Previous  Index  Next


2010 年 3 月 21 日




anchor

SimpleCap
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

スクリーンキャプチャを様々なスタイルで撮れるメニューエクストラ。

Leopard環境まではスクリーンキャプチャはシステムデフォのコマンド+shift+3あるいは4キー、またはInstantShot!を愛用していた。
システムデフォのスクリーンキャプチャには不満はないのだが、やはりマウスポインタを含んだ画像を撮れるとか、タイマー収録ができるとかInstantShot!のアドバンテージもあった。

ところが最近導入したSnowLeopard搭載のMac miniでこのInstantShot!が動かなくなていることに気がついた。
キャプチャーしたファイルを保存できないという問題が起きている。
作者サイトでスノレパ対応版が出ないかと見ているが、このアプリも2年以上アップデートがされていない。

何かないかと思って探していたところ、このSimpleCapが希望に一番近いと思う。

名前の通り、操作はシンプルを目指しているようだが機能は少なくはない。

マウスを使ってボタンクリックでキャプチャーを撮るのが基本だが、勿論キーボード操作だけでもキャプチャーは撮れる。
ここは大事なポイントだ。





今回SimpleCapを使ってみようと思ったのはInstantShot!
SnowLeopardでこのような表示を出して機能しなくなったため
そもそもある時期のアップデートからSnapClipが使えなくなって
InstantShot!を使い始めたのだがこの表示はものすごいデジャブだった




SimpleCapはメニューエクストラとして常駐する
メニューバーアイコンからプルダウンしてメニューから希望の操作を選ぶのが入門編




例えばWindows単体のキャプチャーを撮りたい時にはプルダウンから「ウインドウ」を選択
そのあと十字になったポインタで撮影したいウインドウをクリックして選択する
するとこういうボタンが右肩に現れる
右から「撮影」「タイマー撮影」「クイック設定」「中止」ボタン




ウインドウ選択で撮影した結果がこんな感じ
背景を隠さなくてもシャドウ付きでウインドウ全景が撮影できる




「範囲選択」をクリックするとこんな感じで撮影範囲を表す枠が現れる
ドラッグして枠の大きさ、位置を調整して右肩のボタンで撮影する




設定項目はこんな感じ
ホットキーでマウスを使わないでメニューバーからのプルダウンを開くことができる
そこでメニューの番号キーを叩けばマウス操作なしにキャプチャーも撮れる
そのホットキーはデフォではoption+コマンド+0キーが設定されているが
これは使いやすい組み合わせに変更可能
また保存される画像ファイルはデフォではPNGが設定されているが
jpeg、gif、クリップボードへのコピーを選択できる
保存場所は常に「SimpleCap Image」というフォルダを
新たに作ってそこに保存するように設定されている
デスクトップや書類フォルダが散らからないのでこの設定は良いと思う




プルダウンから「スクリーン」を選ぶとこのような表示が出て
タイマー撮影のカウントダウンを開始する




「スクリーン」で出てくる表示は上がカウントダウン、
下のボタンは右から即撮影、ポーズ、クイック設定、中止、カウントダウンを戻す、
進める、10秒前にリセットするという感じで並んでいる
見た目のシンプルさとは裏腹に必要な機能はそろっている感じだ




クイック設定はこんな感じで急遽フォーマットを変更したり、
マウスカーソルを含めたり、散らかったアイコンを隠したりの設定ができる




マウスカーソルを含めた画像もこの通り
自身のプルダウンメニューを撮影するとこのように
グレーアウトしているが他のアプリは大丈夫なので実用上問題ない

<追記〜InstantShot!について>

InstantShot!ではファイル保存ができないと書いてしまったが、ふと思うところあって設定をいじったところ無事保存はできるようになった。
プルダウンを撮影できないというのはよくわからない。
そういうプルダウンもあるのかもしれない。
ただマウスポインタを含めた画像を撮影することができなかった。

そういうことで、SnowLeopard環境では今後は普段使いはシステムデフォのコマンド+shift+3キーのスクリーンショットで、タイマー収録、カーソル込み画像のみSimpleCapを使うという組み合わせでいくと思う。





