WinFlip
(Freeware)
おすすめ度★★★★
WindowsXP対応
WindowsXPでVistaの呼び物機能のFlip 3Dを実現するアプリ。
ということなのでこのアプリはWindowsでしか動かない。
Windowsネタで申し訳ない。
Windows Vistaが発売された時に、コンピュータに詳しい人達はそのメタデータ検索機能なんかに結構期待していたわけで、実際触ってみるとVistaの検索機能はXP以前のほぼ使い物にならないそれとは格段の進歩があるのだが、あまりそういう事情が分からない一般的なユーザにはこのFlip 3Dというウインドウが行列になってぞろぞろ現れるエフェクトの方が話題を呼んだ。
確かにパッと見た時のインパクトは結構あったので、これでついにWindowsのグラフィックインターフェイスはMacを凌駕したかなんて話も一時期あった。
実際凌駕したかどうかはともかく、確かにパッと見はなかなかカッコいい。
それでもVistaを入れなかった理由はいくつも挙げられるのだが、OSマニアというか、OSフェチを自認する私としては最新のVistaを入れなかったことにちょっと後悔もある。
いくら仕事で使わなきゃいけないといっても、やっぱり私くらいは新しものに飛びつかなきゃいかんよ・・・とちょっと忸怩たるものがあるのだ。
それでVistaの気分だけでも味わうということで、こういうアプリを見つけてきた。
これは実に快調に動く。
動きを見ていると、確かに斜めに並んだウインドウがぞろぞろ動く様はFlip 3Dなのだが動作している雰囲気はなんとなくOSXのExpose に似ている。
このコードを改良してExpose も作れそうな感じがした。
操作はタスクバー右端の常駐アイコンをクリックすると動作に入る。
あるいはWIndowsキー(BootCamp上ではコマンドキー)+tabキーでキーボードだけでどんどんウインドウを送れる。
マウスジェスチャーやホットコーナーの設定も用意されている。
設定に入るにはタスクバーのアイコンを右クリックする。
ここから言語の設定も選べて日本語表示もできる。
インストールはWindowsXPのケースだけしか書かれていないので2000はサポート外かもしれない。
XPのSP2の場合DirectX9.0cが最初からインストールされているが、SP1以下の場合マイクロソフトのサイトからダウンロードしてきてインストールしないといけない。
逆にSP3で動くのかどうかは分からない。
WinFlip を起動するだけでFlip 3Dの効果が快調に動く
これは面白い!
つい無意味にウインドウを開いてぐリぐリやりたくなる
タスクバー右端の常駐アイコンを右クリックすると設定に入れる
ジェスチャーやホットコーナーなど好みの設置も可能
スタートアップに追加すればOSの機能のように意識しないで使える
これでもうWindows Vistaは要らない?
Vista Transformation Pack lite
(Freeware)
おすすめ度★★★
WindowsXP対応
さて上記のようにFlip 3D効果をWindowsXPで実現するWinFlip というアプリを見つけてしまったら、やっぱり次に欲が出てくるのがデスクトップの雰囲気もWindows Vistaみたいにしたくなってきた。
「そんなに気になるんだったらVistaを買えよ」というツッコミは私の耳には入らない(^_^;)
昔OS9時代にデスクトップをOSXそっくりにするテーマを使っていたことがあるが、あの時の気分を思い出した。
そこでXPをVistaそっくりのアピアランスにするユーティリティということで探してみると結構いくつもみつかったのだが、一番扱いが簡単そうだということでこのVista Transformation Pack を試してみることにした。
さすがにちょっとググるとWindowsの場合はオンラインソフトがいくらでも見つかって、どれを試すべきかで迷ってしまう。
ところでこのVista Transformation Pack lite はVista風の壁紙、スクリーンセーバ、タスクバースキン、ウインドウスキン、ログイン画面などのリソースとそのインストーラがセットになっている。
こういうスキンを変更するアプリというのは、実は過去に大いに痛い目にあっていて入れるとシステムの調子が悪くなるということを何度も経験している。
ましてやWindowsはMacOSXと違って、いろいろインストールすればするほど調子が悪くなるので、これまではWindowsというとほとんどインストールしたなりで使っていた。
