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2008 年 5 月 21 日





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iCalのイベントをLeopardとTigerで同期するのはやはり無理みたい

先日来iCalのカレンダーのスケジュール、ToDoなどのイベントをTigerからLeopardには移行できたが、逆にLeopardからTigerに同期する方法で決定打がないということを書いていた。

Spanning SyncBusy Syncを使ってみたりいろいろやっているが、一部同期に成功するものの、LeopardのiCalそのままには移せない。

ちょっと思いついたことがあって、Leopardになって以来iCalのデータベースの本体は
"~/Library/Calendars"
に移ったという情報をいただいていたが、この中身を見ていると実体は.icsというiCalイベントデータファイルだということに気がついていた。
ということは、iCalにこれを直接読み込ませるということはできるんじゃないかとひらめいた。
ひらめいたがなかなか試す時間がなかったが、先週末やっとトライすることができた。

.icsファイルを読み込ませる王道はiCalのファイルメニューからインポートを選び
「iCalファイルを読み込み」
で.icsファイルを読み込ませるという方法だ。
これは見事にあたって、この方法だとちゃんとイベントを読み込める。

ところが問題はこの方法だとイベントは一つずつしか読み込めない。
一度にフォルダ一杯の400とか300のイベントを読み込もうとするとこの方法では、それだけで一日が、いや下手すると土日の連休が過ぎてしまうことが分かった。

そこで次なる手段は、iCalの画面の上にこの.icsイベントファイルを一気にドバッと、ドロップする方法だ。

これは見事に成功したのだが、やはり問題が残った。
2回繰り返すと同じイベントが二つ重複してしまう。
3回繰り返すと三つ重複する。
繰り返すたびに、イベントがどんどん増えてしまう。
さらに2回目からは100%に近い確率でiCalが落ちてしまうことも分かった。

つまり結論からいうとこの方法も使い物にならないということだ。
残念だがLeopardとTigerのiCalの同期は、ご指摘をいただいたように.Macを使う以外にないようだ。

この件心が折れたが、どなたかいい方法をご存知の方、情報を求めます。






LeopardのiCalイベントの実体はここ
"~/Library/Calendars"にある
これをまずTigerに移す





TigerのiCalのインポートメニューでイベントを読み込み
うまくいくのだが、一度に一つずつしか読み込みできないのが非実用的





そこで.icsをどろっとiCalにドロップしてみることにした
かなり待たされたが読み込みは進んでいるようだ・・・





その結果見事読み込みに成功はしたのだが、回数を重ねるごとにイベントは重複していく
何よりも問題なのは2回目以降はかなりな確率でiCalが落ちる
つまり結局この方法も使い物にならないということだ



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SaveCircle
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

設定した時間ごとにアクティブになっているアプリに自動的に作業中のファイルを保存させるアプリ。

かつて私がWindows95/98からMacにスイッチした時に、いくつか理由があったのだが、大きな理由の一つにWindowsの「不正な操作が行われたために・・・」という例のアラートで徹夜の仕事が消えてしまうということを数度にわたって体験したことがあった。

徹夜で書き上げた文字組を一息入れて保存しようとしたら
「不正な操作が行われたためにコンピュータを終了する。保存されていないデータは失われる」
というアラートを見て半狂乱になった経験は、結構どなたもあるのではないだろうか。
このアラートの気に入らないところは、クラッシュしているのはOSなのに
「お前の操作が不正だったんだからな。悪いのはオレじゃなくてお前だぞ」
といっているように見えたからだ。

交通事故で人を轢いておきながら、開口一番こういうことを言う人がいるが、それとほとんど同じ感覚だ。

それが気に入らなくてWindowsを毛嫌いしてMacにスイッチしたのだが、当時のOS8、OS9ははっきりいってこういう面ではWindowsとほとんど変わらないということを後でうんと思い知らされるわけだ。
Macの方がちょっとマシだったのは
「お前のせいでクラッシュするんだからな。悪いのはお前でオレじゃないぞ」
というアラートを出さないという点だけだったか。

そういう楽しい思い出話はどうでもいいのだが、この問題の自衛策は結局
「ワンステップごとにコマンド+Sキーを叩く」(Windowsの場合はcontrol+Sキー)
ということに尽きる。

実際のところOSXになって作業の途中でアプリやOSがクラッシュして作業中のファイルが失われるという体験は何回あったかな?・・・と遠い目になるくらい劇的に少なくなってしまったのだが、それでもFinalCut ProとかPhotoshopとかの大物ソフトを使っている時には、そういうことがあり得るのでやはり対処はした方が良いと思う。

コマンド+Sキーという癖が手に馴染まない人はこういうSaveCircleなんかを使うことをお薦めする。

設定時間ごとに自動的にバックアップを取るのだが、その時間は変更できるし、指定のアプリだけに適用することもできる。バックアップを取るたびにGrowlやサウンドで知らせる設定にもできる。

小粒でピリッと来るアプリじゃないだろうか。






SaveCircleを起動してスライドボタンを「ON」にすればもう動作は始まっている
デフォではアクティブになっているアプリのファイルを保存する設定になっている





設定でGrowlで保存したことを知らせるようにできる





Growl以外にもサウンドでも知らせる設定が用意されている
勿論そういうものはウザイという人は全部オフにすれば良い



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Safariに「絨毯爆撃」問題』ってAppleの反応の仕方も変だが記事の書き方も変

Appleは対処せず:Safariの「じゅうたん爆撃」問題、StopBadware.orgも対処を要求 - ITmedia News
という記事が結構各所で話題になっているような。

この記事をそのまま文脈通りに読んだら、権威ある専門家がSafariは欠陥ソフトであると警告したところ、Appleが
「そんなのセキュリティホールとはいわんよ」
という反応をしてユーザを危機にさらしていると読めてしまう。

本当にそういう話なんだろうか?

まずこのITmediaの記事に決定的に欠落しているのは、この警告の対象になっているのは
Windows版のSafari
だという点だ。
この記事だとSafariはWindows版もMac版も全てセキュリティホールがある欠陥ソフトと読めてしまうが、実際にはcontentタイプによるダウンロード動作を起こすのはほとんど全てのブラウザの標準的な動作で、別にSafariに限ったことではないという背景が見落とされている。

詳細は検証をしたキャプチャーを見ていただければ良いと思うが、例えば
こちらのページ
を見てもらいたい。
いきなりなにかダウンロードが始まったと思うが、これはウイルスみたいな名前だがウイルスではない。謹製ビル・ゲーツのスクリーンセーバなのでよかったら愛用していただきたい。

ところでダウンロードがいきなり始まったのはMac版のSafariとMac版のMozilla系のブラウザということになると思う。
(他は動作未確認、皆さんで確認してください)
MacOSXではこういう手法でマルウエアなどをダウンロードさせても勝手に開かなければ、問題は無い。
ダウンロードしたアプリは初回
「ダウンロードして初めて開くが問題ないか?」
というアラートが出る。(Leopardの場合)

問題はWindowsの場合だ。
WindowsではInternetExplorerもWindows版Firefoxもちゃんとダウンロードを開始する前に
「ファイルをダウンロードしようとしている。問題ないか?」
というアラートが出る。

ところがWindows版Safariだけはアラートが出ない。

これが問題なのだ。

Windowsではこれはリスクになりうる。
だから「セキュリティ問題とは考えていない」というAppleの態度はいただけない。
しかしITmediaのSafariは「バッドウエア」という書き方は明らかにミスリードだ。
Windowsの世界ではSafariはどれくらいのシェアを持っているのだろうか?
Mozillaでもないマイナーなブラウザのアラートが出なくても、記事になんかしないくせにそれがApple製だとなるととたんにセンセーショナルな記事になって、しかもまるでMac版のSafariも全て危険のような印象の記事になってしまう。

