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2010 年 11 月 1 日




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<追記>先日のAdobe Flashの警告が消えないわけが分かった〜でもやっぱりそのままにしとく〜Flashいい加減なんとかしてくれ

先日こちらの記事でブラウザのプラグインの脆弱性診断サイトを紹介したところAdobeのFlashのアラートがいくらアップデートしても消えないという話を書いた。
Adobe製品が今またゼロデイ状態になっている

その原因が分かった。
Safariのプラグイン情報を見ていたらFlashが二つ入っているのに気がついた。
Adobe Flash本体とClickToFlashのふたつだった。
ClickToFlashFlashでできているというのはこのとき初めて気がついた。
またTwitterでも同様の趣旨の指摘をいただいた。
皆さん情報ありがとうございました。

それでまずClickToFlashをアップデートしてみたがどういうわけかインストールに失敗。
それで今度はClickToFlashのプラグインを削除することで再検証した。
ClickToFlashのプラグインは
~/Library/Internet Plug-Ins/ClickToFlash.webplugin
にあるのでこれをゴミ箱に移動した。

今度はビンゴで脆弱性のアラートは出なくなった。





先日の何回アップデートしてもFlashが脆弱性が残っているという警告が出る問題だが
Safariのプラグイン情報をよく見ると新しいバージョンと
古いバージョンのFlashがあることに気がついた
さらによく見ると古い方のバージョンはClickToFlashであることが分かった
このプラグイン自体がFlashをベースにして作られているということを今回初めて知った
警告に引っかかっていたのはコッチの方らしい




それでさっそくClickToFlashのステーブル版とナイトリーバージョンと
両方をダウンロードしてきてアップデートしてみることに




しかし何故かステーブルもナイトリーもインストールに失敗する
原因は不明だがどなたか情報をお持ちなら教えていただけると嬉しい




それで手動でClickToFlashの本体を削除することにした
場所は~/Library/Internet Plug-Ins/ClickToFlash.webpluginにある




これで件の診断サイトに行ってみたところ今度は「問題なし」お墨付きをいただいた

ということで一応Flashの警告が消えない問題は解決したかのような格好になったのだが、「待てよ、本当にこれでOKなの?」と心の内なるゴーストが叫ぶ。

例のAdobeのセキュリティアドバイザリの問題だ。
今現状ではAdobe製品の主力のAdobe FlashAdobe ReaderAdobe Acrobatは非常に危険度の高い脆弱性があって、しかもそのパッチは11月9日まで出ないというゼロデイ状態になっている。

診断ではOKになっていても、製造元がOKだと言っていないのでここはFlashAdobe Reader等のプラグインを削除してしまうのがやはり安全なのだが、それでは仕事上あまりにも不便だ。

それで多少問題はあるが、ClickToFlashが入った状態にしておくのと、これを削除してFlashを素通しにしておくのとどちらがよりリスクが少ないだろうかとしばらく考え込んでいた。

その結果私はClickToFlashを元に戻して、このまま使用することに決めた。

手動で外したプラグインをもとの場所に戻すだけでいい。
これは他の人にまで推奨しないし、各自自分の判断で決めてもらえばと思うのだが、私の場合ClickToFlashを踏み台にされてシステムを乗っ取られるリスクよりもFlashをそのまま素通しにしておくリスクの方がはるかに高いと思えたのでこういうことにした。

ほかにTwitterでこういう似たようなサイトも教えてもらった。
こちらの方が診断項目が多い。
Plugin Check





こちらはちょっと困ったような顔をした救急隊員(?)がトレードマークのPlugin Checkサイト
プラグインが脆弱性がある旧バージョンのままになっていないか診断してくれる




こちらの方が項目が多い
「Search」になっている項目が多いのは「自分で調べろ」ということか


ところでFlashについてはWeb屋さんから面白い話を聞いた。

Webサイトの制作の受注額はFlashを使っているかいないかで一ケタ違うそうだ。

「プレインなテキストとCSSだけでナビゲーションの混乱がないサイトを作ってくれ」
という注文をするクライアントは、webのことをよく知っているのかもしれないが、そこからはせいぜい数十万円程度の制作費しか出てこない。

しかしFlashを使うことで、この受注額は一ケタ大きくなる。
Flashを使えば派手なポップアップメニューやマウスオーバーでどんどん変化するグラフィック、ビデオのように動画をマウントできるなどの特質はwebのことをあまりよく知らない素人の企業担当者さんには受けがいいのか知れない。

「これだけすごいビジュアルを作りましたのでお代は数百万円になります」
という感じなのだろう。
web屋さん自体が「なぜFlashを使うのか」というと
「その方が見積もりの金額をつり上げることができるからだ」
と認めている。
別にアクセシビリティが上がるわけでもない。

むしろ私も含めてClickToFlashをインストールしている人達は「Flashなんかイラネ」と思っている人が多い筈だ。
私自身もClickToFlashをクリックしてFlashを表示するのは、ある種のデータ表示画面だけだ。
それ以外の大部分のサイトは邪魔でしかない。

サイトの発注者の皆さんは、自社ホームページに無駄な金をつぎ込んでないでそろそろこういうことを理解して考えた方がいいと思う。








2010 年 10 月 31 日




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外付けハードディスクから起動できる環境を整備する

メインの環境がMacBookからMacBook Proに、OSがLeopardからSnowLeopardに変わって半年以上が過ぎた。
その間放ったらかしになっていた外付けハードディスクの環境を整備した。

外付けハードディスクから起動できるようにそこにシステムをインストールしている。
常に持ち歩いている2.5インチの40GBのハードディスクにはこれまでOS10.5.8、Leopardが入っていた。
かつては外付けハードディスクから起動できるというのは重要な意味があった。

内蔵ハードディスクから起動できなくなってしまった時に、外付けハードディスクから起動できるMacの融通性の高さのおかげで何度も死線をくぐり抜けることができた。
特にOS9時代、iBookなどのPowerPC時代には、出先でシステムが起動できなくなるということを何度か経験している。

そういう時に常時使えるシステムをもうひとつ持っているということで、故障の原因を解明できるし緊急の作業をとりあえずこなすことができる。
また他人のMacの故障もこれで結構クリアしてきた。

