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2005 年 12 月 1 日





Cookie Assassin
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

SafariまたはSafariとクッキーを共有しているブラウザなどが集めてきたクッキーファイルを管理、削除するアプリ。

クッキーというのは便利な仕組みだ。
様々な機能に利用されているが例えばあるサイトに行って自分の名前などを記入したりすると、次回からはそのサイトに入った時に
「こんにちは○○さん」
などと自分の名前で呼びかけてくれたりする。

それ以外にも同じユーザが2回も3回もアクセスしてもアクセスカウンターのユニークビジターには一人としてカウントされるというサイト側にも便利な機能として使える。
これもサイトがブラウザに渡したクッキーファイルを読み込んで、同じ人だと認識する機能によっている。

それだけならいろいろと便利な機能の仕組みですむのだが、一時期このクッキーにスパイウエアまがいのファイルを仕込むという悪質サイトも横行した。
ブラウザがサイトのhtmlを開いた瞬間に、クッキーがそこに書き込まれた情報をサイト側に渡すのは異常でもなんでもない動作だからそこが偽装しやすかったわけだ。
ならばクッキーなんか禁じてしまえば良いのだが、そして事実大抵のブラウザには「クッキーを拒絶する」という設定項目があるのだが、実際にはJavaScript(ActiveX)なんかと一緒でこれを禁止してしまうとwebの様々なサービスを受けられなくなってしまう。
実際不便な思いをするはずだ。

そこで推奨するのはやはりあまり怪しげなサイトに行かないということなのだが(Windowsでネットサーフィンするのならこれは厳守事項)、それと時々クッキーも掃除してあまり出自が分からないような怪しげなものはどんどん削除するということになる。

このアプリはクッキーを一覧表示するだけでなくその出元のURLなどを表示することができる。
元のサイトが思い出せない時には右の矢印から出元のサイトを呼び出して出自を確認することもできる。
それで必要ない、またはあまり好ましくないサイトの場合はこれでどんどん削除してしまおう。

クッキーを一度にすべて殲滅してしてしまうこともできるが、そうするとお気に入りのよく行くサイトのパスワードなどもまた手入力しないといけなくなるかもしれない。
そういう不便も起こるから、やはり要らないサイトのものだけ削除するというのが良いと思う。






Cookie Assassinはクッキーの一覧を表示して管理するアプリ
表示するだけでなくどこのサイトのものなのか呼び出して確認したりできるのが便利





Yasu
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これはシステムキャッシュクリア、アクセス権修正、ログクリアなどのメンテナンスのルーティンワークをワンクリックで実行するお手軽アプリ。

という趣旨ならOnyXなんていう大物定番アプリもあるが、これはルーティンメンテナンスに特化した軽いアプリというところがメリットかもしれない。






Yasuはキャッシュクリア、ログクリアなどに特化したメンテナンスアプリ





Gifraffiti
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これはマウスを使ってフリーハンドで描いた絵がgifアニメ風にゆらゆら揺れるというWidget。

これはなかなか面白いんじゃないだろうか。子供たちには受けること間違い無しだ。
ただ実用性を考えたら、このアニメ化した絵をgifか何かに保存できれば言うこと無かった。
そうしたらいろいろ手作りの面白いwebの材料が大量に自由に生産できるので、もっと面白かったと思う。


と思ったら、このgifアニメちゃんと保存できるようになっていた!
うにうに動いているアニメをWidgetの外にドラッグアンドドロップすると.gifファイルとして保存される。
これから私のサイトがいろいろうにうに動き始めたらこのWidgetのせいだと思っていただいていい。






Gifraffitiは手書きの絵をうにうに動かしアニメ化するWidget
なお絵が下手なのはこのWidgetの機能とは関係がない





Screenshot Plus
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これはスクリーンショットを取るWidget。
こちらのBBSで「nao」さんから情報をいただいた。

スクリーンショットを撮るアプリということであればSnapClipというアプリを常駐させていてこれの使い心地には不満は無い。
不満は無いのだが、Dashboard Widgetをアプリのように白バックでキャプションを取れないかなということをちょっと不満に思っていた。
そろそろデスクトップが散らかってきたので、Widgetのキャプチャを取るたびにデスクトップを片付けなくてはいけないというのが面倒だった。
だから時々Dashboardを取り上げるのが億劫になることがある。

