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OSXのtips1-19

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
システムメンテナンスのtips

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外付けハードディスク(NTFS)に大容量ファイルをコピー中にクラッシュ〜sudo rmでも削除できないファイルができてしまった…NTFSのトラブルはNTFSに解決させろ

Windowsでフォーマットされた外付けハードディスクに大容量ファイルを大量にコピー中にFinderがクラッシュしてしまった。

このFinderの癖というかドラッグアンドドロップでファイルを転送しようとすると、特にネットワーク間や外付けハードディスクなどにコピーなどをするとクラッシュしてシステムが固まってしまう悪癖は昔から一向に改善されない。

最近ではそういう時はターミナルを起動してcpコマンドでファイルの転送をすることにしているが、先日は魔が差して、つい大容量ファイルをWindowsのファイルシステムであるNTFSの外付けハードディスクにドロップしてしまった。

『MacからNTFSのボリュームには書き込みができないのでは?』
と思った人は、この辺の事情に詳しい人だ。
実はMacからもNTFSのボリュームに書き込みができるMountyを使用していた。
その時に虹色ボールがぐるぐる廻り始めて二進も三進もいかなくなった。
そしてFinderを再起動したら削除できないファイルができてしまった。





転送中のファイルがFinderのクラッシュとともに削除できないファイルになってしまった




ゴミ箱に移動して削除してもエラーコード50を表示して削除できない
What's Keeping Me?で確認するとなんと「Finderが使用中のため削除できません」という結果に…
そのFinderを再起動してもOSを再起動しても相変わらず
Finderが使用中のため削除できません」との結果
要するにFinder的には「まだ転送中」という認識らしい
つまりMacからは削除できないファイルになってしまった




こういうゴミ箱に消えないファイルができてしまった場合の魔法の呪文…
ターミナルを起動してrm -rf と打って削除したいファイルをドロップ
これでどんなファイルでも削除できるはず…が「フォルダが空ではないので削除できない」とな
-rfオプションはフォルダも再帰的に強制削除するはず、フォルダが空でなかろうが関係ないはず…
これよりももっと強力なオプションがないか探してみたがやはりこれが最強のようだ
要するに何かが正しい動きをしていないということらしい




結局MacではどうにもならずNTFSのトラブルはNTFSに解決させることにした
Windowsにこの外付けハードディスクをマウントすると「ディスクのスキャン」を推奨された




不良セクターの診断までやらせると時間がかかるのでファイルシステムエラーだけ診断させる




それでも結構な時間がかかるが…




その結果長大な診断結果のポップアップが出て大量のファイルが修正されたとのこと
詳細表示をクリックすると…




大量のファイルが修正されているがこれがどうも
例の「転送中のため削除できない」ファイルのようだ




マウントに成功するとMacのゴミ箱が.Trashesという名称で見えている




これを削除する




右クリックで削除メニュー




ごみ箱に移動するか聞いてくるのでとりあえず移動させる




ごみ箱に移動したのを確認したら「ごみ箱を空にする」メニューをクリック




ここでも空にするかの確認が表示される




ごみ箱が空になった!




無事削除できないファイルはWindowsで削除できたのだが
先にrm -rfコマンドを打った時に初歩的ミスをして
Macのユーザフォルダとシステムフォルダの一部を削除してしまった
仕方がないので今回は以前システムをインストールしておいた外付けハードディスクから
MacBook Proを起動してTime Machineから内蔵ディスク全域を復元する羽目になった
問題なく復元はできたが作業は1日半の遅延となった
なにやってんだか…



2018年10月7日








システムメンテナンスのtips

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マウスポインタを大きくして(ローガンでも)見やすくしたいという時の設定〜Mac編、Windows編

仕事で使用しているPCが更新になって、ついに来年サポート切れになるWindows7からWindows10に変わった。

それで更新されたシステムはツインモニターでモニターサイズもでかいので頻繁にマウスを見失う。

Windowsのマウスポインタを大きくする設定ってどうするんだっけ?…というかWindows10で設置が少し変わってんぢゃない!

その設定法をまとめた。

MacBook Proの方はモニタサイズは知れてるのでマウスポインタを見失ったりはしないが、最近「ローガン」が進行しているので、やはり見やすい方がいい。

あとMacのマウスポインタサイズの変更法も確かMighty Mouseとかなんとかいうユーティリティアプリを使って…なんてのも見事に記憶違いで、システム環境設定でやっていたのを思い出したので、これもまたきっと忘れるだろうから書き留めておく。

【Mac編】





昔確かMighty Mouseを使ってマウスポインタをデカくしたよな…
というのはTigerあたりの記憶でユニバーサルアクセス(今はアクセシビリティ)の
設定が標準になってからはこちらを使っていた
システム環境設定からアクセシビリティに入る
ちなみにMighty MouseなどのAPEアプリは
とっくにサポートエンドになって作者サイトも消えていた




この中のディスプレイに入るとカーソルのサイズの設定がある
Macの場合無段階にスライドでサイズが調整できる
マウスを見つけやすくするという意味ではEl Capitan以降ではここに
「マウスポインタをシェイクして見つける」という設定もあって
モニタサイズがでかい場合は役に立つかもしれない




キャプチャではカーソルサイズが反映しないのでスクリーンを写真で撮った
こんなでかいマウスポインタも実現できる
ま、ほどほどのサイズが実用的だとは思うが…




ちなみにEl Capitan未満の私の場合KyasuSoftさんのDoubleBothが便利
ホットキー一発で十字カーソルを表示してくれるのでマウスがどこにいても瞬時に見つけられる