こういう時がITジャーナリズムにいい加減さを感じてしまう時だ。


ところで一部のはてブコメントを見ていたら
「MacOSXの場合、開くときに警告が出るし開かなければ問題ない。ウイルスなら。が、児童ポルノを強制ダウンロードさせられ、消すまでの間にTime Machineで自動バックアップされちゃってたりすると、単純所持で逮捕とか怖い。」
というコメントがあり。(笑)
確かにこれは怖い。
ウイルスより怖い国会議員・・・

これについてはこういう記事を見つけた。

「 Q 迷惑メールが増えているし、一方的に画像を送られて「単純所持」にされちゃうのは困るなあ。

 A それは大丈夫。既に単純所持を処罰対象にしている国々も、そうした場合は罪に問わない法律になっています。海外を参考に、意図的に入手した人に限り処罰する方向で議論が進んでいます。」

 

ということだそうだ。
ちょっと安心。






contentタイプの記述で自動ダウンロードさせるページを開いてみた
InternetExplorerではご念の入ったことに「情報バーにお気づきですか」というアラートが出て
バーには「ファイルのダウンロードがブロックされました」という状況が表示される





Firefoxの場合は「次のファイルを開こうとしています」というアラートで
保存するか開くか何もしないかを選べる





ところがWindows版のSafariでは何もアラートが出ずにダウンロードが始まった
それでもダウンロードウインドウが開くので普通気がつきそうなものだが
勝手に開くような仕掛けをしていると確かにリスクになり得るかもしれない





ちなみにLeopardではSafariでダウンロード動作をしても
それを開く時に「開いてもいいのか?」というアラートが出る
これはMacとWindowsという環境の考え方の違いだと思う
問題はMacの考え方のSafariをWindowsにも持ってきてWindowsなりの対策をしていないことと
それを針小棒大に書き立てるITジャーナリズムの定見のなさということか


2008 年 5 月 22 日





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smcFanControl
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

ここ数日暑かったので、こういうのがあればいいなと思って探していたら見つけたアプリ。

冷却ファンを詳細にコントロールするメニューエクストラ。

これは筐体内の冷却ファンを関知し、それぞれにデフォルトよりもどれくらい冷却ファンの回転数を上げるかをそれぞれにコントロールできる。

キャプチャーではMacBookでテストしているのでファンは一つしかないが、Mac proなんかになるとファンは3つくらい内蔵している。
それぞれに微妙に回転数の上げ方を調整するなんてこともできる。

勿論デフォルトでもシステムが各ポイントの温度を検知してそれにあわせて冷却ファンをコントロールしているので普通に使っている分には問題はないが、これから暑い季節になるとデフォではちょっと不安かもという場面もあるだろう。
こういうアプリがあると心強いかもしれない。

動作条件はTiger以上だが、intelMacでないと動かない。






smcFanControlを起動するとこういうアラートが出る
「このMacではまだテストされていないが多分機能する。
他のファンコントロールと一緒に使わないように」というような意味





起動するとこのようにメニューエクストラとして常駐する
デフォルトではCPU温度とファンの回転数を表示している





メニューからプルダウンで回転数をアップすることもできる





設定ではどれくらい回転数をアップするかファンごとに設定できる
このMacBookでは1つしかないが3つある場合もそれぞれ設定可能
バッテリ駆動の時とACがつながっている時それぞれに違う設定をすることもできる





変更後58度で6000回転以上という数字が出た
いつもこれでいっているとモーターとバッテリの寿命が心配だが
これで夏場の心配は軽減されるに違いない



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Finderツールバーの超簡単表示カスタマイズ

本当に久しぶりの小技Tips

Finderのツールバーをカスタマイズして表示や組み合わせを変えられることはご存知の方も多いと思う。
メニューから「ツールバーをカスタマイズ」でいろいろ変更できる。
変更する項目の中にアイコン表示、文字表示、あるいは大きく表示、小さく表示という項目がある。
これも便利なのだが、こういうのはワンタッチで切り替えできた方が便利で、いちいちメニューからカスタマイズなんかやっていられない。

ところがちゃんとワンタッチで切り替える方法が用意されている。
ウィンドウの右上のボタンをクリックするとツールバーを隠したり表示したりできるが、コマンドキーを押しながらこのボタンをクリックすると順番に
アイコン+文字(表示大)→アイコン+文字(表示小)→アイコンのみ(表示大)→アイコンのみ(表示小)→文字のみ(表示大)→文字のみ(表示小)→
というふうな循環で表示が切り替わるようになっている。

ツールバーは隠したくないが、表示スペースは広く取りたい時とかに便利。
あるいは使い慣れたアプリに関してはアイコンだけで良いが、初めて使うアプリは文字も表示したいとかの使い分けもできる。
そう、これができるのはFinderだけではなく、右上に小さなボタンがあるアプリは大抵できるようになっている。

ちょっとしたことだが知っておくと便利かもしれない。






右上の小さなボタンに注目
これはツールバーの表示非表示ボタンだがコマンドキーを押しながら押すと別の機能もある





1回目でツールバーの表示が小さくなる





2回目でアイコンのみで大きな表示になる





3回目でアイコンのみ小さな表示になる





4回目で文字のみ大きな表示になる





5回目で文字のみ小さな表示になる
もう一回クリックすると最初に戻る


2008 年 5 月 23 日





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SuperDocker
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

Leopardのドックのイメージを変えたり、アプリの隠しメニューを表示したりもろもろ便利な機能がある十徳ナイフ的アプリ。

その機能はサイトに箇条書きされているが、非常にたくさんあってそれぞれを紹介していると大変な長文になってしまうのだが、いくつかピックアップしてあげるなら
1)ドックを2D、3Dに切り替えたり背景のスキンを変えたり、区切りを変えたりなど表示の変更 2)スタックに「最近使った項目」を追加したり
3)隠しファイルを表示したり非表示にしたり
4)iCalのデバッグメニューを表示したり
5)メニューバーを透明じゃなくしたり(試験中とのこと)
6)起動画面、ログイン画面を変更したり(試験中とのこと)

とかなり広範囲の機能になっている。

ドックの変更については、芝生、氷、水面、メタルなどいろいろ面白いスキンが用意されていたり遊び心が一杯で、人と違う雰囲気でLeopardを使いたいという人には勧められる。






SuperDockerを使ってドックをカスタマイズ
コーヒーテーブル調で太い仕切りをつけてパワーボタン風のインジケーター





他にもシステムに関連するいろいろな機能やアプリの隠しメニューなど十徳ナイフ的機能満載
私はあまりスキン変更に凝る方ではないがこれを見ているといろいろやりたくなるかもしれない



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特定のアプリケーションから脱出できない、強制終了してもすぐに勝手に起動してしまうトラブル

昨日発生したトラブル。

いくつかアプリケーションを一気に起動するとそのうちの一つのアプリケーションから脱出できなくなる。
昨日はGyazmailだったが、Gyazmailから他のアプリに移ろうとしてもすぐにGyazmailに戻ってしまう。
Finderも選択不可能になってしまう。

そこでGyazmailを強制終了すると一瞬だけ他のアプリを選択できるが、すぐにGyazmailが勝手に起動してしまい、またそこから抜けられなくなる。
これを永遠に繰り返す。

昨日はGyazmailだったが、前回にこれが起きた時にはアドレスブック、あるいはiCalだった。
だから特定のアプリの不具合ではない。

結局ここから抜け出るにはシステムの強制再起動以外にないのだが、システムを落とさずに脱出する方法を昨日は探ってみた。

アクティビティモニタを起動して一つずつプロセスを強制終了させることで検証。(その間もGyazmailが毎回起動してきていちいちそれを終了させながらの、文字通り格闘戦のようなトラシューが続く)
その結果WindowServerを終了させることで、ログイン画面まで戻れることが分かった。

WindowServerがこの問題の原因になっているかどうかまでは確認できなかった。
可能性はあるが、というより他のめぼしい怪しいプロセスは全て終了させたので多分そうだという気はするが何ともいえない。
でも原因がどうかはともかく、ログアウトまでは可能だということが分かっただけでも収穫。
一度この状況に陥ってしまうと、ログアウトの操作もGyazmailがキャンセルしてしまうからだ。

それにしてもまだ使い始めて2ヶ月目のLeopardでこういうトラブルが3度も起こっている。
こんなのはTiger以下では経験したことがないトラブルだ。
どういうんだろ?






