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OSXのtips2-22

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
アプリ、システム操作に関するtips


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ドックに「最近使った項目」等を表示する便利なTips

これは元ネタは感じ通信さんらしいが、
わかばマークのMacの備忘録さんの「最近使った項目」をStacksで表示
というエントリで知った便利なTips。
(さらに元ネタを辿るとMAC OSX HINTSなのだそうだ)

アップルメニューにデフォルトだと「最近使った項目」としてアプリとファイルが何項目かずつプルダウンで表示される。
FruitMenuを使えば「Recent Applications」「Recent Documents」なんて項目ができたりするし、
Classic Menuを使えば好きな項目が登録できる。

それもいいのだが、この「最近使った項目」がドックに表示されたら確かに便利だと思う。


このリンク先で知ったTipsは非常に簡単な方法でこれを実現する。
Terminalを起動して、以下のコマンドラインをコピペして実行する。

defaults write com.apple.dock persistent-others -array-add '{ "tile-data" = { "list-type" = 1; }; "tile-type" = "recents-tile"; }'

完了したら

killall Dock

を実行してドックを再起動する。
(私はMainMenuを使ってお手軽にやってしまったが)
するとドックに「Recent Applications」というフォルダ(スタック)が登録されている。
後は推して知るべしだ。

パソコンを使っていて、必要なアプリの9割はつい最近起動したものだ。
だから最近起動したアプリをドックからリスト表示できればかなり便利なランチャーになる。






上記コマンドラインをTerminalで実行する
そしてドックを再起動する





するとドックに「Recent Applications」というスタックが登録されている





グリッド表示で最近使ったプリケーションをリストアップ
並び順がアルファベット順ではなく起動した順番であることに注目





他に「最近使った書類」、「最近使ったサーバ」、「よく使うボリューム」、
「よく使う項目」などに切り替えて使える





「最近使った書類」はこんな感じで勿論テキストだけでなくあらゆるファイルの履歴を表示する





「よく使うボリューム」はこんな感じで頻繁にマウントするボリュームをスタック表示





「よく使う項目」はFinderの左ペインに登録されている項目で
ユーザ/ライブラリフォルダにある「よく使う項目」とは違う
最近ここに挿入されたDropboxなんかも見える





アプリケーション、サーバなどの表示する数はここで設定する
「最近使ったアプリ」の表示は数が多いほど便利なので私は50に設定した





すると最近使った項目が増えてきた
ランチャーとしてはかなり役に立ちそうな感じだ







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TimeMachineのバックアップ容量を大幅に少なくするTips

この記事は効果が確認できないために削除しました。





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Time Machineの振る舞いはやはりよくわからない

先日のTimeMachineのバックアップ容量を大幅に少なくするTipsという記事に対して「t0mori」さんから「Time Machineは"/private/var/vm"をバックアップしていないのでは?」という指摘をいただいた。
確かにその通りだったのだが、すると先日の2GBのバックアップが20MBに減らせたように見えたのは何だったのか、その後検証していた。
その間誤解を与えそうなので当該記事は削除していた。

結論から書くとどうもよくわからない。
「t0mori」さんのご指摘通り、Time Machineは"/private/var/vm"をバックアップしていない。
とすると毎回2〜3GBものバックアップは一体どこをコピーしているのだろうか?
例えばVMwareを起動していない日に、テキストの上書きなどで数百KBから数MBのファイルしか変更していない時でも(実際昨日がそれに当たるのだが)、Time Machineはやっぱり2GBのバックアップをはじめる。
Dolipoのキャッシュも300MBに絞っている。

そして一度中断してもう一度Time Machineにバックアップをさせようとすると今度は数百KBのバックアップに変わる。
どうもこのTime Machineの振る舞いに騙されたようだ。

やはりこの2GBのバックアップファイルの中味は何なのかという疑問が残る。
どなたか情報をお持ちではないだろうか?






