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2008 年 9 月 1 日





anchor

元号西暦干支変換辞書
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~XP対応

ことえり拡張辞書で年号西暦の変換を実現する。

BBSに「Combo」さんから情報をいただいた。いつも面白い情報ありがとうございます。当サイトは皆様からの情報で半分以上は成り立っています。

それでこれの面白いのは、年号変換アプリというのもここで紹介した覚えがあるが、特にアプリを使わなくてもそういうことがことえりやATOKでもできてしまう。
私はATOKを使わないのでことえりの使い方だけ示しておく。
辞書ファイルは旧MacOS用に書かれたものなので旧OSでは機能拡張/Apple日本語辞書に入れればよかった。
同じ機能のディレクトリはOSXでは
"~/Library/Dictionaries"
ということになる。ここに辞書本体と逆引き辞書の実行ファイルを落としてみると、実行ファイルは消える。逆引きが実現していることから自動的に一元化されたものと思う。

あとはことえりの環境設定に入って使いたい辞書を開くだけだ。
そのあとの変換からこの辞書に含まれる候補が現れる。

西暦を元号に変換したり、その逆をやってみたりの機能がメインだが面白いのは干支にも変換できる。また「ひのえうま」はいつだったかをこの候補からも知ることができる。






元号西暦干支変換辞書の使い方は簡単だ
変換したい年号を全角数字で入れて変換する





するとこのように「昭和」「干支」「干支の読み」などの候補が表示される
この候補を見てわかるように「昭和2年」を「1927」に変換することも可能だ





いちど1927の変換を確定してしまい選択してかなキーを2回叩いて再変換する
するとこういう候補も現れたりする隠し機能もある





インストールの仕方は簡単だ
"~/Library/Dictionaries"に辞書本体を入れる
効果があるのか確信がないが私は逆引き実行ファイルもいっしょに入れた





ことえりの環境設定に入って「辞書」タブで辞書を開く





もうひとつ面白い機能を
「ひのえうま」と打って変換候補の下の方を見てみると過去の「ひのえうま」の年が
元号と西暦と両方でずらっと表示される





こちらは西暦の丙午のリスト


2008 年 9 月 2 日





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歴代天皇将軍参照辞書
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~XP対応

ことえり拡張辞書で歴代天皇、将軍、総理大臣の変換を実現する。

上記の元号西暦干支変換辞書の同じ作者さんのサイトで公開されていることえり拡張辞書で、使い方は全く同じだ。
旧MacOS用に書かれた辞書だがOSXで機能するのも同じくだ。

例えば
8*
と全角で打って変換してみよう。以下の変換候補が現れる。
8代執権:北条時宗(在1268〜1284)
8代将軍:足利義政(在1449〜1473)
8代将軍:徳川吉宗(在1716〜1745)
8代首相:(1)大隈重信(在1898.6〜1898.10)
8代:孝元天皇(在?)

歴史上の人物の名前を打つことがあって、しかも文字が思い出せないことが多いという(私のような)人には重宝するに違いない辞書だ。

内閣総理大臣は、何代目かの数字がずれているが、首相官邸のホームページの記述にしたがっているとのことだ。
なので
80*
と打つと
78代首相:宮沢喜一(在1991.10〜1993.8)
が出てくる。

ちなみに
88*
86代首相:(2)森喜朗(在2000.7〜2001.4)

までは出てくるのでこの辞書はそのころまで更新されていたらしい。
そんなに古くない。
(改革ポーズ大好きスタンドプレイ総理と、二人の心身症政権投げ出し総理が抜けているだけだ)






歴代天皇将軍参照辞書の使い方はこんな感じ
全角で48*と打ってみよう





このように歴代天皇、内閣総理大臣、将軍などの変換候補が在位期間の数字といっしょに出てくる


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国県藩市対照辞書
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~XP対応

ことえり拡張辞書で国、県、藩、市対照辞書の変換を実現する。

これも地名を旧藩名や旧国名に変換したりすることえり辞書。
新しい都道府県名や市町村名などを入力すると旧国名が出たり、逆に旧国名で都道府県名に変換したりできる。
時々意外な発見ができる。






国県藩市対照辞書で「しまね」と打ってみた
石州、島根、隠岐、隠州、山陰道、出雲、石見、雲州などの候補が現れる


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1ファイル10GBも共有できる無料オンラインストレージで、仕事でも遊びでも使い道いろいろ

画像ファイルとか、動画ファイル、印刷用プロジェクトなど大きなデータを人に渡す時にどうしているだろうか?
面と向かって渡せるならUSBメモリも最近は大容量化して悪くない。CDRもメディアの値段が今では一枚20〜30円と安いので、昔のフロッピーなんかよりも気軽に渡せる。

でも離れた多数の人に大きなファイルを渡す時にはメールで添付ファイルという手もある。
ただしメールには添付1メガというエチケットがあるのをご存知だろうか?
今でもとんでもなくでかい添付ファイルを送ってくる人がいるので、意外に知られていないのかもしれない。
インターネットを通じてメールで添付ファイルを送る時にはその大きさは合計で1MBを超えてはいけないというエチケットがある。
最近では転送容量が大きいメールホストが増えているが、昔は1MBを超えるメールははねてしまうホストも多かった。
相手がどちらかわからない以上、1MB以上の添付は御法度というのがメールの常識だった筈だが、最近は大きな転送量にも対応できるホストが増えてきたおかげで逆にこのエチケットは曖昧になってきた。
「1MBを超える添付はダメだよ」
と注意しても
「この間別の人に送った時はうまくいったよ」
とあっけらかんとしている初心者が逆に最近増えたような気がする。

全てのホストが対応していないうえに、どこが対応しているか調べるのは大変なので、やはり1MBエチケットは今でも守るべきだと思う。
ましてや最近はモバイル中心の人も多いのでなおさらだと思う。

そこで1GBもあるような大容量ファイルを誰かに送りたい時、いくつかファイル転送サービスがあるが、いずれもアカウントを作らなくてはいけなかったり、有料サービスであったり、1回きりの転送でサーバ上のファイルは消えるものというのがこの種のサービスの常識だった。

ところが
1ファイル毎10GBまで保存してくれるオンラインストレージ FileSavr ログイン不要 - WEBマーケティング ブログ
という記事で知った
File Savr - Free File Hosting
というこちらのサービスは、ログインもアカウント作成も必要ない。無料だし、アップしたファイルは何回もダウンロードできる。
何よりも1ファイルあたり10GBという巨大なスペースが使えるうえに、ログイン式じゃないのでいくつもその10GBを使えるという太っ腹さに驚く。
つまり1ファイル10GBを超えなければ事実上容量無制限というに等しい。
また相手は一人出なくても不特定多数も可。
試しに上げたファイルは、4回ダウンロードに成功した。

逆にいうと個人情報のようなセンシティブなファイルや、著作権などの制限がかかっているファイルを上げるのは公開ストレージなので問題はあるが、そういう使い方をしなければ便利なサービスだと思う。

