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2005 年 10 月 1 日




昨日のニュースだが松下電器がワープロのインターフェイスの特許権で一太郎のジャストシステムに対して起こしていた訴訟で、逆転敗訴した。
この訴訟内容には最初から注目していたが、要するに「止せばいいのに何をトチ狂ったことをやっているんだろうか?」ということだった。

ところが一審判決でなんとほぼ松下側の言い分が通る判決が出てしまったので、「これって事実誤認じゃないの?」と思いつつも、要するにゴネ得というか裁判に持ち込んで訴訟合戦をやれば大企業の方が勝つに決まっているし、こういう事実誤認がまかり通ってしまうんじゃ日本もアメリカのように声の大きいものが勝つという訴訟世界になって、訴訟合戦で競争相手を叩きつぶしてシェアを維持している某巨大OSメーカーみたいなのがのさばる社会になるんだなと思うと、暗然とした思いがした。

(某巨大OSメーカーは訴訟合戦では次々敗訴しているが、そんなことは「想定の範囲内」らしい。一つ裁判に負けてもまた次々と新しい因縁を着けて次々と訴訟を起こせば、裁判には負け続けようが結局は体力に勝る巨大企業の方が勝つわけで、この「悪の帝国」とか呼ばれている巨大企業はこの手法でLinuxをはじめ新しい脅威になりそうなものを芽のうちに摘み取るということを実に熱心にやっている。
Appleが見逃されているのは今のところ脅威ではないと思われているからで、もしこの巨大企業を脅かすようなことになればすぐさま訴訟合戦に持ち込まれるだろう。「SpotlightはLonghornの真似だ」とか、GUIはWindowsの発明だとか、どうせ裁判で勝たなくていいんだったらいくらでも因縁の種は考えられる。)

しかし古い言い方をするなら「天網恢々粗にして漏らさず」というか、こういう事実誤認に基づいたトチ狂った判決というのは修正されるんだなと思ったのが今回の高裁判決だ。

チャンスがあれば、今は判決骨子というのはネットでも読めるので、ぜひ皆さんも読んでみてもらいたいのだが松下側の論理はあまりにも粗雑で、これが認められるんだったら俺だって今から、「デスクトップを考えたのは俺だ」とか特許を申請しても認められるんじゃないの?とか思ってしまうわけだ。

日本は特許権や著作権などの知財に対する意識があまりにも遅れた国だったという。
だからこれからは知財を重視し知財の権利保護につとめなければならないという。
この論理は一見尤もだし、このことに異論は無い。
しかしなにか一方向の議論が出てきたら、必ずその尻馬に乗ってうまい汁を吸おうという奴が出てきたり、そういう奴に世論操縦された愚民みたいな奴らが、変な教条主義に落ち込んでその新しい議論は必ず行き過ぎの方向に行くのがこの国の昔からの通例じゃないだろうか。

「特許権は守らなくてはいけない」
イコール
「特許に関する申し立てはどんな理不尽なものでも、聞いてやらないといけない。」

「著作権は守らなくてはいけない」
イコール
「著作権を主張する者の申し立てはそのクリエーティブに貢献していようがいなかろうが関係なくすべて尊重しなくてはならない」

こういう変なルールがはびこって、これが「知財先進国への道だ」なんて訳知り顔であおるわけわかんない奴らのおかげで、この国の知的財産はすべて死滅してしまうと思うのだ。
どうせいいけど。
いっぺん全部死滅してみれば、このやり方は間違っていたということがクリアに判っていいのじゃないかと思う。

だから私はiPod課金問題なんてのも賛成で、どうせやるなら200%ぐらいの高額な課金をして、この国の馬鹿面を国際社会にさらせばいいと思う。
ぜひやってください。





2005 年 10 月 2 日





Folder Name 1.1
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

以前このサイトで、Tigerになってから「Finderですべての拡張子を表示する」設定にしても、日本語にローカライズされたフォルダの名前が英語に変わらないということをぼやいたところ、「swa4747」さんからローカライズされたフォルダ名やアプリ名を英語に戻すスクリプトということで情報をいただいた。

早速試したところ、問題が解決したのでご紹介を。

OS10.3以前ではFinderで「すべての拡張子を表示する」を設定すると、起動ボリューム直下やホームフォルダの直下、ユーティリティフォルダなどが英語で表示されるようになっていて、もうそれに慣れてしまった。
ところがTigerからはその設定をしてもそれらのフォルダが日本語表示のまま変わらなくなってしまった。
Appleはどうあってもこのお節介な設定を普及させたいと思っているようだが、日本語よりも英語の方が文字コードの順番が単純なのでやっぱり探しやすい。
この設定になってからうろうろディレクトリをさまようようになってしまった。

そこでこのスクリプトはTigerでも「ユーティリティ」は「Utilities」とチャンッと表示されるというスグレモノのAppleスクリプトだ。
使い方も簡単で起動してパスワードを入れたら指示に従ってシステムを再起動するだけでいい。

もう一度同じ操作をすれば、また日本語の表示にすぐ戻るので安心だ。

また同じ作者のサイトには「AdressBook」を「アドレスブック」とされて頭にきている人向けに、アプリケーションの表示を英語化するスクリプトも用意されている。





Folder Nameはローカライズされたフォルダの表示を
変更できなくなったTigerのうっとおしさを解決する
これでアルファベット順に探しやすくなる




もう一回同じ操作をすればちゃんとデフォルトの日本語表示にも戻せる
どう見てもこちらの方が使いにくいとは思うが




2005 年 10 月 3 日





miniStat2
(Shareware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これは前々からなんとかしたいと思っていたCPUや内蔵ディスク、バッテリなどの温度センサーなど、その他もろもろのステータスを表示するWdiget。

CPUが熱を持つと熱暴走ということもあるし、もっとひどい時には石が焼けるという現象が起きる。
(昔、本当に文字通りWindowsパソコンの石が焼けるのを見たことがある。
すごい焦臭い嫌な匂いがして、煙を立て始めたので電源を切ってしばらくして中身を開けたところCPU周りがこんがり焼けていた。火が出るほどではなかったがパソコンって結構危険な機械だとその時に学んだ)

それでMacもお世辞にも熱対策が万全とはいえなくて、特にPowerBook、iBookなどのモバイルは低温やけどしそうなくらい左パームレストや裏が熱くなるので結構熱を持っているんじゃないかと懸念していた。
G3iBookには熱センサーそのものが仕込まれていないので、気にしてもどうしようもなかったがニューiBookに替わって、一応そこいらのセンサーがついたのとバッテリに関してもセンサー情報を拾えるようになったので、そういうステータスアプリを探していた。

まずDashboardに関しては、これが使える。
フェイスも小型のMacでiBookだのiMacだの好きなフェイスを選べる。
使える機能は温度センサーだけでなく、あらゆるシステムやハードステータスが用意されている。
画面下にはドックがあって、それでCPUステータスとか温度ステータス、メモリステータスなどメニューを選べるようになっているのがしゃれている。

Dashboardそのものの実用性はともかく、そこに入ってしまえばその中で使えるステータスWidgetは必要なので使えるんじゃないだろうか。





miniStat2はシンプルなスキンでCPU温度やCPU使用率、ディスク空き容量など
システムやハードの状態を表示するWidget




メニューを選ぶ時に本物のドックのようにピョコッとアイコンが拡大するのが面白い
Mac in MacというかバーチャルMacという感じだ





TemperatureMonitor
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは温度モニターのアプリ版。
名前もズバリ「温度監視」という意味だ。

しかし実際には機能は温度監視だけでなくシステムやハードのプロフィールまでついている多機能なアプリだ。

ハードウエアにいくつのセンサーが仕込まれているかは、それぞれのハードによって違うのだが私が導入したiBookの場合、
バッテリ、グラフィックプロセッサー、電源部、CPU、ハードディスク
の5カ所に温度センサーが仕込まれているのでその5つのデータをリアルタイムに表示できる。
ヒストリーも記録されるのでいつの処理でどれくらい温度が上がったかも事後でわかる。
モバイルは熱を持つ部分に手を触れて操作するのでiBookDualUSBを導入した時から、この熱の持ち方が気になっていた。結局DualUSBは一度も熱暴走のようなことは起こさなかったが、それでも低温火傷をしそうなくらい熱くなっているのは気分的によろしくない。
なので温度センサーを搭載した機種を導入したらこういうアプリは入れようと前から思っていた。

またシステムハードのプロフィールも表示されるので、ちょっとしたスペックを確認したいというくらいだったら、システム標準のシステムプロフィールより呼び出しが速い分使い勝手がいいかもしれない。

秋に入って温度的にきつい季節は過ぎたが、それでもDashboardなんかで音物を動かすとCPUがフルアップして冷却ファンが回りっぱなしになるのがちょっと気になっていた。
実際に使ってみると、結構CPUとかGPU、内蔵ディスクなどの温度は処理によって急上昇、急降下しているのがわかる。
持っておいて損はないアプリだと思う。





TemperatureMonitorは各部の温度がリアルタイムに表示されるだけでなく
どれくらいまで温度が上がったらヤバいか表示してアラートも出してくれる
システム、ハードプロフィールもついていたり至れり尽くせりだ




温度に関してはリアルタイム表示だけでなく数日間の記録を残しておくので
「あの時の熱の持ち方はヤバかったかも」なんて時に事後でチェックできる




これはデスクトップに温度表示をした様子
透明だし普段はデスクトップのアイコンよりも下の階層なので邪魔にならない




これはドックアイコンに温度表示をした例
表示は何を選ぶか一つか二つかを設定できる




またメニューバーに表示して、必要なときにプルダウンするということもできる
同梱のLite版はメニューバー表示のみの軽いバージョンなので
温度監視のために大きいアプリを常駐させたくないという人はそちらを使うという手もある




2005 年 10 月 4 日




Tiger乗り換えで気づいたこと。
Application Enhanserを使ってイストールしたAPEペインが FruitsMenuのプルダウンから階層表示で見えるようになったこと。

