみた。
gifとh264ならどちらがファイルサイズを小さくできるかというと、gifの圧縮法式は階調を潰しているにもかかわらずかなり負けている。
しかしメリットはgifの場合デカいファイルでも、ブラウザが固まったり落ちたりすることがなく時間がかかっても結局読み込みに成功して後は普通に動画再生する。
おそらくタイムコードの制約があるビデオファイルに対して、gifは結局は静止画をパラパラ漫画のように次々と切り替えて見せているだけなので一部でも読み込めば画像は表示されるし、静止画の束な分だけタイムコードに合わせないと再生できないなんてこともない。
そういう意味ではWeb用の動画としてはまだまだメリットがあると感じた。
まあ、古臭いのは否めないのだが、古臭いからダメというわけではないんだよ…諸君( ー`дー´)キリッ
PicGIF Lite の編集画面
gifファイルは画面にドロップするのが一番お手軽
編集の概念はビデオ編集ソフトと違いフレームを一枚ずつ削除していく
タイムコードでトリムとかスプライシングとか
そんなオシャレな機能はないので地道に一枚ずつ削除していく
余計なフレームを削除したら右上の「GIFの作成」 で書き出しの動画を確認する
これでよければ右下の「保存」 ボタンでファイルに書き出す
例えばこのようにフレームのサイズと映像のサイズが
合ってなくて上下あるいは左右に余白ができてしまう場合
あるいは画像サイズをもっと小さくしたい場合など
右の「サイズ」 でフレームサイズを選択できる
ぴったりのサイズがない場合は「カスタムサイズを管理する」 メニューに入る
ここで下の追加ボタンでオリジナルのフレームサイズを追加し
右のペインでピクセル単位でサイズを指定する
この編集ソフトには他にもエフェクトというタブがあって
色調のバリエーションがいろいろ用意されている
プリセットの数も多いし自分で任意に調整することも可能
フレームレートは1秒10フレームがSengiri のデフォなのだが
ここでフレームレートをあげたり逆に下げることもできる
これで早廻し・スロー再生も可能だしSengiri のフレーム長さを縮めて
ここでフレームレートをあげればさらに細かい動きのキャプチャも撮れるかもしれない
もちろんその場合ファイルサイズはでかくなる
モノクロエフェクトで20フレームレートで書き出したgif
gifアニメなんて元々手書きの漫画を3フレーム/秒で
ネットに流していた鉄拳なみのゆるいフォームだから
動きがわかればもっとフレームは少なくてもいいと思う
ただこんなこともできるという作例だ
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ある日ゴミ箱にファイルを入れようとしたら「この項目はすぐに削除されます」という警告が消せないようになった
ゴミ箱を発明したヤツは天才だと思う。
removeコマンドで一瞬で消してしまうと後で取り返しがつかない。
そこで要らないファイルを一時的に「要らないもの置場」に移動して削除するかどうかの判断を保留できたら、あとで
「あっ、しまったあれ必要だったのに!」
というときにとても助かることになる。
全部の作業が完了したときに初めてゴミ箱を空にすればいい。
そこでファイルは消える。
またウイルスやコンフリクトを起こした実行ファイルなどを一時的に無効にするためにゴミ箱に移すということも可能になる。
せっかく捕獲したウイルスを削除したくないが、中で暴れられても困る…あるいはコンフリクトが疑わしいアプリやプラグインを一時的に動作しないようにするためにゴミ箱に移すなんて使い方もできる。
だからゴミ箱にファイルを移してもすぐに削除されては意味がない。
ところが突然ゴミ箱が
「この項目はすぐに削除されます。この操作は取り消せません。」
というメッセージを出してファイルを即時削除してしまうようになった。
ネットワーク越しのボリュームのファイルをゴミ箱に移動するとこのメッセージが出る。
この場合ゴミ箱に移動しないで即時消える。
これと同じ動きを、デスクトップなどのローカルディスクの中のファイルでもするようになってしまった。
これでもremoveコマンドの替わりとして使えないわけではないが、ゴミ箱の便利さ半減だ。
どうやらアクセス権が壊れたらしいと思い、幾つか対処法を試してみた。
ゴミ箱にファイルやフォルダを移動しようとするとこのメッセージが出るようになてしまった
「削除」 をクリックすると即時消えてしまうしキャンセル を押したらゴミ箱に移動できない
こんな設定があったっけ?と探してみたが記憶にもないしゴミ箱フォルダのアクセス権かと思い立った
そこでMain Menu を使って不可視フォルダを表示する設定にするとゴミ箱の様子がおかしい
ゴミ箱の実体はユーザフォルダ直下に「.Trash」 という名前の不可視フォルダとして
収まっているはずだが0KBのファイルになってしまっている
コマンド+iキー でアクセス権を確認すると自分のアクセス権が「読み書き」 で
存在しないといけないのにすべてのアカウントにアクセス不可になってしまっている
そこで管理者パスワードで右下の南京錠を解除して追加ボタンで自分を追加した
アクセス権は当然「読み書き」 でないといけない
念のために起動ディスクのアクセス権を修復
しかし変化なしなのでアクセス権をTerminal から確認
コマンドはls -ld ~/.Trashes でアクセス権が自分以外だったらsudo chown -R ユーザ名 ~/.Trash
というコマンドも試してみた…これは上のGUIのアクセス権の書き換えと同じことなのだが…
予想通りというかこれも効果なかった
アクセス権の問題だけではなさそうだ
やはり種別がフォルダではなくサイズ0KBのファイルになってしまっているのが怪しい
こういうときはとにかく削除、再起動というのがMacの原則だ
コマンドはsudo rm -R ~/.Trash なのだがこのコマンドはいつもネタにされるように
/まで打った瞬間にネコにENTERキーを踏まれてその直前に別のsudoコマンドを
実行していたりすると一瞬でユーザフォルダが破壊される大変危険なコマンドだ
なのでsudo rm -R まで打ったら一発スペースを打って
削除したいファイルをTerminal にドロップしてから実行しよう
この場合は例の「.Trash」という名称の0KBのテキストファイルだ
こうして例の幽霊テキストファイルが消えたのを確認したら即システムごと再起動する
再起動御確認すると例の.Trash というファイルの代わりに
「ゴミ箱」 という名前にローカライズされた不可視フォルダがユーザフォルダ直下に生成された
ここにちゃんとファイルなどを移動できるようになった
ゴミ箱に移動でもちゃんとゴミ箱に入る
そして「ゴミ箱を空にする」 で初めてファイルは削除される本来の動きに戻った
情報を見るで確認した正しいゴミ箱のアクセス権とアイコン
やはりフォルダアイコンでないといけない
ところでこうなった原因だが…まったくわからない。
少なくとも数日前までは普通にゴミ箱に移動できたし、この数日間でなにかリスキーな作業をした覚えはない。
何かあるとすればシステムアップデートをかけたことぐらいかな?