これなら背景を気にしなくても良いので手軽に使える。
書き出しはjpegだけでなくpngなど他のフォーマットもいろいろ選べるので実用性も高い。
またウインドウの中だけを自動的に切り抜いてくれるという機能も面白いと思う。






Screenshot Plusはスクリーンキャプチャを撮るWidget
デスクトップでもウィンドウでもDashboard Widgetでも好きなものを撮れる
Dashboardもこのように白バックに書き出してくれるのがうれしい機能だ




2005 年 12 月 2 日





シイラ mini
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

WebKitをベースにした高機能なブラウザシイラがDashboard Widgetになった。
前に紹介した時にはちょっと際物のような気がしたので、そういう紹介の仕方をしてしまったがその後のバージョンアップでブックマーク機能を実装した。
これで実用性が飛躍的に高くなったように思う。

ブックマークは
"~/Library/Shiira/Bookmarks.plist"

"~/Library/Safari/Bookmarks.plist"
を共有して読み込むように設定できる。
私の場合はシイラにはブックマークは置いていないのでSafariのブックマークを読み込むように設定した。

これで普段使っているブックマークがそのまま使える。
また起動した時に表示する「ホームページ」も設定できるのでGoogleなどの検索ページを設定しておくと便利だろう。

前作はちょっとおもちゃっぽい気がしたが、この改良で十分実用的なWidgetになった。
アイコンもシイラのシンボルの魚になったのも愛用者には喜ばしいことじゃないだろうか。






シイラ miniはバージョンアップしてちょっとフェイスも変わった
ブックマークボタンも増えて実用的になった





ブックマークを表示するとこんな感じ
表示はかなり小さいがこれでもあると便利さがかなり違う
またブックマークキーの隣のボタンを押すと今表示している
ページをwebブラウザで表示することもできる





FontViewer
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これはフォントを見るWidget。

テキストのデザインに凝るようなイラストレーションのようなことをやっている時に、自分が持っているフォントの一覧を見たいという場合がある。
こういう時にフォントをプレビューできるアプリがいくつかあるが、これらは大抵はフォントを表示するのに非常に待たされるか、または非常に大きなフォントキャッシュファイルを生成してくれるかどちらかだ。でかいライブラリデータを生成してディスク容量を圧迫してくれても表示が速い方がうれしい。

しかし両得で解決したいならこのWidgetを使えば良い。
ライブラリデータを生成しないので表示には結構時間がかかる。しかしそこはDashboardWidgetの手軽さで、起動しっぱなしにしておけば良い。
バックグラウンドではメモリ領域以外はほとんどリソースを食わない。

それでフォントを見たい時だけさっとDashboardを開けばスピーディだ。
日本語も通るので日本語フォントの確認にも使える。
英語フォントと切り替えるとまた時間がかかるが、Widgetは2つも3つも窓を開いておけるので一つに日本語を、もう一つに英語フォントを表示しておくという使い方もできるかもしれない。






FontViewerはフォントプレビューがお手軽スピーディにできる
起動しっぱなしにしておけば待ち時間無しにフォントを確認できる





もちろん日本語も通るので日本語デザインをする人にも使える




2005 年 12 月 3 日





WorldTimes
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これは一種の世界時計だ。

私の個人的な事情だが、ニューヨークなどの海外に電話をしなくてはいけないことがよくある。
相手がニューヨーク一元なら良いがロンドンや東ヨーロッパ、西インドとかにまたがると、何時に電話したら良いか頭がこんがらがることがある。
「時差は何時間だっけ?
こちらはGMT+9だから相手は9時間マイナスにすれば良いのか、待てよプラスだっけ?」
とかなって算数に元々弱い私の頭では対処しきれなくなる。

そこで
「現在は日本時間では何日の何時だが、現地時間では?」
というようなことを表示してくれるアプリがあれば良いわけだ。
OtherTimeというようなアプリを愛用していたが、このアプリがなぜかパンサー以降更新されておらず、タイガー環境ではドックアイコンで時間を表示できなくなってしまった。
これは相手時間を知りたいという単機能では優れたアプリだったのだが、このアイコン表示ができない以上何か良いアプリが無いかと思ってこのアプリを見つけた。

