2005 年 7 月 1 日
iTunes4.9(Freeware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
iTunes4.9がアップデートに引っかかってきたので、早速インストール。
あちこちのサイトでポッドキャスティングに対応したという新機能が紹介されているので期待してインストールしてみたが、起動でいきなりつまづいてしまった。
Appleのライセンス表示の同意ボタンをクリックしたところで数回クラッシュ。5回も同意させられてしまった。
バージョンナンバーは4.8から4.9に上がっただけだが、どうも前回に続き今回もメジャーバージョンアップだったようでiTunesはますます重く、不安定になってきた。
iTunesは安定しているという点が売りだったのにあまりデカくしてもらいたくないもんだ。
さらにまた今回もメジャーバージョンアップだったんだなと思い知らされることが起こった。
なんとライブラリが真っ白で、前のリストを全く読み込んでいない。
iTunes4は4.9になってプレイリストの書式が大幅に変わってしまったようだ
起動するとライブラリが真っ白になっていることに驚かされる
前のライブラリファイルはPrevious iTunes Libraries
というフォルダに閉じ込められている。
しかしこれを読み込む手段が無いので、結局ファイルを
ドロップしてリストを作り直すしかない
こういう互換性の無さは何とかならないだろうか
それで曲のファイルが入っているライブラリフォルダをiTunesにドロップして読み込ませることに。
ここでまた驚かされたのはいくつか曲の情報が壊れていたことだ。アーティスト名やアルバム名が消えている。ID3のバージョンによっては読み込めないということが出てきているようだ。
せっかくのポッドキャスト対応のiTunesだが、今日は楽曲情報の復元で手いっぱいのようだ。
こういうことがあると興ざめだなぁ。
何とかなりませんか? Appleさん。
Sudoku(Freeware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
これ、要するに日本発のパズルゲーム、「数独」のMac版ということだ。
最近、ある経済評論家のホームページで知ったことだが、今イギリスでは「Sudoku」というパズルが大ブレークしているそうだ。
ルールは単純で縦横に1~9までの数字を並べて、同じ数字がふたつ並ばないように全ての空きスペースを埋めれば出来上がりという単純きわまりないパズルなのだが、実際やってみるとこれがすごく難しい。
このイギリスで受けている「Sudoku」というパズルが、実は日本発の「数独」なのだが、そんなことをイギリス人は知ってか知らずかこのパズルに熱中しているそうだ。
Macでもこのパズルが利用できるので、じっくり寝不足になってもらいたい。
Sudokuは数字合わせのパズル
単純なルールなのだが、かなり難しい
2005 年 7 月 2 日
Youpi Optimizer(Freeware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OSXはネイティブで主要言語に対応した。
これはどういうことかというと、「英語版」だの「日本語版」だのをわざわざ買わなくても、世界共通の「OSX」というパッケージをインストールするだけで、日本語だろうが、フランス語だろうがそういう主要言語でシステムを運用できるということだ。
またこうしたユニバーサルランゲージに対応して、各アプリも各国語のローカライズ用のリソースをアプリの中に搭載するようになった。
そのおかげで、アメリカ製のOSを使ってフランス人が開発したアプリを日本語で動かすことができるというOSXの今の状況が出来上がった。
すばらしい。
すばらしいがしかし、日本語でOSを動かしている人は一生のうちでOSの表示をフィンランド語やデンマーク語に切り替えるということはまず無いはずだ。
ということはフィンランド語やデンマーク語のリソースはハッキリ言って無駄なリソースということになる。
それでそういう一生使うことが無いと思われる言語リソースを削除するアプリがこれだ。
これで日本語と英語以外のリソースを削除すれば、インストールしたてのOSXでも100MB以上はディスクスペースを節約できるはずだ。
私のように大量のアプリやプラグインをインストールしている場合、300~400MBのディスクスペースを節約できる。
こういうローカライズリソース削除アプリは他にもあるが、言語を選択して自動的に削除を行うというものが多いのに対して、このアプリは削除するべきリソースを一覧で表示して、削除するものをユーザに選ばせるというのが安全ではある。
そういう「自動的に○○を削除する」という手合いのアプリを一切信用しないという懐疑的な方にはこのアプリはお奨めできる。
注意点としては日本語で運用する場合、日本語と英語のリソースは削除してはいけないということだ。日本語が表示できなくなるし、英語はシステムの基本言語なので英語を削除すると一部の機能が動かなくなったりする不具合が起きる。
Youpi Optimizerは各国語のリソースを探し出して削除するアプリだ
マニュアルで削除できるから安心だし、これでディスクをすっきり軽くできる
2005 年 7 月 3 日
ShowVolumeFragmentation(Freeware)
OS10.3Panther対応
ファイルの書き込み、上書きを続けていると内蔵ディスクにフラグメンテーション(ファイルの断片化)が起きてくる。
そのフラグメンテーションが起きるメカニズムはここに詳しく書いたが、問題はこのフラグメンテーションがどれくらいシステムの動作に影響をもたらすかということだ。
このアプリの作者さんもその辺りを考察していて
「ディスクに20%以上空きスペースがある場合は気にすることは無い」
と書いておられる。
「ただし空きスペースが10%を切った場合はちょっと気にした方が良い」
というのが、この作者さんの見解だ。
実際Mac miniのパンサーで実行してみたところ、なんと最上位のEIJIROファイルからは500以上の断片化を検出した。
ここでOS9時代だったら青くなってシマンテックのノートンスピードディスクなんかかけていただろう。