内容はセキュリティアップデートだったような記憶があるのであれが原因とは思えないが、他に何もやっていないのでよく分からない。
GUIではこういうことは時々あるとしか言い様がない。
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Wireshark2 (Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
パケット監視ソフトのWireShark がX11に依存しない独立のアプリになってMacネイティブに移行、ついでに日本語化
以前に紹介したWireShark がいつの間にかバージョンも2に上がってX11に依存しない独立したアプリになって、Mac上でネイティブに動くようになった。
ちょっと気になるパケットがあってWireShark を起動したら、X11が古いと怒られ、X11を最新に更新したら動かなくなってしまった。
そこでWireShark のバージョンが知らない間に上がっていることに気がついた。
そしてMacネイティブになったので、当然メニューはツールバーからだけでなく普通のMacアプリと同じようにメニューバーからも操作できるようになった。
メニューも日本語化されている。
英語バージョンから入った人は逆に戸惑うかもしれないが、これからWireShark の使い方を覚えたい人にはとっつきやすくなったかもしれない。
X11に依存しないので、インストールはディスクイメージのインストーラを一発操作するだけで使えるようになった。
WireShark にX11がないと怒られてしまったのでX11をアップデートした
したらWireShark が動かなくなってしまった
どうしたらいいんだ?と思ったらWireShark がいつの間にか2に上がっていた
インストールしたら普通にX11を呼び出さずにWireShark が立ち上がった
なんとインターフェイスは日本語になっている
ツールバーのオプションボタンで監視するインターフェイス選択リストを呼び出す
キャプチャインターフェイスはこのMacが接続できるすべてのインターフェイスのリストを表示している
この中から監視したいインターフェイスを選択する
英語版に慣れていた人はちょっと戸惑うかもしれないがリストの一番右に
「割り当てなし」「無効」となっているのは割り当てなしが未接続のインターフェイスで
無効が接続済みだがキャプチャをまだ開始していないインターフェイスという意味
ちょっとわかりにくい日本語だ
今監視できるのはWi-Fiだけなのでそれを選択する
するともうリアルタイムでどんどんパケットデータのキャプチャログを吐き始める
このログを保存したい場合はツールバーのこのファイルアイコンのボタンから
逆に保存済みのものを開きたい場合はその左隣のフォルダアイコンのボタンから
設定はメニューバーからも入れるしコマンド+カンマボタンというMac標準のショートカットキーが使える
ここでは監視するプロトコルの選択などができる
キャプチャしているパケットのリアルタイムな統計もメニューバーから呼び出せるようになった
これはプロトコル階層の集計の表示
こちらはI/Oヒストリカルグラフ
各プロトコルのフローも確認できる
わかりにくかったツールバーの記号アイコンボタンもメニューバーに
同じメニューがアイコン付きで表示されているので
それぞれのアイコンが何を意味するかもここを見ればわかる
何気に便利なのは前後のパケットへ移動とか自動スクロールボタン
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Eigenmath (Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
数学科の学生御用達の基礎的な関数計算、グラフ表示が可能な数学プログラム表示アプリ。
簡単なものから結構複雑なものまで、各種の通分計算から引数の分解や関数グラフの表示までいろいろなことができる。
数学好き、あるいは勉強中の人で多少使い方は覚えないといけないが、そこらをクリアすれば結構病みつきになるかもしれない。
数学が別に好きでもない私みたいな人間でも、64bitってバイナリでいえばいくつだっけ?みたいな頭の整理には使える。
面白いんじゃないだろうか。
右下のフォーム、または左のペインに計算した意識を入れて計算する
例えば212の17乗の計算を実行した結果
面白いのは自動的に通分してくれること
1/2と1/3を足すという式を置いて下の「Run」ボタンをクリックすると
自動的に通分して5/6という答を導き出してくれる
関数式もRunボタンでこの通り
グラフを書きたいときはdrawという関数というかコマンドを使う
これはおなじみのxの2乗のグラフ
パラメーターをグラフに反映する様子をみてみる
n=5にパラメータを変えるとグラフが変化する
さらにrangeを0〜30に変更するとこんな感じ
実際に関数を手入力して計算してみた結果
これって数学やっている人には結構垂涎のアプリなんだろうな
私には猫に小判だが…
有名なというか数学でよくやる思考実験というか数学遊び
8分で時速17000マイルに加速するスペースシャトルと4.5秒で時速60マイルに加速するコルベット
シャトルを上回るコルベットの加速なら何分で衛星軌道に乗れますかという計算
なんと21分半で衛星軌道に乗れるのでNASAはスペースシャトルを止めてコルベットを採用せよ…
とはならないわけでゼロヨンの加速をずっと続けられるならという前提条件があるのが
思考実験といわれるゆえんなのだが、こういう遊びもできるよという例
数学科以外の人たちにも多少は実用的な利用法があって
例えば2ビットって幾つエレメントがあるんだっけ、
8ビットは?128ビットは?…とか電卓でもできる計算だけど
計算式が残るので頭が整理しやすい
詳しい使い方はこちらのマニュアルページ で英文だが
マニュアルを参照していただければ面白い使い方が載っている
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自分から自分宛の身に覚えのない無題メールには気をつけろ…なりすましメールで今後はウイルス送りつけてくる手口にもつながりそう<追記あり>
先日、自分から自分宛の無題メールを受け取った。
もちろん出した覚えがない。
受け取った時間がこの日の明け方頃で明らかに私は寝入っていた時間だし、こんな時間にメールアカウントにログインしたりメールアプリを起動して寝ぼけてメールを出したりもしていないはずだ。
だが差出人のメールアドレスは、まごうことなき私自身のメールだ。
ちょっと冷や汗が流れた。
ひょっとして総当り攻撃でメールアカウントのパスワードを抜かれたか…
と思ってメールサービスのサイトに直接入ってログオン履歴や送信履歴などを調べてみたが、どちらも形跡がなかった。
iPhoneでは詳しい調査ができないので、添付の「ドキュメント2」とかいうファイルもとりあえず開かないで自宅に戻って分析することにした。
以下、皆さんの参考になるように敢えて私の実メールアドレスを晒す。
(といってもサイトトップでもすでに何年も前から晒していて、もう最近はスパム受信専用アカウントみたいになっているアドレスだが…)
ある日こんなメールを受け取った
自分から自分宛の無題・本文なし・添付ファイルのzipのみゴロンとついたメール
差出人の欄に名前が表示されていないことに注目
差出人のメールアドレスは何度も確認したが間違いなく自分のアドレスだった
しかしこんなメールを出した覚えがない…ここで中身を確認するためにzipを開く…
とまんまと敵の手にはまるというのが定石なのでテストしてみた
このメールアドレスの詳細にはなぜか自分の登録名が表示されていない
本当に自分のアカウントから自分宛にテストメールを打ってみた
そしたらこちらにはちゃんと差出人の名前…つまり私の登録名が表示された
メールアカウントのパスワードを抜かれたかと一瞬ひやっとしたが