ドックアイコン表示できないなら機能的には一緒だが、デスクトップに表示できる分だけ今の私にとっては便利かもしれない。
何曜日の何時かということを表示できるのも優れている。
「そちら時間は昨日でしたっけ、今日でしたっけ?」
とかで頭がこんがらがることがあるからだ。






WorldTimesは実用一点張りな世界時計だ
フェイスは地味だが、本当に実用に使う時には
こういうものの方が遥かに使いやすい





Atomic Clock
(Freeware, Widgets for Konfabulator)
OS10.4Tiger対応

これはKonfabulatorには大量にある時計Widgetのひとつ。

要はデジタル時計なのだが、「原子時計」と標榜するだけあって、微妙にうにうに感のある動きをする。
面白い時計だ。






Atomic Clockはデジタル時計
微妙にもだえる数字を見て変な気を起こさないように(?)




2005 年 12 月 5 日





Google Maps
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

アドレス帳の住所データからGoogleの詳細地図を直接呼び出せるWidgetのGoogle Mapsが新しくなった。

前はコードに間違いがあったために、ダウンロードしたなりのままではとんちんかんな場所を指し示していたが今回はそのままで正確な場所を表示した。
引き出しにはアドレスブックに登録しているひとの名前が出るので、その人名をクリックすると登録している住所を表示する。
なかなか実用的じゃないだろうか。





Google Mapsはコードが新しくなったので正確な場所を表示するようになった
これで国内でも使える





Power Hour
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これは面白い!

これはiTunesのプレイリストを指定してそこに入っている曲をそれぞれ1分ずつだけどんどんローテーション再生できるというアプリだ。
利用法として作者さんは「曲当て一気飲みゲーム」(?)なる怪しげなゲームを提案しておりアプリのフェイスも「ゲーム開始」「ゲーム中断」となっているが、そういう使い方が楽しいかどうかはともかく、ラジオの番組を聞くようにiTunesを聴けるという意味で実用性が高いんじゃないだろうか。

iTunesは優秀なジュークボックスソフトとしてそれこそOS9時代から愛用させてもらっているが、唯一不満を言うとアトランダムにリストから曲を再生してくれるのは良いが、そういう時には曲はフルコーラスで再生するんじゃなくて頭1分とかサビのところ1分だけ再生して次々と次の曲に乗り変わって欲しいという時がある。
そういう気分の時にもそういう設定が無いので、一曲丸々フルコーラス聴かなくてはいけないということでちょっとだるくなる時もある。

このアプリというかスクリプトはプレイリストを指定してその曲を順番にでもランダムにでも再生できる。
また再生部分は曲頭1分という指定もできるし、途中のランダムな場所1分という指定もできる。 リスト中何曲再生するかも指定できるのでタイマーの代わりにもなる。(デフォルトでは60曲、1時間という設定)
曲の変わり目に効果音を入れることもできる。私はアヒルの声を出して子供たちにも受けているがこれがなかなかラジオ的で面白いと思う。自分好みのジングルを作って指定することもできる。

もう一つ希望を言うなら、1曲の再生時間も1分固定じゃなくて、30秒とか1分半とか選べるようにしてくれればいうことが無かった。そういう気分の時もあるからだ。

これはiTunes用だが、iPod用にもこういうアプリがあれば良いのにと思ってしまった。
実はこういうアプリを探していたので結構これはうれしい。





Power Hourは好みのプレイリストの曲を「1分ずつ」演奏するジュークボックスソフト
効果音なんかも入れたりするとラジオのランキング番組を聴いているみたいで面白い




2005 年 12 月 6 日





Kabaddi
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

なんとあのオモシロ&役に立たないソフトを精力的に開発している「スタジオ蔵」さんからリリースされたwebブラウザだ。

前々から試してみたかったが、ジャガー環境では起動できなかったのでお蔵入りしていたのだが大黒さんのところのBBSで話題になっているのを見て思い出したので、今更また試してみることにした。
結論からいうと「スタジオ蔵」さんらしいというか、そういうアプリだ。

アイコンはカレーのSafariだし、スキンからしてインドのスキンなのは納得なのだが、その機能も「悠久の歴史」を感じさせる非効率ぶりだ。 このブラウザでURLを読み込ませるだけではどこのサイトも表示に失敗する。

