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OSXのtips2-23

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
アプリ、システム操作に関するtips

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Safari4の「体感速度」をアップするTipsを試してみた

Safari4の読み込みの待ち時間を短くして、スピードアップするTipsが話題を呼んでいる。
私はヴェアダルさんの
Safariの読み込みの待ち時間を限りなく短くする方法 | Macの手書き説明書
という記事で知った。

これはTerminalに以下のコマンドを打つというもの。

defaults write com.apple.Safari WebKitInitialTimedLayoutDelay 0.25


要はSafariの癖で、ソースを読み込んでからブラウザがページを表示するまでにいろいろ待ち時間があって、Safariはパーツがある程度揃わないと表示しないという考え方になっているらしいが、この待ち時間を少なくしようというもの。

以前に紹介した、SafariSpeedというアプリもこの考え方だったと思う。

このコマンドはSafariの設定ファイルであるplistファイルのパラメータを書き換えているだけなので簡単に元に戻せるし、Terminalを使うのがどうしても億劫だという人は、Pref Setterのようなアプリを使ってGUIで実行することもできる。

効果は実際のスループットが向上するわけではないのだが、それでも次のサイトに移った瞬間にレンダリングが始まるので体感速度は劇的に向上する(気がする)。
注意していただきたいのはあくまで表示の体感速度なので、ダウンロードが速くなるわけではないこと。
また待ち時間を短くすることでデメリットがあるのではないか検証してみたが、トラブルは確認できなかった。
しかし、この待ち時間1秒は何か根拠があってこうしている筈なので、あまり短くすると問題が起きる可能性はある。
例えば設定やページサイズによっては、リクエストが完了する前に表示を開始するので表示エラーが出やすいとかのトラブルは考えられる。
そこらは注意してやってみると良いと思う。






Safari4をスピードアップするTipsは簡単
Terminalを起動して上記のコマンドをコピペするだけでいい
デフォルトの表示待ち時間は1秒だがこれで0.25秒に短縮される





実際に試してみると確かに体感速度は劇的に向上する
実際のスループットが向上するわけではないのだが
見た目の表示が速くなっただけでこんなに感覚が変わるというのもスゴい
RSSなどの表示トラブルが増えるのではないかと検証してみたが有為な差はなかった
しかしあまり短くすると表示トラブルに繋がる可能性はないともいえない





コマンドを使うのは億劫という人はPref Setterのような
アプリを使ってGUIで表示値時間を変更する手もある
この「WebKitInitialTimedLayoutDelay」というパラメータの
数字を小さくすれば待ち時間は短くなる







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最近またメインのブラウザをSafariに戻した〜Safariを高速化するTips?

ブラウザについてはしばらくMozillaのFirefoxをベースにした
Minefield(Firefox lzyc build) を使っていたのだ。
最初は非常に軽快に動いていたのだがが、なぜかこれが最近動作が重くなってしまい表示もスゴく遅くなってしまった。
これはMinefield固有の問題ではなく、Firefoxにありがちな問題らしく、どうやら対処法もありそうな感じなのだが、この件は後で対応する。

それよりもSafari遅けりゃ履歴を疑え - 正己の異論・反論:So-net blogという記事を見つけて、一時期は動作が遅くなったのに見切りをつけたSafariが再び高速化するならそれでも良いと思い、それを試すことにした。

Safariは前の履歴は消えているので、今のところ軽快に動いている。
これからまた重くなるのか、こまめに履歴を消すと軽快なままなのか結果が出るにはしばらく時間がかかるが、しばらく試してみることにする。






Safariを遅くしている要因は履歴の読み込みだという
そこで履歴の削除をこまめにする





ところで最近のSafariはdebugメニューがデフォルトで表示できるようになっている
本当はSafariを使いたいのだが伊しばらく使っていると
動作が重くなるという理由からFirefoxを使っていた
勿論、それぞれ対応サイトのカバーレッジがあるので両方とも速いならなおいい







