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2005 年 12 月 15 日





TuneConnect
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

オープンソースのリモートを使ってLANでオンラインのiTunesをリモートコントロールしようというアプリ。
というと小難しそうだが、実際にはほとんど設定らしい設定も無しに使える。

まずホスト、つまりリモートコントロールされるサーバ側のシステム環境設定の「共有」を開いてAppleEvent(Port 3031)を開いておくことと、忘れずBonjour(旧Rendezvous)の名前をつけておくこと、iTunesを起動しておくこと、準備はこれだけだ。

あとはクライアント側、つまりリモートコントロールする方のMacでこのTuneConnectを起動して、このホストにつなぐだけだ。
普通はBonjour名とパスワードでつながるはずだ。ひょっとしたらIPアドレスを要求されるかもしれないが、そのどちらかでつながる。

つながったら後はiTunesのミニプレーヤー画面とよく似たコントローラを使って曲を再生したり、送ったり戻したり、音量を上げ下げしたり、イコライザーをいじったりと本体に全く触れること無しに音楽を自由に操れる。
面白いのはトラックレイティングの星なんかも付けたりできる。
これは便利だ。VNCでも同様のことはできるが、iTunesをリモートコントロールするためだけにVNCはちょっと大げさだなと思っていた。
iTunesをリモートで操れる専用アプリが無いかなと思っていたのでこれはなかなか渡りに船だ。

自分で作っていたお気に入り曲リストなんかもオンラインで取得できるので、リビングでiBookなどを使って座りっぱなしで、デスクトップにあるMacの音楽サーバ機をコントロールするという使い方が楽しいんじゃないだろうか。
あんまり楽しているとまた太ってしまいそうだが・・・

それと作者サイトのサービスとして、このTuneConnectの液晶風コントロール画面とアイコンの色を変えるスキンがオマケでダウンロードできる。
これはユーザがボランタリーで作ったらしいがなかなかきれいな色がそろっているので、こちらも合わせてダウンロードすることをお薦めする。

なおユニバーサルバイナリに対応したようなので、intelMacでも安心して使えるらしい。まだ確認することができないが…






TuneConnectの接続の準備はホストのAppleEventのポートを開くことと
Bonjour名を付けることの二つだけだ
とても簡単だ





つながるとこういう感じの表示になる
ライブラリデータだけでなくプレイリストなんかも取得できる
好きなところから演奏を開始できるのが良い





色替えでこういうグレープなどのオプションカラーのスキンとアイコンもダウンロードできる
これはアプリ本体をコンテクストメニューの「パッケージの内容を表示」で開いて
"TuneConnect.app/Contents/Resources/"に二つのリソースを上書きするだけ





こちらは美しいブルーベリーカラー





これはチェリーレッドでやっぱりライムなんかも有ったりする
楽しいんじゃないだろうか





TextWrangler
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これは元シェアウエアだったものをベースに機能をスリム化して新たに作られたテキストエディタ。
テキストエディタと言ってもその目的は2種類有って、簡易なワープロ代わりに書類を作成するソフトと、html記述やソフト開発のためにソースコードを書いたりするのに使うものがある。
このアプリは完全に後者に特化したアプリだ。

実は今このページのタグもこのアプリを使っているが、その他機能ぶりと痒いところに手が届く感じでソフト開発用のテキストエディタというのはこんなに便利なのかと感嘆している。

まず良いのはキャプチャーでも見てもらえる通りタグなどを表示させると、その機能ごとに色分けして表示してくれるということだ。
このエディタはhtmlは完全に読めるのでこういう表示になる。
これは私のように直接タグ打ちをするするものにとってはやはり見やすい。

それにh2、h3などの見出しタグで囲った項目をプルダウンで一発で探し出すことができる。そしてそこに飛ぶことができる。
これも想像以上に便利で、長大なページを打っていると、編集したい部分を探すのにすごく時間がかかってしまいこれがストレスになる。
htmlで見出しをhタグで囲んで文章構造を階層化する意味が分からなかったが、こういうことで目的の記事に一発で飛べるのなら確かにこれは意味が有ると思った。

またこの多機能なドロワー(引き出し)も注目すべき機能だ。
いくつものテキストを同時に開いてそのコードをコピーしたりして編集する時に、普通のテキストエディタではウィンドウがいくつも開いて作業が混乱する。
そのうちどれがどれか分からなくなって、余計なものをコピーしたり消してはいけないものを消してしまったりということが起こる。
このエディタは開く必要が有るものをFinderからどんどんドロワーにドロップすれば良い。
そうすればいくつものページが開くが、開いているウィンドウは常に一つで、その切り替えはドロワーで選択して行うので混乱もしない。


