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Excelなんか使ってもっともらしく分析してみるテスト(追記あり)

〜RSSのクリックスルーについての仮説


Excelなんか使ってもっともらしく分析してみるテスト〜RSSのクリックスルーについての仮説

私自身のスキルアップのためというか、私は事務業務でMacを使っていると言いながら、Excelがちゃんと使えなかったりする。
編集作業に使うMacG5のメンテナンスも受け持ちシステムエラーの時には出動してリカバーしたりするのだが、私自身はFinalCut Proは使えなかったりする。

Macの使いはじめのOS8の時代からユーティリティばっかりテストしていて、システムを安定させる方法はやたら詳しいのに、PhotoshopPowerPointなんかが使えなかったりしていた。

これは私の心の大きな負い目だったので、さすがにこの数年でPowerPointPhotoshopは使えるように訓練した。
それも使えないで「Macを仕事で使っています」は無いだろうと思っていたからだ。

しかしパソコンオジサンの三種の神器のひとつExcelを使えないという状態が長い間続いていた。
勿論、使えないといっても表を作って文字列を記入するくらいはできる。
それくらいはできるのだが、しかしそこにΣを設定するとかなると、段々怪しくなってくる。
テーブルとかピボットとかいわれるともう頭がフリーズしてしまう。
ところが、仕事の関係先が

「データはグラフ化してすぐに送りますね」

なんていってわずかな時間でExcelの美しいグラフを送ってこられると
「すごい! これでこそビジネスマンのお仕事だよね!!」
なんて変な関心の仕方をしていた。
私はビジネスマンではないのかもしれない。

それでちょっとくらいはExcelに慣れてみようということでグラフを作るテストをしてみる。

作ったのは先週導入したFeedburnerのRSSビュー、クリックスルーなどのExcelデータを基に3Dグラフを作るというもの。
こういうのがスッとできると「ビジネスマン」という感じがしてカッコいいんだよね、なんて思っていた。
しかし実際やってみると、ほとんどチュートリアルにそって「次へ」ボタンをクリックするだけで、こんなグラフができてしまう。

なんだ! こんなに簡単なんじゃない!!

こんな子供騙しに今まで私はビビっていたのか!

なんて変な感動の仕方をしながら作ったグラフでいえることは
「RSSビューは増えてます」・・・ヲイ(°O゜)☆\(--メ) バキッ!

という冗談はともかく以前に全文にするべきか、部分にするべきか、それが問題だ〜 RSSフィードサービスの読まれ方がもうかなり変わってきていることにいまさら気がつくというところで触れたが
「RSSで全文配信をすることで本体のサイトのページビューは減るどころか逆に増える」
という一般論があって私自身は「本当かなぁ?」と思っていたのだが、このグラフを見ると確かにそれを予感させるようなクリックスルーの伸びは見て取れる。
全文を配信するとホームページは見てもらえなくなるのではなく、逆に見てもらえるようになるという仮説はひょっとしたら真実かもしれない。
1週間ではまだ何も分からないがこれについてはもうちょっとデータがまとまったらさらに詳細な報告をする。

なあんてExcelが使えるビジネスマンみたいな口調になっちまったぜい!






グラフは藤色が「RSS購読者」、臙脂色が「RSSから本体ページに飛んだクリックスルー」、
ベージュが「ヒット」、水色が「RSSページビュー」(ヒットとビューの違いは不明)
導入期は皆さん珍しげに大勢来られたが落ち着いたら、RSS来訪者は緩やかな漸増になった
それに伴い本体ホームページに飛んだクリックスルーも緩やかに増えている
例の全文配信の仮説は本当かもしれない



2007年11月23日



anchor

全文RSS開設後、結局ページビューは減ってるのだけどどう解釈したら良いかな?

Excelなんか使ってもっともらしく分析してみるテスト〜RSSのクリックスルーについての仮説でせっかくExcelの使い方を覚えたので、RSSのビュー、クリックスルーを継続してウォッチしている。
RSS全文配信を始めて1ヶ月以上が経ったのだが、面白い変化が出てきた。

まず予想通りだったのはトップページのカウンターの廻りが少なくなってきたこと。
1500/日ほどだったトップページのカウンターは今では1000強/日くらいになって来ている。
予想外というか、ここは意見の分かれるところだったがRSS全文配信をすると本体のページビューは増えるか減るかというところだが、こちらはやはり微減している傾向だ。
RSS全文配信をすると逆に本体サイトのページビューも増えるということがどこかに書いてあって
「本当かなぁ?」
と思っていたのだが、まだ一ヶ月という短期の資料であまり断言はできないがやはりこれはRSSに読者が流れる分減る傾向にあるということだろうと思う。
RSSで用が足りてしまう人は本文を見に来ないし、興味を持った人はクリックスルーという形で本文も見に来る。
ここは分かれるところなので、本文のページビューは減るというのが正解らしい。
ただ面白いのはRSSのヒットからクリックスルーを引いた数と本体サイトのページビューを合計すると、全体の読者というのは増えたということかもしれない。

