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2009 年 2 月 23 日




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Macの出荷が6%減少して、Appleのラインナップが問題とか書いているITジャーナリズムはいつになったらその経験則コチコチの頭を切り替えられるんだろう

[WSJ] Mac売り上げ、3年ぶりに減少 - ITmedia News なんだそうだ。

「Appleの米国小売りチャネルを通じたコンピュータ販売台数が、1月に前年同月比で6%減少した」
ということを報じている。

その原因をITmediaは
「Hewlett-Packardで、金額ベースのシェアが前年同月の39.2%から40.1%に増加した」
という事例を引き合いにだして、
「『規模と強み、あらゆる水準における競合他社との価格競争力を生かせる企業は、調子がよい傾向にある』とベイカー氏は語る」
と専門家の話の引用で締めくくる。

この手のITジャーナリズムっていつもいうことだが、本当に浮世離れしている。

たった6%のダウンならむしろ好調と取るべきではないか?
自動車産業を中心に全業種のメーカーは25〜30%という非常に厳しい数字を突きつけられている。
一種の装置産業である自動車メーカーをはじめ、こういうメーカーがマイナス25%の売り上げということは、ほぼ利益が消えるということだと、業界を取材してきた記者の方に聞いた。

だから今はトヨタやホンダをはじめ主要なメーカーが赤字修正の決算を発表して、ソニーのストリンガー会長兼CEOは
「深刻な状態だと考えている」
と会見でコメントする事態に立ち至っているということではないか。
そのなかで1月の6%の減収というのは、
「この経済状況にしてはよくその程度で収まっている」
というのが客観的な評価じゃないのか。

売り上げが落ちた原因(を思わせるような書き方)として
「アナリストはAppleのデスクトップPC事業の不調の原因として、1年あまりの間、ラインアップの大幅な刷新がないことを挙げている」
というアナリストコメント伝聞情報も追記しているが、デスクトップが売れていないのはAppleに限った話ではない。
というよりも昨年の「ネットブック」のヒットをもうそろそろ誰か真面目に総括してもいい頃じゃないかと思うのだが、ここからひとつの未来予測ができるんじゃないかという気がする。

未来予測なんて大層な話ではない。
もうなんとなく皆感覚的にはそう思い始めていると思うが、あと数年のうちにデスクトップ機というのはほぼ絶滅して機器開発の現場とか、画像編集とか、音楽スタジオ、MAスタジオ、動画編集、DTPなど専門職の現場だけに残り、それ以外の一般的な事務機、個人ユースのPCはすべてラップトップになってしまうのではないか。

昨年のネットブックの売れ行きは
「もう64ビットのような意味不明な高スペックは一般用途には必要ない」
というユーザの意思表示の現れだったのではないかということだ。

デスクトップ機の販売不調は単にそのことの予兆に過ぎないということで、新モデルが出るとかでないとかそんなことは関係ない気がする。
これこそ経験則だけでものを考える短絡思考だ。

これはAppleだけの問題ではない。
Windowsも同じことだ。

好評「Windows 7」が阻む「Vista」企業導入--MSはアップグレードスキップに警告-スペシャルレポート - page2 - CNET Japan
ということで、企業はWindows7になったら一斉に買い替えをするという、またぞろ楽観論が湧き出ている。

企業ユーザが求めているのは、ちゃんとLANにつながってメールが読めてMSOfficeの読み書きができればそれで良いというパソコンだ。
極端な話OSはWindows2000でも充分だ。
それは極端にしてもWindowsXPで何ら不便を感じていない。
むしろOffice2007のIMEのオバカさ加減に手を焼いて
「昔のWindowsはもうちょっとかしこかったのになぁ」
とぼやいているくらいだ。

「多くのIT部門が、Vistaへの移行には現在でも意味があるということについて、Microsoftから何らかの後押しを期待しているのだ」
ということだが、その後押しになる決定的な事実は得られないだろう。

だからネットブックのヒットという方向になるのだと思われる。

当サイトはウワサは取り上げないので、Appleからネットブックが発表される可能性があるという話には詳しく言及しないが、方向性としてはさもありなんという感じはする。