さすがにもうWindowsXPのこのグラフィックには飽きたというか、何とも色気がないシステムだなといつも思っていたので、今回はちょっと悪のりしてアピアランス変更までやってしまった。
実際にインストールしてみたら、きっちりシステムは調子悪くなった。
ログインすると
「サイドバーのスクリプトC\Documents and Settings\Administrator\Application Data\SideBarのナンダラいう何かの文字列が間違っている」
というようなアラートを出してしばらくするとフリーズしたようにどういう操作も受け付けなくなってしまう。
これをインストーラでアンインストールしようとしたが、操作を受け付ける前にフリーズ状態になってしまう。
仕方なくOSXから起動して
"/Volumes/BootcampVolume/Documents and Settings/Administrator/Application Data/SideBar/sidebar"
の中身を全て削除してWindowsに戻ってこのサイドバーを無効化することでクリアできた。
この場合OSXとデュアルブートだったから簡単にクリアできたが、もしWindowsネイティブの環境だったら今頃OSの再インストールせざるを得ないということになっていたに違いない。
これはガジェットのサイドバーをシミュレートしている「サイドバー」が不具合を起こしていたもので、これは仕方がない。
ここはGoogleガジェットで代用しよう。
これで一度Vista Transformation Pack lite のインストーラを起動して全てアンインストールして、サイドバーのチェックだけを外して再度インストールし直した。
これでなんとか動くようになった。
しかしウインドウを透明化するとやっぱりかなり動作が重くなる。
これはWindowsには厳しい動作なのかもしれない。
どこかにグラボのメモリの替わりにインターナルメモリを使うという設定があった気がするがあれだと軽くなるのだろうか?
ところで、フルセットのVista Transformation Pack full も試したが、インストーラが起動せず。intelチップセットの修正版も試してみたが途中で終了してしまう。
結局動いたのはこのVista Transformation Pack lite だけだ。
フォーラムにはインストールに成功した人達のスクリーンショットがいくつかあったので、皆インストールには成功しているようだ。
BootCamp上だから制約があるのだろうか?
Vista Transformation Pack lite をインストール
Binaryを解凍してでてくるこのファイルを起動する
結局私の環境ではライト版しか機能しなかった
ヲタ御用達のスプラッシュ画面
いい感じだ
結論からいうとこのサイドメニューはチェックを外すことで機能した
私の環境ではサイドメニューがクラッシュしてシステムが動かなくなってしまい
結局OSXから起動してサイドメニューのファイルをクリアするはめになった
他にも様々なアピアランスのどこを変更するか選べる
XPサービスパック2であることを確認するタグが出てくる
以上のプロセスを踏むとインストールが開始される
一旦再起動を要求されてログインすると「システムのバージョンと合わない◯◯の
ファイルが・・・」というようなアラートが出る
CDを入れて確認するか訊いてくるが「無視する」を選んで再度再起動する
全て完了すると「成功した」という表示が出る
次に何を変更するか訊いてくる
一つずつメニューから選んで変更していく
これはウインドウのタイトルバーのデザインの変更
その後の設定変更はコントロールパネル/プログラムの追加と削除に入って
Vista Transformation Pack lite の「変更と削除」ボタンをクリックして設定に入る
その結果こんな感じのデスクトップになった
AEROとはちょっと雰囲気は違うのだが一応ウインドウは透けている
スタートボタン周りはこんな感じ
anchor
Windowsスキン替えアプリ使ったら見事に文字化け化け化け・・・・
先日
Vista Transformation Pack lite を使ってWindowsXPをVista調のアピアランスに変更するという試みは見事に成功した(のかな?)。
ところが実際に使ってみるとやっぱり問題が起きている。
メールアプリのBecky の受信メールリストやメニューコマンドが全て文字化けしている。
確かにシステムフォントを変更する設定が、インストーラにあったがあれもバイパスしなくてはいけないということか。
このままメールが使い物にならないのは困るので、Becky を諦めてThunderbird をインストールした。
