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2007 年 1 月 15 日





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Freeze!
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

以前に画面の拡大をショートカットキーだけでやるお役立ちTipsを紹介されたが、それが紹介されていたサイトにはウインドウをジニーアクションの途中で止めて、そのまま使うというTipsも出ていた。
面白いTipsだが、ジニーアクション(ドックにぬるりと吸い込まれるあのおなじみのアクションだ)の途中でドックをkillしないといけないとか、お遊びで気軽に試してみたいような感じではなかったのでここでは取り上げなかった。
これはそのTipsをアプリでできるというもの。

ジニーアクションは割とするっという感じで素早くドックに吸い込まれるが、Shiftキーを押し続けながらだとヌル~リという感じでゆっくり吸い込まれる。
途中でこのFreeze!のOKボタンをクリックしてみよう。
すると吸い込まれかけたウインドウがそのままの状態で停まってしまう。

この吸い込まれかけの半扇形みたいなウインドウはちゃんとアクティブになっていて、その中身を普通のウインドウと同じように操作できる。
アプリは何でもOKだ。

で、それができて何が便利かというと、何ということもない。ただWindowsユーザに見せて
「Macはこんなこともできるんだぞ。Windowsでこんなことできるか?」
なんてビビらせてやるくらいしか使い道がない。
その時も「それが何の役に立つんだ?」なんて議論に持ち込まれたらヤヴァイから、あまり自慢する時も深追いしないように。






Freeze!を起動するとこういうシンプルきわまりないフェイスが現れる
ウインドウをドックにしまう動作の途中でこのOKボタンをクリックしてみよう





そうするとウインドウはこの状態で停まってしまう
しかも停まったこのウインドウの状態で普通に操作はできる
このSafariもタブの切り替えもwebブラウジングも普通にできる
それができて何が良いのかという問題とは別の話だが





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昨日、連続機動時間が80日を超えたあたりで画像ファイルのフレームサイズ、mp3などの再生時間がFinderのプレビューで表示できない不具合。
それでシステム環境設定/Spotlight/プライベートに入ってマウントしている全てのボリュームを 指定して再びそれを削除。
以前Spotlightの不具合をリセットするためにメタデータ本体を削除してリセットする方法をこちらでも紹介したが、それは正規の手順なのだがそういう正規の方法をとらなくてもこのシステム環境設定をいじるだけでもメタデータの本体を削除してリセットできるらしいことがわかってきた。

それでこのメンテナンスは割と半年に一回ぐらいの頻度でやった方が良いようだ。
このシステムが生成するメタデータというのは割と壊れるみたいだ。

それで一晩CPUはフルアップしていたが、今朝は快調に画像サイズなどを表示している。


ところで大抵のMac系サイトには「私の愛用機」なんて説明のページがあるが、ここはそういうのが一切ないという素っ気なさだった。それで一応紹介してみる。ただ主力機のiBookは何の変哲もない外観なので、AppleのページでiBookG4を見ていただければそれと同じだ。






ところで本文とはまったく関係ないが本邦初公開の自宅サーバ機の姿をお見せする
といっても「できるだけコンパクト」を追求したので見た目はインパクトがあまりないが
キーボードは廃棄にしてしまった先代iMacの付属品、ワイヤレスマウスと中古液晶モニタ
向こうにちょっとエアポ、DSLモデムなど周辺機器が見えている
背後に120GのHDが「これdo台」接続(04年6月29日記事参照)でむき出しで置いてある





Mac miniの横には7年前に買ったMac miniよりでかい図体の80Gのストレージが置いてある
子供たちがセキュリティのためにドラえもんとウルトラセブンを設置している


2007 年 1 月 16 日





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先日もちょっと書いたのだけどSpotlightがちゃんと動いていない。どうやらメタデータファイルを更新しなくなったようだ。
例えばスクリーンキャプチャを撮るとデスクトップjpegができる。
これをFinderのプレビュー画面で見ると前だったらすぐに画像のスクリーンサイズを表示していたのだが、いつからか表示しなくなった。






