ディテールアップしたコクサイのガスガンM66のスナブノーズに木グリ(もどき)をつけてみた…例によって木製そっくりの仕上げをしてみた
以前ここで貫通型シリンダーを入手したコクサイのガスガンM66をディテールアップして外観リアル化した話を書いた。
詳細はこちら。
コクサイガスガンのS&W M66〜4インチ、6インチに続いて2.5インチディテールアップを完了、完成写真あげとくね
コクサイガスガンのS&W M66〜4インチの修正と6インチ、さらに2.5インチのディテールアップをさらに進める
リアル化したのはハンマーやトリガーのパーティングラインを削って消して、フロントサイトランプをコクサイ式の平行四辺形の変な形から三角コーンから削り出して自作したドブテール(くさび形・台形)に変更。
リアサイトにホワイト入れして、貫通シリンダーをつけたら刻印以外はかなりリアルになった…んだけど、コクサイのスナブノーズには黒の樹脂のラウンドタイプグリップがついたいたのが問題だった。
ホーグっぽい黒のグリップはそれなりに雰囲気なんだけど、個人的にはスナブノーズにはやはり木グリをつけたい。
木グリをつけたいんだけど、なんせベースがガスガンだからグリップの中には思いっきりガスタンクが左右に突き出している。
デフォルトのプラグリップならガスタンクを収容できるんだけど、本物の木製のグリップを購入したらかなり内側を抉らないといけない。
アルタモントとかラウンドバットグリップにつけたいデザインもあるのだが、アルタモントを削って合わなかったり割れたりしたら泣きだ…
ちょうどコクサイのモデルガンの2.5インチにデフォルトでつく木グリ調のプラグリがオクで1700円で出ていたので思わず購入。
これをM66につけることにしたが、やはりかなり内側を削らないといけない。
併せて表面を加工してリアルな木目調に仕上げてみた。
コクサイのM66のスナブノーズにはホーグっぽい黒いABSのグリップがついてる
これはこれで悪くないのだが木グリをつけたいのでその代替品でモデルガンの
2.5インチ用のフィンガーチャンネルグリップを手に入れた
そしてこのコクサイのデフォルトグリップはどう見ても木には見えない
これを木に見えるように加工してつけることにした
そしてもう一つ問題なのはこのモデルガン用の
グリップはそのままではガスガンにつかない
この内側の補強用のリブとかグリップ固定用の突起があるが
これのかなりの部分を削らないといけない
とりあえずミニリューターの削り出し用の刃で引っかかりそうなリブや突起を削った
その結果グリップ固定用のカフを抑えるダボも削ってしまったのでこのままでは固定できない
この問題は後で対処することにして木目調仕上げに取り掛かった
まずは表面にカッターで木目の筋を入れた
樹脂に気泡を細かく入れて木目っぽく成形するのが昔から
モデルガンメーカーの手法だがその流れに逆らわないように筋を入れる
そこにラフに木目を描いていく
明るい色から思いっきりシンナーで薄めたアクリル塗料で木目を入れる
今回は赤っ気が欲しかったのでまず赤から
次にブラウンを入れて最後に黒を入れる
いずれも向こうが透けるぐらい薄めて木目を塗ってはシンナーを含ませた
ウエスで拭き取るを繰り返して筆跡が残らないように木目をなじませていく
ある程度木目がカッターで入れた導管の筋にしみこんだら
リューターのサンド、ディライトホイール、バフの順番で磨いていく
ある程度磨いたら手作業で600番、2000番の水ペーパーで磨いた後ピカールで磨く
ここでさらにアクリル塗料の赤、ブラウン、黒を思いっきり薄めて
筆で木目を描いてはシンナーを含ませたウエスで拭き取る作業を何回も繰り返す
ある程度イメージ通りになったらS&Wのメダルにマスキングテープを貼ってスプレーの準備
ここでタミヤカラーのクリアオレンジを吹いてニス仕上げの雰囲気に仕上げる
あらましイメージ通りになったのでグリップを固定する方法を検討する
いろいろ考えて試してみたが結局グリップの裏に0.3mm厚のアルミ板を貼って
ここにグリップスクリューが通る穴を開けてグリップスクリューカフを固定することにした
リューターがあるといろいろ応用が利くので加工の方法に広がりが出る
こうしてできあがった木グリ(調)グリップを付けたスナブノーズM66
グリップの木目の雰囲気
木目は塗料で描くだけでは雰囲気が出ない
やはりこの導管の雰囲気や加工跡の雰囲気など立体的に仕上げないと
木製に見えないことに永年の試行錯誤で気がついた
そうした導管や加工跡なども残しながら
ピカピカに磨き上げてニス仕上げの雰囲気にした
導管、加工跡の傷も見える仕上げ…わかりますか?
オリジナルの黒いABSグリップも悪くなかったが
スナブノーズにはやはり木グリが似合う…パチモンだけど…
どう?木に見えますか?
木目は細かい杢が狙いだったので概ね狙い通り
木目の雰囲気
そしてニス仕上げの雰囲気
概ね外観は狙い通りになったので後はグリップの中に鉛ウエイトを仕込む作業が残った
しばらく水平二連散弾銃にかかりっきりになっていたので久しぶりに他のテッポも手をかけてみた。
同じことばっかりやっていたら煮詰まってくるしね…
次はまた散弾銃に戻る予定だが、そういいながらまた違うことをやり始めているかもしれない。
2020年8月10日
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