こちらの
File Savr - 音楽ダウンロード
というページに当サイトの音楽のページにアップしている音楽の全部をZIP化したファイルをアップしているので試してみてほしい。

注意点としては複数ファイルやフォルダはZIP化しないと上げられないこと。それと、日本語のファイル名は通らないようだ。
アップロードに関しては先方の転送速度の問題もあって、案外時間がかかった。
さすがに10GBを試す根気はなかった。






10GBのファイル共有無料ストレージサービスのFile Savrはこんなシンプルなサイトデザイン





試しに当サイトの音楽のページに上げている全作品をZIP化してアップロードしてみることに
260MBという到底メールでは送れない大きさのファイルで試してみる
さすがにいきなり10GBは試せなかった(小心者)





このようにプログレスバーがゆっくり進行して待つことおよそ1時間・・・





ページのデイレクトリが変わりこういう表示に変わった
ここのページからこのZIPをどなたでもダウンロードすることができる





最初は帯域一杯で転送していたがアップロードの後半はかなり速度が落ちた
先方の回線の都合と思われるが260MBのアップロードに小一時間なので
10GB転送にかかる予想時間は30〜40時間程度と思われる
そんなデカイファイルを扱ってくれる無料サービスも他にないので比較のしようがないのだが


anchor

また特定のアプリが終了できないトラブルが発生〜これってLeopardのバグなのか、何かの影響なのか?

先日こちらの記事でも書いたのと同じ症状が起きた。
特定のアプリケーションから脱出できない、強制終了してもすぐに勝手に起動してしまうトラブル

今回はアドレスブックがこのトラップに捕まって、いくら強制終了してもすぐに勝手に立ち上がってくる。
アドレスブックは起動が軽いので、ますますたちが悪い。
前回の教訓で
WindowServer
というプロセスを終了すればログイン画面までは戻れるのは分かっているのだが、アドレスブックがすぐに立ち上がってしまい、アクティビティモニターの強制終了ボタンを押しても、パスワードを入力する暇がない。
パスワードをコピペで入れることもチャレンジしたが、コマンド+Vキーを押す前にアドレスブックが立ち上がってしまう。

物理的な強制再起動しかないのかしばらく悪戦苦闘したがどうにもならない。
ここでApp Stopというメニューエクストラのことを思い出した。
このメニューエクストラは最近使っていなかったのだが、なぜ前は使っていたのか思い出した。
プロセスを強制終了する時に、パスワードを要求しない分だけ緊急時にはアクティビティモニターよりもアドバンテージがあるのだ。

プロセスを強制終了しないといけない時って、大抵はGUIに異常が起きていてまともに操作ができない時だから、アクティビティモニターのようにのんびりパスワードを入力しないと強制終了ができないというんじゃ役に立たない。
そういう意味でこれを入れていたのを思い出した。
それでやはりこれからもこのApp Stopを起動項目に入れておくことにした。

それで一応今回は脱出できたのだが(WindowServerを終了するとログアウトできる、そのあとは簡単にメンテナンスの手順を実行する)、問題はこうなった原因だ。
これについてはググってみても同様の症状の記述は見つけられなかった。
なので私の環境の特有の問題なのかもしれない。
Tigerには「隠す」で隠していたアプリが選択できなくなるというバグがあって、結局これが解決せず悩まされた。
Leopardに関してはこの問題はどうやら解消されているようだが、替わりにこの
「特定のアプリがいくら終了しても勝手に起動してアクティブになって他のアプリの操作がほとんどできない」
という症状が月一ペースぐらいで発生する。

どうもいくつものアプリを一度に起動した時に起きやすいようなので、今後はひとつずつ丁寧に起動することにするが、気休めのような気がしないでもない。
どなたかこれと似た症状を体験された方はおられないだろうか。






今回はアドレスブックがいくら終了しても勝手に立ち上がってくるトラブル
WindowServerを強制終了しようとするがパスワードを要求されてその入力を始める前に
アドレスブックが立ち上がってアクティブになりアクティビティモニターは役に立たない





App Stopはメニューからプロセスのテーブル表示を呼び出せる
ここでプロセスを選択して上のボタンでプロセスを強制終了できる
今回はこれで物理的強制終了を避けることができた





こういうことがあるのでやはりApp Stopは起動項目に入れておくことにした
またプロセスから脱出できない時のために「常にテーブルを最上面に表示」にチェック


2008 年 9 月 3 日





anchor

大して意味はないのだけどぞろ目ゲットしたので・・・

表題の通り全く意味はありません。
でも久しぶりにぞろ目ゲットしたのでちょっとスクリーンショットをば。






1,111,111は逃したが中ビンゴはゲットしたので
次の目標は2,222,222だ!(とっ、遠い。。。(°д°))





ますます関係ないけど1234もゲット〜


anchor

FishDog Jigsaw
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

惚けたようにひたすらジグソーパズルをするゲーム。

ピースの数は6から最大100までで子供向けなのかもしれないが、大人でも時々こういうパズルを惚けたようにやりたくなる時がある。
頭が疲れた時だろうか。

もっと頭が疲れた時にはピースをぐりぐりドラッグして、盤面の上を動かすとハマるピースを勝手にくっ付き系ゲームのようにくっつけて固まりにしてくれるので、惚けていてしかも考えるのも面倒くさいという時にも遊べる便利なジグソーパズルだ。






FishDog Jigsawの盤面左のボタンアイコンでピース数を決定しニューゲームも開始できる





ピースがハマってくるとこんな感じ


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『アップル』は当時を知る人達にちゃんと取材してまとめられた久しぶりに読んだ良書だった

ちょっと古い本なのだが、
アップル〈上〉—世界を変えた天才たちの20年 (単行本)」、
アップル〈下〉—世界を変えた天才たちの20年 (単行本)
という上下巻を読んだ。

実は自転車がパンクして修理に待ち時間が有るので、時間つぶしに入った図書館でたまたま前から気になっていたこの本を見つけて、読みふけっているうちに自転車屋のオヤジとの約束の時間を大幅に過ぎてしまい、新品タイヤ交換されてしまうという安くついたのか高くついたのかよくわからないいきさつなのだが、サッと読んで大変面白い本だと思った。

ここではあまり本の感想などは書かないのだが(というより最近は読み物というとネットばかりで本を読まなくなってきているということもある)、これは書いてみたくなった。
というのはこれは単なる技術解説や、Apple万歳の礼賛本でもなければ、単純なサクセスストーリーというようなものでもなかったからだ。

アップルについて書くと「シェアが危機的に落ち込んでいるからもう話題にするに足りない」という立場と、「iMac、iTunesStore、iPod、iPhoneと成功の道をひたすら歩んできたエクセレントカンパニー」という讃え方と2種類しか記述がなくて、その中間のもっと客観的な事実をとらえた資料があまりにも少ないのがいつも残念だと思っていた。

