
aMAZEing Saver
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応
迷路を自動生成して自分で解いていくスクリーンセーバ。
どこで読んだのか覚えていないのだが、どんなに複雑な迷路でも必ず解き明かすことができる方法があるという話を読んだことがある。
それは思いもよらない非常に簡単な方法で、左手を左の壁につけて絶対に離さないようにして半時計回りに全ての道をたどってみるという方法だった。
全ての迷路は本線の出口につながる道と、その枝になっている偽の道しかなくて、この偽の道はいくら複雑に配置しても結局は行き止まりにならざるを得ず、その行き止まりの壁から手を離さずに戻ってくれば最後には必ず本線に戻ってくることができるので、能率的かどうかは別にしてとにかくいつかは必ず本線をたどって出口に出ることができるという話だった。
これは最初聞いた時には膝を打ったが、この方法は複雑な思考を必要としないで、どんな複雑な迷路も解けるというだけで、素早く解けるわけではないというところが何だかミソというか、
「結局そうなるんだ」
みたいな軽い落胆も感じだ。
当時は巨大迷路が流行っていたからそれでもこれは面白いと思った。
ところがこの方法は実はいくつか落とし穴があることがわかった。
まずゴールがたったひとつの出口の場合だけ有効だということだ。
間違った出口に出るとドボンというようなタイプの迷路にはこの方法は使えない。
それでもそういう出口も一種の行き止まりだと考えて、そこだけ左手を離して進んでいくとしても永久にゴールに到達できないタイプの迷路もある。
ゴールが迷路の真ん中にあるタイプの迷路だ。
ゴールはいつも出口とは限らない。
目指すべきゴールが迷路の真ん中にあると、壁がゴールに連なっていないで途中で切れている場合もある。
その場合は永久にゴールに到達できない。
そういう例外事項があるんだ、これってそういう数学の定理があるのかな?
なんて思いながらこの迷路の解き方の話は興味深く読んでいた。
あまり関係ないけどこのスクリーンセーバの迷路の解き方を見ていると、まさにこの左手を壁から離さないでどこまでも進んでいくという方法で、ゴールを探している。
そしてこの自動生成される迷路はどんなに複雑でも必ずゴールはひとつで、ゴールは迷路の端に「出口」として存在している。
だからこのスクリーンセーバは常に正解を出し続ける。
そんなことを思いながらスクリーンセーバをぼんやり眺める初夏のひねもすのたりかな。
aMAZEing Saverは迷路を自動生成してそれをどんどん解いていくスクリーンセーバ
その迷路を解いていく様を見ているだけで時間がつぶせてしまう
いかにもスクリーンセーバらしいスクリーンセーバだ
その迷路の解き方を知りたい人はシステム環境設定ペインのサンプル画面を見ていればいい
左回りに全ての道を辿っている様子が分かる
グレーの道は偽の道、白がゴールへの本線だ

Illuminated Clock
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応
Quartz compositionで作られた、蛍光塗料が針に塗られた時計のスクリーンセーバ
Quartz compositionで作られているのでQuartz Desktopを使えば時計付きの壁紙にもなる。
この時計は勿論システムの時計と連動しているので正確な時間を表示するので、これを入れればMacが便利な枕元の時計になる。
この時計は昼間と夜とでは光り方が違うように作り込まれている。
昼は明るく鮮明だが、夜は暗い部屋でまぶしくないように輝度を下げて針のイルミネーションだけが光って見えるようになっている。
本物の蛍光塗料を塗ったスイス時計のようだ。
環境設定のオプションでパラメータの変更ができる。
変更するパラメータの枠にタイプしたら、Enterで確定できる。
シンプルだが実用的な時計のスクリーンだと思う。
Quartz compositionなのでそのままクリックすると
QuickTime Playerが立ち上がってきて再生される
インストール法はシステム環境設定の「スクリーンセーバ」を
開いて左のサイドバーにファイルをドロップする
あるいは~/Library/Screen Saversに
ドロップすることでスクリーンセーバとして使える
そのシステム環境設定にはオプションが用意されていてパラメータを変更できる
変更する場合はパラメータに数字や文字をタイプしてEnterキーを叩く
これで確定する
例えば文字盤の「Mac」の文字を変更してみる
こんな感じに変更できる
好みの文字列を打ってみてほしい
この時計の文字盤は昼間か夜かでこのように変化する
これは昼間の文字盤で見た目の良さだけでなく実用性もある

PixelCity
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応
夜景の都市を浮遊する攻殻機動隊のタイトルバックのようなスクリーンセーバ。
シェーマス・ヤングの都市を自動生成するコードをCプラプラ、OpenGLでOSXに移植したんだそうだ。
結構重いのでCoreDuoでもカクツくが、菅野よう子なんかかけながらセーバ画面にすると良いんじゃないかと思う。
PixelCityのセーバ画面
これがOpenGLというのはちょっと驚く
攻殻機動隊のタイトルバックそのものだ
設定でワイアフレーム風にしてみたりレターボックス(テレビの映画放送のような横長画面)
にしたりのフェクトでますます気分を盛り上げたりできる

flipsaver
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応
フリップタイプの、要するに数字を書いたプレートがぱたぱた回転してめくれて時刻を表示する時計のスクリーンセーバ。
こういうスクリーンセーバを前にも見かけたが、これは「SnowLeopardに対応するために自分でコードを書き直した」という説明がついている。
割と最近までこういう感じの本物のフリップタイプの目覚まし時計を使っていたが、時間が5分10分は平気で狂ったりするので、目覚まし時計に使うには結構危険な時計だった。
今は正確無比なPCなどの電子製品で時刻を表示できるのだが、その表示法をあのいい加減なフリップタイプの時計スタイルで表示するのは酔狂としかいいようがない。
でも好きだなぁ、この手の酔狂って。
じっと見ていると一瞬パタッと動いて時刻が変わるのだが、そのギミックがどの程度正確かはいつも目を凝らしても見過ごしてしまう。
でも考えたら物理的なフリップ時計をこんなにまじまじと見たことがない。
flipsaverはこういうシンプルな時計
デジタル時計なのにわざとアナログのフリップ時計を再現している
時々数字がちょっとずれたりしてくれるとさらにリアルになるのだが