不良品をつかんだとか思ってはいけない。

付属readmeに書いてある通りこのブラウザは内蔵マイクをセットしてブラウザが読み込み動作に入ったら「右上のオジサンに会わせて『カバディ!』『カバディ!』と叫び続け」なくてはならない。
叫び方が足りないとこのブラウザは止まってしまうので、人目を気にしているようなやわな奴にはこのブラウザは使いこなせない。
また半日ネットサーフィンなんてやっていると確実に声が枯れる。

しかしそういう点を大目に見ればこのブラウザはWebKitのブラウザとしては一応使える、本物のブラウザだ。決してジョークソフトなんかではない。
ていうか笑いを一発取るためにわざわざ本物のブラウザまで作ってしまうか?

スタジオ蔵さんの気合いの入り方に脱帽だ。





Kabaddiは見たところweb表示には問題は無いし
ブラウザとしての必要最低限の機能はちゃんと持っている
どういう目的で開発されたかが謎なブラウザだが




2005 年 12 月 7 日





Validate Me
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

自分でwebサイトを運営している人、特に自分でhtmlタグを打っている人とかcgi、phpなどを組み上げている人向けにそのサイトのコードがW3Cのルールに適合しているかを判定してくれるクライアントアプリだ。

W3Cはティム・バーナーズ・リー以来のインターネットで使われるマークアップランゲージのルールを管理している公的機関だ。
本当はルール上はすべてのサイト、webブラウザがこの機関が定めるルールを遵守していないといけないというのが建前だ。
しかし現実には世界ナンバーワンOSに標準搭載された世界ナンバーワンシェアのブラウザがこのルールを全く無視しているために、インターネットにはいろんな方言が氾濫している。

だが最近はこの公的機関が認定している世界共通ルールをもう少し尊重しようという動きが世界的な風潮だと思う。そういう意味でMozillaなどの各種ブラウザは最初から「W3C」準拠ということを打ち出している。
よくドザの皆さんが「Mozillaは変な癖がある」なんて言っているがこれなんかもう世界観の違いで、標準はMozillaで世界ナンバーワンブラウザの方が「変な癖」なのだ。

このアプリはW3Cのコード診断サイトを利用しているので、このチェックに合格すれば「正式準拠」ということでW3Cのバッジを自分のサイトに貼ることが許される。
試しに自分のサイトで試してみたが、ここのサイトもいろいろローカルルールのコードが混じっているようで残念ながらお墨付きはいただけなかった。
直していこうかと思ったが、いろいろ手間が大きくなりそうなのでこれは長期的な課題とさせてもらった。

つまり私もあまり偉そうなことはいえないのだが。





Validate MeにサイトのURLを入れてクリックするとタグの診断をしてくれる
これは「不合格」のお叱りをいただいてしまった図
何がまずいのかは「詳細を見る」ボタンで見ることができる





Virus Out
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これはデスクトップにうじゃうじゃと発生するウイルスを、キンチョールのようなスプレー式のウイルス駆除ソフトで駆除するという他愛のないゲーム。

他愛無いゲームなのだが起動画面はウイルス駆除ソフトのようなフェイスをしているし、スタートするといきなりウイルスキャラたちが現れてスクリプトファイルなどをどんどん消去し始めるのはちょっとドキッとする。
(実際にはこれはゲーム画面で何も削除しているわけではないが、その画面はリアル)

まぁウイルスまみれのナンバーワンパソコンをお使いの皆さんは、ゲームではなくリアルでこんなことをやっているわけだからその疑似体験をして彼らの気持ちを解ってあげるという役には立つ。






Virus Outの起動画面はウイルス駆除ソフトみたいに
過去のウイルス検疫ログなどが表示されたりするのが愛嬌





ウイルスはうじゃうじゃと涌いてくる
彼らからどれだけ重要ファイルを守れるだろうか




2005 年 12 月 8 日





Spotlaser
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これはすばらしい!!