ここでどうやらなりすましであると気がついた
そこでYahoo!メールのページにログインしてこのメールを出したか確認してみた
こちらでも該当時刻にログオン履歴が見当たらない
なので当然送信履歴に該当メールはない
メール受信履歴には残っていたがやはりこちらには
「なりすましメールの可能性」 という警告ポップアップが出ていた
iPhoneではこれ以上詳しい調査ができないので出先から戻った時点でもう少し詳しく調べてみた
メールはこんな感じで無題・本文なし・zipの添付一個のみでこちらでも受信している
さらに実際に個人の通信に使っている別のメールにも同じように自分宛のこんなメールが来ていた
これでほぼ確信した
ヘッダーを詳しく表示させるとこのメールは私が普段使わないIPアドレスから送信されており
私のメールサーバーは「このIPを指定していない」という表示が出ている
ちなみに実際に自分から自分宛に出したメールにはちゃんと
メールサーバーは私のIPを指定したという表示が残っている
ここでこのメールはアカウント乗っ取りではなくなりすましであることが確定した
この添付のzipファイルだが中身を除くとjavascriptのファイルが一個ゴロンと入っているだけだ
テキストエディタで開いてみたが何かのプッシュ広告を強引に
開くような類のものらしいのでウイルス対策ソフトも反応しなかった
最近ではドキュメントと称してWindows向けにscrファイル
(スクリーンセーバだがexeと実質同じ)を送りつけたり
ジェイルブレイクしていないiOSデバイスをロックするランサムウエアも出回っているそうなので
MacユーザやiPhoneユーザもこういうモノには気をつけたほうがいいと思う
差出人のIPをwhoisしてみたところこのメールはパキスタンの
イスラマバードから飛んできているということらしい
詳しく見てみるとパキスタンテレコム社のビル内の個人のアドレスが出てきたが
この人物がスパムメールをばらまいているのかあるいはこの人物は
本当にパキスタンテレコムの社員で踏み台にされているだけで
どこかから知らない間にリモートでスパムメールを発信させられているのかは不明
こういうことがあるからアカウント管理は気をつけようということになる
その後、この手のメールが何本か立て続けに来たので、この手口は相当広がっているらしい。
考えたらもっともらしいメールに偽装して添付のトロイやウイルスをばらまくのは古典的な手口なのだが、その「もっともらしく見せる」という手口がだんだん巧妙化している。
教訓として
1)自分から自分宛にファイルを渡すためだけにメールを送る場合(出先の端末から自宅へとか)でも、必ず自分なりに表題と本文をつけること
2)htmlメールはやめてメールはすべてシンプルテキストにして、必ず本文を確認する習慣をつける
3)表題、本文のないメール、htmlのみにしか本文がないメールは基本的に無視する習慣を徹底する
4)あと本当に乗っ取りだったらいやなので、時々自分のメールサービスのログオン履歴を確認して、明らかに自分じゃないログオンがないか見ること
というところは励行すべきだと思った。
(どこかのひよひよ先生のように「パスワードの定期変更も有効」なんて死んでも言えない)
<追記>
このあと数日の間にいくつか同じように自分から自分宛の添付ファイルつきメールが飛んできた。
ヘッダーを全部表示で見ると、やはりメールサーバーには認証されずに差出人欄は私のメールアドレスを詐称したメールだ。
それで差出人のIPアドレスをまたwhoisしてみた。
今度は自分から自分宛にpdfとかいうタイトルの本文なしメールが飛んできた
SONY Xperiaからメールともっともらしいフッダが付いているが私はXperia持ってないし…
添付ファイルはpdfというタイトルだろうがなんだろうが結局zipで中身は同じようなjsファイルだった
中のコードもほぼ同じような内容なので差出人は同一人物と思われる
ヘッダーに残ったIPアドレスをwhoisしてみた
今度はガーナの首都、アクラから飛んできている
さらに別のメールをwhoisしてみた
こちらはトルコのボーダフォンから飛んできている
もう一つもやってみたところこちらはブラジルの個人アドレスから飛んできている
やはりこれらのIPの人たちは踏み台にされているだけで要するにセキュリティの
甘そうな国のアカウントがどんどん乗っ取られており黒幕は別のところにいるということらしい
最近の傾向でいうとかの隣国の可能性が高い
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PixelStyle (Freeware)
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
Photoshop 、Gimp 以外の写真編集・グラフィックアプリのもう一つの選択肢のオープンソースアプリ。
このアプリはPhotoshop 、Gimp に匹敵する強力な写真加工、お絵描きアプリとして、しかしMac専用のオープンソースアプリとして開発された全く別のアプリ。
しかしできることは非常に多く、アクション機能が今後追加されてそうしたユーザフォーラムが形成されればまったくPhotoshop などには引けを取らないアプリになる可能性がある。
何ができるかはキャプチャを見てもらうとして、一般的な写真加工に必要な機能は一通り揃っている印象だ。
お絵描きツールのテクスチャーを一通り試したアプリの操作画面全景
Photoshop やGimp を使いなれた人なら割と使い方は想像できると思う
レイヤーを重ねていって最終的にバインドするという考え方もほぼ同じ
そして写真のリサイズ、クロップ、裏返し・回転程度のことなら問題なく使える
実際に写真を加工してみる
フィルターメニューに各種フィルターが格納されている
例えばこれはEdgeの効果
これはモノクロだが深さを調整できるのでカラー写真が退色したような
プリセットのセピア調とはまた別のニュアンスが出せる
Splashの効果
Edgeエンシャープの効果
もちろんぼかしのGaussian Blur効果もあり
これは手ぶれのような効果を出すMotion Blur
ズーム効果を演出するZoom Blur
ぼかしとはまた違う微妙なニュアンスが秀逸なソフトフォーカス
周囲や背景を緩く透明化することで別のレイヤーに重ねられるようにできるGloom
白飛ばしなどの効果を演出できるExposure
さらにノイズリダクションは写真のキーのオブジェクトを自動で検出して
そのオブジェクトだけをシャープ化、周囲をぼかすことで遠近感を強調できる
塗りつぶしツールで「コンテンツを使用する」メニューを使ってこんなこともできる
ソーステクスチャーはOptionを押しながら選択なのがPhotoshop と同じ
anchor
MacでApple TVをリモートコントロールしたい〜オーディオやiTunes のストリームで可能…とかじゃなくて本当にリモコンの代わりをしたいならCiderTV がオススメ
Apple TVがもう便利すぎて切ない…というくらいウチではテレビの電源が入っているときはほとんどApple TVを使っている。
もう地上波は教育テレビ以外観ない…とまでは言わないがほぼこればっかり観ている。
Apple TVはiTunes に登録されたビデオをWi-Fiでテレビで再生できるだけでなく音楽も聴ける。
写真をフォトアルバムとして表示することもできる。
便利だ。
便利なのだが、リモコンが使い難い。
それでiPhoneやiPadでApple TVをリモートコントロールできるRemote を使っている。
ただこれも微妙に不便。
Macで何か作業しているときに、いちいちiPhoneやiPadを探さなきゃいけないんだったら、付属のリモコンを使うのと大して変わらない。
iOSのRemote が微妙に反応が悪いこともきになる。
MacのキーボードでApple TVヲサクサクとリモコンできないか?
