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OSXのtips4-4

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
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知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ1

MacかPCを一台しか持っていない時代には、ネットに接続するターミナルモデムやルータとMacなどをイーサケーブルで繋ぐだけだったから簡単だった。

大抵の家庭では簡易ルータにDNSサーバ機能も持たせてIPアドレスも自動取得する設定になっているだろうから、設定といえばインターネットプロバイダの接続の設定くらいのものであとは何も考えずに線一本繋げて使っていたに違いない。

しかし10年、15年とMacやPCを使っているとどこの家庭でも2台目、3台目のMacやPCが増殖していく。
Macだって68系のMacからPowerPC、intelMacと買い替えていくといろんな世代のMacが並ぶにに違いない。
Macユーザだって今どきWindowsPCの一台くらい持っている。
PCから入った人も旧式機をLinux用に転用したりMacを使い始めたりしているに違いない。

当然自宅にデスクトップ、ラップトップのパソコンが何台も並ぶことになる。
ノートはともかくデスクトップはキーボード、マウスを並べているのは邪魔だ。机の周りにMacやPCをずらりと並べているのは見た目はカッコいいが、実際には邪魔なだけで使い勝手は良いとはいえない。

そこで誰でも考えるのはリモートでMacやPCを操作する方法だ。

たまたまだがいくつかまとめてテストする機会があったので、ここでまとめてレビューすることにした。
目的に合わせてチョイスしてもらいたい。


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SSHでMacをリモート操作する

いきなり最初がこれだが、これも前々から気になっていた方法だ。

シェルレベルでコマンドラインを使ってリモートをかける方法でたいへんよく聞く
ssh
について古い解説文を見つけたので読んでいた。

それによると
「リモートログインを実現するサービスとしてtelnet、rloginが代表的でMacOSXでもそれぞれを提供する
telnetd
rlogind
というサービスが用意されているが、これらはヘッダやコンテンツを平文でやり取りするセキュリティ的な弱点があるのでMacOS10.0.1以降は原則telnet、rloginを使用せずリモートサービスはSSHを使用することになった」

という説明になっている。

これによってGUIの「共有」や「Apple Remote Desktop」等のサービスを実現しているという説明になっているので、小難しいようで実は皆さんも知らない間に既にこのSSHには結構お世話になっている筈だ。
(リモートサービスの一部はVNCに移行しつつあるようだが・・・この件後の項目で詳述)

telnetは昔から馴染みがあるプロトコルだが、sshはこれに似ているが常にセキュリティがかかったものだということらしい。

同じセグメントのLANにつながっているMacから別のMacにログインするには以下の操作をする。
1)コントロールされるMacの「システム環境設定」を開いて「共有」タブに入って「リモートログイン(SSH)」を有効にする
2)Terminalを起動する
3)以下のコマンドをタイプしてEnterキーで実行
ssh (ログインする相手のアカウント名)@(ログインする端末のIPアドレス)

例えば相手のログインアカウント名がmuta、IPアドレスが10.0.1.3の場合は
ssh muta@10.0.1.3
というコマンドを実行する

4)するとRSAのフィンガープリントの表示に続いて
Are you sure you want to continue connecting(yes/no)?
と聞いてくるので
yes
と打ってEnterするとパスワードを要求される
パスワードはログインする相手の管理者パスワードとなるのでこれを入力してEnter

5)これで再び
Welcome to Darwin!
という表示とともにシェルのプロンプトが相手の名前に変わる

これでログインに成功したということになる

手順は以上のように意外に簡単だ。
あとはリモートログインした状態で、Terminalで使えるコマンドを相手の環境で実行できる。(勿論相手の環境にインストールされているコマンドに限るが)





SSHのログイン法は意外に簡単
まずログインされる方、つまりサーバ側というかスレーブ側というか
相手側のFirewallのリモートログインサービスを開いておく
手順はTigerの場合システム環境設定の「共有」に入って
「サービス」タブで「リモートログイン-SSH」にチェックを入れる
「ファイアウォール」に入って「リモートログイン」ポートが開いていることを確認する




Leopardでは若干シンプルになった
システム環境設定の「共有」に入って「リモートログイン」にチェックを入れる
するとログインのコマンドラインの指示が表示される




実際にTerminalでコマンドラインを打ってログインしてみる
IPアドレス10.0.1.3というホストのmutaという管理者アカウントにログインする
コマンドは「ssh muta@10.0.1.3」と入力、Enterすると
「本当に接続したいか(yes/no)?」と聞いてくる




そこで「yes」とタイプしてEnter
「既知のホストとしてリストに追加される」というアラートとともにパスワードを要求される
パスワードは勿論ログインする相手側の管理者パスワードだ
認証に成功すると「Welcom to Darwin!」という表示をまた出して相手側にログインする
プロンプトがデフォルトのホスト名から相手側のホスト名に変わっていることに注意


ということでTerminal越しではあるが、この方法で相手側のMacを自由に操ることができる。
Terminalで使うコマンドは相手側の条件になるが使うことができる。
リモートでこれをやることでどういう役に立つかだが、面白い用法を見つけた。

例えば
sudo reboot
と打てば相手側のMacに全く触れないで再起動できる。
終了させるコマンドは
sudo halt

例えばIOUSBFamilyのようなカーネルに不具合があってキーボードやマウスが全く反応しなくなったというトラブルの場合、とりあえず再起動すれば復活することがある。
ただし大容量の外付けハードディスク等が接続されていて、できれば電源ボタン長押しで強制終了はやりたくないという場合がある。
そういう時の非常脱出ショートカットキーはいくつか用意されているが、キーボードが全く無反応では緊急用ショートカットキーは役に立たない。

その場合外部の別のMacからログインしてこのコマンドを試してみるというのは、トライする価値があると思う。
覚えておくと良いんじゃないだろうか。





例えばsudo haltなんて打ってみよう
当然のことながらパスワードは要求される
「接続がリモートホストから閉じられた」という表示は終了に成功したことを示す
このように相手に手を触れずに終了、再起動が可能になる
キーボード等が全く死んでしまった時に使えるコマンドだと思われる



2010年3月1日









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知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ2

MacあるいはPCを複数台リモートでコントロールするという手段のレビュー第2弾はソフトウエアKVMについて考える。
KVMとは正しくはKVMスイッチというらしいが、複数のPC端末、サーバを一台のキーボード、ビデオモニター、マウスのセットでコントロールするスイッチセットのことをいう。

どういうところで使われているかというと、例えばサーバルーム。
サーバルームには数台あるいは数十台(場合によっては数百台)のサーバがラックに積み上げてセットされているが、このサーバだってたまにはメンテナンスの動作をしないといけない。
しかし数十台のサーバに一台ずつキーボード、モニター、マウスを付けていたら広大なサーバルームが必要になってくるので、キーボードセットは一組だけにして物理的なスイッチでサーバ側を切り替えてコントロールするという仕組みにしている。
目的は省スペースとチョビッと省コストもある。

何よりも大きいのは管理者が物理的な移動をしないで、一カ所で全部の端末やサーバを操れるという作業能率アップという狙いもある。
これは私も体験してみて実感したのだが、同じフロア内でもあちこち移動しながら作業をしないといけないというのが意外に疲れるし作業能率にも影響する。
いちいちあちこち歩き回らないで一カ所で全部コントロールできるというのは複数台の端末を管理する上で非常にメリットがあるというのはなかなか体験者にしか分からないと思う。
以上ちょっと余談。

KVMは複数のパソコンあるいはサーバを一人でコントロールするには快適な環境で、サーバルームで使われるのが本来の使い方だが勿論個人のデスクでやってもかまわない。
メリットは操作感がほぼ実機と同じでタイミング遅れとかもないことだ。

しかしデメリットもあって、個人が自分の自宅のデスクで趣味で使うパソコンを切り替えて使うにはややコストが高過ぎるという問題点がある。
勿論自分の作業環境を快適にするためならたとえいくらコストがかかってもかまわないという人は、止めはしない。
こういう物理スイッチで快適な環境を作ったらいいと思う。

