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2009 年 7 月 21 日




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Winclone
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

WindowsのBootcampボリュームを丸ごとバックアップできるWincloneがいくつかバグフィックスして新しくなった。

バグフィックスだけでなく、以前は同梱だったNTFSProgsPrecompiledBinariesがインストーラ経由でwebからダウンロードする仕組みに変わったので、このバイナリが無くならないうちに手に入れておこうと思った。
どうせダウンロードするならインストールして試しておこうと思ったので今回これを入れた。

このNTFSProgsPrecompiledBinariesだが、WindowsとMacのファイルシステムの違いからこういうものが用意されている。
Windowsは98のあたりまではFAT32というファイルシステムを使用していた。
OSXはそのスタート以来HFS+で変化といえばジャーナリングがかかるようになったくらいのことだ。
ディスクユーティリティで見ると
「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」
と書いてあるのがそれだ。

それに対してWindowsは2000あたりからNTFSというファイルシステムを使用し始めた。
これはどちらかというとMS-DOSなどの旧世代のOS向けのファイルシステムだったFAT32の多くの弱点を改修したWindowsの独自のファイルシステムだ。

FAT32はボリューム(ドライブのコンテンツ)の大きさの設定やファイルネームの文字数、ファイルのひとつあたりの大きさに制約があって、MS-DOSの時代には別に気にならないほどだったが、さすがに大容量ファイルを扱うようになった今のOSの使い方では、不便が生じていた。
それでそうした制限を大幅に引き上げたNTFSというファイルシステムをWindowsは採用し、今日ではそれがスタンダードになっている。

今でもUSBメモリなどがFAT32を採用しているのは旧ファイルシステムのFAT32を採用しているWindowsからも書き込みができるようにだ。

NTFSの改善点はそれだけではないのだが、問題はMacなどHFSを採用する他のOSからのオペレーションだ。
MacやLinuxはFAT32のオペレーションをサポートしているので、そのボリュームをマウントして見ることができるだけでなく上書きもできる。
ところがNTFSは見ることはできるが、そこに書き込むことができない。

このNTFSProgsPrecompiledというのはNTFSのドライブをWindowsと共用しないといけないLinuxから始まったプロジェクトらしい。
それをMacOSXでも使えるようにしてくれたのが、このWincloneのインストーラがリンクしているPrecompiled binaries for?NTFSProgs?| Articles?| Dreyer Network Consultantsというサイトの作者さんだ。

これを入れることでWincloneはNTFSでフォーマットしたBootcampのWindowsもバックアップすることができる。
正確にはこれがなくてもディスクイメージをバックアップすることはできるが、もしもWindowsが壊れてしまった時にバックアップから修復する方法がない。

もし再度インストールし直すことがあったら今度はNTFSのファイルシステムを試してみた。

注意点があるとしたら、このNTFSProgsを入れたからといってMacのGUIからFinderを使ってNTFSに書き込みができるわけではないということだ。
これはコマンドやスクリプトなどのある種の環境で、書き込みを可能にするというだけのことらしい。

それでは外付けハードディスクなどを使ってNTFSでWindowsとファイルをやり取りしたい場合にはどうしたらいいだろうか。
これも近日中にトライしてみたいと思う。
そういう必要が出てきたので、そういう方法も見つけて入るので近いうちに取り上げる。






Wincloneは最初の起動の時に「NTFSProgs」をインストールするかどうか聞いてくる
前回はFAT32でWindowsをインストールしていることもあり
これをパスしていたのだが今回はトライしてみた





前のバージョンではこのバイナリは同梱されていたが今回はwebから落としてくる方式に変わった
無くならないとも限らないので確保しておくことにした
せっかくダウンロードしたのならインストールもすることにした


2009 年 7 月 23 日




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CopyPath
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

Finderのツールバーボタンとして簡便に使えるパスをコピーするアプリ。

そのままアプリとして使ってもいいが、便利な使い方はFinderのウインドウのツールバーに登録して、パスを取りたいファイルがあったらそれを選択して、このボタンをクリックすればそのファイルのパスがクリップボードにコピーできる。
私の場合にはシステムの運用記録を書いているサイトを運営しているので、このサイトでは非常に頻繁にパスの記述をすることになる。

そのパスが
/Library
のようなシンプルなものなら別に手打ちで入力してもいいのだが、先日も書いたclamavのウイルス定義ファイルの場所なんて話になると
/usr/local/clamXav/share/clamav
というようなややこしいパスを打たなくてはいけなくなる。

これだって手打ちをいやがるほどの長い文字列でもないのだが、何でもショートカットする手段があるのがコンピュータの世界だ。

私は今まで右クリックのコンテクストメニューでパスをコピーできるAmCopyPathCMXを愛用していた。

これはこれで右クリック一発でUNIX式、HFS式、URL式のパスの記述法でパスのコピーができるのが便利なのだが、普段サイトで使うのはUNIX式だけというか、このサイトではUNIX式の記述法に統一していることもあるので、このCopyPathのワンクリックだけでクリップボードにUNIX式のパスが入るのは手に馴染みそうだ。

optin+ボタンクリックで設定画面を呼び出せる。
設定画面では接頭、接尾句の設定の他に、スペースを¥でエスケープするとかいろいろな設定が可能なので、利用者の都合で好きなようにエディットできる。
でも私がこのCopyPathが一番気に入っているところは、やっぱり設定も無しにシンプルなUNIX式のパス記述をコピーしてくれるところだ。






