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2008 年 12 月 1 日





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Happy Anniversary〜当サイト5周年記念です

ひと月ほど前からトップページのデザインをちょっと変えていたのですが、当サイトがスタートして満5年、今月から6年目に突入ということになりました。

サイトをアップしていろいろデザインを試していたのは2003年の夏当たりからでしたが、今のタイトルになってコンスタントに更新を始めたのが2003年の12月初めということで、5年にもなりました。

Macに関する話題を扱うサイトとしては新参者だと思っていましたが、いつの間にか古株になってしまいましたね。
これからも老害に陥らないように気をつけながら、ぼちぼち続けたいと思います。



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「WindowsからMacにスイッチ(乗り換え)する時の疑問」のまとめサイトができた

当サイトの呼び物企画(?)である「WindowsからMacにスイッチ(乗り換え)する時の疑問」のまとめサイトができた。
「うむらうす」の「ハル」さんがまとめてくれました。
mutaさんの「WinからMacに乗り換える時の疑問」がすごいのでまとめてみた (うむらうす)

「ハル」さん、いつもありがとうございます&乙です。(-_-)

当サイトの「生ま記事」は非常に長文で読みづらいと思いますので、
「途中はいいから結論だけ書いてくれ」
というご要望の向きには「ハル」さんのまとめサイトが最適かと思われます。
また「ハル」さん独自の見解も書かれていてそれも興味深いものがあります。

ところで時々「ハル」さんの「抄訳」に「自動翻訳」っぽい文章が混じるのはなぜでしょう?
まさかそういう方法で抄訳しているわけではありませんよね;^_^)

これも関連リンク集に集録させてもらいます。



2008 年 12 月 2 日




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HotoShop
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

QTムービー、mpeg4などの動画ファイルから静止画のキャプチャーを取り出すアプリ。

使い方は簡単で、HotoShopのアイコンに動画ファイルをドロップするなどの方法で開き、あとはリターンキーを叩いて静止画をどんどん取り出す。
動画を再生したり停めたりは
スペースキー
1フレームずつのコマ送りは
左右カーソルキー
一秒ずつシャトルは
option+左右カーソルキー
ビデオ頭、ケツに一気に飛ぶのは
コマンド+左右カーソルキー
というようなショートカットキーが用意されている。

単純にリターンキーを叩いていれば画像サイズそのままの静止画がどんどん取り出せるし、設定で静止画のサイズを変更することもできる。
デフォルトではpngの書き出しになるが、jpegにもできる。
面白いのはトリムしたり、背景画像を指定して投射することもできる。

気になるこの名前は「ホトショップ」と読んではイケナイそうだ。
「放蕩オペラハウス」
をリスペクトして
「ホウトウショップ」
と読むのだそうだ。






HotoShopを使ってみる
といっても使い方は実に簡単で再生してタイミングを図りながらリターンキーを叩くだけだ
シビアなタイミングの場合は左右カーソルキーのような操作も用意されている





設定は自分で設定項目を呼び出して必要なものだけ設定していくという面白い方法をとっている
ここで書き出し画像のサイズを変更したりフォーマットをjpegに変更したり
別の画像を背景に投射したりということが可能





静止画はホームフォルダの「ピクチャフォルダ」に書き出される
自動的に連番を生成するので前の画像が上書きされることは無い





このアプリの名前は「ホウトウショップ」と読むのだそうだ
しかしAboutを開いてみると「アレゲ、ホトショップ」とつい読んでしまう
本当は「ホトショップ」なんじゃないの(疑)?(;¬_¬)?


2008 年 12 月 3 日





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WindowsからMacにスイッチ(乗り換え)する時の疑問15
〜WindowsのネットワークにMacをつなぐにはどうするの?

私が初めて見たPCはアタリだったか、NECのPC8800だったかもう忘却の彼方だが、その頃のパソコンはBASICあるいはBASIC様のプログラムをいちいちテキスト入力して走らせるタイプのものだった。
大きなプログラムを走らせる時には、カセットレコーダーから
「ピーヒョロヒョロヒョロヒョロ」
というような音をさせてプログラムデータをロードして、ピンポンゲームとか2次元のゴルフゲームとか、ワープロソフトとかを動かすというもので、パソコン通信なんて始まったのはそのずっと後だった。

パソコンは基本的にスタンドアローンで使うものだったし、大型機と違ってスタンドアローンで動くということに当時のマニアは熱狂した筈だ。
しかし当時の私は
「こんなものが何の役に立つ?」
と冷ややかな目で見ていた。
パソコンはネットワークに繋がらない間は基本的に
「不安定で能率の悪いゲーム機、あるいはワープロ機」
でしかない。
この事情は今だって大して変わらない。

せっかくMacにスイッチしても、そのMacがネットワークに繋がっていなかったら結局その活用法はアタリやPC88と大して変わらない。
そこでネットワークにつなぐにはどうしたらいいかを解説する。


WindowsのネットワークにMacをつなぐにはどうするの?