例えばローカルアカウントのここにキャッシュが概ね集約されている





Time Machine"/private/var/vm""~/Library/Caches"
"/Library/Caches"等を除外項目に指定する





しかしFinderから覗いてもTime Machineに入っても・・・・





vmやCache等のフォルダはそういう設定をしているかしていないかにかかわらず空だ
こういうフォルダをバックアップの対象から外しているようだ





しかしTime Machineは今日も2GBのバックアップを取る
VWwarePhotoshop等の大物アプリを起動していないくてもだ





それを中断して再度バックアップするとなぜかバックアップ容量は500KBに激減する
このことからTime Machineは一度vm等をバックアップして
削除するような変な動きをしているんじゃないかという気がする
つまりこの設定は無意味?あるいはバックアップにかかる時間を多少短縮するだけ?
よくわからないがCacheフォルダ以外のところに散らばっているCache
DolipoDashboardなどのCache)をこまめに設定することは意味があるように思った
わずかな容量だが毎日のバックアップが蓄積すると月に数GB程度の節約にはなると思う

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Pref SetterTime Machineのバックアップ除外領域を知ることができる


Pref Setter
(Freeware)
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

プロセスコードの設定ファイルである.plistファイルに何が書かれているかを分かりやすく表示してエディットも可能にしてくれるアプリ。

こういう.plistファイルのエディターアプリはいくつかあった気がするがこれは表示が整理されていて分かりやすい。

先日のTime Machineは何を保存しているのかよう分からん騒動以来いろいろな皆さんからお知恵をいただいている。
ここで改めて皆さんに感謝したい。
そのなかで「plist」様からいただいた情報がこのアプリ。

これで見るとTime Machineが何を保存しないかというのが見える。
Time Machineの設定ファイルは、
"/Library/Preferences/com.apple.TimeMachine.plist"
に有って、このPref Setterで見ると
System Preference
の項目に見える。

ただしここを開いてみても見えるのは主にリスト設定したもの、事後に設定された変更が中心でこれがすべてなのかどうか分からない。
ここでBBSにもうひと方、「通りすがり」さんからも情報をいただいた。

バックアップの除外項目は
/System/Library/CoreServices/backupd.bundle/Contents/Resources/StdExclusions.plist
という別の.plistファイルを開くと分かるという。
これはコアサービスの「バックアップデーモン」というサービスのバンドルの中の設定ファイルだ。
そういえばTime MachineはGUIのフロントエンドの姿で、その実態は「backupd」というようなプロセスだという話を聞いたことがあるようなないような・・・

さっそく開いてみると確かにあったよ、ありました。
最初に話題にした
"/private/var/vm"

"~/Library/Caches"
もこのリストに含まれている。
つまりこれらをわざわざ除外リストに登録するのは意味がないということだ。
むしろ大きなファイルを一時的に置いておく置き場みたいなところを、どうせバックアップを取るからTime Machineで、バックアップを取ってくれるのはスペースと時間の無駄だ・・・というディレクトリをこの除外リストには追加すべきということか。

余計なスペースを浪費しそうなところはちゃんと除外されていることが分かった。
とんだおっちょこちょいから、間違ったTipsを書いてしまい皆さんに誤解を与えたことをお詫びしたい。
でも今回はなかなか勉強になった。






Pref Setterはアプリの設定ファイルである.plistファイルの
内容を分かりやすく見せてくれるエディタ





地裁フローティングウインドウのリストから見たい.plistファイルを選ぶ
ちなみに今回話題のTime Machineの設定ファイルはSystem Preferenceの項目にある





見るだけなら良いがシステム系のplistファイルはグレーアウトしているので
エディットする場合はこの南京錠アイコンをクリックしてロックを解除する





それぞれの項目の詳細はマウスオーバーで待っていると吹き出しウインドウで見える





ただここで見えているのは設定のリストで追加したものが中心のようだ





そこでBBSに情報をいただいたのはこちらの「backupd
このデーモンの中の「StdExclusions.plist」Pref Setterにドロップして開く





するとこの通りTime Machineのバックアップから
除外されている領域のリストがずらっと出てくる





件の"/private/var/vm"もちゃんとリストに入っていた
つまりSwapファイルはバックアップから外されているということだ





ちなみにシステム環境設定の「Time Machine」のペインから除外領域を設定する方法をおさらい
オプションボタンをクリックしてリストを表示したら下の「+」ボタンで領域を追加する





場所を開くダイアログで除外するファイル、領域を指定する
下の「不可視項目を表示」で不可視領域も指定できる





ということで一通りキャッシュ関係も指定したが今日も元気に2GBのバックアップ
何をバックアップしていないかは分かったが何が2GBもかさばっているかは相変わらず分からない



ということで勉強にはなったが、Time Machineのバックアップをコンパクト化するという試みはうまくいかなかった。 ちなみに以下にPref Setterで判明したStdExclusions.plistのバックアップ除外領域のリストを転載しておく。


