NewNOTEPAD
(Shareware)
おすすめ度★★★★
Classic MacOS対応
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
AppleWorks 亡き後データベース機能を引き継ぐことができる数少ないアプリになるかもしれない、大規模な項目整理が可能なメモアプリ。
今は亡きといってもAppleWorks が無くなったわけではない。
最近TigerやLeopardのインストーラをいじっていて気がついたのだが、これらのシステムディスクにはAppleWorks が標準でバンドルされていた。
このアプリはOS9時代にはシステムバンドルされていたが、いつからかパッケージソフトとしてショップで販売されるアプリになった。
そして販売は打ち切られた。
だからOSXでAppleWorks を使いたい人は昔のOS9のディスクからコピーしてきてアップデータをかけないと仕方がないのかと思っていた。
ところがPantherもTigerもシステムディスクにAppleWorks はちゃんと入っていることに最近気がついた。
インストールはオプションになっているので、そのオプションメニューを全部見た人しか気がつかないような設定になっている。
(後日注記*BBSに皆さんから情報をいただいた。AppleWorks がオプションでインストールできるのは、iBook、iMacなどのコンシューマ機の付属システムディスクだけということらしい。パーケージ版のディスクには入っていないそうだ)
OS9時代にはビデオやCDの管理をAppleWorks でデータベースを作ってやろうとしていたのだが、もうAppleWorks は見捨てられるのかということでこのデータベースは放棄していた。
ところが最近までこのアプリはMac現役だったのだ。
なんで気がつかなかったんだろう!
といってもどうやらLeopardでは本当に見切りらしいし、代わるものを探さないといけない。
このNewNOTEPAD Pro は単純なメモソフトとしても使うことができる。
新規ページを開いて、そこに何でもコピペして画像も貼付けてとりあえず記録しておくということができる。
勿論索引機能も検索機能も充実しているので、そうした使い方でも充分便利だ。
その索引はFinder のようにフォルダなどで階層化することができる。
データベースとして利用するには便利な条件が揃っている。
さらにファイルを暗号化することでセキュリティを保つこともできる。
暗号化にはBlowfishの128bitの暗号化アルゴリズムが使われている。
保存したファイルは単体のテキストファイルのように扱える。つまりいくつもセットを作って目的に合わせてどのファイルを開くかも、ファイルアイコンをクリックする普通のテキストエディタと同じようにできる。
テキストエディタのお手軽さでプロジェクトを管理できるということだ。
また他のアプリをアクティブにしている時には、ウィンドウをアイコン化することもできる。
別のアプリを参照したり戻ったりといういうことを頻繁にやる作業の場合はこの機能は役に立つ。
NewNOTEPAD Pro は階層化されたメニューを作ることができるノートアプリ
これは目次とページを左右に分けて表示する2ペイン方式
またスクロールして長いタイトルを確認したい人には便利な上下分割の2ペインも可能
目次を隠してページをじっくり閲覧する表示も可能
この通りグラフィックを取り込むこともできる
その方法は勿論ドラッグアンドドロップをサポートしている
またページの暗号化もここからできる
暗号化はBlowfishの128bitという強力なアルゴリズムが採用されている
初めて暗号化をする時にはパスワードの設定を要求される
パスワードは確認のため2回入力を要求される
128bitのキーを生成するためにある程度の長さのパスワードが必要だ
「ノードパッドを開く時にパスワードを入力する」にチェックを入れると暗号化が実行される
キーチェーンは意味がないがこれをちゃんとチェック解除できるようにしているのが秀逸
そして暗号化したファイルを開く時にはこのような表示がでる
パスワードを知らなければまず破ることは不可能だ
他に面白い機能としてはアクティブでない時には「アイコン化する」というのもある
他のテキストエディタやブラウザといったり来たりしながらテキストをコピーしている時には
