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2016 年 9 月 28 日




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明確に日本人ターゲットの「あなたのPCがウイルスに感染している」という詐欺サイトに遭遇〜フィッシングサイトはみんな英語だから英語リンク踏まななければ大丈夫とか思ってません?

先日ツイッターのリンクからブラウザのとあるニュースサイトが開かれて、開いたと同時にキャプチャのようなポップアップが出るというフィッシングサイトに遭遇した。
ニュースサイトは一見真面目な(だがしかしBBC、CNNなどの有名ニュースソースの記事をそのまま転載しているだけの)サイトだったので、そのサイトの運営主がグルなのか、それともたまたまアフィリエイトに詐欺サイトが乗っかってきたのかは知らない。

このポップアップを閉じると新規タブで新たに
「あなたのPCがウイルスに感染しているのを検知したので、マイクロソフトのソフトウエアの専門家にコンタクトせよ」
という内容のサイトが開いて、でもその専門家のダイレクトチャットは
「現在オフラインなので以下の電話番号に電話せよ」
というような表示があって日本のフリーダイヤルの電話番号が記載されている。

まずこの「マイクロソフトのソフトウエアの専門家」という書き方がまぎらわしい。
マイクロソフトの専門家ではなくマイクロソフトのソフトウエアの専門家だ。
つまりマイクロソフトの関係者でもなんでもなくても間違いではない。
いわゆる「消防署の方から来ました」という消火器セールス詐欺と同じ手口だ。

さらにブラウザサービスで「ウイルス感染を発見した」と表示しているのがまず完全に嘘でブラウザにはそんな機能はないのだが、PCに詳しくない人だと騙されてしまうのかもしれない。

そして一番の注目点はこのコンタクト先の電話番号は日本国内からしかかからないフリーダイヤルだ。
つまりサイトが日本語で、日本人が騙されやすいレトリックを使って日本国内向けの電話番号で引っ掛けようという明確に日本人を騙そうとしたサイトだということだ。

さらにURLをwhoisしてみたらどうもProxyサーバを経由していてリモートホストを追跡できないようにしているらしい。
単なるPC障害のサポートサイトになんでProxyをかませないといけないのか…
もう状況証拠的には真っ黒なグレーだ。

情弱のふりして電話してみようかな…





ある日、Webのなか、ニュースを、開いたら…♪
こんなんでましたよ…閉じるボタンがあるがここで閉じてもタブそのものを閉じても結果は同じ…




PCサポートのページが勝手に開いてチャットで専門家のサポートを受けよとなっているが
当然ソースを見るとチャットのリンクなんかなくて明確に電話させようとしている
さらに「このページから移動しますか/移動する・移動しない」というタブが
ポップアップしてくるがどちらをクリックしても新規ページが開いてまたこのサポートページと
このポップアップが延々と出続けるという凶暴なサイト構造になっている
電話しないとウイルス感染を解決することができない…と思わせる意図を充分感じる




この番号に電話したらどういう対応されるんだろう…知りたい…という誘惑を
グッと抑えてURLのドメインをwhoisしてみたがドメインは秘匿されている
逆引きでネームサーバーを調べると毎回違うところに接続するので
Torか何かで秘匿されているのかとにかくまともなPCサポートだったら
ドメインを秘匿する意味なんかないはずだからこの一点だけでも詐欺サイトだと断定できそうだ
問題なのはこのサイトは明確に日本人をターゲットにしているということだ
今までは詐欺サイトというと大抵英語サイトだったから「踏まなきゃいいんだよ」と
タカをくくっている人も見かけるがこういうものはすぐに応用編が出てくる
ECの注文の確認でパスワードを入れてくれとかカード番号を入力せよとか
あるいはもっと現実世界のように「オレオレ、俺だよ、パスワード入れて」
みたいなフィッシングが現れるのか…










2016 年 9 月 24 日




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Shortcut Pro
(Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応 OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応

Windowsのスタートボタンのように頻繁に呼び出す項目をショートカットとしてプルダウンの中に置いておけるメニューバーアプリ。

これはヴェアダルさんとこのサイトで知った。

そしてこれの重要なところはメニューバーからクリック一発で呼び出せるだけでなく、リストに登録した項目をショートカットキー一発で開くことができるという点だ。

リストには1番から順番に以下のショートカットキーが割り当てられる。
コマンド+1、2、3…コマンド+9、0、コマンド+Shift+1、2
リストに登録はもっとできるがショートカットキーの組み合わせはこの12通りしかない。これは固定で変更できない。
しかし12もあれば日常使いのアプリを呼び出すには十分だ。

