皆さんのお困りごとに一方的にお答えしましょう3
シリーズも第3弾となるとますます大胆にエスパー度を亢進していく。
もう当たってようが外れてようが気にしない。
皆さんの当サイトを訪れるきっかけになった検索ワードを材料に、随筆を書くくらいの勢いでエスパー回答していく。
今回の一つ目のキーワードは
「EasyCleaner 安全」
EasyCleanerとはこれのことじゃろ。
EasyCleaner
それでこのEasyCleanerは安全かと聞かれると、
「概ね安全」
とはいえる。
概ねじゃなくて絶対安全か?と聞かれると
「Windowsアプリに絶対安全なんて物はない」
と答えるしかない。
その心は以下の通り。
私が試してみた範囲で、何かシステムに悪さをするような問題は発見できなかった。
だから概ね安全だと思う。
しかしWindowsという環境はMacと違ってワンメークのマシン環境で動いているわけではない。
各ハードウエアベンダーによってBIOSも違うし、固有のソフトウエア環境も違う。
ましてやWindowsの場合は個人個人で使用しているアプリケーションの環境もMacなんかよりもはるかにバリエーションがある。
さらにWindowsはMacOSXと違い、どちらかというとMacOS9以前のマシンに近い部分もある。
例えばアプリがあらかじめシステムに読み込まれるライブラリに多く依存しているとか。
その場合、予期せぬコンフリクトも考えられる。
そこに、システムのゴミを強制削除するユーテリティEasyCleaner様のお通りだ。
絶対安全だと言い切れない事情はお分かりいただけたと思う。
こういうケースで使うと危険だという例も今のところ挙げられないけど、安全ともいえない。
各位試してみて、何か問題が起きたらその情報をお知らせいただけると嬉しい。
毎度のことながら答えになっていないが。
2番目は
「ies4osx」
これは勿論ies4osxのことだろう。
MacOSXの上でコード的にWindowsと同じAPIを作り出すDarwineというプロジェクトがある。
オープンソースだ。
これは仮想マシンやエミュレーターと違い、intel提唱のEFI等を利用してコードをそうした仮想的なマシンで動かすとかじゃなくて、WindowsのAPIを動かすコードを解析して、同じ動作をDarwin(MacのUNIX環境)の上で動くようにするというもの。
すでに時計やマインスイーパ等は動いているのだが、プロジェクトはだんだん複雑なものを動かそうとしている。
最終的にはWindows版のMS Officeを動かすのがその目的なのかもしれないが、とりあえずInternetExplorerを動かすことに成功した。
それがこのies4osx。
で、どういう人がこれを歓迎しているかというと、やはりweb屋さんかな。
Macでコードやグラフィックスを書いてとりあえずWindows環境でも表示確認をしないといけないというんで、VMWare FusionやVirtual PCを起動したりするのはなんとなく片腹痛い。
表示確認だけならもっと簡単なソフトがないのかと、彼らはいつも思っているに違いない。
でも残念ながらies4osxもそんなにぱきぱき動くわけじゃないんだよね。
本当は素直にWindows実機で各種InternetExplorerを起動して確認するのが一番快適だと思うけど、Macで開発している人は皆こういう夢をみるんだね。
3番目の検索ワードは
「ロスチャイルド家 ”インサイダー”」
ロスチャイルドの逸話についてはここの映画評論のページに書いた。
「スティング」
ロスチャイルドは欧米の10指に入る大財閥の家柄だが、その財閥の基礎はこのリンク先のエピソードの通りワーテルローの戦いの時の家祖ネイサン・ロスチャイルドの大芝居で築かれた。
ネイサン・ロスチャイルドはワーテルローの戦況がいち早く自分の耳に入る仕組みを用意しておいて、ワーテルロー戦勝銘柄の株を買い漁った。
当時の株式市場は風評で動いていたから
「株の神様ロスチャイルドが買ったなら買いだ」
とばかりに提灯買いが殺到した。
ところがネイサンは
「ワーテルローで英軍大勝」
のニュースを聞くと、株式市場で一気に持ち株を投げ売りし始めた。
これを見た提灯買いの投資家も
「ロスチャイルドが投げ売りし始めたということは英軍の大敗に違いない」
とパニック売りになり、あっという間に株式市場が暴落した。
ここですかさずネイサンは底値買いをして、大儲けしてこれがロスチャイルド財閥の基礎になった。
当時の株式市場は「ストップ安」なんて仕組みもなかったから、暴落する時には極端に暴落したろう。
だから当時はこういうこともできた。
問題はこのネイサン・ロスチャイルドの行為はインサイダー取引に当たるかどうかだ。
もしネイサン・ロスチャイルドが軍関係者で、軍籍にある人にしか知り得ない情報で取引をしていたら現行法では「インサイダー取引」ということになる。
また軍籍になくてもそういう人に便宜供与してもらって情報を得て、代わりに利益の何割かを情報提供者に与えたとしたら、これも真っ黒なインサイダー取引だ。
ところがちゃんとした取材でそういう情報を得て、自分の判断でワーテルロー戦勝株を買ったのならこれはインサイダーにはならない。
「他の人の知り得ない情報を基に買ったらインサイダーではないか?」
というとそれは違う。
それは必要十分条件ではない。
ただネイサン・ロスチャイルドの場合「株価操縦」の容疑の方が濃厚ということになるかな。
いずれにしても当時はそういう法整備がされていたかどうかは疑問だが。
4番目の検索ワードは
「Mac os x スライドショーアプリ」
これについてはこちらのサイトの
「α波が出る音楽を流しながらキレイな写真のスライドショーをながめてリラックスする」
というエントリを参照願いたい。
何故か今個別エントリのリンクが切れているようなので、探して行ってみて。
ここに最強スライドショーアプリのことが書いてある。
次の検索ワードは
「FairMount」
これはFairMountのことじゃろ。
DRMのかかったDVDのロックを外して動画を取り出す方法は、いろいろあるのだが今のところ一番強力なのはFairMountかもしれない。
いずれにしても個人で楽しむ以外の目的に利用しないよう注意してもらいたい。
6番目の検索ワードは
「msフォント ダウンロード mac」
つまりMSゴシックなどのMicrosoftのフォントをダウンロードできるサイトはないかという質問じゃろ?