しかしOSXを使っている現在はそんなことをする必要もないし、そんなものを使うと結局今よりも悪い状態になって、システム再インストールなんていう重篤な状態になってしまうということを今では体験的に思い知っている。
つまりこのアプリでフラグメンテーションを検出しても結局何もしない方が良いということだ。
OSXはファイルの上書きでフラグメンテーションの解消をトライするようにセッティングされているそうだし、フラグメンテーションが残った状態でも動作に問題を起こさない。
だから繰り返して強調するが、こういうアプリを使って大量のフラグメンテーションを検出してもくれぐれも慌ててノートンのスピードディスクなんかかけてはいけない。
そんなことをすると、もともと問題が無いところに問題を作り出すようなものだ。
なおこのアプリの動作にはhfsdebugが必要だ。
この実行型ファイルをダウンロードしてShowVolumeFragと同じフォルダに入れることで初めてこのアプリは動作する。
ShowVolumeFragmentationはボリュームの断片化を検出するアプリ
大量のフラグメンテーションを発見したところで結局何もしないのだが....
昨年末買った中国製のDVDレコーダーがなんと半年でぶっ壊れてしまった。
最初から一部のメーカーのDVD-Rを認識できないという障害が起きていたが、ついに全メーカーのDVD-Rを認識できなくなってしまった。
この船井電機の企画商品のDVDレーコーダーは2万円あまりで買ったので、奥さんと「1年でぶっ壊れても腹が立たないかもね。」なんて冗談を言っていたが、なんと半年しか保たなかったわけだ。
保証書が効いたのかどうか分からないが、どのみちこの手の機械は修理不可能なので交換以外の対応はあり得ない。
(このことは先日のiPod問題でつくづく思い知らされた)
しかし半年でぶっ壊れる同型のDVDレコーダーと交換してくれてもうれしくないなぁ。
今回はハッキリ言って「安物買いの銭失い」だったとつくづく反省した。
船井電機の製品は100%中国製品で、中国規格品に日本のブランド名をつけただけの製品だ。
DVDのくせにスクリーンセーバなんかついていたりしてオーポンという表示が出る世にも不思議なDVDを連想させるような機能がついている。
ハッキリいって中国製品にはもう2度と手を出さないぞと心に深く誓った。
中国のモバイル事情を北京などに取材にいったことがあったが、確かに急成長しているのはよく分かったが、もともと何もないところに急にいろんなものができてにわか需要が回転しているだけで、中国人自身は何も真面目にものづくりをしようなんて考えてないからこんな半年でぶっ壊れるようなDVDを平気で作ったりするわけだ。
それを日本製のフリをして輸入して販売しているフナイにも感心するが、所詮中国人のすることだ。
昔モンゴル取材をした時にほとんど全てのモンゴル人が
「中国人はずるくて、中国人と喋れば必ず騙される」
という意識を刷り込みのように持っていることに驚かされたが、今にして思えばモンゴル人は正しかったという気がする。
とにかく中国製品には手を出さないことだ。
2005 年 7 月 4 日
App Stop(Freeware)
OS10.3Panther対応
これはなかなか良い。
メニューバー常駐のアイコンをプルダウンすることで、現在起動しているアプリケーションを表示して、これを一時的に停めたり、強制終了させたりすることができるアプリ。
こういう趣旨のアプリはいくつかあるが、メニューバーに常駐させることで、表示上邪魔にならないしリソースもそんなに食わないので常駐させていても良いんじゃないだろうか。
なにか大きな処理をするアプリがふたつ以上重なった時に、片方を停めてもう片方の処理を早く済ませてしまうという使う方もできるし、大きな処理をするアプリのせいでFinderの動作が重くなってしまっているという時に、操作をする必要がある間だけ重いアプリを止めるということもできる。
また強制終了メニューがついているということは、GUIが不調になった時にいちいちアクティビティモニターを起動しなくても良いということだ。
便利ではないだろうか。
もうひとつ面白い機能がある。
OSXのデフォルトでは全てのアプリに同等にメモリやCPUパワーなど割り当てるという設定になっているが、実はUNIXコマンドを使えば、プロセスに優先順位をつけることができる。
しかしUNIXコマンドを触りたくないという人も世の中には多い。
そういう人はこのアプリの優先度設定を使えば、それと同じ設定ができる。
アプリを起動するとすぐにFinderが重くなってしまうという人はこれを使ってFinderの優先順位を上げてやれば良い。
(しかし、それはハードウエアが処理についていけてないということで、根本的な解決はハードウエアのパワーアップしか無い気がするが)
App Stopはメニューアイコンからの
プルダウンでアプリケーションを停めたりできる
フローティングウインドウでは停めたり強制終了したりのコントロールが可能だ
面白いのはアプリへのリソース割りての優先順位をここでつけることができる
UNIXコマンドではこういうことができるが、これでGUIでもできるようになる
先日来問題を起こしているiTunesだが、どうもなかなか重篤な状態のようだ。
先日iTunesのアップデートに失敗したということを書いた。昨晩新たに数十曲新曲を登録したので、それをiPodにアップデートしようとしたのだが、何回やっても
「アップデート完了」
という表示が出るだけで登録したばかりの曲は一曲もコピーされない。
そこでこれはiTunesの全面的な不調と判断してiTunesを削除、関連のヘルパーファイル、.plistファイルなどを全て削除してAppleのサイトからiTunesのv4.9をダウンロードしてきて再インストールした。
ところが結局、ビジュアルプラグインのJacketも認識しないし、iPodもアップデートできない。
しかも今朝気がついて驚いたのは昨晩登録した数十曲は全て消えてしまった。
(プレイリストには残っているがオリジナルのmp3などが消失ているために、リストに!マークがついている)
なんと昨晩の新曲はまだバックアップをとっていなかったのできれいに消えてしまったよ。
なんてことをしてくれるんだ、iTunes!
