DesktopChanger
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
デスクトップを「擬似的に」切り替えるアプリ。
そういう目的ではシステムデフォルトでSpaces という機能があるが、Spaces が起動しているアプリのウインドウなどを切り替えるのに対して、このDesktopChanger はデスクトップのスペース、つまりスクリーン上にならんだファイルやフォルダなどのアイコンの組み合わせを一瞬で変える。
デスクトップを隠してスクリーンキャプチャの時に散らかったショットにならないように、Desktopple というアプリを使っているが、このDesktopChanger はそれとも違って、新しいデスクトップにファイルを置いたりできるし、そのデスクトップに並べたアイコンの組み合わせをまた切り替えたりできる。
さらにDesktopple のようにデスクトップにフローティングで表示されているステータスアプリの表示を消さない。文字通り散らかったアイコンを隠すだけなので、Desktopple より便利な場合もある。
これの仕組みは最初に起動した時にに指定した場所に
DesktopChanger's Stock folders
というディレクトリを作りその中に指定した数の
Stock folder 数字
というフォルダを作る。デフォルトの設定ではホームフォルダの中の階層に作りここに隠すファイルやフォルダを一時的に移動させて「Desktop」フォルダの中身をどんどん入れ替える。
そうすることで、デスクトップを切り替える。
作者の「わかば」さんが「擬似的に」という言葉を使っていたのもそういう意味だ。
よくできてるなと思ったのは、デスクトップから別のフォルダに移動されたファイルが、また元のデスクトップに戻ってきた時に、元々置いてあった位置を憶えていてその通りに並ぶことだ。
このアイコンの並び順の情報は、.DS_Storeに書き込まれている筈だからそれを参照して並べ変えていることになる。
デスクトップを切り替えた時に、アイコンが自分の場所を探すようにピョコピョコ移動するのがちょっと魅力的な動きだ。
最初に起動した時にこういう表示が出る
最初にチョットした設定をする必要があるからだ
その時にGrowl に登録されたというGrowl表示も出る
これも使い勝手上大切なことだ
ダイアログでデスクトップのファイルを格納するフォルダをどこに置くかを訊かれる
デフォルトはホームフォルダ(自分の名前のフォルダ)の最初の階層だ
(擬似的な)デスクトップを何個作るかを次に訊かれる
最大10個まで作れるようだが実用的なのは3〜4個だと思われる
最後のステップでここまでの設定項目の確認が表示される
「Run」ボタンをクリックすると早速デスクトップのファイルが消えてゆく
消えたファイルやフォルダはどこに行ったかというと先ほどの設定で新設された
~/DesktopChanger's Stock folders/Stock folder 1 の中に移動しているのが分かる
デスクトップを切り替えるたびにGrowl が
何番のデスクトップに切り替わったか表示してくれる
こういう感じの散らかったデスクトップも・・・
切り替え一発でこの通り
この時にTemperatureMonitor の温度表示やPath Finder の
ゴミ箱表示などフローティング表示が消えないことに注目
勿論まっさらのデスクトップにファイルをドロップすることもできる
文字通りデスクトップが何倍にも広くなった気がするだろう
「わかば」さんσ(^-^)グッジョブ!
デスクトップの切り替えの操作だが「わかば」さんお薦めの通りドックに
アプリを登録してドックアイコンをクリックするのがシンプルでいいと思う
ところで本体機能とは関係ないが「わかば」さんの作るアイコンも
いつものことながらいいセンスだ
こちらもσ(^-^)グッジョブ!
WiFi Scanner
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.6SnowLeopard対応
名前の通り無線LANをスキャンしてどういうネットワークが見えるかを表示するアプリ。
最近の無線LANの普及はすごいものがある。
キャプチャーは渋谷のオフィス街でスキャンした結果だが、数十メートルしか飛ばない筈の電波のネットワークがこんなに密集している。
昔であるならばこういうアプリはウォードライバーが不正アクセスのために利用するというのが相場だったが、これだけ無線LANが普及してくると事情が複雑になってくる。
例えばiPhoneやiPad向けにYahooBBがあちこちで無線LAN接続ができるホットスポットサービスを拡大している。
Yahooだけでなく提携サービスもある。
そういうところで無線につないで個人情報に類する通信もすることがあるとどうだろう。
それがマクドナルドの店舗の中とかいう分かりやすい場所ならともかく、どこかの往来で無線LAN接続できて、それが偽装ホストでパスワードなどをフックする偽サービスネットワークだったらどうだろう。
iPhoneでは大して秘匿すべき情報をやり取りしないかもしれないが、MacBook等のモバイルを持ち歩く時にはやはり用心した方がいい。
接続の時にホスト名を確認する習慣のある人はどれくらいいるだろうか?