ここでもたびたび取り上げているようにシステム標準のSpotlightもそれなりにすばらしい機能を持ちながらもいろいろ問題も起こしてくれているのだが、それに取って代わる実力が十分あるファイル検索アプリだ。

システムバンドルのSpotlightはあらかじめディスク内の全領域のファイルをすべて読み込んでメタ検索ファイルを作っておき、検索の時には実体のファイルではなくそのメタ検索の結果を表示するというアプリだ。
メリットとしては検索が驚くほど高速(ほとんど瞬時)で、インクリメンタルサーチも可能なこと、メタ検索なのでファイル名の一致だけでなくファイルの中身の内容の一致も検索に含めることができるなど優れた点もある。
しかし問題点も抱えていて、インストールしたばかりのファイルの内容を反映するのにやや時間がかかること、フェイルの内容一致まで出てくるとキーワードによっては膨大なファイルが検索にかかってしまいかえって目的のファイルにたどり着くのに時間がかかってしまうこと、そして最大の問題点が新しいボリュームを認識するたびに、そのボリュームの全領域をスキャンしてメタ検索ファイルを作り始めるという動作を勝手に始めてしまい、それを中止させる手段もプロセスの強制終了以外にないということだ。

どうもメリットよりもデメリットの方が勝っているようだ。

これに対してSpotlightをより強力化したという意味のネーミングであろうこのSpotlaserは、メタ検索ファイルをあらかじめ作らないで高速検索を実現した。
だからSpotlightのようなインクリメントサーチは無理だ。 しかしSpotlightに匹敵するような驚くべき高速サーチを実現した。

またSpotlightのようなテキストの文脈まで検索する能力はないが、逆にあらかじめ用意したメタ検索ファイルに依存しないのでたった今しがた挿入したファイルでも高速検索で見つけ出すことができる。
もちろんメタ検索ファイルを用意するためにボリュームを認識するたびに数十分から数時間フルアップしてマウントも解除できなくなるなんていう鈍重な動きもしない。

比べてみるとどちらがメリットが大きいだろうか?
多分好みと用途によるのだろうが、テキストの中身まで検索したいというメタ検索が必要になるようなシチュエーションというのはそんなに多くない。

それに対して今しがたインストールしたばかりのアプリが使えないという評価をした、そしてそのアプリにアンインストーラがついていない、それでファイル名で瞬間検索して初期設定の.plistファイルやその他のカーネルエクステンション、Startupitem、daemonなどを見つけ出して削除しなくてはいけないという場面は私の場合結構しょっちゅうある。
なので、こちらの方が遥かに使いやすいと思う。


あとはSpotlightを殺すユーティリティを見つければ完璧だ。
これでTigerの不満は大部分解決する。


またこのアプリのもう一点優れている点は検索結果をFinderで表示できるということだ。
検索結果のウインドウはもうFinderのウインドウになっていて、アイコン表示やリスト表示に切り替えることもできるし、見つけたファイルをデスクトップにドロップしたり削除したり開いたりとFinderと全く同じように扱えるのが優れている。
Spotlightでも検索結果のアイコン上で右クリックなどのコンテクストメニューでファイルを開いたり、Finderで表示したリができるが、こちらのSpotlaserはコンテクストメニューを呼び出すというような余計なワンステップ無しに、直接Finder表示できるのが優れている。
この面ではシステムバンドルのSpotlightよりも直観的というか、むしろ「Mac的」だと思う。

これは使えるんじゃないだろうか。




注意!!

この記事について重大な錯誤がありましたので訂正させていただきます。
このSpotlaserは検索機能がSpotlightの生成したメタ検索ファイルに依存しています。なのでSpotlightを殺してしまうと、このアプリも一緒に死んでしまいます。
事実私のiBookではSpotlightSpotlaserもいっしょに死んでしまいました。

なのでこのアプリはSpotlightの代替アプリとして活用はできますが、Spotlightを止めてその鬱陶しいディスクスキャンをやめさせるという問題解決にはならないということです。

道理でスキャン結果を記録するファイルが4Kの大きさしかないのに、Spotlightと遜色無い検索スピードが確保できていたわけです。これはSpotlightのスキン替えソフトということだったようです。

それでも利用価値は低くはないと思いますが、私がもくろんでいたSpotlightを止めるという場合にはEasyFindを使うしかないということです。サーチには時間はかかりますが、Spotlightには依存していませんのでこれを止めてもちゃんと動きます。

情報をいただいた「通りすがり」さんありがとうございました。





Spotlaserの検索画面のスキンはこんな雰囲気だ
ざくっとファイル名だけでも検索できるしnot検索やor検索も可能だ
ファイルサイズで足切り検索することもできるなど便利な使い方が考えられる