この本はApple創業前後のパーソナルコンピュータの名士たち、ジョブズ、スカリー、ガセー、ゲイツ、アメリオといった人々の人物像と彼らがどのように苦闘してなぜ困難を乗り越えられたか(あるいは乗り越えられなかったか)ということを本人のインタビューを元にまとめられている。

まとめられた時期が98年ということで全体のトーンは理想を掲げて創業しながら暗闘を繰り返したアップルボードミーティングの歴史を前半に、後半は事業が拡大しても統一した戦略をもたずに新OSなどの開発を巨大化して混乱を招き、ユーザの声を無視し、結果的にシェアを失い、一度は前半の暗闘で「粛正」したジョブズを呼び戻し「iMac」をWWDCで発表するというところで終わっている。
全体としては
「シリコンバレーにイノベーションの風を起こしたアップルという会社を作った一団と、この会社の滅亡まで」
というトーンでまとめあげられている。
確かに98年の段階でアップルが倒産してしまえば、この本はもっと資料としての価値が高くなったと思う。

しかし実際にはそうならなかった。
その原因をITジャーナリズムやNASDAQウォッチャーの米経済通はみんな「ジョブズの経営者としてのカリスマ性」というところに求めてしまう。
それは間違いではないのだけど、「ジョブズのカリスマ性」だけで98年にはもう倒産がほぼ確定していたような会社が、一気にNASDAQの株価を牽引するエクセレントカンパニーになれる筈がないとかねがね思っていた。

その理由はこの本を読むとなんとなくわかってきた。

特に私には、下巻のCoplandなどの新OSの開発のいきさつの下りが興味深い。
その頓挫の様子を読むと、それを今日の視点で見るならば、アップルのとった道は必然であり、あれ以外の選択肢は無かったともいえる気がする。
たとえジョブズでなくとも、結局こういう方法しかなかっただろうし、それがうまくいったのはジョブズの強運としか言いようがない。

MacOSは登場以来68Kというモトローラのチップに最適化されたコードで直にチップを駆動していたコード群であり、同じモトローラが開発したPPCに移行する時にも、基本的にそのコードを継ぎはぎ式に適応させるだけで、結局OS9の供給が終了するまでPPCに完全にネイティブに移行することができなかった、その意味ではPPC移行は失敗だったともいえる。

初期の頃の天才達の仕事があまりにも見事すぎて、それ以降の拡張部分を作り足していったエンジニア達には根本的改良が不可能だったということらしい。初期の頃の天才の中にはアップルを辞めて「バーチャルPC」を作った人物(この人物が一夜漬けの天才的な仕事で68KのOSコードをPPCに載せてしまったそうだ)とか、同じくアップルを辞めてBe-OSを作ったガゼーとか、面白い人物が沢山いた。
ジョブズもアップルを辞めたあとNeXTという会社を作ってOpenBSDをベースにNeXTSTEPというOSを開発している。
(もっともジョブズはやっぱりプロダクションコンダクターという感じで、自分でコードのディテールにまでは関与しないようだ。そういう雰囲気がこの本にもそこここに出てくる)

MacOSがSystem7あたりまで進んできて、大きな課題がアップルにのしかかってきた。 System7までのMacOSは上記のように初期の頃の天才達が書いたコードを使いまわして、継ぎはぎで建て増しして、PPCに対応させ、ユーザの要求の赴くままに機能をどんどん継ぎ足していき、QuickTimeなどのマルチメディアプレイヤーへの対応を迫られ、プラットフォームとしては限界にきていた。

ひとつコードを書き換えると全体のどこに影響が出るのかを慎重に見極める必要があり、その対象となるシステムのコードは数百万行にも及んだのだという。
全く新しい考え方で新しい土台の建築が必要になっていた。

必要なのはメモリ保護、プリエンプティブなマルチタスク、それを実現するために、余計な機能は捨ててイチからシステムを書き上げることになった。
またこれを実現するために、これまでのシステムのようにそれぞれの機能のコードがそれぞれ勝手にチップを駆動するのではなく、マイクロカーネルを装備しカーネルにチップの運用を全て任せて、機能を実現するコードと、プロセッサーの動きを切り離すこと。
これがCoplandの開発班に与えられたテーマだった。

だが、カーネルを使用しないMacOSとCoplandはアプリケーションの互換性が全く無く、また当初はMacOSとは全く違うユーザインターフェイスをもつ筈だったCoplandの機能にも、途中から多くの注文が付けられ、System7の機能は全て実現するだけでなく、QuickTimeへの対応など次々要求がふくらんでいき、Coplandのプロジェクトは毎年2億ドルもの巨額の開発費用と数百人のプロジェクトメンバーを数年にわたって要する「バベルの塔の建設現場」のような様相になってしまったという。

その結果プロジェクトはますます混乱し96年までにはこのOSは実現が不可能だということが誰の目にも明らかになってしまう。
(開発スタートの当初はうわさが迫りくるWindows95に対して半年以上のアドバンテージがあると計算していたそうだ)
そこで、当時のアメリオCEOは表向きには
「実現に数年かかる新OSのすべてをそれまで秘密にしておくことはない、その機能の一部は次期MacOSに順次実装される」
という当時のMacユーザには驚きの発表をする。
(実際この『機能』がOS8本体の上に追加されたのがOS9であると別の資料で読んだことがある)
これは「新機能が前倒しで利用できる」と一部の無邪気なユーザには歓迎されたかもしれないが、アップルの社内向けには「事実上のCopland開発中止」を示唆する発表だったため、開発チームの士気はあっという間に下がってしまい、社員は遅く出社して早く帰ってしまうという退廃が始まる。

97年、98年にはWindowsとの趨勢は完全に逆転してしまう。
ある歯科医師のMacユーザのエピソードが取り上げられるが、Macに惚れ込んで診療所でも自宅でもMacで仕事をしていたこの歯科医は、98年に利用したいソフトがMacでは開発中止され、それを実現するにはMacを廃棄してWindowsを導入する以外に方法がないことを知る。
これはアップルに「ユーザの話に耳を貸さない独善」、「開発者コミュニティを大切にしない独善」(本書ではNIH症候群、ノットインベンテッドヒア、つまり自社で開発された技術以外は価値を持たないと信じ込む独善性という用語が頻繁に出てくる)が蔓延し、アップルで動いていたアプリケーションがほとんど開発中止、あるいはWindowsなどに乗り換えしてしまうという現象が原因になっている。
この時期にどんどんかつてのMacユーザがWindowsなどの他のプラットフォームに流出してしまう。