さすがに最近のMacBook、MacBook Pro、Mac miniでは内蔵システムから起動できないということを経験したことがない。
そういう歩留まりに近いトラブルは最近の機種では滅多に起きなくなったが、それでもやはりあると安心だ。


それで古いシステムのままだと新しいハードは起動できなんじゃないかとなんとなく思い込んでいた。
あらかじめインストールされたシステムより古いバージョンは、インストールできないという原則があるからだ。
外付けハードディスクのOSのバージョンはLeopard、MacBook ProのプリインストールOSはSnowLeopard。
このままじゃバックアップなしだ・・・なんてなんとなく思い込んでいた。

でもそれは思い違いだった。
というか、昔はそういうことをちゃんと知っていたのだが、最近はバージョン違いのシステムをいじることなんかずっとなかったので忘れていた。
外付けハードディスクからならプリインストールされたシステムより古いバージョンでも起動できる。(古さには限度はあるが)

今回もSnowLeopardプリインストールのMacBook ProがLeopardから起動できた。

でもまあ以前は仕事柄Leopardのサポートをしなくてはいけなかったので、Leopardのシステムをひとつ持っておかなくてはいけないという事情があったが、今はそういうことから解放されたのでもうSnowLeopardに統一することにした。





久しぶりに開いてみたLeopardのデスクトップ
他人から見たらあまり代り映えせんじゃないかと思うかもしれないが
個人的には「あの頃はこうだったよなぁ」という特徴がいくつかある
でもここは冷徹に初期化して新しいシステムをインストールした

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Adobe製品が今またゼロデイ状態になっている

10/29のニュースではAdobeはAdobe ReaderAdobe AcrobatAdobe Flash PlayerのWindows版、Mac版、UNIX版に深刻な脆弱性が発見されたと発表している。

この脆弱性を利用すると、攻撃者はシステムをクラッシュさせたり乗っ取ったりすることが可能だということだ。

この脆弱性のパッチは11/9に発表される予定だという。

さあどうする?
とりあえずシステム管理者はAdobe製品をインストールしているパソコンでやたらネットを徘徊するなというおふれを会社で出さないと仕方ない感じでしょうな。
それじゃ仕事にならんという反論は当然あるだろうから、
「顧客情報、個人情報等を扱うセクションのPCのwebヘの接続を制限する」
というような消極的なおふれにして、それ以外の人たちはゼロデイ攻撃に晒されるままにしないとしょうがないという後退を余儀なくされるかもしれない。
自分がそういう立場でなくて本当によかったと思う。

もうメインブラウザからFlashAdobe Readerのプラグインを外そうかなと今本気で思い始めている。

FlashやPDFがブラウザでみられなくて困ることって、実はそんなにないことも最近分かって来ているし。
勿論仕事では困るのだが、仕事用の環境はVMWareに閉じ込めてしまえばいいのだと最近思い始めているし。
メインのMacの環境さえ安全ならあとはどうでもいいと思っている。

Twitterでこの情報をチェックしていたら、こういうサイトを教えてもらった。
Qualys BrowserCheck

ここにアクセスしてスキャンをかけてもらうと、接続しているブラウザのプラグインのバージョンを確認、安全性を確認してくれる。

早速やってみた結果は下のキャプチャー通り。

これをみてますますAdobeを外したいと思っているわけだ。





上記リンクに接続して「Scan Now」ボタンをチェックしてみたところ
「2つのセキュリティ上の問題が見つかった」という警告が出た




Adobe FlashMicrosoft Silverlightのふたつが問題だという




早速このふたつをアップデートをかけた




しかしAdobe Flashだけは最新版にアップデートしてもアラートが消えない
上記の問題と関係があるのかないのかは分からない
11/9になってみればその原因が分かると思うが
そういうことを気にしなくてもいいようにAdobeを
外してしまうという選択肢もあると思い始めている


2010 年 10 月 30 日


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Boonana Removal Tool
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

Macを狙ってSNSを中心にバラまかれているという「風評」のKoobfaceワームを駆除する専用アプリ。

Koobfaceワームについてはこちらのインテゴのサイトで警告されている。
The Mac Security Blog Intego Security Memo- Trojan Horse OSX-Koobface.A Affects Mac OS X Mac

Mac OS Xを標的にしたKoobfaceワーム、Facebookなどに出回る-CNET Japan

情報元がインテゴのみというのが例によって確度いまいちで、本当にそんなものが流通しているのかは不明だし、リンク先の記事でも
「Koobfaceの背後にいるハッカーは現在、被害者人口を拡大すべく、Mac版を手直ししている最中だと警告している」
とまた例によってビミョーな書き方をしている。
インテゴというと私などはmp3genのから騒ぎを思い出してしまうわけで、またインテゴが一人で騒いでいるだけなんじゃないかと疑いの目を持って見てしまう。

問題のKoobfaceもJavaを活動環境にしている以上、そのターゲットは当然WindowsだけではなくMacもUNIXも、JavaRuntimeが動くすべての環境をターゲットにしているわけで、格別Macを狙ったのかどうかは疑問が残る。

それはともかく、そういう脅威があることは本当らしいので、それに専用に対処する駆除ソフトがMacScanの配付元から発表された。
とりあえずそういうものに感染していないかチェックすることはできる。

これからはFacebookやTwitter等の環境は狙われることになるだろうから、こういうものに関心を持つことは無意味ではない。

因にこれまでのKoobfaceはFlashのアップデートを偽装して
Flashをアップデートする必要があります。インストールしてください」
という表示でユーザにインストールさせるようなつくりだった。
ユーザが自分でクリックしないと感染しないという意味では脅威は低いのだが、AdobeのFlashというセキュリティグダグダのソフトを偽装するところが厭らしい。

Flashのアップデート表示を見るとついインストールをクリックしてしまうので、これは上級者でも引っかかる可能性がある。
そういう意味では、Macの脆弱性というよりもAdobeの脆弱性をなんとかして欲しいという感じだ。
Adobeについては今現在もゼロデイ状態なので、これについては後日また書く。





使い方は簡単で、起動して右下の「Scan」ボタンをクリックするだけだ
あとは自動的に自体は進行する




これは「検出されなかった」という表示

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VMWare Fusion上のWindowsXPが異常に重くなるのを解決した」と思っていたが今度こそ解消した?

