MagiCal
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
時計、カレンダーのメニューエクストラ。
ここでもいくつかメニューエクストラタイプの時計やカレンダー、またその両方を兼ねるものを紹介しているが、これは多機能というよりもカレンダーと時計の設定の項目の自由度で勝負しているような感じだ。
メニューに時計、テキストタイプのカレンダー、日めくりタイプのカレンダーなどを表示できる。
それぞれの色やデザインも選べるようになっている。
また時計も日めくりもプルダウンでカレンダーを表示できるようになっている。
これ自体はビジネスなどで便利だと思うが、祝日も表示してくれればいうことがない。
ただそういう機能はiCal との連携が必要になってくるので機能としてはちょっと大掛かりになってしまうから、フリーウエアに求めるのは酷かもしれない。
そのカレンダーでちょっと感心したのが、プルダウンをドラッグしてメニューから切り離してデスクトップに表示しっぱなしにできることだ。
また他のカレンダーアプリと違って未来や過去のカレンダーに移動する時に、いちいち矢印をクリックしてひと月すつ移動しなくても、移動したい年号、月を入力すれば一気に飛べる。
10年前の5月24日は何曜日だったかとか瞬間的に調べられる。
それが必要な状況は滅多には無いだろうが。
MagiCal を起動するとメニューバーに日めくりが現れる
プルダウンでマンスリーカレンダーが現れさらにそこをプルダウンすると
設定やアプリの終了などのメニューに入れる
設定ではメニューアイコンのスキンやカレンダーの表示法など細かく指定できる
色指定だけでなくボールドやイタリックなどの書体、フォントまで決定できる
時計、カレンダー、日めくりと並べて表示してみたところ
もうひとつ感心したのはカレンダーをメニューから切り離せること
常時表示しておくこともできるし邪魔になったらすぐ閉じて
必要になったらメニューからまたパッと開くことができる
またカレンダーはひと月ずつクリックして移動しなくても
年号や月を指定して一気に飛ぶこともできる
Tiny Alarm
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
BBSで「たか」さんより情報をいただいたシンプルで直観的な操作法のアラーム
普段はメニューエクストラとして常駐し、メニューバーからプルダウンでプリセットの時間を選べるようになっている。時間は全て時、分。
これの面白いのはこのメニューのお手軽さもさることながら、「other」で入れる時計のフェイス。
この針をつかんでぐりぐり回してみよう。これで最大12時間55分後まで5分刻みで好きにアラームの時間を設定できる。
もう時計そのもの。
アラームはシステムデフォルトのアラート音から選べる。1回だけ鳴らすこともできるし、回数も設定できるし設定をクリアするまでは止まらないという目覚まし仕様も可。
Tiny Alarm はアラームメニューエクストラ
メニューからプルダウンで簡単にタイマーをセットできる
Otherというところに入ると時計スタイルの画面に入る
針をつかんでぐりぐり回すと5分刻みでタイマーをセットできる
アラーム音の選択や鳴らす回数の設定などはPreference
Repeat until creardのチェックを入れると目覚まし仕様になる
aLunch
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
メニューバーからのプルダウンであらかじめ登録しておいたアプリケーションを起動したりファイルを開いたり、起動済みのアプリを切り替えたりできるメニューエクストラ。
という目的ならX-Assist というメニューエクストラを前に使っていた。
これはOS9風のアプリケーションメニューを再現する優れたアプリだったが、残念なことに登録するアプリの数が多くなるごとに重くなっていき、OS10.4では表示も崩れてしまうなどの問題もあって最近では使っていなかった。
ここしばらくはFruitMenu をこれの代用に使っていたのだが、このシステム環境設定ペインは優れて多機能で手放せないペインになっているが、残念ながらランチャー機能だけは毎回登録したディレクトリを読みにいくという動作の重さで使えないと思っていた。
元々ランチャーをあまり使う人ではなかったが、メニューバーからプルダウンできるならそれはそれで便利だとは思っていた。
aLunch も大量にアプリを登録していると最初はディレクトリを読みにいくので結構待たされるがあとはスムーズにアプリに到達できる。
ここいらはFruitMenu よりもキャッシュの流れが整然と機能しているということかもしれない。
機能的にはX-Assist とほぼ同じで、いくつかのフォルダ(ディレクトリ)構成にわけた登録アプリをプルダウンで選択して起動、あるいは起動しているアプリのなかから項目を選択してアクティブなアプリを変更するという感じだ。
登録の操作感も直観的で、ほぼ何も説明がなくても普通に使えると思う。
