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2008 年 9 月 11 日





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Freemem Monitor for Leopard(Edm2)
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

OSXのSwapfileの増殖を防ぐためにアプリが使用していないメモリの領域を解放するアプリ。

あなたの「アイコン」が地球を救う!〜ご協力をお願いしますという記事で紹介したようにうむらうすの「ハル」さんが、Freemem MonitorFreemem Keeperのアイコンを募集しておられた。
その応募が多数集まったようなのでさっそくアイコンを仕込んだアプリが配布されている。

これはそのうち「Edm2(えだまつー)」さんの応募作。
OSXのウィジェット風のフューエルメーターチックなカッコいいアイコンだ。
「Edm2(えだまつー)」さんはアイコンを仕込んだだけでなく、若干コードの改良もしてくださったようで、それが
Freemem Monitor for Leopard(Edm2)
というバージョン。

それぞれのダイアログにもこのカッコいいアイコンが表示されるだけでなく、アプリそのものはバックグラウンドに常駐するエイジェントとして起動するように改良されている。
これはなかなかよい。
ますます意識しないで使えるだろう。
カッコいいアイコンがドックに現れないのが残念というなら、未改変のバージョンも同梱されている。好みの方を使えばいいと思う。






Freemem Monitor for Leopardを起動すると確認ダイアログにちゃんとアイコンが・・・





アラートにもアイコンが仕込まれる





Freemem Monitor for Leopard(Edm2)バージョンの方を使うとドックにアイコンが現れない
アクティビティモニターで見ると「Freemem Monitor Agent」というプロセスが
立ち上がっているのがわかる


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Freemem Keeper for Leopard (wakaba)
Freemem Monitor for Leopard (wakaba)
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

OSXのSwapfileの増殖を防ぐためにアプリが使用していないメモリの領域を解放するアプリ。

上記「うむらうす」の「ハル」さんの同名アプリに、アイコン作家でもあるわかばマークのMacの備忘録の「wakaba」さんが応募された作品だ。
こちらは全共闘スタイルで過激なアイコンを作られた。
アイコンそのものの講評については「ハル」さんのサイトを参照されたい。
「wakaba」さんはアイコンサイズ替えで全身モードも作られたので、拡大してみてみてほしい。

ところで心やさしい「ハル」さんは応募作からひとつだけ選んで採用するということをしないで、応募作は全て採用するおつもりらしい。
つまりこれから応募作がさらに増えるとこのアプリはやたら増殖するということだ。
「ハル」さんの今後の展開から目がはなせない。






Freemem Monitor for Leopardを開くとこんなつぶらなアイコンが並んでいる
でもなんでパンダとクマなんだろうか?
女の子には人気が出そうだが


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サイドパレット
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

Finderのサイドペインにディレクトリツリー、スタック、ファイル操作パレットなどを表示するツールバーアプリ。

使い方はFinderのツールバーにこれをドロップして登録するのが便利だと思う。
サイドパレットをクリックするとその時アクティブになっているFinderウインドウの左のペインにちょうどかぶさるようにサイドパレットのウインドウが表示される。

これで実現できる機能は
1)WindowsのExplorerのようなディレクトリツリー表示とそのツリーを展開してカレントディレクトリの移動
2)履歴に残ったディレクトリへの移動、あるいは上のディレクトリへの移動
3)頻繁に移動するディレクトリをスタックに登録してそこへの移動
4)メニューパレットで「移動」「コピー」「エイリアスを作る」「アーカイブを作る」などの操作が可能
ということになる。

ディレクトリツリー表示なんて、Windowsからスイッチしてきた人はこの方が使いやすいかもしれない。
私は通常Finderはカラム表示で使っているから、特に不便を感じないのだが、CoverFlowなどでグラフィック、アイコンなどを大量に探しながらディレクトリをどんどん移動したい時には、やはり次々ウインドウを開かなくてはいけないという不便を感じる。
そういう時にもこのサイドパレットは威力を発揮する。
CoverFlowをぐりぐりやりながら、サイドパレットのディレクトリツリーでどんどん移動すれば、画像探しの最強ツールになるかもしれない。

頻繁にいくところや履歴へのアクセスも考えられているし、お目当てのディレクトリ、ファイルに到達した時にやりたいことは、やはり「移動」「コピー」「エイリアスを作る」「アーカイブを作る」のどれかになる可能性は高いわけだからそのパレットが下にあるのも合理的だ。

サイドパレットのウインドウはFinderのサイドペインに追随する。
試しにFinderのウインドウの大きさを代えたり移動したりしてみると面白いことになる。






サイドパレットを便利に使うにはFinderツールバーにドロップして登録するのがいい
ツールボタンのようにして使える





サイドバーにはディレクトリがツリー状に表示される
Windowsからスイッチしてきた人にはこの方が使いやすいかもしれない
CoverFlowで画像を探しながらディレクトリをどんどん移動したい時にはこの表示が便利