ContentsExcluded

/Volumes
/Network
/automount
/.vol
/tmp
/cores
/private/tmp
/private/Network
/private/tftpboot
/private/var/automount
/private/var/log
/private/var/folders
/private/var/log/apache2
/private/var/log/cups
/private/var/log/fax
/private/var/log/ppp
/private/var/log/sa
/private/var/log/samba
/private/var/log/uucp
/private/var/run
/private/var/spool
/private/var/tmp
/private/var/vm
/private/var/db/dhcpclient
/private/var/db/fseventsd
/Library/Caches
/Library/Logs
/System/Library/Caches
/System/Library/Extensions/Caches


PathsExcluded

/.Spotlight-V100
/.Trashes
/.fseventsd
/.hotfiles.btree
/Backups.backupdb
/Desktop DB
/Desktop DF
/Network/Servers
/Previous Systems
/Users/Shared/SC Info
/Users/Guest
/dev
/home
/net
/private/var/db/Spotlight
/private/var/db/Spotlight-V100


UserPathsExcluded

Library/Application Support/SyncServices
Library/Caches
Library/Logs
Library/Mail/Envelope Index
Library/Mail/AvailableFeeds
Library/Mirrors
Library/PubSub/Database
Library/PubSub/Downloads
Library/PubSub/Feeds
Library/Safari/Icons.db
Library/Safari/HistoryIndex.sk


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Time Machineのバックアップをコンパクト化するTips

今度こそ。

といってもいろいろリサーチしているうちに見つけたのだが、バックアップ容量をソフトウエア的に減らすことはできないのだが、システムのUIにちゃんとそういう機能があることが分かった。
方法はキャプションを参考してほしいのだが、要するに要らない古いバックアップ、不要なバックアップを手動で削除するという方法。

なおこうした手順を踏まないで、強引にFinderからTime Machineのバックアップの Backups.backupdbに入ってバックアップファイルを削除したりすると、Time Machineが「アクセス権がないためにバックアップを継続できません」というような趣旨のアラートを出してちゃんと動かなくなるそうだ。

Time Machineのバックアップ領域はFinderから覗くとすべてのファイルが実体のように見えるが、実際にはその多くがシンボリックリンク(UNIX世界のエイリアスのようなもの)で、各ディレクトリに保存されているのは実体のないシンボリックリンクと差分ファイルだけという構造になっている。
(後日注:BBSに「SakiPapa」様より書き込みをいただいた。Time Machineで使われているのはシンボリックリンクではなくアーカイブディレクトリリンクという一種のハードリンクなのだそうだ。
この件、後日詳述)
たまたまオリジナルの方を削除してしまうと、リンクの体系が壊れてしまう。
こういうとこらもFinderで単純に削除をしてはまずい理由だ。

Time Machine領域はあまり手を突っ込まない方が良いということらしい。






古いバックアップ、要らないバックアップの削除はFinderからやってはいけない
Time Machineに入って要らないバックアップを選択し「アクションボタン」をクリック
ここで「すべての◯◯のバックアップを削除」を選択するとすべての日時の
そのフォルダ(ファイル)のバックアップが一斉に削除される





日時を選んで「バックアップを削除」をクリックすると
今選んでいる日時のバックアップだけがすべて削除される





削除にはパスワードを要求される
シンボリックリンクや差分ファイルを置き換えながら
削除するという作業手順のため削除にはしばらく時間がかかる
完全に消えるまで当該フォルダはこのように色が薄くなっている





おかげで9GBしか無かったバックアップディスクの空き容量が26GB以上に増えた

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Time Machineの振る舞いはやはりよくわからない〜解決編〜バックアップ容量がようやくコントローラブルになってきた

先日Time Machineの振る舞いはやはりよくわからないという記事以来、バックアップ容量を削減すること自体には成功したが、Time Machineのバックアップが毎回2GBもの容量を書き足す原因が相変わらず不明だった。

このことについてBBSに「oliza」さんから情報をいただいた。

「タイムマシーンのバックアップでは、パラレルズとマイクロソフトのEntuorageが癌です。なんでそんなの使ってるのと言われそうですが職場でmacを使うためしょうがない選択なんです。こうしたソフトはdataを独自のimage fileみたいなので一括して扱っているので、ばかでかいdataがほんのちょっとの変更で別ファイルとして記録されてしまいます。 2GBの件ですがこうしたお行儀の悪いソフトが動いてませんか?」