先日こういう記事を書いていた。
VMWare Fusion上のWindowsXPが異常に重くなるのを解決した」と思っていたがまだ解決していなかった〜『ネットワークプリンターに繋ぐ仮想化Winの設定』の捕足

VMWare Fusion上のWindowsXPが最近にわかに重くなって、いろいろ手を尽くしてみるのだが、なかなか効果が持続しない。

それで今度こそと試してみているのはVMWare Fusionからインストールされる「VMWare Tools」を再インストールする方法だ。

これは劇的に効果があった。
次回再起動するとWindowsXPはネイティブに近い軽さで起動する。
VMWare FusionとWindowsXPを起動している間もSafariが異常に重くなったりは少しするが、そのまま数十分も動かなくなるなんてこともない。

メデタシメデタシ・・・
とはいかなくて何回か起動しているとまただんだんVMWare Fusionが重くなってきてWindowsXPを起動するとSafariがしばらく動かなくなってしまったりする。
この現象はLinuxやHAIKU OSでは起きない。
Windowsのみの現象だ。

それでVMWare FusionからVMWare Toolsを今度が修復ではなく完全に新規インストールしてみた。
しばらく快調に動いている。
しかし時々重くなる。
イマココ。
このループになっていく予感。

とにかくVMWare Toolsが起動が異常に遅くなったりする問題に関係しているようなので、これだけはメモとして書いておく。





Windowsを起動してVMWare Fusionの側の
「仮想マシン」メニューから「VMWare Toolsをインストール」を選択する
前回は「修復する」にチェックを入れたがまた問題が再発したので
今度は「変更」にチェックを入れて新規でインストールし直した




Windowsは軽快に起動するようになった
しかし時々へそを曲げる
そのうちまた元に戻るかも


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「日本シリーズ中継がないぞ」で思ったこと

野球の日本シリーズは1戦、2戦は地上波で中継されないということが割とつい最近まで伏せられていたけども判明して、ちょっと驚いてしまった。

野球については長期低落傾向はずっと前からいわれていて、野球というゲームの性格上6時から9時まで中継番組を編成していても、ゲームが9時きっかりに終わることはよほど一方的なゲームでない限りない。
それで放送延長をしないといけないのだが、試合が終わるまで何時でも延長して全部見せるという腰の据わった編成を地上波がしなくなって結構時間が経つ。

大抵は30分延長の9時半になったら試合途中だろうが、バツッと斬られる。
最近は30分延長もなくて9時からのドラマの方が大事だから9時きっかりに終わってしまうことも多い。
そしてついに日本シリーズをどこも地上波が放送しないという話になってくる。

「野球はもはや国民的スポーツではない、巨人大鵬卵焼きの時代は終わった」
という文化論に持っていくことはできる。
しかし埼玉レッズの人から聞いた話だが、巨人阪神戦の中継料で全国から金をかき集めていたビジネスモデルが破綻しただけで、地方のスポーツ興業はむしろ逆に盛り上がっているという事実もある。
Jリーグがそうだし、札幌日ハムや東北楽天などの成功がその事例だ。

でも野球の凋落も事実としてある。
今の子供達に野球のルールを説明するのは大変だ。
「今打ったのになんでダメなの?」
「野球はねフィールドの中に球が入らないとすべてファールと判定されるんだよ」

まずここから説明しないといけない。
今の若い子から見たら、サッカーよりも野球の方がはるかにルールは複雑で分かりにくいということらしい。

ルールが分からないスポーツには当然興味が湧かない。
以前イギリスに仕事で行った時に、イギリス人が見事に野球に関しては無関心だったことに逆に感心した。
すごく日本通のイギリス人だったけど、
「イチローはすごいですね」
と水を向けると
「イチローは何をする人ですか?サッカー選手ですか?」
と言っていた。
イギリス人から見たら野球なんてそんなもんらしい。
イギリス人が熱中するスポーツはサッカーとラグビーで、球を蹴って向かい側の枠に入れる、球を持って向こう側ラインに走り込む、それだけのルールのゲームの方が打って走ってタッチされないように判断しないといけない複雑なゲームより分かりやすいということらしい。
五輪競技から外されるのも仕方がないということか。


名古屋球場の客の入りはどうなのかな。
実際東京や大阪の都府民の名古屋に関する関心は非常に低いので、カードが中日ロッテの組み合わせに決定した段階でもう興味は失われてしまった。
千葉ロッテは首都圏といえないこともないが、やはり関心の外だ。
地元には熱狂的なファンはいるが、西東京ではもう外国の出来事みたいに見えているだろう。

でも千葉は関西出身者が多いから、交流戦のロッテ阪神戦は盛り上がるんだけどね。
この組み合わせの時だけは右翼スタンドも左翼スタンドも満席になる。
関西系2世千葉人とネーティブ千葉人がローカリティをかけて応援合戦をする様は見ていて楽しい。

そんなこんなで、今日も日本シリーズの中継はBSのみになる。
かつての巨人人気のように一つのチームが全国的な興業をになう時代はもう終わったんだろうけど、じゃ スポーツはこれからマニアックな娯楽になっていくのかな。



2010 年 10 月 29 日




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Google Android OS搭載のiPhone/iPadそっくりさんNTTドコモのGalaxyシリーズが昨日発売された

まずは写真を見てもらいたい。
個人的な事情で実は一足早く、今月初めにこの端末をいじってきた。その時に写真も入手していたのだがやはり発売になってから使おうと思い今まで触れないでいた。

形はiPhone3GSあたり、iPadにそっくりで形だけでなく指先でスクロールすると加速して画面が左右に切り替わる動きとか、中に仕込まれたアプリのメニューとかもうそっくりだ。
Made In KoreaのiPhone、iPadと思ってほぼ間違いない。

どこがいっしょかをいうよりもどこが違うかを言った方が速い。

まずiPhoneそっくりの
GALAXY S
はGoogleの純正Android OSを搭載しているので、面倒な設定の必要なしにデフォルトでカレンダーがGoogleカレンダーに同期する。
その他メールもGMailと同期するのは簡単だ。
ここらがひと手間必要なiPhoneより簡単だと思われる。

ピクセル数で高画質を実現したiPhone4Gに対してGALAXYの方は有機EL液晶で画面の美しさを確保している。
フルハイビジョンビデオを鮮明に再生するデモは確かに美しかった。