最近のバージョンから登録はフォルダごとドロップしてごっそり一度にできるようになった。
その時のルールは第一階層のアプリやファイルはそのまま全部登録され第二階層はそのフォルダが登録されるということになっている。
まとめて一気に登録できるのが良い感じだ。
aLunch の設定画面
メニューアイコンのカラーやディレクトリアイコンは無い方が軽い気もするが
ある方が視認性も高まるので好みの方を選べばいい
グループも登録アプリも+ボタンのダイアグラムで追加、−ボタンで削除
ドロップでまとめてドバッと登録もできる手っ取り早さが良い
設定しておけば起動中のアプリを表示してアクティブアプリを切り替えられる
これなどはOS9以前のアプリケーションメニューに近くて良い感じだ
前面に切り替わったアプリの項目をコマンド+クリックで
終了させるという面白い機能も追加された
それぞれの項目もこんな感じで起動できる
新規登録が反映されない場合は更新メニューをクリック
この便利さは病みつきになる
Semulov
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応
マウントしているボリュームの数を表示したり、メニューバーからアンマウントをしたりできるメニューエクストラ。
特にデスクトップが散らかってきてマウントしているボリュームをデスクトップに表示しない設定にしている人は、これを入れていると便利かもしれない。
内蔵ディスクをパーティションを切っているだけでなく、USBメモリを差していたりFirewireでデイジーチェーンで外付けディスクをいくつもぶら下げていたり、その上DVDやCDのディスクまで入れたらデスクトップはいくつもマウントボリュームのアイコンが並ぶことになって結構作業のジャマになることがある。
それぞれのボリュームの中身にアクセスする時にはFinder のウインドウの左ペインから各ボリュームに入れるので、デスクトップにボリュームのアイコンを表示しないという設定はこういう時に使える。
実際私はこうしている。
この時にちょっと不便なのはボリュームをアンマウントする時だけだ。
それもFinder の左ペインのアイコンの横に表示される右向き三角をクリックすれば問題ないとも言える。
ただこのSemulov の良いところはメニューに表示しているボリュームを一気にアンマウントできる機能がついていることか。
いろいろくっつけたまま再起動とかしなくてはいけないとき、特にトラブっている時にはこの機能は重宝するかもしれない。
Semulov のデフォではメニューにマウントしているボリュームを表示できる
クリックでアンマウント
内蔵ディスクを表示しないとか「全てアンマウント」を表示とかが設定できる
トラブルで外部ボリュームを一気にアンマウントしたい時には役に立つかも
Clipper
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
Macのクリップボードはコピペひとつずつにしか対応していないが、例えばクリップボードの履歴を10枚残すことができるというようなメニューエクストラ。
WindowsからMacにスイッチしてきた人からよく聞く不満のひとつに「クリップボードがひとつしかない」というのがある。
過去にコピーしたものを遡ってもう一度ペーストしたいというような時にはまたオリジナルファイルに再アクセスしてそこからコピーという操作を繰り返さないといけない。
率直なところ私は、それであまり不便を感じたことがないのだがコピペを多用する人にとってはこの仕様はやはり大きな制約を感じるらしい。
それでクリップボードを拡張するアプリ、プラグインはいくつも有ってここでもそのいくつかを紹介したことがあるが私の場合正直そのうちのどれも手につかなかった。
クリップボードの拡張といっても、ものすごい高機能でその代わり操作も煩雑というんじゃ使い物にならないと思うからだ。クリップボードの何枚目に何が残っているなんていちいち記憶しているわけじゃないし、その曖昧な記憶に基づいて煩わしい操作をするくらいだったら、オリジナルファイルにアクセスした方が手っ取り早いと思う。
こういうものはシンプルで考えることなく使えるというのでなければ使い物にならないと思う。
このClipper はまさにそういう要件を満たしている。
履歴で残しておけるのはテキストだけだ。
jpeg、mpeg、スタイルシートなどを残しておけるわけではないが、それで充分だ。むしろそういう割り切りが有った方が使いやすい。
単純にメニューバーからプルダウンして過去の履歴から必要なものを見つけて、それを指定してペースト(コマンド+Vキー)だけで良い。
これは使えると思う。
Clipper はメニューアイコンからプルダウンしてクリップボードの
履歴からペーストしたいものを選ぶだけというシンプルきわまりない操作感
残せる履歴はテキストコピーだけという割り切りがいいと思う
表示領域が狭いので出だしが似た長文が並ぶとわかりにくくなるが
マウスオーバーでちょっと待てば別ウインドウで全文を表示してくれる
設定画面では過去の履歴を何枚残せるかが変更できる