InstantShot!のファイルが保存できない問題は
設定ファイルの保存先のパスが旧環境の記述になっていたため
ユーザフォルダの名称が変わると保存できなくなるという初歩的なミスだった
改めて設定し直すと問題なく保存できるようになった




プルダウンが撮影できないというのは私の環境では確認できなかった
場所によるのだろうか




ただマウスカーソルを含めた画像をとることができない
なのでやはり普段使いはシステムデフォのキャプチャーを使い
タイマー収録の時等にSimpleCapを使うという組み合わせでいくことにした


2010 年 3 月 22 日




anchor

ScreenSharingMenulet
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

Leopard以降実装されたVNCをベースにした「画面共有」によるリモート操作をメニューバーアイコンから一発接続できるメニューエクストラ。

知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろというMac等でリモート操作をするシリーズを最近こちらで取り上げたが、Macに関してはやはりLeopard以降導入された画面共有が強力だと思う。

画面共有は本体は独立したCoreServiseのアプリなのだがFinderの一機能のように何ら意識することなく普通に接続できる。
接続も確実だし、Mac同士だけでなくWindowsやLinuxのVNCとも非常に親和性が高い。
Macをクライアントにして他の端末をコントロールするには強い味方だ。

Finderの左ペインに見えているBonjourのホストに接続するのも手間としてお手軽だとは思うが、もっとお手軽にワンプルダウン、ワンクリックで接続できればなおいいと思う。

ScreenSharingMenuletはメニューバーアイコンから画面共有を呼び出せる常駐型ソフト。

プルダウンでIPアドレスを入力するだけで接続ができるし、履歴がある相手ならプルダウンから選んでクリックするだけでいい。

これ自体が独立したリモート接続アプリではなく画面共有を呼び出すアシスタントだが使い勝手は向上するかも。





ScreenSharingMenuletはメニューバーアイコンからプルダウンで操作する
新規接続のフォームはここから呼び出し接続歴があるホストはその下のメニューから呼び出す




新規接続をする場合はこのフォームに相手のIPアドレスを入力
後は画面共有で接続する手順とお同じになる




うまく接続できれば相手のデスクトップがウインドウ表示されるし失敗すればこういう表示が出る
どちらにしても動作の実態はCoreServiceの画面共有




こちらはScreenSharingMenuletの設定画面
どこでもMyMacなんかの利用者向けサービスの設定も見える




接続の履歴があるホストはここに残っているので一発で接続できる


2010 年 3 月 23 日




anchor

Winnyユーザ狙い撃ちの詐欺サイトがまた復活している

昨年11月にこちらでも取り上げた、Winny、Shareユーザをターゲットにしたウイルス悪用したネット詐欺が逃亡したと思ったら、また復活しているようなのでご注意されたい

問題の詐欺サイトについてはこちらの記事で取り上げた。

P2PやってP3Pに引っかかった・・・「ウイルス作ったヤツは逮捕される」なんて呑気なこといっているnyユーザはやられてもしかたない

で、この時に一晩で1000人以上のWinnyユーザがはめられて、
Winnyで偽装とも知らずワレズファイルをダウンロードしてきて、SETUP.EXEファイルを実行→ウイルス感染→個人情報も映り込んでいるデスクトップをUpされ晒される→削除依頼で個人情報をフォームに記入→メールアドレスや住所、電話番号等の個人情報まで晒される→和解金請求メール到着
という阿鼻叫喚を演じた。

さすがに2ちゃんねるを中心にあちこちで騒ぎになり始め、この「自称著作権保護協会」別名株式会社ロマンシングは一夜で逃亡したと思っていたら、なんとシレッと復活してまた同じ活動を再開していた。

詳しくはこちらを参照のこと。
Winny、Shareウィルスを利用した著作権詐欺に注意 - P2Pとかその辺のお話@はてな

問題のサイトはこちら。
ICO - 国際著作権機構
またすぐ逃亡するかもしれないが。

同じ手口に相変わらず引っかかっている人が多いのも感心するが、このICOを自称する株式会社ロマンシングこと「ニートでも大儲け」(旧サイト名)の性懲りのなさにも感心する。