CopyPathの使い方はこんな感じだ
Finderのツールバーにドロップするとツールバーボタンになるようアイコンは工夫されている
削除はツールバーをカスタマイズメニューに入ってでボタンをバーの外にドロップする





このボタンをクリックするとこのようにクリップボードに
選択しているファイルのパスが記録される
これをペーストすればシステムに関する文章の作成も速くなる





optionキーを押しながらボタンをクリックすると設定画面が現れる
ここをエディットするとコピーされるパスの記述法を変えられる
Windows式、URL式、最初からimgのタグ付きで記述するとかいろいろ応用は考えられそうだ





ちなみにこれまで愛用していたAmCopyPathCMXのコピーはこんな感じ
HFS式、URL式もいっしょに並んでいて選べるのが便利だがワンクリックで
UNIX式だけ選べればいいのならCopyPathの方が便利そうだ



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NTFS-3G
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

MacOSXからWindowsのファイルシステムであるNTFSに書き込みができるようになるシステム環境設定ペイン。

WindowsはServer2000からNTFSというファイルシステムを採用し始めた。
これは連続したボリュームの大きさ、ファイルの大きさ、ファイルネームの文字数などの制約が現実的でなくなってきたFAT32以前のファイルシステムに代わってそれらのリミットを大きく拡げた新しいファイルシステムとしてWindows2000やWindowsXP、WindowsVistaにも採用されている。

そのNTFSとMacOSXが採用するHFS+は大きなファイルのやり取りができないことが問題だった。

例えば映像の仕事をしていて困るのはプラットフォームの閉鎖性だ。

WindowsにはPremiereやAvidなどという業務用の動画編集ソフトがある。MacにはFinalCut Proという業務用の動画編集ソフトがある。
どこの放送現場でもこれらのプラットフォームが混成で使われている。
これはそれぞれに捨てがたいメリットがあるからで、無理にプラットフォームを統一しようとするとかえって大きな問題を抱え込むことになる。
ちょうど今の私の職場がそれにあたっている。

それでそういうバカなことを考えないでリダンダンシーや機動性などいろいろな理由でMacのFCPとWindowsのAvidなどを混成で採用したとする。
FCPとPremiereはプロジェクトの共用もできるが、AvidならQTムービーなどのファイルで渡さないといけなくなる。

この時にMacからWindowsに大きなファイルを渡す方法が問題になってくる。
Windowsの採用するNTFSのディスクエリアはMacOSXは閲覧はできるが書き込みができない。
そこでLANなどのイーサケーブル経由で渡すのだが、動画ファイルなんて数十GBから下手すると中には数百GBなんていう巨大なファイルまであって、時間がかかってしょうがない。
それで外付けハードディスクなどで手っ取り早く渡せれば便利なのだが、この外付けハードディスクのフォーマットが問題だ。
MacからもWindowsからも書き込みができるようにするとなると通常はFAT32を選ばざるを得なくなるが、FAT32はファイルサイズに大きな制約があって4GB以上の連続したファイルを保存できない。
とてもじゃないけど数十GBなんていうデカイファイルを分割しないで渡すわけにはいかない。

これはやはりNTFSのディスクに直接書き込みができた方が便利なのは間違いない。

MacからNTFSに書き込みをするという問題をサポートするのが、このNTFS-3Gということになる。

前々から存在は知っていたが、試してみたことがなかった。
「ファイルの安全は保証しない、自己責任でトライせよ」
なんてことが書いてあると、プライベートな目的では平気でも業務ではなかなか使いづらかった。

いろいろ思い込みもあった。
このNTFS-3GMacFUSEの機能に依存する。
なので事前にMacFUSEのインストールが必要だと思っていた。
以前のfuseはfinkだかを利用するか自分でコンパイルしないといけないようなイメージがあった。

今はMac版のインストーラ付きプラグインとして特にそうした操作無しにGUIでインストールできる。


MacFUSE
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

こんな感じでMacFUSEはインストーラ付きの単体GUIプラグインとして手に入るのだが、さらにこのNTFS-3GをインストールするとMacFUSEはわざわざ別にインストールしなくても、パッケージに入っている。

楽になったもんだ。

結局このNTFS-3Gひとつインストールするだけで、後は再起動だけでNTFSのボリュームに上書きができるようになった。

今のところ大容量のファイルのテストはまだすませていないが好調だ。
ただ配付元もこの作業でやり取りするファイルは必ずバックアップを取って、自己責任で扱うようにと協調している。






NTFS-3Gの機能はMacFUSEに依存する
なのでMacFUSEをGoogleCoreからダウンロードしてきてインストールした





勿論ここまでではまだFinderでNTFSのボリュームの書き込みができない





ところがNTFS-3Gのインストールをしていて気づいたのだが
最初からパッケージにMacFUSEや前述のNTFSProgsが含まれている
便利になったもんだ





NTFS-3Gをインストールした結果Windows用のNTFSで
フォーマットされたハードディスクにも書き込みができるようになった





面白いのは「情報を見る」でNTFSボリュームを見てみると
「NTFS-3g(MacFUSE)」フォーマットに表示が変わっている点だ





読み書き自由だからMacからもWindowsフォーマットの
空間のファイルを削除することもできてしまう
少し注意が必要になってくる





このNTFS-3Gはシステム環境設定ペインとしてインストールされる
システム環境設定を開くとこのような設定項目も用意されている
一時的にNTFSヘの書き込みを不可にする設定も有り安全性への配慮もされている