小さなことだけどこういうアプリの小さな改良によって使い勝手は飛躍的に良くなる。
システム環境設定ペインは、アクセシビリティに問題があってしょっちゅう変更するのがおっくうなのだがこういう工夫で使いやすくなると思うし、そのおかげで最近 Prefs Menuのようなメニューバーから直接システム環境設定ペインにアクセスできるようなソフトに手が伸びなくなってきた。
もうこのメニューエクストラは起動項目から外してもいいかもしれない。





Fruits Menuとの連携のおかげでApplication EnhanserのAPE Managerに入っているペインに
アップルメニューから直接コンタクトできるようになった






Battery Meter
(Freeware, Widgets for Konfabulator)
OS10.4Tiger対応

システムが新しくなったおかげで今まで使えてなかった物が使えるようになった。
この開放感はすばらしいが、Appleさんにはできれば今後は互換性にも配慮してもらって、この開放感をずっと味わえるようにしてもらいたい。

というわけでジャガー環境ではちゃんと動いていなかった「昆布」

モバイルのバッテリの残量を表示するWidgetはそれこそ探せばいくつもあるのだが、その中で一番グラフィッックがきれいだと思ったのがこれだ。
ところがジャガー環境では%表示はちゃんとできるがこのグラフィックが動かないために、バッテリが空になってもアイコンは満タン表示のままだった。
これがこのたびのTigerで動くようになったので晴れてここでもご紹介することにした。
特に面白い機能があるわけではないが、デスクトップに常駐させておくモノはやはり見た目も大事だと思うのだ。

ほぼ同じスキンの CPU MeterというWidgetも同じ作者さんからアップされている。並べて使ってみるのもいいんじゃないだろうか。





Battery Meterはグラデーションの美しい表示で
バッテリ残量を表示してくれる。




同じ趣旨とスキンのCPUメーターもある
並べて使ってみるといいんじゃないだろうか





空模様
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これも良さげだなと思いながら、今まで使えなかったDashboard Widget。

天気予報を表示する。
3日間と週間天気を選べる。
全国の主要都市を選べる。
フェイスもいろいろ選べる。
楽しいし、降水確率なんかも表示して実用性も多少ある。
システムバンドルのDashboard WidgetのWeatherはなぜか天気データを取得できなくなっているので、こちらを入れればいいんじゃないだろうか。
天気予報なんて常時表示しておく必要なんかないわけで、見たいときにぱっと呼び出せれば良いわけだ。
こういうものこそDashboardが向いていると思う。





空模様は3日間、週間的予報など表示できるWidget
スキンもいろいろ選べて楽しいと思う




参考までにこういうスキンもキャプチャーしておく
私はこちらの方が好み





日めくり
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

メニューバーにカレンダーや時計を常時表示している。
パソコンの画面を机の上に例えるなら、机の上には当然卓上時計や卓上カレンダーが必要だからだ。

それで今まではシステムのメニュークロックを止めて、Calendarclockを便利に使っていたが、これは別のシェアウエアと統合されて、製品版ソフトのようになってしまった。
それでもこのメニューエクストラの使い勝手が良かったので今までは、古いフリーウエアだった頃のバージョンを使い続けてきたのだが、Tigerに環境をあげるにあたってカレンダーにiCalのイベントやTo Do項目を呼び出せなくなってしまった。

これはiCalのデータファイルの置き場所のディレクトリが変わってしまったからで仕方ないことなのだが、この機能が使えなくなったことでこのメニューエクストラを使わなくてはいけない理由がほぼ消えてしまった。

現行の製品版ソフトのようなシェアウエアはこの問題に対応するのだろうが、もうつきあう気がなくなったので、システム標準のメニュークロックに戻すことにした。
しかしこのメニューではカレンダーが使えないのが不便だ。
そこでカレンダーだけでも良いメニューエクストラがないか探していたところ、ここのBBSの常連の「SeireiK」さんがちょうどそういう検証をしているのを見つけた。

ここで紹介されている日めくりはほぼ満足できるメニューエクストラだったので起動項目に入れることにした。

まず良い点は、カレンダーに祝日を表示できる点だ。
これは洋物のアプリではほぼ全滅でできない機能で、海外では祝日をカレンダーに表示する習慣がないのか、そういう機能を付けるのをただ単に作者さんがめんどくさいと思っているのかその実情はわからないが、洋物のアプリでこういう配慮がされているカレンダーにお目にかかったことがない。

この日めくりは作者さんが日本人だから、日本の祝日をデフォルトで表示できる。
これは仕事で使うときには大事なポイントで、祝日であるのを忘れてアポを入れるなんていうポカミスを防げるはずだ。

またカレンダークリックで好みのアプリを呼び出せる設定もできる。
普通はiCalを呼び出すように設定するんだろうけど、あえてMacJournalStickiesなんかを呼び出すという設定もできる。
各自便利な使い方を工夫してみてはどうだろうか。

あとはクラシック環境を呼び出せたり、誕生日を祝ってくれたりどちらでも良い機能がついている。

逆に弱点はカレンダーが今月と先月、来月の3ヶ月しか表示できないこと。
私の場合は3ヶ月先の予定までチェックしないといけないケースがあるのでこれはちょっと不便。
しかしそういうときにはiCalを呼び出せば良いのだが....。

あとはやはりiCalのイベント、To Do項目を表示できないことだろう。これはCalenderClockの便利に使っていた機能なのでなんとかしたいところだ。





日めくりはメニューバーからプルダウンするタイプのカレンダー
良いのは日本の祝日の表示ができることだ





xWing
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これはDashboardでスターウォーズの宇宙船などのギアがいろいろ表示できるWidget。
機能はそれだけだが、スターウォーズが好きな人は試してみるといい。

長時間Macに向かっていると疲れるので、時々こういう物を表示してボーッと眺めるということは必要かもしれない。





xWingはスターウォーズファン必携のWidget
こんなのや.....




こんなのも表示される.....




2005 年 10 月 5 日





FinderScape
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

以前にここで3次元空間でファイルブラウジングをやる3DOSXというアプリを紹介したことがある。
斬新な発想でディレクトリを表現する立体的なインターフェイスとして面白いアイデアではないかと思ったが、実際にはその発展形を見ても遊びのアプリの域を出ない。

それはそれで遊びでも良いんだけど、従来のパソコンのインターフェイスにはもう飽き飽きしているので、MacのFinderやWindowsのExplorer以外のタイプのインターフェイスをもうそろそろ見たいなと思っているところだ。
だから例え遊び半分のプロジェクトでも、Finderに替わるようなファイル操作のユーザインターフェイスに関する新しいアイデアには、そこにパソコンの新時代の萌芽があるのではないかなという期待をしてしまう。

このFinderScapeも3DのOpenGLを利用したファイルブラウザだという点では、3DOSXとよく似た発想なのだが、ディレクトリをどうやって視覚的に見せるかというようなコンピュータ工学的なこだわりは忘れて、ゲームを楽しむようにファイル操作をすれば良いじゃないかというような発想がかえって面白いかもしれない。


要するに3Dのシューティングゲームのようにディレクトリの谷をライドしていって、次々と谷間に現れては消えるファイルやフォルダ、アプリケーションをヒットすることで開いていくという、システムバンドルのNanosaursのファイルブラウザ版とでも説明すれば感覚的に理解してもらえるだろうか?

基本的にはマウスは使わないで、カーソルキーとスペースキー、リターンキーを使って操作する。
別のディレクトリに移る時だけ、ツールバーを使いその時は逆にマウスでないと操作ができない。 ここいらはもうちょっと洗練されてくると面白いと思う。

ファイルやフォルダーを選択するには、そのアイコンに突っ込んでいけば良いのだし、開くときにはエンターキーを叩く。
また画像ファイルのプレビューなどにはスペースキーを叩く。
画像のプレビューはjpeg、giffなどの静止画、mpeg、QTMovie、movなどの動画と基本的なフォーマットに対応している。またmp3などの音声もプレビューできる。

実際に動かしてみてこれは3DOSXよりもストレスなく動かせるし、まさにゲームみたいで楽しい。
その反面どの程度実用性があるかというと、よくわからないところだ。
隣のディレクトリの中身が何となく見えたりというような革新性もないし、能率的というのとは正反対のような気がする。

しかしもともとGUIはCUIよりも非能率なのだ。
それでもGUIユーザの方がCUIユーザよりも数の上では圧倒的に多いのは、GUIの方が感覚的に理解できるからだ。
GUIユーザは初心者ユーザが多いし、電子工学や情報工学の基礎知識なんか全くない人が大部分だ。そういう人たちがコンピュータを使えるようになったということが重要なのならば、この非能率的なシューティングゲームのようなファイルブラウザにも何か新しい未来がないかなと思ってしまう。





FinderScapeはOpenGLを利用した3Dのファイルブラウザ
ディレクトリの谷間に浮かんでは消えるアイコンをゲットしながら突き進む




フォルダやアプリ、ファイルを開くときにはリターンキー、画像のプレビューにはスペースキーを叩く
慣れると結構病みつきになりそうな操作性だ




mp3なんかも快調に再生したりしてひょっとするとFinderよりも動きは良いかも
真っ白なアイコンがまだいかにも未完成な感じだが





OnyX
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは定番中の定番のOSXメンテナンスアプリ。

prebindingなどのUNIXコマンドでやっているようなメンテナンスもこれ一つでできてしまう。
しばらくアップデートをチェックしないうちにずいぶん機能が増えている。
アクセス権の修正とかのディスクユーティリティの機能も引き継いでいるし、そのうち本当にこれ一つで全部間に合ってしまうかもしれない。

メンテナンスに関するインターフェイスが整理されていないというのが、実はMacOSXの最大の難点だと思うので(というよりもMacOS時代からの伝統?)そこいらを統合しようという作者さんの執念には感服する物がある。

ヘビーユーザなら必ずインストールしているという意味でまさに定番アプリだ。





OnyXは機能がずいぶん増えたがフェイスは逆に整理された




以前にはなかった機能がかなり追加されており
そのうちOSXのメンテナンスはこれ一つで済んでしまうということになるかもしれない




2005 年 10 月 6 日





Cyberduck
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは良い!

