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OSXのtips1-19

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
システムメンテナンスのtips

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Mac OS Xを(体感上)高速にするTips〜バカにしてはいけない見た目上の体感速度の向上

Macを(体感上)高速にするTipsをまとめておく。
体感上なので実際にスループットが速くなるとか、パフォーマンスが上がるとかの効果よりも見た目に「速い感じ」の改善に効果がある。

見た目の「速い感じ」と侮ってはいけない。

iPhoneを初めて手に取った時に、そのレスポンスの速さに感心したAppleユーザは結構いると思うが、あのiPhoneの高速感はほとんど見た目上の表示の感覚による高速感で、実際にMacよりもiPhoneの方が高速というプロセスはほとんどないかもしれない。

でも見た目は結構大事なのだ。
MacでiPhoneのような見た目の高速感はだせるということで…





Macを見た目上高速化する最もお勧めのtipsがこのスクロールバーのジャンプ設定
システム環境設定一般にある設定だが特に低スペックの旧型Macに劇的効果がある
大量にファイルが入っているフォルダの一番下に移動する時に
低スペックマシンはいちいち虹色ボールを表示するが
スクロールバーのワンクリックで一番下でもどこでも好みのところに随意にジャンプできる
パフォーマンスは変わらないのでMacが高速化した錯覚を得られる




こんなところを一発クリックするだけでリストの一番下まで一気に虹色ボールを出さずに
移動できるので低スペックマシンの性能が急に上がったような気がする
気がするだけだが…




最新のOSではデフォルトでこうなっているかも
しれないが使わないならDashboardをオフにしておく
設定はシステム環境設定MissionControlの中にある
これはメモリの節約ができて実際にパフォーマンスが上がる




あと割と効果があるのが言語環境で英語と日本語以外の言語を削除しておく
これは起動時のタイムを若干縮める効果がある
システムキャッシュの溜まり方にも影響があるはずなので
パフォーマンスも上がるかもしれない
気のせいかもしれないが…
削除はこの「-」ボタンで




あとIMのメニューもできるだけ絞り込んで少なくすれば
システムキャッシュを節約する効果が期待できるかもしれない
IMは意外に虹色ボールを引き起こす原因になるので私はかな入力一つと
半角カナ入力だけ有効にして英数入力はUSを使っている
日本語IMの半角英数より速い気がしないでもない…




余談だがこのキーボード設定はバックスラッシュ直接入力や
かな入力時の数字を全角・半角切り替えなど案外面白い設定がたくさんあるので
自分の使い方に会う設定を模索してみるといい
こういう工夫がストレスない入力につながりパフォーマンス以上に体感速度に影響する




あと割と人にお勧めするのはタップでクリック・ドラッグを有効にする設定
これは好みの問題もあるが慣れれば操作を軽くする改善があると思う




割と起動速度に直接影響してくるのがログイン項目・常駐プロセスの数
特にSSD搭載のMacはOS自体は非常に高速で起動するのだが
そのあとのログイン項目の呼び出しに時間がかかって結果的に起動が遅いということがある
なんとなくMacの起動が遅いと感じたら不要なログイン項目がないかの確認をお勧めする



2016年2月23日








システムメンテナンスのtips

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ある日ゴミ箱にファイルを入れようとしたら「この項目はすぐに削除されます」という警告が消せないようになった

ゴミ箱を発明したヤツは天才だと思う。

removeコマンドで一瞬で消してしまうと後で取り返しがつかない。
そこで要らないファイルを一時的に「要らないもの置場」に移動して削除するかどうかの判断を保留できたら、あとで
「あっ、しまったあれ必要だったのに!」
というときにとても助かることになる。

全部の作業が完了したときに初めてゴミ箱を空にすればいい。
そこでファイルは消える。

またウイルスやコンフリクトを起こした実行ファイルなどを一時的に無効にするためにゴミ箱に移すということも可能になる。
せっかく捕獲したウイルスを削除したくないが、中で暴れられても困る…あるいはコンフリクトが疑わしいアプリやプラグインを一時的に動作しないようにするためにゴミ箱に移すなんて使い方もできる。

だからゴミ箱にファイルを移してもすぐに削除されては意味がない。


ところが突然ゴミ箱が
「この項目はすぐに削除されます。この操作は取り消せません。」
というメッセージを出してファイルを即時削除してしまうようになった。

ネットワーク越しのボリュームのファイルをゴミ箱に移動するとこのメッセージが出る。
この場合ゴミ箱に移動しないで即時消える。
これと同じ動きを、デスクトップなどのローカルディスクの中のファイルでもするようになってしまった。

これでもremoveコマンドの替わりとして使えないわけではないが、ゴミ箱の便利さ半減だ。

どうやらアクセス権が壊れたらしいと思い、幾つか対処法を試してみた。





ゴミ箱にファイルやフォルダを移動しようとするとこのメッセージが出るようになてしまった
「削除」をクリックすると即時消えてしまうしキャンセルを押したらゴミ箱に移動できない
こんな設定があったっけ?と探してみたが記憶にもないしゴミ箱フォルダのアクセス権かと思い立った




そこでMain Menuを使って不可視フォルダを表示する設定にするとゴミ箱の様子がおかしい
ゴミ箱の実体はユーザフォルダ直下に「.Trash」という名前の不可視フォルダとして
収まっているはずだが0KBのファイルになってしまっている




コマンド+iキーでアクセス権を確認すると自分のアクセス権が「読み書き」
存在しないといけないのにすべてのアカウントにアクセス不可になってしまっている




そこで管理者パスワードで右下の南京錠を解除して追加ボタンで自分を追加した
アクセス権は当然「読み書き」でないといけない




念のために起動ディスクのアクセス権を修復




しかし変化なしなのでアクセス権をTerminalから確認
コマンドはls -ld ~/.Trashesでアクセス権が自分以外だったらsudo chown -R ユーザ名 ~/.Trash
というコマンドも試してみた…これは上のGUIのアクセス権の書き換えと同じことなのだが…




予想通りというかこれも効果なかった
アクセス権の問題だけではなさそうだ




やはり種別がフォルダではなくサイズ0KBのファイルになってしまっているのが怪しい
こういうときはとにかく削除、再起動というのがMacの原則だ
コマンドはsudo rm -R ~/.Trashなのだがこのコマンドはいつもネタにされるように
/まで打った瞬間にネコにENTERキーを踏まれてその直前に別のsudoコマンドを
実行していたりすると一瞬でユーザフォルダが破壊される大変危険なコマンドだ
なのでsudo rm -Rまで打ったら一発スペースを打って
削除したいファイルをTerminalにドロップしてから実行しよう
この場合は例の「.Trash」という名称の0KBのテキストファイルだ




こうして例の幽霊テキストファイルが消えたのを確認したら即システムごと再起動する




再起動御確認すると例の.Trashというファイルの代わりに
「ゴミ箱」という名前にローカライズされた不可視フォルダがユーザフォルダ直下に生成された
ここにちゃんとファイルなどを移動できるようになった




ゴミ箱に移動でもちゃんとゴミ箱に入る
そして「ゴミ箱を空にする」で初めてファイルは削除される本来の動きに戻った




情報を見るで確認した正しいゴミ箱のアクセス権とアイコン
やはりフォルダアイコンでないといけない



ところでこうなった原因だが…まったくわからない。

少なくとも数日前までは普通にゴミ箱に移動できたし、この数日間でなにかリスキーな作業をした覚えはない。
何かあるとすればシステムアップデートをかけたことぐらいかな?
内容はセキュリティアップデートだったような記憶があるのであれが原因とは思えないが、他に何もやっていないのでよく分からない。