撮り立てのスクリーンキャプチャでも画像サイズを表示していたFinderのプレビュー画面だが
いつからかこのような表示になってサイズを表示しなくなった



先日システム環境設定のプライベートで対処したと書いたがこれでは解決しなかった。
これはいつかも来た道だということで、こちらのTipsにしたがって
sudo mdutil -E /
のコマンドを実行した。
しかし結果はやはり同じことで、それ以前にあったファイルのメタデータは生成されるが新たに生成したファイルのメタデータを更新しない。

これは問題だ。
タイガーの場合はやはりSpotlightに依存しているのでこれがないと検索にいちいちアプリを起動しなくてはいけなくなる。
最初は使い勝手に不満を感じていたSpotlightだが、使い込んでみると結構この高速性には馴染んでしまったのでこれが使えないのは不便だ。






メタデータを初期化する魔法の呪文を実行してみた
一回トチッているがちゃんとメタデータの初期化には成功した
ところが結果は一緒で前からあるファイルのメタデータはちゃんとできたが
新たに作ったファイルのデータを更新しない



これについては思い当たることがないでもない。 先日こちらのアプリをテストした時から調子が悪いような気がするのだ。


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Spotless
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

これは要するに一時的にSpotlightを止めたり再始動したりできるシェアウエアだ。

Spotlightは高速な検索機能で便利なのだが、そのベースになっているメタデータ生成のmds、LAServerは新たなボリュームがマウントされるたびに勝手にメタデータを生成し始めてその度に数十分から数時間CPUをフルアップさせるというとんでもない欠点がある。
この問題をなんとかして欲しいとずっと思っているのだが、レパードでもそれが改善されるのか見えないのが現状だ。

それでそういう操作をする時には一時的にmdsが新規のインデックスを更新するのを止めておけばいちいちイライラしなくていいわけだ。
このアプリはなかなか良いアイデアだと思うし、そういう意味では今後に期待なのだが現状ではちょっとバグだらけで、私の環境ではまともに動かなかった。

どういうことかというとインデックスの生成を止めることは確かにできるのだが、そのまま止まりっぱなしで、再始動しても表示上は動いているような表示になるが実際にはmdsは二度と動かなくなる。
それでこのアプリはアンインストールしてしまったのだが、先日のメタデータ再生成でこの問題はクリアできなかった。
それ以来この問題を引きずっているのだ。
誰かこのアプリはちゃんと使えているという方はいらっしゃるだろうか?






SpotlessはボリュームごとにSpotlightのメタデータの更新を
停止するかインデックスを削除するかリフレッシュするかなどを操作できる
ちゃんと動けばなかなか便利そうなアプリだ



それでこういう問題のTipsが見当たらないか探していたらこちらのサイトを見つけた。
OS X ハッキング!第180回「Spotlightトラブル対策室」というこのページはちゃんとSpotlightが動かない場合のTipsが書かれている。

まず最初は
mds-crash-state
のケースで、これはmdsがクラッシュした時に生成されて、これがある限りメタデータ生成は阻害されるという。
これを削除するために
sudo rm /mds-crash-state
というコマンドか紹介されている。基本的にはルートボリュームの階層に生成されるはずだから 最初に
cd /
を実行していればそれでいいと思う。
ただ私は念のためにというか手っ取り早く
sudo find / -name "mds-crash-state" -delete
とやってしまった。

しかしこれでもう一度
sudo mdutil -E /
を実行したがやはり症状は改善しなかった。
このテストはいちいちメタデータを再生成しないといけないので有効かどうか結果が出るのに数時間かかるのが難点だ。

そこで例のOS X ハッキング!第180回「Spotlightトラブル対策室」さんのページをさらによく読んでみると上記の方法でも上手く動かない場合のTipsとしていくつかの方法があげられている。

まず
mdimport -L
というコマンドでSpotlightメタデータインポータに不具合を含むサードパーティ製のものが含まれていないか確認するという方法。
これを実行するとターミナルに現在有効になっているmdimporterのリストを表示してくれる。






mdimport -Lコマンドを実行すると現在有効なSpotlightメタデータインポータのリストを表示してくれる
このリストを見て原因になってそうな最近インストールされたものを探すのだが
残念ながらこれは該当するものがなかったようだ