このアプリは単なるテキストエディタではなく、ソフト開発用のコードを書くのに便利だが、何よりも使えるのはwebサイトのソースを直接編集できるという機能だろう。
普通のホームページ作成の手順は手元のパソコンでタグを打ってそれをftpソフトでwebサーバにアップロードするという方法をとっているだろうが、htmlの扱いに慣れた上級者にはそれでもまだ歯がゆいだろう。
webサーバにコンタクトして、そこのソースを開いてタグを直接編集したいということが有るかもしれない。
なんとこのテキストエディタはそれが可能なのだ。

ftpサーバの設定をすればすぐにサーバの中身を見ることができるし、そのファイルを開いてパソコン内のファイルと同じように直接書き込める。
webサイトをタグ打ちで作っている人や、cgiなどのコードを直接書いている上級者にはこれは使えるアプリだと思う。


逆に書類作成用の簡易ワープロとしては機能は冴えない。文書表示はアンチエイリアスに対応していないのでみづらい。
やはりこれはプログラマ、サイト管理者用ということだろう。
プログラムのテストランとかいろいろ便利そうな機能がついている。
私はソフト作成まではやらないので、その便利さを評価することはできないのだが。
サイト作成に関してはこのサイトを初めて以来ずっとiText一本やりで来たが、こちらに切り替えるかもしれない。






TextWranglerはhtmlタグ打ち、ソースコード開発に特化したテキストエディタ
機能別色分け表示もさることながらいくつもファイルを開きっぱなしで
どんどん切り替えられるドロワーに注目だ





面白いのはh2、h3見出しタグを打った項目を
一覧表示してそこに一発で飛んでくれる機能だ
編集したい記事を探す時のイライラが解消されそうだ





そしてftpサーバに直接アクセス機能もある
ftpサーバの中身のファイルを直接エディットできてしまうのがすごい





憎い配慮だなと思ったのはこの書き込み禁止ボタン
ここをクリックしておけばコピー元の方のページの
コードを間違えて消去してしまうなんていうミスを防げる




2005 年 12 月 16 日





Poster Paint
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

WindowsでいうところのPaintにあたるような簡単お絵描き&画像加工ソフトがMacには無いということを良く聞く。
私の場合は画像加工ソフトとしてはPhotoshopを始めいくつかの製品版ソフト、シェアウエア、フリーウエアを状況に応じて使い分けているので別にそれを不便だと思ったことは無いが、確かにWindowsのPaintとどんぴしゃり同じ機能のフリーウエアとまで限定されるとそういうものは無かったかもしれない。

このアプリはそういう不満に応えられるんじゃないかと思う。
機能的にはほぼWindowsのPaintと同等ではないかと思う。
私にとってこれが必要かどうかは微妙だが、この囲み罫を簡単に写真に書き込める機能は確かに便利かもしれない。こんな加工のためにいちいちPhotoshopを起動するのは億劫だからだ。
だったらテキストも書き込めるようにして欲しかった。そうしたら簡単なキャプションの加工はこれですんでしまうかもしれない。

ところで最近はMac miniの威力なのかiPodの御威光なのかWindowsからのSwitch組が本当に増えた。
(というよりもWindows一本やりユーザから両刀使いになったというところが正確だろう。完全にWindowsを捨ててしまうなんていう私のような極端な奴は珍しいんだろうと思う)
そういう人たちがあちこちのブログで
「WindowsにはこれができるがMacにはそれができない」
というような比較記事をよく書いておられる。
その大部分は、古参のMacユーザから見れば
「そんなのできたってできなくったって、どっちでもええやんか」
というような話が多いのだが、Windowsから最近入ってきた人にはやはりそういうところが気になるものらしい。
この簡単画像加工ソフトの機能の微妙な違いというのもそうで、これはなんとなくプレゼン資料用画像加工を目指しているWindowsとデザイン志向のMacの考え方の違いのような気がしているが、とにかくそういうところに不満を言う人が増えていることも事実だ。

お友達にそういう人がいたらこのアプリを紹介してあげよう。






Poster Paintは写真にブラシやスプレーペンなどで書き込みができたり
囲み罫を書き込んだり、絵を描いたりできる




2005 年 12 月 18 日





Peels
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これはシステムがスリープに入る環境設定を一時的に変更する環境設定ペイン。