そしたらMacで何かしながら音楽聴いている時に、ちょっとジャンルを切り替えたいとかでいちいち作業を中断しなくてもいいのに…ということで方法はないか調べてみた。
簡単なのはMacでApple TVにAirPlayを使ってストリームすればいいというTipsだ。
Macのメニューバーにボリュームコントロール用のスピーカーアイコンが表示されている
これをOptionキーを押しながらクリックすると入力・出力を選択できる
Apple TVを選択すればMacの内蔵オーディオの音をApple TVに
飛ばすことができるので再生中の音楽は手元でコントロールできる
iTunes なんかと組み合わせれば自由自在だ
どうせiTunes を使うんならiTunes のAirPlay機能と組み合わせればいい
ここのアイコンを開くとどのデバイスで再生するか選択できる
通常はコンピュータを選択すればその筐体のモニター・スピーカーで再生されるが
Wi-FiでApple TVが繋がっている間はApple TVも選択できるがずだ
iTunes で再生中の音楽だけでなくビデオなどもWi-Fiで
Apple TVに飛ばして再生できるので遠隔操作も自由自在だ…
と…MacでApple TVをリモコンする方法を調べていたらこの手のTipsはたくさん紹介されているのが…いや、そういうことがやりたいんじゃない…文字通りiPhoneやiPadでやっているRemote と同じことをMacのキーボードでできないか…というのが動機だったのだが…
とこの問題はしばらく頓挫していた。
しかし先日面白いアプリを見つけた。
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CiderTV for Mac (Freeware)
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
Bluetooth経由でMacのキーボードでApple TVをリモートコントロールするアプリ
MacでApple TVをリモートコントロールしたい…そうすればMacで何か作業をしながらApple TVをちょっと操作したい時にいちいちリモコンやiPhoneを探して作業を中断しなくていい…それにWi-Fi経由のiOSのRemote は若干操作が不安定で、多分タッチセンスの問題だと思うけど勝手にホーム画面に戻ったりしてイライラすることが多かった。
1Keyboardというアプリも見つけていたが、Apple TVをちょっと操作したいだけで別に検索ウインドウに検索ワードを入力したいわけじゃないし、それだけのために1200円のシェアウエアはちょっと業腹だなとおもっていた。
そしたら希望にぴったりのアプリを見つけた。
このCiderTV はできることはリモコンの十字キーとエンターキー、戻るキーをキーボードに割り当てるだけだ。
他には何も機能はない。
文字の対応はできないので検索もできない(できなくはないが十字キーで文字を入力しないといけないのでおそらく実用的ではない)
でもそんなものいらないという私みたいな人には十分な機能だ。
一つ懸念事項だったWi-FiではなくBluetooth経由の接続だという点だが実際には非常に安定していて、アプリを落としても起動すればまたすぐにつながる。
私のMacBook Proは2009年モデルでBluetoothのファームウエアもひと世代古いものだが機能的にはなんら問題はなかった。
Macを持ち出して、あるいは起動しなおしてBluetoothをつなぐ時にいちいちApple TVの方で接続を許可しないといけないのがWi-Fiと違う不便さだが、Bluetoothなんてそんなものだろうしセキュリティのためにはむしろその方が望ましいかもしれない。
CiderTV を起動したらまずMacとマッチングをしないといけない
その方法はStartボタンから
次の画面でシステム環境設定 のBluetooth を開けと表示される
他にいじれるところもないので迷わずここをクリックするしかない
開いたシステム環境設定 のBluetooth 画面でまずBluetoothを「入」にすると
Apple TVのBluetoothがオンの場合その名前が見えるはずだ
見えなければApple TVの環境設定でBluetoothをオンにする
見えたらペアリングに入る
Macのシステム環境設定 のBluetooth 画面でApple TVが見えなかった場合は
Apple TVの環境設定 の一般 の中のBluetooth に入る
ここでBluetoothをオンにすると未接続だがMacが見えるはずだ
先ほどのMacのシステム環境設定 のBluetooth 画面でApple TVの
ペアリングに入るとペアリングの認証番号が見えるはずだ
そしてこの認証番号は特に入力しなくてもApple TV側にも表示されているはずだ
Apple TV側で認証してやるとペアリングが完了する
ペアリングが完了するとApple TVの側もMacが「接続済」 の表示に変わり
名称も「キーボード」 になっているはずだ
このペアリングは最初の一回目だけでいいが一度Bluetoothをオフにするなどすると
リモコンやWi-FiのiOSRemote と違ってApple TVをウエイクアップして再接続はできない
毎回Apple TVの側からMacのBluetoothに接続してやらないのが安全だが不便ではある
これはMacの簡易リモコンと認識して「ながら視聴のお供」と考えるのが正解だと思う
メニューバーにBluetoothを表示すればここにもApple TVが見えているはずだ
ここから接続解除することもできる
で、肝心のリモコンの操作法だがデバイス選択で
リモコンボタンが見えるのでここをクリック
複数のApple TVを登録して切り替えて使うこともできる
「?」 ボタンはヘルプになっていてボタンのキーボード割付も表示される
十字キーは上下左右カーソルキー、メニューボタンはesc キー、
OKボタンはENTER キーに割り当てられている
あと何気に便利なのがOption+Shift+Tabキー で
このコントロールパネルのトグル(表示・非表示)ができる
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TranslateQ (Freeware)
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
クリップボードに取り込んだテキストをショートカットキー一発で指定の言語に翻訳できるWeb自動翻訳サービスクライアントメニューバーアプリ。
Google、Microsoft、YandexなどのWebサービスをエンジンに使うのでインターネット接続が動作条件になる。
自動翻訳サービスを使用するので精度はそれらのサービスと同じだが、いちいち翻訳サイトに行かなくてもショートカットキー一発で翻訳ができるのは便利だ。
特に日本語への自動翻訳は、相当壊れた翻訳になるが3つのサービスを見比べて最大公約数を探すと案外ちゃんとした翻訳になる。
いずれにしても辞書をいちいち引かなくてもわからない単語の意味は察することができるので、これはこれで使えると思う。
そのまま使うのでなければ。
作者サイトにはサービスから任意のショートカットキーを設定する手順のビデオが上げられているが、こちらはなぜか上手く動かなかった。
プリセットのショートカットキーを選択する方法で上手くいった。
ダウンロードしたディスクイメージを開くとインストーラがゴロンと入っている
起動すると最近の例によってMacUpdateのインストーラが起動する