特定のアプリから脱出できない、強制終了してもすぐに勝手に起動してしまうという場合は
この「WindowServer」というプロセスを強制終了する
これでとりあえずログアウトには成功する






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MS-IMEってやっぱり使いにくいよね? 気のせいじゃなかったんだ

もと日本マイクロソフトの社長の古川さんがMS IMEはどんどんオバカになっているという話を書いておられる。
古川 享 ブログ- MS IMEさらに...お馬鹿になっていく

このブログの記事が例によってマカドザの煽りあいの材料になって、センセーショナルになってるわけだが、そんなことはどうでもよくて何だか裸の王様の呪縛がとけたような感じがする。

私は数年前から事務作業にはWindowsも使っているわけだが、このWindows標準の日本語入力アシスタントのMS-IMEがスゴく使いにくいと思って不満を漏らしていた。
ところが私がそういうことを言うたびに周りの人々は
「Macに慣れているとそういうもんだよね」
「ことえりよりは使いやすいでしょ?」
と言われる。

そうかな?

昔のWindowsはもうちょっとマシだった気がするけど、今のMS-IMEはどう考えてもOS9時代のことえり並みにオバカになっている気がする。少なくともJaguar以降のOSXのことえりはこんなにひどくないよ・・・というようなことを言ってもとりあってもらえない。
気のせいなのかと思っていたが、・・・私がそう思うだけで使い慣れたらこのMS-IMEも使いやすくなるのかと半信半疑でいたが、なんとマイクロソフトの元親玉もこのIMEの使い辛さに不平をいっているではないか。

記事によると、辞書の作成方法が手作業の編集から変換確率の統計で自動生成するような方法に変わったらしい。
開発主体が中国に移ったとか、日本人の技術者が開発にかんでいるとかいないとかがコメントでは取りざたされているが、そういうことが問題なのではない。
辞書なんて作った人の思想があって辞書なのであって、MSはこれまでのWindowsで蓄積してきた辞書をさらに補強するために確率収集するなら意味は分かるが、これまでの資産をキャンセルして何もアタマ悪い変換辞書を作る必要はなかったんじゃないかという単純な話だと思う。

そうじゃないといくら反論しても、現に今のMS-IMEはとってもオバカなのだから、今の開発のスタイルは正しく機能していないといわざるをえないのじゃないだろうか。

Windowsユーザが次々にATOKに乗り変えているそうだ。
昔、ことえりがどうにもならなくてATOKやEGBridgeに乗り換えていたMacユーザとしては同情の念を禁じ得ない。

しかし、思い込みって怖いなぁ。
「WindowsはMacよりも安定している」
「MS-IMEはことえりよりも賢い」
というような思い込みは広く蔓延していると思う。
「Macはすぐにバクダン出して凍るから信頼できない」
先日の新システム選定の時にオジサン達がいった言葉だ。

今のMacは爆弾なんか出ないんです。
それは安定性どうこう以前に、もうバクダンそのものが出ない仕様になってしまったんです。
思わず揚げ足取りそうになったよ。

「MS-IMEは使いにくい」
といっても
「気のせいだろ。それはお前がマカだからだよ」
という反応はこれからも続くような気がする。王様の耳はロバの耳。



2008 年 5 月 24 日





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SimplifyMedia
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~XP対応

オンラインサービスを利用してiTunesやWindowsのWinampなどの音楽ライブラリを共有できるサービスのクライアントアプリ。

クライアントアプリを入れてスクリーンネーム(アカウント名)とパスワードを設定、それが登録可能と認められたらあとは共有したいライブラリを指定して起動。
起動ごとに自動ログインするとオンライン上に同じSimplifyMediaを起動しているホストを自動検索して表示してくれる。
サーバ側(ライブラリを公開する方)は見せたい相手のホストをインバイトすると、クライアント側、つまりインバイトされた方からサーバ側のライブラリが見えるようになる。

見え方はiTunesを起動するとそこに相手のスクリーンネームのライブラリの項目が増えているのでそこを開いて、自分のディスクにあるライブラリと同じように聴くことができる。

ただしこの方法で共有された曲を自分のディスクにダビングすることはできない。
クラアイント側のユーザは、気に入った曲があったら矢印から音楽のダウンロード販売に飛んで曲を購入することができる。
これで合法に音楽を共有して、しかもその音楽の販促にもなって、サービスを提供するSimplifyMedia.comも多少の利益があるのかもしれない。

面白いサービスだと思うし、簡単に音楽の共有ができてしまうのが楽しい。

このサービスが日本の著作権関連の法規に馴染むのかどうかという議論は、結構うんざり。
使ってみたところフェアユースに徹した機能の配慮というのは充分されていると思うので、これも有力な音楽の販促ツールになりうると思うのだが、とにかくITツールを目の敵にするのが日本の著作権管理者と関連法規運用の常態なのでこの国には未来はない。
ひょっとしたらJASRACあたりから排除勧告が出るかもしれない。

自宅のLAN内だけでなくweb上からライブラリにアクセスできるかどうかは未確認。
固定IPが必要な気がするが、その辺の仕組みはよくわからない。
(インストラクションにはプライベートなグループにストリーミングは限定されると明記されているが、それがこのインバイトの仕組みを指しているのか通信範囲のことなのかは不明)
しかしもし可能なら、このアプリは著作権法に抵触するということになるのだろうか?
そしてまたこのサーバを国外に置けばこのアプリは合法になるというような無意味な話に落ちてしまうのだろうか。
そうなると著作権関連の法規および運用者の常識の急激な上書き書き換えが求められている時代なのだが、日本では無理だろうなぁ。






SimplifyMediaを起動して最初にすることはこれ
スクリーンネーム(アカウント名)とパスワードを決める
使えるネームとパスワードならクリアできる





次にディスプレイネームを決める
共有するライブラリを区別しないならスクリーンネームと同じでよい





共有したいライブラリの場所を指定する
iTunesのライブラリを共有したいのならデフォルトのままでよい





最後にライブラリの共有のためのインバイトの仕方が書いたインストラクションが出る





正常に起動すると自分の共有するライブラリが見える
5000曲認識するのにおよそ10分待つ





クライアント側にもSimplifyMediaをインストール
ディスプレイネームなどをつけてログインするとサーバ側が見える
サーバ側でインバイトしたい相手のスクリーンネームを
入力してインバイトすると共有はスタートする





