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タナカ・Colt Detectiveにハンマーシュラウド〜Detective-Rが
発売されるという話題に逆行して旧型…やっとふんぎりがついたので

Shrouded Detective

タナカ・Colt Detectiveにハンマーシュラウド〜Detective-Rが発売されるという話題に逆行して旧型…やっとふんぎりがついたので

タナカワークスのコルト・ディテクティブはボルト(シリンダーストップ)の設計に微妙な誤謬があってシリンダーがロック、トリガーが固着してしまうという欠陥がありその定番の改善の工作法が広く知られている。

この不具合を改善した新しいディテクティブが間も無く新発売されるという情報があるが、これは残念ながら旧タイプ。

ただし以前ここで取り上げたけど対策はバッチリ取っているので、シリンダーもトリガーも固着せずに快調に動いている。
参考:
タナカのColt ディテクティブスペシャル〜固着していたトリガーを動くように調整〜外観もブラッシュアップ


このディテクティブのハンマーシュラウドを実は1年半ぐらい前に手に入れていたんだけど、取り付けもしないままほったらかしになっていた。

他にも手付かずのテッポがまだいくつかあるので順次なんとかしていきたいが、とりあえず美しいカーボン焼き風の色合いのハンマーシュラウドなのでそのままタナカのディテクティブに着けてみた。





モノはADVENのパーツ
文鎮モデルが廃業との情報があるがADVEN自体はまだ営業しているようだし
こういうカスタムパーツがまだ今後も手に入るのかどうかわからない
でもなくなる前に手に入れておこうと思って入手したのがこの虹色の
カーボン焼き風のケースハードゥン仕上げハンマーシュラウド




HWのディテクティブのキャロムショットカスタムの
ラメブルー塗装が気に入らなかったのでガシガシ磨いて銀磨きをかけ
Kフレーム用のグリップアダプターをつけた個体
グリップは最初からベークライト風の塗装がかかっていた
このグリップに鉛を仕込んで重量を稼いでいたが
シュラウドがついてさらにずっしりと重くなった




ADVENのシュラウドはガンブルー仕上げのものとかもあったが
このカーボン焼きケースハードゥン風の仕上げが
虹色に光ってキレイだったのでこれを選んだ
実銃用は真鍮に焼き付け塗装をかけているようだがこれはスチール製




(上)ハンマーシュラウドをつけたColt Detective実銃と(下)タナカ・ディテクティブモデルガン
上の実銃はホルスターなどに入れて相当使い込まれたようでバレルやフレームのブルーイングがかなり剝げている




(上)Colt Detective実銃と(下)タナカ・ディテクティブモデルガン
シリンダーもホルスターずれしているが元はかなりキレイなブルーイングだったようだ
Coltのトリガーメカはタイミングがシビアだからシリンダー表面に
シリンダーストップの傷がはっきり残っているのが見て取れるのも面白い




タナカのリボルバーはシリンダーにもちゃんとインサートが入っているが
小ぶりなのでカートリッジのヘッドも前から見えるのがリアル




磨きをかけたレシーバーと虹色のシュラウドのコントラスト
銃を抜く時にハンマーホーンが服に引っかかって遅れを取るのを防ぐためのシュラウド
アメリカ人はギャバジンのような生地のジャケットを好むので
ことさらこのハンマーの引っ掛かりが気になるようだ




前回磨きをかけて以来2年経ったのでちょっと色がくすんでいた
今回ガシガシ磨いて仕上げ直した




近代的なリボルバーのシリンダーはカウンターボアードが主流だが
ディテクティブやポリスポジティブのような世代の拳銃はボアがなく
横から見るとカートリッジのリムがはっきり見える
この古臭い雰囲気が結構好き




シュラウドの右側にランパントコルトのマークが入っているのは実銃通り
向きは逆だが…




フレームやトリガーガードなどに曲面が多いためリボルバーの
研摩仕上げは手間がかかるんだけど出来上がった時の感動も大きい
このトリガーガード・バレル・フレームに顔が写り込むのが好き