Thunderbird は前にWindowsXP SP2/Dellで使っていた時には、メールが堪って来ると急激に重くなって使いづらいというイメージを持っていたが、今回入れてみると驚くほど軽く動いている。
1.5GHzと2.4GHzの差は大したことがないと思うが、これがCoreDuoとシングルCPUの違いということかもしれない。
それでメールの問題は、Thunderbird のおかげで無事解決したのだが、今度はシマンテックのアンチウイルス が文字化けしていたりでもうどうしようもない。
バックアップも取っていなかったし、「復元機能」も先日のウイルス騒ぎ以来切っていた。
これはWindowsXP再インストールということですかね。
やっぱりこういうアピアランス変更アプリは自己責任で使用せよということやね。
こういうことがあるから覚悟して使う必要がある。
Vista Transformation Pack lite を当ててからBecky のメールリストが
このように全部文字化けするようになってしまった
システムフォントを変更するような操作をしても全く改善しない
そこで久しぶりのThunderBird を入れてみる
実に軽快に動くのでちょっと驚き
メール文字化けの問題も解決した
最近のWindowsのメーラで気になるところなのだがデフォルトでは
メールをダウンロードしたらサーバからメッセージを削除する設定になっている
このことがメールはパソコンに来ると勘違いしている初心者ユーザを拡大再生産してるのだが
昔はOutLookExpress の専売特許だったこの設定に今では
Becky もThunderbird もなっているのがちょっといぶかしい
と思ったら何とシマンテックのアンチウイルス もこのざま
やっぱりシステム再インストールかな?
anchor
WindowsXP SP3を当てる〜Vista Transformation Pack のおかげで発生していた文字化けが治る
実はしばらく前に実行していたのだが、WindowsXPにSP3をかけた。
SP3もご他聞に洩れず不具合の報告はあるのだが、SP2の時のように大掛かりな不具合が起きて、大手企業で「サービスパッチ禁止令」が出るというような騒ぎが起きるほどでは無かったようだ。
それでしばらく様子見をしていたのだが、もう問題なかろうと判断してかなり遅ればせながらSP3を当てた。
これまでのところ特に不具合はなさそうだ。
いいこともあった。
Vista Transformation Pack lite でWindowsVista風のデスクトップデザインに変更していたのだが、これもすべてXPの標準のアピアランスに戻ってしまった。
その時に以前はBecky! やNortonのAntiVirus が文字化けしていたのが治ってしまった。
この問題はひょっとしたらメイリオフォントをインストールしたら解決したかもしれないが、もう検証する気は起きないのでこのまま使うことにした。
SP3を当てたらデスクトップがWindowsXPの標準のデザインに戻ってしまった
壁紙だけはVistaを主張しているが
Windows環境で愛用しているメーラのBecky! は前はこんなふうに文字化けしていた
Vista Transformation Pack をかけてから何を触ってもこの症状は治らなかった
SP3をかけたらBecky! の文字化けは見事治ってしまった
理由はよくわからないが治ったんだからこのまま使うことにした
NortonのAntiVirus もこの通り見事に文字化け
どこに何があったか大体記憶しているので操作はできるが不便ではあった
これもこの通りSP3をかけることで治ってしまった
メイリオフォントをインストールしたら治ったかどうかは検証する気力がない
Lunascape
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
Windows98~Vista対応
InternetExplorer のTridentエンジンとMozilla のGeckoエンジンをデュアルに使い分けができる純国産ブラウザ。
これはWindowsのみの対応でMac版は出ていないが、BBSに「たか」さんから情報をいただいて、私もWindowsXP/DELLでデスクワークをしていた時代には一時期メインのブラウザとして使っていて、ここでもちょっと触れたことがある。
懐かしいのでWindowsアプリのコーナーも新設したことだし取り上げることにした。
といっても私はMacユーザだし、このサイトはあくまでMacのサイトなのでWindowsアプリを何でもかんでも無制限に取り上げることは時間的制限が許さないのだが、それでも触れたくなるくらいにこのLunascape は面白いブラウザだ。