そういえばダウンロードしてきたiTunesをインストールして立ち上げる時にやはりv4.9バージョンアップの時と同じように、意味不明なアラートが出て
iTunesが落ちてしまった。
iTunesを再インストールしてライセンス確認に「同意」ボタンをクリックすると
このような意味不明のアラートを表示してiTunesが落ちてしまう
そういえばv4.9にアップデートした時にもこういうアラートが出ていた
これはiTunes自体の不具合なのか、OSのAPIとの不適合なのか、OSのインストールに失敗したのかいくつか可能性が考えられるが、どちらにしてもiTunes単独のトラブルではなさそうだ。
(OSそのものへの疑いが消えないのは、OSを再インストールした時からビジュアルプラグインの
Jacketが認識できなくなったからだ。この問題はiTunesをv4.9にバージョンアップする前から起きていた。
このことで何かが断定できるわけではないが、iTunesとOS10.28との関係が非常に神経質なセッティングになっていることだけは間違いない)
ちなみにこの休みにMac miniのパンサーのiTunesをv4.9にバージョンアップしたが、こちらでは問題は起きていない。
やっぱりこの問題はOSの側の問題なのかなぁ。
2005 年 7 月 5 日
NicePlayer(Freeware)
OS10.3Panther対応
コンパクトなビデオプレイヤー。
mpeg、QTムービーなどの動画を再生できるし、動画をフル画面表示もできるという点ではQuickTime Proと同じ機能だが、軽くて表示も微妙にスムーズなような気がする。
またビデオクリップをリスト表示することもできるというQuickTime Proにない機能もある。
NicePlayerは軽くてスムースな動画ビュアー
リストプレイもできるので短くブツキリになったトラックムービーも続けて再生できる
HiEventBoard(Freeware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
覚えておかなくてはいけないイベントに向かって、後何日というレトロな電光掲示板スタイルでカウントダウンを表示してくれるリマインダーアプリ。
イベントの追加、削除は簡単なので、ドイツワールドカップまで後何日ということに使っても良いし、奥さん(彼女)の誕生日という出費予定日まで後何日という覚悟のリマインダーに使っても良い。
コードウォリアーを使って造っているので「多分OS9でも動くはず」とのことだ
HiEventBoardはレトロな電光掲示板スタイルで
イベントまでのカウントダウンを表示してくれるアプリ
それだけの単機能のアプリだが、デスクトップにあると
それだけで話題になるかもしれない
イベントの設定も実に簡単だし
複数イベントの設定にも対応できる
2005 年 7 月 6 日
AppLaunch(Freeware)
OS10.2Jaguar対応(ただし一部機能に制約あり)
OS10.3Panther対応
これも一種のランチャーといえば良いのだろうか。
UNIXのコマンドシェルの起動コマンドをGUIで実行するという趣旨のアプリだ。
だからこのランチャーはアイコンを使わずにアプリの名前を入力してアプリを起動する。
テキストコマンドをベースにしたアプリなのでいくつかの特徴がある。
例えばアプリの名前は正確に入力しないと動かないということだ。大文字小文字も認識するので、そこまで正確に入力しないとうんともすんともいわない。
またOS10.2の場合はベースにしているシェルがtcshのせいか日本語のアプリ名は通らない。
そういう融通の利かないアプリではあるが、それでもこのアプリを面白いと思ったのは過去の履歴が残るということだ。
履歴はアプリ名入力欄をプルダウンすることで呼び出せる。
つまり最初はメンドクサイが、手に馴染んでくるとプルダウンとOKボタンだけで普段使っているアプリを呼び出せるという便利さがあるということだ。
頻繁に使うアプリは上位に来るはずだし、これはなかなかのアイデアではないかと思った。
ところが残念なことにOS10.2環境ではこの履歴がなぜか残らない。やはりOS10.2がtcshをベースにしていることと関係があるのかもしれない。(ないかもしれないけど)
結局どういうことかというとOS10.2環境ではこのアプリを使う意味は無いということだ。
パンサー以上の人は試してみてほしい。
AppLaunchはアプリ起動のコマンドをGUIで実行するランチャー
アプリの名前は正確に入力しないと動かない