そういう人のために無線LANに接続するときはこういうアプリを、デスクトップに常駐させておいたらいい。
自分が今つないでいるホストのサービス名がおかしいことに気付いたら、不正アクセスを防げるかもしれない。
こういうアプリは今ではそういう防衛的な目的にも使えるかもしれない。
このアプリはダウンロードに際しては、住所氏名やメールアドレスなどを登録するよう求められる。
実は適当に書いてもダウンロードページに行けるというのは秘密だ。
都心のオフィス街でスキャンをかけるともう数十という単位でホストが見える
ほとんどのところはセキュリティがかかっているが
いまだに何もかかっていないネットワークもある
現在は802.11nも普及しているのでチャンネルは
1〜14だけでなく36〜140チャンネルなんてある
これだけホストが増えてきたら確かに16チャンネルでは全然足りなくなる
Cathode
(Shareware)
おすすめ度★★★★★
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.9Mavericks対応
ブラウン管時代の雰囲気たっぷりの表示を実現するターミナルアプリ。
名前のカソードとは真空管の陰極のことでブラウン管のモニターをCRT(カソードレイチューブ/陰極線管)といったことから来ているのだろう。
三極真空管はカソード、アノード、グリッドから成っている・・・なんてことをヲジサン達は中学の技術家庭の時間に習ったのだが、今は学校ではもうそういうことを教えないのかもしれない。
真空管なんていじることはまずないだろうし、最後の真空管だったテレビのブラウン管もこの数年でほぼ絶滅して、液晶やプラズマに置き換わってしまった。
真空管はダイオードやトランジスタ、液晶パネルにすっかり置き換わってしまい、パソコンというとあのチラチラする画面のブラウン管とキーボードが付いた機械というヲジサン達の時代はもう終わってしまった。
でもブラウン管モニターに文字が出てくるCRT時代のモニターも今見ると懐かしいんだなぁ。
このCathode はカソードレイチューブ時代のモニターの雰囲気を再現するTerminal アプリ。
コマンドラインを使うならOSXに標準で付属しているTerminal で特に不満はない。
不満はないんだけどデフォルトの白地に黒文字のコマンドが並ぶシェルはなんとなく味気ない。
黒地に白文字の方が目に負担もかからないと思うので、そういう設定にしているけど、Cathode ならあのグリーンのキャラクター表示モニターの時代の表示を再現する。
再現しているのは昔のテレビっぽいスクリーンの枠とCRT特有の表面が球状に歪んだ表示面だけではない。
緑の文字が出るスクリーンは、CRTらしくチラつきが出るし、時々画面が揺れて水平同期が乱れた時のような荒れた表示になる。
表示はウインドウ表示とフルスクリーン表示、2倍表示などがショートカットキーを用意されている。
フルスクリーンはコマンド+Fキー、
ウインドウ表示はコマンド+1キー、
2倍サイズのウインドウ表示はコマンド+2キー
という感じ。
また設定でテーマをいろいろ選べるし、設定で新しいテーマを作ってそれを保存することも可能。
自分好みの「昔使っていたあの懐かしいモニター」を再現してみるのもいい。
一応シェアウエアになっているが、レジストしなくてもフリーでも使える。
ただしレジストしていないと段々画面表示の乱れが激しくなってきて「壊れかけたCRT」も再現してくれるというギミックもついている。
勿論アプリを再起動すればまた元の表示に戻るが、起動時間が長くなればまた段々乱れてくる。
レジストするかどうかはお好みで。
「あの壊れかけたブラウン管モニターが懐かしい」
という人はレジストしないで使い続けるという選択肢もある。
Cathode のデフォルトテーマの表示ウインドウ
画面が曲面状に歪んでいるし黒地に緑のざらざらでブラウン管のちらつきも再現
よく見ると枠や画面の映り込みも再現されているし、
スイッチが入る時に画面が広がるように表示が始まるCRT独特の癖だとか
ターミナルコマンドを使いたいという目的にはムダなリアリティがオモロい
コマンド+Fキーを叩けばフルスクリーン表示に切り替わる
CUIコマンドを使うならこういうモニターでないと嫌だというヲジサンユーザにお勧め
メニューバーから表示を切り替えることも可能
コマンド+1で実際のサイズ表示、+2で2倍サイズ表示、
+Fでフルスクリーンと切り替えができるのを覚えておこう
設定画面でテーマはいろいろ選べる
プリセットで用意されているものはこんな感じで結構バリエーションがある
よく見ると色目だけでなく枠やスクリーンの艶、映り込みもそれぞれ微妙に違う
ターミナル画面のテーマを選ぶのは上のプルダウンから
下でさらに自分好みの詳細設定も可能
Familyはフォント表示のことで、文字サイズ、文字数、
カーソルタイプ、背景・文字色目など細かくいじれる
スクリーン背景の色目、画面の枠の色目、局面のRとかこれも細かい設定が用意されている
フリッカーやジッター、水平同期の設定はレジストするといじれるようになる
これらの設定をいろいろいじって自分好みの
懐かしいCRTモニターを作ってテーマを保存することもできる
設定画面下の「Save As」ボタンをクリックして名前をつけて保存する
なおレジストしないでずっと使っているとこのように
ジッターや水平同期の乱れが段々ひどくなってくる
アプリを再起動すれば元に戻るが長い時間起動したままだとまた段々乱れてくる
このまま「壊れかけたCRTモニター」の雰囲気を楽しむもよし
レジストして設定をいじれるようにするのも好みのままだ
InsomniaX
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OSXの常駐プロセスでMacBookなどのノートの蓋を閉じてもスリープしないようにするアプリ。
Web上ではこれのv.1.3.5とv.0.5が公開されているが、G3/PowerPC、OS10.4.11という条件ではv.1.3.5は動かなかった。
v.0.5は動作条件外だが機能しているようなので、こういう古いMacを活用したい向きには、これが使える。
ただし使用はすべて自己責任で。
このInsomniaX はカーネルエクステンションを挿入するようなものではなく、毎回起動したらスリープ解除の認証をしないといけないのが面倒ではあるが安全でもある。
そうはいってもシステムの深いところの動きをいじるので不具合の発生は保証できないのと、やはり蓋を閉じると熱がヤヴァイというところもある。
Appleの純正のクラムシェルモードも「iBookはサポートしていません」と明記されており、かつてはApple自身が
「iBookに熱の問題があるとは認識していない」
と言い切っていたが、やはり今になって熱の問題が起きても保証しないと言い切っているので、熱の問題は認識していたのだろう。
それでもやりたいという人のみにお勧めできる方法だと思う。
私の場合もこれで活用できなかったら、iBook DualUSBは捨てるか飾りにするかぐらいしか使い道がないので、