私はこういう用途にはSleepLessを使っている。これはスリープの設定をいちいちシステム環境設定を起動しなくてもメニューバーからプルダウン一発で変更できるアプリで、これは特にバッテリーの持続時間に影響があるので、モバイルで重宝している。
しかしこれも便利ではあるのだが、結局は自分で気がついて設定を変更しないといけない。

例えばiPodなんかを接続してアップデートとバッテリーチャージをやる時にスリープする設定のままだと、スリープに入った時点で充電が中断してしまうということが起きる。
翌朝iPodを使おうとしたらフルチャージのはずがいきなり「バッテリー残わずか」というアラートが出るという経験をしたことがある人は結構いるはずだ。

そこでiPodを繋いだら勝手にスリープを解除してくれると便利なのにと思っていたが、それを実現してくれるのがこのペインだ。

環境設定で「iPodを繋いだら自動的に起動」という項目にチェックを入れよう。
後は自分のiPodのバッテリーサイズに合わせて、どれくらいの充電時間が必要化を設定する。
この時間が過ぎたらPeelsは自動的に終了してその後はシステム環境設定で設定したスリープ設定に従うようになる。

これは便利じゃないだろうか。

メニューバーに表示される時間はPeelsの終了までのカウントダウンを表示している。
時間が来たら自動的にMacの電源を切るという設定にもできるので、使っていない時にMacに電源が入りっぱなしなのは嫌だという人はここにチェックを入れれば良い。

他にもディスクを焼いたり、シーケンシャルにメンテナンスソフトを走らせるとか途中でスリープされると嫌なシチュエーションでも使える。デスクトップにエイリアスを置いておいても良いかもしれない。

ちゃんと動くかどうか手っ取り早くテストしたい時には、Shiftキーを押しながらPeelsを起動することで「2分で終了」というテストモードにすることができる。
こういうところが心憎い配慮だと思う。






Peelsはスリープに入るまでの時間をコントロールするペイン
起動するとメニューエクストラとして表示され、
ここでも有効時間などを設定できるようになっている





システム環境設定ペインに入ると「iPodを接続した時に自動起動する」という項目がある
ここにチェックを入れるとiPodのバッテリーチャージに失敗することが無い





Peelsが起動しているかどうかはメニューバーにしか表示されないので
自動起動した時にはデスクトップに一応こういうアラートが出る
これでちゃんと動いていることが分かるので心憎い配慮じゃないかと思う





Christmas Lights
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

季節物のソフトの中でもこういうのって人気があるのか、アプリでも種類が相当有るんだけどWidgetでもやっぱりいろいろ出始めている。
これはDashboard画面をクリスマスの電飾でキラキラ飾ろうというWidget。

純朴な白も選べるし、カラーライトも選べる光り方もブリンクやチェイスなどいろいろパターンが有って面白いんじゃないだろうか。






Christmas LightsはDashboardにもクリスマスデコレーションをというWidget




2005 年 12 月 19 日





Cellulo2
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これは以前愛用していたビデオプレイヤーアプリだ。

一番の特徴はリストにフッテージをどんどん追加するだけで簡単にリストを組んで再生できることだった。だからweb上に切れ々れに置かれているサンプル画像なんかをまとめて再生するような使い方には便利だった。QuickTimesProだと編集が必要になるがこれだと必要ないからだ。

ところがこのCelluloは一時期完全に開発が止まっていて2年近くバージョンアップがなかった。
そうこうするうちにタイガー環境ではバージョン不適合のために起動すらできないという状態のまま放置されていた。
QuickTime7との不適合だったのかもしれない。いずれにしても全く動かなかったわけだ)

ただ、OSXのビデオアプリはVLCを筆頭に数も機能も充実し始めていて、優秀なアプリがいっぱい有るのであまり不自由を感じなかったのだが。
しかしCelluloが2になって帰ってきたというのは、昔愛用したアプリだけにちょっとうれしい。

2になってアイコンが変わった。昔のレトロな映写機のアイコンからアルミボディー風の何となくモダンな映写機になった。
このアイコンが象徴しているが変わったのはアイコンだけでなく機能も今風の新機能が盛り込まれている。

リストを簡単に作ってそれを一気に再生できるのは昔通りで、それをリピート再生もできるし、ワンクリックでフル画面再生もできる。
面白いのは扱えるビデオのフォーマットが増えたことでQTmovieだけでなく.mp4や.moovというファイルも扱える。
WindowsMediaPlayerの.wmvも扱える。
残念ながらRealPlayerの.rm形式は扱えないが、もう最近ではあまり見ない形式なのでそれは良いだろう。