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ブラウザの履歴を削除したつもりが、こんなところにも履歴が残っているんだと

いやぁ、面白いというかこれはためになるというか、「知ってどうする」的な知識ではあるけど知っておくと役に立つ人も結構いるかもしれない。

履歴消去じゃ消えないエロサイトの隠れた痕跡に要注意 - てっく煮ブログ で知った話だが、ブラウザの履歴を削除しても実際にはwebの訪問履歴は残っているのだという。

ここの中をのぞくと最近行ったwebサイトのURLが全部見える。

WindowsXPの場合
C:\Documents and Settings\ユーザ名\Application Data\Macromedia\Flash Player\#SharedObjects\ランダムなハッシュ\

WindowsVistaの場合
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Macromedia\Flash Player\#SharedObjects\ランダムなハッシュ\

Mac OSXの場合
~/Library/Preferences/Macromedia/Flash Player/#SharedObjects/ランダムなハッシュ/

この中を見るとそこにフォルダがあってこのフォルダタイトルがホストのURLになっている。
これはパスの構成を見ると分かるとおりマクロメディアのFlash Playerが収集したwebサイトの記録置き場ということらしい。

履歴を見られたくない人はこういうところまで気を遣うべきかもしれない。
逆にネットワーク管理者は、ユーザが変なサイトからマルウエアを引っ張ってきたのを突き止めても、相手がシラを切り続けるならこういうところをほじくり返して、とっちめるということもできそうだ。

いずれの場合でも消した筈の履歴が分かるというのは、やっぱり人間関係にヒビが入りそうなのだが。






ブラウザの訪問履歴が消されていたとしてもこういう場所を覗いてみると
Flash Playerが収集したwebサイトの履歴が残っている







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ハードディスクの空き容量を増やしてSafariFirefox・・・特にSafariを高速化するTips〜只今検証中なので安全性は保証しないよ

表題のとおりだ。

その方法は
~/Library/PubSub
の中身を削除するというもの。

これをすることで、およそ1GBのディスク容量を節約できた。

さらにビミョーではあるがSafariは確かに高速化したようだ。

ならばやってみても損はないようなTipsだがRSSが本当に完全に問題なく動くのかというところを、今検証しているところだ。
正直ちょっと不具合が出ているのだが、これが原因なのかどうかもよくわからないし、リカバーできるのかも含めて今検証していることなので、皆さんにお奨めしていいのかどうかは確信がないが、一定の効果はありそうなのでとりあえずお知らせする。
検証していく中で問題があるようなら、また記事をアップすると思うので「自分も試してみたい」という人は自己責任でお願いする。






ディスクの容量を圧迫する要因でSafariの表示を重くしている要因でもあるPubSub
その大きさは900MB、ファイル数は4万近くある
これの中味を削除するというTipsにトライしてみる





削除する直前には本当にファイル数4万、容量1GBに近づいていた
削除にもそれなりの時間がかかる





その結果ディスクの空き容量はきっかり1GB増えた





PubSubがからんでいるRSSの読み込みの方だが、問題なくできている様子だ





ただこれのせいなのかどうかRSSの全文配信がなぜか見出しのみで配信されてしまった





ただしそう見えるのはSafariだけの問題のようで
Firefoxで同じRSSを見るとちゃんと全文配信されているのがわかる
なぜこういう差が出るのかよくわからないし、この微妙な差のために
PubSubの削除が原因でこうなったのかどうか確信が持てない
いずれにしろ自分でRSSfeedをアップロードしない人には
関係ない話なのでこのTipsはお役に立つかもしれない



2009年8月31日


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PubSubの削除後の経過を見ているが大体よろしいんじゃないだろうか

PubSubの中身を削除してディスクをスリム化、Safariを高速化するTipsを紹介した。
ハードディスクの空き容量を増やしてSafari、Firefox・・・特にSafariを高速化するTips〜只今検証中なので安全性は保証しないよ