「壊れてもいいから何かに使えないか試してみたい」
ということで試してみた。
InsomniaX を起動すると最初のみ同意書への同意を求められる
要するに「アンタのMacにダメージがあっても作者には責任はないよ」という内容
同意で進行する
Insomnia (不眠症の意)のアイコンをクリックするとこういうインターフェイス
操作は実に簡単でスリープ解除したい場合は眼を剥いている方のボタンをクリックする
するとrootのパスワードを要求されるので入力して認証
スリープ解除が有効になると左のステータスが目を剥いて「不眠症」になる
ドックアイコンにもステータスが表示される
スリープ解除が有効な場合の表示
そしてこちらは無効の場合の表示
とりあえずファイアウォール、ウイルス対策ソフト(ClamXav 、NAV )
を有効にしているだけでこのCPU使用率で、特にリモートのVNCが負担
クライアントPCとしてほぼ使い物にならないという意味がお分かりいただけるだろうか
この~/Sitesにホームページの素材を投げ込む
そしてシステム環境設定の「共有」 の「サービス」
に入って「パーソナルWeb共有」 を開始する
温度監視のためにTemperatureMonitor を導入する
これならヒストリーもグラフィックで記録するので温度管理には役に立つ
なおiBook DualUSBの場合温度センサーはHDDに1つしかついていない
今時のMacノートが10個もセンサーをつけているのと
大違いで隔世の感もあるし気休めという感じがしないでもない
しかもそのセンサーは時々反応しなくなるのでますます「気休め感」は強い
とりあえずローカルネットワークでWeb共有が成功していることを確認した
そしてこれをインターネットに公開するためにルータとして
つないでいるAirMacのポートマッピングを編集する
プライベートIPアドレスをMac miniのものから
iBookのアドレスに変更してアップデートをかける
こうして公開すること半日
iBookは熱暴走するので蓋を閉じて使うのは不適格だと
いわれているがいまのところ温度はそんなに上がらない
ただし今日はまだ気温が低いのでこれが夏場になるとどうなるかは要注意だ
さらに計画停電中の冷房カットされた蒸し風呂の部屋で
どういう影響が出るか、夏が楽しみだ
ということで新しく設置したiBookのWebサーバのホームページはこちら。
grassview
皆さんもガンガン閲覧して負荷をかけてやって欲しい。
転送が増えればどういう影響が出るか見てみたいので。
(決して閲覧数が増えない趣味のホームページの宣伝をしているわけではない)
<追記>
ほぼ一日過ぎた状況はこんな感じ。
iBook DualUSBは自宅Mac miniの側のラックに平置きにして、上に荷物なんかも置けるようにした。
下が金網になっているので、主に熱を下に逃がすということで問題ないと思われる。
本日一日で200ほどのアクセスがあったが、温度は46〜50度の範囲に収まっており、ずっとこのままなら問題ないというレベルだ。
例のMac mini2段積みの下に置いて仮想KVMの
コンソール(つまりVNCのことだが)にも対応した
一応上下開放しているので熱は問題ないと思われる
一日置いた状況でひとつしかない温度センサーがとびとびにしか
反応していないので何ともいえないが一応45度から58度の範囲で
特にサーバとして巡航に入ってからは46〜50度の範囲に収まっている
このままでいってくれるなら問題ない温度だ
<さらに追記>
ほぼ一日後、iBook自宅サーバは落ちた。
診断したところ、フリーズしたわけではないが何故かルータを巻き込んでweb共有がスタックしたという感じ。
OSは動いているし、ネット接続もできる。
ルータ(AirMac)は全くスタックしている感じで、無線で接続もできない感じだったが再起動したら接続はできるようになった。
がしかしやはりiBookのWeb共有は活きていない感じだったので結局iBookも再起動した。
これでWebサーバは復活したが、どうも結構ストレスがかかっているのか。
もう少し様子を見たいので、このまま公開してみる。
皆さんも引き続きガンガン閲覧してサーバに負荷をかけて欲しい。
(繰り返しいうが、人気がない趣味のホームページを宣伝しているわけではない(^_^;))
サーバにしたiBook DualUSBが何故か不調
シングルユーザモードにも入れないので久しぶりにメンテナンス
復旧ディスクアシスタント
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.7Lion対応
OSX Lionのリカバリディスクを作るアシスタント
OS10.7、Lionを導入する直前にシステムディスクを作成する手順を紹介しましたが、Appleから純正のもっと簡単なリカバリディスク作成ができるアプリが発表されました。
動作条件はOS10.7、Lionが動いているMacとディスクメディアということになっていますが、前回失敗した4GBのUSBメモリでも充分容量が足りるそうです。
もうひとつ動作条件はインストールされたLionがリカバリHDを持っていること。
外部メディアに一度書き出したインストーラからインストールした場合はリカバリHDを生成していませんので、動作しないようです。
これを使ったリカバリはいつか挑戦してみたいところ。
リカバリの手順はoptionキーを押しながら再起動で、このリカバリメディアを選択して起動、そこから再インストール、ディスクユーティリティ 、Time Machine なども自在にかけられます。
こういうものをAppleが無料でどんどんコピーしていいといっているんだから、そこら中にリカバリディスクを作りまくっていざという時に備えるのが吉でしょう。
過去の経験則からいって、外部の起動システムなりリカバリメディアなりそういうものはいざという時のハード故障の時とかにやはり威力を発揮していました。
そういえば訂正を書くのを忘れていましたが、前回ハードディスクは最小25GBまでしかパーティションが切れないと書いてしまいましたが、数値入力すれば8GBでも4GBでも切れるんだそうです。
気がつきませんでした。今度やってみます。
復旧ディスクアシスタント を起動してインストールに進むとお決まりの同意書
しかしリカバリディスクのコピーの条件はこれをクリックすることだけ
インストール先を選択します
選択したメディアはフォーマットされてしまいますので
中にあるものは消えてしまうので要注意
メディアの作成は基本数分で完了します
インストーラそのものというよりインストールランチャーのようなものなんでしょう
でき上がった新しいボリュームは「Recovery HD」 という名前になります
ただしこれは通常はマウントされません
ディスクユーティリティ を使って強制マウントしようとしてもできません
マウントする方法はoptionキーを押しながら再起動で
このメディアのシステムを選択するしかありません
ハックとかに使っちゃダメよということでしょうか?