どうも最近違法行為や倫理違反行為をする人物には、私刑でも何をしてもかまわないという風潮がネットを中心にはびこっていて、この御仁も
「悪いことをしている奴らなんだから脅して金を巻き上げてもかまわないだろう」
という発想があるのかもしれない。

またこの騒ぎを揶揄している2ちゃんの書き込みには
「被害に遭っている連中もwinnyで違法行為をしているのだから、こういう目にあって当然」
という内容のものも多い。

しかし犯罪者が対象なら個人的に殴っても殺してもかまわないなんて理屈が当然成り立たないのと同じように、こういう「国際著作権機構」と称するサイトがやっている行為が恐喝罪を構成する可能性が高いことも間違いない。
こういう問題は中途半端な正義感とごっちゃにしない方が良い。

前回はこういう手口に引っかかっている連中の思慮のなさを中心に書いたが、「やられて当然」と思っているわけでもない。
この自称「国際著作権機構」のやっていることも純然と犯罪行為だ。
そちらも指摘しないと片手落ちだ。



2010 年 3 月 24 日




anchor

あのゲイツが「これからはクリーンエネルギーだぜ」といったのは本気だったらしい

昨日の朝の日経の朝刊の一面トップが日経の抜きの「ゲイツと東芝が原発で提携するかも」という見出し。

昨日は日経の電子版の発刊日なのでこちらの記事にリンクを張ってみる。

ゲイツ氏、東芝と次世代原発 私財数千億円投入も :日本経済新聞

日経の電子版は実は有料webニュースメディアとして日本では最初の試みなので、各メディアからも注目を集めているそうだ。
それで従来の新聞メディアと違ってパーマネントリンクは認めるのかどうか、質問するよりもリンクしてみる方が速いのでさっそくリンクしてみた。
どうなるだろう。


それはともかく「注目の」というのは、4大新聞を筆頭に凋落傾向がはっきりしているペーパーメディアが、webで有料コンテンツでビジネスモデルが成り立つのかどうかというのがどこのメディアも自信がないので日経が失敗するか成功するかを重大な関心をもって見守っているそうだ。
要するに日経がうまくいったら自分のところもマネしようと思っているし、失敗したら何か他に知恵がないか考えようということらしい。

日経も注目されていることは分かっているし、これが成功するかどうかは結構社運がかかっているので電子版初日のトップはスクープを準備していたということか。

確かにゲイツと東芝が提携ということなら驚くような話だ。
よく読むとはっきりした書き方でもないが、もしこの資金提供話が本物だとするとゲイツと東芝のジョイントベンチャーが実現して、原子力の新技術開発に弾みがつくというのはありそうな話だ。

ビル・ゲイツが前々から原発を含むクリーンエネルギーに関心を持っているという話は聞いていたが、どの程度本気なのかよくわからなかった。
でもこの記事のサイドストーリーの東芝の神奈川の工場にゲイツが見学にきたという話を読んでいると、ゲイツは本気だったんだと思える。

がんばれ!ゲイツ君」さんあたりだと
「原発までフリーズされては大変困るんで、お手柔らかにお願いしたいと思う今日このごろですがいかがお過ごしでしょうか?
いや、フリーズではなくメルトかも」

なんて書き方をされるのかもしれないが。


でもこのニュースの肝は、この原発というエネルギーはそろそろ節目に来ているということをこの提携話が象徴しているかもしれないということだと思う。
ビル・ゲイツという男は利益を生まない話には乗らない筈だ。
OSの開発事業に青春をかけてきたにもかかわらず、WindowsVistaの出来を見て、もうこのビジネスに見切りをつけてしまったのかもしれない人物だ。
あのBASICのビル・ゲイツだ。
プログラマーとして一流かどうかはよく知らないが、金儲けは一流の人物だ。
だからWindowsで世界を征服できたわけだし。