素直に手に馴染むftpクライアントアプリだ。

ftpクライアントならその名もズバリ、FTPCというアプリを今まで愛用してきたが、Tigerになって若干不安定になってきたのと、ブラウザと同じでこういう重要機能のアプリに関しては常にバックアップというか二つ以上の手段を持っておきたいということもあって、このアプリは前々から試してみたいアプリだった。

試してみた感想は使用感が非常にFinderっぽいのが面白い。
アップロードにはタブを開いて上げるファイルを選択するという従来のやり方もできるが、サーバのファイルリストの上にアップロードしたいファイルを落とすだけでもアップロードできてしまう。

デスクトップ上のフォルダにファイルをしまうのと同じような感覚だ。

そのサーバ内のファイルリストの表示の仕方もFinderのリスト表示みたいな感じで、階層表示もできる。
まさにFinderの中を動き回っているような自由度がある。 「アヒル隊長」と評判を呼ぶだけのことがある。

バックアップのつもりで試してみたが、メインのftpクライアントになりそうだ。


なお作者サイトではアヒルアイコンがついたTシャツやマグカップも販売されている。
アプリはフリーウエアだが、こちらはもちろん有料だ。





Cyberduckのftpサーバ設定は実に簡単だ
基本的にはftpサーバ名とパスワードを入れてしまえばすぐに使える




サーバの中身はこういう風に見える
反応は速いし、更新履歴が見られるのは実は結構便利だったりする




アップロード中はこんな感じの表示で動作は実に確実
昔のftpソフトはよくフリーズしていたし、恐ろしく待たされたので
このサクサク感は隔世の感がある




2005 年 10 月 7 日





Linotype FontExplorer X
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは名前の通りフォントブラウザとも呼ぶべきアプリ。

前にもこういうアプリをいくつか試したが、共通した欠点は読み込みに時間がかかり動作も重い上に2バイト文字フォントは表示できないという物ばかりで使い物にならない感じだった。

このアプリは前者の欠点は解決している。
ホームフォルダにフォントライブラリのフォルダを作ってデータベースを置いているようなので、最初に読み込みをすれば2回目からは起動と同時に、フォントの表示ができる。
この軽快さは良い。

しかしもう一つの問題の2バイト文字の表示には対応していないようだ。
ここが惜しいところで、英文字のトゥルータイプフォントは軽快に表示できるが日本語フォントもモンゴル語フォントも文字化けして表示できなかった。
ここが解決されればプロにもお勧めしてしまいたくなるくらい良いソフトなんだけどなぁ。





Linotype FontExplorer Xはあちこちにインストールされたフォントを一元管理的する
日本語表示ができればいうことがないのだが




感心したのはこのフォントの情報表示でフォントをクリックするだけで表示される
どこからダウンロードしてきたフォントかもちゃんと記録が残っている



後日注釈

Linotype FontExplorer Xは2バイトフォントを表示できないというようなことを書いてしまったが、BBS常連の「た」様からの情報でちゃんと表示できることがわかった。
例文選択で日本語の例文を選べば、日本語フォントもちゃんと表示できる。
すばらしい。
このアプリもこれから手放せなくなりそうだ。





Linotype FontExplorer Xはちゃんと日本語フォントも表示できることがわかった
これは利用価値が高い




2005 年 10 月 8 日





Supastar
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

スクリーンセーバ。

グラフィックなお星様がすっ飛んでいくという、70年代風のポップアートのような....といえばいいだろうか。





Supastarはポップな星が飛んでいくスクリーンセーバ




2005 年 10 月 9 日




最近こういう「真っ白な」メールが頻繁に来るようになった。
タイトルも本文も何も書かれていない真っ白なメールだ。
ヘッダも省略表示だと何も書かれていないように見える。オールヘッダー表示にして初めて差出人とかがわかるのだが普段は省略表示にしているので、文字通り「真っ白な」メールだ。

新種のウイルスメールかと思ってスキャンしてみたり、テキストエディタで開いてみたりしたが添付もないし、何かスクリプトが書き込まれている様子もない。まさに何も書き込まれていない白紙の手紙だ。
これが最近実に頻繁に来る。





最近よく来る「真っ白な」メール
こういう厨房はウイルスメールの返信をどっさりもらってぜひ自滅してもらいたい



このアカウントは昨年yahooBBの不始末のおかげで2回個人情報が流出したアカウントで、まさにこのアカウントの個人情報は名簿業者の間で流れまくっている。昨年来もうスパムまみれになっていて、使い物にならないくらいひどくなってきている。

想像するにもうこの私のアカウントが入っている名簿は「インターネット内職」希望の厨房にまで流れまくっているのだろう。
最近「セフレ求む」「すぐに出会える」なんていうスパムと同じくらい多いのが「元手ゼロ、自宅に居ながらに年収3000万円」という類いのスパムメールで、要するに業者の請負で指示された内容のメールを指示された名簿に送るだけで「アルバイト料がもらえる」という内職の募集な訳だが、最近のスパムというのはどうやらこういう連中が送りまくっているらしい。
送信元を偽装することもなくドメイン丸出しのスパムも多くなっているからだ。

どうせトラブってもそれは当人の責任で業者は知ったこっちゃないだろうし、うまい手を考えたもんだ。
問題はこういう「うまい内職話」にひっかかる厨房どもだ。
昔はスパムメーラーもそれなりにパソコンの知識がある連中がやっていたのだろうけど、最近のスパマーの厨房ぶりには驚かされる。

ドメイン丸出しでスパムメールを送りまくれば、中には必ずウイルス付きの返信メールを送り返す奴がいるだろうからどちらにしてもトラブルになるし、あげくの果てが上記の白紙メールだ。
多分オートマウスのようなソフトでスパムメールを送りまくるスクリプトを実行しているが、設定がちゃんとできていなくで肝心のスパムの本文をコピペしないまま真っ白なメールを、名簿に送りまくっているんだろう。

一度抗議してやろうかとも思うが、どうせこういう類いの奴らは聞く耳持っていないだろうし、抗議しても何を怒っているのか理解できないというレベルの奴らだろうし、怒り損のような気がする。

前にも書いたことがあるが、誕生当時の目論見通りインターネットは核攻撃にも耐え、あらゆる独裁政権の弾圧にも耐えるネットワークとなったが、結局「馬鹿がインターネットを殺す」ということになりそうだ。





2005 年 10 月 11 日





QT Sync
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはQuickTimeProのライセンスがQuickTime7で切れてしまったことに頭に来ている人にお勧めのアプリだ。

基本的にはQuickTimeムービー再生アプリだ。
QuickTimeProと同じくコマンド+Fキーでフル画面再生できる。また複数のmpeg、.movムービーファイルをつないで一本のムービーファイルに編集することができる。
これもQuickTimeProのメインの機能の一つだ。

面白いところではタイムコードをインサートできるというところがちょっとプロ好みかもしれない。
これで簡単にオフライン編集をやっておいて、そのデータをもとに本番の編集をやるなんていう使い方ができるかもしれない。
そのためにはトリミングの機能も必要になってくるが、今のところそこまでプロユースに対応していない。でもすぐにそうなるんじゃないかなと思う。

QuickTimeをライセンスなしでフル画面にするスクリプトも以前ここで紹介したが、それよりも動作が確実だ。

ところでこのコンバイン機能で1本化して生成される.movファイルは実体は12KBの大きさしかない。これはムービーファイルとリンクするエディットファイルだけが保存された状態なので、元のつなぐ前のムービーを削除すると当然これも再生できなくなる。

そこで独立した一本のファイルに書き出すこともできる。
こうすれば元のファイルがあってもなくても関係ない一本のムービーファイルになるが、その書き出しには結構時間がかかる。





QT Syncは簡単な編集機能がある
最大10本までのフッテージを1本につなぐことができる




面白いのはこのタイムコードをインサートする機能だ
自由なタイムラインを設定できるのでオフライン編集やプレビュー用には使えるかもしれない




OS10.2、ジャガーのサポートについて

これまでこのサイトはOS10.2、ジャガーとOS10.3パンサーの環境についてアプリの動作状況を検証してきましたが、今回OS10.4タイガー導入とともにジャガーのサポートを打ち切る事にしました。
理由はさすがに3つの環境で検証する手間に耐えられないという事と、ジャガーをインストールした旧iBookは奥さんにあげちゃったので、もうトラブルのとき以外は基本的に私は触れないからです。
要するにジャガーで検証できる環境もなくなってしまったという事です。

各アプリには動作を検証した対応OSを書いていますが、パンサーとタイガーしか書いていないからジャガーでは動かないという意味ではありません。あくまで私が動作を確認した環境を書いているだけですので、書いていない環境でも動く可能性はあります。
試してみるのはあくまで自己責任という事になりますが。





2005 年 10 月 12 日




i18n man(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これは以前はjmanとして配布されていたOSXterminalコマンド。

UNIXのマニュアルコマンドとして、シェルにはmanというコマンドが用意されている。
これはBSDの主要コマンドの意味、歴史、引数などの解説をいつでも呼び出せる便利なコマンドだが、英語で書かれているために読みやすいとは言えない。
なんせ難解なUNIX語で書かれているので、英語のネイティブスピーカーが読んでも解りにくいようなシロ物を英語のネイティブでもないユーザに解れという方が酷だと思う。

この作者さんはこのBSDマニュアルコマンドを日本語に訳してjmanというコマンドでまとめていてくれたのがとてもありがたかったが、今回OS10.4タイガーに対応するにあたって日本語だけでなく各国語のパッケージにしたらしい。
これに伴ってコマンドは変更された。

日本語の表示コマンドは
LANG=ja_JP.UTF-8 man
となる。
jmanというコマンドは廃止された。

使い方はインストーラの指示に従って
i18nman-20050515.dmg
manpages-ja_JP-20050515.dmg
という二つのパッケージをインストールするだけだ。