動作の軽さといい、あらゆる形式を扱える融通性といい久しぶりに復活したのにいきなり最強のビデオプレイヤーになるかもしれない。






Cellulo2は簡単にリストを組めてビデオ素材を連続再生できる
面白いのは形式の違うビデオでもどんどん連続再生ができることだ




2005 年 12 月 20 日





BitMemo
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

簡易なメモ帳、スクラップブックとして使える多目的なDashboardWidget。

コピペでテキストを引き写して、書き込みもできる。
またそれだけでなく画像データなどをドロップして画像も取り置くことができる。
画像はリンクとして保存されて編集モードから抜けると次に表示されるという仕組みになっている。

それだけならわりと普通のメモソフトなのだが、これの面白いところはこれ単体で画像のキャプチャーをしてここに取り込んでおくということができる。
これは面白い。
画像は
"~/Library/BitMemo/capture/"
にpngデータとして取り込まれる。
なのであまり調子に乗ってどんどんキャプチャーしているとすぐにでかいファイルサイズになってしまう。
でもとりあえずメモっておきたいという時には、面白い機能じゃないだろうか。

webは知識の泉だが、記録をちゃんと残しておかないとすぐに消えてしまうサイトが多い。
1年後の生存率はhtmlで4割、ブログの場合は生存率は2割を切っているという話を聞いたことがある。
つまり目についた時にお気に入りサイトは記録を残しておかないと消えてしまうということだ。

また面白い機能にメールへのエクスポート機能もある。
とりあえず見つけた面白いwebの情報をキャプチャーして、URLもドロップしてそれを登録したお友達に知らせるという使い方もできる。
メールはシステムで指定したデフォルトメーラを呼び出してくれる。

また画像だけでなく音源や動画、各種ファイルを記録しておくことができるので簡易なランチャーとしても使えるかもしれない。

これはなかなか実用性を考えても使えるんじゃないだろうか。
こういう機能はWidgetだけでなくアプリでも欲しいくらいだが、Widgetだからこそこういうものがどんどん出てくるということなのかもしれない。






BitMemoはテキストをコピペ、画像ファイルをドロップで
とりあえず簡単にメモを作れる





面白いのは画像キャプチャー機能がついていること
気になるサイトを見つけたらとりあえずキャプチャーで
URLと一緒に記録することができる





iLamp
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

フラットパネルのiMacが登場した時に現れたオバカアプリがパワーアップして帰ってきた。

これはもともとiMacのスクリーンセーバで、画面を真っ白にするというもの。
するとフラットパネルの首振りiMacが電気スタンドになるという、何とも実用的というかオバカ度満点なスクリーンセーバだった。

今回のパワーアップで、真っ白な画面だけでなくカラーローテーションに従って画面がいろいろな色に変わるムードたっぷりな照明にも設定できるようになった。
また一定時間が経つと「iLuxo」が画面を横切っていくという懐かしいギミックも付け加えられた。

これでiBookもMac miniもみんな室内照明として活用してもらいたい。






iLampは真っ白な画面だけでなくいろいろな色に変化する「照明」にも設定できる
時々iLuxoが画面を横切る
Macを楽しい照明器具に変えてしまうスクリーンセーバだ




2005 年 12 月 21 日





Tunatic
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

インターネットラジオでたまたまかかっていた曲の曲名を知りたい、テレビのランキング番組を録音していたが、曲名が分からない・・・なんていうことが時たまある。

気に入った曲の曲名を知りたい時には、音楽に詳しい友達に聞くという方法しか今まで無かったわけだが、これをweb検索でやってしまおうという画期的なアプリだ。
これは音楽の波形をサンプリングしてそれをweb上の曲名検索サーバにあげて、そのサーバに波形を照合して曲名を答えさせるという一種のASPサービス。

音楽のインプットはデフォルトの設定では内蔵マイクに設定されている。
それでスピーカーで音楽を再生して、その波形をマイクを通じと取り込ませる。レベルが低いと「マイクをチェックしろ」というアラートが出るので、環境設定ペインのマイクレベルを調整しながらちょうど良いレベルを探る。

検索マークをクリックすると、その瞬間の波形と同じ波形を持つ曲を照合検索して曲名とアーティスト名を答えてくれる。
肝心の精度だが、クラシックやジャズ、邦楽は全滅で何も反応しなかった。
ところが洋楽のポップス、ロックに関しては最新のものはもちろん60年代のポップスまでかなり幅広い範囲でヒットする。
しかも曲名についてはまちがいはほとんどない。かなり正確だ。