2011年8月17日
NetSpot
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
無線LANの強弱をマップにして表示するアプリ
無線LANを使っている時に何が困るって、突然無線が落ちるデッドポイントができるということだろう。
木造家屋の場合あまりないかもしれませんが、鉄筋コンクリート、鉄骨構造のマンション、オフィスではそういう躯体構造の影にやはり無線LANが飛ばないエリアができやすい。
それまでにポイントで見えている無線局の波の強度などを表示するアプリはあったが、このアプリはいくつかのポイントで測定して平面図にその強さを表示できる。
ポイント限定のアプリでも移動しながら測ればそれはできるのだが、そういう平面データ化するプロセスを自動化したところがこのアプリの面白さだと思う。
AirRadar で計測した無線LANポイントとその強度
いくつかの無線LANポートが見えていてその強度が分かるが
現在の計測ポイントが分かるだけの機能
NetSpot を起動してマップを読み込ませる
家やオフィスの平面図なんかは大抵のところにはあるはずだからスキャンして取込めばいい
歩き回りながら現在の自分のたっている位置をマップにクリックして記入する
その度に計測が繰り返される
計測終了ボタンをクリックすると左ペインで選んだ無線LAN局ごとにマップ上の強度を表示
色の説明は下にあるが青は受信困難な強度
こうして見るとやはり親ポートがある周辺は強く対角線に向かうに釣れて弱くなっている
でもいくつか子ポートがあるのでウチの場合は大体ベッタリ無線は充分強度がある
2011年12月21日
NetSpot
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応
OS10.12Sierra対応
OS10.13High Sierra対応
Wi-Fiの電波強度、位置をジオメトリックに調査するスキャンアプリ。
無線LANの普及は目覚しいものがある。
今ではビジネス街では自分のオフィスだけでなく近隣のオフィスや公共LAN、モバイルWi-Fiなどこの帯域は大変混雑してきている。
もちろん帯域も広がっているので昔のように3つルータが並んだら混線して速度劇落ちなんてこともなくなっているのだが、これだけ混雑してくるとやはりどこの帯域やチャンネルが空いているか知る必要が出てくる場面もある。
今時は帯域やチャンネルも自動選択になっているが、適切な選択がされているかきになることもあるだろう。
また同じ室内でも、あるいは敷地内でもどこでどんな帯域の電波が強いか、どこが混線しやすいかなどを調べる必要があるときもある。
NetSpot 近隣のターミナル、ルータを調べるスキャナーアプリとしてはフリーウエアで使える。
また建物の見取り図や地図を重ねて実測した電波のマップを重ねれば、ジオメトリカルなWi-Fi地図も作成できる。
ネットワーク管理者なら持っておきたいアプリだと思う。
最近の都心のオフィスならこれぐらいの無線LANのルータは検知できる
合法的無線LANはせいぜい20〜30メーターしか電波が飛ばないから
それくらいの面積にこれだけのルータが密集しているということだ
信号の強さ、S/N比のヒストリカルグラフ
白抜きはよその電波で塗りつぶされているのはログインできている電波
選択したルータの暗号化形式も確認できる
また2.4GHz帯、5GHz帯それぞれどのチャンネルをどこが使用しているかも分布図で確認できる
これはシェアウエア登録が必要だが見取り図や敷地平面図を取り込んで
それに重ねてそれぞれの場所の帯域の分布をオーバーラップさせることができる
これでどこが混線が起きやすい場所かなども確認できる
自宅の周辺でももうこの混雑ぶりだ
そして未だにWEPの暗号化を使用しているところも見かける
流石に暗号化なしの野良電波はさすがになくなってきたが…
AirMacで2.4GHzと5GHzでログインしているヒストリカルグラフ
それぞれの帯域のシグナルの強さとノイズのレベル
S/N比で有利なのは2.4GHzということがよくわかる
2.4GHzの帯域使用状況
5GHzの帯域使用状況
近隣のルータも調べれば利得が高い帯域への移動なども検討できる
2017年12月27日
LionScrollbars
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.7Lion対応
Lion風のスクロールバーの表示を活かすかどうかをアプリごとに決定できるアプリ
LionからOSのUIが大きく変更されて、iPhoneなどのiOSと同じスクロールの向きに変更されたり、スクロールバーが消える仕様になったりで結構混乱した。
しかし最初の阿鼻叫喚が過ぎると、これもなかなか悪くないなと思い始めるのは毎度毎度のAppleの戦術にハマっているのかもしれない。
今自分がスクロールのどの辺にいるのかを表示するスクロールバーは、これはこれで発明品だと思うが、こういうものが普段は表示されないiOSのスタイルは、やっぱりスッキリしていて美しいと思う。
それで、スクロールバーが無いと不便なブラウザやFinder は常時表示で、他のアプリは隠す設定にできるといいなと思っていたら、そういうアプリを見つけた。
起動時にインストールされているアプリを全部ポーリングするようなので少し待たされる。
システム全体の設定変更も一気にできるし、アプリごとに「システム標準」「自動」「スクロール中」「レガシー(常に表示)」を選択できる。
動作環境はもちろんLion以上で、64bitというところも条件になる。
<追記>
ブラウザのうちSafari はシステムデフォルトに追随みたい。
言うこと聞くアプリとそうでないアプリが有るな。
LionScrollbars の起動した画面
しばらく待たされるがインストール済みのアプリのリストが表示される
上の選択でシステム全体の設定変更ができ、個別のアプリはそれぞれで設定できる
もうひとつ面白いのはアピアランスのタブ
SIMBLのプラグインでスクロールバーの見た目を変更できるようになっている
これ用のプラグインがいろいろ開発されると思い白いことになるかも
前のアクア調のスクロールバーだって復活できるかもしれない
例えば個々のアプリの設定を変更する
4つのモードから選択できる
変更を反映するにはアプリの再起動を求められる
iTunes でスクロールバーを表示したところ(レガシー)
スクロールバーを隠したところ
この表示も最近じゃ嫌いじゃないな
2012年2月25日
Displaperture