2005 年 7 月 12 日
LittleSnitch(Shareware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
ネットワークに繋がっている状況、つまりポート番号やプロトコルの種類、どういうアプリがそれを開いているかを表示する環境設定ペイン。
インストールもワンタッチで、後はペインでスタートするだけで良い。
システム標準のファイアウォールは開放するポート番号などは細かく設定できるが、現状どんなポートが開いているかを監視できない。
そこでこのペインを補助的に使うことで、スパイウエアなどが変なポートを開いていないかとかの監視はできると思う。ただしそれにはそれなりの基礎知識は必要になるが、その点をクリアすれば強力なツールにはなると思う。
このペインの設定でアプリが新たなネットワークを確立する度にこれを許可して良いのかどうか確認するという設定にもできるし、二度と許可しないという設定もできる。
このアプリは実は、こちらの大黒さんのサイトでかめぞさんの紹介で知ったのだが、こういう物を探していたのでこの情報は有り難かった。
参照ページのレビューの通り自動化されたセキュリティツールは信用できないという人には薦められる。
LittleSnitchは環境設定ペイン
なのでインストールするとシステム環境設定にアイコンが現れる
TCP/IPだけでなくUDPポートも監視できるので、セキュリティツールとして活用できる
通常こんなポートが開いているはずが無いというアプリにはスパイウエアの疑いがある
リフレッシュタイムも細かく設定できるなど使い勝手も良さそうだ
何か特定のアプリが新たにセッションを確立しようとしたら、
その都度「許可しても良いか?」というアラートが出る
アラートをちゃんと読める人で、そういうのを面倒だと
思わない人は使ってみても良いのではないだろうか
2005 年 7 月 16 日
またまたWindows大暴走
トラブルネタですが、またまたWindowsネタです。
「ここにはMacの情報を探しにきているんだ! 関係ないWindowsのネタなんか書くな」とお感じになっている読者の皆さん、ゴメンなさい。
昨日、会社支給のdellのWindowsXPでユーザアカウントが消えてしまったというお話。
もとをただせば、個人持ちのiBook+OS10.28とこのdell+WindowsXP Proは簡単にファイル共有ができるはずなのに会社ではできないという問題をずっと解決できてなかったのを、なんとかしようとしたというのが発端だ。
会社のシステム管理者が超無能男から、まともな人に替わったので彼に相談して直接ファイルを共有してファイルやりとりをできないかという相談をしたわけだ。
WindowsXPとMacOSXはそのままつなぐだけで、共有フォルダの公開を許可していればお互いの共有フォルダが見えるはずだ。
実際、クロスケーブルで直接つないでみるとちゃんとMacからもXPの共有フォルダが見えている。
なのに会社のLANを通してつなぐと、お互いが見えない、アクセスが許可されないという問題が起きていた。
このために、自分のデスクの上のMacからWindowsにファイルを渡すのにいちいち添付ファイルメールをうったり、会社サーバに共有スペースを置いてやり取りしないといけないというオバカなことになってしまう。
これを解決するために相談したところ、このシステム管理者さんはiBookと同じ名前、パスワードのゲストアカウントを作ることで解決しようと試みてくれた。
彼はMacのことはあまりよく分からないそうだが、Windowsに関しては相当の使い手、手練れ(てだれ)の域に入っていると私は見た。
それでも結局認証されないことが分かったので彼も一旦諦めて、会社の構内LANのルーティングをやっているゲートサーバがどういう仕様になっているか調べてみると約束してくれた。(ちなみにこのサーバもWindowsNT)
こういうところが前任者の無能男と決定的に違うところで、分からない時にはちゃんと調べて対処しようという姿勢が良い。
こういう謙虚な姿勢は、彼がWindowsの手練れだからできることだと思う。無能な奴は虚勢を張るだけだ。
ところがこのWindowsにとんでもないハプニングが起きた。
WindowsUpdateがかかってきたので(私は毎週これをチェックしている。マイクロソフト社のパッチ月一回発行なんて原則はとっくに崩れてきているし、そんなものははなから信用していなかった)これを当てて再起動した。
そしたらなんと私のアカウントが消えているではないか?