この機能は邪魔にならずに行き来できりなかなか便利な機能だと思う
Wallpaper Clocks
(Freeware, ただしテーマDLは要レジスト)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
デスクトップにシックな時計のテーマの壁紙を貼るメニューエクストラ。
単に壁紙というだけでなくそのテーマに組み込まれている時計は実際に時刻を表示する。
デスクトップの壁紙の時計だからジャマにならない。
見た目の美しさだけでなく実用性も兼ね備えたアプリ。
テーマはフリー素材のものがいくつかギャラリーに置かれているので、それで試してみることができるがこれだけでもなかなかバリエーションがある。
総体になかなかシックなテーマが多い。
また高級腕時計風のものもいくつかあるので、好きな人には堪らないだろう。
使い方は起動するとメニューバーにアイコンが現れるのでそのプルダウンから「Change Wallpaper Clock」を開いてそのボタンリンクからギャラリーへ行く。
そこで.wczというファイルをダウンロードしてくる。その.wczをクリックするとテーマのインストールは自動で実行される。
インストールされる場所はここ。
"〜/Library/Application Support/Wallpaper_Clocks/"
後は好みをテーマを選択して「適用」すればいい。
メニューエクストラを終了させればデスクトップも通常に戻る。
Wallpaperclock を起動するとメニューバーにアイコンが現れる
プルダウンするとテーマ選択画面が開く
「Download More Clocks」でギャラリーのサイトに飛ぶ
そこで好みのテーマをダウンロードしてきて開くと自動的にインストールされる
デスクトップはシステムのデスクトップ壁紙を利用しないで
アプリによって最下層のデスクトップに表示される
なので終了するともとのデスクトップに戻るしログイン時に
起動を選択しないと常に表示する状態にならない
アプリはフリーウエアだがテーマはレジストしないと自由にダウンロードできない
しかしいくつかレジストしていなくても利用できるものもある
これは古地図とアルカイックな時計の組み合わせ
イラスト風のペンギンの頭上に新月のように現れる時計
精巧な細工の施された掛け時計・・・風のデスクトップ時計
ドレスデンの磁器人形のようなテーマ
暖炉の中にテーマに溶け込んだ時計が有ってちゃんと時刻を表示している
CloCalX
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
(作者さんのサーバ故障のためサイトが落ちていたそうです。現在リンク先の仮サイトからダウンロードできます)
デスクトップにアナログ時計とカレンダーを表示するメニューエクストラ。
このアプリとの出会いは実は古い。
私がOSXに移行したばかりの頃、OSXにはOS9のようにデスクトップ下のシステムの状態を表示するドロワー(システムバーだっけ?・・・正式な名称を忘れてしまった・・・もう本当にOS9は忘却の彼方だ)に時計が表示できたのに、OSXにはそれに当たるものがないのが不満だった。
それで最初はシステム標準のメニューバーの時計を使っていたのだが、これでは時間が見づらいということで一時期時計アプリばかりいくつも集めていたことがあった。
この時計アプリコレクションは早い時期に使わなくなったので、実はここでは紹介したことがないものが多い。
しかし永らくOSXを使い続けてきて最近ではやはり時計とカレンダーはデスクトップに表示した方が良いという結論に傾きかけている。
デスクトップに表示しない理由は、やはりデスクトップはファイル操作をする「机」なのでその上に時計やカレンダーがごちゃごちゃ表示されているとジャマだということだった。
それでメニューバーに時計やカレンダーを表示するアプリをいろいろとっかえひっかえ使っていたのだが、メニューバーはこれはこれで混み合ってせっかくの時計が隠れて見えないことが多い。
いつでも時間が解るためにメニューバーに入れているのに、その時計がアプリのメニューに隠れて見えないという本末転倒なことになって来ているからだ。
それにやはりメニューバーは混み合っている。
結局最近ではやはり時計とカレンダーはデスクトップにあるべきだという考え方に回帰している。
皆さんはどちら派だろうか?