インストールが完了したらこんな表示になる
起動するとメニューバーに常駐する
メニューバーアイコンをクリックするすると
翻訳表示フォームが現れるのでここから設定を開始する
大きい方のギヤアイコンをクリックすると設定ウインドウが
現れるのでここのチェックを入れる
クリップボードにコピーされたテキストを自動翻訳する設定だ
次に小さい方のギヤアイコンをクリックして
ウインドウを呼び出すショートカットキーを選択する
ここの候補の中で他のアプリのキーと衝突していないキーを選択する
次にAuto Detect Language のチェックを入れて何語に翻訳したいか野選択をする
メインの使い方は各国語から日本語への翻訳だと思うので日本語を選択する
私はこんな設定で使ってみた
英語ページでもスペイン語ページでも選択して
コピー(コマンド+C )で領域のテキストをクリップボードに載せる
そして指定したショートカットキーを叩くと自動的にその日本語訳が表示される
下のボタンでGoogle、Microsoft、Yandexが選択できる
ロシア語を優先言語に選択して試しに我がサイトをロシア語に翻訳してみた…が
私がロシア語を話せないのでこの翻訳があっているのかどうかはよく知らない
でもこういう感じで簡単に使える
左のペーストボードアイコンボタンでコピーできるので
翻訳文をテキストエディタなどに貼り付けることもできる
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シャッシャッシャッと書いた走り書き風のフリーフォント「851チカラヅヨク Ver 0.02」がなかなかいい感じ
すっごく久しぶりにフリーフォントのご紹介など。
フリーフォント
851チカラヅヨク
作者さんの説明によると、「ツッコミの動画テロップのフォント」をイメージしたとか
やや殴り書き風のフォントだけど、ちゃんとかな、常用漢字、ラテン文字に対応している。
顔文字にはちょっと厳しいかも。
商用利用も含めて使用は自由で二次配布もOKとのこと。
ただし「使ったよ」と作者さんに連絡したら、喜んでいただけるそうだ。
なかなかいい感じなので早速フォントブック入りした。
ダウンロードした.ttfファイルをQuickLookしたのが口絵キャプチャで
「FontBookで開く」 をクリックするとこんな感じでフォントプレビューになる
「フォントをインストール」 ボタンをクリックするとインストールを開始する
インストールが完了するとフォントリストに入ったのがわかる
数字が頭にくるフォントは珍しいので大抵は一番上に来ていると思う
こういうのも結構大事かも
試しに写真に載せてみた
もう一丁
なかなかいい感じなので愛用させてもらうことにした
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Integrity (Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
Webサイト管理者のためにサイト内のリンクチェックをして切れたリンクをリスト表示してくれるアプリ。
使い方はスキャンしたいサイトの/index.htmlを含むURLをフォームにおいてスキャンするだけでいい。
弊サイトは膨大な量のリンクがあり、しかもサイト運営の期間も長いので正直もうリンク先がなくなってしまっているリンクもたくさんある。
また移転しているところもあるので、なくなったか移転したかなどを一覧で表示してくれるとありがたい。
このIntegrity のリザルトはリダイレクトがあればリダイレクト先も表示してくれるので、リンク先の移転の時には助かる。
もっとも最近はリダイレクトを置かないで移転するブログも多いので、結局最後はGoogle先生が頼みの綱になるのだが…
このアプリはフリーウエアだが、複数サイトの管理に特化した設定の割付ができるシェアウエア版のIntegrity Plus というアプリもある。
各自の目的に合わせて選択してほしい。
Integrity の使い方は簡単で/index.html を含むURLを
フォームに入力して右の「Go」 ボタンでスキャンを開始する
スキャンが完了したらこんな表示
以前テストしたバージョンとは結果の表示方法が変わった
リンクのあるページ(弊サイトの場合はほぼすべてのページ)がリストアップされ、
そのうちリダイレクトページやリンクのシンタックスエラーページ、
リンク切れページなどを色をつけてハイライトしてくれる
例えばCamino のページはもう削除されてしまったようでリンク切れになっている
FireFox のページは移転に伴いリダイレクトされている
そのリダイレクト先とリダイレクトのレスポンスタイムなどが表示されている
ちなみにサイト内の403ページ(リンク先が表示できないサイト内リンク)
のリダイレクトは0.3秒とさすがに速かった
こちらもリダイレクトされたページなのだがSSLで守られて
いるということなのかリダイレクト先が表示されいない
最近こういうサイトが増えているのだがこういうのは
元のリンクをそのまま使わないと仕方がない
こういうリンク先のためにIntegrity にはブラック&ホワイトリストの設定が用意された
初期画面のセッティングにスキャンしないリンク先の
URLを登録していけばそこは無視するという設定ができる
他にもスレッドの深さ、タイムアウト値、破損したイメージの
チェックなど細かい設定が用意されている
なおここらの設定を複数サイトで使い分けて一気にスキャンしたいというWeb管理者には
sシェアウエア版のIntegrity Plus が用意されている…という広告リンクが出ている
こちが本当の設定画面
そうリンク数の制限クリックの深さ、デフォルトファイルのファイル名などの設定が可能
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iShowU Instant (Shareware)
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
Macのデスクトップムービーキャプチャーを撮って、編集してWebで共有する動画アプリ。
デスクトップの動画を撮りたいだけだったら、先日も紹介した通りOSバンドルのQuickTime Player で撮ることはできる。
簡易編集したいならHandBrake でエンコード、サイズ変更、トリミングもできる。
あとはWebクライアントでそれぞれのWebサービスに共有することもできる。
できるのだが、それを一つのアプリで全部ワンストップでできればさらに便利に違いない。
それを実現するキャプチャアプリがこれ。
キャプチャーできるのはデスクトップの画像、指定のアプリの画像、指定範囲の画像、それと内臓オーディオやオプションで指定アプリ単独の音声キャプチャも可能。
音声キャプチャには専用のプラグインが必要だ。
ディスクイメージにはプラグインのインストーラが同梱されているが、作者サイトからもダウンロードできる。
キャプチャは映像プロセッサとしてQuickTimeを使っているので、画像の鮮明さも同じ。
QTをエンジンにしているアプリのキャプチャだと、グラボが独立していない旧式MacBook Proなどの場合はカクカクにコマ落ちしてしまうが、これはむしろMacBook Proの仕様だと諦めるしかない。
新しいMacBook Proならそんなことはないのかもしれない。
iShowU Instant を起動するとこのアプリは24ドルのシェアウエアだという表示が出る