そしてリボルバーの最大の魅力は正面から見えるカートリッジ




個人的にこのグリップのバックストラップの写り込みの光景が大好物
バックシャンは本当の美人だと思っている
シュラウドがつくことで上げ底グラマーな美人に変わった




レシーバーを磨いた成果はこの通り…のお約束カット




レシーバーの写り込み




タナカの付属のカートリッジを装填
タナカのカートリッジはアルミジャケットのホローポイント弾の雰囲気




このシュラウドの固定法だが上部は左右からイモネジで締め付けるとして
後端は「接着が望ましい」とADVENの取説には書いてある
しかし接着面がフレームにあっていないので瞬間接着剤は使えない
それでレジン樹脂接着剤を使ったが奥まで光が届かないので硬化しない
結局レジン樹脂接着剤で接着面を作ってそこに瞬間接着剤を流し込んで接着した




(上)Colt Detective実銃と(下)タナカ・ディテクティブモデルガン
Coltはこういうヌメッとしたポリッシュしたグロスブラックなブルーイング仕上げが特徴
一番上級のクラスの仕上げはこんな感じのキレイなブルーイングになる




(左)タナカ・ディテクティブ・モデルガンと(右)Colt Detective実銃
実銃用は後端にももう一本スクリューがあり3点留めなのだが
ADVENには後端スクリューがないのが相違点
このスクリューを再現すべくこの径のイモネジを探していたが今回見切り発車した
そのうち見つけたらネジを切って追加しようと思っている




(左)タナカ・ディテクティブ・モデルガンと(右)Colt Detective実銃
実銃の雰囲気に近づけるべく今回はだいぶ頑張ってポリッシュをかけた




(上)Colt Detective実銃と(下)タナカ・ディテクティブモデルガン
シュラウドの右側にあるランパントコルトの刻印だが実銃はやはり右向きのようだ




(上)Colt Detective実銃と(下)タナカ・ディテクティブモデルガン
この個体のポリッシュの雰囲気は今回のタナカの仕上げの雰囲気にかなり近い
シュラウドとグリップアダプターが着いている組み合わせも近い




(上)Colt Detective実銃と(下)タナカ・ディテクティブモデルガン
写真は背景の色合い・質感や光の当たり方でずいぶんイメージが変わるので
できるだけ背景の色目や質感・光を近づけて比較して見た




(上)Colt Detective実銃と(下)タナカ・ディテクティブモデルガン
もう一つ違いがあるのはレシーバー上面のオープンサイト
実銃はレシーバー上面とフロントサイト後面にセレーションがあること
タナカはツルツルだが今度の改訂版ではここも修正されるような噂もある
これをどう加工するか長年悩んでいたので痛し痒し…




(左)タナカ・ディテクティブ シュラウド付きと(右)ライトニンググリップ付きコクサイ・チーフ
フレームサイズは違うのだがシュラウドがつくといずれも一回りサイズが大きくなったような印象になる




(左)タナカ・ディテクティブ シュラウド付きと(右)ライトニンググリップ付きコクサイ・チーフ
いずれもハンマーシュラウドでホーンを隠して服に引っかからないようにしたアタッチメント




(左)タナカ・ディテクティブ シュラウド付きと(右)タナカ・M40センチニアル




(左)タナカ・ディテクティブ シュラウド付きと(右)タナカ・M40センチニアル
センチニアルは最初からフレームの中にハンマーを内蔵したDAOメカで引っかかるハンマーホーンもない
引っかからないのもメリットだがシュラウドやハンマー内蔵フレームはハイグリップが可能で
反動がきつい小型拳銃をコントロールしやすいことから人気があるそうだ
それは実銃の話でモデルガンやエアガンは関係ないが…




こういう銃の写真はこういう加工をするとサマになる




元々好きなテッポだったのだけど念願の虹色のシュラウドもついたし
合計で結構重くなったので雰囲気もある
細かい違いがまだあるのだがいずれおいおい修正していく




リボルバーのこのアングルが好き


2023年4月18日
















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