このリストをチェックして不具合の原因になってそうなものをアンインストールするというTipsなのだが、見たが残念ながら原因になってそうなこの数日インストールされたものは見当たらなかった。
ということはやはり思い当たることが、的中してしまっているのか例のSpotlessの不具合が原因と考えた方がいいかもしれない。

それで後は最後の手段の「lsregisterで確認する」というこのサイトにあった最後の手段だ。

そのlsregisterのパスに移動するコマンドだがこのサイトには
cd /System/Library/Frameworks/ApplicationServices.framework/ Frameworks/LaunchServices.framework/Support
と書かれているがなぜか私の環境では「こういうディレクトリは無い」と反応されるだけでうまくいかなかった。
それでShow Hide Invisible filesという不可視ファイル、不可視領域も全てFinderで見ることができるようになるユーティリティを使った。

これで
lsregister
というコマンドのパスを探したところ別の場所にあったので以下の移動コマンドを実行した。
cd /System/Library/Frameworks/ApplicationServices.framework/ Versions/A/Frameworks/LaunchServices.framework/Versions/A/Support/
(このコマンドをコピペする時には要注意。改行コマンドが含まれているので一旦テキストエディタにコピペして改行を無くしてからTerminalに置いた方が良い)

ここに移動して以下のコマンドを実行するとmdimporterの登録データベースを再構築できる。
これまで積み上げてきたサードパーティ製プラグイン付属のmdimporterの設定は失われるかもしれないがとりあえず、初期状態には戻せるらしい。
./lsregister -kill -r -domain system -domain local -domain user

これでもう一度
sudo mdutil -E /
を実行して今結果を待っているところだ。
果たしてこれで初期状態に戻すことができるのかどうか、明日には結果が出ていると思うが。
といってもこれでダメだったらもうシステムの再インストール以外に対処法を知らないのだが・・・



<後刻注>
先ほど結果が出たようだが、やっぱりダメだった。新規ファイルをSpotlightメタデータに読み込むことができない。
これってアプリのテストでシステムを壊しちゃったという状態じゃないだろうか?
もうちょっと検証してみるが、今日はもう疲れた。
明日もうちょっと冷静になって考えてみる。

<さらに後刻注>
あれっ?治っているようだぞ!
今新規ファイルを生成したら数分時間はかかったが、ちゃんと画像サイズも表示した。
ということはこのやり方で正しかったということだろうか?
mdsのフルアップは3時間程度で止まったが、その後もまだSpotlightメタデータ生成は続いていて12時間でやっと完成に近づいているということなのだろうか?

それにまだ新規ファイルが表示されるまで数分時間がかかる。
そういえばタイガーを最初に使い始めた時にこのタイムラグを見て「使い物にならネェな」と思ったものだがいつの間にか即時でインデックス更新されるようになっていた。
これも暫く我慢していたらそうなるのだろうか?
Spotlightに関してはまだわからないことだらけだ。

<さらにさらに後刻注>
どうやら治ったように見えたが治っていない。
スクリーンキャプチャをとってそのjpegを何時間置いていても、mdsはメタデータをインポートしない。ただToyViewerでリサイズするとすぐに「元ファイル」のサイズは認識する。
しかし別ディレクトリに作った新規ファイルはやはり読み込まない。
つまりメタデータインポータが全面的に動作不審になっているということだ。
これはしかし再起動をすることで問題が解決するかもしれない。
現在連続起動は82日目に入ってきて、それが原因なのかはわからないが本格的な不具合がやっと出てき始めたということなのかもしれない。






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ForgetMeNot
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これはヴェアダルさんのサイトで見つけた面白いアプリ。

Safariのタブをいくつも開いていて、使いやすい順番に並べてデスクトップに常駐させているという人は多いと思う。
かくいう私もSafariは常時起動しっ放しでいくつもタブを開いて常駐サイトはいつも開きっ放し、更新は右クリックで一斉更新というやり方をしている。