それでいろいろ考えた結果、やはり昔愛用していたこのCloCalX が一番良いだろうということで今はこれを使っている。
昔デスクトップ時計アプリを愛用していた時には、いろいろ試した結果結局このアプリに落ち着いたからだ。
このアプリはいろいろメリットが挙げられる。
時計は大きさや透明度、針の太さなどが変更できるし、カレンダーも透明度が変更できる。
普段はデスクトップレベルにあって、ウインドウやファイルの前に出てこないが、ショートカット一発で最前面に呼び出すこともできる。
カレンダーは、日本の祝日を表示することができる。(この機能を持っているカレンダーアプリは実はあまり数多くない)
またiCal との連動もしっかりしていて、単にiCal の当該ページを開くことができるだけでなく、iCal イベントをiCal を開かないで見ることができる。ToDo項目も同じくここから見ることができる。
実に軽いアプリなのにその多機能は特筆すべきだ。
こういう至れり尽くせりの機能があって愛用もしていたのに、実は今まで当サイトのアプリページでこのアプリを取り上げていなかった。
このサイトを始めた時にはもう時計アプリには興味を失っていたからだが、今になって昔使っていたアプリがいろいろ恋しくなってきた。
とりあえずこのCloCalX は先日OS10.5にも対応して、開発も続いているようだからお勧めできるアプリだと思う。
(私にとっては)いまさらだが初めて取り上げることにした。
CloCalX を初めて起動するとこういう表示が現れる
escキーで回避してもいいしここで設定したキーはあとで変更できるので気軽に好みのキーを入力しよう
ちなみに私は何も考えずにshift+Cキーを設定したがこの組み合わせは
大文字アルファベットを入力している時にジャマなことがあとで解った
だから今ではコマンド+option+Cキーで時計やカレンダーを
最前面に表示するショートカットキーに変更している
時計のアピアランスを決定する
私は見やすくてしかも見た目がジャマにならないという設定を好む
時計の大きさも小さく針の太さも細くして色も淡くして視認性を上げるために枠を表示
またデフォでは長針と短針の区別かつきにくいので短針の長さを短くしている
時計は透明度も変えられるのでパステルカラーで半透明
それで時間はしっかり判るということでこんな感じに
カレンダーも透明度などいろいろ変えられるのだが、土曜日の青文字が見づらいので
濃い色に変更しているくらいでほとんどデフォのままだ
それで表示はこんな感じ
日付を囲んでいる背景は祝日表示とiCal イベント
日本の祝日を表示できるカレンダーアプリは意外に少ない
そのiCal イベントのうち何を表示するかを設定できる
イベントごとに背景色を設定できるのでカレンダーで何のイベントがあるのか識別できる
カレンダーは今月だけでなく来月以降でも先月以前でもいつのカレンダーも表示可能
切り替えはメニューバーアイコンからプルダウンで可能だし
「ダブルクリックでコンテクストメニュー表示」にチェックを入れておけば
ダブルクリック→コンテクストメニューでも表示切り替えできる
メニュープルダウンで位置も変更できる
位置変更可能になると時計もカレンダーも領域を示す白い背景を表示
この状態ならドラッグで好きな位置に移動させることができる
ただ今の私のデスクトップはこんな雰囲気
カレンダーも時計も意外にジャマにならないという意味がお分かりいただけるだろうか
コンテクストメニューについてはこんな機能もある
見たい日付をダブルクリックしてイベントを見るとその日の予定が判る
ちょっと予定を確認したい時にいちいちiCal を起動しなくて良いのが便利
ToDo項目もiCal を起動しないで確認することができる
赤い文字で設定期限を過ぎたモノを表示するなど使い勝手も良い
CatClock
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
作者さんによると「ねこみみ時計です.」という超シンプルな説明がついている時計アプリ。
これは多機能だったCloCalX とは対極にある時計アプリで、機能を削ぎ落としてデスクトップに常駐させるのに萌えスキンをいろいろ変更できたら楽しいでしょという考え方の時計らしい。
昔のMacOSのディスクアクセサリにはそういうのがよくあったが、遊びが少なくなったOSXにもこういうアプリがあるということで。