それとGALAXYはFlashをプラグインされている。
なのでwebのFlashを使ったサイトも問題なく表示できる。

違いといったら、そんなところかなぁ。
あとドコモの端末なので一部のiモードサービスを使えるとか(一部だけだが)、ドコモのケータイメールアカウントやケータイ番号をそのまま使えるとかそんなところがメリットかもしれない。





GALAXY Sの3面の姿
iPhone4のような角張ったデザインではなく
3の丸っこいデザインを踏襲している




液晶はハイビジョン動画の再生ではさすがにきれいだと思ったが
そういう用途で使うことがどれくらいあるかは疑問を感じた
さすがの太っ腹ドコモも定額制でHD動画をガンガンダウンロードさせてくれるとは思えない
操作画面は映っていないが下に4ボタンある方式

あとiPhoneで制限されて要望が多かったテザリング(パソコンにつないで無線電話モデム化する機能)は結局ドコモでも却下された。
これが使えたらインパクトがあったかもしれないが、さすがのドコモもそこまでインフラタダ乗りを許してまでソフトバンクを蹴落とすまでは踏ん切れなかったということか。

まぁ、iPhoneを解約してこれに乗り換える理由は、ソフトバンクよりもドコモの方が電波は安定しているからというところくらいかな。
私は特に不自由を感じていないので、乗り換える予定はない。

でもこれからスマートフォンを購入しようという人なら大いに迷うところだと思う。
ドコモの山田社長の「iPhoneと充分競合できる力はある」という言葉は説得力があると思う。


もうひとつの
GALAXY Tab
の方はiPadのそっくりさんで、機能的にもほぼ同じ。

これも違うところに絞っていうなら、iPadでは追加されなかった、通話機能がついている。
これを耳に当ててモシモシハイハイをやる人はいないかもしれないが、テレビ電話の実現には半歩近づいたかもしれない。
でもこれもドコモへの配慮で通信は音声のみになる筈だ。
必要かどうかはビミョー。

もうひとつの特徴はiPadよりも一回り小さいというところ。
これはiPadについて要望が多かったところで、さすがサムスン、タダの猿真似ではなくiPhone、iPadをよく研究していて、どこに不満が多いかというポイントを押さえている。

発表の日のデモでも
「背広の内ポケットに入る大きさ」
を強調していた。





GALAXY TabはiPadそのもの
機能も全く同じで違いは通話機能があること




もう一点注目なのはこの大きさ
ビジネスユースには正直iPadよりも使いやすい場面もあるかもしれない

iPhoneの販売契約を逃したドコモにとって、逃した魚は大きかったのは本日発表されたキャリア各社の中間決算で鮮明になった。
iPhone景気で好調のソフトバンク、エクスペリアでぼちぼち堅実なdocomo、スマートフォンに完全に乗り遅れて厳しい数字を発表したKDDI/au。
もうキャリア各社はスマートフォンを外して戦略を構築するのは不可能だ。

これからiPhone、iPadそっくりさんの端末はどんどん出てくるだろう。

というよりもMacをマネすることで世界を征服したマイクロソフトのWindowsのように、iPhoneなどのApple製品をいかに精巧にマネするかでこれからのスマートフォンの死命が変わってくるかもしれない。

でも前にも書いた通り、これからは情報端末はどんどん姿を変えていくと思う。
マネは所詮マネに過ぎないんじゃないかなぁ・・・


2010 年 10 月 28 日




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iTunes_afplay
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

音声ファイルを再生するコマンドafplayとiTunesを同期するスクリプト集。

iTunesで曲を選択して、Play_Syncを起動するとiTunesもその曲を再生してただしボリュームは自動的にゼロになる。そのバックヤードでコマンドが曲を再生する仕組み。

リソースの無駄遣いという感じもするが、これを使うメリットはサブフォルダに入っている「afplayオプション_q1」の方で、現象としてiTunesよりも音質がいい場合があるそうだ。
ただし作者さんも
「それが、なぜ音に影響するのかは不明ですが、実際に聴き比べた上で、変わらないと感じればそのまま、変わると感じたらお好みで設定して下さい。」
と書いておられるように、必ず音質向上を保証するものでもないので自分の耳を信じて、この方が音質がいいと思えば使用すればいいと思う。





最初に起動すると「QuickTimePlayerはどこかと聞いてくる
リストから指定してやる




例えばPlay_Syncを起動すると・・・




iTunesが起動して再生しているかのような動作をするが
ボリュームがゼロになっていることに注目
iTunesを同期しないオプションも用意されている
ドックなどにストップ、早送りスクリプトと並べて登録して使うのがいい



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Google Chrome for Linux正式版
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 WindowsXP~7対応
Linux対応

先日紹介したGoogle ChromeのMac正式バージョンだが、同時にLinux版も正式版がアナウンスされている。

さっそくVMWare Fusion上のUbuntuにインストールしてみた。
なおサイトには対応リビジョンはUbuntu、Fedora、DebianとOpenSUSEが掲げられていたが、他のLinuxでもインストールは可能らしい。

それにしてもインストールの手順も簡単になったものだと思う。
以下その方法を紹介する。





上記リンクのGoogle Chromeのページに行くと
サイト側でOSを識別してLinuxのダウンロードページに誘導される
ここでダウンロードしたファイルをどうするかを選択できる
リポジトリに登録しないで自分でmakeすることも可能だが
いまどきのにわかリナクサはそんな面倒なことはしないのだ




デフォの設定のままならリポジトリに登録されるだけでなく
パッケージインストーラが起動してインストールするか聞いてくる
右上のインストールボタンをクリックするだけの操作性も他のGUIと変わりない




インストールにはrootのパスワードを要求される
UNIXクローンなら当然ではあるが




あとはインストールの進行を眺めているだけ
コマンドなんか一行も打たずに進行する




パッケージインストーラが完了すると再起動しなくても
もうアプリケーションのプルダウンの中にGoogle Chromeが見えている




早速起動してみる
起動する時に「デフォルトブラウザに設定するかどうか」
を聞いてくるのがちょっとウザイかも




起動した時の絵ヅラはMacやWindowsとほぼ同じ




例によって表示も軽快で当サイトのアプリのページを
「日本語に翻訳するか?」と聞いてきたのもMacやWindowsと同じ動作だった




因にWindowsバージョンの最新版もチェックしてみた
2010年10月現在で7.051ちょぼちょぼあたりが最新バージョンだ



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Real Mirror
(Freeware, via App Store)