と勇んで書き始めたものの、実際Macのネットワーク設定はあっけないほど簡単で、解説するべき部分などほとんどない。
Macのネットワーク環境は基本的にプラグアンドプレイで、つなげばその時点でホスト、あるいはネットワーク名が見えるし、ネットワーク名が見えればあとは基本的には必要ならパスワードなどを入力するだけだ。

特に再起動も要求されないし、何か特別なウイザードが出てくるわけでもない。






ネットワーク設定は主にここでコントロールする
システム環境設定の「ネットワーク」ペインに入る





初めてのEthernetにつなぐ時にIPアドレスを要求される場合がある
その時には管理者から振られたIPアドレスを手入力することになるが
大抵の家庭用ルータはDHCPサーバを兼ねているので「DHCPサーバを使用」を選択する
これで自動取得するのでIPアドレスの入力はこの場合必要ないし再起動も無しにいきなり繋がる





無線LANにつなぐ場合はネットワーク名を選んで接続
セキュリティがかかっている場合はパスワードを要求されるので入力する
パスワードはキーチェーンに保存されるので次回からは必要なくなる
「メニューバーに表示」のチェックを入れておくとネットワークの選択、AirMacの入切など
システム環境設定を起動せずにメニューバーアイコンからできるようになるので便利





メニューバーにはこういう扇型のアイコンが現れる
ここからプルダウンでネットワーク名を選択したりAirMacのオンオフを制御できる





無線LANもDHCPサーバを使用するなどの設定は「詳細」ボタンから入れる





ネットワークにMACアドレスフィルタリングがかかっている場合は
ネットワーク管理者にMACアドレスを登録してもらわないといけない
その場合のMACアドレスはここを見ればいい
AirMacの場合は「AirMac」のタブを見る


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Macにもウイルス対策ソフトを入れましょうだって・・・いまさら何いってんの?

アップル、Macの利用者にウイルス対策ソフトウェアの利用を示唆 - セキュリティ - ZDNet Japan
という記事がある。

その元記事になったのはこちらのページ。
Mac OS: Antivirus utilities


Apple encourages the widespread use of multiple antivirus utilities so that virus programmers have more than one application to circumvent, thus making the whole virus writing process more difficult. Here are some available antivirus utilities:

ウイルスプログラマには、アップルが複数の「反-ウイルス」ユーティリティの普及使用を奨励するので、回避する1つ以上のアプリケーションがあります、その結果、全体のウイルス書くことのプロセスをより難しくします。 ここに、いくつかの利用可能な「反-ウイルス」ユーティリティがあります:

(訳 by excite翻訳)

ということでMacにもウイルス対策ソフトを入れた方がよいのだそうだ。
いまさら何を言っているのだろうか?
「Macにはウイルス対策ソフトなんか必要ないのだ」
なんてAppleの店員が本当に言ったのだとしたら、いい加減にしてほしいしそういういい加減な情報を流すのも止めてもらいたい。
それに、それを鬼の首を獲ったように喜んであげつらっているZDNetのアンチAppleキャンペーンもいい加減にしてもらいたい。

Macだからアンチウイルスソフト要りませんなんて本当に言われたのだろうか?
よしんば本当に言われたとして、この筆者は
「それを信じていたのに信頼を裏切られた」
とでも言いたいのだろうか?

再々ここでも書いているようにMacだろうがLinuxだろうが、OS/2だろうが何だろうと何らかの対策は必要なのは必然だ。
いまさら何をバカなことを書いているんだろうか・・・



2008 年 12 月 4 日




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FluidTunes
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

リアルに手をふるジェスチャーだけでiTunesを操作するアプリ。

ジェスチャーというとパソコンの世界では普通マウスジェスチャーのことを言うのだが、これはマウスジェスチャーではなく実際にMacの前で手をかざしたり振ったりしてiTunesの再生、停止、選曲などの操作をしようという意欲的なアプリ。

動作条件はOS10.4以上だが、もっと重要なのはiSightがアクティブになっているということが要件になってくる。

このアプリが起動するとキャプチャーを観ていただくと分かるようにCoverflow式の表示でiTunesのプレイリストを表示する。
さらに画面のコーナーにボタンも表示される。
中段左右のボタンはCoverflow式のジャケットアート表示を送ったり戻したりの操作ができる。
画面左の上下のボタンは曲の再生と停止をコントロールできる。
使い方はiSightのカメラで映った自分の手などを動かして、ボタンの上で振ってボタンにタッチするという操作で動かす。

動くものであれば別に手でなくても、足でも頭でもかまわない。
自分の自由に画面上で動かせるもので良いわけだから、操作棒のようなものを用意してもいい。

これの面白いのは、マウスを廃したコントロールの原型になりうるかということだ。
Coverflowも元はフリーウエアとしてネット上で配布されていたが、Appleに買収されて今ではOSXやiPod、iPhoneなどの標準機能になった。
それと同じことがこのFluidTunesに起これば面白いと思う。
Macのノートやデスクトップ機でインターフェイスの変革が起これば新世代のパソコンの使い勝手の変化に繋がるかもしれない。
実際Appleも今そういうものを模索しているような気がする。

それはマルチタッチのトラックパッドなどに現れているが、これもなかなかの成果を出しているがもう一息だ。
だからこういうFluidTunesのような全く新しい考え方が導入されれば面白いと思う。

WindowsPCはタブレットPCという絶好の変革のチャンスを得ながらこれを全く活かすことができなかった。
タブレットPCは結局パソコン業界の鬼子となって葬り去られようとしている。
この決定的な機会逸失を今こそ取り戻せるかもしれない。

このFluidTunesをいじりながらそんなことをふと考えていた。






FluidTunesを操作してみる
表示されるのはCoverflow式のジャケットアートの列と曲名アーティスト名
それに画面左上下の再生停止ボタン、中段左右の送り戻しボタン
さらにそれに重ねてiSightで捉えられた自分の姿だ





背景に映っている姿が美しいか醜いかはこの際どうでもよろし
指を動かしてボタンにタッチするとそこで起こることに瞠目する筈だ
iTunesをMacに触れること無くコントロールできる
これは面白い