曲名が表示された段階で矢印をクリックするとブラウザを呼び出して、Amazon、eBayなどの関連商品のページへのリンクがcgi表示される。
サーバのデータはこのアプリのコミュニティ参加者がデータをあげて蓄積されているのだという。
このコミュニティに参加するのは簡単で、作者サイトにあるTunalyzerというアプリを起動して、データベースをアップすればいい。
クラシックは対応していないそうだ。

こういうコミュニティベースのボランタリーなアプリが、高速で高精度のサービスを提供できるというのは驚きだ。これはぜひともこれからも発展していってもらいたいアプリだ。






Tunaticは音源を聞かせると曲名を検索して教えてくれる
かなりマイナーなアーティストの作品もヒットする





矢印アイコンをクリックするとこの通り該当作品を買えるサイトのリンクが表示される




2005 年 12 月 23 日





TreetopLights
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

デスクトップにイルミネーションやデコいっぱいのクリスマスツリーを表示するアプリ。

明日はクリスマスイブだ。
今週はデスクトップはこのデコでいこう。
イルミネーションはデスクトップに電飾を表示する。
電飾はレトロなキャンドルライト風の電気にもできるし、フィラメントライトのような光り方にもできる。
また、点滅も一斉とか交互とか華やかな雰囲気を選べる。

クリスマスツリーもデコレーションを選択できるので、質素な感じののツリーにもできるしごてごての雰囲気にもできる。
クリスマスツリーをクリックしてみよう。何かが通過する。

また面白い機能もついていて、メニューコマンド一発でMailからクリスマスカードを贈ることもできる。
残念ながらメーラはMailしか選択できないので、他のメーラを使っている私には使いにくい機能だが面白いんじゃないだろうか。

いろいろクリスマス関連の機能を満載してもらって、クリスマスユーティリティを目指してもらいたいアプリだ。






TreetopLightsはデスクトップに電飾と
デコいっぱいのクリスマスツリーを表示するアプリ





面白いのはクリスマスカードメールを送る機能がついていることだ





IcoNVader
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

クリスマスものは季節が過ぎたら紹介しにくくなるので、これも取り急ぎ。

クリスマス関連のアイコンが跳ね回るグラフィックにもできるし、任意のアイコンに切り替えることもできる。
ジャンプの仕方も、はね方もいろいろ設定できる。
OpenGLを使ったという軽快なスクリーンセーバだ。






IcoNVaderはクリスマスものアイコンや任意のアイコンがジャンプするスクリーーンセーバ




2005 年 12 月 24 日





SMARTReporter
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technologyという自己診断機能の技術が用意されている。略してS.M.A.R.T.と表記する。
様々な局面で使われるようだが、身近なのはハードディスクの自己診断システムだ。ハードディスクの故障の可能性を事前に警告してくれるというシステムで、これは今では大抵のATAのハードディスクには実装されている。

パソコンを使っていて、ハードの故障として一番多いのは
「ハードディスクが逝ってしまった」
という奴だろう。
だからこれを事前に防ぐ方法が有ったらハードウエアの信頼性は大いに上がる。

これはメニューエクストラでS.M.A.R.T.を表示しようというアプリだ。
S.M.A.R.T.自体は既に多くのHDに実装されているので今でもバックグラウンドで動いているのだが、それを表示する方法が無いので本当に問題ないのか確かめる方法が無かった。

いくつかのシェアウエアでそれを表示するものも有ったが、なかなか動作が確実なものが無い。
しかしS.M.A.R.T.についてはなんとかしたいなと思っていたので、このメニューエクストラがちゃんと動いているのはなかなか心強いと思った。
確実に動くのはログファイルにシステムのコンソールログを活用しているからということもある。
この「OK」というログを見たら安心したらいい。

といっても事前に故障の可能性を感知しても、残念ながら壊れかけたハードディスクを治して安心して使えるようにするという方法は無い。
なのですぐに新しいハードディスクにバックアップを取って、ディスクが飛んだ時にいつでもすぐに交換できる体制をとっておくという方法以外に採れる対策というのはあまり無い。

このアプリはなかなか確実に動くスグレモノなのだが、そういう意味では単なる気休めとも言えるかもしれない。






SMARTReporterを最初に起動すると初期設定画面が現れる
チェックのインターバルや警告の出し方などを設定することができる
またFireWire接続の外付けHDもここで設定してチェックできる