その先にあるのはこういうことか、
カンブリア紀以降の世界の鎮静
10年後のPCなど個人用情報機器の世界なんてのを軽く予想してみた

また違う話なのかは私はよくわからないし、このことを相変わらず熱心に考えてみる情熱がわかない。



2009 年 2 月 24 日




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もしもあの会社があれを作ったら・・・

昨日、
Macの出荷が6%減少して、Appleのラインナップが問題とか書いているITジャーナリズムはいつになったらその経験則コチコチの頭を切り替えられるんだろう
というエントリを書いたのは、ITジャーナリズムを批判したかったからではなく、このことに話を持っていこうとしていたからだ。途中で話題がそれた。
もしも、あの会社が駅の券売機を作ったら
という面白いエントリを見つけた。

「任天堂
出発地と到着地をなぞると切符が買える
ソニー
CPUから開発した超高性能マシンが出来上がる(ただし、切符が割高になる)
マイクロソフト
出発地を入力し、到着地を入力し、出発時刻を入力し、到着予定時刻を入力し、経路を選択し、電車のグレードを入力すると買える」

という調子で続く。

このくだりで一度小笑い。
「アップル
画面内で到着地しか入力出来ないがなんとかなる
グーグル
「○○から××」と入力すると地図と経路付きで購入する切符の候補を表示する」

最後の2つで吹いた。
言われてみるとユーザインターフェイスって千差万別だけど、それぞれ特徴はある気がする。
Apple vs. Microsoftは昔からいわれていたが、これだけいろいろ並べてみるとそれぞれに特徴があることに気がつかされる。
「もしもあの会社が◯○を作ったら」
というのは面白いテーマかもしれない。
今は面白いお題が浮かばないが。

この話を前日の話題とどう繋げようとしていたのかは、忘れた。



2009 年 2 月 26 日




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Sing
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

音楽をかけると愛らしい表情で口パクするiTunesのビジュアライザー。

作者サイトによると
「iTunesが無機質なミュージックプレイヤーから、可愛いキャラクターに変身します」
ということらしい。

音楽が鳴っている間は、曲名とアーティスト名を吹き出しに表示しながら歌い始める。
曲によって色目や表情が変わる。
そして音楽を止めると居眠りをし始める。
iTunesが、なんとなく愛らしいヤツに変わる。






Singのインストーラからしてすでにこのウルウルの瞳だ





iTunesで音楽を再生し始めると曲名、アルバム名、アーティスト名をこのように表示
曲に合わせて口パクをしてくれるサービスぶり





曲ごとに違う表情、色に変わる
奥田民生をかけるとなぜかこのアグレッシブな表情
乗ってきた





音楽を止めると居眠りをし始める





インストーラがファイルを挿入するのはここ
"/Library/Compositions/wowlab_sing.qtz"がこの実体でQuartzComposerファイルだ
アンインストールはこれを削除すればいい




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ドックに「最近使った項目」等を表示する便利なTips

これは元ネタは感じ通信さんらしいが、
わかばマークのMacの備忘録さんの「最近使った項目」をStacksで表示
というエントリで知った便利なTips。
(さらに元ネタを辿るとMAC OSX HINTSなのだそうだ)

アップルメニューにデフォルトだと「最近使った項目」としてアプリとファイルが何項目かずつプルダウンで表示される。
FruitMenuを使えば「Recent Applications」「Recent Documents」なんて項目ができたりするし、
Classic Menuを使えば好きな項目が登録できる。

それもいいのだが、この「最近使った項目」がドックに表示されたら確かに便利だと思う。


このリンク先で知ったTipsは非常に簡単な方法でこれを実現する。
Terminalを起動して、以下のコマンドラインをコピペして実行する。

defaults write com.apple.dock persistent-others -array-add '{ "tile-data" = { "list-type" = 1; }; "tile-type" = "recents-tile"; }'

完了したら

killall Dock

を実行してドックを再起動する。
(私はMainMenuを使ってお手軽にやってしまったが)
するとドックに「Recent Applications」というフォルダ(スタック)が登録されている。
後は推して知るべしだ。