これまで経過を見ているが、これが原因かどうかよくわからないRSSの全文配信に不具合が出たという問題も自然治癒したし、大体問題ないようだ。






PubSubの削除以降全文が表示できなくなっていたRSS配信も
「自然治癒」したしこのTipsは問題なさそうだ



2009年9月2日










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DRMのかかったDVDをコピーする

コピーガードがかかったDVDの一部を抜き出して、DVD-Rにコピーを取るという必要が出て、その手順がかなり難航したのでメモとして書いておく。

言わずもがななことだが、今回は権利者の承諾を得て権利者とのプロジェクトに必要なためにこうした処理をしたが、法規的にはコピーガードがかかった著作物のコピーを外すだけで刑法犯として罪に問われることになる。
現実的には個人として楽しむ目的の場合、取り締まる方法があるのかという疑問はあるがこれを販売したりネットに公開したり友だちに(無償でも)あげたりしたらこれは犯罪行為だ。
しかも刑罰からすると結構な重大犯であることを知ってからトライしよう。

いろいろトライしたが結局うまくいったのはFairMountでガードを外してDVDをボリュームマウントして、MPEG StreamclipでQuickTimeムービーに書き出して、iDVDでDVD-Rに書きだすという組み合わせだった。

それ以外のMacTheRipperでコピーガードを外すとかiMovieでムービーに書き出すとか、BurnでDVDに焼くという方法の組み合わせは、なぜか画が出なかったり、音がついてこなかったりでうまくいかなかった。

コピーガードの仕様かもしれない。

QuickTimeムービーのエンコードは今回H.264でうまくいったが、DVモードも使えるそうだ。
しかしそれ以外にかなりの数のエンコードがあるが、他のエンコードの大部分はうまくいかないようだ。
全部試したわけではない。
だから全容はわからないが、とりあえずうまくいった組み合わせだけメモっておく。

繰り返しになるが、悪用しようとかは思わないことだ。






FairMountでコピーガードを外したボリュームの中の
.vobという拡張子のファイルをMPEG Streamclipで開く
「全てのクリップを開く」で開くと「タイムコードが壊れているが修復するか」と聞いてくる
結局「修復」を選ばないとうまく表示されないので修復してMPEG StreamclipからH.264で書き出す





iDVDはMagic iDVDを使い「従来のテーマ」でプロジェクトを組んだ
素材がSDだからということもあるし新しいテーマがやたら重いからということもある
組み合わせによっては音がついてこないとかいろいろ問題があったがこの組み合わせでクリアした



2009年10月10日










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DRMのかかったDVDをコピーする第2弾〜最もシンプルな組み合わせ

先日DRMのかかったDVDから映像を切り出して民生機でもかかるDVDにきりだす方法を書き留めた。
2009 年 10 月 10 日
DRMのかかったDVDをコピーする

しかし先日の方法は特殊な事情があって、なにか手の込んだDRMがかかっていたようだ。
通常のDRMはMacTheRipperで外すことができるが、前回の場合MacTheRipperを使うと音だけ切り出せて映像がついてこないという現象が起きた。

DRMも進化しているのかもしれないが、それで前回はああした遠回りなことをしてしまったが通常はMacTheRipperで充分なようだ。

また今回もDRMのかかったDVDを権利者の了解のもとDVDにコピーすることになったが、今回はMacTheRipperでDRMを外せたようなので、この場合のシンプルは組み合わせを試してみた。


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LiquidCD
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

CD、データCD、DVDビデオ、データDVDなどをバックアップして焼くアプリ。

いろいろ試してみたが、単にCDやDVDをバックアップしたい場合は、このLiquidCDが一番シンプルだ。
DVDビデオをバックアップする場合はMacTheRipperと組み合わせるのが良い。