さらに面白いのはディスクユーティリティ
ディスクにフォーマットをかける時にNTFS-3Gという選択項目が増えている
NTFSのフォーマットができるということだろうか
今のところ試していないがそのうちやってみたいものだ


2009 年 7 月 24 日




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ClamXav Helper(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

Macで使えるUNIXのオープンソースウイルス対策ソフトClamXavのファイル監視メニューエクストラ、ClamXav Sentryがクラッシュしても落ちないようにするプラグイン。

ClamXavをMacの主力ウイルス対策ソフトとして使っている。
無償ソフトだが、最近のウイルス定義ファイルの更新の様子を見ていると、これは充分商業ソフトと伍して戦えるクオリティをキープしている。
メニューエクストラとしてClamXav Sentryを常駐させて、指定のディレクトリを監視しウイルスが侵入したらアラートを出して隔離するというフォルダ監視機能を実装してこのアプリはますます強力になった。

ただ最初の頃、このClamXav Sentryは不安定で、知らない間に落ちていることが多かった。
ウイルス対策ソフトを入れていることを意識しないで使えるのがこのClamXav Sentryのいいところだったのに、それを安全に使うためにはちゃんと起動しているかいつも意識していないといけないという本末転倒なことがしばらく続いた。

最近のバージョンはかなり安定してきたが、いまウイルス問題を管理する立場になってみると、ユーザの野放図さにも対処する必要があることを思い知った。
ウイルス対策ソフトの使い方を詳細に教えると、勝手にウイルス対策ソフトを終了させるユーザが中には出てくるということだ。
ちょっとパフォーマンスを要求される作業をしたいから、一時的のつもりでウイルス対策ソフトを止める、作業が終わったら対策ソフトを起動することを忘れる、そのままずっと無防備で使い続ける・・・大体こんな感じだろうか。

こういう横着なユーザへの対策としては、ウイルス対策ソフトの存在を教えないという手もあるが、そうするとウイルス感染のアラートが出ても気がつかない、気がついても読みもしないで勝手に再起動してしまうなどの問題が起きる。

有無をいわさず感染ファイルは即座に削除するという設定もできるが、そうすると結構莫大な金額のかかった唯一のファイルが失われるという事故に繋がりかねない。

そこでユーザが勝手にClamXav Sentryを終了してもすぐに自動的に起動できるClamXavSentryKeeperは重宝させてもらっていた。

このClamXav SentryはAutomatorで作られたスクリプトで、軽くていいソフトだったが、その後継アプリとして同じ作者さんが開発したのがClamXav Helperだ。

これはClamXav Sentryよりもさらに進んだ形態になった。

例えば、上記のようにフールプルーフとしてClamXav Sentryを終了できないようにするという目的の場合、管理者以外は勝手にこれを解除できなくなった。

また新しいアカウントを作ってもそこにログインした瞬間に新たに何かを設定しなくてもClamXav Helperは有効になる。
ClamXav Sentryをログイン項目に登録する必要もない。
むしろ登録しない方が良いそうだ。

これをインストールするだけで常にClamXav Sentryがどのユーザアカウントでも有効になって解除できなくなる。
セキュリティ管理者にとっては理想的な仕様だ。


さらにログが大きくなり過ぎないように、ログファイルの大きさを制限する機能も追加された。
安定しているし、使う価値は高いと思う。

使うにあたっての注意点は、ClamXavを必ずアプリケーションフォルダの直下の階層にむき出しで置くこと。
パス管理されているのでフォルダなどの中に入っているとうまく動かない。






ClamXav Helperはインストーラでインストールする
ここにその機能が簡単にまとめられている





従来のClamXavSentryKeeperClamXav Sentryといっしょにログイン項目に
登録しておく必要があったが ClamXav Helperはログイン項目に登録する必要もない
ClamXav Sentryも登録しない方がいいとのことなのでログイン項目から削除する





さらにClamXavSentryKeeperはperlというプロセスで
見えていたがClamXav Helperはここからは見えない
つまり管理者以外はClamXav Sentryを解除できなくなったということだ
これは複数のユーザが使う機材を管理する者にとってはありがたい





どのユーザアカウントでも特に何も設定しなくても
ClamXav Sentryは起動するし終了してもまた起動する
これで常に安全を確保することができる


2009 年 7 月 25 日




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USB機器を認識しなくなった場合の対処法〜IOUSBFamilyの不適合について

会社で検疫用に立てているPowerMac(G5、OS10.4.11)がしばらく前からUSB機器を認識しづらくなっていた。
具体的にはUSBメモリを挿してもマウントしない、マウント解除してもフリーズしたように反応しないなどの問題を起こしていた。

最近だんだん症状がひどくなってきて、USBメモリをくわえこんだままClamXavがフリーズしたようになってしまい、そのまま再起動ということもちょくちょく起きていた。

そこで一度徹底的に診断しようということでシングルユーザモードに入ってみる(コマンド+Sキーを押しながら起動)と定期的に、

USBF: 任意の数字 [0x2b98100] The IOUSBFamily is having trouble enumerating a USB device that has been plugged in. It will keep retrying.

USBF: 任意の数字 [0x2b98100] The IOUSBFamily was not able to enumerate a device.


