anchor
90日を目標にチャレンジしていた連続起動記録だが、今回は86日で途切れてしまった。
ここ数日システムが全面的に不調になって、前にも書いたようにSpotlight が新しいファイルの検索ができない、Finder のプレビューが画像サイズや音楽ファイルの演奏時間を表示できないなどの小さな不具合は群発していた。
さらにこの2~3日は虹色ボールが廻りっぱなしになってシステムの動作が異常に重くなる、省エネルギー設定などのシステム環境設定ペインの設定が保持できない等の不具合も出てきて、昨日ついに
1)Cyberduck がサーバにFTP接続できなくなる
2)Safari がクラッシュした後二度と起動できなくなる
等の不具合が発生、このままでは日常業務にも差し支えると判断して、連続起動記録挑戦を断念した。
Cyberduck がこのようにアップロードや接続の動作に入りそのまま進まなくなってしまった
ここから抜ける方法は強制終了以外にない
これもシステム不具合と判断して連続起動記録挑戦を断念した
何度か再ログインなどの悪あがきをトライしてみたがまったく症状は改善しない。
それでここはもう再起動を伴うメンテナンスを実行しないとこれ以上正常な動作は維持できないと判断して、こちらの最近私が実行しているメンテナンス手順 にしたがって通常のルーティンのメンテナンスを実行してみた。
するとシステム領域のキャッシュの削除が進行しつつある途中で、もうちゃんと動かなかったlsregisterが動き始めるなど、明らかにこの数日の不具合はメンテナンスをさぼっていたことが原因だという証左のような動きをし始めた。
Cacche Out でシステムキャッシュの削除を始めると問題を起こしていたlsregisterが動き始めた
まるで糞詰まりが取れたように壊れたキャッシュを削除するとシステムがちゃんと動き始める
今回のメンテナンスは異常に時間がかかった
キャッシュの削除のプロセスだけで40分以上かかった
削除したキャッシュのリストも膨大な量になった
全部お見せできないのが残念なほどだ
ここで実行したメンテナンス手順は上記のリンク先に書いた通常のルーティンのものなのだが、なんせ3ヶ月ぶりに実行するせいか、時間は異常にかかった。
キャッシュの削除だけで40分以上かかった。(通常は数分で済む作業だ)その削除リストも膨大な量になった。
やはりOSXはシステムキャッシュに依存することが多くなって、しかもここを自動修復するような機能がないのでここが不具合の原因になる可能性が高いということを図らずも証明するようなことになってしまった。
またメンテナンスをしないで長期間使い続けるとどういう問題が起きるかということを伺わせるような項目も出てきた。
最近の記事にも書いたが、ディスクのヘッダエラーなどカタログデータに異常が出ていたが、それが原因でハードにもストレスをかけていたのではないかということも、伺わせる。
キャプチャーのS.M.A.R.Tのデータだが、ここ数日はディスク検査でエラーを出していた。
つまりシステムストレスでディスクのリカバリーも上手くできていなくて、この状態で長期間ほっておくとハードディスクそのものがちゃんとカタログも作れなくなって、「ディスクが死ぬ」という症状に繋がるのではないかということを伺わせる。
SMARTReporter はここ一両日くらいエラー表示を吐き始めた
どういうことかというとメンテナンスをしないでほったらかしで使っていると
「ディスクが死ぬかもよ」ということだ
通常のルーティンメンテナンス手順を実行する中で、ほとんどの項目が異常、並びに「修復を実行した」という表示を示した。
キャッシュも上記のように大量だったし「.DS_Store」ファイルの削除にもかなり時間がかかった。
fsckも修復のために3回実行した。
その結果以下のようにディスク検証でもエラーが出なくなった。
SMARTReporter もディスクには問題がないというデータを吐き始めている。
先日までヘッダエラーを表示していたディスクユーテリティ も
嘘のように「異常なし」表示に戻った
またFinder で「画像の大きさ」が表示されない不具合も完全に解決
mds、LAServer、mdimporterなど問題なく動いているようで
最新のファイルもSpotlight から検索できるようになった
要するに全ての問題が解決したということだ
キャプチャーのようにSpotlight の不具合もこのメンテナンスを実行することで、嘘のように直ってしまった。
勿論Cyberduck やSafari も何の問題もなく動いている。
ここ数日システム環境設定ペインの設定を喪失するという不具合が続いていたがこれも解決したし、虹色ボールがやたら廻って動作が重くなっていたという問題も解決して、システムは今軽快に動いている。
こんなに違うんだ!
「メモリを増やしたのに虹色ボールが廻ってOSXの動作が遅い」という相談をwebでよく見るけど、大部分は通常のメンテナンスで解決するんじゃないだろうか。
そういう時にバカの一つ覚えのように「fsckを」という回答を見かけるが、fsckよりもシステムキャッシュや「.DS_Store」の方が悪さをしてそうだということも今回はよくわかった。
結局当初目標の90日のトライには失敗したが、結局そこから得られた教訓は
「メンテナンスはちゃんとやりましょうね」
ということだけだった。
でも今までは月一くらいでやっていると、このメンテナンスがどれくらいの実効性があるのかよくわからないというところで不安だったのだが、今回明らかにメンテナンスをさぼると不具合がでて、やれば不具合が直るという貴重な体験をしたわけだから、ちょっとは意味があったのかもしれない。
みなさんはメンテナンスをさぼらないで、月一回ないしは2ヶ月に一回くらいはきちんとやりましょう。
(2ヶ月まではまったく不具合がでなかったので、メンテナンスはやはりこれくらいの頻度で十分だということもわかった。「単なる酔狂」だと思ったが、こういうことがわかったので連続起動記録挑戦は少しは意味があったのかもしれない。でもあまりやっているとシステムやハードを壊す可能性もあるということも感じたので、こういうチャレンジはもう二度とやらない)
anchor
先日再生できないWMAをmp3に変換する奥の手を紹介したところ、BBSで「しるふ」さんからそういうサービスをしているASPの情報をいただいた。
インターネットで様々な記録構造の無料転換 という変換サービスがそれだ。
ここの説明をよく見ると、オーディオファイルやムービーファイルだけでなく、テキストデータの変換も扱っている。
利用できるフォーマットは、
テキスト類
TXT, HTML, XHTML, Microsoft Word, RTF, PDF, PS, Open Office, Star Writer, Pocket Word, Word Perfect
CSV, dBase, Microsoft Excel, Pocket Excel, Lotus 123, Quattro Pro, Star Calc, Open Office Calc
MathML, Star Math, Open Office Formula
Microsoft Powerpoint, Star Impress, Open Office Impress
ムービー
3GP (in/out) AMV (out) ASF (in) AVI (in/out) DV (in) FLI (in) FLV (in) GVI (in) MKV (in) MOV (in/out) MP4 (in/out) MP4 (out) MP4 (out) MPG (in/out) OGM (in) SWF (out) VOB (in) WMV (in/out)
画像
AVS BMP CIN DCX DIB DPX FITS GIF ICO JFIF JIF JPE JPEG JPG MIFF OTB P7 PALM PAM PBM
PCD PCDS PCL PCX PGM PICT PNG PNM PPM PSD RAS SGI SUN TGA TIF TIFF WMF XBM XPM YUV
CGM DXF EMF EPS MET MVG ODG OTG STD SVG SXD WMF
オーディオファイル
WAV => MP3, OGG, AAC, AMR, FLAC, MPC, MMF, AU, AIFF, QCP.