あれこれ説明するよりもキャプチャーのスキンの雰囲気を見てもらう方が話が速いのだが、この時計アプリもただデスクトップに置いて「萌え〜」というだけのアプリではなく、一応透明度や大きさの設定以外にアラーム機能もあったり時計として必要な機能はちゃんと備えている。
これも一時期は私のデスクトップに常駐していたアプリだ。
CatClock?_X のデフォルトのスキンの猫耳娘
ちゃんと瞬きするのです
お腹の時計が視認性が高いとはいえないが
そういう実用性を追求する目的のアプリではない
世紀の発明品に乗るギコの時計スキン
もうここまで来ると説明不可能
赤いランドセルがポイントです
同じく「萌え」の心を大切にしたスキン
設定ではイラストスキンと時計盤の大きさ、透明度の変更ができるだけでなく
時刻で指定のサウンドを鳴らすアラーム機能も用意されている
NADのカタカナ語辞書
(Freeware)
おすすめ度★★★★
Classic MacOS対応
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
こちらもBBSで「たか」さんに教えていただいた英語に関するプラグイン。
これはことえりの強化辞書で、カタカナで英語を入力するとそもそもの英語のスペルに変換してくれる。
使い方はことえり辞書ファイルそのまま
ダウンロードするとOSX用とOS9用の辞書ファイルが入っているが、使うのはこのうちOSX用のバンドルのみ。
これを
"~/Library/Dictionaries/"
に入れる。
複数アカウントで共用したい時には
"/Library/Dictionaries/"
に入れる。
そしてメニューバー右に出ているIMからことえりを選び環境設定に入り「辞書」を選ぶとそこに今入れた「NADのカタカナ語辞書 3.9v」という辞書が見えているはずなので、それをクリックして本アイコンを開いた状態にする。
準備はこれだけ。
それでテキストに「ぷれみあ」と入力して変換してみよう。
「premiere」「PREMIERE」などの変換候補が出てくるはずだ。
カタカナ英語の元のスペルをよく知らない時に英辞郎ビューア などにかなで入力して元の意味を調べるのに役に立ちそうだ。
付属の追加ファイルは「BASIC」などの略語の元のフルスペリングに変更できるリストが用意されている。
これを追加して覚えさせればさらに便利だし、次のバージョンアップではこれらが最初から辞書に組み込まれる予定だとのことだ。
これはうれしいんじゃないだろうか。
NADのカタカナ語辞書 のインストール場所はここ
辞書アイコンのタイプでOSX用とOS9用はすぐわかるはずだ
インストール後は特に再ログインなどしなくても「ことえり」環境設定で見えているはずだ
ただしそのままでは辞書は稼働しておらず、クリックして本アイコンを開かないといけない
逆にちょっと邪魔な場合は辞書アイコンを閉じておけば辞書は変換候補に現れない
あとはスペルが怪しいカタカナ英語を入力しして変換してみよう
ネイティブのように正確なスペルに変換できる
これは英辞郎ビューア のような辞書アプリで
スペルを知らない外来語の意味を調べる時とかにも重宝しそうだ。
ますますワープロ病が進行しそうな危惧はあるが・・・
Spanning Sync
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
そもそもの話はMacBookのiCal データベースをどうやってバックアップするかという話に遡る。
MacBook/Leopardに移行した時に、iBookG4/TigerのiCal のデータベースを引き継ぐのにえらく苦労したという話は既に書いた。
結局従来のApplicationSupportのiCalフォルダをごっそり持ってきて上書きするという方法では認識できないことが分かった。
それでiCal のメニューから書き出しを使って.icbuというバックアップファイルを書き出して、それをMacBookのiCal に読み込ませるという方法で、データを引き継ぐことができた。
しかしこの方法は逆はできない。
つまり同じことをMacBook/LeopardからiBook/TigerのiCal にやってもスケジュールは同期できない。
これは問題だ。
外付けハードディスクに単純バックアップは取っている。TimeMachine も実効性は分からないが毎日せっせとバックアップをとってくれている。
内蔵ディスクが飛んだだけならこれでダイジョウブだが、MacBookそのものが死んでしまったらどうなるのだろう?