OnMyCommandCM
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはコンテクストメニューで、UNIXコマンドラインを実行できるというスグレモノのプラグイン。
BBS常連の「た」様の情報で知ったのだが、これは病み付きになりそうだ。

指示に従ってインストールすると、コンテクストメニューにOn My Commandというメニューが現れる。
ここにサンプルのメニューをいくつか入れてみて試してみる。

例えばgzipファイルを圧縮、解凍するコマンドが仕込まれていてこれでコマンドラインでgzip圧縮、解凍するのと同じ効果が得られる。
gzip解凍をするとなぜかFinderではリソースフォークを保持できないが、これを使えばリソースフォーク込みで圧縮解凍できる。
Macユーザとファイルをやり取りする時には、特に相手がOS9以前の環境だったらリソースフォークはやはりあった方が便利だ。





例えばOnMyCommandCMでルートディレクトリの
リストを表示するというコマンドメニューを実行する
コマンドラインで書くとcd /; ls -laとなる




そうするとterminalが起動されてこういう表示になる
表示されているのは起動ボリュームの第一階層で、-laという引数が設定されているために
アクセス権や所有権、サイズや変更履歴などが表示されている
また不可視ファイルなどもすべて表示されているのがわかる




またgzipファイルに圧縮するというコマンドも用意されている




デスクトップのjpegファイルを圧縮するとこの通り、ワンタッチでgzipファイルになった
圧縮されてもアイコンデータなどのリソースフォークを保持しているのが便利




gzipを解凍するコマンドも用意されているがこのコマンドは
zipファイルを操作する時にしか現れない
つまり必要なコマンドだけが現れるコンテクストメニューの原則が
このプラグインの中でも守られているという事だ!
すばらしい!





OMCEdit_J
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはそのOnMyCommandCMに、自由に新たなコマンドを付け加えたり、既に付け加えた物を編集したりするアプリ。

起動するとOnMyCommandCMに登録されたコマンドの一覧が現れる。
各国語にローカライズされているがもちろん日本語版もあるので、使えるんじゃないだろうか。
これの優れているところは日本語表示だけでなく、コンテクストメニューの設定も日本語が通るので、右クリックで引き出したメニューにずらりと日本語が並ぶなんて事もできる。
UNIXコマンドに精通していれば、どんな事でも右クリック一発でできるように設定できるはずだ。

例えばディレクトリ内のすべてのファイルにロックをかけたり解除したり、名前を変えたり通し番号を打ったり、いろいろな使い方が考えられる。
この二つの組み合わせでGUIの使い勝手が大いに変わるはずだ。





OMCEdit_Jでコンテクストメニューを新たに登録する事もできる
例えばこれは上記のi18n manの日本語表示のコマンドを実行するように設定した
メニューも「manを日本語で表示」と日本語にしてみた




そうすると選択した文字列を右クリックすると日本語のメニューで
「manを日本語で表示」というコンテクストメニューが現れる




そしてterminalを起動してmanを日本語で表示した
この組み合わせだとwebでUNIXコマンドの説明を読んでいる時などに
知らないコマンドの意味を右クリック一発で調べられるという設定ができた
これは便利じゃないだろうか?




2005 年 10 月 13 日





GoogleMapsPlugin
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

旧MacOSは長らくMSOutlookExpressをメイラーにバンドルしていた。
このメーラーはメッセージファイルをひとまとめのファイルにして独自フォルダに保存して、そこに過去のメール履歴から作ったアドレス帳のデータもファイルしてしまうというかなり変態的なメーラだった。

そのおかげで、このメーラがクラッシュするともう仕事にならないというかなりひどい目にあっていた。
当時からアドレス帳はメーラから独立しているべきで、メーラは正副とバックアップを使えるようにするべきだと思っていた。

だからOSXでは独立したアドレスブックを持っている事に素直に喝采した。
ところがこのOSXのアドレスブックはなかなかそのメリットを実感できるように進化しなかった。
速い話、そのデータを利用できるアプリは純正のMailGyazmailくらいなもので、他のメーラはみんな独立したアドレス帳を持つ物ばかりだし、アドレスブックのデータを利用するアプリも他になかった。
またアドレスブック自体もなかなか拡張機能を持つようにならなかった。

この前者の欠点は今でもあまり改善されていないが、それでもハガキの表書きのアプリとか少しずつそういう物が現れてきている。
後者の欠点のうち、いちばんがっかりさせられるのが登録した住所から地図を呼び出す機能で、アメリカではジャガー環境あたりからこれが実現していたが、この地図機能は日本では使い物にならなかった。

地図機能を日本でもやっと使えるようにしたのがこのプラグイン。
これはグーグルの地図検索機能(ベータ)を活用する。
ベータだがテストしたところかなり精度は高い。
これができてこそアドレスブックは独立した価値があると言える。





GoogleMapsPluginはアドレスブックの地図検索機能のプラグイン
日本の住所にも対応した
住所のタブをプルダウンすると地図検索に飛べる




表示する地図はこういうイメージ
都道府県単位のスケールにもできるし、ビルの形も確認できるスケールにもなる
実用性は高い




インストールする場所はここ
バンドルをここに置くだけで認識できるはずだ






Windowsにまた大掛かりなセキュリティホール

またもやバッファオーバーフローによりリモートをとられるという類いの脆弱性で、しかもメールやメッセンジャーファイル、ActiveXなどあらゆる経路から侵入の可能性があるという質の悪い穴が見つかっています。
また、シマンテックの定義ファイルもいくつか更新されていて、これについて詳しい説明をまだ見つけきれていないのですが、関連する悪質なスクリプトが見つかったという事かもしれません。
参考のためにシマンテックのリリースを転載します。
Windowsユーザは今すぐセキュリティアップデートとウイルス定義ファイル更新を急げ!!

********************
シマンテック緊急情報
********************

8月12日(米国時間)、マイクロソフトは、9件のセキュリティアップデート情
報を公表しました。シマンテックセキュリティレスポンスは、新たに発見され
た脆弱性のうち4件のクライアント側の脆弱性が最も深刻であることを確認し
ました。

●DirectShow の脆弱性 (MS05-050)
●Internet Explorer msdss.dll の脆弱性 (MS05-052)
●プラグアンドプレイの脆弱性 (MS05-047)
●MSDTCおよびCOM+の脆弱性 (MS05-051)

◆DirectShow の脆弱性 (MS05-050)
Windows Media Player (WMP)といった、DirectShowをサポートするアプリケー
ションにあるこのバッファオーバーフローの脆弱性は、悪意のあるAVIファイ
ルによって実行される可能性があります。攻撃は、メールの添付ファイルやイ
ンスタントメッセージ、あるいはActiveXコントロールを使用しているWMP内に
ある悪意のあるWebサイトを通じて実行される可能性があります。この脆弱性
は、Windows 98/ME/2000/XP/Server 2003に影響を与えます。

◆Internet Explorer msdds.dll の脆弱性 (MS05-052)
このmsdds.dllファイルは、顧客向けにカスタマイズされたオフィスのアプリ
ケーションを作成する開発者が使用するものです。 この脆弱性を利用するこ
とにより、ユーザが悪意のあるWebサイトに接続した場合にリモートコードを
実行される可能性があります。この脆弱性は、8月17日に公表されていました
が、本脆弱性の利用が幅広く報告されています。この脆弱性は、Internet Exp
lorer 5.01-6.0.に影響を与えます。

◆プラグアンドプレイの脆弱性の特権 (MS05-047)
Windows 2000およびSP2以前のWindows XPに影響を与えるこのプラグアンドプ
レイの脆弱性は、ローカルの特権の昇格をもたらすとともに、リモートでコー
ドをされる可能性があります。リスクを軽減するために、いくつかのWindows
プラットフォームには、脆弱性利用を阻止するバリケードがありますが、攻撃
が成功した場合、システムに完全に侵入されることが予測されます。

◆MSDTCおよびCOM+ の脆弱性 (MS05-051)
マイクロソフトのDistributed Transaction Coordinator (MSDTC)に存在する
この脆弱性は、利用を達成すれば、ローカルの特権の昇格をもたらすとともに
、リモートでコードをされる可能性があります。Windows 2000の初期設定状態
では、攻撃者がこの脆弱性をターゲットとする可能性がありますが、SP2以前
のWindows XPのシステムも、この攻撃により影響を受ける可能性があります。

(原文ママ。8月12日は10月12日の誤訳と思われる)




2005 年 10 月 14 日





KasumiDempa
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはいわゆる無線LANスキャナー。

モバイルなどで、出先でこれを起動しておくと今どういうLANの波が飛んでいるかモニタできる。
(もちろんAirMacカードは必要なわけだが)
それでホットスポットなんかを探す事ができる。

使い方は簡単で、小さいアイコンでアクセスポイントの数を表示するし、その電波の強さも表示されるのでどちらにつなぐのがマージン的に有利かも一目瞭然だ。
セキュリティがかかっているかどうかも鍵アイコンで、表示される。

なかなか楽しいのだが、これを起動して無線LANを探す時には注意した方が良い。
モバイルを手に持ってセキュリティがかかっていない無線LANを探して街中を歩き回るのは違法行為だからだ。
それは立派なハッカー行為なので、捕まれば当然お灸がすえられることになる。





KasumiDempaは無線LANの電波を捕まえるアプリ
システム標準のインターネット接続よりも表示が親切だし得られる情報も多い




そのスキンもいくつか用意されている
これは秋葉系お宅御用達のスキンだ




先ほどのリンゴのスキンではカラーが多い方が電波が強いしこれは髪の毛がたっている方が強い
また鍵アイコンがついているホストはセキュリティがかかっている




ちなみにAirMacを切っているとこういう表示になる
どうってことないけどちょっと笑えた




2005 年 10 月 15 日





DTB
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これはあったら良いのにと思っていた、野球の試合経過をリアルタイムで表示してくれるアプリ。
もうシーズンも終わろうとしているのに、しかも作者さんはこのソフトの出自に問題を感じておられるようで、期間限定でもうじきダウンロードできなくなろうとしているのにこういうアプリの紹介だ。