MP3 => WAV, OGG, AAC, AMR, FLAC, MPC, MMF, AU, AIFF, QCP.
WMA => WAV, OGG, AAC, AMR, FLAC, MP3, MPC, MMF, AU, AIFF, QCP.
OGG => WAV, MP3, AAC, AMR, FLAC, MPC, MMF, AU, AIFF, QCP.
AAC => WAV, MP3, OGG, AMR, FLAC, MPC, MMF, AU, AIFF, QCP.
MP4 (AAC) => WAV, MP3, OGG, AMR, FLAC, MPC, MMF, AU, AIFF, QCP.
FLAC => WAV, MP3, OGG, AMR, AAC, MPC, MMF, AU, AIFF, QCP.
MPC (Musepack) => WAV, MP3, OGG, AMR, AAC, FLAC, MMF, AU, AIFF, QCP.
VQF (Yamaha TwinVQ) => WAV, MP3, OGG, AMR, AAC, FLAC, MMF, AU, AIFF, QCP.
REAL AUDIO => WAV, MP3, OGG, AMR, AAC, FLAC, MPC, MMF, AU, AIFF, QCP.
AMR (NB/WB) => WAV, MP3, OGG, AAC, FLAC, MPC, MMF, AU, AIFF, QCP.
MMF (pcm) => WAV, MP3, OGG, AAC, FLAC, MPC, AMR, AU, AIFF, QCP.
AU => WAV, MP3, OGG, AAC, FLAC, MPC, AMR, MMF, AIFF, QCP.
AIFF => WAV, MP3, OGG, AAC, FLAC, MPC, AMR, AU, MMF, QCP.
QCP => WAV, MP3, OGG, AAC, FLAC, MPC, AMR, AU, AIFF, MMF.
3GP => WAV, MP3, OGG, AAC, FLAC, MPC, AMR, AU, AIFF, MMF.
これらのグループの変換が可能という。(in/outの表示は元ファイルと変換後のファイルのフォーマット)
またファイルの分割と保管も可能という。
これらのサービスが無料で、しかも特にユーザ登録も要らず、特にアプリケーションやツールのダウンロード、インストールも必要ないという。
すごいサービスじゃないだろうか。
実は個人的にはこれからは、こういうオンラインアプリケーションサービスというのは、主流になっていくんじゃないかと思っているので、いつまでもこういう形のオンラインウエア紹介サイトにこだわっているのはいかがなものかと思っていたところだ。
ただこのサービスプロバイダーの主体がどういうところなのかよくわからないので、あまり守秘義務がかかっているようなファイルの変換をこういうところでやるわけにはいかない。
しかしWMAをmp3に変換するくらいなら良いんじゃないだろうか。
それで早速試してみた。
前の記事で扱ったようなMac版のWindowsMediaPlayer では再生できないようなファイルを探してきてこれを変換してみた。
アップロードの雰囲気はGeoCitiesのサイトに付属している「サイト作成用のアップローダサービス」みたいな感じだ。
ここに変換機能がついたという感じじゃないだろうか。
「しるふ」さんは「ちゃんと変換できないことも少なくない」と書いておられるがでも私が試した範囲ではなかなかいい成績だった。
Macで再生できないWMAもちゃんとmp3に変換できている。
ファイルは6日間サーバにおいておくことができるので他の人と共有することもできる。
100M程度のファイルは扱えるらしい。
ただファイル名が変わったり拡張子が脱落して真っ白なファイルアイコンになったりいろいろ扱いが面倒ではあるけど。
しかしそれは自分でファイル名や拡張子を変更すればいいだけのことだから、このサービスプロバイダーサイトはなかなか使えるんじゃないだろうか。
手順は難しくない
アップロードするファイルを選択すると大体元ファイルのフォーマットは認識してくれる
後は変換したいファイルを指定するだけだ
するとこういうプロセス画面に入る
途中で変換のグレードを確認されることもある
あまり気にしないでデフォルトで続ければいいと思う
作業が終了したらダウンロードリンクが表示されるので
そこをクリックしてダウンロードするだけだ
ファイル名は大体元のままではないし、このように拡張子が脱落することもある
その場合でも自分で拡張子をつけてやればいい
それで変換済みファイルもちゃんと再生できる
anchor
大黒さんのところのBBS で知ったレトロな日本語フォント。
こちらのidfont 井上デザイン さんのサイトからダウンロードできる。
Windows向け、Mac向けフォントが用意されていて、何よりも貴重なのはOpenTypeFontの日本語フォントが漢字水準に対応した、要するに数万円の商品として売っていても不思議でないようなものが無料でダウンロードできるということだ。
ただし付属リードミーは注意して読んで欲しいのだが、このフォントはフリーフォントではないし作者さんは著作権を放棄しているわけでもない。
個人として利用したり、個人が運営する非営利サイトで使用する場合は「概ね」無料で使えるようだが、それ以外のケースは作者に連絡を取って使用が可能か相談しないといけない。
KDDIがauでこういう種類の権利のフォントを製品に使って、それを指摘されて祭りになったことがあったが商業デザインをやっている人は注意した方が良い。
フォント自体はサイレント時代の映画の字幕やタイトルバックに使われたイメージでなかなか良い感じだ。
パソコンにデフォルトで用意されているフォントは乙にすました冷たいフォントが多いのだが、手書調のフォントやこういうレトロフォントをあつめればそういう印象を変えられると思う。
フォーマルな書類で使うにはちょっと勇気が要るだろうが。
いくつかのフォントを並べてみた
使ってみたくなるようなレトロなフォントばかりじゃないだろうか
私が一番気に入ったのはこれ
映画のポスターみたいなデザインにはこれは欲しいフォントだ
anchor
AppleスタイルのNintendo Wiiの比較広告 のビデオがバイラルで流れている。
「私はWiiよ、ゴーカートが大好き!」
とか言っている色っぽいお姉さんと
「私はプレステ3、ブルーレイって聞いたことある?これが未来なのよ・・・」
とか言っている迫力あるお姉さんが二人でそれぞれのよさを語るという比較広告だ。
正直私はこれはいいセンスだと思うのだけど、同じことを日本でやるとまた「ださい」「気分悪い」という反応になるんだろうな。
例のAppleジャパンの
「時計! 計算機!」
は確かにどうだろうかと思ったのだが、しかし2ちゃんねるあたりでドザの尻馬に乗ってマカまでがこの広告を必死に叩いているが、そんなことにヒステリックになる方が変だと思う。
比較広告は世界的な趨勢だ。日本だけはこれが定着しない。
プレステ3がダサイことはみんな分かっている話だが、だからって悪口を言って良いわけじゃないなんて杓子定規なことを言っていたら、気の利いた表現はいつまでたっても日本からは出て来ないんじゃないだろうか?