最近のバージョンは前に使っていたものよりも一層多機能になっている。
例えばツールバーなどのデザインを自由にユーザが変えることができる機能がついている。
またRSSリーダーの機能が追加されている。
面白いのはRSSリーダーはただ単位登録して新着ニュースを読むだけでなく、ティッカー表示したりGrowl のように画面隅に新着エントリーの情報を表示したりもできる。
単体のブラウザというよりも、webから情報を取るためのステーションという感じだ。
またMozilla のGeckoとInternetExplorer のTridentのデュアルエンジンは相変わらず健在だ。
前はGeckoがデフォルトだったような気がするが、今回試したバージョンはTridentがデフォルトで、Geckoエンジンを使うにはインストールという手順を踏まないといけない。
しかし一度インストールさえ完了してしまえば、次からは普通にMozilla ブラウザとしても使える。
対応バージョンの広さも特筆もので、Windows98~Me対応版とWindows2000~Vista版の2種類に分かれているが、これさえ間違わなければ現在稼働しているほぼ全てのWindowsでちゃんと動くということらしい。
このLunascape は国産ブラウザとしては初の国から支援を受けて起業したケースになったと記憶している。
Netscapeのようなビッグビジネスになっていくのか、Netscapeと比較するのは彼らには気分が悪い話なのか私にはよくわからないが、こういうブラウザがあるというのはWindowsユーザには心強いことだろう。
旧OSを使っていたころなら、こういうブラウザがMacに対応しないことについてひとくさり文句を書くところだが、今ではMacも高速ブラウザ、多機能ブラウザが増えたのでそういうところに文句を書かざるを得ないような余裕のなさはもうなくなった。
こういうブラウザを素直に「いいソフトだ」と書ける余裕が出てきたことが一番嘉するべきことなのかもしれない。
インストーラの時にインストールするソフトを選択すると、同梱の「King Office 」というMSOffice の互換ワープロソフトお試し版がインストールできる。
これも後ほど触れる。
Lunascape を久しぶりにWindowsXPで試してみる
起動も軽いし表示もテキパキしている
前は無かった面白い機能として細かいところを挙げるとこの検索結果のハイライト機能
Google検索やページ内検索で該当キーワードはこのように緑色でハイライトされる
該当キーワードが探しやすいのは良いが緑色のベースのサイトだとどう見えるんだろうか
これも前は無かったRSSリーダー機能
気に入ったサイトのURLウインドウのアイコンからこういうRSSフィードの登録画面に入れる
登録したサイトの新着項目はこんなふうに見える
全文配信のフィードを直接表示することもこのようにできる
これはMozilla系ブラウザ共通のアドオンらしいが「ロボフォーム」で
サイトのログインID、パスワードなどを集中管理できる
MacのキーチェーンのようなことがWindowsでも可能になる
お気に入りRSSの項目で更新されたページがあると
このように画面の右下コーナーに表示される
なんだかGrowl っぽくて面白い
このように等倍表示だけでなく拡大や縮小表示も可能
現実にはブログビジタの過半数が文字の等級を挙げてわざわざブログのレイアウトを
ぶっ壊して見てるというブログデザインにこだわる管理者さんに衝撃的なデータがある
そういう人達にはこの機能をお薦めしたい
このブラウザの大きな特徴はデュアルエンジンが可能なこと
デフォルトではIE と同じTridentエンジンで描画しているが
Mozilla と同じGeckoエンジンも利用可能
このようにインストールをしないといけないがこの手順を踏めばGecko使用可能になる
IE と同じエンジンはセキュリティ上問題があるので
身元不詳のサイトはGeckoで見るという使い分けを以前はしていた
今ではTridentも改良されてる筈だが両エンジンを使って表示を確認するには便利だと思う
例えばこれはGeckoでの表示
InternetExplorer 独特の表示のずれが無いなど微妙に違いがある
htmlタグの解釈も結構違ったりする
エンジンの切り替えはこちらからする
IE エンジンに切り替えるとこのように微妙に表示が変わる
IE エンジン独特の機能をひとつ紹介
機能から「ジョーク」メニューで「HG」をクリックするとサイトの表示がフォ〜〜〜!!