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ユニクロックならぬエガクロックなんだそうだ〜オモロい

ファンタジーアース ゼロ
というページを観ていただきたい。

はっきりいって佐藤可士和デザインの「ユニクロック」のパクリである。
しかし、こういうパクリは大歓迎だ。
最初に見た時には思わず声を上げて笑ってしまった。

これのスクリーンセーバ版が欲しいかどうかはちょっと微妙だ。
でもあったらダウンロードしてしまうかも。






勇者が5本の塔を一秒ずつ崩していく
そして5秒の後にある映像が・・・





エガクロックというくらいだからやはりこの人が出なくてはいけない
にしても暑苦しい映像でこれで時間を知りたいと思うかは各人の感性による





時々「充電中」になったり「完了」してみたり「ユニクロック」をなかなか研究している
スクリーンセーバ版が欲しい人は作者にフィードバックしてみてはどうか


<追記>

本文にエガクロックのスクリーンセーバ版が無いようなことを書いてしまったが、左下のエガクロックのロゴにマウスオーバーすると、スクリーンセーバダウンロードのリンクが現れる。
残念ながらダウンロードできるのはWindows版のみだが、こういうのが好きな人は24時間いつでもエガちゃんといっしょにいられる。

私はWindowsが調子悪くなりそうだから入れていないが・・・

情報をいただいた「shio」さんありがとうございます。






ここにマウスオーバーするとこういうダウンロードリンクが現れる
他にもエガファームなど面白い機能がある


2008 年 12 月 6 日





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WindowsからMacにスイッチ(乗り換え)する時の疑問16
〜WindowsとMac、ネットワーク経由でファイルを共有する方法は?

MacがあってWindowsがあって家庭内LAN(死語)などのネットワークがあって、前回の方法でMacもネットワークに繋がったら次に何をしたいかというと、ファイルの共有だ。

ファイル共有といっても最近かまびすしい「Winny」とかではない。
単にネットワークを通じてWindowsからMacに、あるいは逆にMacからWindowsにファイルを渡したいだけだ。
以前にも取り上げたブラウザのブックマークをMacに引き継いだりメールのメッセージを引き継いだりするのに、ネットワークを通じてできれば便利なことはいうまでもない。

その方法をWindowsサイドからとMacサイドから解説する。


WindowsとMac、ネットワーク経由でファイルを共有する方法は?

と勇んで書いてみたが、これも実はステップが多いわりにはそんなに難しい話でもない。
現在のLANで標準的に使われているイーサネットはTCP/IPに準拠しているので、ネットにつなぐことができる人は、イーサネット接続ができるしイーサネット接続ができる人はほぼ問題なくファイル共有もできる。

これも初歩のことなのだが、初歩だから解説の必要がないわけではない。
それどころか私の職場では、クライアントPCのファイル共有を自分で開いたりできる人はまず皆無だ。
他の人の共有フォルダを開くこともできない。

その結果何が起きるかというと、ちょっとしたテキストファイルを隣りの席の人に渡すだけで、ファイルサーバに自分のフォルダを勝手に作ってそこに取りに行かせたり、USBメモリに入れて渡したり、CDRで焼いてみたり(しかも数メガのファイルを)、そんなのはまだ可愛い方で何でもかんでもメールに添付して送ってきたりということをやっている。

かくいう私も最初の頃は
「やたら添付ファイルでものを送ってくるな! 何か渡したいときは共有フォルダを使え」
といちいち言っていたが、誰も共有フォルダの使い方を覚えようとしないので、最近では私も何でもかんでもメールで添付して人に渡すようになった。

朱に交われば赤くなるというか、貧すりゃ鈍すというか・・・

皆さんはフォルダ公開の方法を学んで、低レベルな私の会社よりも上のステージを目指してもらいたい。
その方が絶対便利だからだ。


まずはWindowsの共有フォルダの共有を開いてMacから見えるようにする方法。

なお以下の手順はWindowsユーザにはもう分かりきったような内容も含まれているが、このシリーズはWindowsからMacにスイッチした人のためのマニュアルというだけでなく、MacからWindowsにスイッチする人にとっても便利な内容を目指すので両方の手順を詳しく書くことにした。
いつの間にそういうものを目指すページになったのかというと、今ふとそう思いついたのでそうすることにした。






例えばデスクトップを別のマシンと共有したい場合ここから操作を始める
「このフォルダを共有する」をクリックするとディレクトリのプロパティが現れる





ここで複数のアカウントでフォルダを共有したりというような設定ができる
この自由度はWindows独特のものだがそれとは別にネットワーク上で
共有を開くウイザードを呼び出すリンクも用意されている





そして開いたのがこのウイザード
ファイアウォールなどのセットアップをするこのウイザードでファイルの共有も設定できる





ネットワークが接続されていない時にはこんな表示が出る
まだつなぐセットアップをしていない場合は疑問15に戻ってまず接続の設定を





このWindows機に名前をつけなくてはいけない
通常はほっとくとこういう名前になる





ワークグループもここで選ぶ
ワークグループというのはMS独特のネットワークのディレクトリ化のことだ





次の手順でファイル、フォルダの共有を有効にするか無効にするかを選ぶ





というようなセットアップでいいのか最終確認をしてくれる
最近のWindowsのウイザードの親切さは至れり尽くせりだ





「有効にする」を選んで次に進むと少し待たされる





ここでこのセットアップを確定するいくつかの方法を選ぶことになる
初めての時にはWindowsのインストールディスクを用意して挿入することになる





そうするとこのようなインストーラが立ち上がってくる
手順はウイザードに書かれているが「追加タスクの実行」をクリックする





「ホーム/小規模オフィスネットワークをセットアップする」をクリックして進行





セットアップが完了したら再起動を要求される





めでたくウイザードも完了





例えば共有フォルダをネットワーク公開するプロパティはこんなふうになっている
「ネットワーク上でこのフォルダを共有する」にチェックを入れると共有が開始される
ネットワークユーザにファイルの上書きを許可する場合はその下の
「ネットワークユーザによるファイルの変更を許可する」にチェックを入れる