なおアプリだけでなくファイルやフォルダも登録して呼び出しもできるが、例のYosemite以降のセキュリティ機能Sandboxが邪魔をしてファイルやディレクトリなどは呼び出せない。
なので必然的にLauncher代わりということになるかもしれない。





日常使うアプリをfキー一発で呼び出すにはPFKeyAvailerPrefをOS9時代から愛用している
がこれもノートの場合12しか登録できないのでもうちょっと欲しいなと最近思い始めていた




PFKeyAvailerPrefの拡張をShortcut Proのやらせることにした
メニューバーに常駐するアイコンのメニューのここでリストを開く




ショートカットマネージャーが開きここに登録したい項目を
上の「Add Item」ボタンと「Remove Item」で追加削除する




またこのようにFinderから直接ドラッグアンドドロップでも登録できる




登録は13以上可能だがショートカットキーは有効なのは12までで
コマンド+数字、コマンド+Shift+数字というキー組み合わせになる
コマンド+Shift+3も割り当てられているように見えるがこれは機能しない




またファイルやフォルダも呼び出せるという説明があるが
最近の世代のOS Xでは実際にはアクセス権の問題で呼び出せない


2016 年 9 月 22 日




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QuickSleep
(Freeware)
OS10.10Yosemite対応 OS10.11El Capitan対応 OS10.12Sierra対応

ワンクリック、またはショートカットキー一発でMacをスリープ、またはスクリーンセーバモードにできるメニューバーアプリ。

Sierra対応バージョンがリリースされた。
サポート外だがYosemiteでも動作を確認している。

席を離れる時のセキュリティとしてスリープモードは、スリープ解除にパスワードを要求する設定にすることで有効になる。
その設定はシステム環境設定セキュリティにある。

ホットコーナーを使えばスリープとスクリーンセーバに操作一発で入る設定はデフォルトでも可能だが、何でもかんでもショートカットキーでやりたいという私のような片意地な人にはお勧めできる。





起動するとメニューバーに常駐してプルダウン一発でスリープやスクリーンセーバに入れる
ショートカットキーの設定は「Set Keyboard…」から




スリープ、スクリーンセーバそれぞれの好みのショートカットキーを設定する
なおスクリーンセーバはシステム環境設定の設定とは関係なしにFlurryしか
呼び出せないのはサポート外のYosemiteでテストしているからかもしれない
そのせいかスリープ解除はエニーキーでできるが
スクリーンセーバ解除は電源ボタンからでないとできない




スリープを物理的なセキュリティとして、つまり離席中に
誰かに触られない対策で使用するならシステム環境設定
セキュリティとプライバシーに入ってスリープとスクリーンセーバの
解除にパスワードを要求
のところにチェックを入れる
ただしスクリーンセーバはパワーボタン一発で
解除できてしまうのでセキュリティ対策にはならない
El Capitan以上なら正常に動くのかもしれない


2016 年 9 月 19 日




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故障ハードディスクを廃棄処分する手順〜ぶっ壊すんだから大胆にいこうぜ

外付けレスキュー用として置いていた256GBハードディスクがついに読み書き不可になってしまった。
カタログデータが壊れた…ディスクの最終部分にパーティション情報の書き込みができない…というようなエラーでフォーマットもできなくなってしまった。

こうなったらもう治らないのは経験則だし、このディスクはMacBook Proのもともとオリジナルで入っていたディスクなのだが内蔵当時からSMARTエラーを出していた曰くつきのディスクなので、逆にままでよくもったと褒めてやりたい。
しかし褒めようが賞賛しようが、結局使えないので捨てるのである。

ところでこういうボリューム構造が壊れてしまったディスクでもデータをサルベージできる可能性はわずかにある。
ということはこのまま捨てるのは個人情報流出の要因になる。
セキュリティ基準準拠ユーザの私としてはちゃんとディスクを破壊してから捨てたい…というほど大げさなものでもないがやってみたくなったので…

ということで以前にもどこかで話題になったけどその破壊の方法だ。
以前はアルミ製のプラッターというのもあったが今はほぼガラス蒸着ディスクが多いんだそうだ。
昔ながらのラジオペンチで破壊をやってみた。