さっき作ったiBookと同じ名前のアカウントとゲストアカウントが見えるだけで、さっきまで仕事に使っていたもともとのアカウントがきれいに消えている。
金曜は毎週仕事がテンパるし、最近使ったファイルは皆このアカウントのデスクトップに置いているので、これは正直焦った。
システム管理者さんの彼もびっくりしていたようだ。
そこから小1時間ほどトラブルシューティングが続くことになる。
(といっても私はWindowsユーザではないので、実際のトラシューは彼がやったのだが)
結論から書くとWindowsXPでは「Administrator」アカウントは、新しいアカウントが設定されると「表示されなくなる」というとんでもなくとんちんかんなWindowsの「仕様」によりこんなことが起きるということが分かってきた。
もう、ここまで抑えて書いてきたが、もう我慢できん!
率直に書けばやっぱりマイクロソフトってクズソフト製造会社で、WindowsXPってゴミソフトだと思ってしまうわけだ。
どういうことかというと、システムのあらゆる部分を触れるUNIXでいうところのrootのようなユーザがWindowsでは「Administrator」なわけだが、MacOSXの場合はrootはインストールしたなりではログインすることもできないし、そのrootのパスワードも設定しないとシステムインストールも完了できないという仕様で、この危険なアカウントを守っている。
ところがWindowsの「Administrator」は特に設定しないとパスワードでも守られていないし、システムインストールしたなりだといきなり「Administrator」にログインさせられるという非常に危険な仕様になっている。
そこで「Administrator」といえども制約があるとか、本末転倒な「対策」がされているわけだが、それでもマイクロソフトの無能なGUIデザイナーたちは「ちょっとまずいかな」と罪悪感を感じたせいか、「Administrator」はチャンスがあれば隠した方が良いと考えたようだ。
それで新しいアカウントが設定されたら「Administrator」は表示されなくなるという「仕様」になったらしい!
何という見識の無さ!
システム管理者さんは「すみません、私のミスでした」と謝っていたが、これは彼のミスではなくWindowsXPのバグのひとつだと思う。
何度も繰り返して強調するが、このシステム管理者さんは素人ではなく、かなりのWindowsの使い手なのだ。
そういうWindowsの使い手でも間違う、こういう仕様設定に問題は無いのかということだ。
そんな、新しいアカウントを設定されたら、証拠を隠滅するように「Administrator」をこそこそ隠すんじゃなくて、最初から「Administrator」にはパスワードを設定しないと入れないという仕様にしておけば良いんじゃないかと思う。
「Administrator」とは別にユーザアカウントは必ず設定させて、普段はそちらで作業をさせて、システムの問題が起きた時だけ、「Administrator」でメンテナンス作業をするという要するに標準的なMacOSXやLinuxがやっているスタイルだが、そういうふうにすれば安全だし分かりやすいのになんでこうしないんだろうか?
きっとWindowsって「パスワードを設定しなきゃいけないようなOSは使えない」という人たちのために作られたシステムなんだろう。
実際会社の強硬なWindows論者はそういうタイプの人が多い。
自分一人ではWindowsUpdateもかけられないくせに
「Windowsの方が汎用性が高くて便利だから、Macを排除するべき」
なんてことをおっしゃる。
そういうことは使えてから言えよ、というかコンピュータって何なのかもう一度勉強してからそういう意見をおっしゃった方が良いんじゃないだろうか。
とにかく、このWindowsの超オドロカサレる変態的な仕様により起きたトラブルでした。
(この対処法はログインのディレクトリにあらたに「Administrator」というディレクトリを追加することで解決するのだが、この辺になるとちょっとディテールが私には理解できない。例のWindows手練れの彼が一人で解決してくれたので、私はその横でずっとマイクロソフトの悪口を言っていただけだ。そういううるさい環境で冷静に対処してくれた彼には感謝している。もうドザなんて言葉は使わないようにしよう....)