2週間は機能制限なしに試用できるので気に入ったらレジストすればいい
画像はフルスクリーン、アプリのウインドウキャプチャ、指定範囲を選択できる
その下にiOSデバイスが接続されている時のみそちらのキャプチャも可能な選択肢がある
アドバンスの方を選択すると画像サイズを左ペインで選べるようになる
また上のメニューで画像や音声などの細かいパラメーターを選択できる
例えば背景をグレーや任意のカラーバックに置き換えたり
デスクトップに並んだアイコンを隠すなどの選択もある
音声に関してはデフォルトでは内臓オーディオの一択だが専用プラグインを
インストールするとアプリケーションオーディオのみを録ることもできる
プラグインはここのボタンからもダウンロード
できるしディスクイメージに同梱もされている
撮像した動画はデフォルトではQuickTime Player で開く設定になっているが
他のアプリを選択できるし画像をSNSなどで共有する設定も可能だ
選択範囲をキャプチャを選択した時にはどこを選択しているか確認できる
その確認はここでできる
もろもろパラメーターセッティングが完了したら下のRECボタンをクリックして録画開始
範囲選択をしている場合この範囲でいいか確認が出る
これでよければENTERキーを、変更したい場合はescキーを叩く
RECを完了して止めたい場合はescキーを叩いてメニューから止めるか
ストップ、ポーズなどのこれらのコマンドのショートカットキーを叩く
ここまではQuickTime Player と機能は同じだがここからが違う
キャプチャした動画は簡易編集が可能
撮像した動画キャプチャはここに保存される
ユーザ領域の中のムービーフォルダの中だがもちろん変更もできる
こうしてキャプチャした動画がこちら
iShowU Instant でキャプチャしたものをHandBrake でWeb用にリサイズしたもの
画像がカクカクしているのは描画とキャプチャに同じグラボを兼用する旧型MacBook Proのスペックのせい
もっと高性能Macを使えばスムーズなキャプチャを撮れるはずだが画像の鮮明さを確認してほしい
このウォーターマークはシェアウエア登録をすれば解除されるらしい
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Mountain Duck (Shareware)
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
WindowsVista~10対応
FTP、SFTP、WebDAVなどのファイル転送プロトコルを扱えるクライアントCyberDuck の機能をコンパクトに凝縮したメニューバーアプリ。
ネットで「あひる隊長」のニックネームがあるというほど、親しまれているFTPクライアントのCyberDuck はMacのFTPアプリとして、WindowsのFFFTPと同じぐらいMacユーザにはおなじみになっている。
そのCyberDuck と同じ機能をメニューバーに常時表示されるアイコンからのプルダウンで使用できるなら、FTPを多用するユーザには確かに便利に違いない。
このMountain Duck はCyberDuck の作者さん自身がメニューバーアプリ化した。
また近年はWindowsにも対応しているCyberDuck だが、このMountain Duck ならWindows10も正式サポートしているので、Windowsユーザにも朗報だと思う。
CyberDuck でFTP接続先のブックマークを作っているなら、そのままMountain Duck に引き継がれる。
なのでCyberDuck ユーザなら、使用にあたって何かの設定も特に必要ない。
Mountain Duck を起動すると表示されるメニューバーアイコンをプルダウン
するとCyberDuck ユーザならそっちで作ったブックマーク・履歴が見えているはずだ
例えば繋いでみる
ログイン名とパスワードがキーチェインに登録されていない場合はこのような表示になる
もちろんAnonymous接続もここで選択できる
この通りFTPディレクトリの表示はFinder でされる
Windows版の場合もタスクトレイのあひるアイコンから接続して
Explorerで表示されるというほぼ同じような使用感になる
ブックマークの変種もCyberDuck を起動しないでできる
このようにサーバー名、ログイン情報、デフォルトパスなど変更ができる
常時クライアントを起動しっぱなしで頻繁にFTPを
使うようなユーザはあひる隊長よりも便利かもしれない
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Suspicious Package (Freeware)
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
アプリインストーラの.pkgファイルがどこに何をインストールするか、インストール時に何をいじるかをpkgの中身を表示して特定するアプリ。
WindowsからMacにスイッチしてきた人が持つ共通の疑問がある。
Macには「プログラムの追加と削除」 はないのかというのもその一つだ。
Macにはそんなものはない…というのが答えになる。
するとWindowsユーザは心配になる。
「じゃ、アプリのアンインストールはどうやってやるのか?」 と
「それはゴミ箱にポイッ…簡単でしょ…」
するとますます彼らは心配な顔をする。
「えっ、それじゃライブラリやレジストリの削除はどうやってやるの?」
それに対して
「Macにはライブラリやレジストリの削除という概念がない」
と説明すると必ず彼らは
「Macはやはり遅れている…こんな基本的な機能がないなんて…手動でやることはできないのか?」
「そんな必要があるのはUNIXのライブラリやdaemonを使うようなアプリだけで一般的なMacのアプリはそんな必要はない」
なんていくら説明してもあとは
「いや、そんなことしてるからMacはすぐにバクダン出したりフリーズするんじゃないか!」
「バクダンって何年前の話してんだよ、今のMacはバクダンなんか出さないよ」
「そんなことないだろ、Macがバクダン出すとこ見たことあるぞ」
「いや、OS XになってからMacはバクダン表示っていう機能そのものがなくなったの」
と喧嘩になるだけの話だ。
そこで世界平和のためにインストーラが何をどこにインストールしているか、インストール時にスクリプトでどんな設定変更をしているかが分かればこのような紛争を減らせるに違いない。
こういう疑問に対して
AppTrap
AppDelete
などがあるよ、ご親切に回答する先輩Macユーザもいるが、残念ながらこれらのアプリは.plistファイル(環境設定ファイル)やApplication Supportファイルを削除するだけで、それ以外のファイルはほぼ削除できない。
アプリのアンインストールの時の手間を多少省いてくれるだけの便利アプリだと理解しよう。
アプリのインストーラパッケージ.pkgファイルはシステム領域やシステムライブラリの領域にもアプリの関連ファイルをインストールしてくるので、こういうものがやはり残ってしまう。
これではWindowsユーザとの紛争は解決できない。
この問題を解決したい平和主義者の皆さんのために、このSuspicious Package がある。
このアイコンにpkgファイルをドロップすればパッケージのバンドルの中身のディレクトリ構造を表示してくれる。
このディレクトリ構造はインストール時にどこに何を入れるかを表しているので、この構造を知るのはアンインストールの時に重要な意味を持つ。