MacTheRipperでDRMを外すとDVDディスクと同じ構成のフォルダがデスクトップに生成される。

ディスク名のフォルダの中に
VIDEO_TS
AUDIO_TS

というフォルダが生成されるがDVDビデオの場合、必要なファイルは全てVIDEO_TSの中にある。
このフォルダをLiquidCDで指定してディスクに書き出すだけなのだが、AUDIO_TSというフォルダもいっしょに入れとかないと、問題が起きる気がしたのでインクルードした。
実際には要らないかもしれない。
DVDビデオの場合は音声トラックはビデオのファイルに織り込まれているからだ。

DRMが問題なく外せる場合はこのMacTheRipperLiquidCDの組み合わせが単純なリッピングのもっともシンプルな組み合わせだと思う。
ディスクの内容を完全にミラーリングしてくれる。
メニュー画面の機能や背景動画まで再現してくれる。

問題は今回使用したDVDは80分強、ファイル容量で4GB強の大きさだったから、問題なくそのままコピーできたが2層式のトラックのDVDの場合録画時間はこの倍、ファイル容量も8GB以上ある。
これをDVD-Rに起こすとなるとそのままで書き出すことはできない。

何らかの方法で圧縮する必要があると思うが、そういう機能はMPEG Streamclipなどを使って圧縮したエンコードに書き出すステップが必要になると思われる。
あるいはイン点とアウト点を打って特定の部分を切り出すか、分割するかということになるがその場合もMPEG Streamclipということになるかも。
画質の劣化は避けられないかもしれない。





DRMがかかったDVDビデオのバックアップの取り方
まずはMacTheRipperで下ごしらえをする
ディスクの選択をすると光学ドライブに入っているディスクが選択できる筈だ
あとは「G0!」ボタンをクリックするだけ




完了するとこんな表示を出しデスクトップにディスクと同じ内容のファルダを生成する
ボンバーマンは「所有していないディスクをコピーするな、犯罪だ」と言っている




LiquidCDを起動して「ビデオDVD」メニューを選ぶ




ここでVIDEO_TSフォルダからDVDを書き出せる
ボタンをクリックしてVIDEO_TSフォルダの入ったフォルダを選択する
必要かどうかは不明だが「AUDIO_TS」をインクルードしておく




右上のディスクを作成ボタンをクリックするとディスク書き込みタグが出てくる
「ディスクをニンベン」ボタンをクリックすると書き込みが始まる




あとは見ているだけディスクが焼き上がったら自動的にエジェクトされる
もう一度マウントしてビデオが再生されるかチェックする



2009年10月23日










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Macに日本語をしゃべらせてみる

Macにはデフォルトで優秀な英語の読み上げ機能がついている。
なのだが、日本語の読み上げが弱い。
当初からOSXの日本語読み上げ機能の対応が望まれていたが、いっこうに対応しないままOSXのバージョンはもうv.10.6まで進んでしまった。

アップルジャパンの怠慢とばかりも言えない。

日本語というのは漢字仮名交じりの複雑な表記方式を持ち、文節の切り方も意味を把握しないとキチンと切れない。
最近汎用知的音声合成システム: ボイスソムリエというAI日本語読み上げソフトを扱っているのだが、こういう機械で日本語を読ませるソフトを使ってみてますます「日本語って本当に難しい言語だな」と思っている。

例えば「金」を「きん」と読ませるか「かね」と読ませるかで、意味は全く違ってくる。
しかしその区別は前後の文章の脈絡から判断しないといけない。
マネーという意味なのか、ゴールドという意味なのか、マネーと言う意味でも文脈で「きん」と読んだり「かね」と読んだりする。
日本語はちょっとしたオマケソフトでは手におえない言語なのだ。


以前iSpeechというソフトを取り上げたが、なかなか意欲的で読み上げた結果もかなり優れたソフトだったが、Leopardでは動かなくなってしまっている。

今扱っているボイスソムリエは数十万円する業務用のソフトで、しかもWindowsでないと動かない。
Macで動くソフトはないかと思っていたらSayKanaというソフトを見つけた。 さらにこのソフトを利用して、「ニコ動」のコメントを読み上げるNiconaMacommentというソフトも見つけた。