パソコンを使っていて、必要なアプリの9割はつい最近起動したものだ。
だから最近起動したアプリをドックからリスト表示できればかなり便利なランチャーになる。






上記コマンドラインをTerminalで実行する
そしてドックを再起動する





するとドックに「Recent Applications」というスタックが登録されている





グリッド表示で最近使ったプリケーションをリストアップ
並び順がアルファベット順ではなく起動した順番であることに注目





他に「最近使った書類」、「最近使ったサーバ」、「よく使うボリューム」、
「よく使う項目」などに切り替えて使える





「最近使った書類」はこんな感じで勿論テキストだけでなくあらゆるファイルの履歴を表示する





「よく使うボリューム」はこんな感じで頻繁にマウントするボリュームをスタック表示





「よく使う項目」はFinderの左ペインに登録されている項目で
ユーザ/ライブラリフォルダにある「よく使う項目」とは違う
最近ここに挿入されたDropboxなんかも見える





アプリケーション、サーバなどの表示する数はここで設定する
「最近使ったアプリ」の表示は数が多いほど便利なので私は50に設定した





すると最近使った項目が増えてきた
ランチャーとしてはかなり役に立ちそうな感じだ


2009 年 2 月 27 日




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ショートカットキーが一杯

最近見かけたいくつかのサイトでMacのショートカットキーが大集合していた。
こんなにあるんだとちょっと感心した。
そのうち、ここでは取り上げていなかったもの、知らなかったものをここに取り上げる。

Macのショートカットキーは別に知らなければ知らないでも済むことは済む。
しかし知っていれば便利だという局面は結構ある。
全部覚えないと使えないというものではないがいくつか手に馴染んでくるともうその操作から離れられなくなる筈だ。
Windowsからスイッチしてきた人は「とにかく覚えなくちゃ」という感じでお勉強のように取り組む人が多いが、気楽に試して「あっ、これ便利〜!」と思ったらそれだけ覚えるというのが正しいMacのショートカットキーとのつきあい方だと思う。


Mac OS X のキーボードショートカットより〜


<起動時のショートカットキー>

起動中に「X」キーを押す :
Mac OS X を強制的に起動する(勝手にクラシック、あるいはBootCampから起動するというトラブルの場合、option+起動のステップを飛ばしてOSXから強制起動できる)

起動時に、「option + コマンド + shift + delete」キーを押す:
通常の起動ボリュームをバイパスし、 別の起動ボリューム (CD や外付けディスクなど) を探す

起動中に「C」キーを押す :
システムフォルダを含む CD から起動する(トラシューにはゼヒモノの基本的な原因診断の一歩)

起動中に「N」キーを押す :
互換性のあるネットワークサーバから起動する (NetBoot、オンラインのシステムから起動して複数のMacを同じ設定で稼働できる)

起動中に「shift」キーを押す:
セーフブートモードで起動し、ログインアイテムおよび必須ではないカーネル拡張ファイルを一時的に無効にする(Mac OS X 10.2 以降、これもトラシューでは知っておくと便利)

起動中に「コマンド」キーを押しながら「V」キーを押す:
Verbose モードで起動する

起動中に「コマンド」キーを押しながら「S」キーを押す:
シングルユーザモードで起動する


<Finderのショートカットキー>

option + コマンド + W:
すべてのウインドウを閉じる

コマンド + 右矢印キー:
フォルダを展開する(リスト表示の時)

option + コマンド + 右矢印キー:
フォルダとそのサブフォルダを展開する(リスト表示の時)

コマンド + 左矢印キー:
フォルダを折りたたむ(リスト表示の時)

option + コマンド + 上矢印キー:
親フォルダを開き、現在のウインドウを閉じる


<メニューコマンドのショートカットキー>

shift + option + コマンド + Q:
アップルメニュー 直接ログアウト

shift + コマンド + delete:
「Finder」メニュー ゴミ箱を空にする

option + shift + コマンド + delete:
「Finder」メニュー ダイアログを表示せずゴミ箱を空にする

option + コマンド + H:
「Finder」メニュー ほかを隠す(アクティブなアプリケーション以外を隠す:ということで全アプリ共通)

shift + コマンド + S:
「ファイル」メニュー 別名で保存

option + コマンド + W:
「ファイル」メニュー すべてのウインドウを閉じる

option + コマンド + I:
「ファイル」メニュー インスペクタを表示

コマンド + D:
「ファイル」メニュー 複製

コマンド + L:
「ファイル」メニュー エイリアスを作る

コマンド + R:
「ファイル」メニュー オリジナルを表示

コマンド + T:
「ファイル」メニュー よく使う項目に追加(Mac OS X 10.2.8 以前)、サイドバーに追加(Mac OS X 10.3 以降)、Mac OS X 10.3 以降でよく使う項目に追加する場合は「shift + コマンド + T」