共有フォルダの名前は「SharedDocks」と変わることがある
どのみち複数の種類のOSが接続している環境ではフォルダ名も
ファイル名も直接入力の英数文字が望ましい
機種依存文字などもってのほかだ





例えばデスクトップを共有してみよう
デスクトップのウインドウを開いてプロパティに入ってやはり共有の項目にチェックを入れる



このようにしてWindowsのファイル、フォルダ共有の設定が完了した。
2回目からは共有を開く時にはセットアップウイザードは必要ない筈だ。
今度はこの共有を開いたWindowsのフォルダをネットワーク上のMacから開いてみる。






これをMacから見ると特に何もしなくても先ほど設定したワークグループが見えて
その中にさっき設定した名前のホストが見えている
方法はFinderのウインドウの左のペインから「ネットワーク」を選ぶだけ
とっても簡単





WindowsのSMBファイルシステムは必ずパスワード認証を要求される
パスワードは特に設定していなければ共有を開いているユーザのログインパスワード





こういうタグが見えたから接続したいディレクトリを選ぶ
デフォルトでは「共有フォルダ」にあたる「SharedDocks」になっている





開くと「マイドキュメント」の中味が見える





さっき共有を開いてみたデスクトップもプルダウンから見えている
これを選択するとこのディレクトリを別のボリュームとして開く





MacにWindowsのデスクトップフォルダをマウントした
勿論デスクトップには「SharedDocks」「デスクトップ」などの
ボリュームアイコンが現れている



この通りMacからオンライン上のホストの公開フォルダを開いてマウントするのは非常に簡単だ。
特に何も設定しなくても、パスワードさえ知っていればすぐに開く。

次に今度はMacで開いた共有フォルダをWindowsで接続してファイルを共有する方法をトライする。






Macの共有を開く方法は非常に簡単だ
システム環境設定の「共有」に入る





このペインで「ファイル共有」のチェックを入れると
「スリープ状態ではファイル共有は機能しない」というアラートが出て
「省エネルギー設定」に移動するよう促すタグが出てくるが無視してもかまわない
デフォルトでは共有フォルダは「ドロップボックス」のみになっているが
下の「+」ボタンをクリックすることでどこでも自分が管理権を
持つディレクトリは共有フォルダにできる(Leopardのみ)





+ボタンをクリックするとどのディレクトリを公開するか聞いてくる





選択ダイアログで開いたフォルダが「共有フォルダ」に追加された
「−」ボタンをクリックすると選択中のフォルダの公開が中止される





この時にオプションボタンをクリックして共有の種類をチェックを入れて選ぶ
大まかに言ってAFPはMac同士のみのファイル転送プロトコル、
SMBはWindowsがからむファイル転送プロトコル、FTPはファイルサーバの
転送プロトコルと理解しておこう
Windowsに共有フォルダを開きたいならSMBの設定が必要だ





アカウントのチェックを入れるとそれぞれパスワードを設定できる



これでWindows向けにMacのファイル共有を開くことができた。
これをWindowsから開きにいく。






スタートボタンから「マイネットワーク」の上で右クリック
出てきたメニューから「コンピュータの検索」を選ぶ





左下の検索窓に共有を開いたMacのIPアドレスを入力する





するとMacのSMB(Samba)共有のホストが見えるのでこれをクリックする





そのホームを開くとパスワードを要求される





ネットワークを共有を開いたMacのアドレスで検索する
IPアドレスが10.0.1.2、ユーザ名が「hiiragi」の場合
「¥¥10.0.1.2¥hiiragi」と入力して検索





するとユーザフォルダが開いて中が見える
これでWindowsからMacへの接続が完了する


2008 年 12 月 8 日





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「久しぶりにはてなブックマークに捕捉された」顛末記

表題の通り土曜日の朝アタリから当サイトのユニークユーザ数、ページビューが急激に増えて土曜の場合は通常の3〜4倍というところまで増えた。
リファラーはほとんど「はてな」ということで、私が日頃こつこつと「Windowsからのスイッチャーのための疑問」を書き貯めたのが認められたのかと思って見てみるとさにあらず、
中谷先生、お言葉ですが日本のモノづくりはそれほど安泰でもないように思いますが?
〜モノづくりニッポン礼賛はどうも的ハズレでは?