詳細やインストール方法については以下のサイトを参照してもらいたい。
私はこのSayKanaのGUIフロントエンドのVoiceunderを試すというところまでやった。

どちらかというとたどたどしい感じだし、あまり長文は読み込めないのだが、とにかく漢字仮名交じりの日本語を自動的に読み上げることができるようになった。
これは面白い。


<参考サイト>
NiconaMacomment・Voiceunderまとめブログ コメントビューアー・読み上げソフトインストールから運用まで



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NiconaMacomment
(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

「ニコ動」のコメントを読み上げるソフト。

そもそものきっかけはこれ。
Macの日本語読み上げソフトを探していたら、このNiconaMacommentに出会った。
「ニコ動」はたくさんコメントがついてくると、いちいちコメントを読んでいると絵に集中できない。
しかしコメントを無視していると、たまにそのコメントが話題になっているときもある。
いちいち読んでられないから誰かが読み上げてくれれば良いのにと思っていたら、同じようなことを考える人はいるものだ。
そういうソフトを作ってしまった、ということらしい。

このソフトは日本語を発音するエンジンにSayKanaを使う。
これをGUIで扱うためにVoiceunderというアプリを使う。
これらのインストール法と使い方については後述するが、「Macで日本語が発音できて何の役に立つのか」という疑問の向きには、「こういう使い方ができますよ」というひとつの利用例ということだ。

私は今回はこれを試すまではいかなかったが、そのうちレビューも書く。
それにこれらの機能を実現するプロセスでいろいろ学ぶこともあったので、今回はこれをやってみてよかったと思っている。





NiconaMacommentのインターフェイス
コメントを読ませたいニコ動のページを入力して接続するだけというシンプルなフェイスだ
ただしこの機能を実現するために以下の手順が必要になってくる



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Voiceunder
(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

日本語読み上げソフトのGUIフロントエンド。

とりあえずまずこれをインストールすることで、以下のSayKanaをGUIでコントロールする。
SayKanaのインストールが完了しない間はこのようにエラーコードを表示する。
インストールしてエラーコードをちゃんと表示するところまでまず確認する。





Voiceunderは日本語読み上げのGUIフロントエンドだが
SayKanaをインストールしないとこのようにエラーコードを表示する



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SayKana(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応Windows2000~Vista対応Linux対応

日本語の仮名文字を読ませるコマンド

Mac版はUNIXコマンドでコントロールする。
インストールしたらsakanaコマンドで、ひらがな文を読み上げる。
男声女声の使い分けができる、aiffに書きだし可能、スピードを変えられる・・・などの機能を引数でコントロールできる。
漢字仮名混じり文は読めないが、漢字の読み分けはこの後で解説するmecabで可能になる。





SayKanaはインストーラでインストールする
最近makeだのbuildだのの手順を踏まなくても
使えるモジュールが増えているのは本当に喜ばしい




インストールが完了したらさっそく日本語をしゃべらせてみよう
Terminalを起動してsaykanaコマンド、半角スペース、本文(仮名のみ)でコマンドを打ってみる
デフォルトは女性の声なので男性の声で読ませたい時には -v m1を引数に打ってみよう
またゆっくり読ませたい時には -s 80を引数に打つ(100が標準の速さ)
このままではひらがなしか読めないので次に解説するmecabで漢字も読めるようにパワーアップする



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MacPorts(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

Macで利用できるUNIXリポジトリ。

SayKanaに漢字を読ませるモジュールのmecabはここで入手する。

これもMacのUNIXリポジトリの入手は昔finkでエラい苦労したように思ったが、今は随分楽になった。
次に解説するPorticusのようなGUIフロントエンドと組み合わせると、コマンドを一行も打たず簡単にモジュールのインストールが可能になる。
makeしないと使えないというUNIXのメンドクサさから解放されるというのがスゴい。