その時にタブを閉じようとコマンド+Wキーを叩こうとしてタイプミスしてコマンド+Qキーを叩いて、せっかく使いやすいようにタブを並べたSafariを終了させてしまい舌打ちするというチョンボミスをこれまでに何回もやっている。

これを防ぐために私はTabooというプラグインを使っている。これならタイプミスしてコマンド+Qキーを叩いても、Mozilla系のブラウザと同じように複数のタブが開いている場合は「本当に終了してもいいか?」と確認のタグを表示してくれるのでいきなり終了して「ぷんぷん」なんてこともない。

だがこのForgetMeNotはもうひとつ便利なところは、前回終了した時に表示していたタブを次回起動した時に一気に開いてくれるので、私のように常時起動しているユーザにはやっぱり便利なプラグインだ。

インストールは
"/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/"
にForgetMeNot.bundle本体を入れるだけだ。
こういうパスが存在しない場合はSIMBLをインストールしていない場合だが、パッケージにはちゃんとSIMBLのインストーラも同梱されているので、そちらをインストールしてからこのForgetMeNotをインストールすればいい。
アンインストールは
"/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/ForgetMeNot.bundle"
を削除すればいい。

タブを閉じた動作をUndoする機能はなぜか私の環境では上手く動かなかったが、前回の状態と同じに開いてくれるというこの機能だけでも入れる価値は十分ある。






ForgetMeNotはここにプラグインをインストールする
これはSIMBLをインストールしていると生成されるパスだからSIMBLが必要になる
まだインストールしていない場合は同梱のSIMBLを先にインストールする





タブをたくさん開いていたSafariを終了して再度起動すると
この通りいっせいにタブを開いて読み込みを開始する





パスワード認証を必要とするサイト以外はこの通り元通りの状態で開くことができる
これは便利じゃないだろうか





他に間違って閉じてしまったタブをもう一度開く機能なんかもあるが
なぜか私の環境ではこれは上手く動かなかった





anchor

先日来Spotlightが正しく機能していないということを書いているが、どうやらおぼろげながらその原因が見えてきた。
昨夜から新規ファイルを開こうとすると
テキストエディタでこのファイルを開こうとしているが開いてもいいか?」
という確認タグまで出てくるようになった。

このことからファイル関連付けの問題が起きているかもしれないと思って、Terminalを起動して
sudo update_prebinding -root /
を実行したが問題なし、しかしディスクユーティリティを起動して起動ボリュームを検査したところ、以下のようなエラー表示が出てきた。






ディスクユーティリティで起動ボリュームを検査したところヘッダにエラーが
ファイルシステムはそろそろ限界に来ているのかもしれない



連続機動時間記録に挑戦して82日目だが、そろそろファイルシステムは限界に来ているのかもしれない。
なんせ82日間まったくメンテナンスもやっていなくて、メモリに読み込んでいるシステム一個にずっと過酷な負荷をかけているから、これくらいのエラーが出るのは不思議ではない。
むしろ今までよく何も無かったものだと感心すべきところだと思う。

これが原因だとすると例のSpotlightの異常は通常の再起動を伴うメンテナンスで治る可能性も出てきたということだ。
ちょっと安心だが、どこでこのテストを打ち切るか慎重に考えた方がいいかもしれない。
やっぱりメンテナンスをしないで使い続けるというのは、不具合の原因になるからだ。






アクセス権の補正をかけたら先日いじったlsregisterも引っかかってきた
結構原因は絞られてきたかもしれない


2007 年 1 月 17 日





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Ford Racing 2
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

最近いくつかこういうレースゲームを紹介しているが、これはフォードカーのファン倶楽部ご推薦のシェアウエアだ。

サイトではデモ版がダウンロードできるから試してみたら良い。
かなりファイルサイズはでかいが、動かしてみれば納得するようなグラフィックだ。しかも私のiBookの貧弱なグラフィックカードでも動いているので、なかなか良くできていると思う。
問題はftpを上げているサイトが不安定なのか、なかなか繋がらないしかなりスループットが遅いのでダウンロードにはちょっと根気がいると思うが、根気づよくトライしてみて欲しい。