ドックアイコンにはまだ対応していないようなので下のチェックは外さない方が良い
xProcess
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応
プロセスを表示したり、カーネルやサーバリストを表示したり、さらにメニューアイコンから稼働中のプロセスを表示したり、そこからプロセスを終了したりなどができるメニューエクストラ。
xProcess(クロスプロセス)というのは、写真の用語でそういうのが有ったような気がする。 ちょっと記憶が曖昧。
だからアプリ名の意味は不明だが、この気になるアイコンはメニューバーアイコンを見てナットク。
クロスプロセスだから「xP」というアイコンが現れている。
というだけで別にWindowsとは関係はないようだ。
いろいろできるのだがやはり一番役に立ちそうな使い方はCPUやメモリを占拠しているプロセスを調べて、それが不正なプロセスなら強制終了させるという機能だろう。
メニューからプルダウンで見えるプロセスのリストはPID(プロセスID)、CPU占拠量、メモリ占拠量でソートして表示できる。
さらにリストのプロセスを選択してそこで右クリックをするだけで、プロセスを終了できる。
さらに重篤なシチュエーションの場合は、普段は隠しているプロセスをも表示できる。
これは主にシステムが使っているプロセスだ。
何かの状態から脱出できなくなったというようなおかしな状態の時に、原因を突き止める役に立つと思う。
xProcess のアプリとしての主画面はこちら
これは起動中のプロセスのリストを表示している
ここではカーネルのバージョンなども調べることができる
ネットワークサーバなどの接続状況も見える
クライアントも見えるような構成になっているが
そのまま落ちたりするのでその機能は使うことをお勧めしない
問題なのはこのメニューエクストラとしてメニューバーに常駐している方の機能だ
ここでプロセスを探して右クリックをすればそのプロセスを終了させることができる
さらに「All Processes」にチェックを入れるとシステムが使用している隠されたプロセスも現れる
これで問題ある挙動をしているプロセスを探し出すこともできるかも
またPID、CPU占拠順,メモリ占拠順でソートして表示することもできる
何かがCPUを占拠してフルアップしている状態から抜け出せない時には
これで異常な挙動をしているプロセスを探し出すことができる
Camouflage
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
散らかったデスクトップアイコンを隠して見た目デスクトップをすっきりするキャプチャー撮りなどの時に便利なメニューエクストラ。
そういう目的ではDesktopple を常用していて便利に使っている。Desktopple はデスクトップの現状の背景で隠すこともできるし白バックで隠すこともできるので、まさにキャプチャー撮りのために考え出されたようなメニューエクストラだが、本当にただ隠すだけなのでデスクトップが散らかっているという問題の根本的な解決にはならない。
このCamouflage も隠すだけなのだが、面白いのはウインドウからデスクトップにファイルをドロップすることで、それをデスクトップに移動できるという機能がある。
つまり隠している間も一応デスクトップはライブだという点が面白い。
ただデスクトップからファイルを動かしたいという場合は別ウインドウなどでデスクトップを開かなくてはいけないので、やはりデスクトップが散らかっているという問題の根本的解決にならないのは同じことなのだが、それでもドロップができるというのは割とストレスが半分は解消されるような気がして便利だ。
勿論「デスクトップを片付ければそんな問題は関係ないんだよ」という突っ込みは無しの方向だ。
デスクトップをワンクリックでFinder のウインドウを開くなんて設定もあったり、ますます擬似的にデスクトップの散らかったアイコンを無かったことにして普通にデスクトップを使えるようにするという機能が面白い。
アイコンを隠している間は右クリックでも解除などの操作ができる。
この機能はFinderPop との衝突を考慮して切ることもできる。
若干安定性に不安があったが、多機能という意味ではこの手のデスクトップを隠すタイプのアプリでは随一かもしれない。
Camouflage はメニューエクストラとしてメニューバーに常駐する
プルダウンで「Hide Icons」をクリックするとデスクトップがきれいになる
最もジャマにならないスタイルだ
この撮影のためにわざわざ片付けたデスクトップだが
こういう状況もCamouflage のワンクリックで・・・
このようになる・・・キャプチャー撮りの時には強い見方になる
面白いのはデスクトップを隠している時にもデスクトップにドロップでファイルを移動できること
つまり隠れていてもデスクトップはライブだというところが新しい
デスクトップを隠したり解除したりをいちいちメニューからプルダウンで操作するのは面倒
そういう人のためにホットキーの設定もできるようになっている
設定画面のここでChangeボタンをクリックして希望の組み合わせキーを叩く