同期が取れてれば、おもむろにiBookG4を出してきてそのまま仕事を続けられるが、今のところ同期が取れていないのでスケジューラに関しては、
「MacBookが死んだらオワリ」
という状態になっている。
私の信念としてこれはコンピュータとお付き合いする上でとてもまずい状態だと思う。
一つ死んでも次があるという状態には常にしておかないといけない。
こんなMacBookなんかに命を預けるのは、アフォのすることであるというのが私の信念だ。
そもそもiCal にはwebDAV機能がついている筈なのに、デフォルトではMac同士のスケジューラ同期は.Macを契約していないとできないという、Appleの.Mac売りたし政策はいかがなものだろうかという気がする。
それで意地でも.Macを使わないでwebでスケジュールを同期する方法を探していたら、こういうページに出会った。
kotobato
Googleカレンダーを使ってiCal データベースを上げてしまおう、ついでに別のMacをそれに同期してしまおうという記事で、
Spanning Sync
gSync
Gcal
の3つが挙がっているが、結論からいうとGcal はなぜか同期に失敗し、gSync はファイルが壊れているのかダウンロードしたファイルの解凍そのものに失敗するということがあって、使えたのはSpanning Sync だけだった。
それで確かにSpanning Sync はGoogleカレンダーをiCal に同期させることには一部成功したのだが、なぜか3つのジャンルにわけているスケジュールが設定に関係なく一つのジャンルに全部まとまってしまい、外からスケジュールを確認するには使えるが、iBookを同期させる.Mac代わりのwebDAVとしては使えないことが分かった。
これは困ったぞ。
iCal のエクスポートの仕方についてはもう少しテストを続けてみるが、ごっそりバックアップとかいうんじゃなくて、メモのカテゴリーとかToDoの分だけ.icsファイルに書き出して一つずつインポートするという方法をまだ試していなかった。
そっち方向をこれから検証することにした。
何だか回り道な感じだが。
ところでSpanning Sync はその性格からいえばWindows版もあった方が有利のような気がするのだが、作者サイトには
「Windowsを使っている友達のために『Macを買え』とアドバイスしてあげよう」
と書いてあるのがちょっとワラタ。
Spanning Sync を起動するとしばらく自動的にiCal の項目を読みに行く
そのあとGoogleのIDとパスワードを入力する
カテゴリーをわけて割り当てることもできる(はず)
ところが私のアカウントではスケジュールはみんな一つのカテゴリーにまとまってしまう
外から予定を確かめるにはこれでも充分だが「iCal 同期のwebDAVを」
という当初の目的は残念ながらもろくも崩れてしまった
引き続き他の方法も試してみるが・・・
BusySync
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
MacOSXのiCal のイベントを他のMacにエクスポートしたり、同期したり、Googleカレンダーを同期したり、iCal をネットワーク上の特定の人に公開してグルーウウエアのような使い方をしたり。
iCal のイベントをLeopardからTigerに同期できないという記事を書いたら、BBSでE-WAさんに教えていただいた。
教えていただいたついでにE-WAさんのサイト からその説明文をお借りすると
「Mac OS X Server 10.5(Leopard Server)には iCal サーバ機能が搭載されていますが、BusySync を使えばサーバがなくても iCal カレンダーを共有できます。カレンダーごとに読み/書き権限やパスワード保護が設定できますので、複数ユーザでひとつのカレンダーを編集しあうことも可能。iCal をグループウェア的に使いこなすことができます。」
ということになる。
(あ〜ラク。もとい、正確を期してコピペしたのであって決してラクをするためにコピペをしたわけではないのである)