2005 年 7 月 17 日
どうぶつだいすき(Shareware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
これはフラッシュをベースにしたゲームソフトで、作者さんは確か実際にお母さんだったはずだ。
対象年齢は3~7歳というところだろうか。
作者さんがそういう人で、実際ユーザのお母さんの意見も容れてバージョンアップしているようなので、ゲームといっても在り来たりのアーケードゲームの小型版みたいなゲームじゃなくて、知育玩具のような面白さがあるし、実際うちの4歳の次男に遊ばせてみると、それくらいの子供が喜びそうなツボをよく押さえていて、子供がいる方にはこのゲームは是非お勧めしたい。
ぞうさんがりんごを食べたり、金魚を育ててみたりなかなか盛りだくさんだし、今回のバージョンアップで「つり」「いるか」などの新しいゲームも増えた。
どうぶつだいすきは対象年齢3~7歳程度の知育ゲームアプリ
今回のバージョンアップで「「かに」「いるか」「つり」などのゲームが増えた
これはシャボン玉が地面に落ちる前にかにさんで受け止めるという「かに」
他愛無いゲームなのだが、この年齢の子は結構ハマってしまう
終了画面も子供の声で「もうやめるのぉ?」と聞いてきたり
字が読めない子供向けのインターフェイスがよく考えられている
今日明日と大阪出張です。
出張といっても大阪は古巣なので肩ひじは張りませんが。
なのですが、このサイトのBBSも出先でチェックしております。この更新も大阪のホテルからやっています。
考えたら便利な時代になってきましたね。昔は出先のホテルで調べ物をしたりメールを受信するとなったら、電話線を引っこ抜いてダイアルアップをしたりして大変でしたが、今ではどこでも高速インターネット+DNS装備の構内LAN
装備のホテルが珍しくなくなってきました。
ホテルもインターネット使い放題なんてことを「朝食選択可」なんて項目と同じように普通に書くようになってきました。
なので今日明日は、大阪からですが特に普段と変わることはありません。
2005 年 7 月 20 日
AquaMemo(Freeware)
OS10.3Panther対応
このアプリは、透明版スティッキーズというか、透明である意味はそういうことじゃないかと思うが、意外に高機能なテキストエディタであったりするところがチグハグというか面白いアプリだ。
基本的にはリッチテキストタイプのテキストを打ち込んだり表示できるテキストエディタというのがこのアプリの基本機能なのだが、環境設定で背景の透明度を自由に調節できるので、完全に透明にしてしまえばデスクトップに文字だけが浮かび上がるという表示もできる。
そういう使い方が向いているのはやはりスティッキーズの代わりだろう。
これは心理的なものだが、デスクトップにそういうメモを貼付けておく場合透明の方が何となく邪魔にならないような気がする。実際には透明でも不透明で邪魔度は一緒なのだが、透明の方が何となくデスクトップが軽いような気がするのは不思議だ。
このテキストエディタは、このスケルトン機能をつけただけでもアイデアだが、テキストエディタとしても、フォント指定、フォントサイズ指定、文字色指定、右詰め左詰め指定、画像挿入など十分な機能を持っている。
だけではない。
URLを書き込むと、保存後はそのURLをクリックするとブラウザを呼び出してページを開くアクティブURL機能、メーラを起動せずに直接指定のメールアドレスに送信するメール機能(ただしシステム環境設定のメールアカウントの設定が必要で、添付ファイルは扱えない等の制約はあるが)
タイトルバーをクリックすると、タイトルバーだけの小さな表示に折り畳むウインドウシェード機能など盛り沢山な機能が盛り込まれている。
保存形式が.aquaという独特のフォーマットで、テキストの.txtやリッチテキストの.rtfと互換性が無いところがテキストエディタとしてはちょっと辛いところだが、これだけ高機能だったら何か使い道はありそうな気はする。
なお前回のバージョンまではOS10.2ジャガーで起動できていたが、最新のバージョンからジャガーでは使えなくなってOS10.3パンサー以上ということになってしまった。
AquaMemoはデスクトップに透明な文字を浮き上がらせるメモソフト
しかしフォントスタイル指定やjpeg等の画像が挿入できたりと
テキストエディタとしても十分な機能を持っている
テキストは.aquaという独自フォーマットの拡張子で保存される
テキストと互換性が無いところがちょっと気になるところだ
このアプリの機能の内で一番驚かされる機能はこのメール機能だ
「メールで送る」メニューでメールアドレスを入力するだけでメールソフトを起動せず送信できる
添付ファイルは扱えないなどの制約はあるが、面白い機能だと思う
2005 年 7 月 21 日
Atlantis2(Freeware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
ここの良く使うアプリのコーナーでAtlantisというスクリーンセーバを紹介しているが、このオリジナルのスクリーンセーバは他の十数個の小振りなスクリーンセーバと統合されてひとつのサイトにまとめられ、そして今そのダウンロードサイトは閉鎖されてしまっている。
Atlantisだけはかろうじてミラーサイトが残っていたので紹介しているわけだが、こういうことがどうして起きているのかよく判らない。もうだれもメンテナンスしていない状態だからだろうと思う。
ところでこの唯一ミラーが残っていたAtlantisになぜか新バージョンも出てきて、このスクリーンセーバだけは開発が続いているということなのかもしれない。
もっともUNIXバージョンも存在するし、ソースコードがもれなくついてくるところを見ても、誰でもやりたい人が自由に開発を引き継ぐことができるというGPL方式のようだが。