また、pkgを実行する時に走るインストールスクリプトの内容も表示してくれるので、何か設定が変わっていないか、おかしな振る舞いをしていないかを確認することができる。
以前のバージョンはQuickLookのプラグインだったが、今回のバージョンから独立のアプリになった。
それに伴いpkgのApple認証が正統かどうかのチェックもできる機能がついた。
ちょっと茶化して書いてしまったが、このアプリの目的そのものがWindowsユーザと喧嘩しないためではなく出自が怪しいアプリをインストールしてしまった時に、そのアプリは問題ないアプリなのか、問題があるならどこの何を削除すればいいのかを調べるためのアプリだ。
通常のアンインストールには必要ないという一般的なMacユーザの常識に間違いはないが、いざという時のためにこういうアプリも使えるスキルを持っておくことは損にならない。
なおOS10.9未満のMacユーザの皆さんのために、QuickLookプラグインタイプの旧バージョンも配布されているようなので該当ユーザはそちらを使おう。
Suspicious Package のアイコンにアプリインストーラの.pkgファイルを
ドロップするだけでこのようにそのインストーラの構造を表示してくれる
タブ式の表示切り替えになっている
All Filesを選択するとpkgのディレクトリ構造を表示する
これはそのままインストール先のパスを示すのでこの場合/private/var/root/Library/Scripts に
シェルスクリプトをインストールしているのがわかる
そしてインストール時にスクリプトを走らせているのはここでわかる
これはパスを通しているだけだと思うがスクリプトを読めれば
怪しい振る舞いをしていないかもこれでチェックできる
他にAppleの認証を受けたアプリかどうかもチェックできる
認証を受けていないからダメとかいうものではないが出自についての保証はないということだ
旧バージョンはQuickLookのプラグインだったので~/Library/QuickLook や
/Library/QuickLook にインストールして使うタイプだったが
そこらのスタイルも変わったのでこれを削除するコマンドが追加された
削除後もQuickLookのプレビューも有効なので
Spaceキー一発でさっとpkgファイルの中身をチェックできて便利
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VyprVPN for Mac (Freeware)
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
WindowsXP~7対応
簡単設定、簡単操作でOpenVPNを利用できるVPNサービスクライアントアプリ。
使い方はとても簡単で、VyprVPN for Mac をダウンロードしてきたら、アプリの指示通りヘルパーをインストールしてアカウントID、パスワードを作成する。
後はメール認証でデバイスを認証してもらったらもうVPN接続が可能になる。
VPN接続のニーズはやはりセキュアなネット接続の確立に限ると思う。
出先のネット接続環境でVNCやtelnet、メールやWeb閲覧、Webサービスログインなどの個人の認証情報など秘匿したい情報を伴う通信を暗号化もしないでむき出しでやるのは、今のネットセキュリティの現状から考えたら望ましくない。
ベンダーがそこらをあまり真面目に考えているとはいえないので、自分の安全は自分で守れということになる。
個人の自宅にVPNサーバーを立てて自分でドメインをとってVPNを通すのが一番確実だが、誰でもできるわけではなく多少敷居が高い。
その点このVyprVPN はサービス側をお願いしてしまうので、基本はアカウントとデバイスの認証が通ってしまえばどこらからでも秘匿通信ができる。
面白いのはOpenVPN、自前L2TP、PPTP以外にChameleonというこのサービスベンダー独自のプロトコルも使えること。
これはネットワーク管理者にVPNトラフィックと悟られずに通信できるというもので、日本では会社の鯖管にばれないように私用通信をする程度の恩恵しかないが、中国のように国を挙げてVPNをブロックしているような国のネットユーザには大きな福音になるに違いない。
Windowsバージョン、iOSバージョン、Androidバージョンも用意されているので、出先同士でVPN接続なんてこともできそうだ。
VyprVPN for Mac のディスクイメージをマウントするとアプリ本体があるのでMacにコピー
そのマウントイメージの下の方を見るとちゃんとアンインストーラも同梱されていた
以下の手順で述べる理由によりアプリの削除はこのアンインストーラを使用することをお勧めする
VyprVPN for Mac を起動すると初回のみヘルパーのインストールを求められる
インストールしないと使えないのでインストールをクリック
インストールが完了すると今度はアカウントの作成を求められる
メールアドレスとログイン用のパスワードが必要
アカウント作成に成功するとメールで認証コードが送られてくる
これをここのフォームにコピペしたら認証完了
以上は初回のみ必要な手順だ
ログインするとこんな画面になっている
これはまだVPN接続していない状態でトラフィックのグラフが
赤いのはVPNを通さない秘匿されていない通信という意味
接続ボタンをクリックする
VPNセッション確立中はこういう表示になる
接続に成功すると「接続しました」の表示が出て接続解除ボタンが表示される
トラフィックのグラフはクリックするとこんな風にフローティング表示も可能
秘匿されたトラフィックのグラフは青で表示される
設定画面を確認すると面白い項目が用意されている
信頼されないWi-Fiに接続したら自動的にVPNに
切り替わるなどの設定が用意されている
プロトコルもいくつか用意されているが面白いのは
VPNであること自体を秘匿する独自プロトコルがあること
かの国では政治的に有害な外国サイトの閲覧を
全面禁止するためにVPNを国ごとブロックしていると聞く
そういう国でも使えるということだ
DNSも自社サーバーだけでなくサードパーティも使えるので
他のオープンVPNサービスとのハンドオーバーも可能
そしてDNSキャッシュクリアボタンも用意されて至れり尽くせり
PPPoEユーザなどのためにMTUの設定などもある
アプリ自体はフリーウェアなのだがVPNサービスは容量制限があり使用料月額支払いでPro版に移行できる
そこで無制限になるという仕組みなのでとりあえずお試しは無料でできる
なおVPN接続を切ってアプリを終了してもヘルパーや
エージェントなどのプロセスは常時起動しっぱなしになる
これが気になるならアンインストールはアンインストーラを使用することをお勧めする
アイコンデザインでVPN接続中かを表示するので出先で
どういう状態かをワングランスで確認できるのが良い
anchor
VyprVPN for iOS (Freeware for iPhone, iPad)
簡単設定、簡単操作でOpenVPNを利用できるVPNサービスクライアントアプリのiPhone、iPadなどのiOSバージョン。
Mac版のセキュアな接続についても触れたが、いまセキュリティ的にリスクがあるのはむしろiPhoneやiPadなどのiOSデバイスの方だと思う。
いろんなところでWi-Fiに接続して個人情報を漏らしてしまうリスクは、iPhoneやAndroidなどのモバイルの方が高いと思っている。