共有できたらクライアント側からはこういう風に見える
このようにして合計30人のホストをインバイトできる
不特定多数にストリーミングするわけでないところもミソ
この状態でiTunesを起動すると・・・





iTunesにサーバのディスプレイネームのライブラリリストが増えている
ここから全曲見えているし全曲再生できる
またスマートリストなんかも全部見えているのがスグレモノ
ただし見えている曲をクライアントのディスクやiPodにコピーはできない
ここもフェアユースに配慮した点





ちょっと困ったのは数曲このように曲名やアーティスト名が化けているケースがあること
例によって法則性はないのだがこの日本語ファイル名の問題には本当に困ったものだ


2008 年 5 月 26 日





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ドックを旧OSのコントロールパネルのように使ってみる

ドックに関するTips。

旧OSには設定や機能拡張などの画面にメニューバーのリンゴアイコンから直接入ることができた。
OSXでもシステム環境設定ペインには入れるのだが、「全てを表示」画面が現れて、そこからアカウントだのキーボードだのさらに選んで入らなくてはいけない。
ここにストレスがなければいいのだが、システム環境設定ペインって意外に開くのに時間がかかってちょっとストレスになる。
システム環境設定ペインのメニューに直接入れるようになればいいのだが、それを実現するアプリはあるが、システムデフォではできないようだ。

メニューバーアイコンでできないならドックでそれを実現してしまおう。

方法は簡単だ。
"/System/Library/PreferencePanes"
"/Library/PreferencePanes"
"~/Library/PreferencePanes"

この3カ所のフォルダをドックにドロップして登録するだけだ。

Leopardの場合、ドックアイコンを右クリックして表示を「グリッド」にしておくと便利。
Tiger以下の場合はアイコンをクリック長押しするとそこから階層表示でシステム環境設定ペインのメニューが直接現れるし、Leopardの場合、「グリッド」にしておけばスモークプレートにメニューが並んでTodosのようなランチャーみたいに使える。
(ペインの名前は日本語環境でも英語表示になる)

問題点は、このシステムサービスと全アカウント共用、カレントユーザ専用のシステム環境設定のアイコン3つ並んでしまうことだ。
すべてエイリアスを作って一カ所にまとめてしまえば一つになりそうだが、そうするとシステム環境設定ペインを新規インストールするたびにそちらにもエイリアスを作るという作業が発生しそうだ。

アイコンが3つ並んでも別に不便は無さそうだが、1つにスッキリまとまった方がよいというこだわりある場合はどうしたらいいか、解決策は思いつかない。






ドックに登録したシステム環境設定ペインをワンクリックで表示(Leopardの場合)
あとワンクリックで直接環境設定ペインのメニューに入れるので便利





問題はこのようにシステム標準と全アカウント共用、
カレントアカウント専用のペインのアイコンが3つ並んでしまこと
使い分けができて便利ともいえるがドックのスペースも限りがあるので一つにまとめたいところだ


2008 年 5 月 27 日





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SafariTabMemento
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

Safariの誤って閉じてしまったタブを再び開くことができるメニューを追加するSIMBLプラグイン。

という趣旨ならまさにかつてForgetMeNotというSIMBLプラグインを愛用していた。
Leopardに移行して(AppleはSIMBLを冷遇するというような情報を聞いていたので)、まだSIMBLは試していなかったがこの作者さんのこの記述を見て、試したいと思った。

『タブの復元(アンドゥ)をするプラグインはSafariTabsForgetMeNotなどがあります。
どちらもUndo(Cmd+Z)で復元するような仕組みを使って実装されています。
この方式の場合、例えば3つくらい前に閉じたタブを開きなおした時には1つ前と2つ前のタブも 復元しないといけませんでした。
個人的には閉じたタブをリストで表示されて欲しいと思いました。

また、どちらのプラグインも戻る進む履歴は復元してくれません。
僕がWindowsで愛用しているSleipnirやFirefox、Operaでは復元してくれます。
それならSafariにも同じような機能が欲しいと思いSafariTabMementoを作ろうと思いました。』

すばらしいと思う。
それにこの一文を見ればもうそれだけでForgetMeNotなどとSafariTabMementoの違いが分かる。

実際ツールバーからのワンクリックでタブの復元ができるカスタムメニューアイコンが用意されていたり、そこから長押しクリックでメニューコマンドと同じ表示ができたり、使い方を忘れてもすぐに使える工夫もされていて秀逸だと思う。
また記憶するタブの数、、ブラウザの戻る進むボタンの記憶する数なども設定でコントロールできるのも秀逸。

それにこのプラグインを使ってみて、うわさとは違ってSIMBLプラグインはLeopardでもちゃんと動くことが分かって、大いに気を良くしてしまった。
これは御薦めしたい。
特に私のようにSafariでよく行くサイトを何十個も常時タブで開きっぱなしにしていて、時々操作をミスって常連サイトのタブを閉じてしまい、しょっちゅう舌打ちしているようなユーザには是非御勧めしたい。

インストールに先立ってSIMBLのインストールが必要。
リンク先でSIMBLをダウンロードしてきて、これをインストールすると
"~/Library/Application Support/SIMBL/Plugins"
"/Library/Application Support/SIMBL/Plugins"

というようなディレクトリが生成されている筈だが、無ければ自分で作ってもいい。
インストール場所はこの2カ所のどちらかでいいが、カレントユーザのみ有効の前者がお薦め。
いざという時にトラシューがしやすいからだ。

気になるこのプラグインの名前だが
「メメント・モリ」
から来ているのかもしれない。
だとすると面白いネーミングの仕方だ。

「常にタブ喪失を思え」
ということか。






SafariTabMementoをインストールする
SIMBLを先にインストールしておき、"~/Library/Application Support/SIMBL/Plugins"にSafariTabMemento.bundleを移動するだけで良い





Safariを再起動すると「ウインドウ」メニューに「最近閉じたタブ」というメニューが追加されている
ここに入るとまさに最近閉じたタブがリスト表示されている
再び開きたいタブをクリックすることで直前のタブだけでなく
かなり前に閉じたタブを開くこともできる





このSafariTabMementoの環境設定はここ
Safariアイコンからメニューに入ってSafari環境設定の下に
SafariTabMemento環境設定というメニューが現れている





この設定を開くといくつ前のタブまで記憶するか設定できる
また戻る進むもいくつ記憶するか設定できる





Safariのツールバーをカスタマイズする設定を開くと
SafariTabMementoにより 「最後に閉じたタブ」ボタンが現れている





これをツールバーにドロップするとこのボタンをワンクリックするだけで
閉じたタブを復元する便利機能が実現する
これなら使い方を忘れることもないだろう





さらにこのボタンを長押しするとメニューコマンドと同じような表示が現れる
これで直前のタブを開かずにもっと前のタブを直接開くこともできる





一度閉じたタブを再現するとページだけでなくそのタブの履歴も設定の数だけ再生できる
なのでブラウザの戻るでリンクを戻ったりできるのがすごい



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SmartSleep
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

通常はスリープのみだが、バッテリの残量が残り少なくなってくるとメモリ励起電源を節約するハイバネーションスリープに自動的に切り替わる賢いスリープ切り替えシステム環境設定ペイン。

ハイバネーションスリープ(セーフスリープ)についてはこちらの
SafeSleep
というアプリの説明記事でも書いた。

はしょって説明すると、Windowsの世界では一般的にハイバネーションと呼ばれているやや深いスリープをMacでも実現することができる。
ただこの切り替えはデフォではTerminalコマンドを使わないとできない。