GUIではこういうことは時々あるとしか言い様がない。




2016年3月26日



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ゴミ箱にファイルを移動すると「この項目はすぐに削除されます。この操作は取り消しできません」と脅される事態が頻発

OS X Yosemite v.10.10.5を入れているMacBook Proで頻繁に起きている現象だ。
ゴミ箱に一時的にファイルを退避させようと思ってコマンド+Deleteキーを叩くと、キャプチャのように
「◯◯を削除してもよろしいですか?
この項目はすぐに削除されます。この操作は取り消しできません。」

という警告が表示される。

削除ボタンをクリックすると即時削除されてファイルは永遠に戻ってこない。

Finderを不可視ファイルも表示するように変更するとユーザフォルダの中の.Trashフォルダが、本来不可視のフォルダでなくてはいけないのに0KBのファイルになっているという現象が頻繁に起きている。

Terminalを使ってこのゴミ箱「ファイル」を削除して再起動してやればすぐに治るのだが、しばらく使っているとまた再発する。

どういう理由かわからないが、数日ログインしっぱなしで使っているとこの現象が起きるようだ。
ということでYosemiteは毎日起動し直さないと使えないOSになってしまった。
OS X一時期は100日以上の連続稼働をしていたのに…
El Capitanも聞いていると調子はいまいちのようだし、Mountain Lionの頃が一番安定していたのかな…

現在対策を模索中。





以前にも書いたがゴミ箱に何かを移動しようとすると
このようなポップアップが出て「削除」をクリックすると即時削除されてしまう。




この対策は前に書いたようにTerminalを起動して
sudo rm -rf ~/.Trashと打ってEnter、その後再起動すればいい
キャプチャは問題の.TrashファイルをTerminalにドロップして
コマンドしているのでパスの書き方はこうなっているが同じことだ
それで解決はするのだけど数日後にまた再発する
この原因がわからないのでただいま模索中



2016年6月5日








システムメンテナンスのtips

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Macのマニュアルは「このMacについて」から見ることができる〜たまには読んでみたら?

Macを使い初めてもう二十数年、Macのマニュアルを初めてまじまじと読んだ。

別の用があって「このMacについて」を開いたのだが、「このMacについて」のサポートメニューにはマニュアルを表示するという機能があることをふと思い出した。

そこでネジのレイアウトも調べたのだが、よくよく見るといろいろ面白いことが書いてある。
Macのマニュアルなんて真剣に読んだことないし、いつも使い始めは箱を開けるのももどかしくすぐに電源ボタンを入れてセットアップを始めるので読まなきゃいけないという発想もなかった。

だから読んでいなかったのだが、初めて読んでみるとなかなか面白いことが書いてある。





超入門の話だが、Macの終了・再起動・ログオフなどをするリンゴメニューはメニューバー左端の
リンゴアイコンのことだがここを開くと「このMacについて」というメニューがある
昔は単に機種名を表示するだけのしおりみたいなメニューだったが
今は多機能なステータス表示ユーティリティになっていることは
こちらの「このMacについて」は単なる仕様表示機能ではない!という記事にも書いた
ここからマニュアルも読むことができる




「このMacについて」のサポートメニューのユーザーズガイドを見ると
Macの該当機種用オンラインマニュアルを読むことができる




このマニュアルは取り扱いの注意やメモリ・ハードディスクの交換手順など
一般的な取扱説明書的なことも書いてあるが手首などを痛めないために
正しいホームポジションのフォームなどの解説もあったりしてなかなか面白い
マニュアルなんて大体押入れの奥に入ってしまって探し出すことができないものなので
本体のメインのメニューからマニュアルを読めるのは良いと思う



2016年4月9日








システムメンテナンスのtips

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ユーザ領域のドキュメントフォルダをまるごと暗号化してセキュリティを高めたいという用途にはDisk Utilityを使って、フォルダをスパースバンドル化してそのイメージファイルを暗号化・復号化する方法の方が簡単

ユーザ領域を丸ごと暗号化するFileVaultには不安を感じるが、個人情報を溜め込んでいるユーザフォルダは丸ごと暗号化したいという人のためのTips。





参考までに容量可変のディスクイメージを暗号化して作成して
暗号化フォルダのようなものを作成する手順も紹介
アプリはバンドルのDisk Utilityを使用する
ここで新規イメージをメニューでクリックしてイメージを作成する




ここで256ビットAES暗号化、GUIDパーティションマップ、
スパースバンドル・ディスクイメージを選択する




AESを使用する設定にするとパスワードを設定せよと求められる
これも覚えておかないとディスクイメージが開かなくなるからちゃんと管理すること




こうして暗号化されたディスクイメージができる
ここに大事なものを入れておけば他の人から覗かれることはない
追記、上書きも可能なのでフォルダのように使えるディスクイメージになる
ただし容量がいっぱいになると書き込みができなくなる
普通のスパースディスクイメージならこれでおしまいだが
スパースバンドルならディスクサイズを拡張できる




Disk Utilityでスパースバンドルを選択して
ツールバーの「イメージのサイズを変更」をクリックする




ディスクイメージの容量をこのウインドウで設定する
「サイズを変更する」ボタンをクリックする




このままではイメージサイズは変わらない
左ペインのスパースバンドルアイコンをクリックしてイメージをマウントする
当然パスワードを要求されるがこれでスパースバンドルを選択すると
パーティションというメニュータブが出てくるので入る
すると拡張したイメージサイズに対してどれくらいのパーティションを切るか設定できる
余らせてもしょうがないのパーティションの右下を掴んでドラッグでいっぱいまで拡大する




変更を適用してもいいのか聞いてくるのでパーティションを
クリックすると拡張したサイズにディスクイメージが大きくなる
ディスクイメージファイルのサイズがいきなりその大きさに
デカくなる訳ではないので大盤振る舞いでデカくしよう
こうして暗号化イメージをフォルダとして作れる



2015年11月16日








システムメンテナンスのtips

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新しいiPhoneに更新したらMacとUSB接続するたびにいちいち写真を起動するようになってしまった場合の自動起動解除法

最近ついに老朽化したiPhoneをiPhone SEに更新した。

個人的にはiPhoneにはあまり興味が持てなくて、iPhoneなんて電話とメールができれば十分と思っていたが…いやWebサイト閲覧とRSSチェックぐらいは使っていたが…いや経路検索やマップ、乗り換え案内は使っていたが…いやSNSは…
と結局なんだかんだいいながら使っているようなので、バッテリも保たなくなったので先日iPhoneを更新した。

それは良いのだがiPhoneのiCloudからの復元に失敗して、結局一度初期化してiTunesのバックアップから復元したせいなのかなんなのか、iPhoneをUSBでMacに繋ぐたびにいちいち写真が立ち上がってくるようになってしまった。

私はiPhoneの写真などの管理はDropbox経由でやっていて、ビデオなどの大きいファイルもEasyBeeでやっているのでこの設定はうざいことこの上ない。

これの解除法はどうするんだったっけ?と探し回ったが自分でもここに書いたことがなかった。
わかってしまったらこんな簡単な場所に設定があった。
解除の手順はキャプチャを参照。





こういう物を買ってしまった
なぜかローズゴールドなのである…‥次回ローズゴールドの
MacBookを狙っているのでその布石なのである…
んなことはどうでもいいがちょっと困ったことが起きた




MacBook ProにiPhoneをUSB接続するたびにいちいち
写真のライブラリが見つかりません ライブラリの設定」という警告タグが開くようになってしまった
多分iPhoneを初期化したせいで設定も初期化されちゃったんだなと思ったが
その設定がどこにあったか思い出せなくて探し回った…