その人物が注目しているのだとしたら、また日本がこの分野で後塵を拝さないために
「原発とは何ぞや」
ということをそろそろちゃんと伝えてちゃんと考えられるカルチャーを醸さないといけないかも。

原発はしばらくは悪の権化だった。
マスコミが原発を取り上げる時は、必ず「六ヶ所村」とからめてその問題点を語らないといけないという文化が何十年も続いた。
原発の有用性なんて話をすると
「東京電力のビデオプロモーションじゃないんだから、いい加減にしてよ」
てなもんだ。

しかし「原子力」というのは僕らが子供時代には善の象徴だった。
鉄腕アトムやエイトマンは原子力で動いていたのだ。
20世紀の中盤までは少なくとも「平和利用される原子力」は科学が保証する明るい未来の象徴のような存在だった筈だ。

どこかの時点で「原発」という言葉は悪の象徴のようになってしまった。

それは実験船の「むつ」の彷徨、高速増殖炉「もんじゅ」の迷走、繰り返される臨界事故、しかもその情報を隠蔽するわ、めどが立たない六ヶ所村再処理プラント、東海村JCO臨界事故のように原子炉だけでなく燃料処理のプロセスまで隠蔽体質が見え隠れするなど、原子力そのものがいいか悪いかというよりも原子力を運営している連中が信用できないという不信感が、原子力をダーティなイメージにしてしまっている。

なぜかいまでは原子力に反対する者も賛成する者も冷静には議論できないという状況かも。

しかしそんなことをやっているうちにビル・ゲイツだ。

原子力の技術に関しては今のところ世界一のアドバンテージを持っている日本だが、いつの間にかおハコ技術をビル・ゲイツ主導で営業されて、太陽光発電や半導体事業の二の舞なんてことはないのか。
この分野こそイニシアティブを持っていなくては、今まで多くの人の反対を押切って原子力を推し進めてきた意味が分からなくなってしまう。


ただ原子力についてはよくわからんことも多いが。
高速増殖炉「もんじゅ」が事故を起こした時に
「原因は熱交換用のナトリウムの配管の破断によるナトリウム漏出、そのナトリウムが空気と反応して爆発的な火災を起こした」
という事故原因を聞いた時に
「なんでナトリウムなんていう危険な物質を熱交換に使うのか?
水とか熱にも酸化にも強い安定物質を使うのが常識なんじゃないの?」

と非常に疑問に思ったのだが、これは「高速増殖炉」という設備の目的に照らすとナトリウムしかないということらしい。

高速増殖炉は核反応を起こす時に放出される中性子線で、使用済みウランをプルトニウム燃料に変化させる。
この中性子線を通常の原子炉で熱交換に使われる水は吸収してしまう。
高速増殖炉はそもそも、使用済みの燃料を核反応炉のすぐ外側においておくことで、プルトニウム燃料に変化させ、燃焼すればするほど、燃料が減らないで逆に増えるという成功すればエネルギー問題を永久に解決するような
「夢の核燃料リサイクル」
を目標にしている。
そのためには水は安全なのは自明だが、それでも中性子線を通すナトリウムを使わざるを得ない。

しかし熱交換を液体金属であるナトリウムにやらせることは、その経路の工作技術が数十倍難しくなって、しかも事故が起きた時に危険性もはるかに大きくなる。

そういう高速増殖炉はナトリウムを使わなくてはいけない理由を、つい最近知った。
誰も平たく解説してくれる人がいなかったから、
「なんでナトリウムなんて危ないもん使ってんだ?
そんなことしてるから事故が起きるんじゃないか」
なんて単純に思っていた。


今回の提携話の話題に上がっている「高速炉TWR」も「もんじゅ」と同じように
「夢の原子炉」
というタイトルがついている。
劣化ウランという燃料を取り出した後の今までは廃棄物とされていた精製カス・ウランを燃料にし、燃料も一度運転を始めれば100年は交換の必要がないという新型の原子炉なのだそうだ。