FaceTimeカメラを内蔵するiPhone、iPod Touchを手鏡に変えてしまうアプリ。

要はカメラで自分の顔を映しているだけというシンプルなアプリなのだが、一つ目のミソは左右が反転していること。
これは元々のFaceTimeの特性だからこれをそのまま利用した鏡アプリは、結構たくさんある。

ふたつ目のミソはそれにズーム機能をつけたこと。
顔を映すだけでなく「鼻毛が出てないか?」気になる人には便利な機能だ。

3つ目のミソはアプリのデザインがガーリィだということかな。
こういうアプリを使うのはオッサンではないと思うし、額縁とかつけてるアプリをよく見かけるが、ガール達はそういう余計なリアリティよりもズームバーや設定画面がピンクで可愛いとかそういうことを重視する筈だ。

そしてガールズに受けそうな特性がもうひとつ、タダなんですわ。





そのスクリーンキャプチャーを撮ればこんな感じ




これじゃよくわからんので作者サイトの画像を借りてきた
要するにこういう使い方をするアプリだ




他の鏡アプリにはない強力なズーム機能
これのおかげで口紅がはみ出してないかとか
鼻毛が出てないかとか細かいタッチアップが可能になる




設定には左右反転をしないとか上下を反転するとか
どういう時に役に立つのか分からない項目が
でもこの雰囲気はガーリィですわな

2010 年 10 月 27 日




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TimeTools 1.1.1
(Shareware, via App Store)

プロユースのストップウォッチ、時間計算電卓iPhoneアプリ。

最近ちょっと必要があって、時間計算できる電卓を探していた。
◯時◯分◯秒◯フレームまであるタイムコードをいくつも足したり引いたりしないといけない仕事が回ってきそうなので、筆算で対応できるか練習していたのだが、自分の計算能力に心許ないものを感じてしまったので、やはり機械力を使って検算できるものを持つ必要があると判断した。

ところがちょっとしたタイマーアプリや時間計算アプリはたくさんあるのだが、そういう業務用に使えるようなアプリがなかなかないと思っていたら、なんとニッポン放送からそういうアプリが販売されていた。
価格も450円でTKさんが使っている電卓付きストップウォッチを買うことを考えたら、はるかに安い。

しかも機能的にはTKさんの電卓付きストップウォッチにヒケをとらない。
金銭的には厳しい時期ではあるのだが、ここは迷わず購入することにした。
その内容は以下の通りだ。





このTimeToolsの目玉機能がこのタイマー付き時間電卓
時、分、秒単位の時間計算の結果は下の段に出る
それを矢印キーをタップして中段に持っていくとその時間のタイマーにできる
一番上の時間はリアルタイム(今現在の時間)
時間計算をしながらタイムリミットも
気にしなくてはいけない追っかけ生に対応している




メニューバーの真ん中をタップすると2針式のストップウォッチになる
真ん中をタップするとスタートストップ、下のスプリットボタンを
タップするとスプリット針を止めたりリセットしたりできる
数字式カウンターを表示するのは左下のカウンターボタン
TKさんが使うような本格的なストップウォッチだ




右上のボタンをタップすると6秒計のストップウォッチになる
こちらの方は主にアニメ業界の方がお使いになるそうで
私は使ったことがないので使い方もなぜこれが必要なのかもよくわからない
業界ごとにそれぞれに事情というのはあるみたいだ




こちらはフレーム変換計算機
といっても放送や映像業界以外の方は分かりにくいかもしれないが
欧州規格の24フレーム、日米規格の30フレーム、
その放送用のうるう秒織り込み済みのドロップフレームと
ビデオパッケージ向けのうるう秒を織り込んでいないノンドロップフレームなどを換算する




フレームレイトの切り替えで換算するという画期的な仕組み

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星になった土井さんの工具箱を追跡するGoogleサービス

国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」をセットアップして、実用にしたJAXAの宇宙飛行士、土井隆雄さんのスペースシャトルでのフライトは、「はやぶさ」ほど注目を集めなかった気がするが業績としてはヒケをとらないと思っている。
少なくともロシア製のロケットをそのまま購入して飛ばして「宇宙開発に成功した」なんて宣言する国よりははるかに高い水準だと思う。
ましてやロシア相手に訴訟を起こしている国まであったりして。

輝かしい業績なんだけど、土井さんミッション中にちょっとポカもやってしまって、工具箱を素っ飛ばしてしまった。
その様はしっかりYouTubeに上げられていたりして、しかもその工具箱が星空を飛んでいくところも観測されている。
その様はこちらのページで見ることができる。
宇宙飛行士が宇宙空間で工具入れを紛失した瞬間と、地上から撮影された工具入れの映像-ビタミンDX

笑い事ではなくて、60年代には米ソの宇宙船がいろんなものを船外投棄したせいで、人工衛星や宇宙船とこうしたゴミが衝突する確率は無視できないまでに上がって来ている。
それで今ではこういうゴミは可能な限り出さないという原則になっているらしい。

それもそのはずで、スパナがもし衛星軌道上で衝突すればスペースシャトルくらいの規模の宇宙船はバラバラになるくらいのダメージを受ける。お互いの相対速度が音速の数倍から数十倍ということになると、そのダメージは馬鹿にできない。

それでこういうサービスも用意されている。
これは土井さんの工具箱の現在位置を表示するGoogleページ。
LIVE REAL TIME SATELLITE TRACKING AND PREDICTIONS

これは前からあった「人工衛星の軌道を表示するGoogleサービス」なのだが、誰かが「土井さんの工具箱」を設定したらしい。

たまたま今日いろいろ調べ物をしていて気がついたのだが、ちょっと笑ってしまった。





これが土井さんの工具箱の現在位置だ!
日本列島の東海上を北東に飛行してカムチャツカ沖に達している
数十分周期で少しずつ経度をずらしながら地球を回っている


2010 年 10 月 26 日




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Google Chrome for Mac正式版
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 WindowsXP~7対応
Linux対応