その事情に詳しいE-WAさんは日本語ローカライズを担当しておられる、いわゆる半分「なかのひと」なのだ。
それで早速試してみたところ、これかなり良いんじゃないでしょうか。
きびきびiCal のイベントを選択したカテゴリーだけ別のMacに同期できるだけでなく、例えば会社とかで何人かでグループウエアとして予定を共有できる。
ここにみんな予定を書き込むようにすれば、行き先ホワイトボードは必要なくなるかもしれない。
またそれぞれアカウントに非公開、読み出しのみ、読み書き許可とかをパスワードをわけて振り当てられるので、何か重要な伝達事項の掲示板にしても良い。
通常の使い方ならLAN内だけの共有になるだろうから(もちろんVPNに対応してWAN経由同期も可能とのこと)、これはいろいろな使い方ができる。
またこのバージョンからの新機能でGoogleカレンダーに同期できるので、外部からもイベントを確認することもできる。
実際に同期してみた印象をいうと、
Spanning Syn でGoogleカレンダーに同期した場合完全にカテゴリー分けのデータが壊れていたが、このBusySync は一部再現していた。
これはそれぞれのソフトの問題というよりは、TigerからLeopardにiCal データベースを引き継ぐ時に失敗して何かが壊れてしまったのかもしれない。
どちらかと言うとそっちの問題だろう。
もうかなりイベントを書き足してしまったので今さらどうにもならないが。
でもそれ以外は同期については繰り返しイベントも再現した。今まで試した中では一番再現性が高い。繰り返しイベントがだぶって二重に登録されてしまう場合もあるが実用上問題はない。
それとこのグループウエアの機能は強力だ。
こういうことができるようになると、このiCalデータベースをWindowsと共有できればますます強力なツールになるのにと思う。
BusySync はシステム環境設定ペイン
システム環境設定を開くとこのような画面になっている
BusySync をスタートすると
iCal から全てのイベントのカテゴリーを読み込み始める
そのカテゴリーのうち公開したいものにチェックを入れるとパスワードの設定を聞いてくる
読み書き許可と読み出しのみでそれぞれ違うパスワードを設定すると
誰にどういう権限を与えるかという使い分けが可能になる
これで公開準備完了
このアクセス権の設定はあとからでも変更できる
クライアント側のiBookから見るとBusySync が起動されていれば
公開されているカテゴリーだけが見える
このうち読み込みたいものだけチェックを入れるとパスワードを要求してくる
ここで読み出しのみ、あるいは読み書き等のパスワードによる振り分けが行われる
同期したiCal クライアント側の画面
繰り返しイベントが二重になっていて一部のイベントが勝手に
「memo」カテゴリーに変更されている以外は満足な結果
スケジュールを確認したいだけなら充分実用的だ
E-WA様
情報をいただいていましたが、日曜日にキャプチャーが消失してレビューが遅れていました。
やっとレビューを書くことができました。
情報ありがとうございました。
TCalc
(Freeware)
おすすめ度★★★★
Classic MacOS対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
Windows2000~XP対応
テキストをドロップして計算をするアプリ。
計算機アプリの一種なのだが、このアプリは面白い特徴がある。
普通にタイプして計算式を置いて計算してもいい。
普通の加減乗除だけでなく、三角関数ほか技術計算に必要なモードもかなり網羅しているようだ。
光速などの理工系の計算に必要な定数も置けるそうだ。
対応関数、定数などの例
通常関数
四則演算/括弧/虚数/指数/乗数/対数/階乗/平方根/三角関数/複素数/順列/組み合わせ
特殊関数
ジンク関数/ガンマ関数/ベータ関数/誤差関数/ベッセル関数/エルミート多項式
科学・数学定数