ハードディスクの封入パネルは大抵は星型ドライバのような特殊工具を使う
SSD・FusionDrive導入の時に購入していた工具でパネルを開ける




256GBのプラッターは1枚ものだったが大容量ディスクなら2枚、あるいは3枚というものもある




このディスクのヘリをプライヤーかラジオペンチのようなものでひねればいいのだが
HDDのディスク面はガラス蒸着なのでこれでも破片がちょっと飛び散る
手のひらで飛散を抑えて作業するといい




完全にぶっ壊さなくてもこの程度で十分データ修復は不可能になる




ゴミが飛び散らないようにパネルを元に戻して捨てる




HDDのファームウエアはそれぞれ固有なので
さらに裏のファームウエア基盤のチップをポンチで破壊しておけばなお確実

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Install Disk Creator
(Freeware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応 OS10.11El Capitan対応

ダウンロードのみになったMac OS Xのブータブルなシステムインストールディスクをインストーラから作成するアプリ。

OS 10.7以上でインストーラアプリからインストールメデイアを作成することができる。
こちらでも10.9以上で動作を確認している。
LionとMountain Lionでも使用できるようだが、確認はしてない。

Mac OS XはLion以来ダウンロードのみの配布になり、インストールメディアのDVDはOS 10.6を最後に配布されなくなった。
ダウンロードのみということはサポートが終わったらダウンロードも終了してインストールメディアの入手はできなくなるということだ。
だからインストールアプリを持っているうちにインストールメディアを作っておきたい。
新しいMacはネットドライブから修復起動もできるが私が使用している世代は、ネットブートもできない。
内蔵ディスクが壊れた、ネットブートもできない、修復用システムディスクもないとなると障害発生時に取れる手段は何もない。
データを諦めてHDDを交換して、クリーンインストールする以外に対処する方法はない。

せめて起動できるインストールメディアを一つ持っていると安心できる。
使っているMacのバージョンがバラバラだから、起動可能なボリュームコピーをいちいち作っていたら大変なのでやはりブータブルインストールディスクを各バージョン作って起きたい。

このInstall Disk Creatorは名前のままで、それが可能になる。

このインストールアプリからブータブルシステムメディアを作るのは、以前にもTerminalから可能であることは紹介しているが、各バージョンによって細かく手順が異なっておりなかなか面倒だ。
アプリのバックアップとこのInstall Disk Creatorがあれば、ほぼ2クリックほどでシステムディスクが作成できるのは心強い。





ブータブルディスクを使うにはインストールアプリを入手する必要がある
手元に旧バージョンのバックアップがない場合App Storeから入手できるのは現在El Capitanのみだ
ただしダウンロードしたことがあるならApp Store購入済みのところから再ダウンロードは可能だ




インストールメディアは6.5〜8GB程度の容量が必要だ
USBメモリスティックをインストールメディアにしてしまう手もあるが
今回はUSB外付けHDDをパーティションを切って各バージョン
のインストールメディアを一つのディスクで作成した
1TBの大容量ディスクの場合パーティションの最小単位は20GBみたいで
少し無駄だが書き込み領域があるのは逆に心強いかもしれない
Disk Utilityでパーティションを切って名前をつける




上のボタンでインストール先のボリュームを選択して下のボタンでインストールアプリを選択する




インストール可能なボリュームは上のボタンでリストアップされてるはずだ




El Capitanのインストールスタンバイができた様子
あとは下の「Create…」ボタンをクリックするだけ…簡単だ




ボリュームのアクセス権やらバックグラウントでいじるのでrootパスワードを求められる




インストール中のプログレスの様子




完了した時の表示




El Capitanに関してはシステム環境設定起動ディスクに見えてこないのは
アプリの問題というよりもMacのブートルールが変更されたためということらしい




この場合でもOptionキーを押しながら起動するとちゃんと
起動メディアの選択肢の中にEl Capitanが見えているので安心してほしい




もちろん起動メディアからアプリを起動してインストールもできそうな感じだが
El Capitanに関してはYosemite以下からのアップデートの場合うまくいかないことがある
この場合はやはり上記Optionキー起動が確実




またAppleの認証問題により2016年の2月14日以前にダウンロードしたインストーラから
作成したメディアでインストールするとこのように「ダウンロード中に破損したか不正に変更された」
という表示が出てインストールに失敗する場合がある