コマンド + delete:
「ファイル」メニュー ゴミ箱に入れる

コマンド + E:
「ファイル」メニュー 取り出す

コマンド + 1:
「表示」メニュー アイコン(Finderの場合はアイコン表示、ブラウザ、テキストエディタでは割り当てられたブックマーク、あるいはタブ)

コマンド + 2:
「表示」メニュー リスト(Finderの場合はリスト表示、ブラウザ、テキストエディタでは割り当てられたブックマーク、あるいはタブ)

コマンド + 3:
「表示」メニュー カラム(Finderの場合はカラム表示、ブラウザ、テキストエディタでは割り当てられたブックマーク、あるいはタブ)

コマンド + J:
「表示」メニュー 表示オプションを表示(Finder)

コマンド + [:
「移動」メニュー 戻る(Finder、ブラウザ)

コマンド + ]:
「移動」メニュー 進む(Finder、ブラウザ)

shift + コマンド + F:
「移動」メニュー よく使う項目に移動(Finder)

shift + コマンド + G:
「移動」メニュー パスを入力したフォルダへ移動(Finder)

コマンド + K:
「移動」メニュー サーバーへ移動(Finder、サーバ履歴検索ウインドウを表示する)

コマンド + M:
「ウインドウ」メニュー ウインドウをドックにしまう

option + コマンド + M:
「ウインドウ」メニュー すべてのウインドウをドックにしまう(Finderなど、タブブラウザ、エディタでは利かない場合も)

コマンド + ?:
「ヘルプ」メニュー Mac ヘルプ

コマンド + スペース:
Spotlight を開く(Mac OS X 10.4 以降)

コマンド + esc:
Front Row Front Row を起動する(一部のアップルコンピュータ)


<ユニバーサルアクセス>

option + コマンド + 8:
ズームを有効にする

option + コマンド + プラス (+)
(モバイルはコマンド + @):

ズームイン

option + コマンド + マイナス (-)
(モバイルはコマンド + マイナス (-)):

ズームアウト

control + option + コマンド + 8:
白黒モードに切り替える

control + F1:
フルキーボードアクセスを有効にする
フルキーボードアクセスが有効になると、以下の表に記載されているキーの組み合わせを Finder で利用できるようになります。

control + F2:
フルキーボードアクセス
メニューをハイライトする

control + F3 :
フルキーボードアクセス
Dock をハイライトする

control + F4:
フルキーボードアクセス
アクティブなウインドウまたはその後ろのウインドウをハイライトする

control + F5:
フルキーボードアクセス
ツールバーをハイライトする

control + F6:
フルキーボードアクセス
「ユーティリティ」ウインドウ (パレット) をハイライトする

コマンド + F5 または fn + コマンド + F5:
VoiceOver のオン/オフを切り替える(Mac OS X 10.4 以降)

control + option + F8 または fn + control + option + F8:
VoiceOver Utility を開く(Mac OS X 10.4 以降)

control + option + F7 または fn + control + option + F7:
「VoiceOver」メニューを開く(Mac OS X 10.4 以降)

control + option + セミコロン (;)
または fn + control + option + セミコロン (;):

VoiceOver の control + option ロックのオン/オフを切り替える(Mac OS X 10.4 以降)


<キー入力>

tab:
次のアイテムをハイライトする

コマンド + 上矢印キー:
1 つ上のディレクトリに移動する

コマンド + 下矢印キー:
1 つ下のディレクトリに移動する

page up または control + 上矢印キー:
1 つ上のページに移動する

page down または control + 下矢印キー:
1 つ下のページに移動する

option + ドラッグ:
別の場所にコピーする

option + コマンド + ドラッグ:
別の場所にエイリアスを作る

コマンド + ドラッグ :
コピーせず別の場所に移動する

shift + コマンド + C:
アプリケーションで「カラー」パレットを表示する

コマンド + T:
アプリケーションで「フォント」パレットを表示する

コマンド + shift + 3:
画面のスクリーンショットを撮る

コマンド + shift + 4:
選択範囲のスクリーンショットを撮る

コマンド + shift + 4 を押した後に control を押しながら選択:
画面のスクリーンショットを撮り、クリップボードにコピーする

コマンド + shift + 4 を押した後にスペースキー:
選択したウインドウのスクリーンショットを撮る

option + コマンド + イジェクトボタンまたは
option + コマンド + 電源ボタン:

スリープ

コマンドを押しながら、ウインドウのツールバーボタン(右上コーナー)をクリック:
ウインドウのツールバーの表示形式を切り替える(Finder やアプリケーションのウインドウに依存)

コマンド + (`):
Finder やアプリケーションのウインドウを切り替える(複数のウインドウが開いている場合)

fn + delete:
(ポータブルコンピュータのみ、PowerBook、iBook、MacBook、MacBook Pro) カーソルの右側の文字を削除



Unveiling 10 Hidden OS X Shortcutsより〜

Option+Shift+K:
Appleロゴをタイプする

Control+Shift+Eject:
画面をログアウトせずにすぐに暗くする

Control-K (Kill) and Control-Y (Yank):
カットアンドコピーに似ているがクリップボードとは別のところにコピーが残り、ペーストすると1回でテキストが消える。コピペで元のセンテンスを消し忘れて、文章がダブりになるケアレスミスを防げるので、文章の整理、エディットに最適

Control-A (Home) and Control-E (End):
タイプライターのHome、Endキーのようにパラグラムの最初、最後に一瞬でカーソルを飛ばせる

Control-D (Delete) and Control-H (Backspace):
ディレート(カーソルの右側の文字を消していく)とバックスペース(カーソルの左側の文字を消していく)
WindowsのDELキーとBACKSPACEキーに相当



これまでに取り上げたことがないものだけ、ここに転載するつもりだったのだが、並べて表示した方が便利なショートカットもあるので結構な量になってしまった。
しかし大部分は当サイトでも取り上げたことがないものだ。
今まで何をやってきたのやら。
しかも知らなかったものも結構ある。
やはり簡単に極めきれないほどMacの道は深い・・・オイオイ;^_^)


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シマンテックよりExcelの脆弱性をつくトロイの木馬についてのアラート

本当に久しぶりのことだが、シマンテックの広報からどうでもいい新製品のお知らせ以外のプレスリリースが届いた。

Excelの脆弱性を攻撃するトロイの木馬が発見され、ある条件ではこれは検疫にも引っかからないそうだ。アンチウイルスアプリの定義ソフトの更新を呼び掛けている。
詳細は以下の転載参照。

この記述はWindows版のExcel2007以前のバージョンで.xlsファイルの振る舞いで起きる問題で、文脈からはMac版は影響を受けないように思われるが、これだけでは断定はできない。
ましてやBootCampや仮想化ソフトでWindowsを駆動しているMacは当然影響を受ける。
.xlsはやがては消滅するファイルタイプなのかもしれないが、企業ユーザは今でもかなりの割合でMSOffice2003以前のバージョンを標準で使っていると思われるので、現在ではほとんどのところが影響を受けると思われる。

以下転載



ご参考資料
2009年2月25日
(米国時間2009年2月24日 シマンテック コーポレーションのブログの抄訳)

Excelの脆弱性を突くTrojan.Mdropper.ACを確認

シマンテックの日本のエンジニアが昨日、Microsoft Office Excel 2007に
脆弱性があることを確認しました。当社では、この脆弱性を突く悪質な
スプレッドシート向けの検出を追加し、Trojan.Mdropper.ACとして検知
されます。悪意のあるバイナリファイルは、トロイの木馬として検出されます。
今回の脅威の対策として、定義ファイルが最新のものに更新されているか
確認してください。

確認された脆弱性に関して、原因解明に向けて米マイクロソフトと共同作業を
行っています。この脆弱性を突いた悪質な攻撃は日本国内でも数件確認されて
います。今回の事件の動機は現在のところはっきりしていません。当社は、
継続してモニタリングを行い、随時情報を提供していきます。マイクロソフト
とも共同作業を行っており、マイクロソフトでは今回のものが新しい脆弱性
であることを確認しました。

同社のウェブサイトのSecurity Advisoryにおいてより詳細な情報が掲載されます。
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=143568

背景
昨日、シマンテック社の日本のエンジニアが、一部のお客様からの異常な
サブミッションに気付きました。それらの全てに不審なMicrosoft Office
Excel 2007のスプレッドシートが含まれていました。その後の調査の結果、
これらのファイルがExcelの脆弱性を突いて、バイナリをファイルシステムに
落として実行させていたことが判明しました。

