Skip Checker
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
G4以降のiBook、PowerBook、intelのMacBook、MacBook ProなどのモバイルはSMSを搭載している。
このSMSを活用するアプリは前にも固めて紹介したことがあるが、このSMS(緊急モーションセンサー、Sudden Motion Sensor)はモバイルの落下事故の時にハードディスクを守るために内蔵されているということはMacSaberのところで書いた。
これはモバイルが落下するというモーション(加速)を機械的なメカニズムで感知してそのセンサーの信号をトリガーにして、ハードディスクの記録再生ヘッドをアームごとサヤの中に避難させてディスクの安全を守ろうというメカニズムだ。
だからこのメカニズムはモバイルにしか内蔵されていない。iMacやMac Proなどには内蔵されていないしされることもないだろう。
ところでこのSMSを使っていろいろ面白いことができる。
モーションセンサーの信号をアプリの動作のトリガーに変換するSmackBook Proを、複数のデスクトップを仮想的に切り替える
VirtueDesktopsと組みあわせて、
「iBookをちょんと叩くだけで画面がくるくる回転してMacOSXとWindowsXPが切り替わる」
というYouTubeで大きなセンセーションを呼んだ使い方もできる。
これは実際に試して見たが、とてもじゃないけど仕事用のMacにインストールして実用に使えるようなシロ物じゃない。でもすごく楽しいギミックではあった。
他に先のリンクに挙げたMacSaberはこのSMSを利用してMacモバイルをライトセーバーに変えてしまおうというアプリだった。
これは楽しませてもらったが、このアプリのおかげで数千台のMacBookやiBookがリペアに出されたという噂があるとかないとか・・・。
このSkip Checkerもまあ遊びアプリに近いが多少の実用性がある。
メインの機能はiTunesと連動して、ちょんとiBookを叩くと今演奏中の曲を飛ばすという機能だ。
これは面白い。
何かしている時にバックでiTunesで音楽を聴いていたとする。ちょっと今の気分に合わない曲が流れてきた時に、いちいちアクティブアプリをiTunesに切り替えて曲をスキップするのは面倒だ。
これならiTunesをアクティブにしなくてもiBookをちょんと叩くだけで次の曲にスキップする。面白いんじゃないだろうか。
あまり叩きすぎてiBookの調子が悪くなっても〜自己責任〜なんていう流れはもう飽きるほど書いていまさらだが毎度のことである。
CPUのリソースは結構喰うようなので、Photoshopなどの大物アプリのバックグラウンドでiTunesを聞きながらこれでスキップというような使い方はあまり考えない方が良い。
やはりどちらかというと遊びアプリか。
他には前後左右上下のモーションを「上」とか「右」とか英語でしゃべらせる機能とか、モーションに合わせてOpenGLらしいスクリーンが変化するとかのギミックもついている。
Skip CheckerはSMS(緊急モーションセンサー)の信号を利用するアプリ
ここではモーションの方向を「下」「前」などの英語でしゃべる機能が実現されている
どれくらいの加速で知らせるかをここでスレッショルド(閾値)の設定で調整する
これでMacにどういうモーションがかかっているかをリアルタイムに知ることができる
こちらがメインの機能かもしれない
このスレッショルドを越えるモーションを感じるとiTunes演奏中の曲をスキップする
今の気分に合わない曲がかかったらちょんとMacを叩いてみよう
モーションに合わせて図形や背景がビミョーに変化する機能もバインド
あまり意味はなさそうだがそれもいろいろ設定できると面白そうだが
Tilt Mania
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応
最新のMacのモバイルには落下事故からハードディスクを守るためにSMS(Sudden Motion Sensor)が内蔵されている。
これは内蔵のハードウエアセンサーとUNIXのsmsという引数で管理されている。
これの目的についてはSkip CheckerやMacSaberの項目に詳しく書いた。
このSMSを利用していろいろ面白い遊びアプリやゲームアプリが作られている。
Skip CheckerやMacSaberもそうだし、このTilt Maniaもそうだ。
ルールはとっても簡単だ。
iBookやMacBookなどのモバイルを左右に揺らしながら、このボールをスムーズに穴を通して下に落とすというだけのことだ。
ボールが一番上に行ってしまったらゲームオーバー。
まるで鼻毛を抜き始めたら停まらなくなるような、惚けたような吸い込まれ感がある。
付属リードミーにも赤文字で「もっとも重要な注意事項」として書かれているが、
「Macを(落として)壊しても文句言って来ないでね」
ということだ。
Tilt Maniaのゲーム画面
Macモバイルを左右に傾けてボールをスムーズに穴に通していくだけだ
Freeze
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
以前に画面の拡大をショートカットキーだけでやるお役立ちTipsを紹介されたが、それが紹介されていたサイトにはウインドウをジニーアクションの途中で止めて、そのまま使うというTipsも出ていた。
面白いTipsだが、ジニーアクション(ドックにぬるりと吸い込まれるあのおなじみのアクションだ)の途中でドックをkillしないといけないとか、お遊びで気軽に試してみたいような感じではなかったのでここでは取り上げなかった。
これはそのTipsをアプリでできるというもの。
ジニーアクションは割とするっという感じで素早くドックに吸い込まれるが、Shiftキーを押し続けながらだとヌル〜リという感じでゆっくり吸い込まれる。
途中でこのFreeze!のOKボタンをクリックしてみよう。
すると吸い込まれかけたウインドウがそのままの状態で停まってしまう。
この吸い込まれかけの半扇形みたいなウインドウはちゃんとアクティブになっていて、その中身を普通のウインドウと同じように操作できる。
アプリは何でもOKだ。
で、それができて何が便利かというと、何ということもない。ただWindowsユーザに見せて
「Macはこんなこともできるんだぞ。Windowsでこんなことできるか?」
なんてビビらせてやるくらいしか使い道がない。
その時も「それが何の役に立つんだ?」なんて議論に持ち込まれたらヤヴァイから、あまり自慢する時も深追いしないように。
Freeze!を起動するとこういうシンプルきわまりないフェイスが現れる
ウインドウをドックにしまう動作の途中でこのOKボタンをクリックしてみよう
そうするとウインドウはこの状態で停まってしまう
しかも停まったこのウインドウの状態で普通に操作はできる
このSafariもタブの切り替えもwebブラウジングも普通にできる
それができて何が良いのかという問題とは別の話だが
kanjis
(Freeware)
おすすめ度★★★★
Classic MacOS対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
ランダムな漢字がバラバラにシャッフルされ無意味な図形に表示されてそれがだんだんまとまっていき何の漢字が表示されているかわかってくるという、意味がありそうで無意味なアプリ。
使い方は起動するとフルスクリーンで表示されるので、ウインドウ表示の方がいいなら画面をクリックすればいい。
あとはただひたすら眺めるというハードな作業を要求される。
作者さんによると
「右脳ブームにかこつけて、このソフトを使用するとパターン認識力の訓練になります、といいたいところですが、せいぜいパターン認識力の確認にとどまると思います。よく分かりません。」
ということだ。
でも漢字を覚え始めた小学生くらいの子供と、漢字の当てっこをするという遊びはできるかもしれない。
ただの書き取り、読みのクイズだとお勉強みたいになって子供もいやがるだろうが、これなら「脳内サプリ」みたいで楽しみながらできるかもしれない。
kanjisはバラバラのピースになった漢字がだんだんまとまっていくのを
ひたすら眺めるというアプリだ
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