しかし
「数台のMacとPCを切り替えたいだけでKVMスイッチを購入するのはちょっと業腹だなぁ」
とお考えの向きにはソフトウエア的にこれを実現するという方法がある。
このメリットは大抵の場合かかるコストはゼロ、あるいはかなりゼロに近い位安いということだ。
大抵の場合はLAN接続さえあれば導入することが可能なので、特別な接続工事や設備は必要ない。

デメリットはソフトウエア的にスイッチングする、というかリモートするので、ソフトによるがややもたり、カクツキ等のタイムラグがあるということか。

ここらはコストと目的を考えて選択すればいいと思う。
自宅でDTP的なプロフェッショナルな業務をSOHO的にやるなら、やはりカクツキ、モタリは致命的なので物理スイッチを使えば良いし、単に趣味で使う複数のMac、PCを時々使い分けたいというならソフトウエア的なリモートで充分だと思う。

そのソフトウエア的な手段をいくつか紹介する。


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teleportをKMスイッチャーとして使う

物理KVMは文字通りキーボード、ビデオモニター(スクリーン画面)、マウスを共有するスイッチだが、ビデオモニターは複数台あるというのならKMスイッチャーとしてキーボード、マウスだけを共有するという手がある。

このメリットは机の上にマウスやキーボードを何セットも並べなくても良いので省スペースになることだ。
KVMスイッチと比べるといちいちスイッチを切り替えなくても複数のスクリーンの間をマウスポインタが行き来するだけでコントロールしたい端末を乗り替えられるので、物理的なスイッチよりも使いやすいという人もいる。
モニターを台数分だけ並べる必要があるのはデメリットだが、そのことに抵抗がないならこの方法が一番使い勝手が良いかもしれない。

組み合わせでどういうソフトが使いやすいか分かれるが、もし端末が全てMacで、例えばPowerMacとMac miniとMacBookの3台があって、MacBook一台でこの三台を操りたいというような場合は以下に紹介するteleportが一番使いやすいと思う。


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teleport
(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

このteleportはソフトウエアリモートの技術を利用してキーボードとマウスを共有するシステム環境設定ペインだ。

残念ながらMac版しかなく、VNCSynergyとも互換性がないので、WindowsやLinuxとコントロールを共有できずMac同士でしか使えない。
しかし操りたい個体がMacしかないのであれば、実はこれが一番快適だと思う。
現在のバージョンは1.0.2でSnowLeopard/intelにも対応しているが、古いバージョンの1.0.1も配布されていて、これはPowerPCにも対応している。
古いOSにも対応しているということだが、どれくらい古いバージョンまで対応しているのかは分からない。私の環境で確認できるのはTigerまでで、Tigerでは問題無く動いている。

であるならば、自宅で転がっている古いPowerPCのPowerMacとか、intelまでのつなぎで購入したG4のMac miniとかそういう古いMacもこれでモニターを並べて使えるようになるわけで、intelMacを母艦にしてファイルサーバやバックグラウンドでの作業専用機とか使い分けが考えられる。
実際繋いでみて、マウスポインタの動きにカクツキとか遅れとかをほとんど感じない。
たまにクライアントにマウスポインタを移動して戻す時に、マウスポインタが行方不明になるという問題は何回か感じたが、少し待てば現れる。

何よりも良いのはペーストボードの共有、ファイルのドラッグアンドドロップに対応していることだ。
つまりteleportでつながっているMac間なら、intelだろうがPPCだろうが、スノレパだろうがTigerだろうがコピペも、ドロドロもできるということだ。
ファイル共有フォルダ経由でファイルを渡したりテキストをコピーする手間を考えると、これでどれだけ能率が上がるか計り知れない。

設定も難しさはほとんどないが、RSAの認証が付属しているのでちょっと面倒だがセキュリティを考えるとこれを設定した方が良いのは間違いない。
無線LANの場合だけでなくWANにつながった有線LANでも必要性はあると思われる。

そういう安全面も考慮して作られたたいへんよくできた仮想KMスイッチャーだ。





teleportを起動すると認証の設定を促される
勿論認証確認しなくても使えるしルータで守られた自宅のネットワーク環境で
認証をしていなくても問題はまず起きないと思われる
しかし万全を期すなら暗号化の設定はやっておくに越したことはない




契約している認証局がある場合を除いて個人使用の場合は自分の認証を作成でよい




認証に使われるRSA鍵は2048ビットという非常に強力なもの




これで作成した認証を接続の時に確認してから接続を開くことができる
ネットワーク上のセキュリティを確立したいとか
そういう場合に相手の認証を表示させることができる




設定は非常に簡単で接続を開始したい場合は上の「Activate」にチェックを入れる
コントロールされる側になりたい場合は「Share this Mac」にチェックを入れる




するとコントロールする側のMacの場合中段のトレイに相手のMacのアイコンが見えるので
それをドラッグしてセンターのコントロール機のアイコンの隣りに置くことで接続が完了する




その位置をドラッグして動かしてデスクトップのどの方向に
マウスポインタを動かすと相手のデスクトップに移動できるかを設定できる
右に置けばコントロール機のマウスポインタをデスクトップ右の端を越えると
相手のデスクトップに移動するように設定される
Mac的な直観的なインターフェイスだ




teleportが良いのはコピペやファイルのドラッグアンドドロップを
複数台にまたがってサポートしていることだ
その設定はメニューバーアイコンからもワンクリックで可能にできる




ファイルを相手のデスクトップにドロップするとこういう表示が出て
相手のデスクトップにコピーを置くことができる
コピペやドラッグができることで作業能率はグッと上がる
複数台のMacを一台のMacのように使いこなせる筈だ



2010年3月3日









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知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ3

SynergyKMやらを使ってMac、Windows、Linuxもろもろの混成環境を一本化する(上)

前回はソフトウエアKMスイッチとしてteleportを使うという話を書いた。
これの良いのはドラッグアンドドロップをサポートしていて、複数のMacを一台のMacのように違和感無く使えるという点だ。
しかしこれの残念な点は動くのはMac上だけで、WindowsやLinux等はサポートしていないということだ。

キーボードとマウスのセットを1セットに絞り込んで何台かのコンピュータを操作したいという場合の要求度を考えると、マルチプラットフォームは外せないかもしれない。
PowerPCの古いMacもあって、途中Windowsに浮気した時期使っていたPCがあって、古くなったPCは今ではUbuntuで動いていたりして、それで新しい環境はintelのMacだったりというような人が
「ワンセットのキーボードとマウスで、これを全部操作したい」
と考えるんじゃないかという気がする。

その場合は多少の操作性や反応を犠牲にしてもそれらの全ての環境で互換性があるリモートソフトが欲しいと考えるだろう。

それならSynergyがある。
MacのGUI環境ではSynergyKMが動くしWindowsにはSynergyがLinuxにはQuickSynergyというGUI環境で動くソフトがある。
これでワンセットのキーボード・マウスで全て動かせる。

このうちまずMacで動くSynergyKMから説明していく。


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SynergyKM
(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

MacのGUI環境で動くSynergyサーバ、クライアントGUIフロントエンドのシステム環境設定ペイン。

Synergyは元々UNIXやWindowsで動くKMリモートソフトで、UNIXで動く以上Macでも動くということになる。
しかし永らくSynergyはMacではTerminalからしか操作できないソフトで、とても初心者や中級者にも使いやすいソフトとは言いがたかった。

ところがこのSynergyをMacのGUI上で動かすソフトが出てきた。
個人メードのソフトで今はフォーラム管理のオープンソースになっているSynergyKMがそれだ。

これについてはかなりあちこちでも解説が書いてあるし、実際コマンドの知識は全く必要ない。
普通にインストールして、リモートホスト、サーバホストのコンピュータ名あるいはIPアドレスを入力するだけでつながってしまう。
随分こなれたGUIデザインに変身したものだと思う。
その分かりやすさは先行したWindows版よりも遥かに上だと思う。

何もトラブルがなければ接続は恐ろしく簡単だ。

「何もトラブルがなければ・・・」
と書いたのは、私のところではトラブルがあって接続するまでに3日間悪戦苦闘したといういきさつがあるからだ。
実はローカルホスト名やIPアドレスの設定等あらゆる組み合わせを試してみたが接続に失敗した。