円周率/プランク定数/光速/アボガドロ数/ボルツマン定数/ボーア半径/真空誘電率
さらにタイプしなくても、問題のテキストがあればそれをウインドウにドロップしてもいい。
ドロップしたら計算窓にテキストを読み込むので、計算したい式以外の部分を消してEXEボタンをクリックすれば同じ結果が得られる。
注意点は改行なども消しておかないとエラーが出るということぐらいか。
同梱のオマケも面白い。テキストエディタのmi を使ってこれをインポートすると、計算機プラグインとして活用できるそうだ。
愛用者は試してみるといいんじゃないだろうか。
TCalc を計算に使ってみる
使い方は簡単で窓に式を置き「EXE」ボタンで計算「AC」ボタンでオールクリア
この通りちゃんと答えが出るのが面白い
テキストをウインドウにドロップして数式を読み込むという方法もある
余計な部分を改行の含めて消さないといけないがタイプする必要はない
元号西暦干支変換辞書
(Freeware)
おすすめ度★★★★
Classic MacOS対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
Windows2000~XP対応
ことえり拡張辞書で年号西暦の変換を実現する。
BBSに「Combo」さんから情報をいただいた。いつも面白い情報ありがとうございます。当サイトは皆様からの情報で半分以上は成り立っています。
それでこれの面白いのは、年号変換アプリというのもここで紹介した覚えがあるが、特にアプリを使わなくてもそういうことがことえりやATOKでもできてしまう。
私はATOKを使わないのでことえりの使い方だけ示しておく。
辞書ファイルは旧MacOS用に書かれたものなので旧OSでは機能拡張/Apple日本語辞書に入れればよかった。
同じ機能のディレクトリはOSXでは
"~/Library/Dictionaries"
ということになる。ここに辞書本体と逆引き辞書の実行ファイルを落としてみると、実行ファイルは消える。逆引きが実現していることから自動的に一元化されたものと思う。
あとはことえりの環境設定に入って使いたい辞書を開くだけだ。
そのあとの変換からこの辞書に含まれる候補が現れる。
西暦を元号に変換したり、その逆をやってみたりの機能がメインだが面白いのは干支にも変換できる。また「ひのえうま」はいつだったかをこの候補からも知ることができる。
元号西暦干支変換辞書 の使い方は簡単だ
変換したい年号を全角数字で入れて変換する
するとこのように「昭和」「干支」「干支の読み」などの候補が表示される
この候補を見てわかるように「昭和2年」を「1927」に変換することも可能だ
いちど1927の変換を確定してしまい選択してかなキーを2回叩いて再変換する
するとこういう候補も現れたりする隠し機能もある
インストールの仕方は簡単だ
"~/Library/Dictionaries" に辞書本体を入れる
効果があるのか確信がないが私は逆引き実行ファイルもいっしょに入れた
ことえりの環境設定に入って「辞書」タブで辞書を開く
もうひとつ面白い機能を
「ひのえうま」と打って変換候補の下の方を見てみると過去の「ひのえうま」の年が
元号と西暦と両方でずらっと表示される
こちらは西暦の丙午のリスト
歴代天皇将軍参照辞書
(Freeware)
おすすめ度★★★
Classic MacOS対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
Windows2000~XP対応
ことえり拡張辞書で歴代天皇、将軍、総理大臣の変換を実現する。
上記の元号西暦干支変換辞書 の同じ作者さんのサイトで公開されていることえり拡張辞書で、使い方は全く同じだ。
旧MacOS用に書かれた辞書だがOSXで機能するのも同じくだ。
例えば
8*
と全角で打って変換してみよう。以下の変換候補が現れる。
8代執権:北条時宗(在1268〜1284)
8代将軍:足利義政(在1449〜1473)
8代将軍:徳川吉宗(在1716〜1745)
8代首相:(1)大隈重信(在1898.6〜1898.10)
8代:孝元天皇(在?)