ヤラセを「バイラルマーケティング」だと強弁するよりはよっぽど良いと思うのだが。
anchor
Mighty Mouse (Shareware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
カーソルアロー、つまりポインタのあの矢印をカスタマイズするシステム環境設定ペイン。
というような趣旨のアプリはOS9の当時一度入れたことがあって、結構重篤なシステムトラブルに見舞われた記憶がある。
それ以来膾を吹くというか、こういう部分のスキンはいじってはいけないという刷り込みができてしまった。
しかしこのMighty Mouse は、システムファイルの重要な部分の書き換えをしないし、終了したらポインタは自動的にデフォルトに戻るので心配することはなさそうだ。
インストーラを見て好感を持ったのは、アンインストーラがセットされていることだ。
だから安心して試してみて欲しい。
これでできることは、カーソルアローの大きさを変更することと、矢印などのセットをオリジナルデザインのものに変更することだ。
デフォルトのデザインの場合、iBookのような小さな画面だとカーソルアローが小さすぎて良く見失う。特に最近乱視の上に老眼が入り始めているので、デフォのアローは小さすぎてみづらいことこの上ない。
もうちょっと大きければ良いのにと思うことがあった。
デフォデザインでは1.6辺りに合わせると私は一番使いやすい感じだった。
またギヤアイコンのプルダウンから
Get More Cursors
をクリックするとカスタマイズカーソルスキン のページに飛べる。
そこで、気に入ったカスタマイズスキンをダウンロードしてきてホームフォルダの中のどこか適当な場所に置いておく。
あとは同じ歯車アイコンのプルダウンからインポートすれば、アローのデザインを変更できる。
虹色ボールが回転するのにこれまで随分イライラさせられてきたので、ここでいっそ違うものに変更してしまうと、精神的には少しいいかもしれない。
デフォルトデザインにはいつでも簡単に戻せるので、いろいろトライしてみるといいと思う。
これはなかなか気に入った。
Mighty Mouse の目立つスライドを動かすとこんなにカーソルが大きくなった
これはちょっと大きすぎだが、使いやすい大きさに合わせてみるといい
デフォのカーソルはデザイナーなど専門職にはちょうどいいかもしれないが
一般的なユーザには小さ過ぎると思う
虹色ボールの替わりにこんなデザインはどうだろうか
これを見たいためにわざと重たい作業をやってみたくなるんじゃないだろうか
もっともこれに変えたからって動作が速くなるわけじゃないのだが
カスタマイズスキンを入れてみた例
これはファイナルファンタジーのキャラらしい
私が気に入ったのはこのアクアスキンだ
ライトブルーの水のイメージのセットなので大きくしても目障りではないのが良い
anchor
kanjis (Freeware)
Classic MacOS対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
ランダムな漢字がバラバラにシャッフルされ無意味な図形に表示されてそれがだんだんまとまっていき何の漢字が表示されているかわかってくるという、意味がありそうで無意味なアプリ。
使い方は起動するとフルスクリーンで表示されるので、ウインドウ表示の方がいいなら画面をクリックすればいい。
あとはただひたすら眺めるというハードな作業を要求される。
作者さんによると
「右脳ブームにかこつけて、このソフトを使用するとパターン認識力の訓練になります、といいたいところですが、せいぜいパターン認識力の確認にとどまると思います。よく分かりません。」
ということだ。
でも漢字を覚え始めた小学生くらいの子供と、漢字の当てっこをするという遊びはできるかもしれない。
ただの書き取り、読みのクイズだとお勉強みたいになって子供もいやがるだろうが、これなら「脳内サプリ」みたいで楽しみながらできるかもしれない。
kanjis はバラバラのピースになった漢字がだんだんまとまっていくのを
ひたすら眺めるというアプリだ
anchor
Wimp (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Wimp のサービスが止まっている。
これはこちら にも書いた通り物理的にMacが盗難にあっても、盗んだヤツがインターネットに繋いだりすれば新しいIPアドレスを通知してくるので、刑事捜査に役立つかもしれないというサービスだ。
私はこれを常用しているが、これが1月頭からIPの通知が止まっていた。
作者サイトを見に行くと
「ホストに問題が起き、トラフィックも増えてきたので数週間のうちにメジャーバージョンアップを発表する。それまではWimp の接続を切っておいて欲しい」
とのことだ。
接続の切り方はWimp を起動してメニューバーのアプリメニューから
「uninstall wimp」
を選んでキャプチャーのアンインストール画面を実行すればよい。
作者さんはサービスを継続する意思のようなので、この状態で続報を待って欲しい。
Wimp はdaemonをベースにしているのでアクティビティモニタ で停止させることができない
アンインストールのメニューからこの画面を選んでOKをクリックすることで停止できる
サービスが復旧するまでこの状態で待って欲しい
anchor
最近見つけた面白いASPサービス。
なんちゃって個人情報
このページは「なんちゃってな個人情報リスト」を自動生成できるサービスサイトだ。
個人情報のリストをシミュレートしてhtml、CSV、XML、タブ区切りのテキストのそういうものを出力できるし、名前も実際に日本人のポピュラーな名前をかなりカバーしている。
電話番号や、住所や血液型、未婚既婚、はてはカレーの食べ方まで出力できる。
ただ一点本物と違うのはこのリストの人物は実在しないということだけだ。
ということなのだが、実際これが何の役に立つんだろうか?
リストの人物は実在しないといっても、電話番号や住所などは実在のものと偶然一緒になる可能性はあるし、たまたま名前まで実在の人物と一緒になる可能性だってまったくゼロではない。
となるとこのリストを使って何かの自動送信や送出のプログラムを実際にテストしてみるわけにもいかないだろう。
せいぜい接続を切った状態でプログラムが正しく動くか検証するというくらいの使い方だろうか。
でも世の中にはいろいろなこと考える人がいるなぁ。
anchor
どうぶつもちつき (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
どうぶつ森では人もすなる「もちつき」をやってみることになったとさ。
ちからもちのクマたんがついて、いつも手がぬれているカエルぴょんがこねることになりましたとさ。
そこであなたのミッションだが、あなたはマウスのクリックをじょ~ずにやってカエルぴょんが手をはさまれないようにおもちをこねることだな。
クリックしないでおもちをこねなかったときも、失敗になるのでうま~くクリックしないといけないのだな。
うまくできるかな?
Mac日記の日々 さんで知ったゲームアプリというか、アミューズアプリというか。
でも幼稚園児の次男にやらせたら喜ぶだろうか。
どうぶつもちつき は起動すると操作説明を読むか訊いてくる
操作説明といってもこの通りのシンプルな内容だ
理解できたら「わかった」ボタンをクリックしよう
失敗するとこんな表示に・・・
無表情に大粒の涙がなんとなく放心してしまう
anchor
「ユーザビリティのグル、ヤコブ・ニールセン氏の考えや調査を元にユーザビリティガイドラインを作りました。」 なのだそうだ。
だいたい「◯◯のカリスマ」とか「◯◯のグル」とかいって持ち上げられる人物にはろくなヤツがいないのだが、このヤコブ・ニールセンも極論をやたら吐きたがる「インターネットの予言者」なわけで、その論旨にはかなり賛成できない部分が多い。ただしかし、このガイドラインはそれなりの調査に基づいたもののようで、要するにヤコブ・ニールセン流の机上の空論ではないのがなかなか参考になると思う。
「見やすい」「使いやすい」サイトというのはどういうデザインがされているかということだ。
例えば
「デザインの一般慣習を守る。 企業名やロゴが画面左上にない、など。」
「フレームはできる限り使わない。 」
「意味のあるグラフィックス、画像を用いる。 サイトのコンテンツに関係したものを使う。」
「3クリックルールを無理に当てはめる必要はない。 特に大規模サイトの場合。それよりも、ユーザーがクリック数は多くても、迷わずに進めるサイトがよい。」
などは私も前々から思っていたことなので、「そうだろ? やっぱりそうだよな」という感じだ。
あと
「結論から先に述べ、次にその根拠となる事実情報を書く。 なかなか本題に入らないサイトはダメ、分かりやすい文は最初の2文が勝負。」
これはかねがね当サイトの記事を書く上でもいつも気をつけていることだ。
(その割には前置きが長い時が多いぞという突っ込みは置いておいて)
それとリンクのスタイルについては
「ドロップダウンメニューは縦に長すぎるメニューは使わない。」
とか
「隠しナビゲーションは使わない。 マウスをナビゲーションに持っていくと、ナビがスライドして項目が表示される、など。」
は会社のサイトのデザインを見直す時に私が言った意見と同じなのだが、当時は誰にもこれは理解されなかったので、こういうことを思うのは私だけなのかと思っていたが、やっぱりそうなんだと再確認してしまった。
前からそうした方がいいかなと思いながら、実際にはやっていないことでいえば
「サイト名とロゴは全ページに配置し、トップページへのリンクにする。」
というのもあった。
ただ、私のサイトの場合は階層が深くなるのを嫌ってindex.htmlというページと他のメニューページを同格にしてしまったので、トップページへのリンクといってもどこがトップページなのかよくわからないのだが。
「できる限りページ幅は固定しない。」
というのも「へぇ、そうなんだ」という感じかな。
幅は指定しないとやっぱり読みにくいように思うのだけど。
最小幅もないとブラウザがデフォルトの幅を規定できない場合もあるので、これはあった方が良いと思うのだけど違うのかなぁ?