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OSXのデスクトップをLeopard以前のコーナーが丸いデスクトップに戻すアプリ
それだけの機能なので、SnowLeopard以降にマックユーザになった新規スイッチャーあたりから見るとこんなもの何の意味があるのかとしか見えないかもしれない。
しかし旧MacOSからのユーザにとって、Macのデスクトップのコーナーのあの微妙な丸みにはとても意味があったと思う。
実際SnowLeopardで、あのコーナーの丸みが無くなってしまった時に非常に違和感を感じた。
Windows使っている時には何とも思わないのに、Macのデスクトップのコーナーが丸くないなんてMacじゃないみたいと思った。
昔映像屋の駆け出しだった時に、大御所からスタジオで使うフリップは分からない程度にコーナーを丸く切り落とせと教わったことがある。
見ている人は意識しないが、そういうことをした方がプロっぽく見えるという話だった。
人間てほとんど意識していないが四角い画面のコーナーに僅かな丸みがあると、何か安心感みたいなものが出てくるらしい。
Macがコーナーが丸いデスクトップだったのは、旧MacOSの頃からだったし、どのバージョンからなのかは知らないが確かにそれを特徴にしていた時代はあった。
コーナーが丸いからといって使いやすいとかそういうことではないのだが、やはり「Macらしさ」にこだわる古いユーザには喜ばれる機能かもしれない。
新規スイッチャーも試してみるといい。
こういうどうでもいい細かいことにこだわるのが、Macのカルチャーなんだと理解できて面白いと思う。
Displaperture を起動した時に現れる設定画面
コーナーのRを決めるスライダーと、メインスクリーンだけにかけるか
全てのスクリーンにかけるかのプルダウン、終了する時は下の終了ボタンをクリック
デスクトップ図アイコンの四隅のチェックを外すと希望のコーナーだけ丸めることも可能
次回から最初のクリックでバックグラウンドで起動し2回目のクリックで設定画面が出る
ドックアイコンもメニューバーアイコンも表示しないのでこの2回クリックを覚えておくことが必要
拡大しないと分からないがこのメニューバー3分の1くらいにRをかけるのがMac流
しかし現行のMacはもうこのスクリーンコーナーを丸めるアピアランスではなくなっている
この僅かな違いでMacっぽい雰囲気が出るのが面白い…
といっても分かるのは前からのMacユーザだけかも
もちろん設定次第でこのように大きなRを付けることもできる
ますます実用的な意味はないが
2012年4月17日
DashExpander
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
特定文字列を入力するとよく使う例文を一気に入力してくれる、いわゆるスニペットの拡張をしてくれるアプリ
手紙や書類作成の時の決まり文句だけでなく、Webサイトやコーディングの時のよく使う文字列を頻繁に入力する時に、このスニペットが使えると能率が全然違う。
そういう目的でシェアウエアとしてTextExpander を入れていて、これの高機能ぶりには不満はなかった。
ところが先日アップデートすると「アップデートのライセンスキーを購入せよ」という表示が出てきた。
このアプリのライセンスキーは結構高額なんだよねぇ。
とはいってももうこのアプリを手放して手入力でこのサイトのhtmlを入力するなんてもう考えられない。
(ていうかそもそもhtml手入力をやめてブログに移行しろよ、という突っ込みはなしの方向で…(´・ω・`)っ旦)
と悩んでいたところにこのDashExpander が目についた。
これもシェアウエアでフリーで使うとライセンス購入を促す変換が入力に出るので、条件はTextExpander と同じなのだが、ログイン項目に置きたいので、起動時に出るポップアップでログインのプロセスが止まるTextExpander は、ちょっと困るなと思っていた。
シェアウエア登録前は何回かに一回こういう文章が入力に現れる。
Hi there! I'm Pinky, Dash's annoying twin. I will prevent Dash from doing its work every now and then. You might have been led to believe that you can get rid of me in Preferences > Purchase, but that's all lies!
これが我慢できれば、こちらを使うのもあり。
ライセンスは850円だから、いっそ購入してしまうのもありかも。
スニペットの登録も整理されたUIのおかげで簡単だし、これも使えるアプリだと思う。
DashExpander のスニペット登録画面
左ペインに登録済みのスニペットがタグで振り分けて表示される
上のフォームにキーになる文字列、下に自動入力したい例文を入力して登録していく
手紙や書類等の定型文は簡単な文字列で手早く入力できる
ただしトリガーになる文字列をあまりシンプルにし過ぎると…
誤入力の原因になりますよという警告が出てくる
「_」などのシンボルと組み合わせることが誤入力を防ぐと親切な解説
新規スニペットを登録する時は左の「New Snippet」を選んで
上にトリガーの文字列、下に入力したい例文を入力していく
やはりこういうwebやコーディング等一から書いたら
結構な文字数になるが繰り返しが多いものの入力に威力を発揮する
タグはなくてもいいが後から目当てのスニペットを探して
編集する時に便利なので入れておくといい
そして下のAddボタンをクリックすると追加される
こうしてwebタグに新しいスニペットが追加された
下のSaveボタンで保存、Deleteで既存のスニペットを削除、
Useボタンでアクティブなテキストエディタに表示中のスニペットが入力される
設定でメニューバーのみの表示にもできる
登録画面を表示するホットキーも設定できる
デフォルトはOption+スペースキー
また登録画面をHUD表示に切り替える設定もここ
HUD風の入力画面はこんな感じ
このサイトの入力はこんな感じでhtml手打ちで更新している
なのでこの手のスニペットアプリはもう手放せない
html手打ちはともかくコーディングをやる人には必携アプリだろう
2012年6月26日
EasySIMBL
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
Lion、MountainLionに対応したSIMBLプラグインランタイムアプリ。