余談だがアクセシビリティにはグレイスケール、
カラー以外で区別、コントラストを上げる
などの設定があって
若い頃は何のためにこんな設定があるのだろうと思ったが
自分が「ローガン」になってみるとこれらの設定の有り難さがわかってきた


【Windows編】





Windows10の場合はマウスポインタの設定はスタートボタンのメニューから呼び出す設定に移っている




設定パネルの簡易操作に入る




左のメニューからマウスを選択、その他のマウスオプションの変更に入る




このページの右のその他のマウスオプションを開く




開いた設定タグのポインタータブを開くとポインターのデザインが選択できる
サイズも普通、大きい、特大の三段階選択できる
反転色で特大ならなかなか強力でポインターを見失わなくなる




さらにポインターオプションタブを開くとポインターの軌跡を表示する設定がある
これを最大にすれば結構強力だがウザいのでこれもほどほどが吉



2019年7月20日








システムメンテナンスのtips

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起動するたびにiCloudのパスワード入力の画面が出てくる問題の解決〜iCloudの持病みたいなもんだね、これ

何がきっかけなのかよくわからないけどMacBook Proをログインするたびに、iCloudアカウントのパスワードを入力してくださいというメッセージポップアップが出るようになってしまった。

パスワードを入れても次回ログオン時にまた同じポップアップが出る。

起動時に一回出るだけだから気にしないで閉じてしまえばいいんだが、毎回出るから気になる。


これの対応法をググったらいろんなブログで解決法を解説しているが、みんなバラバラなのが笑える。

アップルストアのジニアスバーの上級エキスパートには「macOSを再インストールしないと治らない」とまで言われたというブログも見かけたが、ジニアスバーの関係者も含めてみんな対策は結構当てずっぽうなんだな。


結局これってiCloudサービスが始まった時からの持病みたいなものなんだけど、対処法が複雑になったのはセキュリティのせい。

昔から知っている対処法は同じiCloudアカウントを設定している全てのデバイスをログオフして、一度iCloud認証してから再起動すると出なくなるというもの。

ただ、今はAppleIDは二段階認証で守られている。

MacもiPhoneもiPadも全部ログオフしたらログオンできなくなってしまうではないか!





ネットで見かけたいくつかのiCloud認証が止まらなくなる問題の対処法のひとつ
iCloud認証の設定ファイルの~/Library/Preferences/com.apple.icloud.fmfd.plistを削除する




次にKeychainの設定ファイルの~/Library/Preferences/com.apple.keychainaccess.plistを削除して
iCloudを認証して再起動すると次からパスワードを求めるポップアップが出なくなるというもの




再起動、再ログオンすると…はい、また出てきました…
FaceTimeリマインダーなどiCloud認証を使用する全てのアプリの
ログオンを確認するなどしたが原因は分からず…




結局システム環境設定iCloudに入ってここで一度サインアウトして
サインインしなおした後再起動すると解決した
今回はこれで解決したがこれもiCloudの持病の解決法のひとつ



2020年8月1日








システムメンテナンスのtips

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ドックや切り替えタブのアプリアイコンが白(ジェネリック)アイコンに変わってしまった場合の修復の仕方

2月にRetina Macbook Proが来てOSもSierraになってからだいたい快適なんだけどちょっと悩みがあったのは、アプリのアイコンが白くなってしまう問題が頻発していたこと。

白くなってしまうというのは、正確にはジェネリックアイコンに変わってしまって、どのアプリも同じアイコンに変わるということだ。

ひとつふたつなら別に困らないのだが、白アイコンに変わったアプリがずらっとドックに並びどれがどれだかわからなくなるとなかなか不便。

もちろんアイコンの下にはアプリの名前が書いてあるからちゃんと読めばどれがどのアプリかわかるんだけど、それをしなくても便利に使えるからMacを使っているのに…ということでこれを治す方法をちゃんと模索してみた。

再起動やキャッシュの削除では治らない。

Finderで見るアイコンが白くなった場合は、この方法で治るかもしれない。

あるいは.DS_Storeの削除で治るかもしれない。

しかしドックアイコンや切り替えタブのアプリラインが白くなってしまう場合はこの方法では治らない。





コマンドキー+tabキーを叩くとアプリの切り替えができるが
このとき表示されるアプリアイコンが白くなってしまうとなかなか不便
ひとつぐらいなら気にならないがこのアイコンがずらりと並ぶと
このアイコン行列が意味をなさなくなる




.DS_Storeの削除やcom.apple.iconservicesの削除コマンドを打ってみたがやはり改善しない
確かこの辺はcom.apple.iconservicesというキャッシュファイルが
関係していたような記憶があったが…なぜかうまくいかない…




OnyX
(Freeware)
OS10.11El Capitan対応OS10.12Sierra対応OS10.13High Sierra対応
OS10.14Mojave対応OS10.15Catalina対応

この問題の答えは…いつものことながら足元にあった。

macOSのディープな詳細設定・メンテナンスアプリ としておなじみのOnyXにこの問題を解決する機能があった。





OnyXクリーニングメニューの中のユーザタブの中に
IconServicesという項目があってデフォルトでは
チェックが外れているがここにチェックする




するとアイコンが治った
要はアイコンキャッシュのパスがOSのバージョンごとに変化しているので
それに対応したOnyXなら正しいキャッシュの削除ができたということらしい
MainMenuなどのキャッシュ削除の対象になっていないみたいだし
全域のファイルをファイル名で削除するコマンドもあるけど
最近のMacはユーザ領域とそれ以外の権限管理がややこしいし
やはりバージョンに合ったOnyXを使うというのが一番簡単そう



2022年8月11日













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