そんなにいいモノならすぐにでも実用化して、普及させればいいのにと思うが、やはり高速増殖炉と同じで、その夢の技術には乗り越えがたい隘路があるらしい。

その炉心を構成する100年の核反応に耐える材料を何で作ったらいいのかが見えていないのだそうだ。
つまりこれは理論だけで誰も実際にそんな運転をしてみたわけではない。

でもそこが解決すれば、高速増殖炉よりはよほど安全な原子炉になりそうではあるが。
原子炉は実はクリーンなエネルギーではあるし、温暖化ガスを大量に排出する火力発電所や、水系の生態系を著しく破壊する水力発電と違って、自然環境にほとんど負担をかけない。
勿論風力や太陽光発電は核廃棄物も出さないのでもっとクリーンではあるのだが、残念ながら発電効率が低くコストが高く今の電力需要をすぐに風力や太陽光に置き換えることはできない。
20年後でも多分無理だ。

そうするといつまでも火力、水力と言ってられないのだから原子力はどうしても通らなくてはいけない道だということになる。
そこで軽水炉もどんどん作るには限界があるので、こうしたローコストな原子力が実用化するのは非常に意味がある。
精製ウランも化石燃料とそんなに持ち堪える年数が変わらないということを聞くと、やはり新技術はどうしても必要だとのことだ。

そういうことをそろそろ話してもいい時期に来ているというのが、ビル・ゲイツの顔を見ていて、最初に思い浮かんだことだ。



2010 年 3 月 25 日




anchor

複数のMacのiTunesのライブラリをSyncTwoFoldersで同期する

複数のMacでiTunesを利用している場合、そのライブラリを同期したいということが当然起きてくる。

例えば私の場合、新規の楽曲の取り込み登録、iTunes Storeでの購入は全てMacBookでやる。
ここで取込んだ曲を自宅で稼働しているMac miniに同期する。
Mac miniには家族全員のアカウントを作っているので、ライブラリの音源だけでなくその全てのユーザのミュージックフォルダにライブラリデータをコピーしないといけない。

私の場合最初から複数のアカウントでiTunesの音楽データを共用して聴く設定にしている。
iTunesの設定で「詳細」に入ってユーザフォルダとは別のディレクトリにiTunes Mediaの場所を設定し、そこを各アカウントが参照してiTunesで音楽等を再生する設定にしている。

この複数のMacのライブラリの同期をする場合、このiTunes Mediaの実体全体と各ユーザのミュージックフォルダのライブラリデータをそれぞれ上書きコピーしていた。

複数の曲のID3タグのデータをいじったり、ジャケットアートをいろいろ取込んだりした時に、どの曲をいじったか分からなくなるので、ライブラリ全体をごっそりコピーしていた。
しかし最近ではライブラリデータもギガを越え、iTunes Mediaの大きさは30ギガビットを越えるようになった。
この大きさはイーサネットを通じてコピーできる大きさの限界を超えている。
かといって、ちょっとしたiTunesの曲データの変更だけでいちいち繋ぎ換えてコピーもだんだん煩わしくなっていた。

こういう時こそ同期ソフト、バックアップソフトを使うべきなのだが、私は超アナログな人間なのでこれまではバックアップは手動でやるという主義だった。

さすがに最近はTime Machineは使うが、こうしたアカウント間、ハードウエア間のファイル同期は手動で確実にやるという前近代的な感覚の持ち主だった。

それでも毎回この30ギガ+1ギガのコピーを外付けハードディスクを経由してやることにさすがに限界を感じたので、SyncTwoFoldersを使って同期することにした。


手順はこうだ。

MacBookにMac miniのユーザフォルダ、iTunes Mediaフォルダのディレクトリをファイル共有でマウントする。
そのMac miniの各アカウントのミュージックフォルダに
~/Music/iTunes
から同期、iTunes MediaフォルダにはMacBookのiTunes Mediaフォルダから同期する。

