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KSC M8000 Cougar〜ジャンクから再生したクーガーを
仕上げ直して見てくれもリアル化

Cougar

KSC M8000 Cougar〜ジャンクから再生したクーガーを仕上げ直して見てくれもリアル化

以前完全ジャンク状態から復活させたM8000 クーガーの話をここに書いた。

前回はメカの調整とグリップパネルを実物に付け替えたところまでだったが、ABSむき出しのスライドとバレルを塗装してプラくささを隠してリアル化する。

KSCはNC削り出しでABS部品を成形しているが、クーガーに関してはNC加工されているのはレシーバーだけでスライドは型抜きのまま。

スライドも型抜きの変形は目立たないので、そのままでもいいように思ったが一応平面出ししてみたところ微妙に肉引きはしているようだった。

やはり平面出しするとプラそのままよりもシャープなイメージになる。

後の修正点はマズルのクラウンの形。

KSCは銃口の内側も外側も同じように丸く面取りされてたかまぼこ型だけど、ベレッタ製品の拳銃の銃口は外側がドーム型の面取りされた特徴ある形をしている。





塗装の前に下ごしらえ
スライドのサイドを平面出しして研磨した
バレルも磨き直して銃口を加工




ベレッタの拳銃の銃口は特徴的な形をしている
KSCのオリジナルは外側も内側も丸く面取りされた単純な形をしているが
実銃は外側は大きくドーム型に面取りされ内側は割と急な角度で切り取られている




こうして成形・研磨したバレルとスライドにまずインディのブライトステンレスを吹く




ドライヤーで強制乾燥して焼き付け塗装したら上からパーカーシールを重ね塗り
これも焼き付け塗装で強制乾燥




スライド・バレルにスポンジでヘアライン加工してサイトの白インレイ、セーフティの赤インレイを塗装
KSCの刻印は目立たないように平面出しの時に多めに削ったが完全には消していない




赤インレイはPPKの時に学んだがまず白で下塗りして
乾燥してから赤インレイを塗ると発色が鮮やかになる




例のベレッタの特徴的なマズルがスライドにマウントされた様子
こんな感じでクラウンの分だけ銃身がスライドから出ているイメージ




マズルは輪切り方向にヘアラインを入れてパーカーシールを
一部剥がれるまでスポンジで擦って使い込んだ雰囲気にした




スライドもエッジに少し銀色が見えるまで擦った




リアサイトは実銃のダブテイルはめ込みではなくモールドなので塗装で白インレイが消えてしまう
ホワイトを面相筆で入れた








スライド左は少し擦りすぎてしまったのでドライブラシの要領で塗装皿に取ったブライトステンレスで叩いた




エキストラクターは前回のタッチアップでブルーイングをかけてあるので
パーカーシールのスライドと色目が違ってアクセントになったと思う




マズルがリアルになったのが嬉しい
エッジ出ししたので少しシャープになった?




(上)Beretta M8000 Cougar 実銃と(下)KSCのM8000クーガー ガスガン




(上)Beretta M8000 Cougar 実銃と(下)KSCのM8000クーガー ガスガン
底本にしている床井雅美氏の「世界の拳銃2」を見るとBerettaの最近の仕上げは
ブルーイングではなくパーカーか黒塗装のようで割とつや消しっぽい黒い色
その雰囲気を狙ってみた


2022年1月11日
















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