またその上の「Finder のウインドウをシングルクリックで開く」にチェックを入れると
デスクトップアイコンを隠していてもクリックでFinder のウインドウを開くことができる
デスクトップを隠している間はメニューバーからだけでなく
右クリックなどのコンテクストメニューからも操作ができる
これも便利だがFinderPop などの一部のアプリと機能が
ぶつかることも考えられるので設定で殺すこともできる
TinyCal
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
卓上カレンダー機能に徹したメニューエクストラカレンダー。
機能としては、メニューアクストラからプルダウンで、カレンダーを表示する。
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、12ヶ月を選択できるので、そういう長期レンジの予定が必要なのは主に仕事だと思うがそれぞれの都合で選んでほしい。
タテヨコのレイアウトも選択できるのが秀逸だ。
また各国の祝日を表示できるのも秀逸だ。
勿論日本の祝日にも対応しているので、これは使える。
パソコンのカレンダーで先の予定を組んでいて「その日は祝日で休みですよ」なんて指摘を人から受けるのはよくあることなので、これが表示できるのは本当に重要だ。
各国の祝日を色分けして表示することもいずれ可能になるのかもしれないが、今のところそれには対応していない。
これを実装してアメリカやイギリスの祝日も表示できたりすると、市場関係者などには手放せないアプリになるかもしれない。
ここまではフリー版でも利用できる機能だが、シェアウエアにレジストするとGoogleカレンダーと同期できて、その予定を表示したりできる。
Growl チケットもインストールするようなので、Googleカレンダーの予定をデスクトップに表示して知らせてくれるという機能もありそうだ。
GoogleカレンダーをiCal と同期するユーティリティを使えばとても便利なことになりそうだ。
軽いしジャマにならないし時計機能とか欲張らなければ使えるカレンダーだと思う。
TinyCal のメニューアイコンをクリックした状態
レジストしていれば下にGoogleカレンダーの予定などが表示される(に違いない)
設定で2ヶ月表示、3ヶ月表示、12ヶ月表示などが選べる
カレンダーの大きさも若干修正できる
「Holidays」で祝日を表示する設定も可
例えば日本の祝日を表示した3ヶ月カレンダーのラージ表示
これだけでも卓上カレンダーとしての機能は充分だ
Display Rotation Menu
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
モニタースクリーンの表示を回転させるメニューエクストラ。
X-OSKさんのDisplay Rotation Menu(ディスプレイの表示内容を回転) というエントリで知った。
Windowsにはもともとはオンラインウエアだった画面を縦にしたりするプラグインが標準でバンドルされていると思うが(名前は忘れてしまったが)、Macにはそういう機能は無かったように思う。
これがあるとQuickのような株価指標などの速報表示や、何か技術的なテレメトリーデータの表示の時に便利だったりする。
また、キオスク表示やプレゼンテーションを縦に表示してみたり、そういう場面で縦長の写真ばっかりスライドショーしてみたり面白い使い方ができると思う。
また何らかの事情でディスプレイを上から逆さに吊るさないといけないとか、通常の家庭での使用ではあまり考えられないが、使用状況によってはそういうことも考えられる。
ディスプレイの向きを変えられると、用途は広がるかもしれない。
表示を縦にすると当然メニューバーの長さは短くなってしまうので、メニューエクストラのDisplay Rotation Menu が隠れて見えなくなってしまうこともある。
一瞬焦ってしまうが、X-OSKさんもご指摘のようにそういう時には
慌てずに
コマンド+option+control+0(ゼロ)キー
を叩くこと。これで通常の表示に戻る。
また全てのグラフィックカードがディスプレイ回転をサポートしているわけではないので、サポートされていないMacの場合は
Rotation Not Supported
という表示が出るそうだ。
Display Rotation Menu はメニューエクストラなのでメニューバーから操作する
「Landscape」は通常の横長、「Portrait」は縦長のディスプレイ表示になる
また「Flipped」とは逆さまということだ
これが「Portrait」の表示画面
メニューバーとドックが上下にあるのがわかるだろうか
メニューバーの全長が短くなるのでDisplay Rotation Menu が
隠れてしまうかもしれないがその場合は上記のキーコマンドで元に戻せる
これは横長の「Flipped」表示(若干グラフィックソフトで演出)
何らかの理由でディスプレイを逆さまに吊るさなくてはいけなくなった時に便利(?)