私は確認していないのだが、一部のMacBook Proは最初からハイバネーションスリープする設定にデフォルトでなっていて切り替えができないらしい。
私が会社で管理しているMacBook Proではそうならなかった気がするが、よく考えたらスリープしない設定にしているので確認したことがなかった。
自分専用に使っているMacBookは、確認したところどういうシチュエーションでも通常スリープしかしない。

SmartSleepはこの固定的なデフォルトの設定を簡単に切り替えることができるだけでも使う意味がある。

このハイバネーションスリープと通常スリープの、それぞれのメリット、デメリットは以下の通り。

ハイバネーションスリープ
メリット
物理メモリの内容をディスクに保存してスリープするので、スリープ中のバッテリの消耗度は電源を落としている時にほとんど匹敵するくらい少ない
デメリット
スリープに入る、あるいはスリープから復帰する動作にかなりの時間がかかる

通常スリープ
メリット
スリープに一瞬で入れるし、スリープから一瞬で復帰して通常の使用が可能
デメリット
スリープ中もメモリの内容を保持するために電力が必要
その使用量は意外に多い


それぞれメリットとデメリットがあるわけだが、通常の使用は通常スリープの方が復帰も速いので便利。モバイルの場合ふたを閉じてすぐに鞄に突っ込んで移動を開始したいので、スリープに入るのに数分待たされるという仕様は実用的ではない。
しかしバッテリの残量ギリギリまで使うような極限の状況では、セーフスリープの方が便利。
いよいよヤバくなったら、スリープ状態のままバッテリの交換ができるが、通常スリープでそんなことをしたらシステムが落ちてしまう。

そこでこの両方のメリットを享受しようというのがこのSmartSleep
SmartSleepならスリープ、ハイバネーションをワンクリックで切り替えることができる。GUIユーザが苦手なTerminalコマンドは一切必要ない。

さらにSmartSleepは「スマートスリープ」モードの場合、デフォルトではバッテリの残量が20%、あるいは20分(いずれかの多い方ということらしい)を割り込むと通常スリープからハイバネーションスリープに自動的に切り替わり、それ以降スリープに入るとメモリをディスクに書き出す動作が伴うハイバネーションスリープになる。
またこの残量などのスレッショルドをスライドで設定変更できる。


この通常スリープとハイバネーションスリープの見分け方だが、ハイバネーションに入ると

1)スリープに落ちる時にデスクトップが一瞬グレーになる
2)スリープに入って完全に動作が止まるまでに2〜3分、使用状況によっては数分かかる
その間かなりのディスクアクセスがある
これはスリープから復帰する時も同じ
3)スリープ中はスリープライトが点灯しない
4)スリープからの復帰は、通常のように「エニーキー」を叩く操作では不可能
電源キーを短く押す操作でないと復帰できない
5)スリープから復帰する時にグレーのデスクトップがまず現れ、画面下のプログレスバーが完了を示すまで一切の操作を受け付けない


など通常のスリープとはかなり振る舞いが違うのですぐに分かると思う。


SmartSleepを使う上で注意点がいくつかある。

まずインストールする場所だが、All Usersに適用する
"/Library/PreferencePanes"
でないとダメなようだ。
"~/Library/PreferencePanes"
にインストールしても正常に機能しない。

さらに作者サイトには特に注意はなかったが、設定を変更したらいちいち再起動した方がよいようだ。どうもそうしないと変更が反映されない。
バッテリ残量の設定もどうやらそのようだ。

ハイバネーションスリープを使う場合、ディスクの空き容量は意外に大きな容量が必要だ。
物理メモリの容量+およそ800MBほどの空間が必要なので、1GBしかメモリを積んでいない場合でも仮想メモリ空間は1.8GBほどの空き容量を要求する。
デスク空き容量がギリギリな人には御薦めできない。

もう一点はシステム環境設定ペインの「セキュリティ」に入って、「安全な仮想メモリを使用」のチェックを外しておくこと。
前にもここの設定を入れていてシステムがクラッシュしたことがあるが、どうもApple純正のVaultはFile Vaultも含めて信頼できない。
こういうものを使う場合には切っておく方が安全なようだ。

あと動作環境は未確認だが、intelMacのモバイル、つまりMacBook、MacBook Proだけを対象にしているようだ。






SmartSleepをインストールする
「SmartSleep」モードにすると下に「ハイバネーションレベル」というスライドが現れる
どれくらいバッテリが無くなったらハイバネーションに切り替わるかを設定できる





これはイメージ図だがハイバネーションに入るとスリープに入る時、復帰する時に
グレーのデスクトップが現れ、復帰の時にはプログレスバーが現れる
このプログレスバーが復帰完了を示すまで一切の操作は受け付けない





ペインのプルダウンの切り替えだけで通常のスリープに戻すこともできる
その場合「sleepimage」という仮想メモリ空間が残るので
それを削除するボタンも用意されている
至れり尽くせりだ





最初のハイバネーションスリープでちょっと不具合が発生した
復帰後自宅の無線LANに接続できなくなった
AirMacを再起動することでこの問題はクリアできたが
正常に接続終了できなかったということらしい





注意点はシステム環境設定の「セキュリティ」に入って
「安全な仮想メモリを使用」のチェックを外すこと
インストールは必ずAll Usersに適用するライブラリフォルダの中にすること
テストする前に一度再起動をすることくらいか


2008 年 5 月 29 日





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WinFlip
(Freeware)
WindowsXP対応

WindowsXPでVistaの呼び物機能のFlip 3Dを実現するアプリ。

ということなのでこのアプリはWindowsでしか動かない。
Windowsネタで申し訳ない。

Windows Vistaが発売された時に、コンピュータに詳しい人達はそのメタデータ検索機能なんかに結構期待していたわけで、実際触ってみるとVistaの検索機能はXP以前のほぼ使い物にならないそれとは格段の進歩があるのだが、あまりそういう事情が分からない一般的なユーザにはこのFlip 3Dというウインドウが行列になってぞろぞろ現れるエフェクトの方が話題を呼んだ。

確かにパッと見た時のインパクトは結構あったので、これでついにWindowsのグラフィックインターフェイスはMacを凌駕したかなんて話も一時期あった。
実際凌駕したかどうかはともかく、確かにパッと見はなかなかカッコいい。

それでもVistaを入れなかった理由はいくつも挙げられるのだが、OSマニアというか、OSフェチを自認する私としては最新のVistaを入れなかったことにちょっと後悔もある。
いくら仕事で使わなきゃいけないといっても、やっぱり私くらいは新しものに飛びつかなきゃいかんよ・・・とちょっと忸怩たるものがあるのだ。

それでVistaの気分だけでも味わうということで、こういうアプリを見つけてきた。

これは実に快調に動く。
動きを見ていると、確かに斜めに並んだウインドウがぞろぞろ動く様はFlip 3Dなのだが動作している雰囲気はなんとなくOSXのExposeに似ている。
このコードを改良してExposeも作れそうな感じがした。

操作はタスクバー右端の常駐アイコンをクリックすると動作に入る。
あるいはWIndowsキー(BootCamp上ではコマンドキー)+tabキーでキーボードだけでどんどんウインドウを送れる。

マウスジェスチャーやホットコーナーの設定も用意されている。
設定に入るにはタスクバーのアイコンを右クリックする。
ここから言語の設定も選べて日本語表示もできる。

インストールはWindowsXPのケースだけしか書かれていないので2000はサポート外かもしれない。
XPのSP2の場合DirectX9.0cが最初からインストールされているが、SP1以下の場合マイクロソフトのサイトからダウンロードしてきてインストールしないといけない。
逆にSP3で動くのかどうかは分からない。






WinFlipを起動するだけでFlip 3Dの効果が快調に動く
これは面白い!
つい無意味にウインドウを開いてぐリぐリやりたくなる





タスクバー右端の常駐アイコンを右クリックすると設定に入れる
ジェスチャーやホットコーナーなど好みの設置も可能





スタートアップに追加すればOSの機能のように意識しないで使える
これでもうWindows Vistaは要らない?