最近サンテレビの大人の番組にしか出てこないぞ〜〜とかマニアックな話をしてみる
KingOffice
(Products)
おすすめ度★★★★
Windows2000~Vista対応
MSOffice と高い互換性を持つOfficeスイート、ワープロソフト。
これもWindows版のみだが、MSOffice のドキュメントを非常に高い精度で再生できる、また機能的にも非常に互換性の高いワープロ。
MSOffice のWord 、Excel 、Power Point と互換性がある。
今はOpenOffice がかなりモノになりそうなのだが、とりあえずこのアプリを使えば今すぐMSOffice の代替ができる。
価格は3つのSuitesセットでもMS製品の10分の1だ。
これが安いのか、MSがボリ過ぎなのか、有料ソフトではあるがとにかく価格差は大きいのでこれの価値は充分にある。
試したところ改行ピッチなどわずかにずれはあるがかなり再現性は高い。
Lunascape のインストーラにおまけでついていたので思わずこれも試してみた。
使えると思う。
KingOffice でExcel ファイルを開いてみる
Excel 、Power Point の再現性は高い
30日間無料試用できるので実用性を確認してみるといい
Google Chrome
(Freeware)
おすすめ度★★★★
Windows2000~Vista対応
先日来各方面を震撼させているGoogleのWebブラウザ。
現行はまだWindows版のみでMac対応は一月前後遅れそうだが、近日中にMac版も出る。
それよりも昨晩のプレスリリース発表直後には英語圏やヨーロッパ系語圏向けのオリエンテーションサイトとほぼ同時に、日本語や中国語、アラビア語のサイトも立ち上がっていた。
Google Chrome の公開開始と同時に日本語版も同時に公開されていた。さすがはGoogleというかスゴいチカラの入りようだ。
まだ全機能を理解したわけではないが、使ってみた印象は表示スタイルはWebKitで表示速度は激速、シークレットウインドウとか、検索エンジンもGoogleだけでなくtabキーでユーザが選べたりとGoogle提供のアプリなのに太っ腹なところも見せている。
キーボードショートカットも多数用意されていて、
control+shift+Tキー:最後に閉じたタブを開く(10個まで再生可能
control+tabキー:次のタブに乗り変わる
control+shift+tabキー:前のタブに戻る
control+Wキー:タブを閉じる
shift+escキー:タスクマネージャ(CPU、メモリ監視をタブごとに実現)呼び出し
control+Hキー:履歴の表示
control+Bキー:ブックマークの表示
control+Fキー:ページ内の検索
control+「+」キー:文字を大きくする
などMozilla的、あるいはMac的なショートカットキーが用意されている。
Mac版はおそらくこのcontrolキーの役割をコマンドキーに割り当てると思われる。
今後はスキンをいろいろ趣味的に切り替える機能も搭載されるとオリテのサイトには説明があった。
ブックマークもサムネイルで表示して検索で選ぶ方式になっていたり面白い機能がいろいろありそうだ。
起動してみて最初に面食らうのはやはり「ツールバー」がないということか。
これはMac、Windows通して同じ使い方だったので、これがないというのは結構最初は戸惑う。
そういう機能は別のところに割り当てているということか。
ユーザにどう受け止められるかはわからないが、少なくとも初日一日で1%のブラウザシェアを獲得したそうだから、順調な滑り出しかもしれない。
ただし、さっそく脆弱性が指摘されたり、Googleのプライバシーポリシーについて疑問を呈する向きもあったりで、しばらくはごたごたするだろうからあわてて導入することもない。
Mac版が出てからおもむろにテストし始めるという感じでいいんじゃないだろうか。
Google Chrome を起動した時の最初の画面はこんな感じ
ナビゲーションウインドウが吹き出して操作を教えてくれるあたりが古き良きMacの