歴史上の人物の名前を打つことがあって、しかも文字が思い出せないことが多いという(私のような)人には重宝するに違いない辞書だ。
内閣総理大臣は、何代目かの数字がずれているが、首相官邸のホームページの記述にしたがっているとのことだ。
なので
80*
と打つと
78代首相:宮沢喜一(在1991.10〜1993.8)
が出てくる。
ちなみに
88*
86代首相:(2)森喜朗(在2000.7〜2001.4)
までは出てくるのでこの辞書はそのころまで更新されていたらしい。
そんなに古くない。
(改革ポーズ大好きスタンドプレイ総理と、二人の心身症政権投げ出し総理が抜けているだけだ)
歴代天皇将軍参照辞書 の使い方はこんな感じ
全角で48* と打ってみよう
このように歴代天皇、内閣総理大臣、将軍などの変換候補が在位期間の数字といっしょに出てくる
国県藩市対照辞書
(Freeware)
おすすめ度★★★
Classic MacOS対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
Windows2000~XP対応
ことえり拡張辞書で国、県、藩、市対照辞書の変換を実現する。
これも地名を旧藩名や旧国名に変換したりすることえり辞書。
新しい都道府県名や市町村名などを入力すると旧国名が出たり、逆に旧国名で都道府県名に変換したりできる。
時々意外な発見ができる。
国県藩市対照辞書 で「しまね」と打ってみた
石州、島根、隠岐、隠州、山陰道、出雲、石見、雲州 などの候補が現れる
Delicious Library2
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応
書籍、CD、DVDなどのコレクションを簡単に管理するデータベースアプリ。
それぞれの(言語環境で設定された国、あるいは環境設定で指定した)国のAmazonなどからISBNナンバーなどで、蔵書のカバーデザイン、出版情報、レコメンド、Amazonのレビューなどを自動取得することができる。
さらにバージョンが2にあがってLeopard専用となってしまったが、このバージョンからCoreアニメーションなどLeopardの呼び物機能を利用するようになって、インターフェイスの雰囲気は垢抜けしているとのことなのでLeopardにアップできるならこのバージョン2をお進めしたいというのが作者さん談。
蔵書やCDが現れる時には上から水のように降ってくるアニメーションで現れるし、削除する時には燃えて消える。
このアニメーションが面白くて無意味に登録したり削除したりを繰り返したくなる。
もうひとつ呼び物の機能は、MacBook、MacBook Pro、iMacなど内蔵カメラやiSight用カメラと組み合わせて、バーコードの自動読み取りができることだ。
カメラの前に本やCDをかざすだけでいい。
上手く位置があったらその瞬間に読み取りが開始され、自動的にAmazonの情報を取得して棚に本やCDが現れる。
あまりにも快調なので、どんどん登録したくなるが背景が白くないバーコードは上手く読まないようだ。
ここら専用のレーザー式バーコードリーダーと同等というわけにはいかないが、かなりいい線はいっていると思う。
シェアウエア登録しないと最大30アイテムまでしか登録できない。
登録後は無制限になる。
Delicious Library で本などのアイテムを登録する
このように蔵書やCD、DVDのカバーデザインを自動取得してくれる
出版社や発行日、価格、ジャンルなどの出版情報も取得する
Amazonからレビューなども取得してくれるのが面白い
レコメンドにはシリーズ作品などが並ぶことが多い
こうしていろいろ取り込んで並べると書店などの棚を見ているようで楽しい
ウインドウ下のカメラアイコンをクリックするとバーコードリーダーのiSightが立ち上がる
ここに本やCDをかざすだけで認識して自動的に情報を取りに行って棚にカバーデザインを出現させる
キーボードを全く触らないで次々と登録できるこの簡単さが面白くて病み付きになりそうだ