解除の方法はこの手順で
まず「ほかを開く」というお誘いに乗って新規で写真ライブラリを作成する
場所はどこでもいいがどうせ後で削除するゴミになるのでどこに作ったかは覚えておくこと




名前も聞かれるがテキトーでよい




こうして写真が起動するが
「イマソラばかり撮ってるじゃないか」というツッコミをされている場合ではない
アプリ左上の「このデバイスを接続したときに"写真"を開く」の項目のチェックを外す




こうして次回から写真は起動しなくなる
仮で作った写真ライブラリは不要なので削除する
写真を気に入って使っている人には無関係なTipsだが
世の中には私のようにこのアプリが嫌いな人も何人かいるに違いない



2016年8月11日








システムメンテナンスのtips

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iPhoneをアップデートするたびにできるゴミファイル、不要バックアップ、iCloudドライブの整理などので容量スッキリさせる方法

以前もちょっと触れたけど、さすがに老朽化著しい旧iPhoneを見切りをつけてiPhone6SEに更新した。
iPhoneにもともとあまり執着がないので、メールチェックと乗り継ぎ経路案内ぐらいがちゃんと使えればなんでもと思っていたので特に機種選定にも意味はない。

それに伴いiOSも9.3台に突入したのだが、そのiOSで最近大規模な脆弱性が見つかっている。
遠隔からジェイルブレークしてリモートが取れてしまう脆弱性のようなので、この8月に出たアップデートは様子見なんかしないですぐにかけることをお勧めする。

それはいいのだが機種更新だのアップデートだの、それに伴うバックアップの作成だのでいつの間にか母艦のMacBook Proの容量が食われていることがある。
これをスッキリさせる手順をメモしておく。





iOSのアップデートはiPhone本体からも母艦のMacのiTunesからもできる
高速WiFi環境があるなら本体からやった方が速いのだがあらかじめMacで
アップデートをダウンロードしておきその時間を節約したい時もある
なんせiOSのサーバーはいつも混み合っているから…
ただダウンロードだけ済まして結局アップデートはiPhone本体で
かけてしまった場合Macにアップデータが残ってしまう
これは手動で消せないし残しておいても他のMacに持って行って
ダウンロード時間を節約することができないのはすでに実験済み
要するにただのゴミなのでFinderで手動削除する
場所は~/Music/iTunes/iPhone Software Updatesの中




iPhoneのバックアップをMacローカルにとっている場合
複数のバックアップが残っている場合がある
古い方のバックアップはもういらないならiTunesの設定に入って
デバイスを選択するとバックアップのリストが表示される
マウスオーバーするとバックアップ時の機種名やiOSバージョンが表示されるので
旧バージョンのバックアップをパージしたい時にもここで確認できる
削除は下の削除ボタンで




ちなみにこのバックアップは~/Library/Application Support/MobileSync/Backupの中にある
こちらはTime Machineと同じハードリンク差分ファイルで
構成されているのでFinderから手動で削除することはお勧めしない
ただこのフォルダサイズを見ればこのバックアップが
どれくらいディスク容量を圧迫しているかはすぐに判断できる




iCloud上に取っている古いiPhoneのバックアップを削除して
クラウドストレージを軽量化したい時にはシステム環境設定に入る
ここでiCloudを選択する




右下のストレージの管理ボタンをクリックしてストレージの内容を表示させる




ここにバックアップというTime Machineもどきのアイコンが
あるのでクリックするとバックアップのリストが表示される
不要な古いバックアップを選択して下の削除ボタンで削除できる




Mac上で複数のiCloudアカウントを管理している場合
それぞれのログインアカウントがわからなくなることがある
その場合は~/Library/Application Support/iCloud/Accounts
に入ればログインアカウント名を確認できる
ただしパスワードは確認する術がないのでこれは
忘れないようにちゃんとユーザが保管すること



2016年8月31日








システムメンテナンスのtips

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iOS10.3.1でiTunesとの同期が止まらなくなりいつまでも完了しなくなる〜iOS側の問題らしいということはわかったが…

iPhone SE、iOS10.3.1で起きた症状。

ある日iPhoneのメニューバーで同期のシンボルのまるい矢印がくるくる回ったまま止まらなくなった。
iTunesが繋がっているわけではない。
Wi-Fiを切っても矢印の回転は止まらない。

USBでMacにつないでみると今度はiTunesの同期がいつまでたっても終わらない。
というより進んでいる様子が全くない。
試しに同期をキャンセルするとiTunesがクラッシュして落ちてしまう、こういう問題が起きた。





iPhoneのスクリーンの一番上の子の部分に
同期中のシンボルの丸い矢印が回転したままになった
出先の何とも接続していないときにこれに気がついた
iOS側の環境設定で同期をキャンセルしても表示が変わらない




それでMacにUSBでつないでiTunesの表示を確認すると「同期中、変更が
適用されるのを待っています」
の表示のままいつまで経っても同期が終わらない
というより始まっていないというべきか…
試しにウインドウ左端の×マークをクリックして
同期をキャンセルしたところiTunesがクラッシュしてしまった


結局これはiPhone側のiOSを再起動することでクリアできた。
方法はiPhoneの電源ボタン長押しで可能。
だが、この症状が起きるのは2度目で前回も結局iPhoneを再起動するしかなかった。
次回起きたときのためにどうやってクリアしたかだけ書き留めておく。




2017年5月2日








システムメンテナンスのtips

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メニューバーのクラッシュ以来、ログイン項目が消えてしまう症状が連続して発生…plistファイルのバックアップを取る

先日とあるメニューバーアプリをテストしていたら、メニューエクストラ(メニューバーの右半分を占めるシステムオリジナルのメニューバーアプリ系統)が起動しておらず、メニューエクストラの再起動をMainMenuからやる羽目になった。

それはそれで普通に起動したのだが、その次のログインからログイン時に自動的に起動する項目がほとんど起動して来ず、メニューエクストラを再起動しても全く改善しない。

システム環境設定ユーザとグループに入ると、ログイン項目がKarabinerなど4つぐらいしか残っておらず、ほかはキレイに消えていた。

仕方なしに、記憶をたどりながらログイン項目に何を登録したかを再現して登録し直した。
ところがログオフして、もう一度ログインしなおすと先ほど復元したログイン項目がキレイに消えていた。





メニューエクストラがクラッシュしてメニューの再起動を実施後、
再ログインするとシステム環境設定ユーザとグループにある
ログイン項目が4つぐらい残してキレイに消えていた
復元して再ログインしてもまた消えるということを繰り返す
このメニューエクストラがクラッシュするとシステム環境設定
設定が壊れるのはOS Xの昔からの持病みたいなもので最近のバージョンでは
ずいぶん珍しくなったがJaguarあたりの時代には頻繁に起きていた




システム環境設定の設定項目は~/Library/Preferences
/Library/Preferencesの中にあるcom.appledappleえ始まる
.plistファイルがその記録先なのでここのバックアップを取る




これをPreferencesフォルダの隣に「PreferencesBackUp」とかなんとか
自分でわかりやすい名前のフォルダを作ってそこにコピーを取ればいい
ログイン項目の設定ファイルはcom.apple.loginitems.plistという名称になる




バックアップから復元するときはシステム環境設定を落としてこのファイルを上書きするか
Xcodeでこのファイルを開いてオリジナルの
~/Library/Preferencesなどのパスに上書きしてやればいい
次回ログイン後に消えてなければ成功
ここでログイン項目の名前が確認できる


復原法はキャプチャで紹介した通りなのだが、これで復原しても再ログイン、
あるいは再起動後に見るとまたログイン項目が消えているという悪循環に陥った。
この症状で手を焼いたのはたしかJaguar(OS10.2)の時代だったと思う。
あの頃もそうだったが、結局何回か登録と再起動を繰り返して落ち着くのを待つしかない。
落ち着いたらそのときの.plistファイルをバックアップに取得して、次回のクラッシュに備えるソカない