VMWare Fusion上のWindowsXPにWindows版のSynergyもインストールしてみたが、これも接続に失敗した。
どこを見ても「設定は簡単であっという間に接続できる」としか書いていないので、ほとんど自力でトラブルシューティングするしかなかった。

それでもネットを検索してヒントになりそうな情報をいくつかピックアップしていろいろ試してみた。
試してみたことは
1)ローカルホスト名に.localを付ける
2)スクリーンエイリアスの設定にローカルホスト名、IPアドレス等を入力してみる
3)旧Synergyの書式に則った設定ファイル「.synergy.conf」をユーザフォルダに置いてみる
4)ファイアウォールを解除してみる
5)ウイルス対策ソフトをkillしてみる
6)共有に入ってローカルホスト名を書き換えてみる
特にスペース等が入らない名前に書き換える
7)Terminalを起動して
/sbin/ifconfig
と打って現れるen0:の項目の中のinetという項目のIPアドレスを入力する
またen0つまり有線LANの接続にするために有線接続に変えてみる
8)イーサケーブル直つなぎでローカルIPアドレスで接続できるか試してみる


といったところか。
いずれもネットから拾ってきた知恵だが、今回はこれが全部ハズレで何をやっても接続できないので途方に暮れていた。
この間ほぼ3日、時間を浪費した。

ふと思いつくことがあって、システム環境設定の「アカウント」に入ってテスト用の新規アカウントユーザを新設。
管理者権限でここにログインして真新しい環境にSynergyKMをインストールしたところ、あっさり繋がってしまった。

どうやら何かのプロセスとコンフリクトを起こしているようだ。

それが何なのかわからない。
最初はNOD32を疑ったが、これをアンインストールしてもやはりもとのアカウントでは接続ができない。

これから暇を見つけて時間をかけてじっくり検証していこうと思っているので、今のところ原因は特定できていないが設定の間違いとかの問題ではないことははっきりした。

一旦繋がってしまえば実に軽快に動いて、再接続も確実だ。

ダウンロードするバージョンはSnowLeopard以上なら上記リンクのv.1.0b7、Leopard以下ならv.1Beta6も適合ということで調子を見ていい方をインストールする。
(細かいバージョンで日本語キーボードの扱い等差がありそうなのだが、詳細は只今検証中)

参考にしたサイト:
SourceForge.net- SynergyKM - Project Web Hosting - Open Source Software(SynergyKMフォーラムサイト)
(以下順不同)

Tiger と Leopard で VNC-Apple Remote Desktop:設定メモ:So-netブログ
macとwindowsのキーボードを共有 - 42 Blog
定番ソフト Synergy(SynergyKM for Leopard)、設定まとめ- メモノメモ
Synergyの使い方について - tencs.net
ubuntuにsynergyを入れる。 - カサヒラボ
Synergyで快適Win-Mac環境 | HOORA x BLOG
複数の PC を手元で操作 「Synergy」を使おう! -Win&Mac 混合対応版- - livedoor ディレクターブログ-1
Synergy ふたたび! - SynergyKM - --- --- 脳みその中身-
SynergyKMの設定でつまづく - VERSIONFIVE-


なお、Synergy界隈ではキーボード・マウスを接続している方をサーバ、コントロールされる側を「クライアント」と呼んでいるようだ。

これは一時期のバージョンでは逆になっていたこともあったそうだ。
正しくはコントロールを渡す方がサーバでコントロール権を受ける方がクライアントと呼ぶのが原則に近いような気がするが、Synergy界隈ではキーボード・マウスをサーブしているという感覚に合わせた呼び方に統一しているらしい。
サーバのコントロールに使うと「一体どっちがサーバだ?」と設定の用語に混乱しそうだが、Synergy界隈ではキーボードが付いている方がサーバと覚えておけば良い。
ここでも、やや混乱を招きそうだがSynergy流儀の呼び方に統一する。





SynergyKMをインストールする手順は非常に簡単
インストーラが付属しているのでオマカセで「Install」ボタンをクリック
私のようなトラブルに遭う可能性があるのでインストールは
デフォのままの「Current User only」でインストールするのが安全




インストールが完了したら「成功した」という表示が出る
「Configure」ボタンで設定画面を呼び出す




まずはサーバ、つまりキーボード・マウスが付いている方の設定
システム環境設定の「SynergyKM」、「General」に入って
「Share My Keyboard...」のラジオボタンをチェック
「Server Configuration」タブに入る




ここで「+」ボタンでコントロールしたい端末を登録していく
端末の名前は「共有」で見えている「コンピュータの名前」でよい
.localも付ける必要はないしBonjourなしでもこれで認識できる
このアイコンをドラッグして画面のどこが隣りの端末に繋がるかのレイアウトを設定できる
この分かりやすさはMac版の特権だと思う
設定完了したら下の「Apply Now」ボタンで設定が反映される




設定を何通りか作りたい場合は「General」の
ここのプルダウンで「New Location」で追加していく
メニューバーアイコンにステータスを表示したい場合は下のチェックを入れる




今度はクライアント、つまりコントロールされる側の設定
同じくシステム環境設定の「SynergyKM」、「General」に入って
「Connect to a Shared Keyboard...」という方のラジオボタンをチェック
「Client Configuration」タブに入る




ここにサーバの名前、あるいはIPアドレスを入力して下の「Apply Now」ボタンで設定完了
なおサーバ側の設定でコンピュータ名のスペルやスペースなどに自信がない場合は
ここに自分のコンピュータ名が出ているので一度クライアント設定にして
ここを確認してサーバの設定に取りかかれば失敗がない




設定が完了したら「Turn Synergy On」ボタンをクリックして接続を開始する
クライアント側を接続すると「refused」という表示が出るが気にしないで続行




Leopard以降の場合の最初の接続の表示
ファイアウォールでブロックされているとこういう表示が出るので
許可する場合は「許可」ボタンをクリックする
許可しないと当然繋がらない




Tiger以前はこんな感じの表示
「Open Sharing Prefs」で「共有」設定に入る




共有設定に入ったら「ファイアウォール」タブに入って「新規」でルールを新設する
Synergyはポート24800を使用するのでこのように設定する




サーバ側も「Turn Synergy On」ボタンをクリックして接続を開始する
このようにホットキーマップのエラー表示が出るかもしれないが
日本語キーボードの配列に関するエラーなので気にしない
とりあえず接続をトライ




しばらくするとこの通りクライアント側もサーバ側も「Connected」という表示に変わる
これでサーバとクライアントのスクリーン画面を自由にマウスポインタが行き来できるようになる




試してみたところteleportのようなドラッグアンドドロップは
サポートしていないがペーストボードの共有はできる
つまりプラットフォームを越えてコピペができるということだ
これはこれですごい便利さだと思う




一度接続に成功すれば次回からは接続、切断の操作はメニューバーアイコンからできるので便利
プルダウンとアイコンでステータスも表示している




SynergyKMがお気に召さない場合、あるいはバージョン不適合を
感じた場合はインストーラでアンインストールできる
これがアンインストールに成功した時の表示




とここまでの記述だとあっさり繋がったように見えるが実はここまでたどりつくのにまる3日かかった
全く繋がらなかったので設定ファイルをホームフォルダに置いてみたりとかのトライをした




表示はこんな感じで「cannot bind address」か
「refused」かサーバは「idle」状態にすぐ戻ってしまう
この動作を延々と繰り返していた




Terminalに「/sbin/ifconfig」と打つとIPアドレスが表示される
この「en0」の「inet」のアドレスを入力せよとのことだったのでトライした




しかしこれもうまくいかなない
en0は有線イーサネットのことだから有線でないといけないのかと
線で繋いだりPtoPで繋いだりいろいろトライした
しかしうまくいかない




結局うまくいったのはこの方法だった
システム環境設定のアカウントに入って「test」という新しいアカウントを作った
このtestアカウントにSynergyKMをインストールしたところあっさり繋がった
つまり元のアカウントに常駐している何かのプロセスが
コンフリクトを起こしているということが確定した
それが何なのかはこれから順次特定していく