Ford Racing 2を起動するとまず描画の精度をどれくらいにするかなどを訊かれる
私の弱体iBookでもデフォで動いたので基本的には触る必要はないと思う





こういうオープニングカットが始まる
ダサダサのアメリカンスポーツカーが大好きなヒトにはたまらない





この通り描画はかなり精密で高速、風景も作り込まれている
気に入ったらレジストしてみるといいと思う


2007 年 1 月 18 日





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Keyboard Cleaner
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

最近つくづく思っているのだが、私は「ちょっとした工夫でMacがとっても便利に」という和食の鉄人のような小物アプリが好きなんだろうなと気がついた。

ファイルサイズが何百メガもあるような大物アプリも良いのだが、やはり単機能の小物アプリで今までMacで不満に思っていたことが「一気に解決」なんていうのを見つけると儲け物をしたような「ほくほく気分」になれる。

このKeyboard Cleanerもまさにそういうアプリだ。
これはキーボードを掃除したくなった時に、いちいちシステムを終了しなくてもこれを起動している間はコマンド+Qキー以外のキーボード操作以外は全て無効になるというアイデア小物だ。

だから布でキーをごしごし擦っても、デスクトップのアイコンの名前が勝手に変わったりしない。
だったらシステム終了したりログアウトすればいいじゃないかというようなことだが、ちょっとキーボードの汚れが目立ってきたので掃除したいという程度の時にいちいちそういうことをするのも面倒だ。
また現在私は連続起動記録に挑戦中なので、キーボードの掃除のために記録を途切らせたくない。 そういう時にはまさにこのお手軽さがうってつけだ。

他に何というほどの機能もないのだが、iBookが汚れが目立つオペークホワイトのキーボードなので、意外にこれは役に立つと思う。
よく手垢で真っ黒になったiBookを使っているヒトを見かけるのだが、せっかくのMacなんだから見た目にも気を遣って欲しい。

このアプリはそういう人に強い味方になるだろう。






Keyboard Cleanerを起動するとフルスクリーンでこういう表示になる
この状態でキーボードをごしごし擦っても何も動かないので安心して掃除できる
この画面から抜ける時にはコマンド+Qキーを叩けばいい





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Labels X
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

OS9にはアイコンに色をつけるという機能があった。
これでよくフォルダ管理などをやっていたものだ。
例えば機能拡張フォルダの中身に全部赤とかの色を最初につけておけば、後からインストールされたものは色がついていないので履歴がわかる。
OS9は機能拡張関係のトラブルが本当に多かったから、この機能は便利に使っていた。

ところがOSXになって一時期この機能は廃止されていた。
機能拡張について神経質になる必要はOSXでは無くなってきたが、この機能は便利だったので復活して欲しいというユーザの声が強かったのだろう。
確かOS10.3あたりからラベルの色付けの機能は復活した。

しかしこのOSXのカラーラベルはあくまでファイルネームのラベルだけに色短冊を付けるというものだった。
これでも使えないことはないが、OS9以前のアイコンそのものに色がつくカラーラベルとどっちらが視認性が高いかというと、やはり旧スタイルに軍配が上がるかもしれない。
これはそういうOS9のUI復活論者の要望で生まれたシステム環境設定ペインだろう。

効果はキャプチャーで確認して欲しい。
この色のついたフォルダアイコンはなんだか懐かしい感じがした。
ただOS9を使っていた当時から感覚的にはこの色付きアイコンはあまり好きではなかったのだが、でも便利さをいうなら確かにメリットはあると思う。






Labels Xで色を着けたアイコン
下のOSX標準のカラーラベルとどちらが視認性が高いかは一目瞭然だ





こちらはOSX標準のスタイル
Labels Xの設定でこのスタイルに戻すこともできる
Finderを再起動することで変更を適用できる





設定はシステム環境設定ペインから行う
ラベルだけあるいはアイコンだけ色を付けるということもできる
ご親切にFinderを再起動するボタンまで用意されているので
ここでワンストップでアイコンラベルを変更できる





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WMA形式の再生できないオーディオファイルをmp3にコンバートするには?