とのことで、私はParallelsEntuorageは使っていないし、VMware Fusionを起動していない日でも同じように2GBバックアップするのが不思議だったのだが、この「Entuorageのイメージファイル」という話がヒントになった。

私の環境ではモバイルのMacBookで、個人情報や仕事のメモ、ドキュメントを全部一元管理している都合上、すべてのテキストファイルをExcesで暗号化している。
また仕事のメモ類はすべてMacJournalに書き込んでいる。
資料類はこのどちらかに保存しMacJournalなどはjpegもpdfも皆貼り込んでいるため、そのデータファイルの大きさが
Excesで1.7GB、
MacJournalで300MB
になっている。
ぴったり辻褄が合う大きさだ。

そこでさっそく検証。
この2つをバックアップ除外リストに登録してバックアップをしてみるとバックアップ容量は見事160MBにまで激減した。

この2つをTime Machineの過去のバックアップから削除してみた。すると40GBもの空き容量を確保することができた。
2GBをおよそ20日間バックアップし続けるとおよそ40GBでこちらも計算上辻褄が合う。

つまりExcesMacJournalも保存ファイルはひとつの大きなファイルだったりイメージファイルのVaultだったりするので、数行のメモを追記するだけでも1.7GBとか300MBの新しいファイルとしてTime Machineは判断してしまい、丸ごとバックアップするということを毎回やってしまうわけだ。

これに対する対処法は、下記のように時々過去のバックアップを削除して最新のファイルだけをバックアップすることで、問題を解決できる。
本当は両方ともTime Machineの除外リストに登録してしまえば良いのだが、これこそ何かあったら「しまった!」という種類のファイルなので、Time Machineの恩恵が一番考えられる領域だ。
完全に外してしまう方が意識しないで使えるがやはり置いておくことにした。






BBSにいただいたご指摘でピンと来たのだが
仕事や個人情報のテキストファイルを保存しているExcesで暗号化しているイメージファイルが
毎回「新しいファイル」としてバックアップされているらしい





それとMacJournalも仕事や個人情報などあらゆるメモ、webの情報を貼付けたりなど
毎日のように使っているため数行の追記でも全く新しいファイルと認識されているらしい
この合計がちょうど2GBになる





そこで試しにシステム環境設定のTime Machineの項目で
この2つをバックアップ除外リストに追加してみる





するとTime Machineの今回のバックアップ容量は160MBまで激減した
例の2GB問題の原因はこの2つのファイルだった





そこでTime Machineに入って先日のTipsの方法でExcesのバックアップを削除してみる





それとMacJournalのバックアップも削除する





削除前のTime Machineのボリュームの空き領域は12GBだったが・・・





この2つを削除すると53GBに空き容量が増えた
2GBを20回毎日バックアップしていたと考えると計算上も辻褄が合う





ただこの毎日仕事などで使う領域はバックアップがないと
「あっ!しまった!!」ということになるかもしれないので
やはりTime Machineのバックアップからは外さないことにした
時々過去のバックアップを削除するということで今後も容量を確保することにした
それでも40GBのゲインは大きい

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Time Machineのバックアップをコンパクト化するTipsに誤りがあったので訂正

今度こそ終息と思ったTime Machine問題はまだまだ続きがあった。
といっても引き続きトラブルが起こったのではなく、私の記述に一部間違いがあったということだ。

Time Machineのバックアップ領域に指定しているボリュームを覗くと
Backups.backupdb
というディレクトリが第1階層に見える。
その中をのぞくと日付順にフォルダが並んでいてさらにその中にLeopardの起動ボリュームと同じ名前のフォルダが見える。
その中にはそれぞれその当時の起動ボリュームとそっくり同じものが同じ場所に保存されている。
これがTime Machineの驚くべき内容で、見えるままに表現すると過去にさかのぼってバックアップを取った回数だけ、起動ボリュームがごっそりコピーされている。

しかし実際にはそんなことはない。
例えば私のLeopardの起動ボリュームは使用済み容量だけで86GBもあり、もし一日一回、一ヶ月間単純コピーでバックアップを取ったとしたら、2580GB、およそ2.3テラバイトものバックアップディスク容量が必要になる。
最近はテラバイト単位の外付けハードディスクも珍しくなくなってきたが、それでもさすがにこれは実用的に使うには非現実的な数字だ。