登録しては消える…消えたらもう一度登録する…を数度繰り返して
その間システムのメンテナンスの手順を一通り全部実行して
ようやく落ち着いてきたので最初に入力してバックアップを取った.plistファイルを
com.apple.loginitemsOld.plistとでもリネームして最新の.plistファイルのコピーと一緒に保存する
この手のトラブルはこういう方法で地道に自衛するしかない



2017年5月3日



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ログイン項目が消えてしまう障害が再発〜環境設定ファイルの修復、システム設定ファイルの削除、システム上書きインストールなど一通りやったが解決法は意外なところにあった…

先日ログイン項目がほとんど消えてしまうという症状が発生し、その場合の設定ファイルの復元法について触れた。
ところがこのログイン項目が消えてしまう障害がまた再発した。

というよりこの一週間再起動をかけるとほぼ百発百中の確率でログイン項目が消えてしまう。


この場合の対処法は一般的には以下のようになる。
1)~/Library/Preferences/の中にあるcom.apple.loginitems.plistをバックアップを取って症状が発生したら上書きして再起動
ログオフしてrootでログインしてそこから上書きすることでメモリダンプで上書きされるのを回避
2)~/Library/Preferences/の中にあるcom.apple.loginitems.plistとcom.apple.systempreferences.plistを削除してログイン項目を一から設定し直す
3)外付けハードディスクから起動して~/Library/Preferences/のcom.apple.loginitems.plistをTime Machineから復元
併せて内臓ボリュームをfsck_hfsコマンドで修復
4)それでも治らないときはcom.apple.loginitems.plistのバックアップを取ってシステムの上書きインストール


この4つの方法をこの一週間試していたが、結論からいうと改善しなかった。
それでも多くの場合はこの4つの手順のどこかの段階で解決しているようなので、解決のためにやったことも大まかに書き留めておく。





ログイン項目が常時26〜7は登録されている(多すぎ)のだが
これがキレイに消えてこの4つだけになってしまう
設定ファイルのcom.apple.loginitems.plistを直接見ても
項目が4つになっているので上書きされてしまっているようだ
これをバックアップから戻して再起動を試してみたが初回ログイン項目は立ち上がるが
設定はこの状態になって次の回からこの4つ以外立ち上がらなくなる




Macを外付けハードディスクから起動してTime Machineからplistファイルを復元するか
ディスクターゲットモードで起動して別のMacでplistを復元する方法を考えたが前者をやってみた




外付けHDDから起動するのは内臓ボリューム全体に
アクセス権修復・ファイルシステムチェックをかけたいから




まずTime Machineディスクのボリュームを開いて障害が起きる前の4/20頃の.plistファイルを取得する




ログイン項目設定ファイルのcom.apple.loginitems.plistを内臓ディスクの
ホームディレクトリの中の~/Library/Preferences/に上書きコピー




あと最近スリープからの復帰に失敗したり逆に蓋を閉じても
なかなかMacBook Proがスリープに落ちないなどのトラブルが
散見されるのでcom.apple.loginwindow.plistも削除してリセットしておく




これが外から起動した大きな理由なのだが外から起動中はシステム領域も
使用されていないのでファイルシステムチェックなどを徹底的に行える
mountコマンドを打って内臓ボリュームのデバイス名を特定する
この場合disk4のパーティションから起動しているので
内臓ディスクのdisk2という名称がdisk4より後に表示される
これで内臓ディスクがdisk2の名前でマウントされているのがわかる




デバイス名がわかったらsudo fsck_hfs -f -n /dev/デバイス名
というコマンドで内臓ディスクのファイルシステムチェックを行う
この場合はsudo fsck_hfs -f -n /dev/disk2となる




ついでにディスクユーティリティを使ってアクセス権の修復を外から実施
これもシステム領域を含む全域徹底修復になるはず




Time Machineから障害が起きる前のログイン項目設定を復元して
改めて見ていてiTunesHelperなど意味がない項目があることに気がついた
こうした項目を削除してメデタシメデタシ…とはならなかった
再起動後またこれらの項目が消えてしまった




Appleのサポートページにこういう場合はcom.apple.systempreferences.plistを削除すればいと書いてあった
ログイン項目設定と同じく場所は~/Library/Preferences/にあるのでゴミ箱に移動して再起動
多くの場合これで解決するそうだが私の場合やってみたがこれでは改善しなかった


結局どの方法も改善できなかったのだが、これで解決するケースも多いそうなのであえて何をやったか全部書いておいた。
このあとシステムの上書きインストールも試したが結局改善せず。

ところでこの障害がいつ起きたかをつらつら考えてみた。
その時の変化点が一番怪しいということになる。
最初にログイン項目が消えたのが 4 月 28日あたり。
BwanaDik 4を試した日に起こった。
この時にシステムメニューバーがクラッシュしたのだが、その原因がこれなのかMacs Fan Controlを以前から常用していたsmcFanControlに戻したせいなのかどうなのか判断が付きかねていた。

しかし起こって欲しくないことというのは起こるものだ。

ふと思いついてこのBwanaDik 4BwanaDik 3に戻してみた。





なかなか安定していて視認性も高くなったので気に入って
使っていたBwanaDik 4だが思うところあってBwanaDik 3に戻してみた
上書きして再起動する




するとどうでしょう!
ログイン項目は消えなくなった
キャッシュの削除やらやりまくってガンガン再起動もかけているが一度も消えない


結局BwanaDik 4が原因だったということだ。

誤解しないようにしていただきたいが、BwanaDik 4は不安定になって知らない間に落ちたりしていたBwanaDik 3の問題を解決してMacOSの最新バージョンに最適化しているので、SierraやEl Capitanではおそらく問題は起きないと思う。
そういう情報も探したが見当たらないからだ。
Yosemiteという私の環境と、何かの要因が重なってこの問題が起きたに違いない。

概ね素晴らしいソフトだと思う、BwanaDik 4は。

ただ私の環境ではそういう影響があったというだけのことで決してバグだとは捉えていない。

とはいえログイン項目が消えるのはさすがに応えるのでBwanaDik 3に戻して使うことにした。
せっかく気に入って使っていたのに…いいんだい…システムを上書きインストールしてなんだがMacがクリーンになった気がするし、それでよしとするわい(←典型的な負け惜しみ)




2017年5月6日








システムメンテナンスのtips

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システムの掃除をしたらメッセージFaceTimeなど幾つかのアプリにログインできなくなってしまった&メモの同期ができなくなってしまった

何がきっかけだったのかはよくわからない。

多分システムキャッシュや無効な設定ファイルのクリーニングなどのたまに実施するルーティンのメンテナンスを実施したはずみにこうなった。

Macのログオンのたんびに口絵キャプチャのようなポップアップが毎回出るようになってしまった。

再起動しても治らない。
iCloudのパスワードを聞かれるようになり、パスワードを入れても「パスワードが違う」と怒られ、メッセージFaceTimeのログオンタブも出てきてiCloudパスワードを要求されるが、ここも入れてもやっぱり「パスワードが違う」と3回怒られ、めでたくパスワードは凍結になってしまった。

それでパスワードをリセットしてすべてのサービス、アプリを一旦ログオフして新しいパスワードでログオンし直したのだが、メッセージFaceTimeは相変わらず「パスワードが違う」と怒られる。





そうなった原因は分からないが要するに何かのはずみで
iCloudのキーチェーンのチェックが外れてしまったという現象だった
キーチェーンのチェックを入れなおしてパスワードを入れたところ
iTunesApp StoreなどのiCloudを使用しているアプリは問題なくログオンできるようになった