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Vista Transformation Pack lite(Freeware)
WindowsXP対応

さて上記のようにFlip 3D効果をWindowsXPで実現するWinFlipというアプリを見つけてしまったら、やっぱり次に欲が出てくるのがデスクトップの雰囲気もWindows Vistaみたいにしたくなってきた。

「そんなに気になるんだったらVistaを買えよ」というツッコミは私の耳には入らない(^_^;)

昔OS9時代にデスクトップをOSXそっくりにするテーマを使っていたことがあるが、あの時の気分を思い出した。

そこでXPをVistaそっくりのアピアランスにするユーティリティということで探してみると結構いくつもみつかったのだが、一番扱いが簡単そうだということでこのVista Transformation Packを試してみることにした。
さすがにちょっとググるとWindowsの場合はオンラインソフトがいくらでも見つかって、どれを試すべきかで迷ってしまう。

ところでこのVista Transformation Pack liteはVista風の壁紙、スクリーンセーバ、タスクバースキン、ウインドウスキン、ログイン画面などのリソースとそのインストーラがセットになっている。

こういうスキンを変更するアプリというのは、実は過去に大いに痛い目にあっていて入れるとシステムの調子が悪くなるということを何度も経験している。
ましてやWindowsはMacOSXと違って、いろいろインストールすればするほど調子が悪くなるので、これまではWindowsというとほとんどインストールしたなりで使っていた。

さすがにもうWindowsXPのこのグラフィックには飽きたというか、何とも色気がないシステムだなといつも思っていたので、今回はちょっと悪のりしてアピアランス変更までやってしまった。

実際にインストールしてみたら、きっちりシステムは調子悪くなった。
ログインすると
「サイドバーのスクリプトC?Documents and Settings?Administrator?Application Data?SideBarのナンダラいう何かの文字列が間違っている」
というようなアラートを出してしばらくするとフリーズしたようにどういう操作も受け付けなくなってしまう。

これをインストーラでアンインストールしようとしたが、操作を受け付ける前にフリーズ状態になってしまう。
仕方なくOSXから起動して
"/Volumes/BootcampVolume/Documents and Settings/Administrator/Application Data/SideBar/sidebar"
の中身を全て削除してWindowsに戻ってこのサイドバーを無効化することでクリアできた。
この場合OSXとデュアルブートだったから簡単にクリアできたが、もしWindowsネイティブの環境だったら今頃OSの再インストールせざるを得ないということになっていたに違いない。

これはガジェットのサイドバーをシミュレートしている「サイドバー」が不具合を起こしていたもので、これは仕方がない。
ここはGoogleガジェットで代用しよう。
これで一度Vista Transformation Pack liteのインストーラを起動して全てアンインストールして、サイドバーのチェックだけを外して再度インストールし直した。

これでなんとか動くようになった。
しかしウインドウを透明化するとやっぱりかなり動作が重くなる。
これはWindowsには厳しい動作なのかもしれない。
どこかにグラボのメモリの替わりにインターナルメモリを使うという設定があった気がするがあれだと軽くなるのだろうか?

ところで、フルセットのVista Transformation Pack fullも試したが、インストーラが起動せず。intelチップセットの修正版も試してみたが途中で終了してしまう。
結局動いたのはこのVista Transformation Pack liteだけだ。
フォーラムにはインストールに成功した人達のスクリーンショットがいくつかあったので、皆インストールには成功しているようだ。
BootCamp上だから制約があるのだろうか?






Vista Transformation Pack liteをインストール
Binaryを解凍してでてくるこのファイルを起動する
結局私の環境ではライト版しか機能しなかった





ヲタ御用達のスプラッシュ画面
いい感じだ





結論からいうとこのサイドメニューはチェックを外すことで機能した
私の環境ではサイドメニューがクラッシュしてシステムが動かなくなってしまい
結局OSXから起動してサイドメニューのファイルをクリアするはめになった





他にも様々なアピアランスのどこを変更するか選べる





XPサービスパック2であることを確認するタグが出てくる





以上のプロセスを踏むとインストールが開始される
一旦再起動を要求されてログインすると「システムのバージョンと合わない◯◯の
ファイルが・・・」というようなアラートが出る
CDを入れて確認するか訊いてくるが「無視する」を選んで再度再起動する





全て完了すると「成功した」という表示が出る





次に何を変更するか訊いてくる
一つずつメニューから選んで変更していく
これはウインドウのタイトルバーのデザインの変更





その後の設定変更はコントロールパネル/プログラムの追加と削除に入って
Vista Transformation Pack liteの「変更と削除」ボタンをクリックして設定に入る





その結果こんな感じのデスクトップになった
AEROとはちょっと雰囲気は違うのだが一応ウインドウは透けている





スタートボタン周りはこんな感じ



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Tooble
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~XP対応

YouTubeの画像をブラウズしてそれをダウンロード、mpep4などにエンコードしてiTunesのムービーに登録・・・というところまでやってくれる便利なアプリ。

最初に開いた画面がYouTubeブラウザになっていて、ここでジャンルなどで絞り込んでいき気になった画像を右下のダウンロードボタンでダウンロードできる。
またURLで抽出することもできるので、他のSafariなどでYouTubeを見ていて、欲しい動画、ネタにしたいような面白い動画があったらそのページのURLをコピペするだけでやはりダウンロードは可能。

ダウンロードを始めると、その動画をmpeg4にコンバートして、iTunesに登録するというところまで自動的にプロセスは進む。

webブラウザでもYouTubeの動画取得はできるが、メンドクサイなと思っている人はこういうもので簡単にやってしまう手もある。






ToobleはYouTubeブラウザ
ジャンルなどで絞って気になる動画を探す
キーワード検索も可能





また左上のこのボタンをクリックするとURLフォーウが現れるので
あらかじめwebブラウザで見つけていた動画のページのURLをコピペするだけでもいい
OKでダウンロードを開始する





右下のダウンロードボタン等でダウンロードを開始するとプログレス表示はこんな感じ





後はダウンロードした.flvファイルを自動的にmpeg4に変換してくれる
完了すると自動的にiTunesに登録してくれる
以降はiTunesで見ればフルスクリーン表示もできてオケ





而してその実体は"~/Music/iTunes/iTunes Music/Movies"の中にある
これはiTunesの仕様に準ずる


2008 年 5 月 30 日





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Windowsスキン替えアプリ使ったら見事に文字化け化け化け・・・・

先日 Vista Transformation Pack liteを使ってWindowsXPをVista調のアピアランスに変更するという試みは見事に成功した(のかな?)。
ところが実際に使ってみるとやっぱり問題が起きている。

メールアプリのBeckyの受信メールリストやメニューコマンドが全て文字化けしている。
確かにシステムフォントを変更する設定が、インストーラにあったがあれもバイパスしなくてはいけないということか。

このままメールが使い物にならないのは困るので、Beckyを諦めてThunderbirdをインストールした。

Thunderbirdは前にWindowsXP SP2/Dellで使っていた時には、メールが堪って来ると急激に重くなって使いづらいというイメージを持っていたが、今回入れてみると驚くほど軽く動いている。
1.5GHzと2.4GHzの差は大したことがないと思うが、これがCoreDuoとシングルCPUの違いということかもしれない。