これで問題なくMac miniの全てのアカウントでiTunesは変更を反映することを確認した。
考えたら当たり前だ。

30GBの音楽ファイルと1GBのライブラリデータを無線LANでコピーしているとほぼ2昼夜、外付けハードディスクに一回コピーして渡していると1時間半かかるが、SyncTwoFoldersでこれだけの大容量の領域を同期しても所要時間は20分程度だ。
しかもワンクリックでスタートしたら後は放ったらかしでもいいので、寝る前にやれば20分の所要時間も気にならない。

なんでもっと早くこれを取り入れなかったんだろうか>オレ
すごく便利だ...これ
Tipsともいえないようなすごく初歩的な話でした...以上同期ソフトデビューの話題でした。





私の場合複数アカウントでiTunesのiTunes Mediaの音楽ファイルを
ホームフォルダの外に移動して共有している
一カ所のファイルで複数アカウントが利用できるようにだ
それでiTunes LibraryとiTunes Mediaのそれぞれのフォルダを同期しないといけない




SyncTwoFoldersのバッチシンクトレイに同期の設定を保存していく
ソースを設定して+キーをクリックしてもう一度設定中の
バッチを選ばないと設定が保存されないというやや変則的なUI
保存できたら次にターゲットの設定をして他のバッチを選んでさらに保存する
慣れないと使いこなせないが仕組みが分かれば難しくない




こうしてiTunes MediaとLibraryを同期するとターゲットのMac miniでも変更は反映された
Tipsともいえない初歩的な話だが、HDDを使って1時間半、無線LAN経由で
48時間かかっていた同期が20分で完了した
カンドーです!



なお、私の場合は常に曲の変更はMacBookからMac miniに一方向で同期させるのでこういう設定で同期しているが、ターゲットのアカウントも曲に変更を加えたいこともあるだろう。
その場合は最近変更された方に両方を統一するという設定も可能だ。
複数アカウントの場合、その全員が信頼できるアカウントだという確証は必要だが。





anchor

トロイの木馬について訂正〜それにしてもギリシャ神話って面白い

先日の記事
SPAMメールにご注意・・・ってSPAMの語源ってこれだったんだ!
に一部誤りがあったので訂正。

文中でトロイの木馬を「アキレスの木馬」と書いてしまったが、これは私の記憶違いで、それをいうならば
「オデッセイの木馬」
というべきだった。
木馬に兵士を忍ばせ、トロイアの都城に侵入して陥落させる作戦を発案して、自ら木馬に入り作戦を指揮したのはギリシア軍に従軍していたオデッセイだった。

アキレスもこのトロイア戦争に従軍して、スティックス河(三途の川)の水のおかげで不死身の勇猛ぶりを発揮したが、問題の木馬には関与していなかった。
ちなみにアキレスは生まれた時に母親にこの黄泉の河に沈められたおかげで不死身の体になったが、母親がかかとを掴んで水に浸けたおかげで、かかとだけは不死身にならなかった。
そのためにこのトロイア戦争の木馬作戦の時にかかとを矢で射抜かれて戦死してしまうという因縁話がある。

万全なモノ、あるいは強力なモノの弱点を「◯◯のアキレス腱」という言い方をする。
これは「弁慶の泣き所」とほぼ同じ意味合いで使う。


このトロイア戦争の物語を記述したホメロスの「イリアス」、「オデュッセイア」その他の物語には面白い因縁話がたくさん盛り込まれている。

トロイア戦争を予言し、トロイアの滅亡を警告したこの国の王女はカサンドラという。
「カサンドラ・クロス」
という映画のタイトルにもなったし、「12モンキーズ」では「カサンドラ・シンドローム」という言葉も登場した。
不吉な未来を予言する者という意味合いがあるそうだ。

カサンドラはオリンポスの神のひとり、アポロンに恋されその愛を受け入れる見返りに予知能力を与えられた。
ところが、予知能力を得たとたんにカサンドラにはアポロンが心変わりをして自分を捨ててしまう未来が見えてしまった。
そのためにカサンドラはアポロンの愛を拒んだのでアポロンから
「その予言は誰にも信じられない」
という呪いをかけられてしまった。