ところがメッセージFaceTimeは設定でログオフ、再認証を実施しても
パスワードが通らず次回起動時にまた口絵キャプチャのようにパスワードを
いちいち求められ「パスワードが違う」と怒られるようになってしまった




iCloudのパスワードを入れるとこういう意味合いのポップアップが出て
「作成」をクリックするとAppleのID認証のページに飛ばされる




Appleにしては不親切な仕様だなとと思うが実はこれは
ここのAPP用パスワードの作成を求められていたのだ
クリックするとプルダウンで任意の名前をつけた
十数桁のランダムなパスワードを生成してくれる
これをメッセージFaceTimeの認証フォームに入力すると 無事にログオン
次回からシステム起動時にパスワードを聞かれなくなる


これはどういうことかというと二段階認証を導入したために、こうなったということらしい。

考えたらメッセージFaceTimeも二段階認証を導入してから一回もログオフしたことがなかった。
だからいままで問題なかったのだが、今回何かの偶然でiCloudの設定でキーチェーンのチェックが外れてしまい、メッセージFaceTimeを含むすべてのアプリが自動ログオンできなくなった。

AppleのサービスやiTunesApp Storeはそれでも手動で再ログインできたが、二段階認証ではその他のアプリのiCloud認証はこの自動生成のパスワードを使えということだ。

要するにIDのパスワードを使い回すなという安全策なんだろう。

ここいら詳しい説明が見当たらなかったので情報を探すのに苦労したが、こういうことらしい。
(二段階認証の説明ページに書いてあったかもしれない。斜め読みしていたから気が付かなかっただけかも)


これでパスワードは要求されなくなって順調…と思いきや今度はMacのメモを更新してもiPhoneのメモに同期しなくなってしまった。

iPhone同士はメモの更新をお互いにOTAで自動同期し合っている。
ところがiPhoneの更新がMacに反映されないし、Mac側の更新もiPhoneには全く反映されなくなってしまった。





こういう時は一度iCloudのメモのチェックを外して入れ直すという方法がどこかに書いてあった




ところが効果がないので試しにiCloudのメモのデータを削除してみた
そして再度メモのチェックを入れなおして更新したところiCloudにはバックアップされているようだ




ところがiPhoneに相変わらずこれが反映しないので情報を探してみたところ
こんな情報があった→ メモ App をアップグレードする - Apple サポート
そういえば最近のバージョンアップでメモのアップグレードというのがあった
メモのフォルダ画面でiCloudフォルダのアップグレードを
タップする(キャプチャはiPhoneフォルダになっているが…)




あとは続けるで指示通りに進めばいい
これでめでたくiPhoneはiCloudのバックアップと同期…と思いきや
メモの復元には成功したが相変わらずMac、iPhoneで更新が同期されない




そこでMacからiCloudのメモのバックアップを削除してiCloudをログオフ、再ログオン
すると今度はMacでメモのに追記してもiCloudにアップロードされなくなった
先ほどのリンクに「iOS9とEl Capitanのメモの同期」と明記されていることにここで気がついた
一度どれかのデバイスでiCloudのメモのをアップグレードしてしまうとYosemite以下のMacでは
同期の経路がどうやら変わってメモのの同期が取れなくなるらしい
El Capitan以上を使っている人なら上記の方法で復活できるはずだ




これはどういうことかというとMacとiPhoneのメモの同期がしたければ
MacもEl Capitan以上にアップデートしろということだ
私は個人的に仕事でPPTPのVPN接続が必要なのでYosemiteを捨てるわけにはいかない
そういう人はこれ、WebのiCloudを使えということだ


iCloud IDのログオンに失敗するようになったのは二段階認証を導入したせい、
メモの同期は各バージョンで仕様が異なるため一度アップグレードしてしまうと取り残されやMac OSXはハミゴになってしまう…
同期機能も各バージョンで随時拡張されてきているので、リセットされてしまうと再設定が思い出せなかったりする。
昔みたいに簡単なパスワードで一気通貫に全部ことを済ますということができなくなっているのは、仕方がないとはいえ面倒なことだ。

しのごの言わずにOSもハードも常に最新のものを使ってろ…ということなんだなぁ…




2017年8月12日








システムメンテナンスのtips

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iTunesがv12.7にバージョンアップしてメニューからAppが消えた〜今後のアプリ管理はiOSデバイスでやれということらしい

恒例のAppleの発表会があったそうで、なんやらiPhoneで大きな進捗があったとの風の噂を聞いたが、相変わらずそういうAppleの新しものニュースに全く関心がない私であった。

ところが「関心がない」では済まされないことが起きた。
昨晩Macのアップデートをかけて寝落ち、今朝起きたらなんとiTunesからAppのメニューが消えていた。

それでApple関係のニュースを読み漁ってiOSの大幅仕様変更に伴い、iTunesも役割がかなり変わるという発表があったことを知った。

今後Mac本体のアプリはMacのApp Storeで管理しiPhoneなどのiOSデバイスは、それぞれのデバイスのApp Storeで管理するということになり、Macでアプリを管理したりバックアップするという考え方は廃止されたらしい。





アップデートをかけて今朝起きたらびっくり!
iTunesからAppメニューが消えている




iPhoneとの同期はするが音楽、ムービー、Podcastなどの同期の機能に絞り込まれ
今後Appの管理はiOSデバイス側でせよということらしい




このことは昨夜かけたアップデートの説明にもちゃんと書いてあった




iOSの仕様変更に伴うということらしいがiOSの変更はまだこれから
目先の購入済みのアプリを再インストールしたりはiOSデバイス側のApp Storeで行う
App Storeアップデートを開いて購入済みをタップする




自分が購入したAppにはいる




ここで過去にダウンロードしたアプリのリストを見ることができるので
復元したいもので現在でもダウンロードできるものだけは復元できる


ここで幾つか問題がある。

今でもApp Storeにあってダウンロードできるものはここから復元できる。
しかしすでにリジェクトされてダウンロードできないものに関してはここでは復元できない。

この場合は以下のパスに以前ダウンロードしたアプリがバックアップされているので、これをiPhoneなどに同期する。

~/Music/iTunes/Mobile Applications





過去にダウンロードしたアプリのバックアップはここにある
ミュージックフォルダの中のiTunesフォルダの中のMobile Applicationsに
バイナリがあるのでこれをiTunesにドロップする


同期の方法はiOSデバイスをLightningケーブルでMacにつなぎ、iTunesを起動してiOSデバイス同期のページを開き、左のサイドバーにこのバイナリをドロップすることで復元できるとのこと。

もう一つ困った問題は今後新規にインストールするiOSのアプリのバイナリがMacに入ってこないので、そのバイナリからアイコン素材などを取り出すことができなくなることだ。

アプリのレビューの時にアイコンがあると、やはり記事が見やすくなると思うのだがアプリからアイコンが取れないのでどうやって入手するか今後考えないといけない…
といっても最近はiOSアプリのレビューなんてほとんど書いていないから関係ないか…




2017年9月16日








システムメンテナンスのtips

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iTunes12.7を12.6.2にロールバックする手順〜やはりYosemiteとのライブラリ共有のためバージョンを戻すことにした

iTunes12.7だが私のところでは諸事情があり、やはりバージョンを12.6.2に戻すことにした。

MavericksでAppleTVなどにライブラリ共有しているメディアサーバー代わりのMac miniが、VPNサーバーも兼ねている関係でOSをYosemite以上にアップデートできない事情がある。
Yosemite以上のMacは、VPNサービスなどのサービス機能がアカウントにログインしないと利用できなくなった。