それなら本家Microsoftのサイトがある。
MSゴシックなどのMSフォントは無料で合法的にOSXで使える
いまはこちらで体験版が手に入るので試してみるといい
7番目の検索ワードは
「OSX シンボリックリンク」
シンボリックリンクはUNIX的なエイリアス。
エイリアスとほぼ同じなのだが、GUIのFinder上ではシンボリックリンクはほぼ実体と同じ振る舞いをする。
つまりゴミ箱に入れて削除すると実体も消えてしまう。
GUI上で扱うのは結構厄介なリンクだ。
これとは別にハードウエアリンクというのもある。
これはTime Machine上でバックアップのリンクファイルとして使われる。
GUIでいじるとスパゲッチのような混乱を招く小難しいリンクだ。
それぞれ特徴を掴んで利用しましょう・・・ってまた答えになってない?
<訂正>
ハードウエアリンクじゃなくてハードリンクだ。
ゴミ箱に入れると実体が消えるじゃなくて実体をゴミ箱に入れてもリンクがある限り消えないだった。
ここの記事で一度訂正を入れているのにまた同じところで間違ってる。
〜Time Machineのバックアップをコンパクト化するTips
どうもハードリンク、シンボリックリンクは私には鬼門筋のような気がする。
8番目の検索ワードは
「ドロップフレーム ノンドロップフレーム 判別」
我々は小学校で1日は24時間と教わっている。
一年は365日であり一時間は60分であり、1分は60秒であると教わっている。
月だけが半端なので4年に一度閏年がきて2月が29日になる。
しかし本当は正確なところをいうと一日はきっかり24時間で割り切れているわけではない。
1日とは地球が自転する1回転のことで1年は地球が太陽の回りを1回転することだ。
これがほぼ割り切れているように見えるのは実は偶然の一致なのだ。
実際は一日数秒のズレがある。
たかが数秒だ。
時々時計を合わせれば、日常生活では問題ない。
ところが放送事業者はそうはいかない。
放送はどの番組も
◯時◯分◯病◯フレーム
までの正確な時間で番組を送出しないといけない。
でないと番組とCMがズレて
「しばおま」(「しばらくお待ちください」のお断わり画面)
を出さないといけなくなるという不体裁が起こる。
一般的には日本やアメリカで採用されているNTSC方式のビデオは一秒間が30コマ(フレーム)ということになっている。
しかし厳密にうるう秒まで計算に入れると本当は1秒は
29.97コマ
ということになる。
これがドロップフレームということだ。
つまり実際の正確な時間に合わせて放送できる正確なフレーム数のこと。
レンタルビデオ、セルビデオなど放送にかける必要がないビデオは、そういう正確な時間に合わせる必要がないので、元のセオリー通り1秒間は30コマになっている。
これがノンドロップフレーム。
つまり100分の3のコマが落ちていないということだ。
見分ける方法は、放送事業者なら
「ベーカムデッキのタイムコードを10時0分0秒に合わせるとフレームが0に合わないで02になるので見分けられる」
ということを知っている。
でも一般の民生機だとどうやって見分けるのだろう。
というか、民生機ならドロップフレームを扱うことはまずないだろうから、普通ノンドロップフレームだと思う。
これもちょっと推測入ってます。
<訂正>
これまた間違い、
昔マスターさんと話していて、からかわれた話を真に受けていたみたいで実際には29.97フレームというのはカラー化された時に決められたそうだ。
もともとNTSCのフレーム数は30fpsだったが、カラー化された時にカラーサブキャリア(色信号を送る伝送波、そういうフレーム信号とは別の波をテレビ信号にくぐらせた)を採用した。その周波数が3.58MHzだかで30フレームだと干渉して映像にちらつきが出るため、フレーム数をずらして29.97フレームにしたのが正解らしい。
このフレーム数だとアタマから1番、2番とタイムコードをふっていくと毎秒3/100フレームずつズレていくので、パケージビデオの場合はこれでも問題ない(ノンドロップフレーム)が、放送用では不便なのでフレームを落として、つまり番号を飛ばしてタイムコードをふっていくのがドロップフレームということでした。
ウソ書いてごめんなさい。
今回はここまで。
2010年11月30日
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