いずれにしても一番いえるのは
「デザインに凝りすぎない。 凝りすぎると、ユーザーの使い勝手が悪くなる。」
これなんだよなぁ。
よく
「オシャレなサイト」
とかいう人がいるけど「オシャレ」なんていう感覚は80年代の感覚で、今のweb環境で求められている感覚は「オシャレ」じゃなくて「ユーザビリティ」だと思うんだよね。
あとは「スケーラビリティ」とでもいうか、要するにビジタはそこから何が得られるか、どういう広がりを期待できるかということを求めてサイトを訪問するんで、「オシャレなデザイン」に惚れ込んでサイトに足しげく通うなんてことは皆無だと思うのだけど。
これはwebだけじゃなくて放送業界、出版業界等のマスコミやゲーム業界もみんな一緒なのかもしれない。
もう「オシャレ」なんて感覚を喜んでいるのは時代遅れで、制作者の独りよがりだと思う。
一部のアメリカかぶれの・・・なんて愚痴をまた延々と書きそうだからここいらで止めとくけど。
このデータの原典の人物はともかく、このサイトのガイドラインはなんとなく「さもありなん」ということが書いてあるので、思わず「禿同」の書き込みをしてしまった。
anchor
Squeaky Toy Deluxe (Freeware)
Classic MacOS対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
こちらはDead Poets Society(dps)さんのSqueaky Toy Deluxe のエントリーで知ったアプリ。
dps管理人の「hanapapa」さんにとってはサイトを現在の形で再出発するきっかけになった想い出深いアプリなのだそうだ。
本当はMacPeopleでもこちらを取り上げたかったとのこと。ああいう雑誌の編集者がそういう変化球を受け入れてくれるかという問題はあるだろうから、そうはいかなかったろうけど「hanapapa」さんの気持ちはよくわかる。
アプリ自体の機能はキャプチャーで説明するとして、やはり私にもそういうきっかけになったアプリがある。それがファイルサイズ数百メガの実用超大物お役立ちアプリというのなら良いのだが、私の場合も違う。
私の場合はJARED というアプリを見つけてこれを面白がって、周囲の皆に見せびらかしていたのがきっかけだ。
その当時いくつかのタイプのwebサイトのプロトタイプを作って、それこそ日記スタイルや映画の感想を書いたりというスタイルを試していたが、あまり自分で面白そうじゃなかったので「多分続かないだろう」という予感がしていた。
せっかく一周遅れのトップランナーでスタートを切るんだから
「もっと自分が普段熱中してやっていることを取り上げるべきだ」
と思った時にふと目についたのがデスクトップに常駐していたJARED だった。
こういう物を面白がって知り合いに見せびらかしているんだったら、それをwebでやればいいじゃないかと思い立ったわけだ。
それまでもずっとMacOSのトラブルシューティング記録をつけていたが、それをwebにアップすることを考えていた。しかしOS9の情報はもう今更だったしそれだけで魅力的なサイトになるだろうかとためらっていたのだが、このJARED がひらめきになった。
「こういう変なものを見つけ出してくる才能は結構あるんじゃないか」
このサイトにはアプリのレビューばかりあつめたページも作ったが、これもいつかJARED のレビューを書きたいということで始めた。
割と単純な動機やね。
自分のための備忘録だとか、Macユーザの便に供したいとかいろいろ書いているがそれは全部あとから付けた理屈かもしれない。
結局は一番やりたかったのはJARED のような変てこなアプリを一杯見つけてきて
「どうだ、面白いだろ?」
とやることだったのかもしれない。
「hanapapa」さんの記事はちょっとそういうことを思い出させてくれた。
Squeaky Toy とは握ったら「キュキュー」という赤ちゃんのソフビ玩具のことだ
これを起動するとこういう画面が出てくるので「No」をクリックすればいい
あとはマウスクリックするたびに赤ちゃんのように幸福になれる
止める時はアプリ本体をクリックしてもう一度この画面を呼び出す
anchor
ニューヨーク大学で映画「マイノリティ・リポート」が実現
まずはこのリンク先の動画を見てみて欲しい。
最初に出てくるスポンサーメッセージの蛇男はご愛嬌というか、あとから続く画像の前にこんなものが出てくるとアイロニー以外の何ものでもない。(この会社は本当にセンスないなぁ)
それでこの本編の動画を見て誰でもスティーブン・スピルバーグの映画「マイノリティ・リポート」でトム・クルーズが動かしていた、あのガラスのようなコンピュータ画面を連想したのではないだろうか。
これはNY大学のクーラント数理科学研究所のジェフ・ハン研究員が開発したGUIで、タッチセンスを利用しジェスチャーやタッチ、感圧までも実現している。
詳細はこちら 。
日本語の解説ページはこちら 。
それでこれを見て私が何を感じたかというと、SFチックなGUIが実現するかもという感慨もそうなのだが、それよりもどこぞの偉いさんが
「WindowsVistaはマッキントッシュ式の旧態依然としたオブジェクト指向なGUIを葬り去り、リザルト指向なGUIを実現する可能性がある」
なんて書いていたのを思い出してしまった。
Windowsの何何指向がどうしたこうしたとかいう以前に、せっかくの4年前のタブレットPCの実用化という好機をWindows陣営はまったく活かすことができなかったではないかと思うわけだ。
リザルト指向なんてわけのわからない概念をねつ造する以前に、マッキントッシュ式のGUIですら今の状態はまったく完成からほど遠い状態じゃないのだろうか?