というエントリが捕捉されて150ほどのブックマークを集めていた。
なんとちょうど一年前の記事だ。
私自身こんな記事を書いていたのをすっかり忘れていたので、中味も何を書いたか覚えていない。
慌てて読み返してみる。

一年前の記事なので、もうそれについてどうこう評論するのもピンと来ない。他人の文章を読んでいるような感じだ。
今見返しても、中谷先生の実名を出したのがちょっとまずかったなという程度で、考えていることは今もそんなに変わらないが。

ところでこの内容について皆さんはどう感じているかを知ることができて面白かった。
大体はこの内容に同意の内容のコメント、あるいはリンク先もそういう内容だが意図が正しく伝わっていない人も結構いる。
そこはそれ、人の感じ方は千差万別なんでしょう。

私としてはiPodやMacBook Airなどの製品が出る度に
「あんなものは大した技術ではない、作ろうと思ったら日本でもすぐ作れます。もっといいものが作れます」
という類いの評論が出るのを見るたびに
「だったらほざいてないで作ってみせろよ」
と言いたくなるのを日頃から感じていた。

技術屋もそういう発想だし、高名な経営学の先生だって
「日本のモノづくりは世界一です」
なんて簡単に言うのは一種の「思考停止」じゃないのかなぁと疑問に思っていた。
だんだん不況になってくると2ちゃんねるにすら
「ニッポンSUGEEEE・・・」
みたいなスレが立つし、プライドを持つのはいいことなんだけどそんなに圧倒的に日本ってスゴいのか?
だったらなんで日本はあちこちの分野で苦戦してるんだ?
という疑問が絶えなかった。
モノづくりニッポンというのはこの数年の流行語だけど、そこに逃げ込むのはどうも危なっかしいものを感じるなぁというのがこのところずっと感じていたことだ。
それをあの記事に書いた。

だから反論は歓迎だし、むしろ私を論破して私を安心させてくれると嬉しいと思っていた。
別に私はiPod礼賛主義者ではないので、iPodサイコーなんて思っているわけではない。
「日本はもっと深いビジョンを持っている」ということが納得できれば安心できる。

「iPodやiPhoneを価値の基準に置くとかえって硬直化する」
なんてことは百も承知だし、別に「日本のメーカーは皆Appleを見習え」なんてことを言うつもりもない。
ただソニーを筆頭に日本の携帯音楽プレーヤーを製造していたメーカー各社はいまだにiPodから失地を取り戻せていないというのは客観的事実だというだけのことだ。
「それには何が足りないのか」と考えるのは自然なことではないだろうか?

「iPodがすごいんじゃない。iTunesがすごいんだよ」
というのは、一面ではその通りだと思うのだけれど、それも一面しか捉えていない気がする。
「ハードウエアがいいんじゃない、ソフトウエアがいいんだ」
というのはモノづくり偏重の発想の裏返しに過ぎなくて「コード偏重」のように思う。
「iTunesに触れていない」
という指摘もあったが、敢えて触れなかったので「ハードじゃないならソフトなんだな?」という矮小な議論に落ちたくなかったからだ。
そういう発想はITバブルの時に散々失敗したと思う。その反省もあって「モノづくりニッポン」とか言っているわけではないのか?
なのにそれも硬直化しているからまた「ソフトウエア重視」ってただの循環思考じゃないだろうか?

ソフトウエア指向とかハードウエア指向とかそういう両極ではない、もっと違う何かが欠けているために、日本のモノづくりはきわめて優れた要素技術を多数抱えながらも停滞するという不思議な構図があるんじゃないかというのが、ここで書きたかったことだ。

『99年にある経済セミナーに参加した時に、日本を代表する日立のしかるべき立場にある技術の専門家が
「今日本にはよって立つべき技術は何もない。
自動車はたまたま外貨を稼いでいるが、これだっていつかは構造不況業種に転落する時代が来ることは歴史が示している。
その時に次の産業は何があるか?
何もない!
あえて言えば、iモードのヒットに関連して、モバイル通信の技術にかかわるものだけが今日本の唯一誇れるものだ。
ここに一点突破で集中するしか日本が生き残る道はない」
といっておられたことに大変ショックを受けた。』


という私自身の体験をここに書いたが、これに対して、
『視野狭杉。99時点ならゲームというプラットフォームが世界を征服してた。』
『 「あんなものは技術レベルが低い」という意識であれば、テク屋の自我と儲け口を混線してもいる。』
『 こうゆうタイプを「しかるべき立場」に置くのは、軍の編成を「空母?あんなものは主役に成り得ない」ちゅう人に委ねるようなものだ。』

という反論もあった。

99年というのは特別な意味がある。
日本経済は90年のバブル崩壊以降経済は回復するどころか、いっこうに上向く気配も見せず、自動車産業は外貨を稼いでいるが、それが国の回復の原動力になっているわけでもない。
97年の橋本財政緊縮内閣で少しほどけかけた経済回復の糸は以前よりもひどい状態でもつれてしまい99年〜2000年頃にはスパイラル状に、つまり悪循環的に経済が悪化してこのままでは日本は先進国クラブから滑り落ちて、最貧国の仲間入りするかもしれないという道筋が本当に見えかけた時期だった。

今まで日本は成長する国だと思っていたのが、それは絶対的でも未来永劫続くものでもなく、
「板子(いたこ)一枚、下は地獄だ」
という現実が垣間見えた瞬間だったのだ。
その時に日本を起死回生に導くべきものは何もないということをいっているのだ。
ゲームソフトは確かに世界を席巻していたのかもしれない。
しかしそうであるならなおのこと「世界を席巻していたってゲームなんざ知れたもの」ということじゃないだろうか。
この時代だって世界を席巻しているセクターはいくつもあった。小型精密モーターだって、ファナックのような工業用ロボットだって世界を席巻していた。
コンドームだって日本製が世界を席巻している。
しかしそれが全産業的な広がりを持って日本の方向を変えるというようなものではない。
世界中のXBoxを駆逐できたって、穫れるパイは知れている。
同じ意味でアニメ産業もそうだ。