Web kitをエンジンにしたGoogle製の高速ブラウザのやっと出たMac正式版。

Windows版はかなり前に正式バージョンになっていたし、Mac版も近日中にリリースされるというお知らせからかなり経ってもなかなか出なかった。
そうこうしているうちに、開発者バージョンがダウンロードできるページが話題になってそういうところにリンクを張ってもいいものだろうかなんて議論になったりもしたけど、ずっとそこでダウンロードは可能だしもう皆Mac版の開発者バージョンがあることは周知という状態が長く続いていた。

つい最近このページでも「もうほぼ完成したように見えるのにどうしていつまでも開発者バージョンなんだろうか」と紹介した数日後に正式バージョンが出たというアナウンスがあった。

これでMacもLinuxもWindowsも出そろったということだ。

内容的にはこれまで紹介してきたところとほぼ同じみたい。

次はChromeOSかな。





正式版になったとたんに「今までのプロフィールは使えない」とのこと
ブックマークは引き継いでいるようだし別に問題はないのだが




前回も紹介した通り自動翻訳機能も快調に動いている
当サイトのアプリの目次ページを日本語に翻訳してくれた
サファリ、オペラがカタカナになっているのがオモロいが
なっていないのは固有名詞として認識しているということだろうか?


2010 年 10 月 24 日




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FaceTime for Mac
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応

iPhoneやiPod Touch、iPad相手、あるいはMac同士でビデオフォン通話ができるFaceTimeのMac版アプリ。

というのが発表即ベータ版のダウンロードが可能になっているので早速試してみた。
iPhoneのFaceTime機能があるのは知っていたが、iPhone4あるいは新iPod Touch同士でないと試せないため今までいじっていなかった。(カメラ内蔵がやはり動作に必須なため)

このFaceTimeのMac版が出たため例えばiPhoneとMacでビデオ通話できるようになった。

動作の必須条件はカメラ内蔵の他にMacではOS10.6SnowLeopard以上、接続は無線LAN(Mac側は有線LANも可)ということになる。
iPhone側も無線LANに接続している必要があり、3Gで接続できている場合でも送受信はできない。
その場合は「不在受信」の履歴が残り、次回無線LANに繋がった時に「受信履歴」をアラートで知らせる。

まあ要するにテレビ電話なのだが、待ち受けのために常にアプリを起動しっ放しにしておかなくても良い。
受信したらFaceTimeを起動するdaemonが常駐しており、ログインしている有効なアカウントに電話がかかってくると自動的にFaceTimeを起動して、
「受信するか?」
と聞いてくる。
もちろんdaemonを停止させる設定も用意されている。

フルスクリーン表示も可能だしweb+LANの接続環境を使っているので、電話料金がどんどん跳ね上がることもない筈だ。
(本当は低レートの画質なら3Gでも接続できる筈だが、ソフトバンクなどのキャリアに配慮してWAN経由のみの接続に限定したのだろうと思われる。iPhone相手に使うなら3G接続を選択できるようにして欲しかった気はする)

設定にはAppleIDが必要で自宅にいくつかあるMacやiPhoneなどのiデバイスにそれぞれ個別のアカウントを割り当てるにはAppleIDがそれだけ必要ということになる。
ここが煩わしいところだが
How to use FaceTIme on multiple Macs and iDevices with the same Apple ID
というTipsをTwitterで発見。

GMailのアカウントを使うとメールアドレスをいくつも作らなくてもすむ。
例えば
username@gmail.com
というメールアドレスを持っているなら、
username+iphone@gmail.com
とか
username+macmini@gmail.com
というようなメールアドレスがIDアカウントとして使える。
AppleIDには結局登録しなくてはいけないのだが、必ず確認のメールを受け取って確認ページに行かないといけないので、いちいちメールアドレスを作らなくても良い。
この+◯◯というメールアドレスに送信された確認メールはすべて
username@gmail.com
に転送される。

AppleIDを登録しないといけないのは同じだが、同じパスワード、同じアカウントでいけるので多少楽だ。

以下設定と送受信の手順を。


<設定編>




FaceTimeのMac版を起動すると最初にAppleIDとパスワード入力を要求される
IDを持っているならそれをないなら新規で作成する




このメールアドレスを着信に使うかという確認画面
右上の「次」ボタンをクリックすると確認メールが登録したアドレスに送られてくる




登録したメールアドレスに確認メールが来るのでそのリンクに飛ぶ




飛んだ先のAppleのID確認ページにIDとパスワード入力を入力する
なおこのスタイルが新たなフィッシングのネタになりそうな悪寒がするので
IDはApple Storeの決済をしているIDとは分けることをお勧めする




ログインに成功するとすぐにアドレス帳のリストを読み込む
電話番号やメールアドレスがそのまま見えている筈だ
ただし一般の電話やケータイにかけることはできない
FaceTimeに登録されたアカウントだけにかけることができる


<MacからiPhoneにかける編>





住所録から自分のiPhoneに電話をかけてみる
自分のiPhoneのケータイ番号を選択する




ウインドウの上のバーに「接続中の表示」が現れる




するとiPhoneのFaceTimeが起動して着信を知らせてくれる
アドレス帳にある人なら誰からの着信かを表示してくれる
「受け入れる」ボタンをタップして接続する




接続に成功するとこういうPiP画面になる
相手の顔の隅に小さく自分の顔が見える
ここいらのインターフェイスは電話とかなり近い




発信側のMacもこういう表示になってお互いに顔を見ながら
話ができるビデオフォン(テレビ電話)が成立する




この通信がどういう経路を使っているのか実験してみた
まず試しに3Gの接続をオフにしてみる
しかしiPhoneが無線LANに繋がっているなら問題なく接続できる




次に3G接続を元に戻して無線LAN接続を切ってみる
今度はFaceTimeの接続はできなかった
電話の経路を使わずに無線LANなどから
webの経路だけを使って通信しているようだ


<iPhoneからMacにかける編>





今度はiPhoneからMacにかけてみる
連絡先アプリから先ほどMacで登録したメールアドレスのアカウントを開く
右下の「FaceTime」ボタンをタップする




相手が電話番号、メールアドレスなどを複数持っている場合は
FaceTimeに登録されたものを選ぶ
カメラアイコンがついているのが接続可能なアカウント




iPhone側から電話がかかってくるとMac側の
FaceTimeを終了していても自動的に起動してきて着信を知らせてくれる
上には発信者の表示、下には「受け付ける」「拒否」のボタンがある
着信を受け入れる場合は「受け付ける」ボタンをクリック