ところが今回のiTunes12.7は動作条件がついにYosemite以上になってしまい、MavericksのiTunesはアップデートできないことが判明した。
そしてiTunes12.7で生成したライブラリは12.6.2以下のiTunesでは読み込むことができない。
つまり12.7に上げたYosemite以上のMacは、12.6.2以下のMavericksのMacとはiTunesライブラリの共有ができないということになる。

もう一台Mac miniを購入してVPNサーバーを分けるか、OS X Serverを導入するか…といろいろ考えたがとりあえず今はいろいろ更新したいものがあるのでMacBook ProのiTunesをロールバックして12.6.2に戻すことにした。

その手順だがiTunesはMacの場合、プリインストールされたアプリでOSとも依存関係にあるので少し手順が普通のオンラインウエアより複雑になる。

以下キャプチャで手順を説明。





MacBook Proで生成したiTunesライブラリをMavericksのMac miniに渡して
iTunesを起動すると「このライブラリは12.7以上で生成されたために読み込めません」
と表示されiTunesの起動に失敗するようになってしまった
そこでMacBook ProのiTunesをロールバックする
まずTimeMachineでアップデート前のiTunes12.6.2をデスクトップにでも復元しておく




次に~/Music/iTunesの中にあるiTunes Library.itlというライブラリファイルを
どこか適当なバックアップフォルダにコピーしておく
ロールバックに失敗した時に簡単に元に戻せるように念のためのバックアップだ




次に~/Music/iTunes/Previous iTunes Librariesというフォルダの中から
iTunes Library (アップデートした日付).itlを探してデスクトップにコピーしておく




このコピーしたiTunes Library (アップデートした日付).itlのファイル名から日付を取って
iTunes Library.itlというファイル名に変えて~/Music/iTunesフォルダに戻しておく




次にiTunes本体を削除するが例のカスタムの
アクセス権に守られているのでこのままでは削除できない
iTunesを選択してコマンド+iキーまたは情報を見るメニューでアクセス権を確認




情報を見るタグの右下の南京錠アイコンをクリックしてアクセス権を書き換えできるようにする
管理者パスワードを求められるので入力、everyoneを「読み/書き」に変更する




書き換えが完了したらiTunes12.7本体を削除
次にデスクトップに置いておいたiTunes12.6.2をアプリケーションフォルダに移動する




iTunesはシステムと依存関係にあるようなのでここで一回OS Xを再起動
起動後iTunesを起動するとライブラリの場所を聞かれる




ここでさっきiTunesフォルダに戻したiTunes Library.itlを選択する




するとこの通り12.7で消えてしまったAppページが復活する
ここで注意しないといけないのは12.7にアップデートして以降の
ライブラリの追加と削除は当然ながら反映されていない
ロールバッックの前にアップデート前の状態に戻すか音楽やビデオなど
何を追加・削除したか覚えておいて同じ操作をしないといけない
でないとiTunes上で「ファイルが見つかりません」表示が出たり
ライブラリの中にiTunesに読み込まれない迷子ファイルが残ったする
ライブラリのファイル数とiTunes上の音楽、ビデオなどの総数が合っているか確認すること




このままだとすぐにiTunes12.7にアップデートするよう促されるので
アップデートされない設定をしておく
先ずはiTunesの環境設定で「詳細」に入ってここのチェックを外す




次にOS Xのシステム環境設定に入ってApp Storeの設定に入る




ここのチェックを全部外す
これでアップデートを勝手にダウンロードされたりいきなり
「インストールするか?」と聞かれたりすることがなくなる




それでもApp Storeを開くと未適用のiTunesのアップデートは
常に表示されるようになってしまうがこれは無視すればいいだけだ



2017年10月7日








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ロールバックしたiTunesを「アップデートせよ」という通知から解放するには開発者向けにリリースされたv12.6.3にアップする

iOS11への対応を謳ったiTunes12.7にアップデートしたところ、Appページや着信音ページがiTunesが消えた。

それはそれでもそういうUIにしていくというAppleの方針なのでいいと思っていたが、iTunes12.7で管理するライブラリファイルはv12.6以下のiTunesでは読み込むことができない。
Yosemiteで動くMacBook Proで管理するiTunesのライブラリをMavericksで動くMac miniなどに同期して音楽や動画などを運用していたが、これができなくなったのでMac miniをYosemiteにあげて、別のサーバー用Macを購入するかどうか検討していた。

しかしYosemite側のiTunesを12.6.2にロールバッックできるというTipsを前回紹介した。
これで一応ライブラリの共有はまたできることになった。
しかしこのおかげでまたApp StoreiTunesのアップデート推奨表示が消えなくなった。
設定をしたにもかかわらず時々iTunesのアップデートがあるという通知センターのポップアップも出る。

BBSにmoonieさんから情報をいただき、自動アップデートにはかからない、iTunes12.6.3というバージョンがひっそりとリリースされていたことを知った。

ダウンロードはこちらから。
Deploy apps in a business environment with iTunes - Apple サポート

このページによるとこのバージョンはiTunesからiOSアプリのインストールを管理しなくてはいけない開発者向けのバージョンとして配布しているとのこと。
iOS11に対応しつつ、Appページも着信音管理ページも残っているなど機能的には完全に12.6.2のままという内容のバージョンだ。

数日前に情報をいただき試していたが、これを入れれば12.7のアップデートの通知が確かに出なくなる。

インストール手順は12.7からのロールバックの場合は前回紹介した手順で、12.6.2からのアップデートの場合は普通にインストールするだけだ。

実はサポートページから12.6.2のインストーラが消えているので困っていた。
12.6.2のダウンロードページはあるがリンクを踏むとなぜか12.7のダウンロードに誘導される。
Time Machineで12.6.2を復元する手順を先日示したが、Time Machineでバックアップをしていない人はこのTipsが使えない。
12.6.2のインストーラが手に入ればこの手順は省略できる。
今回のこの12.6.3があればこれに代えることができるので問題なしだ。

これで気兼ねなくiPhoneもiOS11にアップデートできる。





インストーラをリンク先のページでダウンロードする
私のMacは12.6.2にロールバック済みだったので後は普通に
インストーラの指示に従ってインストールするだけだ
iTunesのアバウト画面で12.6.3になったことを確認




こうしてApp StoreにもiTunesのアップデートの表示が消えた




アップデートを促す表示も消えてiOS11にも対応したが
Appページ、着信音ページは残っている




2017年10月15日








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Finderのサイドバーが表示されなくなった〜定番の設定ファイル.plist削除だけでは治らない場合

何がきっかけなのかわからないが、Finderのサイドバーが表示されなくなってしまった。

一度こうなるとFinderの再起動では治らない。

こういうことがたまに起こるということはつとに聞いていたのだが、私のところでは初めてかもしれない。
それで前々から聞いていたFinderの設定ファイルの削除をして再起動を試してみた。
具体的には以下のファイル。
~/Library/Preferences/com.apple.finder.plist
~/Library/Preferences/com.apple.sidebarlists.plist

ところがこれを削除してOSを再起動してもサイドバーが戻ってこない…ようやくここでちょっとひやりとする。





要するにこういう状態
カラム表示だろうがリスト表示だろうがアイコン表示だろうが
設定のどこをどう押してもサイドバーが戻ってこない




こういう時の定番の対応法というのがあってユーザライブラリの中のPreferenceの中の
com.apple.finder.plistという設定ファイルを削除する
なおこれを削除するとFinderの表示の自分なりのカスタム設定が全部消えて
サーバーへ接続の履歴や最近使ったフォルダなどの履歴も消える