HAL 9000
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
Windows98~XP対応
HAL9000型コンピュータの待機画面を再現するスクリーンセーバ。
HAL9000型コンピュータに関してはこちらを参照願いたい。
2001年宇宙の旅
人類が月面にも到達しない1960年代に制作されたこのSF映画は封切り以来もう40年以上経っているが今観ても古さを感じない。
それどころかいくつかの技術に関する描写は今の先端技術でも実現できていない、そして実現すべく努力中の目標とされている。
この映画は監督のキューブリックのこだわりで、実際のNASAの月飛行プログラムの技術スタッフと徹底的にブレーンストーミングを重ね、21世紀初頭には技術はこのように進歩しているに違いない、あるいは進歩していて欲しいというリアルな展望を映像化している。
そのうちの一つがこのHALコンピュータ。
アポロ当時コンピュータ技術は今から見れば電卓に毛が生えた程度のもので、この程度のコンピュータでよく月まで往ったもんだと逆に感動してしまう。
当時の技術者はこういうマシン言語で常に人間がつきっきりでお守りをしてやらないと働かない、しかも自動制御も不確実で常に人間がチェックしてやらないといけないような機械ではなく、21世紀初頭のコンピュータは全て自律学習をして飛行任務を自動でこなし、しかもマシン言語をキーボードで入力するなんてことも必要なく、人間と会話で命令を受領し、人間の曖昧で抽象的な命令も完全に理解し実行可能なコンピュータになっている、あるいはなっているべきと考えた。
このビジョンはすばらしいのだが、人間のレゾンデートルに深刻な危機をもたらし、機械のレゾンデートルも配慮しなくてはいけないのかという哲学的なテーマをこの映画は提示している。
しかしながら残念なことに、21世紀も10年目に突入する今日でも、そういう哲学的危機をもたらすようなコンピュータの実現は程遠く、我々はいまだにキーボードで操作しないといけない、技術的には60年代と比べて殆ど進歩していないコンピュータを使っている。
コンピュータ技術にかかわる人達が「次世代コンピュータ」という言葉を使う時に、多かれ少なかれ彼らの脳内のイメージはHAL9000型コンピュータと鉄腕アトムが描かれているに違いない。
この映画ではディスカバリー号の船内のあらゆる場所にHALコンピュータの待機画面が表示されていて、クルーはどこからでも、スペースポッドの中からでもオンラインになっているこの完全自動システムのステータスを確認できるようになっていた。
このHALの画面がいくつも並んでチカチカ点滅する様が、それまでのSFの電飾がピカピカ光るウソっぽい宇宙船の船内と違って、異様なリアリティを感じたものだ。
またあのモニターは何を表示しているのだろうかというのが大変興味深かった。
そのHALコンピュータ待機画面をリアルに再現しているのがこのプロジェクトの配付しているセーバ画面。
Mac版、Windows版が配布されているので複数のMac、Windowsにインストールして並べれば気分はボーマン船長だ。
ただし残念なことにMac版に関してはLeopardまでは対応しているようだがSnowLeopardでは動かない。
テスト画面は表示に成功するが実際にスクリーンセーバで稼働させてみると「このバージョンのMacでは動かない」という趣旨のアラートを表示する。
HAL 9000のバイナリはインストーラになっている
起動するとこういう画面が出てインストールを促す
インストールが完了するとこんな感じの表示に
スクリーンセーバのリストでは「fssx」と表示されている
テストでは表示に成功するのだが何故かスクリーンセーバとしては表示できない
プロジェクトではこの単体のモニタのセーバだけでなく
HALのコンソール全体の様子をFlashムービーとして配付している
そこでこのFlashムービーをスクリーンセーバにできないかトライしてみる
anchor

FlaverLite(Freeware/Shareware)
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
Windows98~XP対応
Flashムービーのswfファイルからスクリーンセーバを生成するアプリ。
私が知っている範囲ではこういう趣旨のアプリはこのFlaverLiteと
iScreensaver Designerがある。
いずれもMac、Windowsに対応し、フリートライアル版とシェアウエア版がある。
SnowLeopard対応を謳っているが、なぜか生成したスクリーンセーバはSnowLeopardでは正常に動かない。
残念。
でもLeopard以下、あるいはWindowsでは問題なく動く筈なのでそちらではトライしてみるといいと思う。
FlaverLiteのチュートリアルでHAL9000のFlashムービーをセーバにする
手順に従って必要事項を入れていくだけなのでこれ自体は簡単だ
でき上がったスクリーンセーバ画面
SnowLeopardでもテスト画面は表示できる
残念ながらSnowLeopardでは実際にスクリーンセーバに入ると
こういう表示が出てセーバを表示できない
これはFlaverLiteもiScreensaver Designerも同じだった
Leopard以下、Windowsでは問題なく動くと思う
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