この話は例えば紡績産業が造船産業に移り変わり、それが製鐵産業に移り変わり今では自動車産業に移り変わっているという歴史をふまえ、その次はどの産業が次代を担うのかという話だ。
基幹産業に何がなるという話に絞り込んでいるわけでもなくて、そういう産業クラスターが生まれるのに何が必要かという話をしたいと思った。

そういう場面で
「日本のゲームは世界一だ」
とかいわれても、
「ああそうですか」
としかいいようがない。

「半分同意。BtoCの視線では半分しか語れない。本当に儲けてる日本の製造業は「新鮮なブリ」屋さん。典型はキーエンスとかファナックとかロームとかだけど、町工場レベルも結構すごい。」
これも同じことで、日本の蒲田や東大阪の町工場の技術力は世界一で、
「だからモノづくりニッポンはスゴい」
というのはひとつのパターンではないだろうか。
モノづくりニッポン礼賛をしている人達はそういうB2Bの技術力が世界一だという安心感を常に強調する。
B2Bの技術力なんて一般の人には価値が分からないから
「そんなにスゴいならダイジョウブだぁ」
という感じで伝播する。

でもそれでもいいんだけどダレル・ウィッテンさんが言っていたのはまさにここのところで
「日本はもはや世界中で貿易摩擦を起こすようなエコノミックアニマルでもないし、そういう役回りは中国や韓国が引き受けてくれる。
日本は世界中に優れた部品や加工技術を供給し、優れた技術のサプライヤーとして世界中から尊敬されるだろう。
iPodには『デザインド イン カリフォルニア」と刻印されているが、その中味は8割は日本製の部品だ。
それでいいじゃないですか」

という言い方で日本人の私を慰めてくれたわけだ。
裏返して言えば、日本製品が世界中を蹂躙して「メードインジャパン」の印象を強烈に残す時代は終わったということだ。

「それでいいじゃないですか」
といわれればそれでいいのかもしれないけど、本当にそれでいいんだろうか?

『むしろ日本という国が、ウォークマンのようなライフスタイルすら変える商品を生み出せたことのほうがびっくり。』
という反響もあったが、そんなことはない。
日本は過去にライフスタイルすら変えるような商品を数多く生み出している。
例えば即席麺とかカラオケとかプレハブ住宅、自動券売機・・・挙げだしたらきりがないのだが、そういう意味では
「モノづくりニッポン」
に誇りを持つというのは間違った考え方ではない。
ただ問題なのはその成功例がいずれも結構古いということなのだ。
もっとも新しいものでも30年以上昔のものばかりだ。

今から何がそれに当たるのか?
それをずっと自問しているのだが、それに思い当たるようなものが出てこない。
その理由は何だろうかということを問いかけたいと思っている。

「たまに電車に乗ると、どちらかというと、普通のドコモの携帯電話や任天堂DS、PSPの方が目にする事が多いです。だから何もしなくていいというわけでは無いですけど」
典型的な視野狭窄というのはこういうことだ。

かつて三種混合ワクチンの副作用について取材をした時に
「私の知り合いのお母さんでワクチンの副作用で子供を亡くしたという人はいません。
ワクチンの副作用を大げさに言い過ぎなのでは?」
という反応がある母親からあった。
しかしその「知り合いのお母さん」というのは一体何万人のネットワークなのだろうか?

『交通事故で子供が死んだお母さんは知り合いにいない、だから交通事故なんか大した問題ではない、別に気をつけるべきことでもない・・・なんて理屈は成り立たないでしょう?
なのにワクチンの効果と副作用の評価はなぜ「知り合いのお母さん」になってしまうんですか?』
私はこう答えた。

演繹法でものを考えている時に、突然
「私が乗っている電車にはiPodを使っている人はいません」
といわれても、
「ああ、そうですか、そういう地域にお住まいなんですね」
としか言いようがない。
iPodを皆持っているか持っていないかなんてこともどうでもよくて、そうじゃなくってiPodとかMacBook AirとかiPhoneとかそういう新しいもの、革新的なものが出てくるたびに
「あんなものは大したことないです。
なぜなら日本のモノづくりは世界一ですから」
とかいうのはどうよ、と言いたくなるのだ。
そういってて目新しくもない、安くもない、個性的でもない、やたら機能スイッチばかりついていて使いこなせない製品を作り続けている現状ってどうよ、
と言うのがあの一文の趣旨なのだが。



2008 年 12 月 9 日





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ドックのバックアップについて〜それとTimeMachineあてにならねぇ〜

この土曜日ははてブのウォッチングで謀殺されていたと書いたが、日曜日は違う要件で忙殺されていた。
BootCampでWindowsを起動、再びOSXに戻ってみるとドックのレイアウトがデフォルトに戻っている。 大きさや位置だけでなく、登録されているアイテムもTimeMachineGarageBand等が登録されている、デフォルトのドックになってしまった。
"~/Library/Preferences"
の中身をバックアップディスクから丸ごとコピーしようとしたら
「アクセス権がないためにコピーは完了できません」
の表示。

ここはTimeMachineの出動でしょう。
初めてTimeMachineでシステム全体を昨晩の状態に戻すということにトライしてみようと思って、TimeMachineの宇宙画面に入る。
ルートボリュームを選択して「戻る」をクリックしたところ
「アクセス権がないために修復はできません」
とのこと
ならばユーザフォルダだけでもごっそり復元と思ったら
「ディレクトリ『muta』はシステムに必要なため変更できません」
とこれも修復に失敗。
ならば
"~/Library"
だけでもいいから全域復元しようとした。
今度はTimeMachineは走ったのだが、ライブラリフォルダの中味を全部消去して、2〜3項目コピーしかけたところで
「アクセス権がないためにコピーを完了できません」
というアラートを出して止まってしまった!