ちなみにこいつらは「シロ」判定のプロセス
これだけでは雲を掴むような話だが・・・




「シロ」判定のプロセス後半
元アカウントにはこの4倍以上のプロセスが立ち上がっているので
ひとつずつテストして犯人をあぶり出すのはかなり大変
根気が続かないかも・・・



とりあえずMac版SynergyKMの設定と操作はこんな感じ。
Synergyを入れる最大のメリットはWindows、Linuxとの互換性だから次回はそれらのもろもろSynergyを取り上げる予定。




2010年3月4日









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知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ4

SynergyKMやらを使ってMac、Windows、Linuxもろもろの混成環境を一本化する(中)

前回はSynergyKMを使ってMac同士を繋ぐ設定を検証したが、Synergyを使う意味合いを考えるとむしろここからが本題と言える。

WindowsやLinuxと繋ぐためにSynergyを使ってみようということになったのだ。繋いでみないといけない。
ただ残念なことに私の自宅には、Windowsの実機環境がない。
これも擬似的に体験して手順だけ説明する。
実際にSynergyを使ってWindowsやLinuxの接続を実現している方の助言は大歓迎だ。

とりあえず今回はWindows版のSynergyの設定の手順についてまとめる。


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Synergy
(Freeware)
Windows98~XP対応

キーボード・マウスを複数台の端末で共有するSynergyのWindows版。

GUIで利用できるSynergyはWindowsが先行した。
だからSynergyはWindowsのソフトというイメージもあるが、今MacやLinuxとも互換性があるものとしてVNCを除けばこのSynergyしかないんじゃないだろうか。

Mac版のSynergyも直観的なGUIを備えたことだし、活用するといいと思う。
Windows版をサーバ、Macをクライアントとして使う時は問題無いが、Mac版をサーバにしてWindows版などをクライアントにする時には若干接続のトラブルがあるようだ。
根気強くホスト名等を変えてトライしてみるべし。
(例によってここではSynergyの世界のルールに従ってキーボードが接続されている方を「サーバ」、コントロールされる方を「クライアント」と呼んでいる。
本当はサーバ/ クライアントの本来の意味からいえばリモートを渡す方がサーバで受けてコントロールする方がクライアントのような気がするが、Synergy世界では逆の言い方をする。キーボードを「サーブ」するからサーバということらしい。混乱の元になるがこの方が直観的だということで、このSynergyの項目のみそのルールに従う)

使い方はMac版とほぼ同じなので、難しくはないと思うが画面のレイアウトはMacのようにアイコンをドラッグするという方法ではなく、それぞれの項目の「右に何を置くか」「左に何を置くか」をプルダウンで設定して登録するという方法になる。
Windowsっぽいなとちょっと感心してしまう。

SynergyのWindows版は上記リンクに行って
SynergyInstaller-X.X(バージョンナンバー).exe
という項目をダウンロードしてくる。





Synergyのインストーラを起動するとこんな画面が開く
後はインストーラの指示に従うだけだ




インストール先は通常のアプリと同じこのディレクトリ




以下自動的に事態は進行する




そして起動するのはこのアプリの画面
起動しない場合はデスクトップにショートカットが
生成されている筈なのでそこから起動する
サーバ(キーボード・マウスが接続されている方)の場合は
「Share this computer's...」のラジオボタンをチェック
クライアント(コントロールされる側)の場合は
「Use another computer's...」のラジオボタンをチェック
クライアントの設定はここにサーバのホスト名を入れるだけで完了




とりあえず「Advanced」ボタンをクリックして
自分のホスト名とポート番号を確認
設定に使うホスト名はこれ




「Configure」ボタンをクリックしてホストと画面レイアウトの設定に入る
左下の「+」ボタンをクリックして自分のホスト名とクライアントのホスト名を入れていく
この時に下のプルダウンフォームで「クライアント」
「サーバ」の上下左右どちらに置くかを入力する




「サーバ」の右に「クライアント」を置いたら必ず「クライアント」
設定には「左にサーバ」という設定にしないといけない
必ず両方とも「OK」ボタンで登録するまですませること




「Start」ボタンをクリックすると「ファイアウォールの通過を許可するか?」と聞いてくる
許可することでポートのルールが追加される




タスクトレイにアイコンが追加される
このアイコンのデザインで状態が分かるし
クリック、マウスオーバー等で現在の状況をテキスト表示する




クライアントの側には先ほど確認したWindows機のホスト名を入力する
ホスト名でうまくいかない時にはIPアドレス等をテストしてみる
これでうまくいく筈



これでWindowsをSynergyのサーバ、あるいはクライアントとして利用できる。
WindowsやMacが並んでいる環境のレイアウトをなんとかしたいとお考えの向きにはこのアプリは力になるに違いない。
机の上に何組もキーボード・マウスを並べなくて良いというのがいかに省スペースになるか体感してみよう。
次回はLinuxもこの仲間に入れてあげる方法について。




2010年3月6日









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知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ5

SynergyKMやらを使ってMac、Windows、Linuxもろもろの混成環境を一本化する(下)

前回、SynergyKMSynergyを使ってMacとWindowsの複数台のパソコンを一組のキーボード・マウスでコントロールする方法を取り上げた。

これでMacとWindowsの一元管理ができて便利なのだが、キャリアが長いユーザなら他のプラットフォームも稼働しているかもしれない。
最近でいえば一番ありそうなのは古くなったWindowsPCをLinuxのデュアルブートにしているとか、あるいはWindowsをアンインストールしてLinux専用機ににしてしまっているというケースだ。

Linuxはちょっと前まではシロウトには扱いがたい難しいOSだったが、最近の世代はどれも大変こなれてきてインストールにしても使用法にしてもMacやWindowsと大差ないくらいまでになってきた。
WindowsでもMacでもない第三極のOSとして用途も増えてきている。
一般的なwebを見たりメールをしたり、写真や動画を見たり音楽を聴いたり程度の使い方ならテキストコマンドを全く知らなくても可能になってきた。

さらにWindowsのウイルスに対する耐性を持ったノードを置きたいとか検疫体制を構築したいとか、そういう用途も増えてきている。Windows向けのウイルスやマルウエアが非常に巧妙化、悪質化していてウイルス対策ソフトをインストールしているだけでは全く安心できなくなってきているということも背景にある。

さらにUbuntuやFedoraなどのライセンスフリーで使えるGUIディストリビューションも非常に扱いやすくなってきたので、古くなったPCでもうVistaやWindows7をインストールしても動きそうにないスペックのものはUbuntu、Fedoraを入れて再生するという用途も考えられる。
自宅でファイルサーバ、WEBサーバを立てるというようなやや上級な使い方も、Linuxの方がWindowsより好都合なことが多い。

そういうもろもろの事情で個人宅でもLinuxで起動するPCが増えてきていると思う。

そのLinuxをメイン環境で使っている場合も含めて行き来が多い場合は、やはりMacやWindowsの共有キーボード・マウスで操作できれば充分に違いない。
10日に一度くらいしか直接操作しないサーバの場合はともかく頻繁に複数の端末の様子を見比べてそれぞれ操作しながら管理する場合には、省スペースのためにも是非そうしたいところだ。

そこでLinuxの端末もSynergyで操作する。
ここではQuickSynergyを使う。


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QuickSynergy
(Freeware)
OS10.5Leopard対応Linux対応

SynergyをMacとLinuxで使おうというアプリ。

QuickSynergyは非常に簡便な設定画面を持っていて、サーバ画面は本体アイコンの4つの方向にあるクライアントのフォームにIPアドレスかホスト名を入力するだけ、クライアント画面はサーバのIPアドレス、ホスト名を入れて「Execute」するだけ。

ちゃんと繋がるかどうかは若干運任せのところはあるが、一度繋がればとても安定している。
再接続も問題はない。
こういうものを使って3つ、4つのCPUを一組のキーボード・マウスで自由に行き来して使うのは、実に快適だと思う。

作者サイトには「SynergyのGUIは本家サイトでは、Windowsにしか供給されていないのでここでMacとLinuxにQuickSynergyを配布すると書かれている。
そういうことが進んでこそこのアプリの利便性も本物になるといえる。





QuickSynergyのMac版のサーバ画面
使用法はクライアントを置きたい方向のフォームに
クライアントのIPアドレスまたはホスト名を入れるだけというシンプルだ