だからもうiPhoneも割り切って外でのネット接続はVPN経由ということにしてしまうなら、こういうアプリがある。
VPN認証をインストールするなど最初は幾つかステップがあるが、アプリの指示に従うだけだし一度接続してしまえばあとは再接続は基本ワンタップだ。
世界最速のVPNと謳っているVyprVPNは暗号化のせいで
通信が遅いL2TPよりお手軽だけでなく速いということをいいたいらしい
そのうちベンチマークもとってみようか
アカウントがある人はログイン、新規ユーザは無料サインアップをタップ
ユーザネーム、パスワードを入力するフォーム
初回のみセットアップのウイザードが立ち上がる
CA証明書はこのiOSデバイスが間違いなくアカウントに
ひも付けられていることを証明するVPNサーバ側のセキュリティの
ための証明書なのでインストールしないと使えない
右上の「インストール」をタップする
各種証明書をインストールされるという説明が出て
確認タグが出るのでインストールをタップ
以上を完了したらVyprVPN を開く
通知センターの使用を許可する
こうして接続準備は完了した
「接続」ボタンをタップすればネゴシエーションを開始する
「VyprVPN はこのデバイスのトラフィックを
フィルタリング、監視するけどいいか?」と聞いてくる
もちろん許可する
こうして接続状態になった
先ほどの認証をインストールしたら設定 のVPN
の中にVyprVPNの項目ができている
ここからも接続できる
初回接続したところメールの自動チェックが効いていたのでGoogleから
「未知のデバイスからパスワードを使用してメールチェックを受けた、
身に覚えがあるデバイスか?」と聞いてきた
こういう接続を監視してピギーバッキングということもあり得るので
必ずそのデバイスのIPアドレスがVyprVPN に表示されていたIPと一致するか確認すること
なおこちらの容量制限はこれくらいだった
何れにしても無料で使用できるのはお試し程度なので
気に入ったらアップグレードを
iOSバージョンはアプリを削除したら認証も削除された
こちらはアンインストール手順は特に気にする必要はなさそうだ
anchor
Virutual PC 2007 が「互換性の問題のためブロックされています」の表示で起動できなくなる・あるいはインストールできなくなるなどの問題はWindows Virtual PC のアンインストールで解決する
かつてMacにもあったWindowsを起動できるエミュレータ環境のVirutual PC は、Microsoftに買収されてWindows上専用のエミュレータ環境になって現在も生き延びている。
ただしMacのサポートはもうかなり前に打ち切られている。
どのみちMacはIntelを採用して以来各種のバーチャルマシン環境が製品版からオープンソースまでいろいろ入手できるので、もうMacユーザはすっかり関心を失ってしまっているに違いない。
PowerPC時代には一番お世話になったエミュレータだったのに…
しかしWindowsユーザの場合はそうもいっていられない。
WindowsにはVMWare Playerなどの優秀なフリーソフトもあるが、Virutual PC はMicrosoft純正だし、Windowsの上で古いWindowsを動かしたいなどのエミュレータには最適なアプリだ。
しかもフリーソフトだ。
だから仮想ハードディスクvhdファイルや仮想マシンvmcファイルなど大量に作っている人が多いに違いない。
この作りためた仮想環境を活用するにはやはりVirutual PC でなくてはならない。
ところがWindowsにはVirutual PC とは別にWindows Virtual PC というものがあってややこしい。
要はWindowsXP以下の環境をサポート(実際には7でも動く)するVirutual PC とWindows7以上をサポートするWindows Virtual PC ということらしいが、この二つのソフトは全く互換性がない。
なのでvhdやvmcファイルも作り直さないといけないだけでなく、この二つのアプリはコンフリクトを起こすため同居することができないらしい。
実はWindows7上でWindowsXPや7の仮想環境を検証しなきゃいけない仕事の都合があって、ただし7上のVirutual PC 2007 を更新しなきゃいけない問題があって、別のマシンにVirutual PC 2007 をインストールしようとしたところ
「互換性の問題のためブロックされています」
の表示が出てインストーラが起動できないという問題が起きた。
また従来検証機にWindows Virtual PC のアップデートをかけたところ、やはり上記の表示が出てVirutual PC 2007 が起動できなくなって冷や汗をかいたという事象が発生した。
これも7では両方がインストールできてしまうモラトリアムから発生する混乱のようだ。
今しばらくVirutual PC 2007 を使わなくてはいけないので、こうなった場合の対処法を書いておく。
ある日突然Virutual PC 2007 がこういう表示を出して起動できなくなった
あるいは復元のためVirutual PC 2007 のインストーラを起動しようとしてもこういう表示が出る
「Virutual PC 2007 SP1はこのWindowsではサポートされていません」 という信じられない表示
昨日まで普通に動いていたのに…
「オンラインで解決策を確認する」 というボタンがあるのでクリックしてみるが…
「利用可能になったらWindowsから通知される」 と希望を持たすような表示は出るが
いくら待っても永久に通知は来ないはずだ
なぜならMicrosoftはもうこの問題が解決済みだと考えているからだ
この問題を解決するには以下の手順でWindowsオプションのアップデート削除を行う
コントロールパネル を開いてプログラムと機能 を開く
インストール済みのプログラムのリストが出てくるがここにはWindows Virtual PC は見えない
左ペインメニューのインストールされた更新プログラムを表示 をクリックする
過去に当てた膨大な量のパッチやアップデートのリストが出てくるので探すのは大変だが
「Windows Virtual PC(KB958559)」 というオプションパッチを探す
オプションのアップデートもこまめにインストールしている人は
知らない間にこれもインストールしているかもしれない
Windows Virtual PC を使わない人はこれは必要ないので削除する
クリックすると削除の確認が出る
削除しないとVirutual PC 2007 は永遠にブロックされたままなので
Virutual PC 2007 を使いたいなら削除しないといけない
削除に成功すると再起動を求められる
再起動語変更は有効になる
Windows的にはこのWindows Virtual PC はパッチやセキュリティアップデートと
同じ扱いになっているので再起動中はこのように「Windows構成中」の表示が出る
こうしてVirutual PC 2007 は起動可能になった
Virutual PC 2007 のvhdはWindows Virtual PC と互換性がないため
しばらくは使い続けたいという需要はあると思う
SP1が当たっていても上記Tipsは全く同じなので「互換性の問題のためブロック」の
表示が出たらまずWindows Virtual PC を疑うことになる
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