とりあえずMacの代表的なMacPortsのインストール方法を・・・といってもインストーラの指示に従うだけで、これも簡単。





MacPortsのインストールは簡単だ
インストーラの指示に従うだけだ




アップデートをチェックするか聞いてくるので勿論イエスと答えておく




Porticus Helperの修復をするか聞いてくる
修復と答えておけば良い



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Porticus
(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

MacPortsを最近のLinuxのリポジトリのようにGUIで簡単に扱えるようにするアプリ。

検索して必要な項目を選んでインストールボタンをクリックするという、基本的にはGUIだけで完結するMacPortsフロントエンド。





Porticusを使ってMacPortsから漢字識別ユニットmecabをインストールする
検索窓にmecabと入力してmecabという項目をクリックする




プルダウンで出てくる項目で「sjis」だけをチェックを入れてインストールボタンをクリック




ここで問題発生
エラーリポートはbuild.cmdが見当たらないので実行できないといっている
buildはシステムインストールディスクに入っているXcode Toolに含まれている
私はXcodeをインストールしていたと思い込んでいたが実はインストールしていなかったらしい




さっそくOSXのシステムディスクをスロットにれてXcode toolをインストールした




今度は問題なくmecabのインストールは進行する
ビルドも進行しているという表示だ




次にやはりmecabと検索してmecab-ipadic-sjisを探してクリックする




これはuniversalにチェックを入れてインストールを開始する




ここまで完了したらVoiceunderを呼び出して漢字仮名交じり文を入力してみよう
ちょっとたどたどしいが日本語勉強中の外国人なみに自然な日本語で読み上げてくれる
あまり長文を入力するとクラッシュしてしまうので要注意
長文を表現したい場合はAiffに書きだしてオーディオアプリで編集して一本化するのが吉



ということで、以上の手順でMacに日本語の漢字仮名交じり文を読み上げさせることができるようになった。
『それが何になる』なんて冷めたことを言わないでほしい。
おかげでMacPortも使えるようになったし、mecabを入れておけば漢字を認識できるので何かに役立つ局面もあるかもしれない。

それにこういう仕組みでいろいろできるということを知るだけで楽しいじゃないですか。




2009年10月13日










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メニューエクストラからCPUをコントロール、監視する

といってもTipsというほどのTipsでもない。
先日システムをあちこちいじり回していて、たまたまこういう機能があることに気がついたといいうだけのこことだ。

システムが元々バンドルしているメニューエクストラは
/System/Library/CoreServices/Menu Extras/
の中に入っている。
ここを見ていて、見慣れないもの、使ったことが無いものがいくつかあることに気がついた。

そのうちのひとつで
CPU.menu
というのがあるのに気がついた。CPUのメニューエクストラって何するものだろうとサソク起動してみた。
メニューバーにCPUのチップをかたどったメニューバーアイコンが現れた。
かたわらの小窓に「2」という数字が書かれている。

これ実はCPU稼働率のヒストリーグラフを表示、非表示切り替えるのとCPUをデュアルかシングルかの切り替えができるという機能を持ったメニューエクストラだった。
CPU稼働率はアクテビティモニタにもついているが、そういうものを起動しなくても監視だけならできるということらしい。
CPUをシングルに切り替える意味があまり分からないが、デュアルクアッドとかを8つから4つに切り替えたり2つに切り替えたりということもできるだろうから、CPUのバランスがうまくいっていない場合に切り替えるという用途があるのかもしれない。
あまり現実に出番があるとも思えないが、こういう機能もあるんだとちょっと感動した。

そんだけ。
これも小ネタか。





CPU.menuが表示するCPUのグラフはこんな感じ
アクテビティモニタのグラフより表示は小さいし軽そうだ




CPU.menuの本体はメニューエクストラだからここにある
プルダウンでヒストリカルグラフの表示、非表示とCPUの数の切り替えができる
それができてどういう意味があるのかはよくわからないがとにかくできる











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