というような表示を出している。
fsckやAppleJackなどをかけてみてもいっこうに改善する様子もない。

このアラートはどうやらUSBの不具合の時によく見かける文字列らしく、いろいろなケースで起きているらしい。


それでこれの対処法としてこういうフォーラムのやり取りを見つけた。

InsanelyMac Forum > Problems with IOUSBFamily.kext

ここで触れられているのは
IOUSBFamily.kext
というUSB機器の接続をコントロールするカーネルエクステンションが壊れているというトラブルで、純正のOSなどからこのカーネルエクステンションを取り出して入れ替えるという手順。

1) IOUSBFamily.kextを入れ替える
2) 以下のコマンドを打つ
chown -R root:wheel /System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext
3) さらに以下のコマンドを打って所有権とアクセス権を補正
chmod -R 755 /System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext
4) 再起動






まずこのUNIXコマンドだけ試してみた
IOUSBFamily.kextのアクセス権が壊れているということが考えられるからだ
結果は不発だったがこれだけで治るケースもあるかもしれない


このフォーラムのスレ主はこれでは解決しなかったというが、これで解決したというケースも見つかった。
なかなかこの種のトラブルはケースバイケースらしい。

それでこれをやってみたわけだが、これは非常に危険な手術ということになる。
実は私も不注意にもこの罠に落ちてしまった。
IOUSBFamily.kextを入れ替えたら、すぐに上記の「chown」「chmod」のコマンドを確実に実行しておかないといけない。

ところが他の作業をしながら片手間でやっていて手順を間違えて先に再起動をしてしまったために、起動後は一切のキーボード、マウスでの操作を受け付けず、 外部のディスクから起動してもIOUSBFamily.kextを入れ替えて所有権、アクセス権を補正する方法がなく、結局再インストールする羽目にナッテしまった。

それでクリーンインストールをしたのだが、なんと翌日シングルユーザモードで起動してみるとまた同じIOUSBFamilyのアラートを表示していることに気がついた。

なんと治っていなかったのだ!

ここで始めてハードウエアのトラブルを疑ってみるのだが、その勘は正しかったがもうひと粘りソフトウエア的な対処をトライすることにした。
さらに調べてみると、こうしたトラブルのためにAppleのデベロッパーコネクションという開発者のフォーラムでIOUSBFamily.kextのトラブルのためのデバッグ用ファイルが配布されていることを知った。

こういうものまで用意されているのだからこの種のトラブルは結構あるらしい。

Hardware & Drivers - Mac OS X USB Debug Kits Downloads-2

ここでIOUSBFamily.kextのインストーラとログを吐き出すタイプのIOUSBFamily.kextとがセットで各OSのバージョンに合わせて用意されている。
もし皆さんも使うことになったらバージョンを間違えないようにダウンロードしてほしい。

これを入れてみたが、やはり解決しない。
ログを吐き出すタイプを見ていると、やはりUSBデバイスを認識できていないというような意味合いのログを吐き出し続けている。






USB Debug Kitsをインストールしてみる
インストーラの指示に従って進めるだけで完了
シングルユーザモードに入るとUSBとのセッション状況をリアルタイムで見ることができる



ここでこのMacのハードウエアの構成をふりかえってみた。
今回このPower Macを検疫用に転用するにあたってモニターを古いものに付け替えた。
できるだけお金をかけないという命題があるからだ。






もともとPower Macに繋いでいたモニターは右のアルミ筐体タイプ
古いMacを廃棄にして別用途で新しいMac Proを買ったのでそのモニタはそちらに転用して
古いMacについていた左のスケルトンタイプのシネマディスプレイに繋ぎ換えていた



マウスをキーボードのUSB口に挿し、そのキーボードをモニターのUSBの口に挿し、そのモニターをMacの筐体裏側のUSBに挿すという構成で、一列タンデムに直列結線していた。
これはスケルトンタイプのシネマディスプレイに切り替えた後も同じ結線にしていた。
ところが、ふと思い立ってこのディスプレイを前のアルミ筐体タイプに切り替えたらどうなるか試してみると、なんとIOUSBFamily.kextのエラーログが出なくなっている。

つまりこのモニターを通してUSB接続したときのマッチングに問題があったようだ。
いろいろ繋ぎ換えてみて、エラーの原因はモニターに絞られたので、キーボードとマウスをモニターを通さないで、筐体に直接差し込んでみるとスケルトンシネマディスプレイでも見事にIOUSBFamily.kextのエラーが収まることがわかった。

ここ数日USBメモリを挿すたびに起こっていたトラブルもこれで収まりそうだ。
口の形が合うといっても組み合わせによってはこういうトラブルも起きるという教訓だ。

それとIOUSBFamily.kextのトラブルは、結構な頻度で起きているので今後もこういうトラブルが起きたときのために備忘録としても書き留めておく。



2009 年 7 月 27 日




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MP3 Scan+Repair
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

mp3ファイルをスキャンして、問題がある場合は自動的に修復してくれるアプリ。

mp3ファイルは実はいろいろな問題を抱えているそうだ。
ID3タグが壊れていたりタグそのものがなかったり、ファイルの最後にゴミがついていたり無造作に切り取られていて正しいスタート、終了の形になっていなかったりということがあるそうだ。
それでそれが、実際にどういう影響があるのかわからない。

曲の乗り代わりの時にノイズが出たり、途中でデジタルノイズが出たりiPodで聴いていると曲の最後まで再生しないで途中でバツッと終わってしまうなどの問題が時々起こるが、これらが原因なのかもしれない。

それでこのMP3 Scan+Repairはドロップしたmp3などの音源をスキャンして自動的に修復もしてくれるということなので試してみた。

ウインドウに音楽ファイル、あるいは音楽ファイルを含んだフォルダをドロップすることでリストに追加する。
すると自動的にスキャンが始まって、問題があるファイルには黄色い三角アイコンが出て知らせてくれる。