ユーザが減るからソフト開発もますます打ち切られるという悪循環が起こり始める。

シェア巻き返しのための互換機ビジネスも全く利益を生まないことがわかりこれを打ち切る、Copland失敗を受けてガセーのBe-OSを買収して新OSのベースにすることを検討する、さらにその交渉に難航すると見るや、Be-OSとの交渉を続行しながらマイクロソフトにNTカーネルのライセンス使用を打診する(NTカーネルはWindowsNTServer、Windows2000から採用されたWindowsのマイクロカーネル、カーネルの採用でもアップルはマイクロソフトに先を越された)などまさにアメリオ時代のアップルは「ダッチロール」のように迷走し始める。

こうした混乱の中、さらに迷走なのか起死回生の秘策なのかアップルは自分達が「粛正」したスティーブ・ジョブズとも交渉を開始して、ジョブズのNeXT社を買収、次期OSのベースをNeXTSTEP(OPENSTEP?)に定める戦略を取る。
(NTカーネルライセンスの交渉継続中にこのNeXTSTEP買収のニュースを聞いてゲーツが激怒したという資料をどこかで読んだが、この話は本当かどうかわからない)

顧問として迎えたジョブズは、しかしアメリオにつくわけでもなくその反対勢力に味方するでもなく
「私には家庭がある、子供達との時間を大切にしたい」
とCEO就任を固辞する。
ここいら知らなかった話だ。

そしていよいよアップルは断末魔の悲鳴を上げ始める。
結局ジョブズはCEO就任を受諾し、全役員の解雇、非能率な社員のリストラを断行する。
ジョブズは冷酷に自分たちを招いた者達の首を切ったことになっているが、実際にはジョブズが大部分の役員の辞職を打ち出した時に、誰も抵抗しなかったという。
ただし社員に対しては過酷だったらしい。
社内は「駐車場も含めて禁煙」「ペットの持ち込み禁止」などを打ち出したとある。
それ以前のアップル社員のモチベーションの低下ぶりもうかがわせるエピソードだが、いつも合理的理由で社員の首を切ったわけでもないようだ。

こうした「粛正」と「リストラ」で収益を盛り返したが、ウォール街のアップルへの評価はいっこうに好転しない。いくらリストラして利益が上がっても「倒産する運命」の会社の株は買えないということだ。
ここでジョブズはひとつの奇策を講ずる。
WWDCで基調講演で背後のスクリーンに「ビル・ゲーツ」の中継映像を出し彼とクロストークをしたことだ。

マイクロソフトはアップルに莫大な資金援助と議決権のない新規発行株の引き受けを約束する。また5年間のMac版MicrosoftOfficeの開発継続も約束する。MSヘのメリットは、当時持ち上がりかけていた「ウインドウが重なるGUIに関する特許侵害の提訴をしない」という「ヤミ協定」だった。

世間をあっと驚かせる奇策だったが、事実これがアップルの命を永らえさせ復活の足がかりになった。それ以前のウォール街のアップルへの評価は非常に厳しかった。
(別の資料で読んだところではジョブズ復帰は「誰が来ようと結果は同じ」と冷ややかに受け取られたそうだ)

新OSについてはNeXTSTEPをそのまま新OSにリニューアルして採用するのは非常にリスキーだとして断念するという問題も起きて、ジョブズ革命は最初から順調だったわけではなかったようだ。
そこで
「従来のMacOSとして馴染んだGUIを装備したOSX(オーエステン)というシステムを発表する」
とジョブズ自身が公表する。
このタイムテーブルに先立って従来の四角い黒い箱形のハードウエアとは全く違う考え方の
「iMac(アイマック)」
というハードウエアをジョブズは発表する。

しかしこのSFっぽいデザインの筐体にはフロッピーディスクドライブが最初から搭載されていない。
ジョブズのNeXTコンピュータはやはりフロッピーを装備しないNeXTcubeで大失敗を犯し、NeXT社が事実上失速してしまったのは、このNeXTcubeの失敗という「NIH症候群」が原因であるにもかかわらず「iMac」でまた同じ間違いを犯そうとしている・・・・


ざっとあらすじを・・・というには長文になってしまったがこんな内容の本だった。
(一部私が知っている範囲での補足あり)
この一文、私個人のための備忘録もかねているので長文は容赦願いたい。

この本は主に後半が私の興味を強く惹いたので、長々とダイジェストしたが、その後どうなったかはもう解説するまでもない。
このイノベーションを目指したガレージ企業は巨大化した代償として崩壊するであろうというこの本のシナリオとは全く別の道を歩いた。

アップルの息の根を止める筈だったiMacはヒット商品になり、Macとアップルの復活を予感させる結果になった。

それでもそのあとの道筋は厳しく、OS9はやはり初期の予想以上のパフォーマンスを出せないまま「クラシック環境のリソース」としてのみ改良される結果になった。
(歴代のシステムのうちもっともアップデートが少ないのはOS9だった、その理由はそういうことだった)
Coplandが取り逃がした夢を全て実現する筈だった「OSX」は最初から期待通りのパフォーマンスを出せたわけではない。
それどころかOS10.0は「パブリックβというレベルにも達していない仕掛品」という厳しい評価を受けていた。


しかし専門家やギークからは酷評されたiPodは、Macやアップルが何者かも知らないような一般のユーザに支持され、iTunesStoreの成功とも相まってアップルとMacのビジネスは別の展開を見せ始める。
その間にintelのチップへの換装というビッグイベントもあった。
PPC完全換装には失敗した旧MacOSと違い、OSXのカーネルはもともとX86で開発されていたという素性から、あっさりネイティブにintel環境に適応してしまった。

その結果何を得たかというと、MacOSXはUNIXやLinuxなどの膨大なソフトウエア資産を引き継げる可能性を獲得し、intel石で仮想化技術の進歩もあってWindowsのソフトウエア資産も引き継げる可能性も獲得してしまった。
またMacOSだけにしか通用しない閉鎖的なソフトウエア開発環境と違い、UNIXとの共通化が進むことでUNIXの開発者が大挙してMacOSXの世界に流れ込んでくるという現象も起こり、旧OS時代には考えられなかったようなソフトウエアの豊潤の時代を迎えることになった。
世界中でMacの出荷は増え、シェアも少しずつ回復し初めている。

90年代にアップルとMacを苦しめた環境は全て逆向きに回転し始めている。
勿論そういう状況でも、手を緩めないでMacBookAirやiPhoneのような製品を矢継ぎ早に出し続ける「ジョブズのカリスマ性」もこの復活劇の重要な要素のひとつではある。

この本を読んでいるとこの流れがあって、今日があるという大きな流れに気がつく。
だから明日はこっちの方向に行くに違いないという長いスパンの話に目を向けさせてくれる。
予言は外れたが、資料として貴重な内容を多く含んでいることは間違いない。


これに関して、関連するようなエントリを偶然見つけた。
maclalalaさんの旧サイトの古い記事だが、
マーケットシェア神話の崩壊 ? maclalala
というエントリだ。
90年代に常にMacとWindowsのシェアの問題が取りざたされた。
その理由は簡単で、MS-DOSで苦戦していたマイクロソフトが
「Windowsのシェアは70%を超えました・・・80%を超えました・・・今や95%です」
というようなキャンペーンをやったからだ。
実際企業のオフィスからはMacは一掃され、企業ユーザはWindows一辺倒になってしまった。
その理由は上記の本に書かれている通りだ。