この場合新規でダウンロードしなおせば解決する場合もあるが解決しない場合は
インストールメディアから起動中にTerminalを起動して
date 0201010116と打ってEnterすればインストールできるようになる
インストーラに認証期限前であるという錯覚をさせるというコマンドだ




こうしてMavericks、Yosemiteのインストールメディアの動作を確認した
今私のところにはSnowLeopard以下の実機環境がないので10.7、10.8の動作確認はしていない




VMWare Fusion上でもインストーラメディアの動作を確認しているが
上記起動ボリュームとして見えないファームウエアの問題のために
El Capitanだけはインストールアプリを仮想環境でダウンロードしないとインストールできない
つまりEl CapitanインストールにはYosemite以下のシステムが必要だということだ




ちなみにMavericksのメディア作成の準備ができた様子




こうしてHDD一つに各バージョンのインストールメディアができあがった




ブータブルなインストールメディアがなぜ必要かというと内蔵ディスクの調子がおかしくて
修復ボリュームから起動できない時でもメディアから起動できてここで
Terminalを起動して内蔵ディスクの修復などが可能になるからだ




diskutil listコマンドですべてのボリュームのパーティションを表示している
このパラメーターを正しく表示できるかどうかで障害の程度が判断できるし
fsck_hfsのようなコマンドで修復もトライできる
これまでこの方法で何度命拾いしてきたかを思うと
インストールメディアはやはり持っていないと不安だ




さらにここからTime Machineで内蔵ボリューム全体の復元もできるのであれば重宝するのは間違いない


2016 年 9 月 18 日




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Antivirus Spartan Pro
(Shareware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応 OS10.11El Capitan対応

スキルのないMacユーザでも使いこなせるマルウエア、アドウエア、バンキングトロージャン、キーロガー、ランサムウエア駆除ソフト。

使い方はとても簡単というのが、このアプリの売りということらしい。
操作手順についてはキャプチャを参照願いたいが、ほぼ見たまま誰でも使えるインターフェイスだと思う。

肝心の効果の法だが、どうも定義ファイルの内容がMacのマルウエアだけを対象にしているらしくWindowsのマルウエアを素通しだった。定義ファイルのダウンロードも一瞬で完了するので、おそらくそうに違いない。
残念ながらMac向けのマルウエア、ランサムウエアなどの検体を捕獲し損なっているのでそこらの効果は確認できなかった。

ただつい最近もWindowsが対象だが大規模なランサムウエアの騒動があったばかりなので、ランサムウエア、アドウエアの駆除を殊更に謳ったユーティリティーアプリは貴重だと思う。

一般的に言って通常のウイルス対策ソフトはランサムウエア、アドウエアなどに無力か対応が遅いのが通例だからこういうアプリをチェックする意味はあると思う。





Antivirus Spartanのインターフェイス
左のメニューを選択してそれぞれの操作画面にはいるというシンプルな構成
上からマルウエアスキャン、マルウエア解析、ファイアウォールログ表示、
ランサムウエアスキャン、キーロガースキャン、Webプロテクト、セキュアブラウザとなっている




マルウエアスキャンの画面構成
下のメニューに戻る「Back」の下に定義ファイル更新ボタンがある




チェックしたところ最新バージョンは9/15バージョンがダウンロードされた
この定義は9/18現在更新されていないためこのことからもその内容の推論が成り立つ
詳細は後で




フルシステムスキャンと書かれたボタンをクリックしたが
選択できるディレクトリはユーザフォルダの中に限定されている
App Store取り扱いアプリの規定でSandboxに対応しないアプリは
リジェクトされてしまうため仕方がないのだがセキュリティアプリは
ライブラリや他のディレクトリもスキャンできないと効果半減のような気はする
これはアプリ側というよりもApp Storeの問題かもしれない




スキャンして問題がなければこんな表示になる
他のメニューに移りたい時にはBackで最初の画面に戻る




マルウエア解析画面はVirusTotalのWebページを表示するだけだが
ここで怪しいファイルをアップロードしてウイルスに該当しないかチェックすることができる
ウイルス解析に関しては実績のあるWebサービスなのでここのチェック自体は信頼できる
これは当然MacだけでなくWindows向けマルウエアも対象だ




ランサムウエアのチェックページ
使い方はマルウエアスキャン画面と同じだ
Macのランサムウエアに関しては大規模なものはまだ現れていないが
Mac Sweeperなどのランサムウエアまがいのものはすでに
広範に拡がっていたのでこれが機能してくれれば安心だ
チェックして問題がなければこんな表示