サイドバーの設定ファイルのcom.apple.sidebarlists.plistも同じフォルダにあるので削除する
因みに現在のMacはデフォでユーザライブラリを表示しない設定になっているので表示するには
こちらにに取り上げたchflags nohidden ~/LibraryというコマンドをTerminalで使用する
Macをカスタマイズすることが多いユーザならやっておいた方がいいと思う




聞いていた話ではこれで再起動したら治るということだったが残念ながら治らなかった
もう一度Preferenceフォルダをよく見たらcom.apple.finder.plistファイルと並んで
com.apple.finder.plistBcp4z1Uみたいなゴミファイルが5つぐらい並んでいることに気がついた
これは.plistのテンポラリキャッシュが消し残ってしまったゴミで必要ないので全部削除する
Preferenceフォルダ全体ではこういうゴミファイルが130ほど見つかった
これらはMainMenu「不正なPreferenceを削除する」メニューでも消えないことが判明
時々手動で削除してやらないといけないようだ




これでやっとサイドバーが戻ってきた
ただしFinderの設定や履歴は全部消えてしまうのでまた元に戻さないといけない
私の場合ツールバーもカスタマイズしていてCopyPathを登録していたのでこれをドロップ
(ただし実際には最近のMacはこのように直接ドロップでは登録できない、
ツールバーをカスタマイズにしておいて別のウインドウからドロップすることで登録できる)




次回Finderが壊れた時のために備忘録として他のカスタム設定もメモ
サーバーへの接続は消えてしまうのでコマンド+Kキーで履歴リストを表示して
右上時計アイコンで接続履歴から呼び出して最近接続したところは+ボタンで復元できる




TinkerToolFinderに終了メニューを追加
タイトルバーにパス表示も追加する




Finder設定の一般でデスクトップアイコンの設定
私は内蔵ディスクのアイコンは表示しない主義
替わりに外部デバイスやネットワークボリュームをマウントしたら
全部デスクトップにアイコン表示するようにしている
新規ウインドウでホームフォルダを開く設定にしている




マイファイル、ダウンロード、どこでもMyMacなどの使わない機能のチェックを外す
代わりにサイドバーにはMacのデバイスを表示することで
Windowsのマイコンピューターのように使える




これは個人的には是非ものの設定
私はセキュリティ的見地からもファイルリネームの利便性からも
拡張子は絶対表示されていないとイヤな人なんです




ファイルブラウズは常時カラム表示で使いたいのでこの設定
そして邪魔なだけでシステムが重くなるアイコンプレビューは一貫して切っている




Finderの下には常にステータスバーが表示されていてほしい
これで総ファイル数、選択ファイル数、ボリューム空き容量が表示されるので何気に便利



2018年1月13日








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ある日ターミナルでrsyncコマンドの転送ができなくなった〜protocol incompatibility (code 2) はいろいろな問題を示唆している

ある日自宅Webサーバーの幣サイトのミラーにファイルの同期ができなくなった。

正確にはAFPやSMBで通常通りファイルの転送上書きはできるのでサーバーの異常ではない。
rsyncコマンドを使ってのファイル同期ができなくなっただけだ。

MacBook Proからテキストエディタで作ったサイトファイルを、自宅のWebサーバーにsshのプロトコルを利用してファイル同期をするrsyncコマンドを毎回使用している。
hiiragi-no-MacBook-Pro:~ hiiragi$ rsync -avz --delete /Users/hiiragi/Sites/ hiiragi2@10.0.1.205:/Library/WebServer/Documents

この時の返りが以下のようになっている。

protocol version mismatch -- is your shell clean?
(see the rsync man page for an explanation)
rsync error: protocol incompatibility (code 2) at /SourceCache/rsync/rsync-45/rsync/compat.c(61) [sender=2.6.9]

大まかに訳すと
『プロトコルのバージョン不一致--お前のシェルは綺麗なのか?
(詳しくはmanのrsyncページを見よ) 
rsyncエラー:プロトコルの変換不適合 コード2 compact.c(61)「送信側バージョン269」
となる。

このエラーメッセージからまたシェルのバージョンの問題のように見える。 シェルのバージョンは確かに最新ではないのだが、この前までは普通に同期できていたのになぜ急にできなくなったのかを考えるとバージョンが原因ではなさそうだ。

調べてみたところ、このエラーはbashの環境変数の.bashrcが不正な出力をする行を含むとか、認証のフィンガープリントエラーとかいろいろな原因が考えられるらしい。
このうち
at /SourceCache/rsync/rsync-45/rsync/compat.c(61))
という部分に着目して調べていたらこういうページを見つけた。
rsyncで"protocol version mismatch — is your shell clean?"とエラーが出た場合の対処方法
このサイトの記述でリモート側のbashrcに問題があったという記述でハッと気がついた。

WebサーバーにしているiBook G4の内蔵ディスクがお亡くなりになって、結局再インストール・再設定する羽目になった経緯は以下に書いた。
Webサーバーとして長年働いてくれたiBook G4についにSMARTアラートが点灯〜ディスク交換が必要なのだがIDEディスク事情にビックリ

この時にsshのリモート認証も一からやり直しになったことも書いた。
これが原因かとも思ったが、これではなくこの後
「そういえばこのターミナルにセキュリティ設定をしていなかったな」
と思い立って以下のTipsで設定したbashrcの書き換えを実施した。
Terminalを自動起動して悪意あるコードを実行されるリスクを回避するコード
どうやらこのタイミングで同期ができなくなったらしい。





ある日遠隔からrsyncコマンドを使用してWebの同期ができなくなった
出先からでもWebにアップできる便利なコマンドだったのだけどこれが使えないのは痛い
「お前のシェルは綺麗なのか?」「プロトコルバージョン不適合だ」との警告が並ぶ
このコメントに惑わされるが実は原因はそういうことではなかった




Webサーバー側のiBook G4のbashrcにターミナルが起動した時に
「お前が起動したのか?Y/N」というコメントを表示する設定を追記していた
このせいで遠隔からのssh接続がブロックされていたという単純な問題だった
これをroot権限で削除する




するとファイルの転送には成功するようになった
相変わらず認証エラーは出ているがこれは前からだ



2018年4月3日








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MacBook Proのキーボードバックライトが光らなくなった〜ハードの管理情報はNVRAMに記録されているのでこういう時はPRAMクリアで解決

口絵の通りMacBook Proは8年落ちになる私の古いモデルも暗い場所でキーボードバックライトが光る。

8年前までMacBookを使っていた私は
「こんな機能イラネ」
とか思っていたが、暗い場所でも操作する可能性があるノートの場合、意外にこの機能は便利だということを使ってみて思い知るようになった。
だからこの数日夜中に起きて仕事しないといけない場面でキーボードが光らないことに気がついた時に不便さを痛感した。

それでこのキーボードバックライトの管理情報なのだが、これはファンや電源ユニットなどのハードウエアの管理情報と同じで起動時にOSを読み込む前にファームウエアを読み込む時の設定を保存するNVRAMという不揮発性メモリに書き込まれる。

キーボードバックライトが光らないというトラブルも、要はここの設定情報が壊れているためで初期化するにはMacユーザにはおなじみのPRAMクリアでよい。





コマンド+Option+P+Rキーを押しながらMacを
起動するPRAMクリアはかつてはMacのトラシューの黄金律だった
PowerPC時代のMacではファームウエアレベルの設定メモリをPRAMといっていたが
インテルMacではnvramの名称に変わったので本当はNVRAMリセットというのが正しいらしい
電源ユニットの振る舞いだけでなくスクリーンの明かるさやrootlessというOSより
優先するセキュリティ設定を記録する部位だがここにキーボードバックライトの設定もある
なのでキーボードが光らなくなったらPRAMクリアでリセットするのが正解




