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OSXのtips2-12

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
アプリ、システム操作に関するtips

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QuickTimePlayerはものすごく簡単な方法でアスペクトを補正できる

BBSで「tera」さんからいただいた小ネタなTips。

webで拾ってきた動画はちょくちょくアスペクトが狂っていることがある。
HDサイズの画像がスタンダードフレームに狂っていたり、その逆だったりということだ。
これの対処法はビデオの変換アプリを使って再レンダリングする以外に無いと思っていた。

ところが「tera」さんによると、QuickTimePlayerの場合はshiftキーを押しながら右下のフレームをドラッグするだけで簡単にフレームサイズだけでなくフレームの縦横比も変えられる。
勿論この変えた状態で変換できるわけではないが、とりあえず観るだけならこの方法が一番簡単だ。
これは面白い。このサイトは皆さんのお知恵を集めて成立しているサイトだ。ありがたいことだ。こういうTipsをご存知の方はどんどんBBSの方に寄せていただきたい。






webにはよくこういう縦横比が狂った画像が落ちていたりする
観るだけならこういう画像も簡単に修正できる





shiftキーを押しながら右下をドラッグでこの通り
難しいセッティングも時間を喰うレンダリングも一切必要ない






アプリ、システム操作に関するtips

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Cyberduckで「Read timed out」というエラー表示が出てアップロードに失敗する症状について

1月頃から不調に陥っていたCyberduckだが、バージョンダウンでしばらくしのいでいたものの、結局ダウンしたバージョンでも9割近くアップロードのエラーが出て全く使い物にならなくなっていた。

代替アップローダとして使っていたFTPCも最初は快調に動いていたが、段々回数を重ねるごとに調子が悪くなってきて、結局これも半分以上アップロードに失敗するようになってほぼ使えなくなった。
最初使えていたものがなぜ段々使えなくなるのかが全く理解できないのだが、そういう結果だからどうしようもない。

そこでftpアップローダに関してはRBrowserを最近は使っていた。これは旧MacOS時代からのスタンダードアップローダで、なかなか快調に動いていた。
フェイスに少し洗練されない部分が残っているが、それでも動作が確実なので結局これに落ち着きそうだった。
というところでBBSに「E-WA」さんからアドバイスをいただいた。

Cyberduckの設定に入って転送メニューから一般タブに入る。
そこにあるファイルの転送のプルダウンを開いて「ブラウザの接続を使用」を選択する。
「E-WA」さんの説明によると
『「新規接続を開く」にすると、Cyberduck は fTP サーバとの間に、ブラウザに 表示する各種情報取得のための接続とは別個に、データ転送のための接続を確立 しようとするらしいです。つまりサーバ側から見ると同一クライアントが 2 系統の 接続を開こうとするわけで、サーバ側の設定によってはこれがどうもよろしくない 場合があるらしいです。ひょっとしたら Geocities のサーバもそういう設定なの かもしれません。』
ということだそうだ。

ちなみに「E-WA」さんはこのCyberduckの日本語ローカライズ作者さんだ。構造を知悉された方のアドバイスは本当にありがたい。
それで早速設定してここ数日Cyberduckを試していた。
結論からいえばエラーが一度も起きないので、「E-WA」さんのアドバイスはビンゴだったようだ。


この設定をしたことで副作用は、「転送」ウインドウのアップロードの履歴が残らなくなったことだ。
これは履歴が残るとあとはその履歴をクリックするだけで何度でも同じファイルを再アップロードできたのでなかなか便利だったのだが、この機能は無ければ無いで我慢できる。
どうやらこの履歴を取得するのに本線の接続とは別に、「E-WA」さんが言われるもう1本の接続を確立する必要があるみたいで、これが「本線のアップロードを『新規接続』に割り当てる」という意味のようだ。
そしてこれがGeoCitiesのサーバのルールに適合していなかったということらしい。
2本目の接続に失敗すると最初のブラウザの接続も正常にセッションを終了できないみたいで、正常に終了していないセッションでアップロードされたファイルをGeoCitiesのサーバは「不正に挿入されたファイル」と看做すようなルールになっているようだ。