実感としてビジネスユーザでMacを使っている人はもういないかもしれないという時代がくると、このマイクロソフトのキャンペーンは本当らしく聞こえた。

そして
「アップルはシェアを失ったからもうビジネスとしては失敗した。
Windowsは95%のシェアを獲得したからウインテルの陣営は全てに勝利した」
という単純な(そして思考停止した)公式が定着してしまった。
その間もスティーブ・ジョブズは
「メルセデスやBMWのシェアは5%程度だが、メルセデスやBMWには何ら問題はないと私は思うのだが?」
と反論していた。
どちらが正しかっただろうか?
98年の倒産確定のアップルだけを見ていると、上記の「ウインテルは勝利した」という公式は正しいだろう。

しかし今日のIBMはパソコン事業をレノボに売却してしまい、Dellは業績不振でCEOを解雇、CompaqやGatewayは会社ごと買収されてしまった。
国内に目を向けるとNECとともに日本のパソコンのパイオニアだった日立はなんとパソコン事業の事実上の廃業というところまで追い込まれている。
勝利したのはどっちだったのだろうか?


このようなシェア談義になると、シェアは正確にはどれくらいなのか知りたくなる。
ところが、この「アップル」という本に触発されてMac、Windows、その他Linuxなどのシェアの年次変化を正確に追った資料を随分探したのだが、結局見つけることができなかった。
特に90年代のMacとWindowsのシェアの変化を知りたかったのだが、
「大体この程度」
というような非常にアバウトな憶測ばかりでちゃんとした調査結果が出てこない。
そういう統計は最近までされなかったのかもしれない。
となると例の「Windowsのシェアは95%」というのもかなり怪しいもんだ。
実感としてMacユーザが4%以下という気はしない。
最悪だった2001年初でもそんなに少なくない気がする。
するとWindowsが95%というのが正しいとすると、この世の中にはLinuxやBe、UNIXなどのOSを使っている人は統計上存在しないことになる。
そんなことがあり得るだろうか?

多分Windowsの実際のシェアはピークでも8割強だと思う。
今は下降線だ。
OSの多様化は始まっていると思う。
そのうちの選択肢のひとつがMacOSXだ。

こういう資料を見つけた。
こういうパソコン全体の普及率はかなり前から精密にトレースしているということだ。
図録▽パソコンとインターネットの普及率の推移
ある時期、パソコンは急激に普及している。この時期が「アップルの衰退」の時期とかぶる。
全体が伸びている時に成長できなかったのだから、当然この時期に大きくシェアは失ったと思われる。
90年代初頭には20〜30%くらいのシェアはあったのではないだろうか?
これも私の感覚なのだが。

90年代の後半に成長できなかったアップルは10%を切るところまでシェアを失ったというのは納得できる。
ところで2000年代に入って、パソコン全体としては一種の高原期に入ってきたと思う。
この時代にはもう全員が成長するということは不可能だ。
この時代に入って、アップルは逆に成長期に入った。
それ以外のベンダーが全て苦戦しているのは上記の記事の通りだ。

結局正確なシェアの推移はわからなかったが、こんなところが全体の雰囲気ではないかという気がする。
その中で日本だけが、世界の先進国で唯一Macの出荷台数が伸びていない国だ。
中国の話ではない、日本だ。
その理由もなんとなく私にはわかるのだが。

日本のシステム管理者はシステムの多様化を許容するほどの高いスキルを持っていない。
むしろ後退している。
だから社内のネットワークをWANと遮断したり、ノートパソコンの持ち出し、持ち込みを禁止するなんている低劣な「セキュリティシステム」が大企業のスタンダードになったりするのだ。
そういう意識のネットワーク管理者が、MacやLinuxなどを許容する筈がない。
この傾向は日本ではますます強まるだろう。
ユーザにも問題はある。
ちょっと脱線したが。

それはともかく、こうした闘争の歴史があって多くの死屍累々の失敗の歴史があってパーソナルコンピュータの世界は今日の姿になっているのだ。
今の姿しか知らないと、この世界が未来永劫に続くような気がしてしまうのもわからないではないが、こういう移ろいやすい世界は、すぐに別の流れに当たると回転の向きを変えてしまうだろう。
この本を読んで得られる最大の教訓はそういうことかもしれない。



2008 年 9 月 4 日





anchor

Google Chrome
(Freeware)
Windows2000~Vista対応

先日来各方面を震撼させているGoogleのWebブラウザ。

現行はまだWindows版のみでMac対応は一月前後遅れそうだが、近日中にMac版も出る。
それよりも昨晩のプレスリリース発表直後には英語圏やヨーロッパ系語圏向けのオリエンテーションサイトとほぼ同時に、日本語や中国語、アラビア語のサイトも立ち上がっていた。

Google Chromeの公開開始と同時に日本語版も同時に公開されていた。さすがはGoogleというかスゴいチカラの入りようだ。

まだ全機能を理解したわけではないが、使ってみた印象は表示スタイルはWebKitで表示速度は激速、シークレットウインドウとか、検索エンジンもGoogleだけでなくtabキーでユーザが選べたりとGoogle提供のアプリなのに太っ腹なところも見せている。

キーボードショートカットも多数用意されていて、
control+shift+Tキー:最後に閉じたタブを開く(10個まで再生可能
control+tabキー:次のタブに乗り変わる
control+shift+tabキー:前のタブに戻る
control+Wキー:タブを閉じる
shift+escキー:タスクマネージャ(CPU、メモリ監視をタブごとに実現)呼び出し
control+Hキー:履歴の表示
control+Bキー:ブックマークの表示
control+Fキー:ページ内の検索
control+「+」キー:文字を大きくする

などMozilla的、あるいはMac的なショートカットキーが用意されている。
Mac版はおそらくこのcontrolキーの役割をコマンドキーに割り当てると思われる。

今後はスキンをいろいろ趣味的に切り替える機能も搭載されるとオリテのサイトには説明があった。 ブックマークもサムネイルで表示して検索で選ぶ方式になっていたり面白い機能がいろいろありそうだ。

起動してみて最初に面食らうのはやはり「ツールバー」がないということか。
これはMac、Windows通して同じ使い方だったので、これがないというのは結構最初は戸惑う。
そういう機能は別のところに割り当てているということか。
ユーザにどう受け止められるかはわからないが、少なくとも初日一日で1%のブラウザシェアを獲得したそうだから、順調な滑り出しかもしれない。

ただし、さっそく脆弱性が指摘されたり、Googleのプライバシーポリシーについて疑問を呈する向きもあったりで、しばらくはごたごたするだろうからあわてて導入することもない。
Mac版が出てからおもむろにテストし始めるという感じでいいんじゃないだろうか。