実際には前回から何も変わっていないファイルやディレクトリはリンクによって、前回のファイルと同じところに結びつけられている。
そのリンクによって結びつけられている実体の元々のファイルと差分ファイルは、バックアップディスクの第1階層に
.HFS+ Private Directory Data
という不可視ディレクトリが生成されていて、その中に収納されている。

Time Machineの過去のディレクトリに見えているファイルやフォルダは実体のように見えているが、実際には実体ではなく影だ。
このリンクの特性から、私は早とちりして「これはシンボリックリンクだ」と書いてしまったのだが、これについてBBSに「SakiPapa」様から書き込みをいただいた。
これは正確にはシンボリックリンクではなく、「アーカイブディレクトリリンク」という名前を与えられたハードリンクだということだ。

ハードリンクというのは、もともとコンピュータのデータを仮想的に「一体のファイル」として見せるためにそれに名前を与え、その実体であるかのような形をディレクトリの中にあるように見せているその関連付けのことで、これがMULTICS以来のファイルシステムに依存したリンクの一形態だとのこと。
それでハードリンクに対してソフトリンクというのもあるわけで、UNIXのシンボリックリンクはそのソフトリンクの一種。
実際にはシンボリックリンクを採用する前からUNIXではハードリンクが使われていたが、最近はNTFSやHFS+でも採用されているとのこと。

あまり書くとまたボロが出そうなので聞き書きはこの程度にしておくが、もともとディレクトリとファイルの実体のデータを関連づける目的のリンクだから、ひとつのファイルに複数のリンクを張ることができて、ひとつに変更を加えるとすべてのリンクから見えるファイルに変更が反映してソフトリンク的な便利さながら、シンボリックリンクのようにオリジナルファイルを移動してもリンクがキレないというのがそのメリット。
デメリットはあまりそれを散らかしているとスパゲッティ状態になって、リンクをいくら削除しても本体ファイルが削除できないという無間地獄に落ちる可能性があるので、使い方が難しいとのこと。

そしてまさにLeopardのTime Machineはその使いどころとして最適で、リンクを張ったり削除したりをすべてシステムのファイルシステムイベントの管理に任せてユーザがマニュアルでいじったりしないために、無間地獄に陥る可能性が排除できるということらしい。

この記事を書くにあたってShiiraの作者さんのmkinoさんの
Leopard解体新書--第4回:Behind the Time Machine - page3 - builder by ZDNet Japan
という記事が大変参考になった。

また今回の一連のTime Machine祭りは、ほとんど読者の皆さんから寄せていただいたお知恵で解決した。まことに皆さんのおかげで常連読者がいるということは本当にありがたいことだ。
私個人の知恵は大したことがないが、皆さんの知恵が合わさって当サイトが充実していけるのが嬉しい。
本当にありがとうございました。






Time Machineの正体を見るために外付けハードディスクをTiger/iBookに接続した
mkinoさんの記述通りハードリンクはTigerではエイリアスとして認識している
Time Machineの領域の中のすべてのディレクトリがエイリアスであることが分かる





その実体はどこにあるのかパスを探ったところ第1階層に
.HFS+ Private Directory Dataという不可視フォルダがある
この不可視フォルダはLeopardのFinderでは「不可視領域を表示する」にしても見えない
なのでこの実体のありかに気がつかなかったのだが
Tigerからは見えるというのはmkinoさんの記事を見て知った





その第1階層の.HFS+ Private Directory Dataというフォルダを覗くと
確かに実体フォルダがずらり並んでいる





この.HFS+ Private Directory Dataの大きさを
「情報を見る」で見てみると193GBだった
バックアップの実体ファイルはすべてこの中にあってBackups.backupdb
中に入っているのはすべてハードリンクという構造になっている







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Firefox3を速くするTips

最近何だかFirefox3が重くなってきたとお嘆きの諸兄、最初に入れた時には「速い!」と思っていたのに何だかいつの間にかFirefox3が重くなって描画に時間がかかるように思っている方・・・実は私もそういう一人だ。