音楽ファイルのコンバートに関するTipsを。

WMA形式(Windowsメディアオーディオ)の音楽ファイルはMacでは再生できないものがままある。
これはWMAのコーデックの規格が頻繁に変更されているからで、しかも下位互換性ということがまったく考慮されていないからだ。
だからWindowsで再生する場合でも、最新のコーデックのものは再生できないということがあるのでWindows Media Playerは常に最新のバージョンにアップデートしておかないといけない。

問題はWindows Media PlayerはWindows版は最新版になってもMac版は常にひとつバージョンが遅れているというところにある。
だからWindows Media Playerの最新バージョンでエンコードされたムービーや音楽のファイルはMacでは再生できないなんてことは、これまで常に起きていた。
こういうところがMSローカル規格の糞な部分だと思うのだが、同情的に考えればMSのMacBUはWMPの最新コーデックの情報をリリース後にしか受け取れないのでいつも開発が遅れているのだとも考えられる。
どちらにしてもMS社内でMac向けのプロダクトは冷遇されているという事実には変わりはないだろうが。
MSに買収されてしまったFlip4Macは、シェアウエア時代にはせっかくこういうWindows Media Playerのトロクサさを解消する素晴らしいアプリだったのに、買収以降はWindows Media Playerと並んでトロクサいアプリになってしまった。


そこでこのMacでは再生できないWMA形式のオーディオファイルをどうやってmp3などMacでも扱える形式にコンバートするか考えていた。
Macでは扱えないのでSwitchなどのコンバート専用アプリではコンバートできない。
MPEG Exporter WMVなどを使って一度WMビデオ形式にしてしまい、Convert To MP3でmp3に再変換することも考えたが、これはやはり再生可能なコーデックでないと扱えないことがわかった。

どうすれば良いか考えていてふと気がついたのはVLCだ。 これは万能のビデオ再生アプリだが、オーディオファイルも扱えることを思い出した。
それでMacで再生できないWMAオーディオファイルを読み込ませてみると、なんとやっぱりVLCならちゃんと再生できることがわかった。

これでVLCにフォーマット変換機能がついていたら、万能無敵のアプリになるのだがさすがにそこまで期待してはいけない。
これはビデオ用のアプリだからだ。
しかし再生はちゃんとできるのだから、ここは最終兵器を使うことにした。

Audio HijackはMacで起動する音を出すアプリは全て「ハイジャック」してその音を録音できるというアプリだ。
注意したいのはこれは「録音」で、「変換」ではないので、そのアプリが出しているオーディオ信号をアナログ的に入力にとらえてデジタル録音に再録音しているので、音源側は普通に再生をしないといけないし(倍速などの処理は無理)、厳密にいえば一度アナログコンバートしたものを再度エンコードしている分だけ音質劣化も避けられない。

だからこれは最後の手段なのだが、実際にやってみたところ問題なく録音もできたし、音質劣化については元のWMAオーディオがだいたい再生できないので何ともいえないがVLCの再生音と比べても私の耳では違いがわからない。
耳がいい人だったら不満が出てくるかもしれないが、もともとWMAをコンバートして聴いてみるという程度の使い道ならこれで充分だろう。






Windows Media Playerで再生できない「WM最新コーデック」の
WMAオーディオファイルは実はVLCでは再生して聴くことができる
なのでAudio Hijackでこれを「アナログ的」に録音してmp3に変換できる
最後の手段だが、確実ではある





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やや旧聞ながらJ.S.Machさんのエントリで知った明治時代、大正時代を表現したサイトが面白い。

このメディアミックスで俯瞰する近代日本の道具と風俗のサイトに置いてある明治大正のアイコン集は江戸時代のアイコン集と合わせて、持っておくと面白いんじゃないだろうか。
デスクトップに並ぶフォルダアイコンなどを全部このレトロジャパニーズなアイコンに変えてしまい、壁紙も和風なものに変えてしまったらMacの雰囲気が変わると思う。
アピアランスなんか特に触らなくたって見た目のインパクトは強いと思う。