それでメールの問題は、Thunderbirdのおかげで無事解決したのだが、今度はシマンテックのアンチウイルスが文字化けしていたりでもうどうしようもない。

バックアップも取っていなかったし、「復元機能」も先日のウイルス騒ぎ以来切っていた。

これはWindowsXP再インストールということですかね。
やっぱりこういうアピアランス変更アプリは自己責任で使用せよということやね。
こういうことがあるから覚悟して使う必要がある。






Vista Transformation Pack liteを当ててからBeckyのメールリストが
このように全部文字化けするようになってしまった
システムフォントを変更するような操作をしても全く改善しない





そこで久しぶりのThunderBirdを入れてみる
実に軽快に動くのでちょっと驚き
メール文字化けの問題も解決した





最近のWindowsのメーラで気になるところなのだがデフォルトでは
メールをダウンロードしたらサーバからメッセージを削除する設定になっている
このことがメールはパソコンに来ると勘違いしている初心者ユーザを拡大再生産してるのだが
昔はOutLookExpressの専売特許だったこの設定に今では
BeckyThunderbirdもなっているのがちょっといぶかしい





と思ったら何とシマンテックのアンチウイルスもこのざま
やっぱりシステム再インストールかな?



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SWF & FLV Player
(Freeware, Pro版はShareware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

YouTubeで採用されているFlashムービーフォーマットの.flv、SWFFlash動画を便利に再生するビュアアプリ。

YouTubeからflvをダウンロードして自動的にmpeg4等に変換する便利なアプリがあるのだが、何らかの事情でflvのままダウンロードした場合、これを観ることができる環境は実は結構限られている。

vlcなんてのがあるし、PerianをインストールしたQuickTimeという手もあるが、なぜか再生できないものもあるようだ。
それでflvなどのFlashムービー再生に特化したこのSWF & FLV Playerはその辺りの問題をクリアできる可能性がある。

もう一点問題なのは、AppleがAdobeのFlashのサポートを打ち切ってしまったことだ。
昔ながらのMacのスクリーンセーバ、Flash動画などは現在の最新版のMacでは見られないということになる。
そういうものをみたり再生してコマ撮りの静止画に書き出すことができる。
そういう現状を考えるとFlashムービーをmpeg4などに書き出す機能も備えてくれればパーフェクトだと思う。

そこまでしてくれれば、シェアウエアのPro版に登録する意義も大いに高まる。






SWF & FLV PlayerはYouTubeで使われているflvムービー、Flashなどを変換無しで見ることができるビュア





情報テーブルはプレイリストと動画の情報を表示する





Pro版に登録するとフルスクリーン再生などが可能になる





またYouTubeのページを表示再生するブラウザ機能も持っている
Pro版に登録すればダウンロードも可能になる



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無意味な比較

こういう無意味な比較をしたがる人が相変わらずひきもきらない。
スラッシュドット・ジャパン | RIAベンチマークでOS XがWindows XPに敗北??Intel Macの場合
OS10.5とWindowsXPの比較なんて何の意味もない。
OS10.5と比較したいなら比較対象はWindows Vistaでなければいけない。
WindowsXPと比較するなら比較対象はOS10.2か10.3でなければいけない。
これが同世代のOSということだ。
勿論OS10.2や10.3はintelには乗らないので、こんな比較は全く意味がない。

ところがこんな比較を大まじめにやってそれを大まじめに記事にする人はあとを絶たないのだな。
こんなのはどこにでもある。
OS9のMacとWindowsXPを比較して
「Macは安定性に問題がある」
なんて言っている人とか。

実際MacBook、Core2Duoの環境でMacOS10.5とWindowsXPでデュアルブートにしているというのはまさしく私と同じ環境だ。

確かにWindowsXPの方が全般的にLeopardよりも軽いという気がする。
しかしそれはそれだけのことだ。
OS9の方がOS10よりも軽くてきびきび動くのだ、なんて言っているコンサバマカはさすがに最近あまりみかけなくなったが、この手の比較と一緒だ。
そりゃ速いでしょ。
ある部分だけ比較すればね。
それもそれだけのことだ。

じゃ、今からOS9に戻るかといわれたら私は絶対に御免だ。
今でもOS9が動く環境は自宅にないこともないが、たまに触ると確かに動作はきびきびしているがそれだけのことだ。
Windows Vistaのベンチマークをどうして誰も取り上げないのかな?
それこそ一番知りたい部分じゃないだろうか。
もう買えなくなるOSのベンチマークと比較されて、OSXのAPIは問題あるんじゃないだろうかとか言われても、
「知らないよ、だったらこれからもXPを買えるようにしてくれよ」
としか言いようがない。



2008 年 5 月 31 日





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この国は鬱病なうえに精神分裂病だ


asahi.com:著作物利用拡大へ法改正 ネット配信向け政府方針 - 文化・芸能

「政府の知的財産戦略本部(本部長・福田首相)は著作権法を改正し、他人の著作物を利用しやすくするために新規定の創設を検討する方針を固めた。グーグルに対抗した次世代のネット検索エンジンの開発など、ベンチャー企業が新規事業を起こしやすくするのが狙いだ。」

「具体的には米国の著作権法にある「批評、解説、報道、研究などを目的とする、著作物のフェアユース(公正な利用)は著作権の侵害とならない」という規定の日本版創設を検討する。米国ではこの規定によって、ネット検索エンジンの開発などがしやすくなったとされる。

 日本の著作権法は、他人の著作物を勝手に複製したり、ネット配信したりすることを原則として禁止している。その上で、例外として「家庭内での私的な複製はできる」「学校の授業のためにはコピーできる」など著作権が及ばない範囲を個別の規定で列挙し、著作物の利用形態ごとにユーザー側の自由を認めている。

 創設が検討されているのはこうした個別規定と別に、公正な利用をその形態にかかわらず広く認める規定だ。」
 
 「 公正利用規定が導入されると、一般ユーザーには、どんなメリットがあるか。遊園地でアニメキャラクターと一緒に撮った記念写真のブログ掲載や、他人の作品を利用したパロディーは、こうした利用を許す個別規定が現行法には無いため、著作権法に触れる恐れがある。しかし、公正利用規定があれば、合法となる可能性もある。

 また現在は、ウェブサイトの情報を複製・蓄積する「ウェブ・アーカイブ・サービス」も違法の恐れがある。新規定ができれば、企業はその適用を見込んで事業を始めることができるようになる。」


栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > 日本の著作権法にもフェアユースの時代が来る(のかなあ) - ITmedia オルタナティブ・ブログ

「朝日新聞によれば、知的財産戦略本部は著作権法においてフェアユース的規定を取り込む方針を決めたそうです。具体的には、「『著作権者の利益を不当に害さない』といった条件を付け、ユーザー側はその条件のもとで利用が許されることになりそうだ。」ということだそうです。

今年の当ブログの微妙な初夢ネタで、日本にもフェアユース制度導入みたいなことを書きましたが、それはまあこうはならんだろうなーという前提のもとに書いたわけですが、半年も経たないうちに風向きが変わってきたようです。」

「ただ、理念は良いのですが、問題は実装です。米国でフェアユースがそれなりに機能しているのはそもそも判例重視という英米法の伝統があるからです。日本でそのまま米国式を導入するのは困難でしょう。過剰に司法に依存するのではなく、著作権団体と消費者団体の話し合いで「運用基準」みたいなのを作っていくのが妥当でしょうか。しかし、日本は消費者側に立つ団体の力が相対的に弱いので、運用基準も権利者側の都合だけで決められてしまいそうです(MIAUがんばって)。