検索結果の表示窓は一見Spotlightにそっくりな表示法だ




ところがこれの面白いのは左上のアイコンをクリックすると
アイコン表示やリスト表示などFinder標準の表示も可能になるという点だ
使えるんじゃないだろうか




2005 年 12 月 9 日





Russan's Monolith
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これもQuartzComposerで作られたスクリーンセーバ。
宇宙空間に浮かぶモノリスにメッセージが表示されたり、時計になったり・・・なセーバ。





Russan's Monolithは虹色に輝く不思議なモノリスだ





WakeUpNeo
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

すべてはここから始まった。
あの映画のワンシーンがあなたのMacでも再現される・・・なセーバ
ネオが最初に受け取る
「起きろ、ネオ
お前はマトリクスに捕らえられいる
白いウサギについていけ
トン、トン」
というあの謎めいたメッセージがあなたのところにも来る





WakeUpNeoは例のあのメッセージを表示するセーバ
Macの前でうたた寝をしないことだ




2005 年 12 月 10 日




トヨタがミュージックプレイヤーを発売予定なんだそうな。

そうでなくてもAppleの一人勝ちの様相を呈してきてソニーがさんざん苦戦している市場に、オーディオメーカーでもないトヨタが参入するという意図は何なんだろう?

トヨタのことだから単なる車のエンブレムがついたMP3プレーヤーなんてことは無いんだろうと思う。そうだったら怒るよ・・・
何か面白い新機軸を打ち出してくれるのかなぁ?
可能性はありそうで昔、モバイルコミュニケーターという音声認識のブラウザを装備したインターネットコミュニケーターを取材したらみんなバックにはGMとか、クライスラーとか自動車メーカーがついていて、そういうものは自動車に積むのが一番利用価値が高いだろうということは自動車メーカーも思ってはいるようだ。
今はアメリカの自動車メーカーがちょっと停滞気味のように思うが、新しいものはソニーやパイオニアといったオーディオ、あるいは携帯端末メーカーからではなく自動車メーカー絡みででてくるのかもしれない。

そうだとしたら面白いな。
車と無線リンクするMP3プレーヤーとか。





2005 年 12 月 11 日





HappyHolidays!
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

写真とメッセージを組み合わせて『簡単』にクリスマスカードを作るアプリ。

簡単さも極まって1枚作るのに数十秒というところだ。
イメージを決めてメッセージを記入するだけだから何も迷うことは無い。
ところがこの手の『簡単』ソフトには自由度が全くないものが多いが、これは写真の数を増やしたり、回転させたり結構面白いギミックもある。
また書き出しもカードにも書き出せるしjpegに出力してメールに添付することもできる。
残念ながらメーラへのエクスポートはMailにしかできないところがもう一つだが。

そういう季節だし使ってみたらどうだろうか?





HappyHolidays!は簡単操作でクリスマス&ニューイヤーカードを作るアプリ
書き出しは紙以外にjpeg、Mail直接エクスポートなどが選べる




こちらが完成品
私から愛読していただいている皆さんへのクリスマスカードだ
(ちょっと簡単な作りだが)





DoBeDo
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

iCalの予定を気軽に見たいということで最近Widgetを愛用している。
iCal Eventsは予定をiCalを起動しないで確認できるのが便利だ。
しかしこれは予定はチェックできるがToDo項目がチェックできない。
ToDoだって見落とすと大変だ。
そこでこのWidgetを一緒に起動しておけば、予定ToDoともにDashboardで表示できる。
これも必要だと思っていたので早速常駐させることにした。





DoBeDoiCalのToDO項目を表示できるWidget
項目の種類や期間も選べる





Google Earth
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

先々月だか世界経営者会議に行った時に、GoogleのCEO兼会長のエリック・シュミットのプレゼンテーションを興味深く見たという話を書いた。
その時にこのGoogle Earthのデモが会場で披露されて地球の全景から東京の丸の内周辺にまでスムーズにズームインするグラフィックに会場から驚きの声が漏れていた。