「マッキントッシュ式の旧態依然なオブジェクト指向のGUI」はいまだにアイコンをクリックするとウインドウが開いて、その中にアイコンがあってという23年前にマッキントッシュが製品化したスタイルを踏襲している。
いかに3Dな豪華なグラフィックをつけようと、結局そこから一歩も踏み出していない。
これはMacOSXもWindowsVistaも基本的には何ら変わりはない。
この動画を見ていると指を使った感覚的なディレクトリナビゲーションとか、まだできること、やっていないことはたくさんあるんじゃないかという気がした。
こういう物がユビキタスコンピューティングと結びついて、例えば机とかに埋め込まれて、個人が持つID認識用のコミュニケータとトランザクションしながら反応するというようになって、こういうものは真価を発揮するだろうし、その時代にはキーボードを装備したパソコンなんてのは絶滅するかもしれない。
というようなことを考えさせる動画だった。
anchor
昨夜、DoubleCommand が不調に。
このペインに関しては
1)右enterキーにコマンドキーを割り当てる
2)caps lockキーを無効にする
のふたつの設定をしていたが、このうちcaps lockキー無効化の設定が利いていないことに気がついた。
再度設定をすると今度は全ての文字キーが無効になって、クリックは全て右クリック(option+クリック)に置き換わっている様子。
何度再設定しても、再ログインしても治らないので、これも「連続起動記録チャレンジ」の後遺症と判断。
まずこのペインをアンインストールしてfsck、Applejack 等の通常の小メンテナンスの手順だけ実行した。
アンインストールで削除するファイルは以下の通り。
"/Library/PreferencePanes/DoubleCommandPreferences.prefPane"
"/Library/StartupItems/DoubleCommand"
"/Library/Receipts/DoubleCommand1.6.2_10.4.pkg"
それで再度このペインをインストーラから入れ直した。
そうしたところ今度は設定が即座に反映され、今度は正常に機能した。
想像するところ、内蔵のキーボードリマッパーの役割をする何かのファイルが壊れたということだろう。
何かはわからないが。
DoubleCommand の正常な設定の状態を後学のためにキャプチャーで残しておく
ちなみにこの524289というのがキー設定のステータスらしい
enterにコマンドを割り当てるのが1でcaps lockを無効が524288
それで環境の設定には合計の524289という数字が置かれる
ここいらのAPIの仕組みも調べたら面白いかもしれない
anchor
Senor Staff (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
楽譜を作るアプリケーション。
というより本来の機能は視覚的ユーザインターフェイスを持ったMIDIシーケンサーソフトなのかもしれない。
一応楽譜はマルチトラックに書いていくことができる。
ピアノの右手左手だけでなくベーストラックをアサインしたり、ドラムス用のリズムトラックもある。
それらをQuickTime 内蔵のMIDI音源で鳴らすわけだから、オールインワンの機能はほとんど揃っている。
できないのは歌を吹き込んだりのレコーディング機能だけだ。
だから楽譜の書き方を知っていれば、一応音楽を作れる環境ではある。
このアプリをテストしていて、20年前MIDIシーケンサーの黎明期を思い出してしまった。
こういう楽譜ベースのシーケンサソフトというのも試してみた事がある。
結論からいえば楽譜ベースのシーケンサソフトは使い物にならなかった。
いろいろな理由がある。その理由を事細かにここでは書かないがシーケンサソフトはやはり独自のインターフェイスが必要だし実際今日の製品は皆そういう方向になっている。
でもそれは音楽制作の目的ならばという条件がつく。
だから教育目的で使うのであれば、こういうインターフェイスはやはり必要だろう。
中学の音楽の時間に、コンピュータの数値入力のインターフェイスの使い方を教えるのは本末転倒で、こういうソフトで楽譜を作らせてそれでどんな音が出るかを体験させればいい。
その方が中学生に音楽の楽しさを教える目的にはかなっているだろう。
このアプリはそういう楽譜と音楽の関係を理解するには、ちょうど良いアプリだと思う。
楽譜が読めないということに、コンプレックスを持っている人がいるが、楽譜を読めるなんて文字が読めるのと同じで読み慣れてしまえば誰でも読めるようになるのだ。
才能は関係ない。
だからこういうアプリで遊んでいれば、そういう効果を期待できると思う。
Senor Staff は楽譜を作成するアプリ
でたらめでもいいからいろいろ入力してみよう
そうすれば音符と音楽の関係が自然にわかってくると思う
anchor
先日FinderPop をバージョンアップして以来全てのアプリを起動すると「本当に起動してもいいか?」というアラートが出るようになってしまった。
FinderPop がOSXに対応して以来大喜びでインストールしていたが、結局使っていなかった。
readmeを読みこなしている時間がなかったという怠慢な理由だったのだが。
OS9時代にFinderPop を愛用していたのは、実はクリック長押しだけでコンテクストメニューが呼び出せるという便利な機能があったのが一番大きな理由だった。
この機能がOSX版では生きていないようなので、使っていなかった。
ところがこの機能はちゃんとOSX版でも実装していたようだ。
デフォルトではそのチェックが外れていただけで、先日アップデートを入れてこのチェックを入れたところ、クリック長押しでコンテクストメニューが呼び出せるようになった。
これは本当にうれしい。
最近は3ボタンマウスを常用しているのでデスクトップの時にはそれほどでもないが、特にモバイルの時には指一本でコンテクストメニューを呼び出せるのは、「通勤電車ライター」である私にとっては本当にありがたい機能だ。
ところがこれをアクティブにしてからというもの全てのアプリを起動すると以下のようなアラートを出すようになった。
全てのアプリを起動するとこのようなアラートが出る
「FinderPop デーモンは外部プログラムコード◯◯は
セキュリティリスクがあると判断した」というLittleSnitch のアラートだ
どちらかを止めるとこのアラートは出ないのでこの組み合わせで出る連携機能のようだ
これは例のURIの脆弱性をついたプログラムに対する防衛策として、もっとも確実かつ有効な方法になるのだが毎回毎回、何かを起動したり開いたりするたびにこのタグのOKボタンをクリックしないといけないのは煩わしい。
個人使用のiBookはマルチアカウントではないので、そこまでセキュリティリスクに神経質にならなくてもいいと思うのでこの解除方法を探していた。
LittleSnitch かFinderPop かどちらかを止めれば良いのだがどちらも使いたいという場合は、LittleSnitch の設定に入ってキャプチャーの
Enable Code Injection Alart
のチェックを外せばいい。
この設定画面には歯車マークのプルダウンから「Preference」で入れる
この煩わしいアラートを外すにはLittleSnitch の
設定画面に入って一番下のチェックを外せばいい
それで「Save」ボタンをクリックすればすぐに変更は反映される
anchor
小ネタなTipsをいくつか。
「画像のスライドショー for OS 標準」 というMac.EGOismさんのエントリで知ったTips。
OSXのスライドショーができて簡易にプレビューができる画像ビュアーをここではいくつか紹介している。
そういうソフトが無かったのが不満だったから、一時期結構熱心にそういうものを探していた。
Windowsでできる事はMacでもできなきゃ嫌だという個人的ワガママでそういうものを探していたが、今ではそういう条件に当てはまるアプリはいくつもあるのでそういうもを探すことにあまり熱意を感じなくなった。
しかし、実際にはOSXのシステムにも標準の画像ビュアーがあったのだ。(いつからあったんだろう?)