<追記>
BBSに「MStK」さんからいただいた情報によると、外部モニターを接続している状況ではシステム環境設定ペインの「ディスプレイ」に「回転」というメニューが現れるそうだ。
私の場合確認できる環境が無いので、何ともいえないがOSXにもそういう機能が標準で装備されているそうだ。
Windowsの場合は外部、内蔵モニター関係なく回転できるわけだが、それと同じことがこのDisplay Rotation Menu で可能になるということだ。
以前こちらで紹介したDisplay Rotation Menu が動く環境と動かない環境はなにか、システムデフォでも回転機能があるのではないかというBBSにも寄せていただいた疑問の答えが図らずも明らかになってしまった。
今回レパのMacBookにも入れてみたところ、回転のメニューがグレーアウトしていて全く操作不能だ。これはグラボが回転をサポートしていないということらしい。
まとめるとこういうことだ。
1)システムデフォの回転機能は外付けディスプレイを認識しているときだけしか表示されない
2)Display Rotation Menu はTiger、Leopardともサポートするがグラボの種類によって同じOSでも動くものと動かないものがある
そういうことらしい。
Display Rotation Menu はMacBookではグレーアウトして動かない
Classic Menu
(Shareware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
メニューバー左隅のアップルメニューにクラシック環境のアップルメニューのように自由にファイルやフォルダを登録できる自由度を再現するアプリ
Leopardに移行してから愛用していたFruitMenu
がまともに動かないというのを嘆いていたところ、BBSで「Combo」さんから情報をいただいた。
これが良いのはFruitMenu や、システムデフォルト等の今までのアップルメニューの機能も殺さずにそれにプラスして使えることだ。
例えばデフォではcontrol+クリックで、あるいは設定によりリンゴアイコンの片側をクリックすることで従来のメニューにもアクセスできる。
片側でアクセスする設定ならアイコンの反対側をクリックするとClassic Menu の登録アイテムが見える。
Classic Menu の登録アイテムは
"~/Library/Preferences/Classic Menu Items"
の中にエイリアスとして保存される。
メニューアイテムを登録する方法はいくつかある。
Classic Menu の「メニューフォルダ」というメニューコマンドから「〜にエイリアスを追加・・・」でダイアログを呼び出し、指定したいファイルやフォルダを選ぶ。
また指定したいファイルを直接メニューバーのリンゴアイコンにドロップする方法もある。
あるいは素直にPreferenceフォルダの中のClassic Menu Itemsフォルダにエイリアスを生成するという手もある。
またこの登録アイテムの置き場所は自由に設定で変更できる。
これで面白いのは
"~/Library/Preferences/Classic Menu Items"
のとなりに
"~/Library/Preferences/Classic Menu Items2"
というようなフォルダを作って、仕事のときは1番のアイテム集を、遊びの時には2番のアイテム集を指定するというような使い分けもできる。
さらに指定したアイテムをグループ分けして、間に線を引いて区分することもできる。
この方法はキャプチャーを参照願いたい。
小粒ながら気が利いたアプリだと思う。
何よりもLeopardのやや味気ないリンゴアイコンが、Tigerっぽい青い林檎になったり、クラシックっぽい6色の林檎になるのが一番楽しいことかもしれない。
Classic Menu はメニューバーのアップルメニューに自由にファイル、フォルダを登録できるアプリ
アプリケーションフォルダを登録すれば突然強力なランチャーが出現する
デフォルトはスピード優先で50以上アイテムがある場合このようにアイコンを表示しない
これは設定で変更できる
FruitMenu はこのように一部の機能が死んでしまっているが・・・
Classic Menu は好みのファイル、フォルダを登録できるのでその死んだ機能を補完できる
アイテムを登録する方法は3つ、リンゴアイコンに登録したいものを直接ドロップするか
「メニューフォルダ」コマンドの「にエイリアスを追加・・・」でダイアログで指定するか
"~/Library/Preferences/Classic Menu Items" の中に直接エイリアスを作るか
何よりも楽しいのは虹色の6色リンゴアイコンを復元できることかもしれない
なんだかんだいってもやっぱりMacはこれが一番しっくりくる
そのアイコンのデザインも、デフォのアップルメニュー機能との使い分け方も設定で変更可能
上記のようにデフォではアイテムが50以上あるディレクトリは
アイコンを表示しないような設定になっているが
スピード優先よりも見た目が分かりやすい方が良いという人は、この数字をもっと増やしても良い
グループ分けと境界線の入れ方はこのようにする
グループ分けは上記のClassic Menu Itemsの中のエイリアスにA>>、B>>、C>>・・・ というような接頭辞をつけていく
AとBのグループに境界線を入れたい場合はB>>- という名前の空フォルダをここに置く
BとCの間の場合はC>>- というような名称にする
これでメニューからは境界線で区分されているように見える
"/Library/PreferencePanes"などを登録すれば特定のシステム環境設定ペインを直に起動して開ける
FruitMenu は要らなくなるかもしれないほどこれは便利だ