接続に成功するとiPhone側も同じようにこういう画面になる
iPhoneを横にすればこのように横長画面で接続できるので
Macが相手の時はこの方がいいかも




電話を切る時は画面をタップするとこの操作パネルが出てくるので「終了」をタップ
またマイクを一時的にオフにしたりMacでフルスクリーン表示にすることもできる




Mac側がログインしていない、あるいはネット接続できない、
あるいは「拒否」ボタンをクリックした場合はこういう表示になる




接続できない状態の時に着信すると履歴が残る
iPhoneの場合3G接続だけでは受信できない
次回無線LAN接続した時にまとめて履歴を受け取り着信を知らせてくれる


<Macにそれぞれ電話アドレスを割り振る編>





webカムなどが接続されていない、あるいはカメラ内蔵でないMacに
FaceTimeをインストールして起動するとこういう表示
まずカメラの環境を整備することから始めよう




一つのメールアカウントで複数のMacやiPhone等のデバイスに
アドレスを割り振るにはGMailアカウントを使う
他のアドレスを使っているならまずそこからサインアウトしておく




まず最初のGMailアドレスを登録する
このGMailアドレスでAppleIDを登録しておく
手順は一番最初の設定と同じ




2代目のMacにはGMailアドレスの@の前に+◯◯というアドレスを追加する
+imacでも+macminiでも何でもいい
GMailの場合このアドレスはすべて最初に登録したアドレスに
転送されるのでデバイスごとにメールアカウントを作る必要はない
こうして登録アカウントがダブらないように一台ずつ設定していく




このアドレスの認証がメールに来るのであとは最初の手順と同じ




あとは何台Macがあっても同じ手順送り返しでOK
Mac同士でもテレビ電話ができる
なおiPhoneはユーザのケータイ番号、iPod Touchは
ユーザのメールアドレスで固定ということらしい




本文とはカンケーありません
真夜中の合わせ鏡をiPhoneとMacBook Proでやってみただけ
背面のカメラにテレビ電話中に切り替えることができるので
いろいろ面白い遊びができそうな気がする


2010 年 10 月 23 日




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歴史ある事業が終わっていく不思議〜カセットウォークマン・パソコン

世間はiOSに寄り添うようにMacが進化しハジメタだの、iPhoneとドコモのGalaxy、auのAndroidケータイがガップリよつで取っ組み合いをハジメタダのというニュースが飛び交っている最中に、今日たまたまふたつの感慨深いニュースが入ってきた。

そのうちの一つがこれで、ソニーがついにカセットウォークマンの生産を終了するそうだ。

「カセット」ウォークマン販売終了 30年の歴史に幕  (産経新聞) - Yahoo!ニュース

ソニーは勿論ウォークマンの開発と生産は今後とも継続するのだが、カセットウォークマンに関しては国内では販売もサポートも打ち切りということらしい。
海外については生産を細々続けるそうだ。
このニュースはむしろ「まだ作ってたんだ!」という方が驚きかな。

写真の初代ウォークマンは懐かしいなぁ。
当時の感覚では、ウォークマンは今のiPhoneよりもはるかに価格が高かった記憶がある。
まだ学生だった私には手が出なかった。
社会人になってやっと2代目か3代目あたりのウォークマンを手に入れたのだが、これが電池をものすごく消費した。
通勤の間に聞くと自宅と会社の間を1往復半で単3電池2本か3本(こんな半端だった気がする)が上がってしまった。
だから鞄に常に予備の電池を入れていたのを思い出した。

ソニーはまだウォークマンの継続はするが、こちらは完全終了のニュースだ。
シャープ、パソコンの生産中止 - MSN産経ニュース

多分若い人達にはシャープというと液晶テレビやソーラー発電、Aquosケータイのイメージしかないだろうけど、古いパソコンマニアならBASIC全盛の頃に8ビットパソコンが登場した時代にはセイコー、日立と並んでパソコンメーカーとして記憶に残っていると思う。
後はちょっと遅れてNECかな。

このうちセイコーと日立はもうパソコンから撤退してしまったが、ついにシャープも撤退ということで群雄割拠時代のメンバーはほぼ退場してしまったという感慨かな。
でも最近本当にメビウスって見ないというか、通っている歯医者さんがメビウスのラップトップを使っているのを見て
「珍しいな」
と思ったくらいだから、やっぱり最近は売れてなかったんだろうな。

90年代にWindowsはクライアントPCの世界では勝者となり、MacOSをはじめ他のOSをほぼ駆逐してしまって
「Wintel陣営の完全勝利」
等と言っていた。
確かにWindowsとintelは勝利したが、パソコンベンダーはIBM、DEC、コンパックを始め次々と消えていってしまった。
国内でも上記の通りだ。

(EndeavorはEPSONだし精工舎とは流れが違うんじゃないかと理解しているが、どうでしょ?どちらにしてもセイコーEPSONがパソコン作っているなんてことも知らない人が大部分なんじゃないかな)

オチはありません。
なんとなくいろいろ終わってしまうんだなぁという感慨だけです。


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Bluetooth Switch
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

無線デバイスとの接続に普及してきたBluetoothのオンオフをコントロールしたり状態を表示するダッシュボードウィジェット。

Bluetoothはマウスもキーボードも無線で接続できたりケータイやイヤフォンマイクなどの無線デバイスを利用できるのが便利なんだけど、外出する時にはオフにしておいた方が良い。
それでオンオフの状態を表示して、コントロールもできるとなるとメニューバーアイコンにBluetoothマークを出してそういう機能を実現できる。

けどもメニューバーというのは常に混雑している。
私は結構メニューエクストラを愛用するので、メニューバーのスペースは少しでも節約したい。
それでBluetoothの表示とオンオフをダッシュボードに持ってきたのは、ちょっとしたアイデアだと思う。