スライドショーもできるし、expose みたいにサムネイルでセレクトもできる。
iPhoto ライブラリに追加なんて機能もあるのでセレクタとしても使える。
残念ながら100枚程度までしか一度に表示できないが、それでも軽快に動くしなんせ純正だ。
へぇ~、これは知らなかったなぁ。
表示したい画像を選択してFinder ツールバーの歯車マークから「スライドショー」を選ぶ
これでスライドショーに入れるしマウスを下に持っていくとドック風メニューで
expose 風のサムネイル等の表示に入れる
anchor
「alt+shift+k」 というJ.S. Machさんのエントリで知ったTips。
これも見たまんまだが、面白いネタだと思う。
試しにテキストエディタ でも何でもいいから文字入力できるアプリを開いて
alt(option)+shift+kキー
を叩いてみて欲しい。
Macユーザなら幸せな気分になれるだろう。
へぇ~、これも知らなかったな~。
注意点としては、これは当然機種依存文字なのでWindows等の他のOSのユーザに渡す可能性があるファイルには使わないことだ。当然webでも使えない。
しかしMacユーザであることが分かっている相手には、メールでこんな文字を使って驚かしてやろう。
alt(option)+shift+kキー を活用するとこんなテキストが作れてしまう
注意点としてはWindowsに渡したらただの文字化けになることか
anchor
「飛び出す写真」を簡単に作るPhotoshopチュートリアル というP O P * P O Pさんのエントリで知ったネタ。
これの元ネタはこちら の投稿サイトだ。
これは小ネタというにはちょっと大物かもしれない。道具立てもPhotoshop という大掛かりな道具を使う。
こういう写真は確かにwebでよく見かけるのだが、どうやって作っているのか皆目分からなかった。
プロのお仕事だろうなと思っていたが、こうやって作っているんだ、
へぇ~、これも知らなかったな~。
以下キャプションで、というか私はこういうの作れないので借りてきた画像だけど。
『Webなどでよく見かけるこういうような「飛び出す」写真
どうやって作っているのか不思議に思ったことありますね?』
ありますあります、いつも思っています・・・
これの元画像がこれ
実は写真オフレームを書き込みその外側と飛び出している
オブジェクトの輪郭をなぞって背景を塗りつぶすだけだ
要するに目の錯覚というか写真のフレームの向きと背景の構図が結構ミソなのだが
これが上手くハマるとまるでCGで作ったような面白い効果になる
作り方はリンク先サイトを参照してもらいたい
リンク先のギャラリーからいくつか面白い作品を拾った
これなんかすごい立体感が強調されてるんじゃないだろうか
こういう効果も面白い
なんでもない風景写真がベースだが
遠近法にハマればチョットした挿絵としてしゃれている
動きのある構図がハマる技法ではある
動きがあるといえばやはり彼らではないだろうか
これも模型みたいで面白い
これもなんでもない写真だが強いインパクトがある写真になった
これは自分でもやってみたくなった・・・メンドクサそうだけど
anchor
Squeeze (Freeware)
OS10.4Tiger対応
アプリの名前は「圧搾する」ということなのだが、それからすぐに連想するのは画像のリサイズアプリだなということだ。
その連想はそのまま正解なのだが、これは元々アスペクト比を保持したまま画像を縮小できるということがメインの機能らしい。
ただ「メインの」と断ったのは、それだけではなく軽量ながらすぐ使えると良いなと思うような機能を満載しているからだ。
そういう使い方では今のところToyViewer を常用しているが、機能が絞り込まれているという意味ではこちらの方がシンプルではある。
Squeeze はアスペクト(縦横)比を保持したまま画像を縮小加工するアプリ
縮小したい比率に%の欄を変えて実行
テンキーで数字も入力できる
フルスクリーンサイズのデスクトップピクチャーもwebサイズのピクチャーにワンタッチで縮小
だけじゃない
この通り回転の効果も可能でその角度も自由に設定できる
いつも整然と並んだ写真に飽き飽きしたらこういうものを使ってまわしてみよう
また指定した部分にこんなふうにボカシを入れることもできる
領域指定はマウスクリックでもテンキーでもできる
ちょっとH
また紙焼き写真のように余白のフレームをつけることも簡単にできる
こういう効果が好きな人は結構いるんじゃないだろうか
そのフレームはインスタントカメラ風の下空きサイズにもできる
だけじゃなくてそこにテキストを入力もできる
手書風フォントと組みあわせると良い感じ
また簡単にトリミングなんかもできてしまう
webページの作成くらいだったらほとんどこれで足りてしまうんじゃないだろうか
anchor
CleanArchiver (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
これはファイルを
gzip、bzip2、zip、DiskImage、Stuffit、StuffitX
に圧縮アーカイブ化するアーカイバアプリ。(Stuffit、StuffitXについてはDropStuff のインストールが必要)
それぞれの形式のメリット、デメリットは作者サイトに詳しく解説されているのでそちらを見て欲しい。
今のところWindowsの世界では一番普及しているアーカイブの形式はzipだろうし、Macの世界ではDiskImageということになるだろう。
それでいくつかのファイルをまとめてメールに添付するとか、webにftpで上げとくとかいう場合アーカイブ化が必要になるわけだ。
メールはフォルダの添付ができないし、やはり容量を節約した方が良いのはメールもftpも同じことだ。
その時に例えばデータフォーク本体以外のファイルが一緒にアーカイブされると面倒なことになる。
例えば「.DS_Store」はFinder でディレクトリを表示する時にそのウインドウのサイズや位置、背景色、アイコンサイズなどを記憶させておくMac固有のファイルだが、これがMacで作成したほとんどのフォルダに生成される。
またMacは本体のデータフォークとは別に同じディレクトリにファイルやフォルダのカスタムアイコンファイルが保存される。
このおかげで同じMac同士ならアイコンをセットしておけば他の人のMacでも同じアイコンで表示される。
これらはMacのGUIの計り知れない長所でもあるのだが、残念ながらこれらのものをつけたままWindowsにアーカイブを渡すと
「開かないファイルや、文字化けしたファイルが入っている! やっぱりMacは役に立たん、使用禁止じゃ」
なんていうヲジサンたちの偏見を助長するだけだ。
実はMac使いの中にもこういうことを知らない人が本当に多いということを、長年嘆いているのだがこういうリテラシイは一向に改善されそうにない。
それはMacの環境の中にいる限り、こういうアイコンファイルや.DS_Storeなんてのは存在を意識することなんかないからだが、その無関心がMacへの根強い偏見を再生産していることにMacユーザは気がついた方が良い。
それでこのCleanArchiver はそういうデータフォーク以外のものを削除する操作をわざわざやらなくてもただ普通にドロップするだけでこういう「ゴミ」を掃除しながらアーカイブ化してくれる。
WindowsやLinuxなどの他の環境の人とファイルをやり取りすることが頻繁にある人には必携のアプリだと思う。
CleanArchiver は起動するとこういう設定画面が出る
設定がすんだら「初期設定として保存」ボタンをクリックするとアプリは終了する
あとは本体アイコンにアーカイブ化するフォルダやファイルをドロップするだけだ
ちなみにWindows相手にファイルを渡すならこういう設定がよいと思う
anchor
iPodのヘッドフォンのことを少し
そういえばかなり前から書いておかねばと思いながら、ずっと書くのを忘れていたネタがあった。
昨年、iPodのヘッドフォンをこれに換えた。
Victor インナーイヤー・ヘッドホン HP-FX55-W オパールホワイト
理由は要するにiPodに付属品でついていたヘッドフォンを東京駅で落としてしまい、そのまま出てこなかったということなのだが。
とりあえず応急処置として、東京駅の1階にあるカメラ店で代わりのイヤフォンタイプのヘッドフォンを選んで買ったのがこの製品。
どれが良いのかわからないので、とりあえず安いヤツで目についたヤツを適当に引っ掴んで