私の場合は全体の4分の1ほどが問題のあるファイルだった。
どういうファイルが問題があるのかは法則性がなかった。
CDから直接リッピングしたものも問題があると出ているし、もっといえば私に自作曲などDATからmp3に切り出したものも問題有りのファイルがある。
何をしたら問題が起きるというようなものではなく、どういう場合でも問題は起きる可能性があるということらしい。

指示に従って修復したいファイルを選択してハンマーアイコンのボタンをクリックすれば修復は始まる。
修復されたファイルは、オリジナルは自動的にゴミ箱に移動され、修復済みのファイルが元のディレクトリに置き換えられる。

mp3だけが対象なのかm4aなども修復するのかは検証するのを忘れた。
今のところ、この修復したライブラリをiPodに戻して問題は解決したか検証しているところだ。
問題はなさそうな感じで、よさそうだがもう少し時間をかけて評価してみる。
ただサイトを見ればわかるように巷での評判はかなり高いようだ。






MP3 Scan+Repairはβなので自己責任で使ってくれとのことだ
mp3ファイルは失われないようにバックアップを取っておくべきだ
このウインドウかドックアイコンに修復したいmp3ファイルをドロップして登録する
あるいは左端の+、−ボタンでも追加と削除ができる





登録するとすぐに自動的にスキャンが始まる
問題のあるファイルはこのように黄色い三角アイコンが出てくる





三角アイコンボタンをクリックすると問題のあるファイルだけのリスト表示ができる
これでコマンド+Aキーで全部を選択して一気に修復するのが手っ取り早い
修復ボタンはハンマーアイコンのボタン、×アイコンは「中断、リジューム」、
ファイルアイコンは「全てを表示」、音楽マークは「音楽ファイルを表示」、
丸の中にバツマークは「アラートを表示」、右向き三角は「iTunesで再生」という感じだ





修復ボタンをクリックするとこういう確認タグが出てくる
問題なければ「進む」ボタンをクリック





修復が完了したファイルにはこういうFIXEDの表示が出る
これで音飛びや曲の不正終了などiPodで起きているもんだが改善するのかは今検証中だ


2009 年 7 月 28 日




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ウプデートに失敗したのかな?〜デフラグについて

最近ウイルス対策の問題に関わるようになってからいろいろウォッチングしているのだが、その過程で気がつくのは
「今年はウイルスの当たり年」
だということだ。

それも普通じゃない増え方でウイルスの種類も感染数も増えている。






JPCertは今年の6月22日に出した報告書で文字通り「パンデミック」を警告している
流行の急増は07年の夏に始まり一時期終息しかけていたが再び増加傾向にある





その増加の主因はAutorun系のウイルスの亜種の爆発的な増加で、もはやケタが一桁違っている
このことからWindowsがターゲットにされていることもわかる





IPAの感染報告数推移ではこの2〜3年ほどはウイルスは落ち着きかけているように見えるが
よく見るとこのグラフのトレンドラインは完全に右上がりだ
どういうことかというと、この傾向だと近いうちに感染爆発が起きるということだ



グラフで見ると、あらゆるデータが今年は尋常ではないウイルスの当たり年になりそうな予兆を示している。
それを実感できる数字もある。
UNIX系のオープンソースで運営されているclamavのウイルス定義ファイルの総数は2〜3年前まで数千という単位だった。
これでも「多いな」と思ったのだが、2年くらい前に1万を越えた。
そして今は60万4000ほどに激増している。
今では一日に1000、1週間で5000〜7000というペースで新種のウイルスが増えていっている。
かつての1万なんて水準は10日で越えてしまう計算だ。
しかも先週の週明けに一日で6000ほど増えた時期もあった。

シマンテックアンチウイルスのウイルス定義も最近では毎日更新される。
かつては週に1〜2回というような長閑な時期もあったが、今では毎日更新されるだけでなく朝に更新されたのに夕方にはもう次の更新が出ることがある。
ものすごいハイピッチだ。

それで、シマンテックアンチウイルスの更新を毎日するのだが、自分のMacBookでも毎日更新するためにVMWare Fusionを毎日起動しなくてはいけなくなっている。
そのVMWare FusionのWindowsがだんだん重くなってきていて、アップデートに失敗するようになってきた。






VMWare Fusionの上で起動したSymantec Antivirusのウイルス定義アップデートに失敗
ファイルをダウンロードして適用の段階で「応答なし」になってしまいプロセスはスタック





強制終了してSymantec Antivirusを起動すると定義ファイルは最新の日付になっていたが
信用できないので念のためにダウンロードしたアップデータで手動アップデートした



ということでアップデート失敗に関してはすぐにクリアできたのだが、最近VMWare Fusion上のWindowsXPの調子がいまいちなので、ちょっと手入れすることにした。
といっても私が知っているのは、ディスククリーンナップとディスクデフラグくらいで、どちらも何ほどの効果があるのかよくわからない。

前々から何度も書いていることだが、私は「デフラグ不要論者」でMacに関しては一生に一度か二度くらいはデフラグを経験しておくのもいいかもしれないが、それ以上は全くの無用で、デフラグは百害あって一利なし、危険なだけで得るものはないと思っている。
ただしそれはMacOSXの場合の話で、Windowsの場合はやはりデフラグはある程度有効らしいということも最近学習した。
だからWindowsユーザが二言目には
「デフラグすればいいんじゃない?」
というのはそういう理由だったのだ。