カサンドラは
「スパルタの王妃へレネを入城させ、トロイアの都城の城門の梁が崩されたらトロイアは滅亡する」
と予言する。
そのようなことはあり得ないと誰にも相手にされなかった。

しかし兄王がスパルタ王妃ヘレネを略奪して結婚し、そのためにトロイア戦争が起きる。
大敗したギリシア軍は撤退したと見せかけて、浜に巨大な木馬を残していき、トロイア人はその木馬を戦利品として都城に引き入れるために都の大門の梁を破壊して木馬を通した。

このために予言は成就してしまいトロイアは滅亡する。

アキレスは攻め手のギリシア軍で随一の英雄と言われながら、ギリシア軍主将のアガメムノンとは折り合いが悪かった。
このために古くからの友人を失い、その復讐戦で結局戦死してしまう。

そのカサンドラとアガメムノンにも後日譚が続く。
そのアガメムノンはトロイア戦争出陣に当たって、船団の出発を阻む暴風雨を鎮めるために、嫁の連れ子の娘を生け贄として神に捧げてしまう。
そしてトロイア戦争で大勝したアガメムノンは例の予言王女のカサンドラを戦利品として連れて帰る。

しかし娘を生け贄にされたことを恨みに思った嫁は、カサンドラとアガメムノンの二人を凱旋の夜に間男と共謀して殺してしまった。
この鬼嫁はさらに息子と娘の復讐を恐れて、自分の実の子供達も皆殺しにしようとした。
ところが娘のエレクトラの機転で子供達は難を逃れる。
さらにエレクトラは弟をそそのかして、この父の仇の母親を殺してしまう。

この逸話が心理学用語のエレクトラコンプレックス(ファザーコンプレックス)の語源になった。
エレクトラコンプレックスは娘が父親を占有したいという心のために実母と対立する心理状況をさす。


鬼嫁に殺されたトロイの王女カサンドラに予知能力を与えたアポロン神は、このストーリィではしばしば、トロイの味方をしている。

またアフロディテやアテナのようなギリシアの女神、はてはゼウスまで時々気紛れにトロイの味方をしてみたりする。
そのためにこの戦争は泥沼化するわけで、ずっと後の時代にもこんな話があったような気がする。

そもそもこの戦争のことの起こりは、3人の女神の「美人コンテスト」の審判をトロイの王子にやらせて、アフロディテが選ばれてしまったというのがきっかけ。
3人の女神はそれぞれ世界を征服するような能力などを約束したが、アフロディテだけは絶世の美女を与えると約束して、トロイの王子パリスはアフロディテの賄賂に目が眩み彼女を「もっとも美しい女神」として選んでしまう。
そして約束の「人間界の絶世の美女」としてあたえられたのが、スパルタ王妃のヘレネだった。
このためにスパルタ王の恨みを買い、スパルタと連合した全ギリシア軍を相手に大戦争をやらかす羽目になってしまった。

その3人の女神の美人コンテストも、増え過ぎた人類の人口調整のために戦争を仕組んだ天帝ゼウスの差し金だった。
ギリシャ神話の登場人物は、神も人間も非常に底意地が悪い。


その神の一人アポロンはカサンドラに予知能力を与え、そのためにカサンドラはトロイアの滅亡を予言するにいたるが、アポロンの底意地の悪さでこの予言は結局何ら災いを避ける役には立たなかった。

アポロンには実は前科がある。

オイディプス王の孫もこのトロイ戦役に参加しているが、かのオイディプス王は生まれてすぐに捨てられ、拾われた養父母の王と王妃に背きアポロンの神託を受ける。
アポロンは
「故郷に近づくと父を殺し母を娶ることになる」
と予言した。
そのためオイディプス王は養父母の元を離れ、放浪の旅に出る。

途中道を譲らなかった男を殺し、その男の治めていた国に災いをもたらしていた、スフィンクスを退治する。

彼はスフィンクスの謎掛けを退け(例の『朝は4本、昼は2本、夕方は3本の足で歩くモノは何か』という有名な謎掛けだ)、その知恵は知れ渡ったが、殺した男の跡を継いでこの国を治めることになり妃を娶り子を儲ける。