旧バージョンに比べると背景の海の色がちょっと深みが出てきたということと(濃紺のグラデーションになっている)最初に出てくるサメが最初だけで後は全く出てこないという「不具合」(?)も修正されているし、非力なマシンでもスムーズに動くようにコードも整理されたようだ。
なかなか良くなったんじゃないだろうか。
Atlantis2はクジラの親子が泳ぎ回る涼しげなスクリーンセーバ
旧バージョンと比べると動きもスムーズになった
2005 年 7 月 22 日
と思ったら、このセーバをかけていたらスリープに入ったままOSがクラッシュしてしまった。
結局そこから抜け出す方法が無くて、そのまま強制再起動に。
これでシステム入れ替え以来19日間続いていた最長不当記録は途切れてしまった。
やっぱりOpenGLは恐いよね。というか最新のカード環境ならどうってこと無いのかもしれないが、iBookDualUSB程度のロートル機にはグラフィックの処理は荷が重いのかもしれない。
システムを入れ替えてから調子が良くて、前は1週間持たなかった連続起動記録が19日で途切れてしまった。といってもデスクワークで酷使したり、あちこちでネットワークに繋ぎまくったりとかなりの負荷をかけていて、それで19日は立派な記録だと思うが、それでもまだ調子が良かったのでまだまだいけそうだった。
ちょっと残念だったが、記録の方はこれから挑戦すれば良い。
セーバの不具合についてはこれからリサーチしてみるが、これは機種的に仕方が無いかもしれない。
2005 年 7 月 27 日
Konfabulator(Freeware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4タイガーの売りの機能はWidgetを扱えるダッシュボードということで、すっかりこのWidgetはMacユーザにはお馴染みになってしまった。
しかしこれはApple純正よりもこちらの方が早かった。
このKonfabulatorはOSX(最近では一部Windowwsにも対応)でWidgetを動かす環境ということになる。
Konfabulatorの存在は前々から知っていたし、楽しそうだなとは思っていたが、実際に試す機会が無かった。
しかし今回Konfabulatorの制作元がアメリカのyahoo!に買収されてこのKonfabulatorはフリーウエアになった。
これを機会に試してみることにした。
ダッシュボードはOS10.4の独自機能で、Widgetはパンサー以下には互換性は無い。
しかしこのKonfabulatorはOS10.2ジャガーでも動く。
ジャガー環境でwidgetが使えるというのは感動だ。(もともとKonfabulatorはジャガー環境で開発されているので当たり前だが)
インストールはアプリケーションフォルダにドロップするだけだし、最初の起動で自動的にいくつかのWidgetをダウンロードする。この最初の組み合わせのWidgetだけでもそこそこ実用性があるものが多いのだが、さらにこちらのサイトで1000以上のWidgetから好きな物を選んでダウンロードすることができる。
Konfabulator自体の使い勝手について書くと、このアプリは起動するとメニューエクストラとして表示されるが、このメニューからのプルダウンメニューでもWidgetを終了することができるとなお良かったのにという不満が残った。
動作不良でデスクトップに表示されないWidgetはシステムの強制終了メニューでも見えないし、終了させる方法が無いのだ。
結局Widget本体を一度ゴミ箱に退避させて、Konfabulatorを再起動するしか方法が無い。
手に馴染んでくればそういう不便さも感じなくなるのかもしれないが、アプリに比べると自由度が少ないのは致し方ないのかもしれない。
アプリと比べると、大部分のWidgetは単機能イッパツというものが多く、設定は基本的にはアピアランスくらいしか無いものが多い。
このWidgetはシステムから見ればファイルなのだが、Konfabulatorの環境の上ではあたかもアプリのような振る舞いをするというもので、そのメリットは何といっても開発が簡単だということだろう。
だからアメリカのどこかの地方のハイウエイの混雑状況を中継しているwebカムを見るWidgetとかすごくローカルな機能な物が多い。
アプリだったら、開発にはそれなりに手間がかかるのでそんなダコタのハイウエイイッパツじゃ勿体ないということで、世界中のいろんな場所のwebカムを見られる設定項目をつけるところだろうが、Widgetは自分のために自分が欲しい機能だけをつければ良いので、こういう超ローカルな単機能な物が多くなるのだろう。
なのでほとんどのWidgetは役に立たないものが多いが、たまたま作者の意図がはまるとアプリでは得難いようなものもいくつかある。
しかし大部分はスイスの空港を映すwebカムとか、ロンドンの鉄道の時刻表とか地元に住んでいる人は便利だろうけど私には関係ない物が多い。
逆にバッテリーの残量やメモリの占拠率を表示するようなシステムのステータス表示などのユーティリティのようなWidgetは使えるものが多いが、こういう物は同じ機能のアプリが必ずあるのでWidgetでなくてはというものは無い。
Widgetを使えばアプリよりもCPUパワーやメモリを節約できるかというとそうでもない。
結局常駐させるにはメニューエクストラのようなアプリの方が、CPUは節約できるようだ。
それじゃ結局Widgetのメリットって何なのよということになると、あまりメリットは無いのかもしれない。Konfabulatorを使って手っ取り早く一気にいくつものWidgetを起動したり終了したりできるということと、何となくデスクトップの雰囲気を変えることができるということぐらいだろうか。
Widgetについてはこれから面白いものがあったらその都度取り上げることにする。
Konfabulatorは起動するとメニューエクストラとして表示される
そこからプルダウンでWidgetを開いたり設定タブに入ったりのコントロールができる
デフォルトでインストールされるWidgetはなかなか良いものがあって気に入ってしまった