ただ、VMWare Fusion上のWindowsXPも同じように効果があるのかどうかはよくわからない。
仮想マシン式でインストールしている場合は意味がないかもしれない。
私の場合はBootCampでインストールして、そのボリュームを利用してVMWare Fusionで起動しているので、意味はあるかもしれない。

それでディスクデフラグをやってみた。

他にもWindowsのメンテナンスでこういうことをやれば良いという知恵をお持ちの方がいらっしゃれば、是非ご教授願いたい。
Macでは定期的にメンテナンスをやっているのだが、そういう意味ではWindowsはほとんどなす術がないというのも歯がゆいので、お知恵を寄せていただければ嬉しい。






VMWare Fusionの上でもちゃんとディスクデフラグは機能した
診断によるとそれなりに断片化は起きているということだ





それで「最適化」をクリック、VMWare Fusionの上でもプロセスは進行している





赤い部分が断片化したファイルでかなり解消したのだが残っている部分も結構多い





リポートを見ると断片化されたファイルの総数は「2」とか出ているがグラフィックは最低8以上ある
というよりこのグラフィックとレポートは一致していないのでどうも信用できない
まだかなりの数のファイルが断片化したままで残っていると思われる





このデフラグをもっと減らせないかと再度デフラグをかけてみた
ディスクの空き容量は結構あるので効果があるのではないかと期待したのだが・・・





結局断片化している赤い部分が移動するだけで減ることはない
デフラグは1回かければ充分で何回もかけても危険なだけで
効果は全く無いと考えた方がよさそうだ

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Windowsに緊急アップデート!〜Windowsユーザは注意されたし

マイクロソフトから定例外のアップデートの予告が出ている。
詳細はこちら。

マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2009 年 7 月 (定例外)

Windowsは月に一回、第二火曜日に定例のアップデートを出すことになっているが、今回は定例アップデートまで日数が近いにも関わらず、緊急でアップデータを公開することを予告した。
現地時間で7月29日、日本時間で30日未明の公開になると思われる。

問題のリスクはInternet ExplorerVisual Studioの脆弱性に関するもので、任意のコードをリモートで実行されるというもの。
いずれも危険度は「緊急」という評価になっている。

当然BootCampのWindowsも含めてリスクは同じで、アップデートの対象になる。



2009 年 7 月 29 日




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「プラグイン不要」〜ブラウザだけで利用できるマピオンの現在位置表示サービスの精度は?

プラグインをインストールすることも機器を外部に接続することもなくブラウザだけで利用できる現在位置表示サービスをマピオンが始めたとのこと。

このサービスはFirefoxのv.3.5以上で利用できる。
詳細はこちら。
マピオン、Firefox 3.5の位置情報通知機能に対応? プラグインは不要、ブラウザだけで現在地の表示が可能に ?|マピオン ニュースリリース

例えば マピオン地図ページ に行ってここで地図の片隅に見えている「現在地」というボタンをクリックする。
すると現在接続している場所をFirefoxが表示してくれるという。
残念ながらSafariでは利用できない。

ただ結構な精度で現在位置を表示することができる。
表示できるプロバイダとそうでないプロバイダがあるようだが。

Googleも位置表示サービスと、それを利用したプッシュサービスを提供するそうだが、この対抗馬がどうなっていくか注目したい。






マピオン地図ページに行って「現在地」ボタンをクリックしてみよう
Firefox3.5以上限定だが自分の位置が表示されるかもしれない





さっそくクリックしてみるとなかなか良いところを指し示している





なかなか遠くはないのだが麻呂は皇族ではないぞよ
これが「若干外した結果」なのか位置を把握できなくて
デフォルト位置の「千代田区1丁目1番地」を表示した結果なのかは不明
しかし1キロと外してはいないともいえる

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PlaceEngine
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~Vista対応

無線LANを受信して現在位置を表示するサービスクライアントアプリ。

先日 ブラウザだけで利用できるマピオンの現在位置表示サービスについて触れたところで、利用できるのはFirefox3.5以上だけでSafariはダメよというようなことを書いてしまった。
しかしどうしてもSafariを使いたいという人もいるかもしれない。
それに無線LANを使った位置情報割り出しのAPIを試してみたいという人もいるかもしれない。
主に後者の人向けだが、一部前者の人にも歓迎されるべきアプリがこのPlaceEngineだ。

無線LANを受信できる場所でこれを起動して「現在地を取得」ボタンをクリックする。
webに繋がっていることが動作条件だがデフォルトブラウザが起動してマピオンで現在位置を表示してくれる。
デフォルトブラウザは勿論FirefoxでなくてもSafariでもかまわない。

今のところ都心部以外の精度はいまひとつかいまふたつくらいで、実用的にどうこういうものでもないがWimaxの本格始動も近いことだし、こういうものがGPSアプリとしてiPhoneあたりのアプリになるのは時間の問題という気もする。
そうするとガラパゴスケータイはまたひとつそのアドバンテージを失うことになる。

面白いサービスなので、普及するか興味深いところだ。






PlaceEngineのインストールは簡単
これもプラグインではないのでアプリケーションフォルダなどに
単純にドロップするだけでいい





起動した時のフェイスも実にシンプル
位置情報取得は右下の「現在地を取得」ボタンをクリック





無線LANの受信状況とステータスが表示される
残念ながら個人私宅内の家庭内無線LANなので情報取得はできないが
都心の無線LANなら取得できるらしい


2009 年 7 月 30 日




anchor

先日予告されていたInternetExplorerのセキュリティアップデートは昨日の夕刻には出ていた

InternetExplorerに久しぶりに深刻度「緊急」のセキュリティパッチが当たるということで、予告されていたアップデートが予想していたよりもちょっと早く公開されていた。