「そんなソフトをこんなところで紹介するなよ」という突っ込みが聞こえてきそうだが、それでもあえてこれを紹介するのは、普通の仕事を持った、そして野球好きのサラリーマンは野球をやっている時間にはリアルタイムで、野球を楽しめないからだ。

今の時期でもパリーグではプレーオフをやっている。今年のロッテは盛り上がっているのだ。 ロッテ-西武戦はどうでも良かったが、ロッテ-ソフトバンク戦はやはり気になる。
そういう仕事中のお父さんのためにこういうソフトはぜひ残しておいてもらいたいと思ってここで紹介するわけだ。
readmeを読むと作者さんは今年の日本シリーズまではこのアプリのサポートはするつもりみたいだが、その後はもう投げてしまおうと思っているみたいだ。
だから来年はこのアプリは使えないかもしれない。

そこをなんとかとお願いしたい。なかなか楽しいアプリだと思うからだ。





DTBは野球の経過をリアルタイムに(仕事のかたわら)楽しむアプリ
応援画面は「チャンスになると青く、ピンチになると赤くなる」と魅力的な説明がある




現在までの勝率やゲーム差というようなデータも表示できる
もうプレーオフに入ってしまったから関係ないのだが




関係ない機能だがヘルプメニューを吹き出すとこういう表示が現れる
いいなぁ、こういうセンスって好きだなぁ




作者さんがヤクルトファンなせいか、アプリのアイコンはスワローズのものだが
ドックアイコンは応援する球団のものに変えることができる
アプリのアイコンも変更可能だが、readmeの注意をよく読んでからにした方が良い
ちなみに私ここの球団のファンだ







こういう物が発表されたようだ。





昨夜はMac系のブログは皆この話題でわいていた。
これの画像がすごいとかすごくないとか、デザインを見て欲しいとか欲しくないとかという話題はそこらのMacブログにさんざん書いてあるのでそちらにお任せするとして、これが本当にヒットして動画有料ダウンロードがビジネスとして成功するとか、しないとかなんてことも数多ある他のブログにお任せするとして....

「これがヒットしちゃっていいんだろうか、ものづくり日本よ」なんてことを思うわけだ。

インターネットやモバイル通信がブロードバンド化して何が起こるかというと、こういう通信を通じてモバイルで映像を見られるようになるなんて話を90年代から取材を通じてさんざん聞かされてきた。
21世紀のブロードバンドの時代はいつでもどこでも映像が利用できる、楽しめる時代になるという未来ビジョンをさんざん見せられてきた。

その実現にはラストワンマイルの高速化が達成できないとか、映像のコーデックがネットで配信できるほど十分な圧縮率を得られないとか、モバイルの基地局は高速通信を維持しながらも切れにくいカバー率を達成できないとか、そういう技術的な障害ばかりが強調されてきて、ということは逆に言うとそういう技術的な障害が解消されればかつてさんざん見せられたモバイル映像を楽しむ時代がすぐにでも実現するというような幻想を持たされてきた。

ところが実際にはそういう技術的な困難はもう大部分克服されているのだ。
問題点があるとしたら高速データ通信はお金がかかるというコストの問題くらいだろう。

なのに90年代に未来図でさんざん見せられたモバイルで映像を楽しむ時代はちっともやってこない。
映像が配信されていないわけではない。
配信しても誰も見ないのだ。
ということは実際には市場にはそんなニーズなんて存在しなかったわけで、ブロードバンドで映像を配信する時代がくるなんていうビジョン自体が幻想だったのかということになる。

それでかつてはそういう志で映像技術をパソコンに盛り込んできた日本のパソコンメーカーはもう、
「水は低きに流れる」
ということわざの通り「ノートパソコンでテレビが見られます」というのを最近では売りにしていた。

これは10年前にはチューナー内蔵のモニタ付きパソコンで既に実現されていたことを、ノートパソコンでもオールインワンでやっているに過ぎない。
OSが何かなんて関係ないし、IPベースの通信もしていないし、それどころかOSを起動すらしないで、チューナーから直接画像をモニタにだすという、何だまんまテレビじゃないか?

そういうレベルの低い商品で一時しのぎをしている日本のPCメーカーの言い分は
「まだネットで動画を楽しむほど市場は成熟していない」
ということだったのだろう。

ところがここでiTMS+iPodの動画有料ダウンロードが始まる。
こんな物がヒットでもしようものなら日本のAVパソコンメーカーの面目丸つぶれだ。
「ユーザがまだ動画を楽しむほど成熟していないのだ」
という言い訳は成立しなくなるからだ。

『「ものづくり日本」なんてスローガンが持てはやされている。
やっぱり日本の原点は丁寧なものづくりだ。
幸い日本にはものづくりの高い技術がある。
だからこれからもものづくり立国だ....

こういうスローガンが好きな社長さんほど、その足下を見ると長年のリストラでものづくりの伝統がすっかり崩れてしまっているのは困ったものだ...』

以前、ITウォッチャー第一人者と雑談していた時に彼がポロッとこんなことをこぼしていたのを思い出した。
ブロードバンドのスループットをあげて、ワイヤレスの直進性によるハンドオーバーの問題をどう解消するか....
そんな技術的な問題にばかり熱心になって、動画がダウンロードできたらどんな楽しみ方ができるか、どういう動画が課金できるかというようなソフトの問題を全く後回しにしてきて、そしてここでまた音楽ダウンロードだけでなく、動画ダウンロードすらそういう技術の後進国であったはずのアメリカ企業に出し抜かれて、なにが「ものづくり日本」なんだろうか?

Apple製品というと今までは割と心情的に応援したくなる単純なMacユーザだったが、今度の動画iPodだけは失敗してくれた方が日本の名誉のためだなと真剣に思ってしまう。

こんなものがヒットしたら、日本のものづくりなんて結局ケースをきれいに作る技術だけで、中身の価値を創造する力なんかアメリカのマイナーなパソコンメーカーに全く勝てないということになってしまうじゃないか...と真剣に危惧してしまうのだ。





2005 年 10 月 18 日





NewsNoNews
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはwebで配信されるニュースの見出しを自動取得して表示するアプリ。
プリセットされているソースが朝毎読産日経それに共同、時事と日本語のソースでやはりこういう通信社の見出しが入っているのが実用性が高いと思う。

今はパリーグのプレーオフが気になってスポーツ記事ばかりあさっているが、経済や国際関係の記事も結構ちゃんと拾っているのがうれしい。





NewsNoNewsの設定は直観的に理解できる
見たいメディアとジャンルを指定してチェックを入れるだけで良い




あとは自動的に取得してくれるし、手動でも最新記事を取得できる
デフォルトでは更新された記事は青、既読記事は赤で表示する
見出しが気になったらクリックで元記事にブラウザで飛べる





ScreenNiNews
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは上記のニュースキャッチャー、NewsNoNewsで取得した記事を表示できるスクリーンセーバ。
黒画面にティッカーでニュースを表示する。
休憩時間もニュースはチェックしておきたいという方はどうぞ。





ScreenNiNewsNewsNoNewsで取得したニュースの見出しを
ティッカー表示できるスクリーンセーバ





iCal Events
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これはBBSで「swa4747」様から教えていただいたDashboard用のWidget。

これは前に愛用していたCalendarclockがシステムの仕様変更のためにiCalのイベントを読み込まなくなってしまったために、iCalの予定をさっと確認できなくなったのが不便だとぼやいたところ、これを教えていただいた。
ボヤイてみるもんである。

はっきり言ってこれは助かっている。
今日明日の予定を確認したい時に、いちいちiCalを確認するのは重た過ぎる。iCalはそれなりに便利なアプリだがPIMアプリにはでか過ぎる。
メモリも潤沢にあるわけではないので、常時起動しっぱなしというわけにもいかない。

予定を見るだけだったら、カレンダーをさっと引き出して予定を確認できたCalendarclockは本当に便利だったのだが、これのスケジュール表示機能だけを切り出したようなWidgetがこのiCal Eventsになる。

設定で今日だけでなく最長2週間の予定表示もできる。
日本語にもローカライズされている。
表示するイベントの種類を指定できるし、イベントをクリックすればiCalを起動できるというところまでは良い。

あとはクリックしたイベントのページをiCalで自動的に表示しているというふうにしてくれれば、パーペキなのだがこれは上手くいかない。
日本語ローカライズに固有の問題なのかもしれない。

でも気に入ったのでこれも常時使うWidgetになりそうだ。





iCal EventsiCalのスケジュールをさっと表示できるWidget
見たい時にだけさっと呼び出せて、普段はバックグラウンドに隠しておける
こういう場合はDashboardのメリットが生かせると思う




昨日のトラブルを記録。

昨日Excelを開いて、日本語の入力をしようとしたところクラッシュ、そのままことえりが再起不能になってしまった。
何度アプリを起動し直してもことえりで変換をさせるとそこでExcelがクラッシュしてしまう。
またiTextでも同じ症状を確認したために、再ログインを試したところログインウインドウが起動せず、いつまでも青画面のまま永久動作に入ってしまった。

仕方がないので強制再起動。
新iBook+Tigerで初めてのクラッシュとなってしまった。
ところが再起動後、SUM(シングルユーザモード)で再び再起動させてAppleJackのオートパイロットコマンドを実行したところ、ここでもう一度AppleJackが異常終了して、そのままどういうコマンドも受け付けなくなってしまった。

画面にはlocalhost lookupがパケットを225に制限しているというような意味合いのアラートが延々と出るだけでどのキーを叩いても反応しない。
仕方ないのでもう一度強制再起動、今度はAppleJackを使わずにfsck -fyコマンドでファイルシステムチェックをして再起動。
これで通常に戻った。

なぜこういうことになるのかよくわからない。
タイガーはまだ謎だらけだ。
しかしとにかく普通に動いているしことえりもExceliText上で正常に動いている。

思うに少し心当たりがあって、このトラブルが起きる直前に外付けHDをFireWireでつないでバックアップをしていたところ、例のmdsとLAserverの暴走が始まったので、アクティビティモニタを起動してこの二つを強制終了させたのが原因かもしれない。