「これください」
とやっただけなのだが、なんと怪我の功名というか非常に音が良くなった。
iPodは第4世代に買い替えた時に微妙な差ではあるがちょっと音質が落ちたような気がしていた。
それで私は回路的な問題かと思っていたが、どうやらそれは主にヘッドフォンのコストダウンが原因だったようだ。
こういうものを作る技術はやはりAppleなどのアメリカメーカーは日本のオーディオメーカーには太刀打ちできないようだ。
このビクターのヘッドフォンだって特別出来が良いというわけではないのだろうけど、それでもAppleの純正品なんかよりもはるかにいい音がしている。
これがアメリカメーカーと日本のメーカーの違いだなと思った。
アメリカ製品はトータルなコンセプト、デザイン、使い勝手がよく考えられている。
これが日本製のパソコン購入をこれまで何度も検討してきたのだが、やっぱり日本製PCに触手が伸びない理由だ。
中国に売却されたいまでも、もし一台Windowsパソを買わなきゃいけないんだったら多分ThinkPadを買うだろう。あのトラックポイントの操作感が大ッ嫌いなのだが、それでも他のPCよりはトータルでは良いと思う。
ところがトータルは良いのだが、個別のデバイスで見るとアメリカ製品というのはやっぱり妙なところで出来がいまいちだったりする。
例えばMacに付属してくるマウスだ。
私はApple製のマウスは使いにくいと思っている。MightyMouseも同じことだ。あのデザインは見た目カッコいいのだがマウスという実用品としての使用感から見たら最低だ。
マウスはやっぱりWindowsPC向けの3ボタン、4ボタンマウスの方がすぐれたデザインが多いと思う。
ヘッドフォンも同じことで、iPodに付属しているあのヘッドフォンも見た目がカッコいい。
だからなんとなく愛用したくなるのだが、iPod側の差し込みのジャックがくの字型じゃなく真っ直ぐなタイプなので、ここが故障の原因になりそうだ。
実際それを嫌って抜いていたら落としてしまったのだが。
それに耳に入れる部分も抜けやすいし、何よりも音が良くない。
いまでも純正のヘッドフォンを使っている人には、是非日本のメーカー製のヘッドホンを試してみてもらいたい。
こんなに音が違うかというくらい良くなると思う。
電車の中で見ていると、相変わらずiPod純正ヘッドフォンを使っている人が結構多いので、大きなお世話ではあるがちょっと書いてみた。
見た目の格好良さを優先するのか、使用上の機能を優先するのか人によって考え方はそれぞれだろうけど、もし見た目よりも機能を優先させたいというのならヘッドフォンの交換をお薦めする。
<追記>
このiPod純正のヘッドフォンはアメリカ製品だから作りがもひとつと書いたところ、BBSで「masa」さんから「記憶によればあれはFOSTEX製のOEM品では?」という指摘をいただいた。
ならば「manufactured in Japan」ということになる。
ここの文章の書き方がちょっと誤解を招くというか、前提をちゃんと書かずに話を進めていたので「アメリカ製品」という言葉が誤解を招く表現だったようだ。
私の定義では「アメリカ製品」というのは米国内でアメリカ人の職工がヤスリで削ったり、ハンマーで叩いたりして作った物を指しているわけではない。
というよりも今ではそういうイメージの工場ってアメリカ国内にはデトロイトくらいにしかないのではないだろうか。
以下BBSはやがて消えるのでBBSに書いたレスの一部をこちらにもコピペしておく。
『ところで本文中誤解を招く書き方をしていましたので、この一文訂正を入れます。
「アメリカ製品」
という言葉の定義についてやや無前提に書いてしまいましたので、ここが誤解を招きそうな表現になってしまいました。
この「アメリカ製品」はアメリカ国内でアメリカ人が作っているという意味ではなく、アメリカ資本が規格を決定した製品という意味です。
というのは今は物理的な製造国を言ってもあまり意味がない時代になっているからです。
例えばiPodですが、その中身のパーツは8割が日本製です。ですからこれは日本製品かといえるかというとそうはいきません。最終組み立て地はほとんどが、中国、台湾、シンガポールになっています。事実私の手許のiPod、iBook、Mac miniはみんな最終組み立て地が「中華人民共和国」になっています。
じゃ、これらは「中国製品なのか」というとそれも当たりません。
今ではAppleだけでなくHPもDELLもみんな製品製造は中国や台湾でやっています。
IBMなどもThinkPadの売却の時に初めてみんな認識したのですが、ああいうデバイスものは全て中国、韓国などで作っていました。
アメリカではほとんど何も作っていないといっていいくらいです。
でもこれらの製品はやはり「アメリカ製品」といいます。これは経済用語では「オフショアリング」という現象だそうですが、要するに今は生産国は一国であるということはむしろ稀なケースで、ものづくりはそのパーツ製造から、組み立てから、設計から多数の国で分散して行われるというのが常態になっているようです。日本貿易振興会のデータでも日本の対中貿易は機械製品が占める割合が輸出だけでなく輸入も激増しているそうです。つまり、中国で半完成品を作らせて最終工程を日本でやって「メードインジャパン」という刻印を打って出荷するようです。
こうなってくると「製造をどこでやっているか」というのは今ではあまり意味が無くなってきているように思います。
先のiPodの場合ですが中身の8割は日本製でしかもそれはiPodという製品の基幹部分を占めているわけですから、日本のメーカーだって協力すればiPod程度のものは作れるわけです。
ところがiPodはアメリカから出てきて、日本のメーカーのソニーや松下はこれを追随するような格好になってしまっています。この立ち後れは製品の組み立て地やパーツの製造元のせいではありません。それは日本で手に入るものばかりだからです。
結局はこのアイデアと基本デザインを決定した者がイニシアティブをとったということでしょう。
だから私などは最近ではアメリカ製品という時は「メードインUSA」という意味ではなくて「デザインドインUSA」という意味で使っています。(実際最近のApple製品には裏側にDesigned in Californiaと書いてありますね)
問題のヘッドフォンはFOSTEXのOEMということだから製造設計もFOSTEXでやっているんでしょうね。
でもその製品の基本デザインと仕様決定はAppleでやっているはずです。あの会社の性格からいってFOSTEXに丸投げということはやっていないと思います。
そうなるとやっぱりオーディオ製品の規格、性能については日本メーカーに一日の長があるなと思ったということです。
実際のところ件のVictorのヘッドホンもすごく高性能というわけではありません。
いろんな人のレビューを見ていると
「あの価格帯にしてはまぁまぁなんじゃないの」
というくらいの製品です。
それでもAppleデフォよりは格段にいいというところに面白さを感じてしまったわけです。』
anchor
Portable Camino (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
久しぶりのポータブルアプリだ。
というよりせっかく一ジャンルに分けて、ポータブルアップをいろいろ取り上げようと思ったがなかなか手が回らない。
ポータブルアプリを入れるメリットはズバリふたつだ。
1つ目は、外部ディスクの容量節約だ。
私の場合バックアップ用にそこから起動できる緊急用のハードディスクをいつも持ち歩いている。
これはiBookなどの本体内のシステムが完全に死んでしまって内蔵ディスクから起動が不可能になった時に、Firewireで繋いでそこから起動して緊急時のトラブル対応をするためだ。これを持っているおかげで助かったことは一度や二度ではない。
また他人のMacをレスキューする時にも役に立っている。
最後の手段として内蔵ディスクのシステムを救うことができなかったとしても、この外付けシステムで起動した状態で普通に仕事ができるように、ここに通常のアプリケーションと同じセットを入れている。
だが、こういう外付けディスクはリプレイス品のディスクを使いまわしている関係から容量にあまり余裕がない。
一時的な緊急作業用といってもOSXはSwap領域に相当スペースを喰うので、やはり1G程度は空きスペースを確保したい。
だからそのアプリケーションセットをできるだけポータブルアプリに入れ替えれば容量節約の助けになる。