さっそく当ててみて、特に問題はなさそうなのでこれはWindowsを使っている全ての人に推奨したい。






InternetExplorerの「緊急」アップデートが公開された
これも任意のコードをリモートで実行されてしまうというリスクの
高いセキュリティホールなのでこのパッチは必ず当てること
月一アップデートが近いのに臨時でパッチが出るというところに「緊急」度を感じてほしい


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Google Chrome
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 Windows2000~Vista対応

Googleがweb kitをベースに開発したweブラウザのMac版

先日GoogleがChrome OSというPC向けのOSを発表したことについては、ここでもさらっと触れたしもう巷では侃々諤々の賛否両論が飛び交っているが、これが戦略として正しいのか間違っているのか、単なるMSに対するブラフなのか本当の変革の予兆になるのかなんて議論にはもう飽き飽きしている。
そう思いたい人は勝手に思えばいいし思いたくない人は勝手に思わなければいい。

そんなことよりもこういう選択肢が広がるということが重要なのだ。
かつてはWindowsしか選択肢が無いという地獄のような世界をかいま見たわけだから、MacOSXが安定してきてソフトウエアも充実してきているし、Linuxだってコンピュータの知識が全くない人でも扱えるというくらいまでこなれてきているという今の状況は、まさに天国だといえる。
その天国にまたGoogleさんが花を添えてくれるわけだから、ユーザとしては素直に歓迎したらいい。

ブラウザだってそうだ。
かつてはInternetExplorerNetscapeしか選択肢がないという時代もあった。
その時だってOmni Webがあったではないかという人もいるかもしれないが、大勢はそういう方向ではなかったし実際Omni Webを使っている人なんか生で見たことがなかった。

その時代からくらべたら今は本当に豊饒の時代になったと思う。
そこにGoogleが先にWindows版で出して話題になっていたGoogle ChromeのMac版を予告通り開発を進めているというニュースも入ってきた。

こちらの
Google Japan Blog- Google Chrome- Dev リリース 3.0.195.1
というGoogleのブログの開発者エントリで公表されたのは、まだ開発者向けのアルファ版のようなものらしいが、それでも前回のフェイスの雰囲気だけというものと比べるとかなり完成が近づいていることがわかる。

表示のスピードも評判通り結構なものだ。
楽しみなブラウザがまたひとつ増えるということだ。






Google Chromeを起動するとこれはまだ開発者向けのみのリリースで
多くの未解決の問題が残っているという注釈が表示される





でも実際に使ってみるとほとんどのUIが動かなかった前回の「イメージモデル」と違って
URLウインドウで検索ワードの候補もきちっと出てくるしなかなかきちんと動いている
ツールバーなしのウインドウデザインも健在だ





注釈にあった通りKey Chainとの連携はやはり問題があるようで「常に許可」をクリックしても
また次回起動すると同じタグが出てきて覚えてくれないようだ
これは解決すべく今作業中とのことだ





表示の感じはこんな感じで一部Flashが表示できない以外は概ね良好





ブックマークも作り込みの途上らしいがちゃんと登録できるようになっていた





パスワードなどを記憶するというような設定が見えるので
パスワードを記憶しない問題は解決される方向らしい





Windows版の時にもちょっと感心したのだが検索はGoogleだけでなく
Yahoo JAPANやMSNなども選べるようになっている
こういうところに何か感じるものはないだろうか?
基本的にはMSやソフトバンクとは根本的にスタンスが違う企業なのだ
と私は思ってしまうのだが


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QZoom
(Freeware)
Windows2000~Vista対応

Macにあるコントロールキー+スクロールで画面をズームアップする機能をWindowsでも実現するアプリ。

Macにはコントロールキーとマウスのスクロールホイールや、トラックパッドの2本指ドラッグのスクロールで画面を切り替え操作なしに拡大したり瞬時の元に戻す機能が標準で付いている。
パワポなどのプレゼンの時に、この機能は威力を発揮する。

この機能はなかなかインパクトがあるらしい。
これと同じことがWindowsでもできることがわかった。
こちらで知ったQZoomというアプリを使う。
WindowsデスクトップをMacのように拡大縮小するQZoom - 情報考学 Passion For The Future

インストーラの指示に従ってインストールしたなりだとMacと同じようにcontrolキー+スクロールで画面拡大、元に戻す操作ができる。
時々元に戻らなくなるが、その時にはescキーで脱出できる。

起動している時にはタスクトレイにアイコンが常駐しているので、右クリックで設定を呼び出せる。 終了もここから可能。

VMWare Fusion上のWindowsではcontrolキーを装飾キーにするとMacとかぶってしまうので私はshiftキーに設定を変えた。
この機能はWindowsユーザには相当インパクトがあるようなので、Windowsでやってみせて周囲を驚かせるのも面白いかもしれない。