外付けディスクの検索データなんかせっせと作ってくれたって意味ないし、この外付けボリュームをアンマウントしようとしたところ「アプリケーションが使用中なのでこのボリュームはアンマウントできない」というアラートが出たため、仕事中でのんびりそれが終わるのを待っていられなかったので、頭に来てそれらを強制終了させてしまったわけだ。

この仕様は本当に困る。
ノートを使うビジネスマンは時間に追いまくられているのだ。
MacユーザがみんなのんびりとMacの動作を見て喜んでいる人ばかりだと思われては本当に困る。

このことえりのクラッシュがこれが原因なのかどうかはまだ断定できないが、もしそうだとすると「勘弁しろよ」な問題だ。






新郵便番号辞書
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これもOSを更新したらぜひ使ってみたいと思っていたプラグイン。

郵便番号の7桁の番号を入力すると住所の表記に変換するという辞書ファイル。
インストールは
"~/Library/Dictionaries/"
にファイルを置いてことえりの環境設定で「辞書を開く」だけでいい。
郵便番号さえ解っていれば、住所の入力が大幅に省力化できるので使ってみて欲しい。
逆に住所から番号も変換できるともっと面白かったのだが、それは難しいのかな。

郵便番号は間にハイフォンも何も入れないで続けて入力するのが注意点だ。





新郵便番号辞書は7桁郵便番号から住所に変換できる辞書ファイル
「辞書を開く」タブに入って辞書の順番をかえれば住所変換が出てくる順位も変更できる
これは実用的じゃないだろうか




2005 年 10 月 19 日




先日、外付けHDをFireWire接続した時に、mdsとLAServerが暴走を始めたという件についてBBSで「さきぱぱ」様からアドバイスをいただいた。
Spotlightは新たなボリュームを認識するたびにどうやらメタ検索のファイルを作り始めるという変な癖があるらしい。
私はこれを「暴走」と呼んだが、これは「暴走」ではなく「仕様」らしい。
それで外付けボリュームを検索させたくない場合はシステム環境設定のSpotlightペインに入って「プライバシー」で検索を入れたくないボリュームをしていさせれば良いというアドバイスをいただいた。

ところがこの指定法では実際にボリュームがマウントされる
/Volumes/
のディレクトリが見えないので指定のしようがない。
今日思い立って外付けボリュームをマウントさせたところそれは見えたので、外付けボリュームを指定できた。
なので一応この件は落着したということになる。

落着したことになるのだが、どう考えてもこの「仕様」は私には納得がいかない。
外付けボリュームの検索ファイルを作るかどうかは、ユーザの意思に任せるべきだ。
それにはプライバシーで
/Volumes/
のディレクトリを指定できるようにしといてもらわないと、新たな外付けディスクを接続するたびにこの指定をしないといけないことになる。
あるいは検索ファイルの作成を始める前に
「検索ファイル作成を始めて良いか?」
という警告タブを表示するとか何かやりようがあるんじゃないだろうか?

警告も無しにいきなり検索ファイル作成を始めてまた40分なり、1時間なりCPUがフルアップして身動きができなくなってしまうというこの仕様は「いかがなものか」というのが率直な感想だ。
これは立派な「暴走」だと思う。
またSherlockの悪夢が蘇ってくるようだ。

前にSpotlightを起動させないユーティリティとかSpotlightの代替検索アプリとかを見た覚えがあるが、ユーザがそういうものを欲しがる気持ちが実によく解った。
そのうちそういうものをここで紹介するかもしれない。





Spotlightがメタ検索ファイルを自動生成するのを阻止するにはシステム環境設定の
Spotlightペインに入ってプライバシーで外付けボリュームそのものを指定してやれば良い
これで先日の「暴走事件」は解決するのだが、なんだか納得がいかない解決法だ




2005 年 10 月 20 日





Mac-O-Lantern
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは以前、Jack-O-Macとして紹介したデスクトップのアクセサリーアプリの最新版だ。

変わった点としてはフェイスがマンガチックなカボチャからリアルなカボチャに変わった。
ロウソクを灯しているように明かりがゆらゆら揺れるのが雰囲気だ。
ぜひデスクトップに暗いめの画像を貼って部屋を暗くして使ってみて欲しい。
ハロウィーンの雰囲気満点だ。

またドックアイコンにはハロウィーンまで後何日かカウントダウンをだすようになった。
それ以外に違うスキンもインストールできるし好みのスキンを作る作り方も付属readmeに書いてある。
興味ある人は試してみては?





Mac-O-Lanternはデスクトプにハロウィーンのカボチャをジェネレイトするアプリ
スキンがリアルになってロウソク明かりに揺れる姿も雰囲気満点だ




ドックアイコンにはハロウィーンまでのカウントダウンも出るようになった
デスクトップの雰囲気アプリなのだが多少実用性も....





FrightLights
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

そしてこれがハロウィーンのムードのスクリーンセーバ。

これはハロウィーン飾りのお化け電球をちりばめたセーバで、フリーウエアでも使えるがシェアウエア登録すると電球のキャラクターがたくさん増える。





FrightLightsはハロウィーン飾りの電球スクリーンセーバ
デスクトップに整然と並んでいるようにも表示できるし、散らばっているようにも表示できる
シェアウエア登録すればキャラクターの種類が増える




2005 年 10 月 22 日





EasyFind
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

かつてはFinderが標準装備していた検索機能はOS10.4タイガー環境で廃止されてしまいSpotlightの機能になってしまった。
Spotlightは事前にメタ検索の索引ファイルを作っておくタイプなので、そのインクリメントな検索の速さは特筆に値する。
またファイル名だけのサーチではなく、ファイルの内容までキーワードで検索できるのもすごい。

しかし問題もないわけではない。
先日の外付けボリュームをマウントするとCPUがフルアップしてしまうという問題もそうだが、もっと問題を感じるのは今しがた入ったファイルは検索のしようがないという問題だ。

例えばアプリをインストールしてみたが、使えそうにないのでアンインストールするという場合を考えると困ることになる。
インストーラを使うアプリはどこに何を突っ込んでいるのか解らない場合が多い。
またインストーラを使わないアプリでも、
"~/Library/Preference/"
に初期設定ファイルをインストールしてくれるが、これを探す手がかりはアプリの名前と同じ文字列を含んでいるファイルということしかない。
同じように
"~/Library/Application Support/"

"~/Documents/"
にも予備的にファイルやフォルダをインストールするアプリがある。

以前のFinderの検索ならアプリの名前を入れて全領域検索をやればそういうファイルやフォルダは一網打尽になったのでアンインストールも簡単だった。
ところがSpotlightではそうはいかない。

インストールしたファイルが検索結果に反映されるのにちょっと時間がかかる。
なのでいらないアプリもすぐにはアンインストールできないことなる。
(ゴミが溜まるのを気にしないのならすぐにできるが...)

そこでこのEasyFindは以前のFinderの検索を復元する。
ちょっと時間はかかるが、索引ファイルがない新しいファイルもこれで一網打尽に探し出すことができる。
私のように毎日アプリをつまみ食いしているようなユーザには是非もののアプリだ。

もっと先鋭的に使うならSpotlightの検索させない領域を全領域に指定して殺してしまい、このアプリをかつてのFinderの検索のように使うという手もある。
Spotlightを起動させないユーティリティも確かあったはずだから組み合わせて使うという手もある。
手を焼いている人は検討してみてもいいのじゃないだろうか。





EasyFindは以前のキーワード検索のFinder検索を再現する
結構スピードは速いが、これに削除キーなどを追加できるとなお良いと思う




インストールしたばかりのアプリの.plistファイルもちゃんと検索できた
Spotlightではこれが検索に反映するのにちょっと時間がかかる





Televi
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

テレビ番組表を表示するDashboard Widget。
日本国内の主要地域のキー局、ネット局、地方局、BSなどに対応している。

起動時デフォルトで現在時のテレビ表を表示しているし24時間制で、下の数字をクリックすることで今日の番組表を表示できる。





Televiはテレビ番組表を表示するWidget




<訂正>

最初の記述で、今日の今以降の予定が表示できないようなことを書いてしまいましたが、BBSで「まつ」様のご指摘で表示できることが解りました。というより説明を良く読めよということなんですが。それで記述を訂正させていただきました。






Firefight
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

スクリーンセーバをいくつか。

これはiTunesのビジュアライザのようなイメージのスクリーンセーバ。
内蔵マイクの音声レベルに反応して、色目などが変化するので音楽をかけていると文字通りiTunesのビジュアライザのようだ。

色は設定で変えることができるので、好みの色に変えると良い。
デフォルトでは緑っぽい色目がキーになっているが、赤系の暖色を使う方がきれいかもしれない。
好みだろうけど。





Firefightは内蔵マイクの音声に反応して変化するスクリーンセーバ





Amsterdam Screensaver
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはアムステルダムの街の風景をスライドショーするスクリーンセーバ。

街の風景は絵はがきカットのようなきれいきれいカットではなく、生活感のある生き生きとした写真が多いのが良い。
同サイトには同様のシリーズで、Canada ScreensaverCanada Screensaver2というセーバもある。
こちらもなかなかおすすめ。





Amsterdam Screensaverはアムステルダムの風景を活写した写真が秀作のスライドショーセーバ




同様のシリーズでCanada Screensaverはカナダの自然を素朴な写真で切り取った




Canada Screensaver2はその続編





3D Desktop Aquarium
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは面白い。

デスクトップを水槽に見立てて、水を満たしていきそこに熱帯魚やリュウキンが泳ぐというスクリーンセーバ。

今後魚も増補されるようなので、それもダウンロードできるそうだ。
最近水槽にこっている大黒さん、おひとついかがですか?