SIMBL(シンバルと発音するらしい)はMacの機能拡張の一つとして長い歴史がある。
いくつかの便利なプラグインは、この環境をインストールすることで使えるようになる。
ただしMacはLionからサンドボックスアプリをサポートし始めた。
これはメモリ管理を隔離するテクノロジーのことだが、こうしたプリに対してSIMBLを有効にするのがこのEasySIMBL ということになる。
EasySIMBL は
~/Library/Application Support/SIMBL/Plugins
だけを読み込むように変更された。
/Library/Application Support/SIMBL/Plugins
は読み込まないので、ここにインストールしたプラグインはユーザーローカルに移すこと。
これからMacのアプリはサンドボックス化が進んでいくだろうから、これは必要なアプリになると思う。
EasySIMBL を使用するためにオリジナルのSIMBLをアンインストールする
SIMBLに同梱されたアンインストーラを起動して実行
シェアルに「uninstalled」が表示されれば完了
EasySIMBL を起動してリストに使用したいプラグインが
あることを確認したら左上の「Use SIMBL」のチェックを入れる
SafariStand を使いたいために私の場合SIMBLを入れているようなものだ
ちゃんと動いていることを確認
ああ、今日もSafari が便利
2012年7月17日
DockDesigner
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
ドックのデザインを変更するアプリ。
先日Mountain Lionを入れたが、そのためにドックの設定が変わってしまい透明に設定していた背景がデフォルトの磨りガラス上になってしまった。
私の場合ドックを最小サイズにしている関係で、背景があるとやはりアイコンが見づらい。
以前使っていた透明化アプリでは設定できなくなっていた。
どうした物か思案していたら、このアプリが解決してくれた。
このアプリなら2Dで透明化とかが選択できるので、それで背景うを消すことができた。
消えてしまえば2Dも3Dも関係ないのでこれで用は足りた。
他にこのアプリの機能として背景に色をつけたり、インジケーター(起動アプリを指す)の色を変えたりの機能もあるし、今後他の機能も追加する予定らしい。
DockDesigner の設定画面は多機能な割にシンプル
上で3D、2Dを切り替え背景色、透明化、インジケーターのデザインを下で決める
今回のドックの透明化にはこの組み合わせのボタン操作になる
変更の反映にはドックの再起動が必要
Mountain Lionインストール後不透明になってしまったドック
DockDesigner で透明化したドック
私個人的にはやはりこの方が使いやすい
2012年7月29日
Hiss
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.8Mountain Lion対応
通知センターにGrowl で通知しているイベントを渡して表示させるアプリ
Mountain Lionの新機能の通知センターは、スケジュール等のイベントを知らせてくれる常駐APIだが、Growl に比べると表示する項目が少なく、また自由に項目を増減できるGrowl があるのに通知センターもある意味が見つけにくい。
やがては過去のコンファブレーターのような問題になっていくのかもしれないが、とりあえず使う側の立場で、Growl と通知センターと両方あるのはどうなんだろうと思うかもしれない。
ならばGrowl で表示している項目を、通知センターに渡してしまえば良い。
このHiss を起動するとそうした受け渡しができる。
Mountain Lionから導入された通知センターは
メニューバーの一番右のアイコンクリックで表示される
カレンダーイベントやツイッターの新規ポストを表示したり
ツイッターに投稿もできる中途半端に便利な新機能
Hiss を有効化するにはまずあらかじめGrowl を止めておく
Hiss を起動するとこのように緑ランプでHiss が有効になる
閉じてメニューバーにアイコンが残っていることを確認する
そうするとGrowl で通知されていた情報が
通知センターからのポップアップで表示されるようになる
Hiss の設定タブで機能を止めることはできるのだが
止めてもGrowl からポップアップを表示できるようにはならない
再ログインしないともとに戻らないようだ
2012年8月13日
NCbackgrounder
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.8Mountain Lion対応
Mountain Lionに追加された「通知センター」の表示のバックグラウンドを好みの写真等に差し替えるアプリ。
Mountain Lionからメニューバーアイコンの一番右の奴をクリックすると、カレンダー やリマインダー 、ツイッタークライアント等の情報を表示してくれるようになった。
でもこれを使わない人も多いし、早速「通知センターを殺すTips」なんてのまで流れたりして、どうもユーザの受けはいまいちよくないようだ。
一つにはあまり表示内容をカスタマイズできない不自由さのせいだと思うけど、この素っ気ない表示のデザインにも問題がある気がする。
スイッチャーの皆さんは、「スキン変更アプリなんてリソースの無駄」と見向きもしない傾向があるが、古くからのMacユーザはスキン変更アプリが大好きというか、カスタマイズも見た目から入る人が多い。
これもそれぞれのカルチャーだからどっちがいいということではない。
とにかくこの通知センターもNCbackgrounder を使えばカスタマイズできる。
背景を変更しても簡単にもとに戻せるので、気軽に試してみるといい。
やはり見た目は大事で、それで愛用したいという気が起きるかどうかは左右される気がする。
NCbackgrounder はインストーラでインストールする
といっても手順は簡単だしインストーラパッケージのウインドウに手順が書いてある
「古いバージョンをインストールしている場合は削除せよ」「インストーラを起動して
その指示に従え」「完了したらアプリを起動して楽しめ」 ね?簡単でしょ?
そのインストールもパスワードを着替えるだけで簡単に済む
起動した時にそれぞれのメニューのインストラクションが表示される
早速上の段「カスタマイズ」ボタンをクリックして写真を貼ってみた
広重なんかどうでしょうか?外人好みかな?