どうやらこの問題は本格的に解決したようで、Cyberduckは現役復帰ということになりそうだ。
まれに「はてな」などで
Cyberduckでアップロードができなくなった」
という相談を見かけるが、これもほとんどそういうことなのかもしれない。

「E-WA」さん、本当にありがとうございます。






Cyberduckの設定画面に入ってこのプルダウンを
デフォルトの「新規接続を開く」から「ブラウザの接続を使用」に変更する
これであれだけ悩まされたRead timed outから開放された。






アプリ、システム操作に関するtips

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確認タグで「キャンセル」は「escキー」で

こういうのをTipsと呼んじゃっていいのかどうか私もはなはだ疑問なのだが、「今でもこういう操作は使えるんだ」と感心してしまったので、小技なTipsとして。

例えばキャプチャーのような確認タグが表示されるケースは非常に多い。この場合、いちいちマウスでクリックしなくてもキーボードでこれを操作できる。
例えばキャプチャーの場合は、「ログアウト」のボタンがアクティブになっているからこの状態で「return(enter)キー」を叩けばログアウトがすぐに実行される。
大抵の確認タグは「OK」の方がアクティブになっているから、「return(enter)キー」で実行できるのはほぼ周知の事実。
ところがこういうタグが出た時に逆にキャンセルしたい時には、いちいちキャンセルボタンをクリックしないといけないのだろうか?

そんなことはない。

この場合はキーボードの左上の[esc]『エスケープ』キーが使える。
これを叩くとワンキー操作でキャンセルできるので、キーボードのホームポジションを崩してマウスに手をかけたくない場合には便利だ。

というかこのエスケープキーはもともと「Abortキー」といって、そういう目的のために設置されていたキーのはずだ。だから標準キーボードの場合はこれだけちょっと左上の離れたところにレイアウトされているのだ。
誤操作で実行中のプロセスがキャンセルされてしまわないようにという配慮からだ。
だから、このキーで確認タグがアボート(中止)できるというのは果たしてTipsといえるのかどうかちょっと微妙だ。

ちなみに「キャンセルボタン」がアクティブになっているようなタグの場合はenterキーを叩くとキャンセルされるが「escキー」を叩いても何も起こらない。
こういうケースはむしろ「アボート(中止)」が推奨されているわけだから、実行キーで「アボート」されてしまう。混乱が起きないように「escキーで実行」というような逆にはしていないようだ。






こういう確認タグが出た時には「returnキー」または「enterキー」でログアウトが実行される
逆にログアウトを中止したい時には「esc(エスケープ)キー」を叩いてアボート(中止)できる
「ていうかもともとそれってアボートキーだろ?」っていう突っ込みは無しということで・・・






アプリ、システム操作に関するtips

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ClamXavのエンジンをアップデートするとクラッシュしてしまう(問題提議編)

ClamXavのスキャンエンジンがバージョンアップしているとのことなので、早速アップデートしてインストーラでインストール。
ところがこれ以降ClamXavを起動するたびにCPUがフルアップしてしまい、「アプリケーションが反応していない」状態に。

バージョンナンバーを何度確認しても、本体バージョンもエンジンも最新のものを使っているはずだが、これは典型的なバージョン不適合の反応。

それで早速アンインストールすることに。
アンインストール法はAppZapperを使ってやってしまった。
なんとなくアンインストールのやり方を忘れていたから、普通のアプリみたいにやってしまったのだが、これが失敗だった。

実はこのアプリの実体はUNIXコマンドcalmscanのエンジンが本体だから、その実体はGUIでは見えない領域にある。ClamXavの本体は単にGUIでこれを操作できるようにする操作パネルだけだと理解すれば良い。
AppZapperで削除できるのはGUI領域にばら撒かれたファイルだけだから、これではエンジンが原因になっている今回のようなトラブルでは意味がないことになる。