方向性としては良い方向性に向かってきたなとは思うのですが、これから議論を重ねていくとどんどんグダグダになっていきそうな不安があります。また、「09年以降の著作権法改正をめざす」ということで、2ちゃんねる用語で言えば「おまはや」な感は否めません。」


無名の一知財政策ウォッチャーの独言- 第98回:文化審議会という茶番

「もはや収拾は全くつきそうにないが、どう考えても、この火種を付けたのは、文化庁のデタラメな審議会運営である。上でリンクを張った記事によると、文化庁は、私的録音録画小委員会の延期の理由について、補償金問題について、メーカー側の委員から回答が得られそうにないためと説明したらしいが、第92回でもリンクを張ったITmediaの記事などによると、前回の私的録音録画小委員会で、メーカーなどの疑問に応えられる説明を次回(5月29日)の会合までに用意するよう主査に求められていたのは文化庁の方だったはずである。直前の回での主査からの要請すら無視し、消費者も無視し、恫喝してもメーカーがイエスと言わないからと審議会の開催を勝手に伸ばすなど、文化庁の恣意的な議事運営はとどまるところを知らない。決裂するなら決裂するで、その場を作らなければならないにも関わらず、自分たちの案にイエスと言う場だけを与えて、ノーと言う場を与えないとは不公平も甚だしい。」

「 また、権利者団体も権利者団体である。会見で、権利者側が譲歩をしたと言っているようだが何が譲歩なのだかさっぱり分からない。そもそも不当だった民間規制であるコピーワンスについて、利便性の向上に全くつながらない程度にごくわずか緩和するとして、しかもその緩和にかかるコストはメーカーと消費者に押しつけたあげく、譲歩したとは片腹痛い。」

「このブログではさんざん繰り返してきたことだが、文化庁と権利者団体が、今まで必死になってごまかし続けてきた著作権に関する嘘はもはや誰の目にも明らかになりつつある。ほぼコストフリーでのコミュニケーション・コンテンツ流通を可能とするインターネットの登場によって、かえって明らかになったことは、複製という、文化すなわちコミュニケーションの根幹をなす行為の全てに許諾権や対価を及ぼすことは、文化と経済に対して計り知れない弊害をもたらすということである。インターネット登場以前まで問題が顕在化していなかったからと言って、人工的な権利である著作権を絶対視することなどあってはならない。常に「複製=対価」であってはならないし、ましてや、「私的複製=補償金」では絶対にあり得ないと私は断言する。」

「これらの記事によると、DRMを考慮するといった曖昧な法律の規定は全て無視して、ドイツの徴収団体は、容量1GBあたり1ユーロ以上、160GBのiPodで200ユーロ近い額の補償金額を要求して来たようである。例えドイツだろうが、日本円に直してiPodが3万円以上も値上げされる(従前のiPodへの課金は日本円に直して400円くらいだった)ことには、メーカーも消費者も到底耐えられないだろう。これからメーカー団体と協議が始まるようだが、ドイツでも問答無用でもめるに違いない。ドイツでは、補償金制度を合理化しようと法改正をして、かえって料率上げが要求されるという本末転倒なことが起こっている。これほど、全世界のメーカーと消費者から絶大な不人気を博している制度もない。世界中見渡しても、私的録音録画補償金の対象と料率に関する客観的な基準はどこにもないのだ、ドイツを他山の石として、日本では絶対にここで踏みとどまらなくてはならない。ここが正念場である。」


「ダビング10を人質になどしていない」「メーカーは“ちゃぶ台返し”だ」 権利者団体が会見 (1-2) - ITmedia News

「 小委員会で補償金の議論がまとまらないことが、6月2日スタートでいったん合意していた『ダビング10』にも影を落とす。権利者側が『ダビング10の合意の前提として、HDDレコーダーなどデジタル放送録画機器への補償金課金があった』と主張しているためだ。」

「実演家著作隣接権センターの椎名和夫さんは『権利者はダビング10を人質になどしていない』と主張する。

『なんでわれわれに責任があることになっているのか、分からない』と日本音楽作家団体協議会の小六禮次郎さん
 ダビング10の実施期日の確定にゴーサインを出すのは『デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会』であり、『権利者の一存では決められない。検討委員会でゴーサインが出ないのはメーカーが一貫性のない行動を取るためで、権利者のせいではない』(椎名さん)」

「『コンテンツを扱う機器を販売するメーカーが、コンテンツに関する負担から外れて手放しで利益を上げていく一方で、消費者は、私的複製にもすべて許諾が必要になり、コピーする自由がなくなる。消費者はこれを本当に望んでいるのか考えてほしい。補償金はネガティブなイメージばかりが語られるが、この事実が伝わっていない』(椎名さん)」


補償金制度の廃止は消費者にとって不便と言われても・・・-Coffee Break - CNET Japan

「補償金は権利者団体に分配されているようですが、権利者団体から本当の権利者にちゃんと分配されているのか消費者からは良くわかりません。正しく運用されているのかどうかわからない私的録音録画補償金を新たにデジタル機器に導入すると言われても消費者としてはどうぞとは言いづらいです。補償金のような方式に良い部分はあるのかもしれませんが、不透明な運用がすべてをダメにしていますよね。

ということで、『今日の会見のメインテーマです』と言っている内容が消費者に伝わっていない気がするので、今回の会見は大失敗だったのではないでしょうか?」


ダビング10課金「容認できない」 ? JEITAが私的録画補償金への見解を発表 AV&ホームシアターNews

「JEITAは見解の中で、『補償金制度とは、本来、私的複製が際限なく行われることで権利者に重大な経済的損失が生じる場合に、それを補償しようとするもの』と改めて確認。デジタル化により著作権保護が可能になることで、『補償金制度の必要性は反比例的に減少する』と指摘した。このような前提のもと、『補償金制度を縮小・廃止することが原則』としている。」

「JEITAは見解の中で、『補償金制度とは、本来、私的複製が際限なく行われることで権利者に重大な経済的損失が生じる場合に、それを補償しようとするもの』と改めて確認。デジタル化により著作権保護が可能になることで、『補償金制度の必要性は反比例的に減少する』と指摘した。このような前提のもと、『補償金制度を縮小・廃止することが原則』としている。」

「またJEITAは、ダビング10について、著作権保護技術によりコピーが一定回数にコントロールされていること、さらにはタイムシフト視聴が中心であって、権利者に大きな経済的損失を与えていないと考えられることから、補償金の対象とすることには反対であるとし、『とりわけ一体型ハードディスク内蔵型録画機器を対象とすること、デジタル放送に着目して課金することは容認できない』と強く課金の必要性を否定した。 」


「メーカーは利用者を代弁してるだけ」──JEITA新会長に日立・庄山会長 - ITmedia News-1

「その上で『少し時間はかかるかもしれないが、中途半端な決め方をすると、メーカーがバッシングされてしまう。きちっとした形で決着させたい』と述べ、北京五輪商戦には必ずしもこだわらず、ユーザーが納得できる形での着地点を探る方針を明らかにした。」




さてたくさん複製したのだが、これはフェアユースになるのだろうか?
それとも著作権の侵害だろうか?
福田総理は著作物のフェアユースを考慮した著作権の規定を創設したいというのならまず最初にするべきことは、この狂犬病のような文化庁の首にちゃんとロープをつなぐことだ。
まず「隗より始めよ」だ。

それもしないで「著作物のフェアユース(公正な利用)は著作権の侵害とならない」もクソもない。











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