私のところの場合はホスト名を入れないと繋がらなかったが
一度繋がったら次回からはIPアドレスでも繋がった
Macの接続の場合は若干こういう不安定さがあるのはSynergy全体の傾向




上記リンク先からLinux版のバイナリをゲットして
マニュアルに従ってUbuntuにインストールにトライする
ところが「gccがインストールされていない」というアラートで止まってしまう
このmakeコマンドの本体をインストールしていたと思っていたが
Ubuntuにはしていなかったかも




そこから始めなきゃいけないのかとややげんなりしていたら
synaptic(ソフトウエアセンター)で検索をかけたらQuickSynergyがかかってきた
別にmakeだのgccだの気にしなくてもここで
「ソフトウエアを入手」ボタンをクリックすれば良いだけだ
Linuxも本当にこなれてきたもんだ




該当するアプリの説明とフォーラムサイトのリンク等を確認
これで問題無ければ「インストール」ボタンをクリックするだけでインストールが始まる




インストールが完了したら「アプリケーション」メニューの
ここにQuickSynergyが登録されている
ここから起動する




Linux版のGUIのインターフェイスもMac版と全く同じ
つまり使い方も全く同じだ




クライアント画面はこんな感じでIPアドレス、ホスト名を入力する
これでMac、Windows、Linuxのキーボード・マウス共有が完成する



2010年3月7日









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知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ6

さてここまでソフトウエアで仮想的にキーボード・マウスのスイッチを実現する方法をいくつか挙げた。

これはMacやPCの数が増えてもキーボードとマウスを何セットも並べなくても良いので、机の上のスペースを節約できるというメリットがある。
モニタースクリーンはそれぞれのCPUに1:1の関係で並べることになるのでそこがやはりスペースを喰うが、逆にいうと切り替えスイッチとかの操作無くそれぞれのデスクトップにどんどんマウスポインタを移動するだけでいくつもの端末を操作できるので、慣れれば病み付きになりそうな操作性を実現できる。

しかしそんなに頻繁に乗り換えをしたりドラッグアンドドロップができる必要はないが、いくつもの端末の動作を管理したいとか、その端末が別の部屋にあってモニタースクリーンだけ机の上まで引っ張って来れないとか、いろいろな事情でキーボード・マウスだけのリモートでは不十分ということもある。

その場合はキーボード・マウスだけでなくデスクトップ画面もリモートスクリーンに呼び出して一つのキーボード・マウス・ビデオスクリーンでコントロールしたい。
いわゆる物理的なKVMをそのままソフトウエアで実現するということだ。

複数のサーバを管理するとか、教室の複数台の端末を一カ所で監視するとか机の上が本当に狭いのでモニタースクリーンも1セットしか置けないとか、PCを部屋のレイアウト上どうしても近いところに固めて置けないとか、いろいろ事情はあると思うがそうした場合は、キーボード・マウス・モニタースクリーンもソフトウエア的に切り替えられる仮想KVMとでもいうようなものが必要だ。

そうしたものを使ってMac、Windows、Linux等を操作したい場合は・・・実はMac等はもう結構そういう機能を備えている。
今回はまずそのウチでMacのリモートを取り上げる。

Apple Remote DesktopやらVNCやらを使ってMacやWindows、Linuxを仮想KVM風に一元管理する(上)

MacやWindowsなどの複数のプラットフォームにまたがってこれらをリモートコントロールしたい場合、すぐに思い至るのはVNCを利用するという方法だろう。

VNCについてはChicken of the VNC以下のいくつかのVNCクライアント、VNCサーバの項目で解説した。

VNCならこの問題を解決してくれるだろう。
しかし今のMacには、新たにオンラインウエアをインストールしなくても、システムのデフォルトの機能でMac同士、あるいはWindows等をリモートコントロールできる。
Macに入っているApple Remote Desktopを利用する方法について。


ところでサーバ・クライアントの用語についてだが、ここではSynergyとは逆になるがキーボード・マウスがついている方をクライアント、リモート操作される側をサーバと呼ぶ。
これが正しい呼び方だし、一般的にもこうだしSynergy方式の呼び方といっしょにするとかえって混乱しそうなので、ここでは一般的な呼び方をとる。


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Apple Remote Desktopマネージドシステム
(Products)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

こちらはAppleストアなどで購入できるソフトウエアで価格も数万円というなかなかの価格がついている。
これは離れた場所にあるMacをリモートコントロールできるだけでなく、Windowsのリモート機能とも互換性があるし、数多くのMacのシステム状況、ソフトウエア管理等もオンラインでできる大規模なシステム管理に使えるソフトウエアだ。

例えばMacの、あるいはMac、Wincows混成のパソコン教室の授業で生徒が勝手にMac等をいじらないようにロックをかけたり、うまく操作できない生徒にオンラインで操作を教えたりとかの利用もできる。
システム管理で特定の操作を禁止したりもできる。

そうした大規模な利用法ならこの製品を購入する意味はあると思う。
ライセンスは10クラアントまでのパッケージと制限なしのパッケージが用意されている。





Remote Desktopマネージドシステムで複数のMacやWindowsを管理する
これならMacを使った授業を進行したりネットワーク環境を管理したりの大規模な利用が可能

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ARDagent
(Bundle)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

さてこのAppleのリモートコントロールのRemote DesktopマネージドシステムはMacOSXに標準でバンドルされているサーバソフトを集中コントロールするクライアントソフトだが、そのバンドルされているリモートサーバの実体はシステムフォルダのCoreServicesに入っている。

これを利用するには別に独立したアプリとして起動しなくてもシステム環境設定の「共有」に入って「サービス」「Apple Remote Desktop」を有効にすれば良い。
さらに数万円するRemote Desktopマネージドシステムを購入しなくてもOSXに最初からバンドルされている画面共有を使えば1対1のリモートコントロールは可能だ。
これならかかる費用はゼロ円で、何もインストールしなくても最初から入っているものだけで実現する。
その手順は以下の通り。





サーバ、つまりコントロールされる側をTigerにしたい場合はシステム環境設定の
「共有」に入って「サービス」タブで「Apple Remote Desktop」にチェックを入れる




するとポップアップが出てくるのでここで利用させるクライアントにチェックを入れる
リモートを渡したいユーザアカウント名がここにない場合は
「アカウント」に入って共有アカウントを作成する
それぞれのアカウントについてリモートを渡したい操作項目にチェックを入れる




Leopardをサーバにしたい場合は同じく「システム環境設定」「共有」
「リモートマネージメント」にチェックを入れて実行できる操作にチェックを入れる
誰に操作権を渡すかを右下のフォームで設定する
セキュリティのためにアクセス権は細かく設定することをお薦めする

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画面共有
(Bundle)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

クライアント側、つまりリモートコントロールをする側は「画面共有」を使う。
これも独立のアプリとして起動しなくてもFinderの左ペインでプラグインのように操作できる。

「Apple Remote Desktop」を有効にしたホストがネットワーク上にあれば、Bonjourの機能で自動的にFinderの左ペインにそのホストが見える。
そのホストを選択して「画面共有」ボタンをクリック、必要なパスワード、ホスト名を入力するだけでログインできる。





「Apple Remote Desktop」を有効にしたホストはFinderの左ペインにすぐ見えてくる
これを選択して「画面を共有...」ボタンをクリックする




するとログイン名とパスワードを要求される
ログイン名はホスト名ではなく管理者のアカウント名で良い




するとこのようにMacからMacをリモートコントロールできる
VNCと違ってこれの良いのは全てのアカウントでリモートが有効になる点
マルチユーザで使っているMacも誰かがログインしていれば離れたところで誰が
ログインしているか見ることができるし誰のアカウントでもコントロールできる
管理者権限を設定したい場合はVNCのようにアカウントごとに起動項目に入れなくても良い

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AppleVNCServer
(Bundle)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

ところでこの「Apple Remote Desktop」の最近の世代のプロトコルはかなりVNCに準じている。
それはは画面共有がほぼ無設定でVNCのクライアントソフトとして使えることを見れば分かる。

VNCが起動しているMac、Windows、LinuxはそのままリモートコントロールのサーバとしてMacの画面共有で遠隔操作できるということはこの後編で取り上げる。