特にバッテリのステータスを表示できる物が私には有り難い
最初にKonfabulatorを起動するとWidgetをインストールするか聞いてくる
後はアプリの指示に従うだけでこういうWidgetをゲットできる
Widgetは~/Documents/Widgets/に格納される
マニュアルを読むとここでなくても良さそうだが
そういうしきたりになっているらしい
気に入ったWidgetをいくつか起動した様子
取りあえずデスクトップの雰囲気が派手になったというのが一番のポイントか
2005 年 7 月 28 日
iTunesFlasher(Freeware, Widgets for Konfabulator)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
iTunesで再生中の曲のアーティスト名、アルバムタイトル、曲名をスクロール表示しながらジャケットアートをAmazon.co.jpから自動取得して表示するWidget。
iTunesのスタートストップ、早送り前の曲に戻るなどの操作をリモートできるので、iTunesを隠した状態でバックで聞く時に便利かもしれない。
ほぼ同趣旨のClutterというアプリを使っているが、このアプリよりもCPUリソースは食うようだ。アドバンテージは表示が小さくて邪魔にならないということか。
iTunesFlasherは再生中の曲のジャケットアートを表示するWidget
Event Countdown(Freeware, Widgets for Konfabulator)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
ワールドカップサッカードイツ大会まであと何日か、嫁さんの誕生日まであと何日か、いろいろ気になることがあると思う。デスクトップに設定したイベントまであと何日、何時間かカウントダウンを出してくれるWidget
Event Countdownはデスクトップでカウントダウンを出してくれる
私の愛用の老兵、iBookUSBだが、さすがにまる3年以上毎日持ち歩いてきたのでもう満身創痍の状態になってきた。
先日と今朝連続してバッテリが落ちてしまった。
これはこの世代のiBookの付属バッテリの構造的欠陥で残り容量で、後30分保つという表示なっていても突然残量ゼロになって落ちてしまう。
二日間で合わせて600mAh以上の容量を失った。
現状ではついにバッテリは1時間保たないという状態になってしまった。
このままではやはり私の当初の計算通り年内にはバッテリでは20分以上駆動できないという、ほぼ使い物にならない状態になってしまう。
16000円払って新しいバッテリを買うべきか、新型機種に乗り換えるべきか。
2005 年 7 月 29 日
Sol(Freeware, Widgets for Konfabulator)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
このWidgetはSOHOspacecraftというところから今現在のリアルな太陽の状態を取得してデスクトップにに表示する。
それができて便利な人は、常に太陽黒点による電波障害に注意していないといけない通信関係の人か宇宙飛行士くらいのもんだろうという気はするが、今のリアルタイムな太陽はこうなっていると納得するということは私のような素人にもできる。
Solは起動するとこういう表示で、データを採りにいく
そしてデスクトップにリアルタイムな太陽の姿が現れる
フレアなども精細に再現されている
ここのブログでこういう記事を見つけた。
感覚的に多いなとは思っていたが、こうやって並べられると壮観なものがある。
こういう物を個人が使うのもどうかと思うが、会社のネットワークの中枢に使っているという現状はやはり私には理解できない。
こういう物を見ていながらもそれでも、「唯一の選択だ」と決めつけて結局これ以外の物を検討もしないのか、「危険があるはずが無い」と根拠も無しに信じ込んでいるのか、あるいは根本的に知らないのか。
Windowsの悪口を言うとその時点で「マカー」というキーワードとともに思考停止状態になってしまう人が本当に多いことに驚かされる。
最近もこのサイトのBBSで「お前の偏見は同じMac使いとしても情けない」と書き込んだ御仁がいた。しかしこれは偏見なのだろうか?
思い込みと事実を混同している人物が多いことに本当に危うさを感じる。
例えば個人情報の流出。
今までは、派遣社員が顧客データをコピーして持ち出したというケースが多かったが、本当に恐いのはネットワークに不正アクセスされて個人情報が漏えいする場合なのだ。
この場合は不正アクセスに成功した段階で、もう重要情報のロックアップなどの安全対策は破綻しているわけだから、派遣社員の出来心なんかよりもはるかに危険な情報を抜かれる可能性がある。
それを証明したのが昨日の楽天の顧客情報流出で、顧客の名前やメールアドレスだけでなく、クレジットカードの番号や、有効年月日までセットで流出したとのことだ。
つまりこのリストを手に入れた奴は、他人に成り済ましてネットで自由に買い物ができるということだ。その被害は相当なものになるだろう。
こんな重要情報を簡単に抜かれるというのが、ネットワークの脆さなのだ。
ただでさえ危険なそういうところにWindowsなんていう穴あきチーズのようなシステムを使っていて良いものなのかどうか、企業のシステム管理者や決定権者はもう少し真剣に考えるべきだと思う。
でないとせっかく根付きはじめたオンラインコマースやネットビジネスはこの問題がネックになって一気に萎んでしまうということになりかねないと思う。
事実私の周辺では「もうネットでは買い物はしない」と言っている人が非常に増えているからだ。
バカの壁のままで沈んでしまうのか、根本的に考え直すのか、あらゆる企業のネットワーク管理者の見識が問われる時代になってきていると思う。
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