こちらは明治時代、大正時代のアイコン集
よく見るとメールやビデオプレイヤー、mp3プレイヤーに貼付けたいアイコンが揃っている





そしてこちらは江戸時代のアイコン集
やっぱり日本風というのは日本人が思うよりも想像以上にインパクトがあると思う
こういうアイコンが和風のデスクトップに並んでいたら面白いんじゃないだろうか


2007 年 1 月 19 日





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OmniGrowl
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

Growlをずっと愛用している。これはシステムのステータスが変化したり、アプリが何か動作したことをいろいろ知らせてくれる便利なシステム環境設定ペインで、これを入れることでOSXのインターフェイスが劇的に変わるとまで思っている。
システムの動作、変化は常に把握しておきたいと考えている神経質なユーザ、またはシステムいじりヲタクは入れる価値がある。

しかし割と肝心なアプリの動作をこのGrowlはカバーしていなかったりする。
このOmniGrowlはそのGrowlがカバーするイベントを増やしてくれるアプリ。

例えばiCalのイベントやToDo項目をデスクトップに表示してくれたりする。
物忘れが激しい私のような人間にはこれはいいと思う。
アドレスブックに書き込んだ誕生日のデータも、その日が来たら教えてくれる。これでヨメさんの誕生日を忘れることもなくなり家庭円満になる(かもしれない)・・・

iTunesの曲替わりも表示してくれるというのでその設定にチャレンジしたところ不具合が起こって「反応しなく」なってしまった。
この問題が解決できていない。
ここでは使えなかったアプリのレビューは書かないという原則でやっているが、このトラブルの原因が例の「連続起動記録」のチャレンジのせいかもしれないので、忘れないようにレビューを書いておく。
次回システムをちゃんと整備してもう一度チャレンジしてみよう。






OmniGrowlを起動するとこの通りiCalのイベントなんか表示してくれる
私は天気予報をライブドアから受信する設定にしているがこれもデスクトップに表示する





と、なかなか良さげなのだが若干不安定なのが悲しい
クラッシュまでいかないがこの通りプロセスが反応しなくなってしまった





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2ちゃんねる型「正義感」のいやらしさ [絵文録ことのは]2007-01-13というエントリを見つけた。
良いねぇ、こういう反骨の人って私は好きだねぇ。

こういうことを2ちゃんねるに書き込んでもどうせ
「◯◯を擁護する関係者ハケーン」
「◯◯本人乙」
なんて書かれて流されるだけ、誰も真剣にこういうことをちゃんと考えていないだろう。
しかし、通産省の谷部長の個人ブログを炎上させたり、
「エイベッ糞氏ね」
「JASRAC逝ってよし」
「マスゴミは皆殺しするしか価値なし」
なんていくら書いたって、それがどういう種類の社会正義も実現していないということをこういう連中は少しは理解した方が良い。
ましてや
「面白いからやってるだけだ、どこが悪い」
なっていってる連中は、木刀を持って暴走行為を繰り返して、通りすがりの通行人に重傷を負わせたり、道を譲らなかった車のフロントガラスをぼこぼこに割っておいて、検挙されたら途端に
「オモシロ半分でやっただけなんです」
なんていっている連中とまったく変わらない。

何よりもよくないのは匿名性の背後に隠れてこういう正義を振りかざすことだ。

何も実名を出さなくてもいいと思う。
しかしその個人がネット上に居場所を特定できるような、自分のブログや自分のサイトを持っていてそういう「社会正義」を振りかざしているならまだしも、そういう場所も持たずにただひたすら2ちゃんねるのような完全に匿名性が保証されているような場所で、そういう「正義の鉄槌」を振りかざしている連中の尾籠さが鼻についていた。
(BBSだから匿名性は無いといったって、実際には「削除依頼」はさらし者にされて、削除依頼の対象者は刑事訴追されないとホストも明らかにされないという管理人の非常に非対称な管理方針には非常識を通り越して異常な悪意を感じてしまう。ひろゆきは人の悪意を利用して肥え太っていると思う)