ところが何故か国は疫病で栄えず、再びアポロンから信託を受けたところ、どうやら
「父を殺し母と交わった災厄をもたらす男」
が自分であることを知る。
結局運命になす術もなく自ら眼をくりぬいた。

このオイディプス王の逸話が、心理学用語の「エディプスコンプレックス」(マザーコンプレックス)の語源になっている。


木馬作戦を立案したオデッセイもそのあとの人生は多難だった。

オデッセイ(オデュッセウス、ユリシーズ)は戦後、トロイアに肩入れするアテネ、アフロディテなどの女神達の恨みを買い、故郷に帰り着けずに各地を漂浪することになる。
一つ目巨人の島に漂着し、這々の体で逃げて途中サイレーンの海を通ることになり、船員全員に耳栓をさせて自分だけは耳が聞こえるようにしてマストに縛り付けさせ、歌を聴いた者は必ず惑って難破すると言われたサイレーンの歌を聴いて生き残った最初の人類となった。

こうした漂流譚の末、難破して身一つでオデッセイが流れ着いた島の王女に助けられる。
この王女の名こそナウシカという。
ナウシカはギリシャ神話の他のどの登場人物とも全く違う清純の象徴で、オデッセイに恋をするがオデッセイには故郷に帰りを待つ妻がいるということを知る。
ナウシカ王女は船を仕立ててオデッセイを見送り、「機会あれば私を思い出してください」とささやく。

宮崎駿が「風の谷のナウシカ」の連載を始めた時に、そのイメージはこのスケリア島のナウシカ王女がベースだったと書いている。


確認のために読み始めたギリシャ神話が面白くて止められない。
トロイアというのは今のトルコのあたりにあったらしい。
かつてはただの神話と思われていた時代もあったそうだが、遺跡も発見されてトロイアという国は実在していたことは定説だ。
トロイ戦争も実際にあった戦争だそうだ。
ただアポロンやアフロディテまでは実在していなかっただろう。

それにしてもギリシャ神話って、ほんっとにドロドロ、神様も人間も煩悩の固まりみたいになっていっしょにドロドロやってる。
それで多くの逸話が今日よく知っている言葉の語源になっている。
面白いな。

無駄な知識かもしれないけど忘れないうちに書き留めておく。



2010 年 3 月 30 日




anchor

予告通りMacBook Proを導入しました


Apple MacBook Pro 2.53GHz 13.3インチ

こういうモノを導入してしまいました。

今まで毎日持ち歩くことを理由にPowerBookやMacBook Proのスペックをうらやんでいながらも、iBook〜MacBookの流れをずっと愛用してきました。
しかしここに来て一念発起MacBook Proということにしました。

理由はやはりMacBookからFireWireが無くなってしまったことでしょう。
これまでにトラブルシューティングでFireWireには随分助けられてきました。
動かなくなったMacをリストアするのはやはりターゲットもードで起動して外部から、ディスクユーティリティをかけるとかの方法が有効だったので、これがなくなるのは辛いところです。

それに最近のMacBook Proの筐体の頑丈さはMacBookに匹敵すると判断したので、MacBookにこだわる理由が無くなってきたということもあります。

何よりも大きいのはMacのラインナップの全体的な値下げのおかげということでしょう。
今回のMacBook Proの価格は、ポイントカードのおかげも若干ありましたが、8年前にiBookを買った時の値段と同じくらいです。
あの当時はPowerBookなんて高嶺の花でしたので、いい時代になったものです。

今環境を移行しているところなので、更新が滞っていますがおっつけ詳細ご報告します。
それに伴って当方の環境はほぼSnowLeopardのみ、一部Tiger環境もありますが、Leopardが無くなってしまいます。
ほぼSnowLeopardのみの環境に移行したということです。







Previous  Index  Next



site statistics
あわせて読みたい



青木さやか