ここでは逆に「Apple Remote Desktop」VNCで遠隔操作する手順を説明する。
これができればMacをWindowsやLinuxでコントロールすることができる。
しかも設定は非常に簡単だ。

このAppleVNCServer「共有」の設定をちょっといじるだけで利用できる。





Tigerの場合システム環境設定の「共有」に入って「サービス」タブの
「Apple Remote Desktop」を選択、「アクセス権...」に入る
ここの「VNC使用者が...」という項目のチェックを入れる
パスワードの設定を求められるが安全のために
アカウントやルートのパスワードとは違うものが望ましい




Leopardの場合は「共有」に入ってリモートマネージメントを選択
「コンピュータ設定...」ボタンをクリックしてこのタグを呼び出す
「VNC使用者が...」項目のチェックを入れてパスワードを設定
これでOSXをVNCのスレイブにする準備は整う

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VNCThing
(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

準備が整ったらVNCクライアントソフトでMacをコントロールしてみる。

ここではVNCThingを使ってみたが、 Chicken of the VNCVine Viewerなども使える筈だ。

(このVNCThingは残念ながら開発元が閉鎖されバイナリも手に入らなくなってしまった。MacOSXがデフォルトでVNCをバンドルしてしまったためにMac版VNCを開発する意味がなくなってしまったのかもしれない。ここではテスト用にということでこれを利用する)





VNCThingを起動するとホストのIPアドレスとパスワードが要求される
先ほどシステム環境設定で設定したパスワードをここに打ち込む




この通りMacからVNCThingを使ってVNCでリモート操作が可能になる
VNCのクライアントが使えるということはWindows版やLinux版などの
VNCからこのMacをコントロールできるということだ
とりあえずここは動作確認ということでMacからMacをVNC接続した




ところでこのApple版のVNCはバンドルな分だけ軽いかというとそうでもない
意外に重いし若干不安定なようでこのようにCPUメータが跳ね上がることもある
案外クロスプラットフォームならVine Serverを利用した方が軽快かもしれない
それはそれぞれテストしていい方を選ぶのが吉かと思われる



とりあえず今回は、MacとMac間のVNC、Apple Remote Desktop接続を試みたが、主眼はVNCとの互換性を確認することだった。
それが確認できたということはWindowsやLinux、はてはUNIXに至るまでVNCに対応するプラットフォームはMacの画面共有でコントロールできるという可能性を示す。
後半はその辺りを解説する。




2010年3月9日









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知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ7

Apple Remote DesktopやらVNCやらを使ってMacやWindows、Linuxを仮想KVM風に一元管理する(下)

前回Macの画面共有リモートデスクトップVNCの互換性について検証した。

Appleのリモートデスクトップ画面共有でコントロールするという方法は当然のことながら親和性は非常に高く、システムの機能の一部として普通に使えるし接続した時の安定感、コントロールの齟齬のなさも抜群だ。
そしてそのリモートデスクトップVNCのプロトコルを利用していて、ちょっとした設定でVNCのクライアントソフトでコントロールできるし、画面共有VNCのクライアントソフトとしてそのまま利用できるということも解説した。

ここでMacだけでなくWindowsやLinux等のPCがオンラインで繋がっている混成環境をMacの「画面共有で全部一発でコントロールする」という発想に当然立ち至る。
このVNCはまさにそういう仮想KVMスイッチとして開発されているので当然の発想だ。

ここではMacからWindowsをコントロールする、あるいはWindowsからMacをコントロールするという場合はRealVNCを使う。


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RealVNC
(Freeware/Products)
Windows98~XP対応Linux対応

VNCをWindows、Linux、Solaris、RISCサーバ、UNIX等で利用できるようにパッケージにしたのがこのRealVNC

ここではまずWindowsをサーバ/クライアントにするためにRealVNC for Windowsをテストする。

このソフトは業務向けのボリュームライセンスは購入する必要があるが、フリーウエアバージョンも配布されている。
個人の自宅でマルチプラットフォームを管理するにはこのフリーウエアバージョンでも充分だと思うが、「パーソナルエディション」はそれはそれでいろいろ機能が盛り込まれているようだ。
仕事で使うなら購入しても良いかもしれない。

リンク先でメールアドレスのフォーム等を入力するように要求されるが、入力しなくてもダウンロードページに進むことができる。

ダウンロードしてインストールしたら、後は基本的にアクセスされる場合のパスワードを設定するだけだ。
クライアントの方は起動してホスト名(IPアドレス)、パスワードを入力するだけなので、見かけの取っ付きにくさの割には実際に使ってみると簡単だ。

これでMacから画面を切り替えてWindowsを操ったり、その逆も実現する。





RealVNCのバイナリzipを開くとインストーラを起動する




インストールされる先は「Program & Files」のVNCというフォルダ




いろいろ聞かれるがサーバ(コントロールされる側)、
クライアント(コントロールする側)のどちらが必要か選ぶ
とりあえずはデフォルトの「フルバージョン」でいいのではないかと思う




サービスとして常駐するかデスクトップショートカットを生成するか等の設定
私はこういう組み合わせでやってみた




インストーラが終了する前に認証の設定を要求される




これを飛ばすこともできるがパスワードの設定は安全のために
必要なので指示に従って設定するのがいいと思う




このパスワードは繰り返すがシステム管理用に設定しているAdministratorの
パスワードとは違うものを設定した方がよい




ここまででインストールは完了




インストーラの設定でサーバソフトは常駐している筈だが起動、終了はここでやる
「すべてのプログラム」のRealVNCの項目に「Start VNC」「Stop VNC」
というスクリプトがあるのでこれをクリックすればよい
一瞬コマンドプロンプトが起動してサービスが開始/終了する




この段階かどこかの段階でファイアウォールをかけていると
「このプログラムをブロックするか?」と訊いてくる
勿論「ブロックを解除」しないとVNCはつながらない




タスクトレイにRealVNCのアイコンが現れるので
ここにマウスオーバーしてIPアドレスを確認する
Macから接続する時に必要だからだ




VNCthingでWindowsのデスクトップを表示してMacからコントロールできる




システムデフォのクライアントソフトの画面共有でも接続できる
ただしWindowsのVNCはなぜかBonjourに自動的に現れたりしない
そこでMacの方で画面共有を起動する
/System/Library/CoreServices/にあるのでドック等に登録しておくと便利
先ほどのIPアドレスを入力すると次のフォームでパスワードを求められる




フリーウエア版のRealVNCのセッションは暗号化されないためにこういうアラートが出る
気にしないで進行




こうしてMacの画面共有でWindowsのデスクトップをMacのスクリーンに表示
ここからコントロールできる



ということでMacOSXからWindowsをリモートで操作することは可能になる。
フリー版のRealVNC画面共有の組み合わせなら費用もセットアップも非常に簡便だ。

WindowsからMacをコントロールするのもRealVNCのビュアーを起動してMacのIPアドレス、パスワードを入力することで実現する筈だが私の環境ではテストしきれていない。 多分問題無い筈だ。

WindowsができるんならLinuxも仲間に入れてあげたいところだ。
このRealVNCはLinux版も用意されているので、そちらで使うことができる。
ただし私がテストしたUbuntuには最初からVNCはアプリケーションにインストールされていた。
なのでUbuntu/Linuxは設定するだけでそのまま繋がる。





LinuxでもVNCは利用できる
Ubuntuの場合は最初からインストールされているので
「アプリケーション」メニューから「インターネット」に入ってビュアーを起動する




起動したビュワーがクライアントソフトということになる




「接続」から接続操作画面に入る
VNC、SSHなどプロトコルを選べるようになっている




ホスト名を入力して接続ボタンをクリックすればパスワードフォームが現れる筈だ




サーバモードで使う場合は「システム」の
「設定」から「リモート・デスクトップ」を呼び出す




設定はこんな感じで
共有を有効にしないとVNCはスタートしない
こちらも暗号化の設定項目がないので
「このマシンへの接続を毎回確認する」にもチェックを入れた
パスワードの設定も必ずやっておくこと