コメント欄には
「自分も正義感を振りかざしているのでは?」
なんていう幼稚な反論が書き込まれているが、こういう連中は本当に言葉尻だけでことの本質を理解しないな。
このブログの管理者さんは自分のブログで、実名でないとしてもネット上の自分の存在をかけて2ちゃんねるのあり方を批判しているので、その見返りに自分のブログが炎上するなんてことも覚悟の前でこういう論を展開しているから、匿名で不潔な正義感を振りかざしているのとはまったく意味が違うのだ。
何が不潔って、この管理人さんも書いているが
「みんなもそう思っているので私が正しいと思います」
なんていう数の暴力(それも仮想的な)にたのんでどういう悪意も「社会正義を実行した」という自己満足で正当化して、それを全て完全匿名のBBSの陰に隠れてやっているという卑劣さが「尾籠」だと思うのだ。

2ちゃんねるはドメインを差し押さえられているとのことだが、残念ながら私は同情できないな。
web上にひとつのコミュニケーションの表現形態というか文化を作り出したという功績は多少は認めないでもないけれど、こういう
「インターネット小児症」
の蔓延をここまで放置しておいて、今更どういう種類の正当性もないと思う。
2ちゃんねるはもうその役割は終わったと考えるべきだ。

こういうことなんだろうな。
これもいえてるね。



2007 年 1 月 20 日





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CPU Speed Menu
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

CPUのスピードを切り替えられるメニューエクストラ。

といってもアクセラレータのようなものではなくシステム環境設定ペインの省エネルギー設定に元々あるCPUスピードの切り替えを、環境設定ペインを開かなくてもできるお手軽系のアプリだ。

これを使うメリットは、デスクトップにはあまりないだろう。
デスクトップは常にCPUスピードは最高で使えばいいと思う。
問題はPowerBookやiBookなどのモバイルの場合だ。
モバイルは出先ではバッテリで駆動しないといけない関係上、バッテリ保持時間の限界近くの3~4時間は電源が取れない場合できるだけ省エネルギーの設定で使わざるを得ない。
モバイルにインストールした場合の
「標準」
という省エネルギー設定では、バッテリ駆動の場合CPUはスペックよりもおおよそ3分の2程度にスピードを落として駆動される。
そうすればバッテリは長持ちするわけだが、出先でメールを読んだりメモを書いたりするだけだったらそれでもいいがたまにグラフィックやムービー系の大きなリソースを必要とするアプリで作業をしないといけない場合もある。
そういう場合は省エネルギー設定を開いて
「バフォーマンス最大」
に設定変更すれば良いわけだが、そのままだとバッテリの持ち時間が短くなってしまう。
なのでその作業が終わったらまた設定を
「パフォーマンス低」

「自動」
に戻さないといけない。

こういう切り替えが頻繁にあると結構めんどうだし、その度に環境設定ペインを起動しないといけないのは非効率だ。だったらメニューバーでその切り替えをワンクリックでできれば便利だ。
CPU Speed Menuを起動すると現れるメニューバーのアイコンをクリックするとロータリースイッチのように、「パフォーマンス最高」「自動」「パフォーマンス低」に順番に切り替わっていく。

これは出先でモバイルのスピードに不満を持っている人にはお奨めできるなじゃないだろうか。
また設定でロータリースイッチは「パフォーマンス最高」「自動」だけに絞るということもできる。
こちらの方が現実的かも。

設定画面に入る時にはoptionキーを押しながらメニューアイコンをクリックすることで現れるプルダウンから入る。
シェアウエア登録しないと5分で落ちる。






CPU Speed Menuを最初に起動すると
「このメニューエクストラは管理者認証を必要とする」という注意書きが現れる
なおセキュリティ上の事情から最初の起動の後にアプリ本体の場所を動かすと
機能しない場合があるという注意書きも見えるので注意が必要だ





「アイコンをクリックしてロータリー式にCPUパフォーマンスが切り替えられる」
「操作メニューに入りたい時にはoptionキーを押しながらクリックせよ」等の注意が続く





ここからパソーマンスを切り替えることもできるし設定画面も呼び出せる
終了もここから





アイコンの切り替えや「パフォーマンス低」を選択に入れるかの設定が可能だ
ログイン項目追加もここからできる










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