だからやはりRSSを置いた甲斐があったということは言える。
トップページのカウンターが進んでいないのも、トップページとRSSと二つのトップページができたと考えると納得できる。

そのうち読者の嗜好とかもここで発表して皆さんの意見を聞いてみたいところだ。
どういう記事がクリックスルーを伸ばしているかというのが、結構私の予想とは違っていたので面白かったからだ。






RSSビューからクリックスルーを引くと一日500程度の人はRSSを見ているが
本体サイトまでは行かないということになりそうだ
これと本体のページビューを足せば全体としては読者は増えているのかもしれない
そういう手応えをどこかで実感できると良いのだが



2007年12月7日



RSS全文配信のススメ〜RSSに関する疑念はほぼ解消された

RSSを配信することはどれほど意味があるのか、また配信するRSSは見出しのみの配信にすべきか、全文配信にすべきかということが気になっていた。
そのことは
2007 年 10 月 1 日
全文にするべきか、部分にするべきか、それが問題だ

という記事で書いた。
またここのリンク先記事にいくつか触れられているが、RSS全文配信をすることによって結局本サイトのアクセスはその分減るのか、それとも合計では増えるのかというのも気になっていた。
それでこちらの記事で知った「FeedBurner」を使ってRSSビジタの人口動態をサイトと連動してみてみたいと実験していた。
2007 年 11 月 14 日
いまさら人に聞けないRSSの基礎知識を知ることができて良かった(追記あり)

こちらからビジタ変動のExcelデータのファイルが入手できるので図式化できるということも
2007 年 11 月 23 日
Excelなんか使ってもっともらしく分析してみるテスト〜RSSのクリックスルーについての仮説

で書いた。

それでせっかくSafariも軽くなってきたことだし(片肺飛行だが)RSSのことをちゃんと考えてみたくなった。

実は先日来から全文配信のRSSの方がそちらだけでビュー数が5000/日を超えてきて、本サイトのページビューと並んできているのだが、これがどれくらいだぶってきているのか気になっている。
本サイトのページビューがジリ貧で少し減ってきているからだ。






RSSのビューで5000を超える日が出てきたしヒット数で3000程度、
常時RSSを読みにくる「定期購読者」というビジタは500人程度という水準
ただしRSSアグリケータがリロードする回数も延べビュー数に入っているので
この数字は5000人の人が見に来ているという意味ではないと思われる





比較の対象になるのかどうか本サイトのページビューは
4500〜5500程度で似たような数字になっている
ユニークビジタも1500〜2000人程度





ただしトップページアクセスカウンターは1000〜1400程度で一時期より減っている
今のwebサイトにとってトップページとかサイトの中とか外とかの概念は
もう無意味化しはじめていることが分かるような気がする
大体ブログは最新ページがトップページでもう表紙という意味合いもないし・・・





詳しく見るとRSS全文配信のリーダーは本文などにクリック移動することが減ってきている
このことは何を意味しているかよくわからないがRSSとhtmlの本サイトとそれぞれの読者が
二極分化してるということか、はたまた記事が面白くないから本文を見る気がしないのか・・・





さらに長期レンジで見るとビュー数や「定期購読数」が一定の率で増え続けていることが分かる





このビュー数、ヒット数、定期購読数のはっきりした傾向と比べて
クリックスルーは明確に低いところで留まっているのが分かる
このことからいえるのはやはり最近の議論のようにRSSと
本サイトの読者は別グループだということなのかもしれない



これら各種の統計を見てみてなんとなく直観的に思うのは、htmlの本サイトを見に来る人とRSS全文配信を見ている人は別のグループだということだ。
だから先のリンク先で上げた
「RSS全文配信をしても本サイトのページビューは減らない」
というのはある程度その通りだと感じた。
ただし、トップページのアクセスカウンターは段々回転が落ちてきているところを見ると、トップページをブックマークするという習慣は減ってきて、webの回遊者にとって
「トップページ」
とか
「サイトの表紙」
というような感覚は意味がなくなってきていることを感じる。
RSS全文配信をすることは、それで「本サイトの読者も増やす」というほどの効果はないことも感じる。
だから本サイトのヒット数を増やすためにRSS全文配信をするというのはなんとなく本末転倒のような感じだ。
ただ
「両方の読者を合わせるとトータルでは読者数は増える」
という議論は正しいと感じた。

だからRSS全文配信をするのは、プラスかどうかというのはサイト運営者の考え方次第だ。
広告収入を増やしたいという目的ではこの方法はあまり効果がないと思う。
ただ広告収入どうこうよりも、
「より多くの人が見てくれればそれだけでうれしい」
という目的意識を持った管理者なら、RSS全文配信は明らかに意味があると感じた。

結論はそういう
「読者がいるという手応えがあればそれだけでインセンティブになる」
というサイト運営者にはRSS全文配信はお勧めできるということだ。




2008年2月8日













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