チーフ・リアル化計画続報〜そうだ銀磨きでリアルスチールブルーが再現できるぢゃないか!
せっかくここのところテッポメカマニアらしいメカの分析が中心だったのに、チーフを取り上げるとまた塗装厨の暗黒面に囚われてしまう…
そのチーフのことだ。
ライトニンググリップ(風)グリップを入手して小柄な女性的イメージが、ボクサーのようなスパルタンなイメージに変わったので試してみたいことがあった。
塗装で黒テカ、シルバーでエッジをウエザリングなどやってみたが、やっぱりABSプラのテカテカイメージから抜けられない。
金属っぽさを出すためにPPKでやってみてわりかしうまくいった重ね塗りをやってみるか(ドイツの精鋭Walther PPK/Sをリニューアルする…のページ参照)と考えていたところ、前にMGCガバやコルト25オートのバレルをクロムメッキ風に仕上げた「こすって銀SUN」のことを思い出した。
あれをそのまま塗ったらもちろんテカテカのクロムメッキ風になるわけだが、粉を取って塗るのではなく前回25オートのバレルを塗った時に使った脱脂綿を使って乾拭きしたら「うっすらと」金属っぽい雰囲気にならないだろうか…
おおそうだ!早速やってみよう
ということでやってみた。
「こすって銀SUN」使用済みの脱脂綿で全体を磨いてみたチーフの全景
うっすらと金属風どころかかなり銀色になってしまったので脱脂綿で磨いた後
何も付いていないウエスで磨いて馴染ませた
基本黒いが角度によっては銀色にも見えるというブルーイングの雰囲気を狙った
銀磨き後の脱脂綿で磨くと粉はかなり無くなっているように見えて意外に残っていた
そのままだと粉をふいたようなイメージになるので割としっかりウエスで磨く
すると全体的には黒なのだが傷に銀磨粉が残ってブルーイングが剥がれた地肌のようになった
シリンダーに残るシリンダーストップの傷はリボルバーの宿命で使っていれば必ず残る傷だが
今までこれがいかにもABSが削れたような黒い傷だったのが銀色に浮き出してリアルな傷になった
黒テカのチーフが実戦をかいくぐってきた傷だらけの戦士のようなイメージに変わった
メタリックなチーフの勇姿(ただし銀磨粉ベース)を見よ!
全体的にはいい雰囲気になってきたが銀磨粉の宿命で濡れた手で触ったりすると
だんだん剥がれてくるので定期的に表面のメンテナンスは必要
リボルバーの魅力はこのシリンダーハンドの前のフレームやトリガーガードの曲面に
顔が映るようなブライトブルーなのだがかなりその雰囲気に近づいてきたと思う
こうしてみると黒テカだと思っていたが意外に細かい傷が全面についている
そこに銀磨粉が入り込んでブルーイングの剥がれのようなリアルさになってきた
傷だらけの小柄美人
やはりグロスブルーのリボルバーは照明やレフのアテ甲斐があるなぁ
ベタ明かりでもレフ入れても大してイメージが変わらないグロックとは大違いだ
こちら購入直後の何も手をいれていないコクサイ・チーフのかつての姿
そしてこちらが現在の姿
シリンダーのシリンダーストップの傷
メタリックな姿
2019年7月6日
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