同じくキーロガースキャン画面
実は私のMacBook Proにはキーロガーはインストールしているのだが常駐させていないため
アプリケーションフォルダをスキャンできないAntivirus Spartanでは検知できなかった
常駐させていたら反応していたかもしれない




ブラウザのアドウエア、機能拡張をブロックする設定
監視したいブラウザをOffからOnに変更するだけでいい
ただしブラウザが起動中だと「起動中のブラウザを一旦終了せよ」という警告が出る




以上のメニューを完了すると「コンプリート」の表示が出て
アプリのレビューを書いてくれという依頼タグが出てくる




セキュアブラウザはブラウザ機能なのだがポップアップを完全にブロックしているので
怪しいポップアップを吹き出すページの中身をチェックしたい時に使える




起動中はメイン画面を隠してもメニューバーアプリとして
常駐しているので各メニューの画面に直接入ることができる




試しに過去に集めたウイルス・マルウエアの検体をデスクトップに置いて検出テストを実施してみた




うっかりClamXav Sentryを止めずにやるとバカバカウイルスを検知して隔離し始めた




ところがAntivirus Spartanはこれらの検体を全部素通しした
Windows向けマルウエアは対象ではないということらしい
定義ファイルのダウンロードも速かったし、定義ファイル自体も4日も更新されていない
Windows向けマルウエアを対象にしていたら4日も更新がないなんてありえない
Mac向けの検体を捕獲し損ねている私にはこのアプリの効果を確認できなかったが
ランサムウエアの大規模な騒ぎを最近体験したばかりなので
Macユーザもこういうことには関心を持った方がいいと思う
どこぞの教授は「必要ない」と言い切っているが認識不足もいいところだと思う


2016 年 9 月 17 日




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気象ライブフリー
(Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応 OS10.10Yosemite対応
OS10.11El Capitan対応

指定の地域の現在の天候・ローカル天気予報などを美しいビジュアルで表示するアプリ。

表示される情報は指定地域の現在の天候、気温、降水量、最低気温・最高気温、気圧、風向・風速、週間天気予想、5時から翌2時までの3時間おきの天候・気温推移、視界、時計など盛りだくさん。

これをその地域の天候に合わせた美しい写真のスライドショーでまるでその地域で窓の外を見るように表示してくれる。
スモークパネルはダッシュボード風とドック風の表示を選択できる。

ウインドウ表示のみのアプリだが、シェアウエア登録でメニューバーアプリにもなる。
指定地域もフリー版だと2箇所だがシェアウエア登録すれば制限がなくなる。
また起動時などに広告が表示されるが、これもライセンス購入で表示しなくなる。





初回起動時に位置情報へのアクセス許可を求められる
許可しなくても手動で検索で場所を指定できる




手動のロケーション指定の手順はこうなる
右上のギヤアイコンまたはコマンド+「、」キーで設定画面を呼び出して
「ロケーション」に入って「現在位置」ボタンをクリック、または都市名を検索フォームに入力
すると候補地が上がってくるのでそれを登録すると左上に登録地のリストが表示される
フリー版は2箇所まで、シェアウエア版は無制限に登録できる




ヨーロッパのアプリなので表示は華氏、マイル・インチ法で表示されているので
日本で使うときは摂氏、メートル、mmなどに変更しておく




こうしてデスクトップにこんな感じで表示される
単に天気の情報を知りたいだけだったら背景は邪魔だが
ワングランスで現地の天気の雰囲気を知りたいなら
背景の絵を見るだけでもかなり伝わる




設定の「レイアウト」に入れば表示もダッシュボード風とテキストのみを選択できる




テキストのみの選択だとこんな表示




ダッシュボード風の表示は上から温度、体感温度、天気アイコン、
天候ひとことまとめ、最低気温・最高気温、注意報・警報、時計、
下段が中央の丸いのが風向風速計で左右に湿度、降水量、気圧、視界、
さらに下のパネルに週間天気予想と24時間の気温天候推移となっている




これをフルスクリーン表示にすることでさらに視覚的に天候を理解しやすくできる




テキストのみの表示の雰囲気




ダッシュボード風の表示の雰囲気




スクリーンセーバー機能はないのだがフルスクリーンにしておいて
使用していないときに待ち受けに表示するにはいいアプリだと思った
トラックパッドを2フィンガースワイプすることで地域もどんどん切り替えられる