UbuntuのVNCはこの通りBonjourにすぐに反映する
この「画面共有」をクリックするとお馴染みのパスワードフォームが現れるので入力する




接続をリクエストするとサーバ側の画面に許可を求めるタグが現れる
利便性を考えるとこういう設定は無い方がいいのだが安全を考えるとどうだろうか
ローカルネットワークとWANと繋がってるネットワークでは私はあった方がいいと思う




こうしてめでたくUbuntu/LinuxのデスクトップがMacOSXの画面に表示された
Macのデフォの画面共有を使えば複数台の接続を表示しっ放しにできるので
一台で複数の端末を集中管理したい時には便利だと思う

<追記>

Linuxでシェルを使ってVNCをコントロールする方法はここで見つけた。
VNC で Linux サーバにログインする
そのうち試してみる。




2010年3月10日




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VMWare Fusion上のWindowsからBootCamp上のWindowsにVNCでつないでみた

以前ここでVNC等を使ってMacやWindows、Linuxなどをリモートでつないで遠隔操作する方法をいろいろ取り上げた。
知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ6〜Apple Remote DesktopやらVNCやらを使ってMacやWindows、Linuxを仮想KVM風に一元管理する

ここでいろいろなアプリやシステムの機能を使っていろいろなOS間でデスクトップのリモートをとる手順を紹介したが、RealVNCを使って、WindowsのリモートをWindowsで取るという組み合わせだけは試していなかった。

理由は複数のWindows環境がウチになかったからだが、先日も書いたように自宅の家族共用にしているMac miniにVMWare FusionでWindowsXPをインストールしたので、これをMacBook ProのBootCampでインストールしたWindowsXPをVMWare Fusionから起動してリモートを取る実験をした。

すごくややこしいのだが、ポイントは
1)双方ともVMWare Fusionの仮想環境で起動したWindowsであること
2)そのうち片方はBootCampでインストールしたWindowsであること
3)この環境でネットワーク越し、VMWare Fusionのブリッジ越しに接続

というところで、それでもちゃんとVNCはリモートを取れた。

こういうネットワークやプラットフォームの柔軟性には感激するものがある。
最近の仮想化技術はすごい。
これもちょくちょく書くことだが、最近のサーバー技術者が何でもかんでも仮想化したがる理由がよくわかる。





これはMacBook ProのBootCampにインストールしたWindowsXPでRealVNCを起動して
無線LAN越し・VMWareのブリッジ越しにMac miniの
VMWare Fusion上で起動したWindowsXPのリモートを取った図
ややこしい話で申し訳ない&Macにカンケーないというご批判もあろうが
使っているのは全てMacということで許してください
肝心の使い心地だがネーティブなみのスムーズさで充分実用に堪える




RealVNCは一つでサーバもクライアントも同梱されているのでビュアを別に用意する必要はない
インストールするとサーバはもうスタートアップ項目に入って次回ログインから自動起動している
ビュアもこのクライアントの項目を起動すればいい




その設定は簡単だ
サーバの設定はここらにチェックを入れればクライアントを起動して
IPアドレスを入れるだけで接続する
あとは設定したパスワードを入力すればいい



2011年4月9日








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知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ8
〜番外編〜

Windowsだけでネットワークを組んでリモート操作をしたい場合はTrueRemoteがよさそうかも

ちょっとしたシリーズ企画になってしまった仮想KVMを構築してMacやPCを便利に使ってみようの、締めというか番外編を。

もしもネットワークがWindows機だけしかないのなら、このTrueRemoteが便利そうだ。


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TrueRemote
(Freeware)
Windows2000~7対応

こちらは最近Windows界隈で話題になっている仮想KVMともいうべきリモートソフト。

起動してパスワード、IPアドレスなどを入力するだけでサーバソフトトしてもクライアントソフトとしても使える。
サーバ、クライアントの切り替えも起動時のモードを選択するだけでいい。
これはSynergyと違ってサーバモードがコントロールされる方、クライアントモードがキーボード・マウスが付属していてコントロールする方と言う普通のサーバ/クライアントの常識に沿った呼び方になっているようだ。

残念ながら私のところには独立したWindowsの個体が複数無いために、
Windows⇔Windowsのリモート実験ができないのでこのTrueRemoteの使い勝手も確認できないのだが、利用者からは「非常に軽い」「接続が確実」「ローカルとほとんど差がない」などの感想を聞く。
どうやらかなりよさそうだ。
後はセキュリティ的に問題無ければ、Windowsでは試す価値があると思う。

残念ながら私のところでは次期購入機もまたMacになりそうで、今後とも自宅では試せないのだが機会があったら実際に試してまたレビューしてみる。





TrueRemoteの起動画面
サーバモードかクライアントモードかを一番上のプルダウンフォームで選んで
あとはIPアドレス、パスワードを入力するだけで繋がる(らしい)
この後相手リモートデスクトップのウインドウが現れる(そうだ)
なんせWindows実機がないもので確かめることはできないのだが
ポートは50000番という独自設定のポートを使う



2010年3月15日









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知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ9〜続編〜

WindowsのリモートデスクトップをMacでも利用する

Apple製品にARD(Apple Remote Desktop)という規格があって、これでApple製品同士ならいろいろリモートが可能だというのと同じように、Windowsにも独自規格のリモートデスクトップがある。
これも原則実装しているWindows同士のみで有効なリモート操作なのだが、Mac OSXからこれをコントロールできるアプリが存在する。
元はLinuxのアプリケーションの移植らしい。

試してみたところ意外に簡単に使えるので、番外編後のさらに続編になるがこれも取り上げる。
Mac側のクライアントアプリは以下のCoRDを使う。


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CoRD
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応

マイクロソフトのリモート操作規格のWindowsリモートデスクトップをMacから操作できるようにするアプリ。

これはアプリ自身の位置もパス管理されているらしく、最初に起動する時に「アプリケーションフォルダに移動する」というアラートタグが出る。
通常移動される先は
~/Applications
という場所になる。

使い方は基本的にはWindows側のリモートデスクトップを有効にして、そのIPアドレスとパスワードをCoRDの検索フォームに入力するだけで繋がる。
ただし私の場合はログイン画面でつまずいた。
WindowsXPのユーザアカウントを日本語の名前にしていたのだが、リモートからだとログイン画面で日本語が入力できない。
Administratorでログインすることはできたが、アカウント名に日本語を利用しているユーザは多いと思われるのでなんとかしたいところだ。
ホストをあらかじめ左ドロワに登録しておく機能もあるので、ここにIPアドレスと、ユーザアカウント名、パスワードをあらかじめ登録しておくと、日本語のアカウント名でもログインできることが分かった。

なおログインしてしまうと、クライアントから本体のWindowsで起動しているメモやワード等のアプリの編集画面に日本語で入力できることは確認した。
何故かログイン画面だけで発生する不具合ということだ。

実際つないでみて、これまで紹介した他の繋ぎ方に比べてアドバンテージがあるかというとよくわからない。
グラフィックの表示をCPUパワーに依存しているような感じで、あまり重いグラフィックを表示していると動きが悪くなる。その悪くなり方はApple Remote Desktopよりもやや厳しい気がするが、Windowsの壁紙を描画しないとか(デフォルトではこの設定)有利な点もある。

ログインしている間、サーバのローカルのモニタはロックアウトされてしまうのでインストラクションとかには使えないが、それでもコントロール側のMacに負荷をかけないで重い作業をやらせる時には仮想マシンよりもいいかもしれない。
何よりも使わなくなったWindowsマシンを再活用したいという時には、便利に使えると思う。





CoRDでWindowsをリモート操作するにはまず下準備が必要
コントロールパネルの「システム」に入り「システムのプロパティ」の「リモート」タブに入る
ここの「ユーザーがリモート接続することを許可する」のチェックを入れる




接続にはIPアドレスが必要なのでWindowsのIPアドレスの確認法も紹介
コントロールパネルの「ネットワーク接続」に入って
そこに見えているネットワークアイコンをクリック
「(接続アイコン名)の状態」というタグの「サポート」タブに入る
ここで接続の種類、IPアドレス等の概要を確認できる