Google Chromeを起動した時の最初の画面はこんな感じ
ナビゲーションウインドウが吹き出して操作を教えてくれるあたりが古き良きMacの
操作案内ウインドウ(なんていうんでしたっけ?もう忘れちゃいました)を思い出させる
このブックマーク画面がデフォルトページらしく検索ワードで履歴とブックマークを検索する
履歴とブックマークをもう同列で扱うという考え方らしい





検索ウインドウとURLフォームは一体化された
URLと検索ワードはもうひとつのものとして扱うのもGoogleらしい考え方だと思う
検索エンジンはGoogleだけでなく各種切り替えることができる





Google Chromeの表示画面
その表示を見るとWebKit標準という感じがするがとにかく動作は速い
何よりも面食らうのはツールバーが見当たらないということで
設定で表示できるのか探してしまったがそういう設定はないらしい
一部JavaScriptがちゃんと動いていなかったり
はてブが使えないとかいろいろ指摘は受けているようだ





こちらは履歴の画面
検索で履歴を探す、ブックマークも検索で探すということで
全て検索によるメソードが操作の基本になっているように見受ける
面白い考え方だ


2008 年 9 月 5 日





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FinderBrowser
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

フォルダの中にある大量の画像を手早くプレビューするコンテクストメニュープラグイン。

という趣旨ならLeopardにはシステムにQuickLookという機能が装備されている。
しかしそれでもこれを使うメリットはある。
まずひとつ目には、このFinderBrowserはプレビューウインドウの左下にプレビューサイズとアクチュアリーサイズをピクセル単位で表示してくれる。
これはWebサイトの編集では本当に便利だと思う。
最近はブログなどの普及で画像サイズの指定にあまり気を遣わなくても良いのかもしれないが、私のように相変わらずhtmlでサイトを作っている者にはこの機能はありがたい。

それとシステムのQuicklookではgifアニメを再生できないが、このFinderBrowserはgifアニメの動きも確認できるのが秀逸だ。
動きの速さはQuicklookと変わらない。

インストールは本体を
"~/Library/Contextual Menu Items"
に入れるか、付属のインストーラを使えばいい。どちらも同じことだ。






FinderBrowserのインストールは付属のインストーラで
本体は"~/Library/Contextual Menu Items"にインストールされる
インストールが完了すればこういう表示が出るので再ログインする





画像が入っているフォルダーの上で右クリックデコンテクストメニューを呼び出すと
「イメージを拾い読みしなさい」というコマンドが増えている





プレビュー画面はこんな感じで下のアローボタンをクリックしてもいいし
左右アローキーで移動してもいい





Leopard標準のQuicklookとプレビュー画面を比較する
速さはどちらも同じように速いがQuicklookにはフルスクリーン表示がついている
FinderBrowserには画像のピクセルサイズ表示がついている





もうひとつFinderBrowserが良いのはgifアニメの動きを見ることができること
動画を載せてみたので確認してみてほしい


2008 年 9 月 7 日





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ProtectMac
(Shareware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

OSX専用のアンチウイルススキャンアプリ。

使用法はインストーラの指示に従って、ひたすらインストール、完了したあとに現れるスキンはキャプチャーを見てもらえばわかるようにiTunesライクな雰囲気で使い方が分からないということもないと思う。

このアプリの評判を探していたのだが、国内サイトで取り上げているところを探しきれなかったので敢えて人柱になる。
本当はアンチウイルスソフトをあれこれ試すことは、過去の経験から不具合の原因になりそうなので(シマンテックに懲りて膾を吹く)、あまりしていないのだがなかなか良さそうな感じなので手持ちのテスト用ウイルスファイルを検出できるなら使ってみようと思っていた。
実際MacScanはテスト用ファイルを検出しないのでアンインストールしてしまった。

このProtectMacはあまり期待していなかったのだが、ちゃんとウイルスファイルを検出したので、継続して使ってみたくなった。
使いやすそうだし、ここのところClamXavが微妙に調子が悪いので、乗り換え対象としてにわかに期待を集めている。私の中では。

特筆すべき点は、WindowsXPをインストールしているボリュームをスキャンしたところ、シマンテックのアンチバイラスでフルボリュームスキャンした直後であるにもかかわらず、3つほどマルウエア(正確にはトロイの木馬)を発見したこと、大きなボリューム全体をスキャンするとClamXavと同じように停まってしまうが、完全に停まっているわけではなく長時間待てばいつかは完了するようだということ。
なので、むしろ頻繁にファイルが上書きされるユーザフォルダ、ライブラリフォルダ、アプリケーションフォルダなどを小分けにスキャンするのが吉かもしれない。

まだほとんどのレビューサイトでも取り上げられておらず定評というものがないので、まさしく使用は自己責任でということになるが、良さそうなので私はしばらく試してみることにした。






ProtectMacの起動画面
見た目はiTunesっぽくまとめられている
ということは左上のPlayボタンがスキャン開始でStopボタンが中止、上のウインドウに
ステータス(スキャン結果)真ん中にリスト(感染ファイルの)が表示される
その他のボタンもiTunesを使っているなら意味が理解できる





ウイルスを検出するとこんな表示を出す
デスクトップで買っているテスト用ファイルを検出した様子
この状況ではまだウイルスファイルの位置を「レコードした」というだけの状態





リストを選択すると下のウインドウにウイルスの種類、場所、起動中かどうかなどを表示
下のボタンは左から「削除」「レコードを消去」「全レコードを消去」「印刷」となる





印刷ボタンをクリックするとスキャン結果のログを印刷する
システムを止めて除去をしたい時には役に立つかも





面白いのはウイルスファイルにアクセスしようとするとこういうアラートを出すこと
一度ウイルスとして認定したものはレコードを消去しても記録は残るようで
それ以降はバックグラウンドソフトがこういうアラートを出す





設定画面で「マウントされたボリュームを自動スキャンする」設定とか
「保存されたアーカイブファイルを自動スキャン」なんて項目があるのが面白い





ProtectMacの活動歴をログファイルに保存することもできる
保存されたログはコンソールで見ることができる





ウイルス定義ファイルは自動更新もできる
これは大事なことかもしれない





またメニューアイコンから手動でもアップデートできる
ここから本体を起動して空き時間にサッとスキャンすることもできる
このお手軽さも重要





今回ちょっと感心したのはシマンテックのアンチウイルスをかけた直後の
WindowsXPのボリュームをスキャンしたところ3つほどトロイの木馬を検出したことだ
シマンテックが鈍いのかProtectMacが過剰反応しているのかわからないが
こういうことは心に留めておいてもいいと思う





ProtectMacがいいのはこういうところ
Excesなどで暗号化したvaultボリュームを
マウントした時にここの中身もスキャンしてくれる
そこに感染ファイルがあると上記のようにレコードに表示してくれる
ClamXav Sentryより若干アドバンテージがある


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「アイフォーン、予想外の苦戦」に反論しているE-WAさんがアツい!