実はClamXavのサイトからリンクをたどるとclamavをアンインストールするTerminalコマンドスクリプトがダウンロードできる。
これをTerminalのウインドウにドロップして、enterキー、パスワードを入力するだけで、これらの不可視領域のバイナリは削除できる。

それでClamXavのダウンロードしてきた最新バージョンを展開、インストール。clamエンジンのアップデートを確認する設定のチェックを外すと問題なくまた使えるようになった。この不具合は私の環境だけの問題なのか、他でも起きていることなのか知らない。でももしそういう不具合が起きているなら対処法は以上の通りだ。






ClamXavのエンジンをアップデートして起動するとクラッシュして復帰できなくなる
解決法はエンジンのバージョンダウンで方法は本文参照



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ClamXavがえらく高速化したような希ガス(問題解決編)

4 月 30 日にClamXavのエンジンをアップデートするとクラッシュしてしまう という記事を書いてしまったが、、このエンジンのアップデートの直後にClamXavのサイトを見てみたら、GUI版のClamXavもバージョンが「ClamXav_1.0.7b」から「ClamXav_1.0.7b_e902」にアップしていることに気がついていた。さすがClamのフォーラムは仕事が速いなと思いつつもテストしないで流していたのだが、BBSにテル様から情報をいただいたところによると、ClamXav、エンジンがバージョンアップして高速化したようだ。


テルさんによると
「少し前に、ClamXavの1.0.6 and 0.90.2を「REMOVE_engine.command」でアンインストールし、改めてDLした1.0.7b with0.90.2をインストールしました。ターミナルの方はよく分からないので、手探りでの作業みたいなものでしたが、とりえず無事にできているはずです

それで最近気が付いたのですが、ホームフォルダのスキャン(手動で「スキャン開始」および定期的に「スケジュール」のどちらでも)にかかる時間が極端に短くなっていることに気が付きました。

旧バージョンと現行のスキャンログのコピペです。
-- summary --
Known viruses: 92424
Engine version: 0.88.7
Scanned directories: 9073
Scanned files: 47517
Infected files: 0
Data scanned: 14261.77 MB
Time: 14631.431 sec (243 m 51 s)
--------------------------------------
Scan started: Tue Apr 24 18:55:23 2007

----------- SCAN SUMMARY -----------
Known viruses: 114365
Engine version: 0.90.2
Scanned directories: 9031
Scanned files: 48423
Infected files: 0
Data scanned: 16319.58 MB
Time: 5134.395 sec (85 m 34 s)

スキャンしたデータ量やディレクトリ/ファイル数はそれほど変わりはないので、ホームフォルダの全体スキャンそのものは機能しているように思うのですが、本当に大丈夫なんでしょうか? 

エキサイト翻訳でバージョンヒストリーを読んでみる限り、そんな大きなバージョンアップはされていないと思っているのですが・・・」

とのこと。
おのれの手の遅さを恥じつつも早速、0.90.2エンジンバージョンのClamXavをダウンロードしてテストしてみた。
結論からいうと結果は上々だ。






新しいエンジンのClamXavを使ってユーザ領域全域をテストしてみた
ファイルの数に時間は左右されるが私の場合は119分でスキャンが完了した
テスト用に置いてる「mp3gen」のトロージャンデコイも認識して隔離している
旧バージョンのベンチマークを確認していないが体感的にはかなり速くなっている
メールフォルダを何回かに分けてスキャンしないといちいち
クラッシュしていた最初のバージョンと比べるとまさに実用ソフトにまで大進歩している



私の場合旧バージョンのベンチマークをとっていないのだが、それでも体感的には明らかに高速化している。
それにテスト用のトロイの木馬ファイルもちゃんと隔離してくれているのでちゃんと機能しているようだ。

インストール方法は、前回のクラッシュの教訓があるのでテルさんが書いておられるようにバイナリに同梱されている
「REMOVE_engine.command」
Terminalにドロップして、enter。それで旧バージョンのエンジンをアンインストールして新バージョンのClamXavを起動してあとは指示に従って新バージョンのエンジンをインストールという手順が確実だろう。












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