男の子は永遠のテーマともいえるこういう写真を貼りたがるでしょうな
写真は左端の縦長の領域を使って自動的にセンター合わせとかしてくれないから
横長な写真を使いたい場合は表示したい部分をトリミングした方がいいかも
結局こんな感じの幾何学的な模様の写真が一番向いてるのかな
通知センターは白文字だが一応写真にスモークをかけて見やすくしてくれてる
しかし柄が細かい写真はやはり情報が見づらくなるようだ
ポップアップも背景をカスタマイズできるのだがここに写真を貼るとこの通り
こちらは写真はアスペクト比に圧縮されるのでこの形の写真を使わないといけない
どのみち写真では字が読めない
OS9時代の明るい色のテーマスキンを貼ってみたがやはりこれでも字が読みづらい
こちらはかなり使う写真を選ぶようだ
結局ポップアップはデフォルトのままで通知センター本体だけ
パンサーのデスクトップピクチャーを貼ってみた
結局これくらいが一番落ち着く
2012年8月22日
App Language Chooser
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
アプリをOS設定とは違う言語で起動したい時に便利なアプリ
Macを日本語で使っている人が日本では大部分だと思うが、アプリによってはOS標準の日本語以外のインターフェイスで起動したいケースがある。
英語表示を確認したい時とか。
あるいは逆にMacを英語標準に設定するとOSが軽くなるというTipsがあるが、これをやるとアドビのPhotoshop の様に日本語版アプリが起動できなくなるという問題が発生する。
そういうアプリを使いたい時だけ、OSを日本語設定にして再起動するのはちょっと面倒。
このApp Language Chooser を使えば、そのウインドウにドロップするだけで希望の言語でそのアプリを起動できる。
一回きりの言語変更でもできるし、言語変更のチェックを入れれば毎回その言語で起動するようにもできる。
App Language Chooser のフェイスはこの通りシンプル
ここに使いたいアプリのアイコンをドロップする
するとそのアプリを何語で起動したいか聞いてくる
下の「Set as…」のところのチェックを入れると次回以降も選択した言語で起動する
チェックを外せば一回きりの言語変更になる
OS設定が日本語ならSafari のメニューはこんな感じの表示
App Language Chooser で英語を選択すると英語表示のメニューで起動できる
(仏語のリソースが有れば)この通りおフランス語でも使えるザマス!
先ほどのチェックを入れていなければ次回起動時はOS標準の設定にもどる
2012年9月3日
rEFIt
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
MacとLinuxのデュアルブート、あるいはWindowsとのトリプルブートを実現するEFIブートメニューツールキット
これ自体はインストールはとても簡単なので、難しく考えることはない。
アンインストールは手動で削除ということになるが、それもそんなに難しくない。
IntelMacであれば使えるし、最新のLion、Mountain LionなどのOSが使えなくなってきた古いIntelMacをLinuxで再生したいという時には、Linuxのシングルブートの手間を簡略化してくれるアプリとしても役に立つと思う。
(Macを事後に削除してしまうメニューも選択できるので、完全にLinuxマシンにしてしまうということも可能だ)
今回のLinuxネイティブ化計画にはこれを使う。
rEFIt のディスクイメージを開いたところ
左上のmpkgファイルがインストーラになっている
アンインストールの方法もリードミーに書いてある
インストーラの指示に従ってひたすらOKをクリックしていればインストールは終わる
ダウンロードしたUbuntuのISOイメージをCD-Rに焼くにはDeepBurner を使う
詳細はこちらのページ に解説がある
ディスクイメージをUSBメモリ等に焼く方法 も試したがなぜかLIVEメディアとして
認識しないので結局ややコンベンショナルな方法だがCDに焼くのが確実だ
またMacでISOをCDに焼けないかも試してみたが結局うまくいかないので
ここはWindowsを使うことになった
右上のボタンでソースを選択、光学ディスクはもう選択されているはずなので
下のISO書き込みボタンをクリックという単純な操作法だ
さて今回のLinuxネイティブ化計画で一番悩まされたのは
Ubuntuのインストールでもディスクメディア作成でもない
Macのパーティション切りがかなり悩まされた
私の場合1TBに換装しているので普通にパーティションを切ると50GB以下に切れない
Linuxに50GB、Swapに50GB奢ってもいいという気前のいい人はいいが
ケチな私はUbuntu起動ディスクは20GB、Swap1〜2GBに抑えたいが数字も入力できない
結局あれこれ悩んでこの手順でうまくいった
1)OSXのボリュームを22GBだけ小さくする→圧縮に小一時間かかる
2)新しいパーティションを追加すると自動的に22GBになってしまう
3)新しいパーティションを20GBに小さくする→圧縮に小一時間…
4)新しいパーティションを追加すると自動的に2GBになる
一日悩んだがこれでUbuntu起動ディスクとSwapボリュームができた
どうせインストールの時にフォーマットしてしまうのだが
一応これらのLinux用ボリュームはFAT32でフォーマットしておく
何故ならMacとLinuxではパーティションの見え方が全然違うので
どれがどれか分からなくならないようにLinux用をFATにフォーマットしておく
こうしてMacOSXボリュームとは別にLinux起動ボリューム、Swapボリューム、
LinuxライブCDが完成してインストール準備は完了
再起動する
再起動後普通にMacから起動してしまう場合はOptionキーを押しながら起動する
このような選択画面になるのはいつものことだがよく見ると
最初のボリュームが「rEFIt」という名前になっているはずだ
普通はリンゴマークが出てくる起動画面にこういう画面が出てくれば
rEFIt がちゃんと機能していうということだ
20秒以内にMacかLinuxかどちらから起動するか選択する
UbuntuライブCDの起動メニュー
すぐにインストールするかしばらくインストールしないでお試しかを選べる
ただCDからの起動は遅いのですぐにインストールすることをお勧めするが
MacにネイティブUbuntuロゴが表示されるのは失敗したiBook再生化計画以来で新鮮だ
時間切れで起動が走ってしまった場合もここでお試しかインストールかを選択できる
位置情報やアップデート確認等でネットにつながっている必要がある
右上の扇マークは無線LANだがここが認識できていない
ネットワーク設定に入ったがやはり無線LANカードを認識していないようだ
とりあえず久しぶりにLANケーブルを引っ張りだしてきて有線でネット接続し
この問題は後で対処することにした
お試し状態からも左上の「インストール」と
書いたフォルダアイコンからインストーラを起動できる
さっそく開始
インストールの種類を選択できる
Mac起動ボリュームと同居するか、Macを削除してLinuxのみの環境にしてしまうか
一番下のそれ以外の別ボリュームインストールかを選択できる