ディレクトリセクションの一番上には履歴、上の階層への移動できるボタンがある
上向き矢印ボタンで上の階層に移動できる





左のプルダウンで最近開いたディレクトリに移動できる





下のスタックにはお気に入りのディレクトリを登録できる
登録したいディレクトリを表示して+ボタンで追加、
さらにもうひとつ追加するとその下のスタックは保存される





一番下にはツールパレット
左からターゲットロックボタン(特定のウインドウにパレットを固定する)
ピックアップボタン(shiftクリックで追加、optionクリックでリスト削除、
controlクリックでリスト表示)
ピックアップ項目のコピー、移動、エイリアスを作る、アーカイブを作るとなっている





ピックアップボタンをcontrol+クリックでリスト表示したところ


2008 年 9 月 12 日





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Plainview
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

シンプルなフルスクリーンブラウザ。

シンプルなブラウザといえば、最近GoogleのChromeが話題になっているが、これは一足先にOSXで登場した検索、履歴、ブクマの操作を前提にしたブラウザだ。

フルスクリーンのオペレーションを前提にしているから、起動するといきなり画面全体が黒くなって、検索フォームとオペレーションのホットキーのリストが表示される。
フルスクリーン表示でも、ウインドウ表示でもツールバーがないという構成は、Chromeなどと同じでこういうのがトレンドになるのかもしれない。

この最初のパネルが示す通り
コマンド+Lキー:URLフォームを表示
コマンド+Bキー:ブックマークを表示
コマンド+Yキー:履歴を表示
コマンド+Tキー:ウインドウリストを表示
コマンド+shift+Fキー:フルスクリーンを解除、またはフルスクリーンに戻る

というようなキーの組み合わせになっている。
この組み合わせは覚えなくでもどのページでも右クリックまたはcontrol+クリックでコンテクストメニューを呼び出せばそこに書いてあるし、コンテクストメニューでもオペレーションできる。

URLや検索、ブックマークやヒストリーなどにツールバーを介さずにコンタクトできる考え方もGoogleのChromeに似ていて面白いブラウザだ。

好き嫌いはあるだろうけど、フルスクリーンにこだわる方もおられるようだし、そういう人には手に馴染むブラウザかもしれない。
(私はブラウザはフルスクリーンではない方が使いやすいと考えている派だ。だからWindowsXPでブラウザを使っている時もウインドウ表示にしている)






Plainviewを起動すると検索フォームとホットキーのリストが現れる





表示の雰囲気はSafariGoogle Chromeと同じwebkitではないかなと思う
フルスクリーン表示ではスクロールバーが右に表示されるだけで
ツールバーもステータスバーも何もない





操作方法を忘れた時はとりあえず右クリック、あるいは
control+クリックでコンテクストメニューをよびだす
コンテクストメニューをクリックしても操作できるし
ここにホットキーの組み合わせが書いてある





コマンド+Bでブックマークウインドウが現れる
ここでもブクマークを追加、削除ができる





コマンド+Yキーで履歴が表示される
履歴を検索することができるのでここからよくいくページに一気に飛べる
この考え方もGoogle Chromeと似ている





コマンド+Fキーでフルスクリーン表示から抜けることもできる
ウインドウ表示になってもツールバーがないのは同じだ
こういうところもGoogle Chromeと似ている


2008 年 9 月 17 日





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Window Wrangler
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

ウインドウの位置を動かしたり、大きさを変えたりというようなウインドウオペレーションをマウスを使わずにキーボードだけで実現するアプリ。

というような目的のアプリをここでもいくつか紹介してきたが、このWindow Wranglerはとってもシンプルだ。

ウインドウを動かすには
Control+Option+上下左右アローキー
ウインドウのサイズを変えるには
Control+Option+shift+上下左右アローキー
ウインドウをセンターに戻したい時には
Control+Option+Homeキー(Homeキーがある場合のみだが)
ということでオペレーションを実現する。
簡単だし、他のアプリの装飾キーとぶつかることはほとんどない。
(私は変更していたDoubleBothとぶつかったのでDoubleBothの設定を元に戻した)

これまでの経験からシステムの使い勝手を改善するアプリは、万能ナイフのようなものよりもこういう単機能のものの方が結局生き残っている。
これもそういうアプリのひとつになりそうだ。






Window Wranglerの設定画面
上のスライドはウインドウの移動、大きさ変更の速さを変えることで使い勝手を変える
上下左右に動かす、左右の大きさを変える、上下の大きさを変える、センターに戻す
などの機能にそれぞれホットキーを割り当てることができる