当社ではこのような動きを常に目にしていましたが、脆弱性解析が進むに
つれ、今回の脆弱性がこれまでに見たことがないものであることが判明
しました。この脆弱性は、古いExcelの「.xls」バイナリ形式に存在し、
新しい「.xlsx」形式には存在しません。悪質なExcelスプレッドシートを
開くと脆弱性を引き起こします。これにより、シェルコードが実行され、
システムに二つのファイルを落とします。一つが、すでに述べた悪質な
バイナリで、もう一つが無害なExcel文書です。そしてシェルコードが
落としたファイルを実行し、Excelがクラッシュした事実を隠すために、
無害なExcel文書を開きます。これにより、感染したスプレッドシートを
開けたときの疑念を減らすことに役立っています。

この脆弱性を突く攻撃者は、不正なファイルが発見されることを避けるために
様々な技法を用いています。例えば、スプレッドシートに組み込まれた
バイナリに弱い暗号化を用います。ペイロードを解読した後、カジュアル
解析を避けるためにMZヘッダが難読化されていることに気付きます。
使われるトリックの一つは、文字を変えることです。MZがZMになり、
PEがEPになります。以下のスクリーンショットが「このプログラムは
DOSモードでは実行できません」に起きることを示しています。


これらは全て基本的な技法ですが、ある特定の種類の検出から逃れることが
できます。当社のテストにより、この抜け道がExcel2007向けに作られた
ものであることが明らかです。しかし以前のエクセルのバージョンでは、
この抜け道により引き起こされる例外をうまく処理できません。この結果、
エクセルのより古いバージョンにおいて、これがセキュリティホールになる
可能性があります。


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WindowsUpdateまた出た

まだ月半ばなのにまたWindowsアップデートが出た。
上記Excelの脆弱性をついたトロイの木馬のアラートと同じタイミングだったのでこれの修正パッチかと思ったが、そうではなかった。
内容は一応説明をここにも貼っとく。
オートアップデートを設定していない人はこまめにUpdateを見に行くこと、そして個人ユースのWindowsに関してはオートアップデートはオフにすることを私の個人的意見だがお薦めする。






またWindowsupdateがかかってきた





こういう内容なのだそうだ


2009 年 2 月 28 日




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Dock Chameleon
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

ドックをカスタマイズするアプリ。

4分割されたフェイスで設定を変更するたびに右下のプレビューウインドウに変更が反映されるので、いちいちドックを再起動して試してみる必要がないのがお手軽だ。

できることはドックを透明にしたり表面のテクスチャーを変更したりjpeg等のパターンを貼付けてみたりが左上、
アクティブアプリを表示する「インディケーター」の形や色を変えたり、透明度を変えたりが右上のペイン、
アプリとファイル、フォルダをわける「セパレータ」の色や模様、透明度を変更するのが左下のペイン。

右下のプレビュー画面のイメージでよければ、右下の「Apply」ボタンをクリックする。

ドックをデフォルトの状態に戻したい時には左下の「Preset」ののセレクタで戻せる。






Dock Chameleonはインストーラを使う
アプリ本体はアプリケーションフォルダの第1階層に置かれる





Dock Chameleonを起動するとこんな感じで4分割ウインドウが表示される
シンプルなスタイルだし一覧性が高いのが良い





左上ペインはドックのテクスチャーを決定する
左のセレクタで模様や貼付ける画像を選択、右のカラーウインドウで色を変更
下のスライダは透明度の変更





右上のペインはアクティブアプリを指し示すインディケーターを設定する
左セレクタはその形、右は色、下のスライダは透明度





アプリとファイル、フォルダをわけるセパレータは左下ペイン
スタイルは左、色目は右、透明度は下のスライダと統一されたインターフェイス





これらの変更点は右下ペインのプレビューにリアルタイムで反映される
気に入った設定ができたら下の「Apply・・・」ボタンをクリック
ドックをデフォルトに戻したければ左隣の「Presets」で「SerectPreset」を
選んで「Apply・・・」ボタンをクリックすればいい
またお気に入りのセッティングをいくつか保存することもできる





メニューコマンドからもドックを変更できる
気分でドックを変えたい人、壁紙を頻繁に変更する人は便利かも






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