アイコンもシステム標準に準じたモノクロアイコンや
逆にカラーアイコンなども用意されている





メニューバーにSMARTステータスを表示する
この設定では異常が無ければグリーン、
異常があればレッドのアイコンで示す





いつ検査して結果はどうだったかは
メニューコマンドからコンソールを呼び出して表示できる
このアプリを使う価値があるのはこのログ機能があるからだ
いつから異常が始まったか検証することができるからだ




2005 年 12 月 25 日





Tunalyzer
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

前出のTunaticはコミュニティによって蓄積された曲データの「フィンガープリントデータベース」を参照して曲名を教えてくれるが、そのデータベースはボランタリーなコミュニティによって生成されると書いた。

そのコミュニティを形成するアプリがこれ。
これは起動するとバックグラウンドで起動して、
"~/Music/iTunes/iTunes Music/"
の中のmp3データなどをスキャンしてデータベース用のファイルをアップロードする。
このコミュニティに協力しても良いと思う方は、これを起動しておくと良いのではないだろうか。






Tunalyzerを起動すると
「バックグラウンドでTunalyzerを活動させても良いか」と聞いてくる
これにチェックを入れるだけでOKだ。




2005 年 12 月 26 日





iCab
(β版はFreeware、Pro版はShareware)
OS10.4Tiger対応

ドイツが生んだwebブラウザ。
そのOSX版が出ていることはかなり前から知っていたが、このブラウザにはOS9時代に一度失望させられたのでなかなか手が出なかった。

OS9時代にはMacは良いブラウザに恵まれなかった。
システムバンドルのInternetExplorerNetscapeぐらいしか選択肢が無かった。
よりひどくない方ということでNetscapeを使っていたが、どちらにしてもこの両者のブラウザはひどく運動能力不足の鈍重な、しかもIEの方は不安定ですぐ落ちるブラウザだった。
さらにしかもIEの方はシステムを巻き込んで落ちてくれるので、そのままフリーズなんてことも珍しくなかったし、数回システムをお釈迦にしてくれて再インストールの原因を作ってくれたりした。

今から考えるとひどい暗黒時代だった。

そこに彗星のように現れたのがこのiCabだった。
iCabは軽快なブラウザということで登場したが、事実最初の頃のバージョンは起動も素早かったし、描画も軽快に動いていてMacに於けるブラウザの可能性を見せてくれた初めてのブラウザだったと言っていい。

ところがこの軽快だったiCabもどんどんバージョンを重ねるごとに様々な機能が追加されていきどんどん鈍重なブラウザに成り下がっていった。
こんなことなら余計な機能なんか付けてくれない方が良いのに、と思いながらも旧バージョンがライセンス切れと同時に起動できなくなるので仕方なくバージョンアップしていた。
あるバージョンからついに長時間使った後だと終了に異常に時間がかかるようになってしまい(最長で一時間近くかかったことも)どうにも使い物にならなくなってしまったので、結局iCabに見切りをつけてNetscapeに戻ったといういきさつがある。


それで新生iCabなのだが、試してみた印象をいうとかつての肥満体の鈍重なiCabから、また初期の頃の軽快なiCabに戻りつつあるようで、起動も描画もなかなか速いと感じた。

タブブラウジングをサポートしているとか、コマンドキー+上下カーソルキーで順次送りのスクロールができるとか、コマンドキー+左右カーソルキーでタブを乗り換えられるとか良い部分もある。

ところがやはりキャッシュが溜まってくると、描画が永久動作に入ったり安定していない部分もある。また私のサイトでチェックしたところリンクやフォントサイズ指定をきちんと表示できないという他のどのブラウザにも見られなかった問題を起こしていた。
まだベータだから仕方ないともいえるし、安定版のPro版だったらこういう問題は解決しているのかもしれない。

それにしてもこのブラウザはもう登場して5年にもなるわけだからもうちょっと安定しても良いんじゃないかという疑問はわいた。

このサイトでは実際にテストしていても褒めることができないアプリは取り上げないというポリシーで記事を書いている。
だからiCabは無視しても良かったのだが、ことブラウザのことになると書かずにはいられなくなるので思わず書いてしまった。
ましてや一時期は期待して使ったiCabだから、もうちょっとがんばってもらいたいという思いはある。






iCabのスキンはOSXらしくアクアなスキンになった
タブブラウジングもサポートするようになったし、描画も再び軽快になった





しかしこの通りフォントサイズを正しく表示できないとか、リンクが消失するとか
中央揃えが正しく表示できないなど問題は山積みのようだ





SeaMonkey
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

いまや、ブラウザの世界で台風の目的な存在になっているMozillaコミュニティのブラウザの一つ。
MozillaコミュニティからはMozillaFirefoxCaminoなど高機能なブラウザが数々登場していて、前者二つはWindows版やLinux版なども出そろっているし、ブロガー向けのFlockなんてのも出てきたりと、まさにMozilla組は花盛りのような状況になってきている。