3D Desktop Aquariumはデスクトップを水槽にしてしまうスクリーンセーバ
3Dのグラフィクに使うリソースも半端ではないのでNewiBookではスムーズに表示できるが
旧型のMacではいろいろしんどい思いをするかも




2005 年 10 月 23 日





goo辞書
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これはgooの英和、和英、百科事典サイトのリソースを利用して用語辞典を実現したDashboard Widget。

ほぼ同趣旨のアプリを愛用しているが、アプリよりも起動が速いので使い勝手はこちらの方が良いかもしれない。
ただ、gooのサイトの形式がしょっちゅう変わるので、アプリ版の作者さんもしょっちゅうアプリのコードを書き換えたりでメンテナンスが大変なようだ。
この作者さんもその大変な作業につきあう根気があればいいんだけど。





goo辞書は英和、和英、百科事典のWidget
webにつながっている時しか動かないが、使い勝手はかなり良い




2005 年 10 月 24 日





DTBFinal
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

野球のデータ実況中継アプリDTBがアップデートした。
アプリの名前にあるようにこれが最終版になるようだ。

変更点としては日本シリーズに対応したということだ。
今年の日本シリーズは、私個人は股裂きのようなシリーズになっている。大阪にも千葉にもゆかりがあるのでどちらもがんばってもらいたいが、初戦も第2戦も阪神は全く良い所無しでロッテの勢いが阪神を圧倒してしまったという流れになっている。
今日月曜日は移動日でゲームが無いが、明日から甲子園で阪神がどこまでセリーグ王者の意地を見せるかというところで、意外にもというか嫌が応にも野球は盛り上がっちゃってる。

このアプリがこれから役立ってしまいそうだ。
作者さんには最終と言わずこのアプリは来年以降も続けてもらいたいと思う。

もう一つ変更点はヤクルトとロッテのアイコンが新しいものに更新されたことだ。
それに伴ってアプリのアイコンもロッテのマスコットアイコンに変わっている。





DTBは火曜日以降の甲子園戦も仕事中にモニタできるアプリ
野球好きのお父さんには是非もののアプリではないだろうか?




2005 年 10 月 25 日





AirTrafficControl
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これは無線LANのポートを検出するDashboard Widget。

ほぼ同趣旨のアプリを先日紹介したが、こういうものはいつも監視しておく必要はなくて、ホットスポットに行った時に、どんなポートが使えるかを探せれば良いので確かにこういうものはDashboardの方が便利かもしれない。

見えているポートにwepなどのセキュリティがかかっていればそれを表示するし、ポートをクリックすれば接続の動作を始める。
波の強さもこれで表示できる。
必要な機能は一通りそろっている感じだ。





AirTrafficControlは無線LANのポートを探すWidget
AirMacが入っていない時にはパワーオンにするクリックも
表示されるのでこれ一つで接続動作は一通りできる





Google Maps
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これは住所から地図を表示するDashboard Widget。

アドレスブックのプラグインで登録済みの住所から地図や衛星写真を表示するプラグインを紹介したが、これはアドレスブックに登録していない住所でもサーチバーにコピペするだけで、詳細地図を表示できるスグレモノ。

説明には衛星写真も表示できるとあったが、先日のアドレスブックプラグインは確かに衛星写真も表示できたが、なぜかこちらは写真は表示できなかった。

また地図もダウンロードしたなりだと微妙にとんちんかんな場所を表示する。
これを解決するには本体アイコンを右クリック(コンテクストメニュー)で「パッケージの内容を表示」で開き、maps.jsというファイルをテキストエディタなどで開き、キャプチャーの場所の数字を2.5から2.6に書き換えるとちゃんと表示できるようになる。





Google Mapsは住所コピペで詳細地図を表示するスグレモノ
しかしダウンロードしたままでは微妙に見当違いな場所を表示する




そこで本体アイコンを右クリックまたはコンテクストメニューで開いて
このmaps.jsというファイルを探してテキストエディタで開く




この部分の数字が2.5になっていたら2.6に直す
これで正確な場所は表示できるようになる




2005 年 10 月 26 日




覚え書き

昨日聞きにいった世界経営者会議の印象を忘れないうちに書いておく。
プレゼンテイターは世界や日本を代表する今をときめく企業のトップなのだが、毎回思うことだが話が面白い人と面白くない人がいる。
経営トップの魅力と企業の業績は関係ないということか?

その中で印象に残ったのが、米グーグルのトップのエリック・シュミット会長兼CEOのプレゼンテーションだった。
予想に反して噛んで含めるようにゆっくり話す人だった。

グーグルの新サービスの衛星写真を使った3Dマップなど新しいソリューションの紹介もあったが、新サービスのロードマップなど知ってる話ばっかりだったので、プレゼンテーションの内容自体は目新しい話がなかった。
が、質疑応答が面白かった。

グーグルは百人を越えるお抱え弁護士を持ち、毎日のように訴訟に対応しているそうだ。
その中には出版社から起こされた「出版物コピー差し止め訴訟」というようなケースもあるそうだ。
本の内容からも検索できるように検索用のメタデータとして、本の内容を取り込んだところ出版社から「著作権、版権を侵害された」と訴えられているそうだ。
これなんかは実に今日的な話じゃないだろうか?

グーグルはもちろん検索のために本をコピーしているわけで、本のコピーを一般に公開することはないし、グーグルユーザがメタデータから本の内容を再現することは不可能だ。
むしろ「大部分の本は読まれていない」わけだから、検索に引っかかりやすくすることで本が読まれる機会が増える方が著作権者や版権者にとってもプラスになるはずだ。
ところが旧弊な著作権法は著作物の複製、定着を禁じている。
カビが生えた著作権法と検索ビジネスの新しいスタンダードとどちらが現実社会に適応できているだろうか?

そのうち用語辞典にでも書いてみたいような新しいテーマだ。

また企業R&Dのスタイルのイノベーションの話も興味深かった。
普通の企業は従来型ビジネスを保守する社員と、新ビジネスを開発する社員に分かれているところが大部分だと思う。
ところがグーグルにはそういう分類がないのだという。
そのかわり70、20、10のルールというのがあるそうだ。

社員の時間の総和を70:20:10に分けて、70を従来ビジネスの保守充実のための仕事に、20を新しいものの開発に振り分け、残りの10を自分が興味あるもの、市民企業としての社会的な活動などに使えとしているそうだ。
CEOは社員に具体的に「君はこれを作れ」「君をこれを担当しろ」などの指示は一切出さないそうだ。
何を作り出すかは一切社員のアイデアに任せるし、「エリックが気に入るか入らないかは一切考えるな、お客が気に入るかだけを考えろ」という指示を出しているそうだ。

この人はサンマイクロシステムズの社歴が長かった人だが、さすが発想がUNIXの人だ。
社員までプリエンプティブのマルチタスクで使っている。

しかしこの発想は面白いと思う。
グーグルは検索ポータルでは一番後発だったのに、今ではヤフーを押しのけて堂々のトップ企業になっている。その秘密はこういう社風の頭の柔らかさなのかもしれない。

「新しいソリューションサービスを始めたら最初の一週間で100万人のユーザーを勝ち取れ。二週目は10人でも良いから」
というのも印象的な言葉だった。
こういう産業はやはりスピードが大事なのだ。






Flock
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これまたブラウザのニューフェイス。
大黒さんとこのBBSで存在を知った。

基本的にはMozillaベースのブラウザだ。
だから基本的な機能や操作感はMozillaに準ずる。
ちょっと違うというか、このブラウザが次世代ブラウザと自称しているのはブログとの親和性が高いからだ。

ブラウザデフォルトで、ブログのURLを登録すれば更新作業をできる。これは自前のサーバでブログを立てている人には朗報だろう。
それにレンタルブログサービスでも、何となく更新画面が使いにくいとか不満があるはずだ。
そういう人たちには使える機能かもしれない。
残念ながら私はブログを運営していないので、検証できないのだが使ってみた人の感想によると日本語が文字化けしたとか、もう一歩という印象だ。

他にもブックマークを公開共有する操作機能がブラウザー側にあったり、RSSとの親和性も高かったりと完全にブログ中心のwebに適応するブラウザという狙いが見て取れる。
これは面白いんじゃないだろうか。

ただしそのブックマークなのだが、例えばMozillaSafariから読み込むことができるのだが、読み込んだ「Bookmark.html」をブラウザで表示することができない。
まだ評価用のα版だと考えよう。

これからが楽しみなブラウザだ。





FlockMozillaベースの次世代ブラウザだ




その機能の独自性はこの羽根マークのボタンアイコンにある




ブログを登録したり、更新したりという機能がブラウザにデフォルトで装備された
これが便利かどうかはこれから評価を受けるのだろうが、面白い試みじゃないだろうか




これはすごい。

TigerのSwapがついに3Gを越えた。
連続起動が九日目を越えて、Swapが7個、Swapfile合計の容量は、3072MBという数字になった。

Swapについてはいろいろな通説がある。
例えば
「Swap Volumeは2GB以上スペースを取るのは意味がない」
というものだ。
しかしこういう現実を突きつけられると、意味が無いどころかもしSwapをSwap Volumeに閉じ込めていたら、そして2Gしかスペースを取っていなかったらこの時点でクラッシュしていたということも考えられる。
意味がないどころではないのではないか。

「Swap Volumeの容量は実メモリの2~4倍が目安」
というのもある。
これは昔、メモリが32MBとか64MBとかいう単位だった時代に、UNIXユーザの間で言われていた話だ。
64MBなら4倍で256MB以上Swap Volumeがあれば良いということになる。
これはそんなのどかな時代の話だ。

今私が使っているiBookの場合は実メモリは1GB積んでいる。
その4倍以上ということになるとSwapに必要な容量は4GB以上ということになる。
そんな馬鹿なスペースは必要ないだろうと思っていたが、これは私の認識不足だったかもしれない。
ということはTigerをインストールしたなりで、小さなHDに1G未満しか空きスペースがないようなユーザはしょっちゅうOSXのクラッシュを経験しているのじゃないだろうか?