とりあえず今回は一番下
ここでパーティションを選択する
Linux用に切った20GBに本体をSwap用に切った2GBにSwapをインストール
ブートローダーもLinux本体のパーティションに置く
パーティションの名前等見え方がMacと全然違うので先のFATフォーマットを目印にする
Linux本体のファイルフォーマットはext4ジャーナリングを選択
マウントポイントは「/」つまりルートを選択
Swapボリュームは「スワップ領域」を選択すればいい
ブートローダーの置き場所について細々した注意を表示するが気にしない
以下インストールが進行し始めるとあとはMacや
Windowsの最近のインストーラとほとんど変わらない
言語選択は日本語、キーボードに「Macintosh」とあるので
いつも悩まされるが特に理由がない限り標準日本語を選択する
Linux等UNIX系のOSは途中で必ず管理ユーザ名とrootパスワードの設定を要求される
これは飛ばすことができないのがUNIX系のお約束
以上完了したら再起動を要求される
再起動して再びrEFIt 画面に入ったところ
ペンギンアイコンの足下のメディアアイコンが
光学ディスクから内蔵ディスクに変わっているのに注意
起動完了し有線のみながらインターネットにも接続に成功したネイティブUbuntuの勇姿
スクリーンショットはWindowsに準じてPrintScreenキーを絡めるショートカットキー
になっているがMacにはPrintキーはないのでこれを変更した
コマンド+Shift+3キーだとLibraOffice の新規ファイルのコマンドと
ぶつかるのでWindows/BootCamp風のfn+shift+F11キーにしてみた
ネットもつながったことだし早速アップデートを実施
Linuxのいつものことだが415ものアップデートがかかってきた
気持ちを落ち着かせて犬の散歩
さて無線LANが使えない問題だがAppleから
b43ファームウエアをゲットしてこないと認識できないらしい
早速Terminal を起動してsudo apt-get install firmware-b43-installer というコマンドをEnter
パスワードは要求されるが以下インストールは自動的に進行する
こうして自宅の無線LANに接続できたのでようやくLANケーブルから解放された
ネイティブになったことで仮想マシンとは違う使い方ができるかは
おいおい考えてみることにして、今回はここまで
ところでMac側からシステム環境設定 の起動ディスク でみてもLinuxのボリュームは見えない
つまりMac的にはLinuxは起動できないただのファイルにしか見えていないということだ
USBメモリに焼いたライブCDが認識できなかった問題と関係あるのかもしれない
2012年9月5日
MenuEverywhere
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
Windowsのようにウインドウにもメニューを表示できる、あるいはどこでも好きな場所にメニューを表示できるアプリ。
WindowsからMacに乗り換えた時に不満に感じる人がどれくらいいるのかよくわからないのだが、Macでは上のメニューバーにファイルメニュー編集メニュー等があり、アプリのウインドウの上にツールバーがあり、そこにアプリの機能に関わるコマンドメニューがあって分かれている。
その多くは重複しているのでどちらでも使いやすい方を使えばいいのだが、Windowsからスイッチしてきたユーザはここでも混乱するらしい。
Windowsの場合はメニューはウインドウの上と決まっている。
ところがMacはウインドウのツールバーとメニューバーを行ったり来たりしないといけない、マウスポインタの移動量も多くなる。なんとかならないか…
ところがMacのメニューバーというのは実は意味があるのだ。
マウスポイントの移動量が多くなるということに不満を持つWindowsユーザは、目視でメニューにポインタをきっちり合わせてクリックするWindowsのやり方に馴れている。
だからMacのUIの移動量の多さが面倒になる。
ところがMacの場合はポインタをしっかり目視して合わせなくても、マウスなりトラックパッドなりを上にさっと飛ばせばメニューバーの上にマウスポインタはある。
これが本来のMacのUIなのだが、OSXからWindowsユーザにも配慮してウインドウにもある程度ツールバーを置いていいことになった。
これはこれで悪い変更ではないと思うが、慣れない人から見るとどっちを見たら良いんだということになるようだ。
どっちを見ていいか分からない時は、とりあえずマウスを飛ばしてメニューバーを見ろでFAなのだが、それが分からないとうろうろしてしまうかもしれない。
スイッチャーはやはりウインドウの上にすべてのメニューがそろっていてほしいと考えるかもしれない。
そういう場合はこのMenuEverywhere を導入すればいい。
ウインドウの上に張り出しのメニューバーを表示してそこにメニューを一式表示してくれるので、Windowsと同じ操作性が実現できると思う。
MacのメニューバーはAppleアイコンがあって、ここからシステムのちょっとした変更や終了再起動等もコントロールするというWindowsのスタートボタンと同じような性格のメニューもあるから、これをウインドウにも表示できる。
設定で表示しないようにもできる。
他にデスクトップでもどこでも好きな場所でメニューを表示する機能もある。
Macネイティブなユーザには「これのどこが便利なの?」と思えるかもしれないが、スイッチャーには便利なのかもしれない。
MenuEverywhere を最初に起動すると設定画面の説明が出てくる
シェアウエアなのでお試しは5日間
これは便利と思ったらそれからライセンスの購入ができる
MenuEverywhere が起動中はアクティブでないウインドウは普通の表示
アクティブになるとこのように上に張り出しが表示され
そこにメニューバーと同じメニューが表示される
ウインドウをドラッグすると遅れてバーがついてくるのが面白い
フローティングでどこでも好きな場所にメニューを出すこともできる
ここからシステムの再起動もできるのは便利?
フルサイズに近いアプリの場合はメニューバーに接して
表示されるのでメニューの3段積みみたいになる
MenuEverywhere 自体はメニューバーアプリとして常駐する
メニューバーアイコンから設定画面を呼び出したり終了したりの操作ができる
このバーにどんなメニューを表示するかはある程度設定で変更できる
またメニューに入った時の文字の大きさ等もここで設定できる
フローティングのメニューの設定もここ
ショートカットキーの指定ができる
これはUIの根本に関わる問題なのだがWindowsユーザの場合はやはり作業をしている領域に
近いところにすべてのメニューがそろっているというのが基本になる
WindowsからMacにスイッチしてきたユーザはこの保存メニュー等を
いちいち画面の一番上に取りにいかないといけないのが不満らしい
これでその不満は解消されると思う
このメニューは上に張り出しを置けるスペースがあればそこに表示されるが
天が詰まっていてスペースが無い時にはウインドウのタイトルバーの上に表示される
横幅が足りない時にはこのようにはみ出して表示されるのが愛嬌だ
2012年9月23日