そのIPアドレスをCoRDの検索フォームに入力するだけでこのようなログイン画面が呼び出される
アカウント名とパスワードを入力すれば接続は完了する




ここで若干問題発生
アカウント名に日本語を設定していたがログインフォームに何故か日本語を入力できない
仕方がないのでAdministratorでログイン




とりあえずAdministratorでログインした図
デフォで壁紙は描画しない設定になっている




面白いのはスクリーンキャプチャを撮るメニューコマンドが用意されていること
これはネイティブWindowsよりも便利かも




撮れたスクリーンキャプチャはこんな感じでpngで保存される




しかし日常使っている日本語名アカウントにログインできないのは不便なので試行錯誤
その結果この「+」ボタンから設定を呼び出してホスト名、アカウント名、IPアドレス
パスワード等を入力してホストを登録すれば次回からはワンクリックでログインできることが分かった




これで日本語ユーザ名のアカウントにもログインできる
また先ほどの設定で壁紙を表示させたりスクリーンサイズを変更もできる




結構負荷をかけてみたが元来クライアント側のリソースを使っていないのでかなり問題なさそう
ただしグラフィックに関してはそんなに許容力はないかもしれない




CoRDでリモートをとっている間はWindows側の画面はこのようにロックアウトされている
なのでリモートインストラクションには使えないかも




ログイン画面では日本語は通らなかったがログイン後はワード等のテキストに日本語入力は問題なくできる
フォーラムを見ているとLeopardでも若干不具合があるようだしこれから改善されていくのだろう



2010年4月5日









iPhoneとMacでノートの共有を実現する


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Simplenote
(Freeware, via App Store)

iPhone、iPod Touch、iPadとMacの間でメモをOTA(無線自動同期)で同期できるSimplenoteサービスのクライアント。

先日、こちらの記事でMacとiPhoneでメモの共有の仕方を探ってみた。
iPhone4のメモをMacとリンクさせたい〜それも無線経由で常時自動同期(OTA)で〜しかも有料サービスのMobileMeを使わないで

結論はEvernote最強ということになって、スクラップの共有には確かにこれ以上のものはなさそうだが、もっと気軽な日常のメモに使えるものを探していた。
iPhoneバンドルのメモはやはりMobileMeを使わないとOTAは実現できないみたいだし。

そこで見つけたのがこのSimplenoteサービス。
Evernoteと同じようにファイルの本体はクラウド側においておき、それにMacやiPhoneを同期する形でメモを共有できる。
テキストだけでなくクリッカブルのURLも共有可能だがjpeg等を貼付けることはできない。
だがカジュアルなメモを共有するにはちょうど良いサービスだと感じた。

しかもこれならOTAでMacからだけでなくiPhone側からもメモの更新ができるという当初の目的をほぼ満足できる。





Simplenoteをダウンロードする
その前にトップページからアカウントを作っておこう




アカウントの必要項目はメールアドレスとパスワードだけだ
アカウントを作っておけばwebブラウザからもメモの内容をチェックできる
さらに先ほどのダウンロードページから各種クライアントもダウンロードできる




iPhoneクライアントはAppStoreからもインストール可
私は手っ取り早く検索で見つけてインストールした




初回起動の時にwebで設定したメールアドレスと
パスワードを入れればもうメモは同期され見ることができる




Simplenoteの方でもメモの追加・更新はできる
クリッカブルURLも共有できる、jpegの張りつけはできないが
こちらで更新した内容をMac側のクライアントでも
受け取ることができるかを次のクライアントアプリで検証する

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Notational Velocity
(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応

MacとiPhone、iPad、iPod Touchの間でOTA(無線自動同期)でメモを共有するSimplenoteサービスのMac側クライアントアプリ。

Simplenoteサービスの公式サイトにはいくつかMacクライアントのリンクが張ってあるが、その中でも老舗と思われるのがこのNotational Velocity

起動したらまずSimplenoteサービスのアカウントで設定したメールアドレスとパスワードを入力する。
あとは使い方はiPhoneあたりのメモソフトと同じだ。
ちょっと面食らうのは新規メモの作り方が分かりにくいことか。
どこにも新規メモというメニューがないが、タイトルバーをクリアして新しいタイトルを書き込んだら自動的に新規メモになる。

iPhone側で更新したメモも無線同期でこのNotational Velocityで受け取ることができた。
こうして無線で無料メモ共有も実現できた。
あとはToDoの共有が問題か・・・





初回起動の時にSimplenoteサービスのアカウントで
設定したメールアドレスとパスワードを入力する




するとすぐにメモが見えてくる




iPhone側で更新したメモもすぐに見えてくる
ここに一度読み込めばオフラインでもメモを表示できるし
Mac側で更新してもすぐにiPhoneでも更新が反映される

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DashNote
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応

MacとiPhone、iPad、iPod Touchの間でOTA(無線自動同期)でメモを共有するSimplenoteサービスのMac側クライアントDashboardウィジェット。

これを使えばデスクトップにNotational Velocityのようなアプリを常駐させなくても、Dashboardの側に常駐させておけばいいので邪魔にならない。
どうせメモを頻繁に見るのはiPhone、iPod側のことで、Macの方でSimplenoteを開くのは何か追記したい時だけだろうから、逆に邪魔にならないだけいいかもしれない。




DashNoteを起動すると最初にログイン用の
メールアドレスとパスワードを訊かれる




ログインすると早速Simplenoteサービスのメモを読み込んでいる




iPhone側で更新した情報は「更新」ボタンをクリックする手動で同期できる
自動同期はしないがこちらで書き込んだ更新はiPhoneにOTAで(自動で無線)同期する



2010年8月26日








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出先のMacからiPhoneを通じてメールを発信する

最近このページを読み始めた方のために説明しておくと、にわかにiPhoneアプリばかり取り上げているのはウイルコムを解約してソフトバンクモバイル/iPhoneに乗り変えたからだ。

あまり続けていると、iPhoneアプリ紹介サイトに転向したかと思われるので、もうここらできりをつけるがそういうキャリア変更をしたということで一つ不便なことが起きた。

そもそもなぜウイルコムのPHSを使っていたかというと、出先でUSBあるいはBluetoothでMacとウイルコムをつないでMacから無線メールを飛ばしたりしWebをチェックしたりしていたからだ。
WebのチェックはもうiPhoneでやるからいいとしても、Macからメールを飛ばせなくなったのはちょっと困る。
といっても最近はそういう必要が滅多にないので、「我慢する」という解決策でもいいのだが、前はできたのに今はできないというのはなんとなく悔しい。

それでMacのメールをiPhoneで飛ばす手順を整理する。
いろいろトライしてみたがやはりこの方法しか無いようだ

1)飛ばしたいメールの本文をメールの「メモ」にコピペする
2)iPhoneをMacにUSB接続する
3)iTunesを通じて同期する
4)iPhoneのメモを開き送信したい本文が転送されていることを確認する
その下の「手紙」アイコンをタップ
5)メールアプリに渡された本文に宛先、表題を設定して送信
6)WiFiが繋がっていない3Gしか飛ばない場所からもメールが送信される

という手順になる。
問題点は、この方法だと画像などの添付は送信できない。

今のところMacからiPhone経由でメールを飛ばす方法はこれしか見つからないが、他にいいお知恵をお持ちの方がいらしたら教えていただけると嬉しい。





WiFiが繋がらない出先でMacからメールを飛ばす手順は以下の通り
まずメールを起動して新規メモに飛ばしたい本文をコピペする




保存するとこのようになる
一応画像添付付きのテキストを送ってみる




iPhoneをUSBケーブルでMacにつないで同期する
iTunesの設定は「情報」/「その他」のところの
「メモを同期」のところのチェックが入っていること




iPhoneのメモを開くと先ほどの本文が同期されている
添付にした画像はクリップマークに化けているのがわかる
この下の手紙アイコンをタップして本文をメールに渡す




宛先を入力する
アドレス帳連絡先に同期していれば
名前を入れるだけでメールの候補が出てくる




差出人も複数のアカウントを持っているならドラムで選択できる




送信準備完了
これで出先からiPhone経由でMacからのメールを飛ばしてみる




相手先で受信した様子
これでiPhoneから長文メールを飛ばす苦痛からは解放されることが分かった
しかしやはりjpeg等の画像は抜け落ちてしまった



2010年9月1日













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