アイフォーン、予想外の苦戦 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
というMSNサンケイの記事が「物議」をかもしている。
この報道に抗議したのは「iPhoneが予想外の苦戦とかいう報道の件:E-WA'S BLOGというブログ管理人のE-WA氏。

E-WA氏によるとサンケイの報道は「子飼いの三流アナリストが勝手に持ち上げるだけ持ち上げといて、今頃になって掌返してるだけじゃないか。はいはい印象操作、乙!」という手法にほかならないと憤りをかくせない様子だ。

これに対してフジーサンケイグループからは反論のコメントは発表されていないが、一部のトラックバックをつけているブログでは「逆ギレみたいな批判」との批判があがっており、コメント欄にも「ZAKZAKだけが100万台予測報道をしてたわけじゃないですが、
そこら辺は無視ですよね。」との書き込みも見られる。

ブログ管理人のE-WA氏はこれらの批判に対して
「コメント欄や TB が少々面白くなってきました。たまには暴言っぽい記事も書いてみるもんですなあ。」
と余裕の(開き直りの)表情を見せている。』


と、E-WAさんのサイトで起こっていることを新聞記事風の文体で書いてみた。
書いてみると5分で飽きるねぇ、新聞文体。

ところでこういう毒を吐くのはどちらかというと私の役回りというか、私の方が温和なE-WAさんなんかよりもずっとこういうキャラだったのだが、最近こういう「キレ芸」に飽きて来たのと、皆さんからいただく情報やもろもろ新着情報をトレースするのに精一杯で「キレている暇がない」ということで、「キレ芸」専門の私がすっかり好々爺になってしまっているのはまずいことだ。

替わりにE-WAさんがこういう面白い盛り上がり方をしているのを見ると、
ちょっと焦り(^_^;)

ところで新聞原稿って、本当に「印象操作」に最適な文体だと私も思う。
なぜなら私のような日常的にキレているヤツが書いている文章って、実はあまり印象操作には役に立たないのだが、新聞原稿というのは一見「客観的に書いてある」ふうに見えるから、ちょっとした印象操作には最適だということになる。

例えば上の擬似新聞記事の最後の一行を
『と余裕の表情を見せている。』
で結べば、記事はこの顛末を面白がっておりE-WAさんを揶揄する程度の印象で終わるのだが、
『と開き直りの表情を見せている。』
で結べば、この記事はE-WAというヤツはけしからんヤツであり、誠実な批判にまともに答えない独善的な人物であるという印象になってしまう。

実は朝日の「日本電産、永守社長はけしからんヤツ」という記事などの印象操作をはじめ、新聞の社会面の記事の操作はこんなふうに行われている。
彼らは戦前の大政翼賛会から戦後の民主主義礼賛、過激派キャンペーンなどでこれまでにも多くの場数を踏んでいるからiPhoneの印象を悪くすることぐらいどうってことない。

ましてや相手はアンシャンレジームには目障りな外資企業のヘンテコグッズだ。
「ほうら、見てごらん、やっぱりAppleクズ製品だからお目が高い日本の消費者には売れないだろぉ?」
てなもんだ。
それで「ソニーやトヨタの日本のモノづくりの精度の高さ」なんて礼賛記事もしっかり書くわけだからおめでたいにもほどがある。
(おっ、久しぶりにキレ芸のmutaらしくエンジンがカカッて参りましたよ)

大体「アイフォーン」くらい「iPhone」って書けよ。
「読者に読みやすいように配慮して」書き換えるというが、「iPod」を「アイポッド」と書かれるとどこかの潜水艇のように思ってしまうのは私だけ?
電気店の店頭ではみんな「iPod」って書いてあるんだから、そのまま書いた方が読者もわかりやすいと思うのだが?
せめて「iPhone(アイフォーン)」だよな。文字数増えてしまうけど。
OSを「基本ソフトウエア」と訳してみたり、新聞屋の言語感覚はかなり問題なんじゃないか?


と参戦の意思を表明してみたものの、私自身はiPhoneを持っていないし、買う予定もないし、日本では元々iPhoneは売れないだろうと予想していたので、「8月末段階で20万台」という推測を聞くと逆に
「結構売れてんじゃん? ソフトバンクがキャリアなのにそんなに売れるもんなのか? みんなソフトバンクの怖さを知らないな? 個人情報が流出したり2重課金されて泣き見るなよ(゚Д゚)」
なんて思ってしまう。
50万売れたらヒット機種なんだろ?この世界?
それがもっとも悲観的な推測でもたった2ヶ月で20万売ったということだろう?
それって「予想外の善戦」ってことにならない?
(この予想外っていう見出しも「ヨソウ・ガイ」っていうソフトバンクのCMにかけてんだろう?ダッセーーーっ)

それにこういう記事に批判的なことをいうと「Apple信者」とか書く脊椎反射ももういい加減にしてほしいなぁ。
「Apple信者」
なんていう種族は、もう2002年に絶滅したんだよ。
(わずかに2ちゃんねるMac板あたりで生息している可能性はあり)
いつまで過去の幻想を引きずってるんだ?
ソニー信者&Windows信者?


と久しぶりにキレ芸のエンジンをかけてみたのだが、どうも納得がいかないというか、切れ味が鈍くなってますな。
これってやっぱりiPhoneの話題についていけないヤツのひがみかな?
どうもiPhone発売以来、お知り合いのMac系サイトがみんな
「iPhoneオンラインウエアレビューサイト」
になってしまっているのが面白くないというか、話についていけなかったのでやっと参加できる話題が出てきて、喜々として書いているオレってどうよ?

E-WAさんところのブログのコメント欄にも
『とおりスカリー 2008/09/06 13:01 楽しそうなiPhone連中が何かしゃくにさわるのだけど、
単なる「iPhoneバーカバーカ」じゃ自分が馬鹿なので
いろいろと必死なのです。』

と書き込まれているが、これが私には一番グサッと来ているのだが。



2008 年 9 月 8 日





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「フォクすけの Firefox 情報局」のフォクすけテーマがFirefox3でも使える

「てきぢゃ」さんところのBBSで知りました。

フォクすけの Firefox 情報局 - 2 歳になったフォクすけのテーマが Firefox 3 に対応しました!