QZoomのインストーラはシンプルなので指示に従って進行するだけでいい





どこにインストールするかとかデスクトップにショートカットを作るとかそういう細かい表示が続く
最近のWindowsのインストーラの親切さはなかなかのものだと思う





スタートメニューのショートカットもご丁寧に確認





QZoomの操作はデフォではcontrol+スクロール
ここからも操作できるしここから設定に入ることもできる





ズーム倍率や操作するキーも選択できる
デフォのcontrolキーはVMware上ではMacのキーとかぶってしまうので私はshiftキーに変更した





さらにキー操作のみでズームアップももノートから操作しやすいように
alt(option)キー+fキーを割り当てた





VMWareのウインドウ上でフルスクリーンWindowsでズームアップ
これはMacのフルスクリーンキャプチャーだがMacを拡大せずにWindowsだけ拡大できる





マウスポインタに追随して拡大画面が移動するのもMacと同じ





ただMacの場合は追随のスタイルを細かく設定できて、
この「ポインタが画面の端に到達した時のみ移動」という設定が
実にプレゼン向けなのだがこの設定はQZoomにはなかった
これがあると本当に実用的になるのだが


2009 年 7 月 31 日




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Datura
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

UNIX名物のmpeg変換コマンドffmpegをGUIで操作できるフロントエンド

というアプリを前にも紹介した気がするが、このDaturaの面白いのはそのffmpegを別にダウンロードしてきてコンパイルしなくてはいけないなんてことがなくて、DaturaをダウンロードしてきたなりにそのままMacのネイティブのアプリと同じように使えるというところだと思う。

新しいところではflvなんかもサポートしていてAviをflvに変換するというようなYouTubeの準備をしているかのごとき変換も可能だ。

一部うまく動かないという報告も見受けるが、私のところでは概ね良好に動いている。
その違いはどういう条件なのかわからないが、基本UNIXのコマンドをGUIで操作しているだけなので、概ねうまく動く筈だという気がする。






Daturaのフェイスは実にシンプル
上が書き出しをコントロールするウインドウ





最初のウインドウで書き出す素材を登録したら
次に右向き三角のアイコンボタンのタブに入って
書き出し先やエンコーディングなどを指定していく
エンコーディングの種類の多さは圧巻





登録が済むと書き出しのコントロールウインドウが現れるので
後は好きなタイミングに再生ボタンをクリックすると書き出し開始





これはAviからFlvに書きだした例
デスクトップを指定したのでflvが生成されている





vlcを使ってこのflvを見てみる
ちゃんと再生された


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CCleaner
(Freeware)
Windows2000~Vista対応

Windowsのディスクの不要ファイル、レジストリなどを掃除してくれるユーティリティ。

Windowsの定期メンテナンスで、システムアクセサリのディスククリーンアップディスクでフラグなどをかけているという話を前にも書いたが、これもはなはだ心許ない気がしたのでWindowsユーザの皆さんはもっと気が利いたメンテナンスをやっているのではないかと情報を募ったところ、BBSに「AS」さんからいくつか情報をいただいた。

そのうちのひとつのこれはディスククリーンアップに代わるディスクの掃除ユーティリティで、特にレジストリの掃除機能は強力だと感じた。
ディスククリーンアップは正直テンポラリファイルなどをザクッと削除するだけで、ディスクスペースのわずかな節約にはなるがWindowsの動作を改善するというほどのものではない気がした。

CCleanerは例えばレジストリの掃除では80以上ものレジストリの問題を検出して、これを修正した。
単なるレジストリだが、Windowsの場合はそういうものを先読みする構造になっていることを考えると、数十ものレジストリを軽量化できるというのは非常に大きいと思う。

掃除する時にそのレジストリをバックアップするという機能もついている。
掃除したために不具合が起きたら復元できるようにという配慮だ。

私の場合はWincloneを使ってWindows領域全域を先にバックアップしておいて作業にかかったので、バックアップは必要なかったが、こういう機能があることは安心だ。

試してみたところ確かにシステムの動作を軽くする効果は明確にあると感じた。

「AS」様、情報ありがとうございます。






CCleanerを起動するとどういう言語で起動するか聞いてくる
Windowsではめずらしいマルチリンガルウエアということらしい





最初に「洋梨」のスプラッシュが印象的なウイザードに入る





インストールで選べるオプションはこんな感じ
「ごみ箱のコンテクストメニューにCCleanerを実行」を追加なんて便利そうだ





インストール完了して起動したのがこの状態
解析をかけると右に不要なものがリストアップされる





ここでは主にシステムキャッシュ、テンポラリーファイル、ブラウザキャッシュなどが削除される





いきなりクリーンアップ開始を押すとこういう表示
これはバンドルのディスククリーンアップとあまり変わらないのでためらわずに削除した





削除したもののリストを表示しならがプロセスは進む





面白いのはこのレジストリの保守
Windowsの場合レジストリはMacの「plist」ファイルのようにアッセンブル化されていない
それでディスクスペースを稼いでいるという面もあるがそのためにレジストリは扱いにくく
不要なゴミが溜まりやすいというデメリットもある
レジストリを掃除することはシステムのスピードアップに貢献する筈だ





レジストリ保守の前にレジストリをバックアップするプロセスが出てくる
もしこの操作で不具合が出ても復元は可能だということだ
私はWincloneでバックアップしているがそういう手段がない場合は必要な機能だと思う





バックアップはこういう形で保存





そのあとのこうしたDLLが見つからない問題指摘のタグが出る
これは解決するまで何度でもトライする





全てを選択して「全てを解決」で進行する





何回か実行するとこういう感じになる





使うことがあるのかどうかわからないがシステムの復元というような機能も見える





クリーンアップのオプションについても細かい設定が可能で
全体的には強力なユーティリティだと感じた






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