この新サービスがもう早くも日本に対応していて、首都圏などはビルの一つ一つが判別できるくらいの詳細な衛星写真で表示できるというデモだった。
Google Mapという形で既にサービスは始まっているがこのGoogle Earthがそういうものと違うのは単なる地図サービスではなく、3Dグラフックなまさにバーチャルな地図だということだ。
方向音痴にはありがたいサービスになるかもしれないしGPSと融合すると全く新しいサービスになる可能性がある。
そのグラフィックの美しさはキャプチャーを見てもらいたい。

しかしこの驚異的なグラフィックの美しさは実は客寄せパンダなのかもしれない。このサービスの本当の実力はこれから明らかになっていくだろうが、本当はこのすばらしいグラフィックとオーバーラップしてプッシュプル型の情報サービスを展開するというところが重要なわけで、これによってまたしてもGoogleが一人勝ち企業になっていくということになるのかもしれない。

今から3年前にイギリスのマン島に第3世代ケータイの取材に行った時も、実はこのプッシュプルサービスという部分が一番印象に残った。それ以外の実験内容はまさしく日本で実用化したNTTドコモのFOMAそのもので、特に驚きはなかったのだが彼らはGPSサービスと結びつけて、例えばマン島の旧跡の巨大水車の前に来た時に
「マン島観光局の『水車』の情報を見るか?」
とか市内から空港に向かう時に
「途中のマン島土産の店を見るか?」
などのプッシュ型情報サービスを実験していた。

こういうサービスは無作為に送りつけると単なるスパムにしかならないが、相手の状況にマッチしたプッシュ情報なら逆に多いに喜ばれてしかもヒット率も高いというユーザ、ベンダーともにハッピーになれるサービスになる可能性がある。そのためには相手がどういう情報を欲しがっているかという情報が必要なのだが、このように絞り込んだ地図検索をする人ならばそういうところがマッチする可能性が高くなるわけだ。

Googleは30年前のソニーと同じようにまだまだ面白い企業に化ける可能性があると感じたプレゼンテーションだった。

そのβ版がWindows版では公開されているが、「Mac版もきっと出るに違いない」という憶測を呼んでいた。(私の中で)
というのはBBSでこの開発責任者は一家そろってのMacユーザだという情報をいただいていたし、当日のシュミットCEOも
「あらゆる情報サービスがあらゆるプラットフォームで受けられる状況を目指している。
つまりWindowsでもMacでもサービスを受けられるということだ。」
とわざわざMacの名前を挙げて強調していた。
「GoogleはMacを軽視していない」
というメッセージをわざわざ投げていたのだ。

実際にMacで動くアプリを入れてみて、これがDellのPen4、WindowsXP Proという環境よりもスムーズに動くのを見るのはなかなか感動だった。

キャプチャーのグランドキャニオンをDellで撮りたかったのだが、Dellマシンはグラフィックの性能が厳しいのかここまで行く前にフリーズして、落ちまくって結局キャプチャーが取れなかった。ところが愛用のiBookG4では何の問題も無く、一発でキャプチャーに成功した。
思えばMacのグラフィックの性能も上がったものだと思う。
こういう面では一時期Windowsに完全に水をあけられていたが、今では凌駕するというところに来ているようだ。
このサービス自体もそういういきさつで実はMacとの親和性の方が高いのかもしれない。

こうなるとこの正式版のリリースが待ち遠しいし、その先のプッシュプル型サービスの展開も目を離せなくなってくる。






このグラフィックは航空写真ではない
Google Earthは平面的な衛星写真を元に3次元的な地図をレンダリングする機能を持っている
なのでカメラ(視点)のティルトを変更するとこういう画像が得られるわけだ
画面をつかんで動かしているとまさに空撮のような浮遊感がある
これにビジネス情報、お店情報などのプッシュサービスが融合したらどうだろう?
楽しくて離れられなくなってしまうのではないだろうか




2005 年 12 月 13 日





Yahoo! Widget Engine
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

旧姓Konfabulatorといっていた昆布の動作環境アプリが、先般Yahoo.comに買収されてフリーウエアになったことは周知のことだが、その買収された効果がもう一つ現れてきて名前もこういう名前に変わった。

前のKonfabulatorという名前だって覚えやすい良い名前とはいいがたかったので、別に名称変更に異議はないのだが早速同化作用が始まっているなという感じだ。
もっとも私企業の資産な訳だからヤフー何チャラだろうが、ダッシュボード何チャラだろうが好きな名前にすれば良いわけだが。