操作案内ウインドウ(なんていうんでしたっけ?もう忘れちゃいました)を思い出させる
このブックマーク画面がデフォルトページらしく検索ワードで履歴とブックマークを検索する
履歴とブックマークをもう同列で扱うという考え方らしい
検索ウインドウとURLフォームは一体化された
URLと検索ワードはもうひとつのものとして扱うのもGoogleらしい考え方だと思う
検索エンジンはGoogleだけでなく各種切り替えることができる
Google Chrome の表示画面
その表示を見るとWebKit標準という感じがするがとにかく動作は速い
何よりも面食らうのはツールバーが見当たらないということで
設定で表示できるのか探してしまったがそういう設定はないらしい
一部JavaScriptがちゃんと動いていなかったり
はてブが使えないとかいろいろ指摘は受けているようだ
こちらは履歴の画面
検索で履歴を探す、ブックマークも検索で探すということで
全て検索によるメソードが操作の基本になっているように見受ける
面白い考え方だ
KbdApple
(Freeware)
おすすめ度★★★★
Windows2000~XP対応
BootCamp などでWindowsをMacBookで起動する時にMacのキーボード配列でMac風のショートカットキーが使えるようにするキーボードリマッパー。
以前Windowsから「スイッチ」してきたユーザがイライラするショートカットキーの混乱を解消する設定 という記事でシステム環境設定でコマンドキーとcontrolキーを入れ替えればWindowsからスイッチして最近Macユーザになった人達のイライラが解消できるかもしれないという話を書いた。
そうしたところBBSに「Sakipapa」さんから、WindowsにつないだMacキーボードをMacっぽい配列で使えるリマッパーの情報を寄せていただいた。
こちらはMacにすっかり手癖が慣れてしまって、同じキーボードでWindowsを触るとついつい変な操作をしてしまうMacからWindowsへスイッチしたブートキャンパーに朗報な常駐アプリだ。
私の場合、ついついコマンド+C、コマンド+Vでコピペを使用する。
その度にスタートメニューがピコッと立ち上がってくるのが情けない。
ついついコマンド+スペースキーでIMEのかな入力と英数入力を切り替えようとする。
その度にスタートメニューがピコッと立ち上がってくるのが情けない。
ついついウインドウを閉じようとしてコマンド+Wキーを叩く。
その度にスタートメニューがピコッと立ち上がってくるのが情けない。
この情けない気分を一体誰にぶつけたらいいんだぁ!(# ゚Д゚) ムッカー
とか思う前に慣れろよとも思うが、何度も同じ失敗をするからやっぱり慣れることはできないのだ。
これをインストールすると「かな」キー、「英数」キーも有効になったり、アプリの終了がコマンド+Qキーでできたり、ゴミ箱への移動がコマンド+deleteキーでできたり、上記のコマンド+C、Vキーやコマンド+スペースキーなんかも有効になる。
これがMacユーザにとってどんなに便利かは、長年Macユーザやっている人でないと分からないのだよ(涙、涙、・・・)
今まで我慢していたが、やっぱりこれは使わせていただくことにした。
Windowsのホットキーの組み合わせにどうしても慣れることができそうにないと判断したからだ。
KbdApple のインストーラ画面
親切にどこに何をインストールするか表示してくれてるし
オンラインマニュアルにはアンインストールの方法も詳しく書いてある
安心して試してみることができる
KbdApple の設定画面を呼び出すのはこちらから
ただし私の場合これが出てきたのは2回目の再起動からだ
1回目はスタートアップメニューが真っ黒になる不具合が出て再起動にも失敗
お馴染みの「正常に終了しなかった」黒画面が現れて再度起動したらやっと正常にもどった
設定画面ではコマンドキーの役割をいろいろ規定できる
IME(入力メニュー)の切り替えもMacから乗り換えた人にはかなりストレスになるところだ
この切り替えが「かな」キーや「コマンド+スペース」キーで可能になると
Macユーザはどんなに解放されるか・・・