ただ実はディスクを占拠するエリアの内でアプリが占める割合というのは意外に少ないので、実際にはこの目的ではあまりポータブルアプリは貢献していない。数メガ~十数メガ程度軽いアプリを10個程度入れても節約できるスペースは大したことない。
2つ目のメリットは出先で他人のMacを使う時に、ポータブルアプリを入れた外付けディスクやUSBメモリなどを繋ぐと自分が普段使っている設定ですぐに使えるということだ。
このPortable Camino もどちらかというとそちらのメリットが大きい。Portable Camino を初めて起動すると普段使っているCamino からブックマークを読み込むかと聞いてくる。
これをOKすると、このPortable Camino 本体の中にブックマークが読み込まれるので、他所で他人のMacや、公共の場所で自由に使える端末になっているMacにこれを差してすぐに自分が普段訪れているブックマークに飛ぶことができる。
また履歴も本体の中だけに残るので、どういうところをブックマークしているかという個人情報がそういう端末から漏洩する心配がない。
ポータブルアプリのブラウザものはMozillaグループを中心にいくつか出ているが、それが最大のメリットだろう。
これでどこでも出先でMac最速といわれるCamino を使えるわけだから、リムーバブルディスクを持ち歩いている人は必携のアプリといえる。
ただしセキュリティへの配慮から、キーチェインは読み込まない。
だからログインが必要なサイトは自分でパスワードやIDを手打ちしないといけない。
仕方ないことだが。
Portable Camino を初めて起動すると「Camino から設定を読み込むか?」と訊いてくる
リムーバブルディスクに入れて出先で使いたい時にはCopyをクリックする
そうすると普段のブックマークを保持してPortable Camino が立ち上がる
そのフェイスは使い慣れたCamino とほとんど一緒だ
ブックマークはこの通り
常用しているリストも全てあるしBonjour やアドレスブック からも読み込める
anchor
今月はトラブルシューティングのネタが多くて久しぶりにワクワクしている。
またまたトラシューネタ。
といっても「MacOSXのトラブルシューティング」を標榜しているサイトがトラブルでダウンしていたというややシャレにならないトラブルだ。
一昨日の晩から今ごらんになっている「1月の運用記録」のページが表示できなくなっていた。
トップページからここに入ろうとすると、Yahoo!の「このURLは存在しない」というエラー表示のページに飛ばされてしまった。
これについてはBBSでもコーションをいただいたし、私自身も不具合として認識していた。
実はこの問題が起き始めた一昨日の晩から、このサイトのアップロードに使っているCyberDuck がアップロードの度にいちいちエラー表示を出すようになった。
CyberDuck がアップロードの度にこういう表示を出すようになった
接続に失敗したと書いてあるがGrowl はアップに成功したと表示する
矛盾した表示が出る上に「再試行」をクリックすると今度は両方とも
「アップに成功」と表示する意味不明だが、気持ち悪いエラーの出方だ
このキャプチャーのエラーはログを読むと認証に失敗したのでリストの再取得に失敗したというような内容になっている。
しかし、認証に失敗するならなぜアップロードには成功するのだろうか。
しかも再試行すると今度はアップに成功したと表示されるのも怪訝だ。
それでこれでアップしたこのページがアップしてすぐに表示を確認するとちゃんと表示されているが、暫く経ったら「このURLは存在しない」というYahoo!のエラーページに飛ばされてしまう。
リストで確認すると先ほどはちゃんとアップに成功したはずのこのページのhtmlファイルそのものが無くなっている。
これはかなり奇怪なトラブルだ。
何度か繰り返してみたが、何度やってもこのトラブルは再現する。
また本当はアップに失敗しているのにCyberDuck のエラーでアップに成功したかのような表示が出て、またブラウザのキャッシュのせいで存在しないページを表示確認していたのじゃないかという仮説を立てて、アップ後すぐにGeoCitiesのファイルマネージャで確認することにした。
CyberDuck がトラブルの原因ではないかと考えたのだが、これは違った。
ジオのファイルマネージャで見てもちゃんとアップの直後はこのページのファイルは向こうのサーバに存在する。
暫く経つと消えてしまうのだ。
これはYahoo!のサーバのトラブルか、こちらのファイルのアクセス権などが不適切になっているかを疑えということかと思い、次のテストへ。
今度はジオのページのサービスのアップローダを使ってこのhtmlファイルをアップしてみた。
ところが今度はいつまで待っても消えない。
つまりファイルのアクセス権やYahoo!のサーバの単純なトラブルではないということだ。
これは困った。
こうなるとCyberDuck とYahoo!のサーバの相性のような複合的な原因を疑わざるを得ない。
そこで先ほどのエラーログをもう一度よく読んでみた。
すると
「anonymous接続は受け付けていない。YahooIDのパスワードを入力せよ」
という一文が見えた。
そういえば認証に失敗しているというのに再試行にパスワードを要求されていない。
ひょっとしてanonymousで接続しているんじゃないだろうか?
そう思いanonymousのパスワードを変更してみた。
すると今度は接続そのものに成功しない。
つまりanonymousで接続しているということだ。いつからCyberDuck はそういう仕様になってしまったのだろうか?
そういえばIDの登録も環境設定でひとつしか登録できなくなっている。
これだと複数サイトをCyberDuck ひとつで管理することは不可能になってしまう。
これってこういう仕様なのだろうか?
それとも私がどこかで設定を見落としているのだろうか?
散々探してみたが、この設定の対処法がわからなかったしanonymousのパスワードを変更しても相変わらずアップロード失敗の表示は消えない。
そこでCyberDuck のこのバージョンに見切りをつけることにした。
現在のバージョンはv.2.7.2だったと思うが、これを完全に(設定ファイル、支援フォルダごと)アンインストールしてディスクに保管していたCyberDuck v.2.5.4 のディスクイメージを取り出してきて、バージョンダウンすることにした。
私はインストールしたアプリはその旧バージョンも含めてディスクイメージやzipなどの元ファイルは全て手許に保管している。
それはこういうバージョンアップしたところ使えなくなったというトラブルに備えていつでもバージョンダウンするためだ。
結論からいうと、これでアップし直したところ今のところページは消えないでちゃんと表示されている。
CyberDuck v.2.5.4 はやはりそれぞれのブックマークごとにパスワードを要求してくるし「キーチェーンにアクセスする」という設定もちゃんと存在する。
これはどうしたことだろう?
CyberDuck はどうやらanonymous接続専用に仕様変更になったのだろうか?
ちょっとそれは考えにくいのだが、問題は一昨日までは問題なくアップロードできていたのになぜ急にできなくなったかということだ。この2日間で変わったことは何も無い。
CyberDuck をアップデートしたわけでもないし、システムに相当負荷がかかる作業をやっていたので、そのせいかと思っていたが再起動を含むメンテナンスの手順を全て実行しても何も異常が出ない。しかもそういうことをやっても何ら症状は改善しない。
どうも想像するにanonymousで接続してアップするようになってしまい、一昨日くらいからYahoo!のサーバがそういう「認証」を経ていないファイルを刎ねて自動的に削除してしまうセキュリティ機能が追加されたのか、そんなところじゃないだろうか。
この状態で暫く様子を見てみるが、このCyberDuck v.2.5.4 はアップロードするファイルを選択するプロセスでクラッシュして落ちやすいという欠点があったのを思い出した。(ここまででもすでに2回落ちている)
それでもジオシティーズのファイルマネージャよりは使いやすいので、暫くはこれで我慢するしかない。
なんだかまた推測で終わってしまったが、どなたかこれについて情報をおもちではないだろうか?
Previous
Index
Next