なんだそれは? TimeMachineちょー使い物にならねー。

結局TimeMachineの過去フォルダからFinderを使って手動で復元することにした。
何だか割り切れない。これで元には戻るだろうけど手動でやらなきゃいけないんだったらあのTimeMachineの大げさな宇宙インターフェイスには一体何の意味があるんだろうか?
これだけの機能のバックアップソフトだったらこれまでにもいくつもあった筈だが・・・・

とりあえずシステムインストール済みの外付けハードディスクから起動して、ライブラリフォルダをインストール直後のサラの状態に戻して、再び起動、TimeMachineの過去フォルダから手動で設定に関係ありそうなファイルをごっそり戻すという地道な作業を始めた。

ライブラリフォルダはシステムなどが使用している項目が多いから単純に上書きできない。
そこでワンブロックずつゴミ箱に移動しながら、該当する旧設定をTimeMachineフォルダから戻していった。

ほとんどの設定は戻ったが、結局ドックの設定は元に戻らず。
ドックはイチから設定し直すことにした。






私の場合ドックはこのようにいろいろいじってカスタマイズしているので設定が失われると面倒くさい
とりあえず今回はすべてイチから設定し直すことでクリアしたが(これをクリアというのなら)



ところでこのドックやシステム環境設定のペインの設定情報はどこに保存されているのだろうか。
アカウントごとに設定が違う筈だから、その設定を書いたファイルは
"~/Library"
の中に必ずある筈だ。
でないと個人の設定として残らない筈だからだ。
ググってみるがドックの設定ファイルをバックアップするという項目は見つからなかった。

調べてみると
"~/Library/Preferences/com.apple.dock.db"
"~/Library/Preferences/com.apple.dock.plist"

という2つのファイルがそれっぽい。
いまいち確信が持てないのはこのファイルも、先ほどの手動バックアップで元に戻した筈なのだが、ドックの設定が元に戻らなかったということがあるからだ。
今度同じトラブルが起きたらトライしてみよう。
今回はドックの設定を戻すだけでシステムをぶっ壊すというトラブルにまで発展してちょっと疲れたので、今は試す気力無し。
どなたかご存知なら情報をいただけると嬉しい。






ドックの設定項目としてこの2つがどうも有望な気がする
きちんと検証していないが





テキストエディタで開いてみるとドックの登録項目などがテキストで記入されている
なのでこれがおそらくドックの設定の記録なのは間違いないと思う
だとすると一括バックアップでドックの設定が元に戻らなかった理由が分からないのだが


2008 年 12 月 10 日




anchor

DiscoBrick
(Shareware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

iTunesのビジュアライザプラグイン。

初期の頃のiTunesのビジュアライザのような雰囲気の画像を中心に時々ゲーム画面のようなビジュアルも出る楽しいプラグイン。
最近のiTunesのビジュアライザはかなり雰囲気が変わったが、オプションで「クラシックビジュアライザ」というのもついた。
これは最初の頃のiTunesのビジュアライザそのもの。

今見るとスゴく単純なエフェクトだが、当時はこれでも「スゴい!」と思ったものだ。
まだOS9にiTunesがバンドルされた頃の話だ。

このDiscoBrickはちょっとその頃の気分を思い出させてくれた。






DiscoBrickを選択してみる
これは光が踊るようなエフェクトだが
左下にジャケットアートを表示していることに注意





こういう昔のiTunesっぽいビジュアルも用意されている





かと思えばこういう何だかOpenGLのゲーム風のビジュアルもあったり結構楽しめる

anchor

ドックのバックアップについて2〜ドックの設定はここにある(解決編)(追記あり)

先日BootCampから再起動したらドックの設定が消えてしまったという件について書いた。

この現象は初めてではなく前から時々起こっていた問題だ。
ドックの設定やメニューエクストラ、IM等の設定が再起動すると消えてしまうということがあった。
OSXにはCheetah以来ずっとある先天的欠陥のようなものだが、Tigerでは比較的これは納まっていたような気がしていた。ところがLeopardからまたこの癖が再発したようだ。

それで先日はこれをTimeMachineを使って復元しようとして、ドツボにハマったわけだが、TimeMachineなんぞ使わなくても、ドックの設定ファイルをバックアップしておけば簡単に元に戻せる筈だと思っていた。
ところが設定ファイルを単純に戻すだけでは設定は元に戻らなかった。

その原因について考えていたところ、BBSに「hage」さんから
「ドックの設定が元に戻ってしまったのはドック終了時に、バックアップから復元した設定を上書きしてしまったからじゃないでしょうか。」
という書き込みをいただいた。
確かにそういう挙動をしているような気がする。
そこでそれを検証してみた。






まずは実験の準備としてユーザアカウントからログアウトしてrootでログインする
rootを有効にする方法はこちらを参照のこと
"~/Library/Preferences"「com.apple.dock.db」、「com.apple.dock.plist」
という2つの設定ファイルを移動してドックの設定が失われた状況を意図的に作る