ところで私はMac起動時にシェル画面になって
何を読み込んでいるのか表示するverboseモードでMacを使用している
問題が起きた時、起動が異常な時にすぐにトラシューできるからこうしているが
PRAMクリアをするとこのverboseモードも解除されて起動画面は
デフォルトの白画面でデイジーギヤがくるくる回る画面になってしまう
verboseモードを再設定するコマンドはsudo nvram boot-args="-v"




ちゃんと設定されたか確認するコマンドはnvram -p
ここのboot-args-vになっているならverboseモードがONになっている




verboseモードになると起動時はMac独自のデイジーギヤ画面ではなく
UNIXやLinuxなどの一般的な起動画面と同じクレジット画面や
システムdaemonなどの読み込みプロセスなどの状況を表示する画面になる
今ではこれが無いとMacがまともに起動できているか不安になる
PRAMクリアでこれが表示されなくなるので再設定は私には必要



2018年4月8日








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iTunesでAppのアップデートのダウンロードに失敗するようになった〜iOSの仕様変更によりいよいよiTunesでアプリ管理はできなくなるらしい

先日から表題の通りiTunesでAppのアップデートのダウンロードに一部失敗するようになった。

これまでAppの管理はアップデートでもファイルはマージ済みのバイナリ全体をダウンロードしていたが、最近のiOSで差分アップデートもiOSデバイスが受け付けられるようになったらしい。

その差分アップデートはURLの記述法が変わったようでiTunesでもダウンロードに失敗するようになった。

iTunesでアプリのバックアップを取っているのは以下のエントリのように古くてApp Storeから除外されたアプリもiTunesにバックアップしておけばiPhoneなどに復元できるからだ。
iTunesはv.12.7でアプリのバックアップ・管理機能は削除されたが12.6.3にロールバックすることでこれまで通りアプリの管理ができるようになった。
詳細は以下を参照

iTunesがv12.7にバージョンアップしてメニューからAppが消えた〜今後のアプリ管理はiOSデバイスでやれということらしい
ロールバックしたiTunesを「アップデートせよ」という通知から解放するには開発者向けにリリースされたv12.6.3にアップする





MicrosoftのWordやShazamなどのアップデートがiTunesでダウンロードできなくなった

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AppSitter
(Freeware)
OS10.9Mavericks対応OS10.10Yosemite対応OS10.11El Capitan対応
OS10.12Sierra対応OS10.13High Sierra対応

iTunes12.7で除外されたiOSアプリの管理機能を引き継ぐことができるiOSアプリ管理ユーティリティ。

iTunesが一部のアプリのアップデートをダウンロードできなくなったので、同じくiOSアプリ管理機能を持ったユーティリティのAppSitterも試してみた。

AppSitteriTunesが持っていたアップデートの管理、iPhoneなどのアプリのバックアップなどを継続できる。
同じようにiTunes Storeからリジェクトされた古いアプリも管理して、iPhoneなどをリセットした後も復元できる。
フリーウエアだがシェアウエア登録すればバージョンダウンも可能になる。

これならダウンロードができるかと試してみたが、結果は同じでこれはiTunesなどの側の問題ではなくiOSのアップデートが毎回アップデートマージ済みのアプリ全体をダウンロードする仕様から、iPhoneなどのデバイス側で差分アップデートをマージできるように変更されたためだと思われる。





iTunesでアップデートに失敗したMicrosoft Word




AppSitterを起動してApp情報をインポートした
これでダウンロードすればアップデートがうまくいくのではないかと試した




ちなみにこのアプリはiTunes Storeで購入済みのリストを表示して現在のiPhoneなどの
iOSデバイスのスクリーンがどういうレイアウトになっているかも管理できる便利アプリ
iTunes12.6以下のアプリ管理機能をそのまま引き継いだようなユーティリティだ




iTunesのダウンロード情報を見るとMicrosoft Word
最新バージョンが2.17でマージサイズは360MBとなっている




ところがダウンロード成功となっているがライブラリの
Application Supportフォルダの中にあるAppSitterフォルダの中身を見てみると
ダウンロードしたMicrosoft Wordのサイズは315バイトとなっている
差分にしてもサイズが小さすぎる気がするが何れにしてもマージされていないので
このままではアプリとして起動できるファイルになっていない
つまりiTunesAppSitterもアプリ管理としては使えなくなってしまったということだ


結論をいうと新規ダウンロードでURLがiTunesで無効になってしまったしAppSitterならダウンロードできるが差分のアップデートだけのダウンロードだけになって、これまでのマージ済みのアプリ全体のダウンロードができないのでどちらも使えなくなった。

この解消法はない。

というかIOSデバイスのアプリはiOSデバイスで直接管理して、App Storeでリジェクトされた古いアプリはもう使うなということでPCやMacを使って管理したりバックアップするという運用をもうAppleが認めていないということのようなのでどうしようもない。




2018年9月12日








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MacBook Proがスリープからの復帰に失敗して黒画面のまま何も操作できなくなってしまう〜結局強制再起動する羽目に〜どうやらIOUSBFamilyが怪しいみたい

ここのところ数週間のうちにMacBook Proが

1)朝起きたら画面が真っ黒になってキーを押してもスリープから復帰しない

2)持ち歩いていて蓋を開けたら起動した状態で持ち歩いていたはずなのにログオン画面になっており、ログオンしたら「エラーをAppleに報告」のエラーログウインドウが開いている

3)蓋を閉めても画面が光ったままスリープしない・何度か開け閉めしていたら黒画面に落ちてマウスポインタだけが表示されているが何も操作できない…


というような症状が数回続いており、結局こうなると電源ボタン長押しで強制再起動しないとクリアできない…という問題が起きている。

それでこういう場合の切り分けを以下のページを参考にここ数日やっていた。
Mac が勝手に再起動する場合や問題が起きたため再起動またはシステム終了したというメッセージが表示される場合 - Apple サポート


結局どれにも該当しないのだが、切り分けをしているうちにシステムが落ちてログオン画面になる現象が再現、その時にブルースクリーンに出た警告ウインドウが口絵のポップアップに非常に似ていた。

さらに起動後「エラーをAppleに報告するか?」とのポップアップが出るのでエラー内容を確認するために「はい」を押すとパニックログなるログが表示されていた。
コンソールを開いてこれと同じログを探したところ以下のものが一致した。





コンソールを開いてAppleへの報告ウインドウと同じログを探したところ
「Kernel_2018-09-27-205658_hiiragi-no-MacBook-Pro.panic」というログが一致した
要するにカーネルパニックということらしい


そして過去にこれが起こった時の共通の条件を洗い出したところいずれもパニックを起こした時に、あるいはそのちょっと前まで大容量のUSB外付けハードディスクを接続していたタイミングだったことが判明。
IOUSBFamiyというカーネルエクステンション由来のカーネルパニックである可能性が濃厚になってきた。

IOUSBFamilyについては以前にも以下のページで触れた。
USB機器を認識しなくなった場合の対処法〜IOUSBFamilyの不適合について

iTunesがクラッシュしてOSがフリーズ・再起動したら起動に異常に時間がかかるようになって『The IOUSBFamily is having trouble』のエラーを吐くようになってしまった

これが原因だとすると厄介なことになるなぁ…
これが起こり始めたら結局システムの再インストールをしないとクリアできなかった記憶がある。
しかも最近の世代のmacOSって上書きインストールができないというか、結局クリーンインストールになってしまうんだよなぁ。

また十数時間かけてシステムインストールとTime Machineからの全域復元をやらないといけないのか…
ちょっと憂鬱だなぁ




2018年9月29日













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