その中でもこれは大作というか、かつてのNetscapesuitsと同じ内容を目指していたMozillasuits版が名前を変えてSeaMonkeyになったということは前にも紹介した。
そのバージョンが若干進んだのと、仮だったアイコンが正式に決まったようだ。

このSeaMonkeyはブラウザ機能のナビゲータだけでなくメール機能のメール&ニュースグループ、webページ作成ソフトのコンポーザ、アドレスブック、チャットソフトのチャットジラがセットされたインターネットスイーツになっている。

つまりこれ一つでインターネットに必要な機能は大部分揃っているということだ。
Netscapeなんかをメインに使ってwebもメールも全部やっていたという人には全く違和感無く乗り換えられるだろう。

いまのところW3Cルールに一番忠実な描画エンジンを使っているし、使い物になるのは折り紙付きだ。
こういうものが発展していくというのは実に心強いものがある。






SeaMonkeyのナビゲータ画面
Mozillaの標準的なブラウザとして、必要充分な機能を持っている





メールやニュースグループの機能もこれでカバーできる
メールのフェイスもずいぶん使いやすそうなものに変わった





webページ作成ソフトとしても充実した機能を持っている
この機能だけ切り離したNvuなんていうアプリもあるが
ブラウザと引き比べてソースコードを見たいという時には便利だ





アドレスブックも独立してセットされている





面白いのはAOLなどのアカウントと共用のチャットソフトがセットされていること
私はチャットをやらないが、これも使いやすそうなフェイスを持っている




2005 年 12 月 27 日





MilkyWay
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

大量にある画像ファイルの中から、お目当てのファイルを探す時にどうやっているだろうか?

iPhotoを使っている人は、そのプレビュー画面をスクロールして探しているかもしれない。
しかし私はiPhotoは使いにくいと思っているので画像管理には使っていない。動作が重いということもあるが、iPhotoライブラリで画像を一元管理するという考え方がかえって不便で使えないと思っている。

それで大量にあるファイルを表示するのにアプリを使うとクラッシュしたり問題を起こすから、Finderをカラム表示にして、そのプレビュー画面を見ながら探したりしている。
しかしこの画面は小さいし表示も速くないので結構探しにくい。

そういうケースでこのアプリが役に立つ。

これはFinderで選択した画像ファイルをプレビューするアプリだ。一度に大量のファイルを読み込まないので時間がかからないし、クラッシュもしない。
そのくせシステム標準のFinderのプレビューよりも表示は速いし表示画面は大きい。
数百もあるjpegファイルからお目当ての写真を探し出す時とかに役に立ちそうだ。






MilkyWayFinderで選択している画像を素早くプレビューする
探し物をしている時に役に立ちそうだ





Finder標準のカラム表示でのプレビューと比べて
どちらが画像ファイルの探し物に便利か
一目瞭然じゃないだろうか?





Celestia
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

このアプリは確かOS9からOSXに乗り換えた時に、最初にインストールしたオンラインウエアだったような記憶がある。
そういう意味では懐かしいアプリなのだが、それがほぼリニューアルして帰ってきた。
これはいわばアクティブなプラネタリウムというか、時間を自由に短縮したり光速以上のスピードで飛び回って宇宙を旅して恒星や惑星、その衛星や星座、果ては銀河までを表示するアプリだ。

新しいCelestiaはクロスプラットフォームのアプリになってWindowsやUNIXでも動くようになったらしい。

昔試した時も大掛かりなグラフィックの割には画像がスムーズに動くと感心していた。
これも基本的には同じOpenGLで動いているようだ。
しかしさすがにグラフィックに精度が上がって昔よりきれいになった分、重くなったようだ。
それなりのグラフィックカードを積んでいないと動きがカクカクになってしまうかもしれない。

でも試しにデモツアーを動かしてみて欲しい。
このアプリの魅力はこのツアーに凝縮されているので、それを見ているだけでも楽しい。
太陽系を離れて恒星間を移動している時はまるでスタートレックを見ているようだ。