これらの細かいカスタマイズはこの初期化キーで元に戻すこともできる
だからこれも安心して試すことができる
例えばコマンド+Pキーを叩いてみた
すると見事にプリントダイアログが現れた
これも結構イライラしていたところなので
これからWindowsを使うのも楽しくなるんじゃないだろうか
そのプリントダイアログのウインドウ単独のキャプチャーを撮ろうとして
コマンド+shift+4キーを叩いてみた
するとこの通り見事に抜けた画面が撮影された
コマンド+shift+3キーもなぜかデスクトップのウインドウ抜きのキャプチャーしか撮れない
これは便利だと思ったのだがやはりプリントスクリーンでないとキャプチャーは撮れないようだ
ところでこれのおかげなのかどうかコマンド+option+左右カーソルキーで
スクリーンを回転させることができることに気がついた
これは左右キーで縦長表示にしたところ
このような縦長の資料もタテの画面なら楽に読める
元に戻すのはコマンド+option+上カーソルキーで戻せる
つまりこれはこのようにして使うのである
本を読むように縦長の資料を読める・・・ちょっとオバカ
でもプレゼンテーションの時にいきなりこんなふうにパソコンを立てて
縦長プレゼンをすればちょっとインパクトがあるかもしれない
PDFCreator
(Freeware)
おすすめ度★★★★
Windows2000~XP対応
WindowsでプリントダイアログからPDFを書き出すアプリ。
MacはOSXになってPDFを標準サポートした。
特にソフトを入れなくてもプリント動作ができるアプリからなら共通のダイアログの「PDF」ボタンでPDFに書き出せる。
MSWord でもMSExcel からでもPNGからでもjpegでもPDFに書き出せる。
これでレイアウトが崩れては困るようなものは、保存して渡せば他のプラットフォームでも崩れなる見せられる。
MacからWindowsの渡す時にはそれで便利なのだが、WindowsからMacに返す時にPDFを使いたい時にはちょっと不便なことになる。
WindowsではやっぱりAdobeのAcrobatを購入しないと行けない。
しかしこのAcrobatはちょっとお高い気がするのだ。
Macではただで使えるので、Macユーザにはなおさら高く見えてしまう。
このPDFCreator をインストールすればWindowsでもMacと同じようにPDFの書き出しができる。
その使い方がOSXのプリントダイアログからの書き出しとそっくりなので、Macユーザは迷わず使えると思う。
これは面白い。
検索ワードを追加したりいろいろオプションもあって、Acrobatの機能は結構網羅しているようだ。
PDFCreator をインストールする
セットアップウイザードが出てくるがその色目や
デザインがなんとなくAdobeっぽいのが愛嬌
IE やFirefox にPDFCreator ツールバーをインストールすることもできる
これでwebページをPDFに書き出す動作がワンステップ速くなりそう
スタートメニューにフォルダを作るかを聞いてくる
こういうのは以前は有無を言わさずじゃなかっただろうか
最近のWindowsアプリは親切になったものだと感心する
デスクトップにショートカットを作るとかクイックランチアイコンを作るとか
コンテクストメニューにメニューを入れるとか至れり尽くせり
インストールが完了したらこれだけ試してみよう
ブラウザで表示中のページをPDFに書き出してみる
プリント動作に入るときと同じ方法でプリントダイアログに入って
プリンタリストからPDFCreator を選ぶだけだ
プロパティで用紙の設定など詳細が変更できる
保存するときの確認画面
キーワードなどのフォームがあることに注目
PDFはあらゆるフォームをテキスト検索で探せるように文書を整理できるのがメリットでもある
アプリの設定画面にはオプションから入る
書き出しのディレクトリを聞かれて指定するとそこにPDFファイルが見事にできる
表示はデフォの設定だとAdobeリーダーが自動的に立ち上がる
そのPDFをOSXに渡せばこの通り
今までWindowsでPDFを書き出せなくてわざわざMacに
渡して書き出しをしていた不便さが解消された