再びユーザアカウントでログインするとあなたが予想していた通り
ドックはデフォルトの状態に戻ってしまっている





再びログアウトしてrootでログイン、先ほどの設定ファイルを元に戻す
この状態でファーストユーザスイッチでユーザアカウントに入ってみた





ところがドックの設定はやはり元に戻らない
実験は失敗かと思われたが・・・





"/Library/Preferences/com.apple.dockfixup.plist"
取り出してみたり試行錯誤してみたがこれは関係なかった
諦めてrootから完全にログアウトしてユーザアカウントに戻ってみると・・・





ドックの設定は元に戻った
どうしてこういうことが起きるのか皆目見当がつかないが
他にログインしているアカウントがあると影響を受けるらしい
これはOSXのアカウントの考え方からいうと変な気がするが結果オーライということだ



キャプチャーを参照いただいたようにrootでログインして設定ファイルをバックアップから上書き、完全にログアウトしてユーザアカウントで再ログイン、あるいは再起動することでドックの設定は元に戻せることが分かった。

他のアカウントがログインしていると影響を受ける理由は皆目分からないが、ちゃんとバックアップから復元できることは分かったので大進歩だ。
これでドックの設定が壊れるたびに、舌打ちしながら設定し直さなくてもいいのが嬉しい。

なおrootでログインする理由は、他のアカウントのファイルをGUIのFinderで触る方法はこれしかないからだ。
外付けハードディスクのシステムからいじればアクセス権の問題をクリアできれば、rootを有効にする必要はないかもしれない。

「hage」さん、情報ありがとうございます。



<追記>

BBSに「itoso」さんから情報をいただいた。

ドックの設定を復元して再起動するのに、わざわざrootでログインして再ログインしなくても、せていを置き換えてアクティビティモニタで「Dock」を終了すればいいとのこと。

検証したところ確かにその方法でも置き換えた設定がちゃんと反映される。
しかもこちらの方法の方が手順が少なくて面倒がない。
情報ありがとうございます。






まず"~/Library/Preferences"から「com.apple.dock.db」、
「com.apple.dock.plist」
を取り出してドックの設定が壊れた状況を作る
今回はrootにログインせずに通常ユーザアカウントでいきなり実行





ドックを再起動する
私はMainMenuの「Dashboardキャッシュを消去」メニューでお手軽にやっている





この通りドックの設定が壊れてデフォルトに戻った状態で準備完了
先ほどの"~/Library/Preferences"にあった「com.apple.dock.db」、
「com.apple.dock.plist」
をもとの場所に戻す
「com.apple.dock.db」の方はドックが起動している間は上書きできないので
もとの場所にあるものを一旦ゴミ箱に退避させてバックアップのものと置き換える





アクティビティモニタを起動して「Dock」というプロセスを選択して終了させる
この時必ず「強制終了」を選ぶこと





するとDockの設定は見事に前の状態を再現した
rootに入ったり行ったり来たりしないでいいだけこちらの方が簡単だ



理屈はこういうことだ。
ドックの設定をバックアップから戻してもドックを終了するたびに現在の状態を設定ファイルに上書きするという動作をしているらしい。
だからバックアップファイルも上書きされてしまい、前の設定を再現できない。
それを回避するために本文ではrootにログインするという方法を試したのだが、そんな手間なことをしなくても「終了時に設定を上書き」という動作をしない「異常終了」状態にしてやれば設定が生き残るような気がしていた。

どうすればそれが実現できるだろうか?と思案していたところBBSに「itoso」さんから
アクティビティモニタを使って終了すればそんなことをしなくても復元できる」
という情報をいただいた。
「コロンブスの卵」
とはこのことだ。

検証したところ確かにこの方法で設定を復元できる。

ところで壊れているのがドックの設定だけならこの方法の方が簡単だが、システム環境設定やメニューエクストラ、ネットワーク設定など広範にわたっている場合は、やはり上述の「rootでログイン」して
"~/Library/Preferences"
の中身をバックアップからごっそり上書きする方法の方が簡単だし手間もかからないだろう。
TimeMachineなんかよりも確実だし。
自動バックアップソフト、自動復元ソフトの類いが昔から嫌いだったのだが、今回のTimeMachineの顛末でますますこの手のアプリのアパシーになってしまいそうだなぁ・・・



<さらに追記>

このドックの挙動についてちょっと勘違いしていたことがあったのでさらに追記する。
ドックの設定を上書きして再起動、あるいは再ログインしても設定が反映されないのは、ドックが終了する時に設定を上書きしているのだと思い込んでいた。

しかし実際はドックが終了する時に設定を保存するのではなく、アカウントからログアウトする時に上書き保存するようだ。
だからログアウトしないでドックを終了すれば、「強制終了」などの異常終了でなくても設定は反映される。

BBSに「nbys」さんから
MainMenuにもドックを再起動というメニューがある」
というご指摘をいただいたのだが、私自身このメニューがあることをすっかり忘れていた。
ドックの再起動はDashboardのキャッシュをクリアする時以外にはやらないので、もっぱらそちらのメニューを使っていたのだが、このメニューがあることはすっかり忘れていた。

ところでこちらは強制終了ではなく単なるプロセスの再起動だが、それでもこの方法は有効だろうか確認してみた。
するとなんとちゃんと設定は復元できた。
このことからいえるのは上記の通り、設定の上書き保存はドックの終了時ではなくログアウトの時に行われているということだ。

設定の復元はアクティビティモニタを使わなくてもこんな単なる
「ドックの再起動」
でもOKということだ。






MainMenuには「ドックを再起動」というそのものズバリのメニューも用意されている
設定ファイルを置き換えてこれでドックを再起動しても設定は復元できた
これがおそらく最強に簡単な方法だろう






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