私の場合は設定を変更していたDoubleBothと設定がぶつかってしまった
そちらの設定を元に戻したら問題は解決した
大抵のアプリとはぶつからない





Window Wranglerを上手く動かすにはシステム環境設定の「ユニバーサルアクセス」に入って
「補助装置にアクセスできるようにする」のチェックを入れることを忘れないこと
この設定になっていないとWindow Wranglerは動かない





Control+option+shift+左右アローキーでウインドウの幅が(右側が伸縮して)変更される
Control+option+shift+上下アローキーでウインドウの幅が(下側が伸縮して)変更される





Control+option+左右アローキーでウインドウが左右に移動する
Control+option+上下アローキーでウインドウが上下に移動する
キーボードから手を離さないでウインドウオペレーションができる
Cocoaアプリだけという限定もないし単機能なので覚えやすい


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特定のアプリが繰り返し起動してきて終了できないという問題の原因が判明

以前ここでも触れた
また特定のアプリが終了できないトラブルが発生〜これってLeopardのバグなのか、何かの影響なのか?
という問題だが、原因が判明した。

これはPFKeyAvailerXが問題を起こしていたということが判った。
以前はこの問題の回避にはアクティビティモニタApp Stopを使って「WindowsServer」というプロセスを終了することで、強制的にログアウトしていたが、そんなことをしなくても、このPFKeyAvailerXのプロセスを終了すれば、この症状は停まる。

今日はiTunesでこの問題が起こったがこの方法で、ログアウトしなくても問題を解決できた。

問題はPFKeyAvailerXのクラッシュの記録がコンソールのCrashreporterにも残っていないということだ。
クラッシュというよりはループに入ってしまうような問題が起きているのかもしれない。
PFKeyAvailerXはOSX以降以来、f1〜f12キーにアプリを割り当ててランチャーの替わりとして便利に使っていただけに、これはちょっと衝撃だ。
Leopard以外ではこういう問題は起こったことがないので、やはりLeopard固有の問題だと思う。






fキーにアプリの起動を割り当てるPFKeyAvailerXを常駐させているが
Leopard移行以来何度か起きている特定のアプリがいくら終了しても起動してきて
他のプロセスの操作ができなくなるという問題はこれが原因だということが判った
PFKeyAvailerXを強制終了するとこの症状は治まる





コンソールのCrashreporterを見てもPFKeyAvailerXのクラッシュ記録は残っていない
クラッシュというよりはループにハマってしまっているような問題かもしれない

<さらに後日追記>

このファンクションキーのカスタマイズアプリがスタックして特定のアプリが勝手に起動する問題は結局CoolFunctionでも起きた。
この形態のアプリには仕方がないことなのかもしれない。

そこでPFKeyAvailerXの作者さんが、このアプリをシステム環境設定ペインに作り替えたPFKeyAvailerPrefというアプリをテストしてみたところこちらでは同様の問題は一度も発生しない。

同じような症状を感じる方は、こちらのPFKeyAvailerPrefに切り替えることをお勧めする。



2008 年 9 月 18 日





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もう既に各所で充分話題になっているが、OS10.5.5アップデートを試してみたぞ〜アンドiTunes8はいいかも

OS10.5.5アップデートが少し前に出ていて、既に当てた人たちにとると「激速」になったという話とiCalがうまく動かないとか、システム環境設定ペインの設定が消えるとかの話題が錯綜している。

しばらく見送ろうかとも思ったが、「激速」と聞くと試さずにはおれない性なので結局本日当ててみた。
ただし、トラブル報告されているようにソフトウエアアップデートからアップデートしようとすると、「アップデートを形成できない」などのアラートが出てアップデートに失敗するということは、私も前回のアップデートで体験しているので、こちらの Apple - Support - Downloads - Mac OS X 10.5.5 Combo Updateというページからコンボアップデートをダウンロードしてきて 当てた。
ここいらMac日記の日々さんを参考にさせていただいた。
いつもお世話になっています。

結果これまで話題になっているようなiCalの問題などは起きていない。
しかしいくつか問題は起きている。
ファイルのクリエータとの関係は全てリセットされている。
なのでいくつか「情報を見る」タグで「このアプリケーションで開く」を変更した。
またドックも登録していたものは全て消えてしまい、デフォルトのドックになってしまっていた。
これも登録、Dockerでのカスタマイズもやり直した。

また、AirMac ユーティリティでのAirMac、AirMacExpressの設定には100%失敗するようになってしまった。
これの原因はよくわからない。

しかし概ね快適になったと思われる。
各所で話題になっているように、システムの動作は速くなっている。
これについて「プラセボ効果だ」という人もあるが、ベンチマークを取ると明らかに有為の高速化をしているので、これは気のせいではない。






