レリック仕上げしたストラトキャスターをさらにエージング仕上げ〜やっぱり使えるわ…ワトコオイル
昔の愛機だったジャパンフェンダーのファーストロットモデルのストラトキャスターが、35年以上の時間を経てなんだか音が重いような気がしていたので、ボディーの塗装を剥がしてレリック仕上げにした話を以前に書いた。
詳しくはこちら。
昔の愛機だったFender JapanのST57ストラトキャスターを復活させた…すごいサビ、埃汚れを落として流行りの「レリック」仕上げに
音に関しては改善があったと思う。
半年ほど経って木が乾いてきたのか、音が軽くなって昔の音が蘇ったような気がする。
ただ見た目がよろしくない。
ボディーの木材は本来アルダーを使っているはずだが、木目がなくて妙に白っぽい木の地肌が塗装の下から出てきた。
こういう色の木なんだから…と自分に言い聞かせていたが、やっぱり見た目がダンボールみたいな色をしているのが気になる。
レリックというからには古びた雰囲気になってほしい。
そこで先日Remingtonの散弾銃のストックを仕上げた時に閃いたことがあった。
ワトコオイルを塗って散弾銃のストックの仕上げ塗装をしていた時に
ワトコの1回塗りだと渋い木の雰囲気が出ることに気がついた
さらにワトコを塗った後でサンディングすると木目が
浮き出てくるというテクニックにも気がついた
これを気になっていたストラトキャスターのボディの仕上げに応用することにした
ストックのように光沢仕上げにしたいわけではなかったのでワトコオイルを
ウエスに染み込ませてボディーの塗装を剥がした部分に擦り込むように少量塗った
その結果がこんな感じ
やはり狙い通り真っ白だった木の地肌に木目が浮き出てきた
真っ白だった木の地肌の部分がちょっと黒ずんできて汚くなった
これは後ほど対応する
でもボディのエッジはいい感じの古び方
先ほどのボディーの黒ずみを落とすためと木目を浮き上がらせるために
2週間後に1000番の耐水ペーパーでサンディングした
そしてまたウエスに染み込ませたワトコを擦り込んだ
ニスのようにベタ塗りしたらせっかくポリウレタンの塗装を落としたのに
また音が重くなってしまうかもしれないがこれなら亜麻仁油を
少し染み込ませるだけと同じなので音に影響はないはず
その結果がこんな感じ
木目がちゃんと浮き上がっています
コンタードボディーの黒ずみは完全に落とせなかったが
全体に馴染んだので古びた感じにはなった
ほぼ狙い通りだと思う
最後にピカールでポリッシュ
音も伸びるようになったし見た目もレリック調になったし楽器としてはお気に入りになった
あとは真剣に練習するだけ…なんだけどね…
2021年3月23日
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