このウィジェットは以前にここで紹介したFirewall Switchの姉妹品だ。
Bluetoothデバイスを愛用している人は使えると思う。





Bluetoothがオンの時はこんな表示
このアイコンをクリックすると・・・




こういう表示になってBluetoothはオフになる
もう一度クリックすると最初の表示に戻ってオンになる
ダッシュボードでBluetoothの操作が可能になる



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そりゃないぜニッケーさんよ

日経電子版のiPhoneアプリ版が出たというお知らせが来たので早速試してみたのだが、どういうわけか無料会員はログインできないようになっている。

Web版では導入記事は無料会員でも読めるようになっているのに、iPhoneでは完全に全て有料ということらしい。
アプリを無料で提供しているんだからイイダロということなのかな?

iPhone・iPadに関しては日本の出版は完全にこちらの方向らしい。
つまり専用のビュワを無料で配布してコンテンツは全て有料という方向だ。
しかし読みたいものが多くなればiPhoneの中はビュワだらけになってしまう。Macのようにいくつでも無制限にアプリを入れられるなら良いが、そんなにビュワばかりも入れていられないということになると電子書籍同士でどこが残ってどこが落ちるかということになっていく。

でもWebで導入記事を無料で見せているなら、iphoneでもそうして欲しかったなぁ。
ブラウザでも見られるから良いともいえるけどweb刊はブラウザで見るとすごく重たいし。
サンケーみたいに全部タダにしろとはいわないけど、有料会員でないとログインできないってのはどうなんだろう?





web刊が出たのでさっそくログイン・・・




ところが有料会員でないとログインできないんだとか
有料会員になれば良いんだけどiPhoneだけこの差別は何?



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Mighty Monitor
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

MightyMouseなどのBluetoothデバイスのバッテリの残量を表示するダッシュボードウィジェット。

Bluetoothの無線デバイスは最近種類を増やし始めている。
Mouseもそうだし、キーボードもトラックパッドも無線バージョンが出てきている。
机の上はケーブルだらけの鬱陶しい様子だったのが、スッキリしてきたのは良いことだ。

アナログラジオフリーケンシーの無線マウスには手を焼かされたが、Bluetoothになってから無線が落ちることもなくなったし電池もやたら消耗しなくなった。
でもやはりバッテリーの残量は気になる。
無線デバイスのバッテリ残量はシステム環境設定で確認できるが、いちいちそういうものを開かなくてもワンキーで開くダッシュボードで表示してくれた方が確かに便利だ。

最大3つのデバイスまで表示できる。
表示もゲージ、バッテリアイコンを選べる。
無線デバイスを使っている人にはお勧めだ。





ゲージ表示ではメーターがバッテリの残量を表示する
だけでなく色でも残量を警告してくれる
赤はバッテリ切れ、黄色はアラート、
緑は充分残っているという国際標準の表示




デバイスは3つまで登録できる
表示はゲージとバッテリアイコンを選択できる


2010 年 10 月 22 日




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ZipMounter
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

Zipファイルをdmgファイルと同じようにディスクイメージとしてマウントできるアプリ。

動作にはMacFUSEが必要だ。
MacFUSEについてはここのNTFS-3Gでも触れたが、WindowsのファイルシステムのNTFS等に対応するなどのMacのファイルシステムの機能を拡張するのがこのMacFUSEの能力だと理解してもらいたい。

MacFUSEはシステム環境設定ペインとして配布されている。

これをインストールするとZipMounterがでディスクイメージマウンターのような動きをして、Zipファイルをドロップしたらディスクイメージとしてマウントされる。
また「情報を見る」タグですべてのZipファイルをZipMounterで開くように設定すると次回からはZipファイルをクリックするだけでディスクイメージとしてマウントされる。

Zipとディスクイメージとだったらなんとなくディスクイメージの方が好きだ。
とりあえず開いて中を見てみたいだけと言う時にディレクトリに余計なコピーを作らないからだ。
Zipの場合特にWindowsとやり取りすることが多いので、そういう場合文字コードの問題が大丈夫かなと思ってしまうが、しばらく使ってみてそういう問題が起きないならこのアプリは常用しようと思っている。





ZipMounterでZipをマウントする方法はいろいろ
直接アプリにZipをドロップしても良いし右クリックで
「このアプリケーションで開く」からZipMounterを選んでも良い




するとデスクトップに「.zip」という拡張子のディスクイメージがマウントされる
中身はZipの中身そのものなので余計なファイルを散らかさないで取り出すことができる
これは好みだ




「情報を見る」タグでZipMounterで開く設定にしてしまえば
アイコンはアプリを同じデザインになる




そこで「情報を見る」タグでZipMounter
選択して「すべてを変更」をクリックする




するとZipアイコンはすべてこのデザインになる
これならZipファイルをクリックするだけでマウントされるので
ZipMounter本体には触ることがないから紛らわしくもないと思う



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Mac OS 10.7 Lionが前情報の通り発表された

しばらく前から「Mac OS Xの時期バージョンはLion」とアナウンスされていたが、その通り出た。
ライオンなんだそうだ。

その変更点などはこちらに出ている。
アップルーMac OS X Lion

iPhoneやiPad、iPodなどのOSであるiOSにMacOSXが最終的には統合されるという道程が示されたが、このLionがその第一歩になったようだ。
正直OS10.6SnowLeopardはLeopardのバグフィックス版、軽量化版という印象が強かったが、このLionで久しぶりに新しい方向に舵を切ったということらしい。

その内容はiPadのようにアプリをデスクトップに並べて指スクロールで左右にどんどん送ってアプリを選択、操作画面をiPadやiPhoneのようにフルスクリーンにできるそうだ。
フルスクリーンだと!
フルスクリーン表示はMacのカルチャーではないとあれほど頑なに拒んでいたのに、ついにMacもフルスクリーン表示標準装備なんだそうだ。

それにしても「MacもタブレットPCを出す」という噂は折りに触れて出てくるが、Appleは何故かそれをかわしている。
今回もiOSとのコンバージェンスに進んでいくなら、スクリーンタッチも装備されるのではという噂は肩すかしを食らった。

でもきっといつかそういう方向に行くだろうと思う。
iPadとMacの間を埋めるのはそういうMacだと思う。

AppleがタブレットPCを出すことの重要性はこちらの記事で書いた。
タブレットPC:Tablet PC

もう6年前の記事だが、少し今日の方向を言い当てたような気になっている。
ちょっと自慢。





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