OS10.5.5アップデートがfront Rowアップデートとともにかかってきた





ただし私は前回の失敗の教訓からソフトウエアアップデートからのアップデートはしないで
AppleのサイトからCombo Updateをダウンロードしてきてローカルで当てることにした
この方がアクセス権の不正が修復できなくなるなどの問題を回避できるらしい





「Mac日記の日々」さんでも取り上げられていたがアンチエイリアスのおかげで
うやむやにされている「アビアランス」問題はやっぱり解決していないようだ
システム環境設定ペインのタイトルは「アピアランス」になっているが
設定のところは「アビアランス」になっている
これも指摘されて長いのだからなんとかすれば良いのにアップルジャパンの皆さんは
クパチーノにフィードバックをしたりしないのか、それとも気がついていないのか





OS10.5.5になって「高速化した」だの「いや、プラセボ効果だ」などの
議論がかまびすしいがベンチマークを取ってみることにした
iBenchを使ってプロセッサの処理速度を測ることにする





こちらは参考値のOS10.5.3での結果
総合評価は3.24





今回のOS10.5.5のテスト結果は総合評価3.70
条件は今回の方が悪い(バッテリ駆動)のに明らかに有為の高速化が見て取れる
これは「気のせい」ではなく、確かに高速化しているといえる





同じくアップデートにかかってきたiTunesも新しい画面が追加されている
ジャケットアートのサムネイル表示は前からあったがこんなデザインに変更されている


2008 年 9 月 19 日





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AirMacExpressの設定に失敗するのはLeopardのAirMac ユーティリティのせいっぽい

先日ここでも取り上げたAirMacExpressのセットアプがAirMac ユーティリティでできなくなっている問題だが、結論からいうとLeopardのAirMac ユーティリティの不具合が原因らしい。

Apple Support Discussions - AirMac Express(802.11n)、構成が読み込めません。
というスレッドをディスカッションボードで見つけた。

ここにかかれている症状は私が体験したのとほぼ同じだ。
1)AirMac、並びにAirMacExpressを設定変更あるいは再設定しようとすると、一度は設定に成功したような表示が出る。
2)「AirMacが再起動するまでしばらく時間がかかります」
というアラートがでてそこから延々待っていてもいつまでたっても再起動する様子もない、ネットワークにも見えない。
AirMacExpress本体のLEDはオレンジに光ったままだ。
3)やがて
「再起動の途中で問題が起きた」
というような意味のアラートがでて停まってしまう。
4)そこでAirMac ユーティリティでこのセットを読み込もうとすると
「構成が読み込めません」
というアラートが出る。
5)仕方がないのでAirMacの本体のリセットボタンを長押しする
6)それで新規設定でAirMac ユーティリティで設定し直して再起動をかける


ここから1)に戻る。

このループを延々繰り返すだけだ。
ディスカッションボードに出ていた、電源を落としてみるとか、システムユーティリティをかけてみるというのは試してみたが何の効果もなかった。






AirMac、AirMacExpressを設定しようとすると「構成の読み込み」に失敗しこのようなラートを出す



この問題はAirMacExpressのファームウエアのバグではないかという記述もあるが、この線は無いと思う。
なぜなら
1)AirMacも全く同じ症状であること
2)Leopardから設定することは諦めてTiger/iBookG4から設定してみたところ、一発であっさり設定に成功したこと

などからこれはLeopardのAirMac ユーティリティのバグだと思われる。

ということで私のところではiBookG4から設定することでこの問題をクリアすることができたが、手許にLeopardしかない最近スイッチしてきた人がAirMacExpressなんかを使っていたりしたら悲惨だと思う。
無線としてはほぼ役に立たない状態になっているに違いない。
もしそういう人がいたらご同情申し上げる。
Appleに新品交換してもらったら治ったというような記事も見かけるが、そういう対応でもしてもらうか、AirMac ユーティリティのバグフィックスがされるまでは、全くソフトウエア的には対処の仕様がない。

そういう人はお知り合いにTigerユーザがいないか探してみることだ。

それにしてもディスカッションボードに何人かは
「再起動しただけで治った」
「新品交換したら治った」

というようなことを書いているのが気になる。
それは全く本質的な解決ではないと思うが、そういうことでクリアできてしまうということは人によって症状の軽重が微妙に違うということだ。
この条件の差は何なんだろう?

世間ではあまり「AirMacExpressの設定ができない」という騒ぎになっていないのだろうか?
それとも皆気がついていないのだろうか?
設定変更をするまでは何ら異常なく使えるみたいだし・・・(~_~;)









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