私は主にMinefieldを使っているのだが、これもだんだん重くなっている気がする。
底で見つけたのがこれ。
私も喜んで試してみた。

てきぢゃさんのところのBBSで知ったFirefox3を速くするTips。

リンク先には2つ事例が挙げられていて
Firefox高速化。 - shigekifactory.com
遅ればせながらFirefox高速化, かなーり速くなりました<追記> | 林檎はいかがですか?
この2つのリンク先を参照いただきたいのだが、記事が消えてしまうことも考えられるので概要だけ書く。
前者は

1。アドレスバーに「about:config」と打つ。「自己責任で」みたいな警告文が出るので、自己責任で。

2。検索窓に「pipelining」と打つ。そうするとこのあたり↓がひっかかる。もうひとつぐらいひっかかるかも。sslとかなんとか。

network.http.pipelining
network.http.proxy.pipelining
network.http.pipelining.maxrequests

3。「false」になってるものをダブルクリックして全部trueに。

4。maxrequestsは値をダブルクリックして大きな数字を入れる。たとえば30ぐらいに。


という手順。

後者は

user_pref("browser.cache.memory.capacity", 65536);
user_pref("browser.cache.disk_cache_ssl", true);
user_pref("browser.xul.error_pages.enabled", true);
user_pref("content.interrupt.parsing", true);
user_pref("content.max.tokenizing.time", 3000000);
user_pref("content.maxtextrun", 8191);
user_pref("content.notify.backoffcount", 5);
user_pref("content.notify.interval", 750000);
user_pref("content.notify.ontimer", true);
user_pref("content.switch.threshold", 100000);
user_pref("network.http.max-connections", 32);
user_pref("network.http.max-connections-per-server", 8);
user_pref("network.http.max-persistent-connections-per-proxy", 8);
user_pref("network.http.max-persistent-connections-per-server", 4);
user_pref("network.http.pipelining", true);
user_pref("network.http.pipelining.maxrequests", 8);
user_pref("network.http.proxy.pipelining", true);
user_pref("nglayout.initialpaint.delay", 100);
user_pref("plugin.expose_full_path", true);
user_pref("signed.applets.codebase_principal_support", true);


を標準テキストとして書き出して、
~/Library/Application Support/Firefox/Profiles/xxxxxxxx(自分のプロフィール名).default/
の中に「user.js」というファイル名で保存するというもの。

はたして結果は?
確かに速くなった!(・・・ような気がする・・・・多分・・・速くなっているんじゃないかなぁ・・・誰か速くなっていると言ってくれ!!)

しばらく使っていないと何ともいえないが微妙に速くなった気もしないでもない(・・・と思いたい・・・(^_^;))






URLフォームにabout:configとタイプする
たくさん出てくるが検索窓にpipeliningと入力
出てきた項目が「false」になっていたらクリックして「true」に変更する





maxrequestsという項目はクリック
出てきた入力ウインドウの4くらいになっている数値を30程度に変更





これでwebの表示速度が速くなるという話だ





またテキストエディタなどで標準テキストでこの文字列を置く





~/Library/Application Support/Firefox/Profiles/xxxxxxxx.default/
「user.js」という名称にして保存する





確かにレンダリングスピードは速くなった(気がする)



<後日追記>

このTipsについて「はま」さんからBBSに書き込みをいただいた。

このTipsの構文が「pipelining」に関するもので、一部の構文が「pipelining」を30に増やすという内容のものだが、これはスパム行為と同様のものではないかという指摘をいただいた。

ダウンローダの一部で分割ダウンロードでサーバに過負荷をかけるものがあるのは知られた話だが、それと同じことが起きる可能性があるという。
ただこれは私も調べてみたのだが、pipeliningについてはどれくらいが適正かというきちんとした決まりも、技術アドバイスも見当たらない。
「多すぎない方が望ましい」
ということであり、30は多過ぎるということぐらいしかいえないようだ。

ただ「はま」さんのご指摘のように、上記の構文は30のpipeliningをリクエストするとしながら、2つ目の構文でpipeliningは8と規定しており、矛盾している。
さらにFirefoxはpipeliningを8に限定しているという話もある。

なのでこのpipeliningを30にするという設定は少なくともこの流れでは無意味ということになる。
情報をいただいた「はま」さん、ありがとうございます。

ところでこのTips自体の有効性も若干疑問があって、微妙に速くなったような気がするのだが、プラセボ効果かもしれないし明確に速くなっているという確証が得られない。
暫定的にTipsのページに転載したが、削除しようかどうしようか今のところ迷っている。