私の場合は相当な負荷をかけているからこうなるわけだが、しかし連続起動で使っているユーザは要注意だ。
こういうことはAppleはちゃんとアナウンスするべきだと思うのだがいかがなものだろうか。





MenuMeterで見るとSwapの数は7個、容量は3GBを越えた
ディスクの空き容量に余裕がない人は、連続起動での使用は注意した方が良い




2005 年 10 月 27 日





ShiiraNightly
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

オープンソースのWebKitをレンダリングエンジンに使った日本発のブラウザ、Shiiraのナイトリーバージョンのバージョンナンバーがまた進んでいる。

今回の変更点は、主にサイドバー(Cocoaの引き出し)にまたタブを付けて、ここにwebサイトの保持(ページホルダ)などの新しい機能を盛り込んだ。
これってInternetExplorerではよく使っていた機能なのでちょっと懐かしい感じがした。
ここにRSSなども盛り込まれている。

ますます多機能になるShiiraだが、このサイドタブに機能を盛り込むことに関してはフォーラムでも意見が分かれているようだ。
このページホルダなんていう機能もInternetExplorer時代にはよく使っていたが、無くなって別に困りもしなかった機能でもある。

それよりもキーチェインに今回も対応しなかったのが残念。
これさえ解決すればSafariをやめてこちらに乗り換えてしまうかもしれないというくらい充実してきているんだけどなぁ。


余談だが、アイコンの魚が鯛のような赤い色から、熱帯魚のような紫色に変わった。
この方が確かに良いように思う。





ShiiraNightlyはますます開発が進んでいるようだ
ナイトリーバージョンが切れ目なくアップされている




今回の変更点はこのサイドタブの多機能化だろう
だんだんInternetExplorerに似てきた気がしないでもない





Show Off
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

DashboardWidgetをいくつか。

これは連続起動時間を表示するWidget。





Show Offは連続起動時間を表示するWidget
私のように気にする人には便利な小物だ





iTunes
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これはシステムバンドルのiTunesをリモートコントロールするWidgetのスキン替え版。

バンドルのiTunesWidgetは丸っこいなんとなくダサイフェイスだが、これをインストールすると、iTunes6風のスキッとしたフェイスに変わる。
なおこれを入れることで
/Library/Widget/
に入っているシステムバンドルのiTunesは残っているが起動されなくなる。
スキンを元に戻したい時は
~/Library/Widget/
に入っているiTunesWidgetをアンインストールすれば良い。





iTunesiTunes6風のスキンを持ったWidget
機能はシステムバンドルのiTunesWidgetと同じだ





Asteroid Run
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

DashboardにもゲームのWidgetがある。
「昆布」も含めてゲームものにはあまり手を出したことがなかったのだが、これは面白いというかWidgetにしては大物だ。

障害物の隕石を避けながら一定時間のうちにリングをくぐり抜けないといけない。
リングをくぐると残り時間が延長される。リングをくぐる順番は全く任意で良いが、持ち時間が少ないのであまりリングをえり好みしている暇はない。
やると結構難しいゲームだ。
しかもフルスクリーンモードにもできる。

これなんかなぜwidgetなのか必然性が分からないが、多分開発の手間が省けたからWidgetなんだろう。





Asteroid Runは隕石を避けながらリングをくぐるゲーム
カーソルキーで上下左右、スペースキーでスタート、
optionキーでブレーキ、shiftでアクセルが割り当てられている


一部の皆さんから、このサイトからダウンロードしたゲームがちゃんと動かないという指摘をいただきました。私がダウンロードしたファイルをこちらのミラーより再配布します。ただし一週間でこのリンクは削除しますので、ダウンロードはお早めに。


AsteroidRun





2005 年 10 月 28 日





TrafficJamJP
(Freeware, Widgets for Konfabulator)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

今度はKonfabulator Widget。
これは首都圏や全国の高速道路の渋滞状況を表示できる。

要素としては首都圏23区の幹線道路、首都高、阪神高速、その他各地域となっている。
Konfabulator Widgetはローカル化した情報に特化したものが多いのだが、これは日本のかなりのエリアをカバーしているので実用性が高い。





TrafficJamJPは主要幹線道路の渋滞状況を表示する
これは首都高の渋滞を表示した様子




そしてこちらが東京都心一般道の渋滞状況





NameWatcher
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは今改変したファイルネーム、フォルダネームがMac以外のプラットフォーム互換の名前なのかどうか監視するアプリ。

昔はMacとWindowsとでは文字コードやサポートしているフォントの違いでよく文字化けを起こしていた。
今では、WindowsXPとOSXの間ではこの文字化けの問題はほぼ解決している。
しかし時々Macから送ったファイルが意味不明の記号の羅列に化けたりすることがある。
そうすると「Macは文字化けする」という刷り込みがすっかり定着してしまっているドザオジサンたちが一斉に
「Macは文字化けするからだめだよ」
なんて石器時代人みたいなことを合唱し始める。

実はMacを使っていて一番不便に思うのは、その機能が優れているとか劣っているとかそういうことではなくて
「Macを使っている」
と聞いた瞬間に、こういう言葉を吐くこのネアンデルタール人みたいなオジサンたちの偏見と闘わなくてはいけなくなることなのだ。

そんなのは旧世紀の話なのだといくら説明しても、この石斧を担いだオジサンたちは絶対に納得しない。
そして上記のファイルが.datデータに化けて記号の羅列になってしまうという現象を見ると
「それ見たことか! やっぱりMacはだめじゃないか」
とくる。
こういう時が
「やっぱりWindowsに逆Switchしようかな...」
と思う時なのだ。

このファイルが.datデータに化けたり、フォルダネームが中国語みたいな記号に化けて開かなくなったりするのは大体はそのファイルネーム、フォルダネームにWindowsでは使えない記号が使われている時だ。
だから基本的には半角アルファベットと数字以外の文字記号を使わないのが一番安全なのだが、そうもいかなくなることがある人は、このアプリにファイルネームを監視させれば良い。

文字数オーバーなどもチェックしてくれるはずだから、旧型のWindowsにも対応するはずだし、UNIXや他のプラットフォーム互換をチェックするように設定することもできる。

そういう機会が多い人には常駐させると役に立つアプリじゃないだろうか。
ついうっかりということは常にあるわけだから。





NameWatcherはファイルネーム互換をチェックするアプリ
最初に起動するとこういう設定画面が出る
なにもしないでOKクリックすればWindows互換をチェックする設定になる




例えばこういうフォルダネームに変えようとすると....




半眼になったアプリアイコンに注目
このフォルダネームはWindowsでは開くことができないというアラートが出る
ついうっかりということは常にあるので役に立つんじゃないだろうか




2005 年 10 月 31 日





World Flags
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

ダッシュボードWidget。
これは各国の旗を表示する。それも風にはためくイメージで表示する。
国旗のデザインが思い出せない時には役に立つかも。





World Flagsは世界各国の国旗を表示するwidget





WidgetTerm
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これはTerminalの機能を代理してシェルを操作するWidget。
デザインが黒ベースでシロ文字になっているのが良い。
ちなみに私自身はTerminalの設定もこれと同じ黒字にシロ文字にしているのでこのセンスはいい。カーソルや太文字が緑で抜けてくれればもっと良い。
(私の好みの問題だが)

Terminalの機能はほとんど持っているので、ちょちょいとコマンドを試したいということが頻繁にある人はTerminalがゆっくり起動するのを待つよりもこの方が良いかもしれない。
一度
「exit」
でプロセスを終了しても緑ボタンをクリックすれば再ログインするのもTerminalより良いかもしれない。
残念ながらUTF-8の日本語は表示できない。
なのでここで紹介した日本語のmanは文字化けしてしまう。
これが解消されれば愛用するんだけどなぁ。





WidgetTermはUNIXコマンドを実行する環境TerminalをWidget化したもの





EIJIRO dash
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これは英和、和英辞書「EIJIRO」を検索するビュア。
これ自体はフリーウエアだが、使用にあたっては有料の辞書ファイル「EIJIRO」を購入しないといけない。
しかしすでに持っている人にはこれは使えるWidgetかもしれない。

こういう起動時間を待たないでぱっと何かを検索するという用途にDashboardは向いていると思う。
これも英単語を英和、和英でぱっと調べたい時にスピーディに調べられる。
検索はインクリメンタルなので、ちょっとスペルが怪しい時にもいろいろ試しながら調べられるのが良い。

使用にあたっては
EIJIRO**.TXT
OTOJIRO.TXT
RYAKU**.TXT
WAEIJI**.TXT
の4つのファイル(**は二桁の数字になっているはず)を
"~/Library/EIJIRO dash/"
というフォルダを自分で作って入れるだけで良い。





EIJIRO dashは英和、和英辞書ソフト「EIJIRO」高速ビュア
インクリメントサーチが便利





EarthquakeView
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

これは独立行政法人防災科学技術研究所という重々しい名称の団体が公開している地震情報の自動処理画面を表示するWidget。

色が震源地の深さ、円の大きさがマグニチュードの大きさを表す。
元データの性格上、速報性にはやや疑問があるが、これを見るだけでも結構地震って頻発しているなぁ...ということを認識するには良いと思う。
日本に住んでいる限り地震に対して安全な場所なんてどこにもないのだ。





EarthquakeViewは最近起きた地震の震源地、深さ、マグニチュードを表すWidget




見たい地域をクリックするとズームアップすることもできる





Gold Price
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

金の価格を表示するWidget。

金価格はこの15年間下げ続けてきたが、コモディティ全般が上がっているのだしもうそろそろ騰がる頃だろうということで今、投機対象として期待を集めている。

そこで金の時価を表示するWidgetなんかもニーズがあるかもしれない。
このWidgetの作者は心得ていて、価格の上下指値をアラートする設定項目がついている。
これで利食い売りも、損切り、押し目買いも自由自在だ....
といきたいところだが投機的商品の売買は自己責任で、自分の判断でやること。
この意味は「損をしたらすべて自分のせい」ということだ。
それが嫌なら金なんか買わないことだ。





Gold Priceを最初に起動すると美しいイーグル金貨のアイコンが現れる




設定をするとメープル金貨にも変えられる
価格表示はこういうイメージ




設定項目で上値と底値を自分で設定すると
そこに達したらアラートで知らせてくれる








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