ということであのオレンジっぽいフォクすけテーマのFirefox3対応バージョンアドオンがダウンロードできる。
インストールしたあともいつでもデフォルトのテーマに戻せるので、気軽に試してみるといい。
こういうテーマ変更の楽しみもそういえばMozilla/Netscape系のブラウザの特徴だったよなぁとふと思い出した。






フォクすけのテーマで「フォクすけ」のサイトを表示するともうオレンジ一色
オレンジは火ギツネのテーマカラーということらしい





元に戻したい時には「環境設定」/「一般」/「アドオンを管理」/「テーマ」に入って
デフォルトを選択し「テーマを使用」ボタンをクリック
フォクすけに戻したい時も同じ手順





フォクすけのテーマの面白い機能
サイトの読み込みが進行している間は右上のフォクすけが走るアニメーションが動く
プログレスバーよりもこの方が間が保つかもしれないし
カワイイので意味なくページを再読み込みしたくなる


anchor

膨大な数のデスクトップ画像が手に入るリンクサイト

これも「てきぢゃ」さんところのBBSで知りました。

デスクトップ画像をアップしているサイトの膨大な数のリンク集。

こちらは何回かここでも紹介している「UsingMac」さんのRemarkable Apple Wallpapersというページ。






このサイトは何度か紹介しているがこのエントリではMacのシンボルリンゴ、
iPhoneなどのきれいなデスクトップピクチャーを大量に入手できる



もうひとつはこちらは抽象的なCGデザインのシャープな画像ばかり集めたFav(blog)というページ。






ここではいろいろな質感を表現したCG画像ばかり集めたですトップ画像リンク集


2008 年 9 月 9 日





anchor

ScreenShade
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

明るすぎるモニタスクリーンの光度を微調整するメニューエクストラ。

Macは、大体が液晶になってスクリーンが他社製品と比べて暗めだった。
これはiBook、フラットパネルiMacが出てきた時からの傾向だったか、なぜかintelMacが出てきてから、逆に非常にスクリーンが明るくなった。

液晶バックライトの方式が変わったからだという、普通な技術的理由を聞いたことがあるが私はもうちょっと違う意味があると思う。
例えばこの世代から液晶スクリーンはつや消しだけでなくテカテカのものが出てきた。むしろこちらが主力だったかもしれない。
これは家電量販店などでパソコンが並んだところを見ると一目瞭然なのだが、量販店のああいう環境で見比べるとスクリーンは明るい方が見栄えがいい。
スクリーンパネルもつや消しフラットなものよりも、テカテカつやつやの方がデモ画像がきれいに見える。
実際ウチの家族もつれていくと「アッチの方が画面がキレイやん」とか言っている。

それでスクリーン暗め、パネルつや消しのMacは、テカテカ光量ガンガンの東芝やNECの液晶パソよりも見栄えで負けるわけだ。
ところが東芝やNECのパソを買ったユーザは結局、そのままでは使いづらくて液晶スクリーンにつや消しシールを貼って、光量も落として使っている。

だからMacも別にあわせる必要などなかったのだが、店頭で並べるとそっちの方が売れるのだから仕方がない。
intelMacの世代は液晶もテカテカになったし、光量も東芝やNECに負けないくらいがんがんになった。
そのことで良いこともある。
外で使う時に太陽光の中では、今までの液晶は暗すぎて見えないことがあった。
現在のMacBookなら夏の日差しの中でも外で使える。
その点は良くなったが、そういうシチュエーションで使わなくてはいけないことがどれくらいの頻度であるかというと、そうそうあるものではない。

それよりも寝る前とか暗い部屋で使わなくてはいけないことの方が遥かに頻度は高い。
そういう時に、光量を最小に絞ってもまだ明るすぎることがある。
そういう時にFinderやブラウザの白いウインドウを開くと画面がパッと明るくなって、目には厳しい時がある。

もう少し光量を絞れたら良いのにと思う時があるし、光量キーで毎回調整するのでなくワンクリックで切り替えができたら良いと思う。
このScreenShadeは多分そういう目的で開発されたものだ。
作者サイトに「あなたの目が『ありがとう』という」という不思議なコピーが掲げられている。

起動したら好みの光量を調整して、あとはメニューバーアイコンから「適用」「解除」をクリックで繰り返すだけの機能だ。
バックライトをどうやってハックしているのだろうかと使い始めるまでは思っていたが、理屈は非常に簡単でバックライトの光量をいじるのではなくスクリーンの画像の「ブライトネス」を切り替えるだけだ。
コロンブスのタマゴ的なアプリだ。
お手軽だし効果は確実だし、しかもこれが何かの不具合を引き起こす可能性もまずない。

intelMacの液晶が状況によっては明る杉と感じている人は試してみると便利かもしれない。






ScreenShadeを最初に起動すると上のスプラッシュのような画面が出てくる
サイトでチュートリアルを見ることもできるし設定画面を呼び出すこともできる
下が設定画面で「稼働するか」「ログイン時に起動するか」「適用時の画面の明るさ」
メインとスレーブのモニタのどれに適用するかなどの設定が見える
これでわかるように明るさが違うマルチモニタの明るさをそろえるのにも使える





通常の明るさのデスクトップはこんな感じだが・・・





ScreenShadeをかけるとこの通りスクリーンキャプチャーも暗くなる
つまり液晶そのものの明るさを調整しているのではなくデスクトップ画像全体の
ブライトネス(明るさ)を調整しているからキャプチャーに明るさの違いが捉えられるのだ
なかなかコロンブスのタマゴ的な発想のアプリだ





しかもよく見るとデスクトップ画像全体のブライトネスを落としているのだが
その対象にマウスポインタが含まれておらずポインタは
ScreenShadeを適用していても正常な明るさに表示される
なかなか芸が細かいアプリだ


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AIR エアギター
(Freeware, Gadgets for AdobeAir)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~XP対応

デスクトップでエアギターを実現するAdobe Airガジェット

動作にはAdobeのAdobe Air ランタイムのインストールが必要だ。

これをインストールするとデスクトップにロッカーなオネエチャンが表示される。
このオネエチャンをキーボードで操作してエアギターにチャレンジさせるというもの。
のけぞったり腕振り回すだけでなく、バク転前転、派手なアクションもあってついついハマってしまう。

このガジェット自体がmp3プレイヤーの機能も持っているので、mp3ファイルを落として再生しながらアクションしてみよう。
彼女も紫の後光を発している筈だ。

最近役に立つアプリばかり紹介しているが、OSXになってからお役立ちアプリの比率が高くなっているという事情もあることながら、当サイトの元々の理念に照らしもっと役に立たないアプリ、オバカアプリの紹介の比率を高めたいと思った今日このごろだ。






AIR エアギターを起動すると最初にこういう「スプラッシュ」が・・・
Adobe Airは「Apollo」といっていた前身の時代には
セキュリティリスクがかなりいわれていたので
こういうプロセスを経て自己責任であることを
表明しないと利用できない仕様になっているらしい
ガジェットの類いは皆同じだと思うが・・・





起動するとこういうロッカーなお姉さんがデスクトップに現れる





挑発ポーズもおてのものな笑えるお姉さんだが派手なアクションも用意されている





AIR エアギターはmp3をドロップするとmp3プレイヤにもなる
こうなるとロック中年必携のロビン・トロワーをドロップしたくなるではないか
さぁ、紫に光るお姉さんとオールナイトロングだ!!








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青木さやか