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大量に開いたウインドウを一気に閉じるTips

こういうことがよく起きないだろうか?
大量のフォルダを選択している時に間違って、それをクリックしてしまって大量のウインドウがどばどば開いてしまい、それをしまうのにエラい時間と手間がかかった・・・とか

大量のファイルを選択している時に間違ってコマンド+Iキーを叩いてしまい、「情報を見る」ウインドウが数十個も開いてしまい、それを片付けるのに往生した・・・とか

そんな奴オランでぇ〜という人は流し読みをしてもらいたいのだが、私はそそっかしいのかこういうミスをよくやる。
そしてその度に「何だかな〜」と思いながら一個ずつ赤ボタンをクリックしてウインドウを閉じている。
しかしそういう時こそ頭を働かせるべきなのだ。

一個ずつ赤ボタンをクリックして閉じるのは最悪の解決法で、もう少しマシな方法はコマンド+Wキーでひとつずつ閉じるということになる。
しかし、もしFinderでウインドウが大量に開いているのなら、Finderをアクティブにして、
コマンド+option+Wキー
を叩いてみよう。
それで数十個も開いてしまったウインドウが一気に閉じる筈だ。

私自身忘れていたTipsなのでメモとして書き留めておく。






大量のファイルを選択したまま間違ってコマンド+Iキーを叩いてしまって
舌打ちをしている状態ですね、わかります





こういう時に愚直に一個ずつコマンド+Wキーを叩いて
閉じていくというのも味がある解決法ですが・・・





コマンド+option+Wキーというキーを叩いてみよう
一気に閉じるので手っ取り早くデスクトップがかたづく







anchor

Terminalに現れた「you have mail」の文字列は文字通りメールだった

前回、セキュリティードクターというアプリを紹介した項目で、
Terminalに「you have mail」という文字列が残ってしまった」
という話を書いたところ、さっそく「mzch」さんから、それはUNIXのmailコマンドの表示ではないかというご指摘があった。
確認したところまさにその通りだった。

mailというコマンドを打ったところ、
/usr/loal/clamXav/bin/ のclamが発したスキャンリポートとアラートがその内容だった。

clamをテストした時に、なにか「メールで通知」というような設定のチェックを入れたのかもしれない。
あまり記憶が定かではないが,そういう辺りが原因だと思う。

情報いただいた「mzch」さん、ありがとうございました。






上記アプリをテストしていた時にTerminalにこういう文字列が残ることに気がついた
この意味はUNIXユーザな誰でも知っている「通知を受け取った」状態なのだそうだ
私は不勉強にも知らなかったが





メールの受信状況、内容を見るのはmailというコマンドを打つ





発信者はClamXavのclamエンジンで、ステータスの通知とアラートを含んでいる
管理者には便利な機能だと思う





「mail」の受信を完了すると例の文字列は消えた
clamの「メールで通知」の設定にチェックを入れるとまた現れると思われる







anchor

Symantec AntiVirusをアンインストールする時にパスワードが要るなんて聞いてなかったよ〜〜(°д°)/on Windows

先日来セキュリティソフトの各種を次々テストしていて、Windows版のSymantec AntiVirusも別のボリュームライセンス版に載せ替えることになった。
Macなら単純にFinderで削除でいいのだが、Windowsの
「プログラムの追加と削除」
でこのアンインストールをやるとちょっと困ったことになる。

そう、ご批判があるにもかかわらずまたまたWindowsの話題で申し訳ない。

「プログラムの追加と削除」でSymantec AntiVirus本体をアンインストールしようとすると、パスワードを要求されるのだ。
ところがこのパスワードはAdministratorのパスワードではダメで、アカウントのパスワードも全部
「パスワードが正しくありません」
という表示になる。
パスワードについては管理者に尋ねろという趣旨のアラートが出るが、オレがその管理者なのだ!
パスワードのことなんて何も聞いていないぞ!┗(-_-;)┛

ググることしばらく、こういう場合、パスワードを特に設定していないなら
symantec
なのだそうだ。

意味が分からん。
なぜこんなパスワードを要求するのだろうか?
アンインストールを阻止して「シマンテック製品を引き続きご愛用ください」という意味なのだろうか?






Symantec AntiVirusを「プログラムの追加と削除」で
アンインストールしようとするとパスワードを求められる
管理者パスワードも通らない
調べたところこの場合パスワードは「symantec」なのだそうだ
意味が分からん











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