変更点は最初の起動の時にインストールされるデフォルトのWidgetの名前がみんなヤフー何チャラに変わったとかどうでも良いようなことばかりなのだが、これに伴い旧Widgetは使えなくなる。新しいところではヤフーメイルをチェックできるWidgetが追加されているがこれはYahoo.comのIDでないと使えないみたいで、ヤフージャパンのIDは当然はねていた。

ちょっと意味がありそうなのは、新しいWidgetを起動する時には「本当に起動しても良いか?」というアラート画面がでるようになったことだ。これはDashboardで指摘されたWidgetを装ったウイルスというかそういうものにルート権限を乗っ取られる危険性があるというのと同じようなリスクに対応したもので昆布についてはそんなに言われてなかったように思ったが、一応気を使ったということかもしれない。






NewsTicker
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

一種のRSSリーダーなのだが、これは取得した記事をメニューバー下にティッカー方式で表示できるというのが特徴。
ティッカーという表示方式が見やすいかどうかというと、疑問がないでも無いけど外人はやたらティッカーが好きだし、ティッカー表示は何となくプロっぽい気がする。
実用性はともかくかっこいいというアプリじゃないだろうか。

デフォルトではMacInsiderやMacUpdate、VersionTruckerなどがセットされている。
RSSフィードの追加や編集にはシェアウエア登録が必要だ。
故に日本語が通るのかどうかは不明。(何となく無理っぽい雰囲気だが)





NewsTickerはRSSで取得した新着記事を
ティッカーニュース風に表示できるアプリ



BBSで『nao』さんから情報をいただいた。
RSSを登録する時に
feed://****
というURLを
http://****
という表示に変えるとちゃんと登録もできるし、日本語のサイトもRSSが取れる。ティッカーにもちゃんと日本語も表示できる。
これって初歩的なことだったのかな?
情報ありがとうございました。





こちらはお気に入りのE-WA's BlogさんのRSSを表示したところ
ちゃんと日本語の表示もできた、メデタシメデタシ




2005 年 12 月 14 日





Cache Out X
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

OSが10.4.3にアップデートした時点で、スクリプト不整合で上手く動かなかったCache Out Xが最新バージョンに対応した。
作者さんの対応の早さに感謝というアプリだ。
というよりもシステムのキャッシュクリアにはもっぱらこのアプリを愛用していたしOnyXの一網打尽ぶりにはちょっと違和感を感じていたので、このアプリが対応したのはありがたい。

メンテナンスにはこのアプリのキャッシュクリア、terminalの.DS_Storeファイルのクリア、ApplejackのSwapクリアを常用していたので、これがまた使えるようになったのはうれしい。
この組み合わせは1~2ヶ月に一度の割合でやっていればシステムに問題が起きないということを経験的に思っているので。





Cache Out Xは今回のバージョンアップでOS10.43にやっと対応した
これが使えればシステムに問題が起きないということを経験的に知っているのでこれはうれしい





Quicksilver
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

一言で言えばいわゆるヌーメリックなサーチが可能なランチャーということになる。 そのサーチはアプリやスクリプトだけではなく、クリエータが指定されているファイルもすべて検索の対称になっている。
だからジャンル的にはシステム標準のSpotlightのライバルかもしれない。
起動時にカタログを生成するのでちょっと待たされるが、それさえ我慢すれば後は驚異的に速い。 ログイン時に起動する設定にしておけばイライラすることも無いかもしれない。常駐させておいてもCPUパワーはほとんど浪費しないのでそういう使い方が良いと思う。
これと先日取り上げたSpotlaserがあればインターナルディスクの検索は万全ということかもしれない。
もうディレクトリをたぐってFinderのウィンドウを散らかすという使い方はしなくなるかもしれない。

ただ検索の上位の方の関連性は納得できるのだが、下位の方に行くと「なんでこんなのが引っかかっているんだろうか?」なんてのがあるのは不思議。





Quicksilverを最初に起動すると
カタログファイルの作成について初期設定をするように促される
これは最初の起動の時だけだ




こういうタイガー風のスキンも選べるし・・・




こういうハーフトーンのスキンも使える
検索の速さはぴか一だし、普段からデスクトップに
常駐しているわけではないの邪魔にならない








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