Celestiaを起動した時のクレジット画面
これもなかなかいい感じだ





まず最初に母なる地球を表示
シンプルに地形だけの表示もできるし夜間の都市の灯りも再現できる
またwebから雲の状況を取得して表示することもできる





ターゲットを設定して視点からの「高度」の数字を
入れてエンターするとたちまち月にダイブできる
アポロで4日間かかった道のりが4秒で表示される





これは火星のグラフィックだが、前にも増して精細で美しいグラフィックになった
惑星や衛星の軌道、その時間軸の位置なども表示される
自ら視点が動くアクティブなプラネタリウムというのはこのことだ





そして母なる太陽系を離れ恒星間の旅に出る
あっという間に星が動くグラフィックが感動的





そして銀河の外に飛び出して振り返ればそこには美しい渦巻き銀河が・・・
このデモを見るだけでも十分楽しめる




2005 年 12 月 28 日





OnyX
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

メンテナンスプロセスを一通りそろえたデパートアプリのバージョンアップ。

その内容はほとんどバグフィックスだが、中には「Dashboard開発モードを稼働する」なんていうメニューもあったりして、このアプリはどんどん機能が増えていきどんどんとりとめがなくなっている。
便利だから愛用者は多いようだが。

あとタイガー正式対応ということでアイコンがトラ縞になったのはご愛嬌。






OnyXの新メニューは「Dashboard開発モード稼働」というチェック
Dashboardの開発はアプリよりも面白そうなのでトライしてみてはどうだろうか




2005 年 12 月 29 日





LotsaGlass
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

スクリーンセーバをいくつか

これはガラス細工風のオブジェがゼリーのようにゆっくりと姿を変えていく美しいセーバ。 3Dのガラス級の原画を変化させているわけだが、リソースを開いてみると前後左右、それに手前や奥の光のマップが用意されていて、それがガラスの表面に映り込んだり、透けて屈折したりという効果が表現されている。

この作者さんのセーバは前にLotsaWaterという作品を紹介したことがあるが、グラフィックの美しさについてはなかなかこだわりがある方のようだ。





LotsaGlassは球体のガラスがどんどん変化していくセーバ




その変化とともに光の写り込みや屈折が見事に表現されている
きれいなんじゃないだろうか





LotsaSnow
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これも同じ作者さんのセーバでしんしんと降りしきる雪というイメージを、写実的ではなくややメルヘンチックなデザインで表現したセーバ





LotsaSnowは雪のスクリーンセーバ





LotsaEscher
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

さらにもう一点、これはエッシャーのだまし絵をモチーフにしたセーバ。
風景の中の一角の窓にだんだん近寄っていくと、その窓の向こうに見える風景は?・・・

じっと見ていると目が廻りそうな効果のあるセーバだ





LotsaEscherはエッシャーのだまし絵をテーマにしたセーバ
この絵の中の一カ所に近寄っていくともとの絵に戻ってしまう




絵はいくつかのパターンから選べるが、これが一番原画に近いパターン
これを見ればなぜ戻ってしまうのか納得できる




2005 年 12 月 30 日





Port Peg
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

OSXの場合はファイルのやり取りの基本はPDFでやることになっている。
プリントアウトの元になるファイルはPDFだし、ファックスソフトのベースになているのもPDFだ。 テキスト、画像系のすべてのファイルを扱うアプリからPDFにファイルを書き出すことができるし、デスクトップのスクリーンキャプチャもデフォルトはPDFだ。

これはセキュリティとかの機能を付加していく上では賢明な選択だったと思うが、それでもPDFは重いとかwebで使うのは基本的に規格外とか使いにくい面もある。
それでPDFをjpegなどに書き出したい場合があると思うが、直接変換する方法が無いので私などはよくスクリーンキャプチャのSnapClipなどを使って変換している。
しかしこれも正規の使い方とは言えない。
PDFを直接jpegに書き出すアプリがあれば良いわけだが、これがその機能を持っている。
圧縮率は結構大きめに設定されているので、きれいな画像を得たければ高画質に設定しておくことをおすすめする。
jpegに変換すればレイアウト崩れも絶対にあり得ないし、どんなプラットフォームでも扱える。
WindowsにはデフォルトではAdobeReaderはインストールされていないので、本当に確実なのはこういう方法かもしれない。

またPDFで何ページもあるファイルを1ページずつ切り離して別の書類で使うということにも使える。





Port PegはPDFをjpegに書き出すアプリ
PDFは扱いにくいという人にはこれは朗報だ







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