<余談追記>




こんな風にするとデスクトップの雰囲気がなんだかものすごくWindows10クサイ

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今では自宅WebサーバーになっているiBook G4を久しぶりに分解掃除してみる〜G4はカンタン…とはいえやはりiBookは分解がめんどくさい…次回のためにはまりポイントメモ

自鯖のうちWebサーバーを担当しているiBook G4が設置してもう2年以上経つ。

なのでファンレスだったiBook G3と違って冷却ファン内蔵のため、内部のホコリが気になっていた。
このiBookが鯖に変身した経緯はこのシリーズ参照。
7年ぶりに手許に帰ってきたiBook G4を使ってファイルサーバを立てた〜これもシステム終了失敗問題対策のひとつです

それで久しぶりに分解掃除することにした。
iBookの分解方はもうすっかり忘れていたが、以前にもここで紹介したMacの分解違法解説サイト「Mac Repair/ iFixit」を参考に概ね問題なく分解できた。

キャプチャはiFixitに書かれていないはまりポイントで私がすっかり忘れていたことをメモとして書き留めておく。





大まかに言うと基本底板をはずしてシールドを外すだけだ
それでファンにコンタクトできるのだがこの底板を外すのが
MacBook Proなんかと比べてかなりめんどくさい
といってもiBook G3よりははるかに簡易化されてはいるのだが…
先ずは底板に付いている足を外して中の固定ネジを外すのだが足の形状は左右で違う
底板左側は内側にプラスティックの足のフックがないタイプ




底板右側の足二つは足を固定するプラスティックのフックがあるタイプ
ドライバーで抉るよりも爪でほじくり出すようにした方が破損が少ない…
(ということをすっかり忘れていて足を固定するプラのフックを少し変形させてしまった)




足の金具の中の3本のビスの他に底板とツライチの3本の六角レンチネジを外す
この底板真ん中のレンチネジは意外に忘れやすいが
外し忘れたまま底板を剥がすと当然破損の原因になる
また組み立ての時はこの中央のネジだけが短いので間違えないように戻す




さらにバッテリーハウジングの中に2本横向きに
底板固定ネジがあるという御念の入った固定方法




これでネジ類は全部外れているがさらに底板を固定しているタブロッキングを一つずつ外していく
このタブロックはほぼ底板の全周にあるが背後の面のタブが強敵なので記録のために写真を残しとく




左側面のUSBなどのハードポイント周りにもタブが配置されている
これを傷をつけずに外すには細心の注意が必要でネジさえ外せば
ぱかっと取れる今のMacBook ProやMacBook Airよりはかなり根気を要する
iBookはこの強力な底板固定構造のおかげで全ラップトップ中最強の筐体強度を得た




底板を外すのに成功したら紛失防止のために
バッテリーテンションスプリング2本を確保しておく
これがすっ飛んで行って紛失するパターンも結構ありそう




次に底板のシールドを外す
ネジの位置はこの4箇所だが特に
バッテリーハウジング横の一本を忘れがち




こうしてやっと冷却ファンにコンタクトできた
ファンは4本のビスで固定されている




ファンを外して裏返しブレードと通気経路のホコリを
例によってさばき筆、面相筆などで掃除する
MacBook Proよりはかなり小ぶりなファンでこのひと世代前の
iBook G3はファンレスだったしやはり今のMacに比べると熱量も
知れているのでそんなに冷却に配慮した設計にはなっていないようだ
そのせいか経路のホコリも心配したほど詰まってはいなかった




バラしたついでにキーボードの裏のホコリも掃除する
G4からキーボードのロックは3点になった
中央のキャップスロックランプのロック解除は忘れがちなので要注意




これはあまり動作には関係しないかもしれないがキーボードに
ホコリが噛んでいるのは見ていて気持ちいいものではないので




こうしてiBook G4 Webサーバーはハード的にリフレッシュした
ついでに先日紹介したコマンドで起動画面をverboseモードに変更した


2016 年 9 月 14 日




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Macの起動時の画面をデバッグ用に変える〜verboseモードを設定するコマンド・解除コマンド・ステータス表示コマンド

Macの起動時にはグレーのリンゴのマークが表示されて、ギヤアイコンがぐるぐる回る。

Macは昔からユーザにはバックグラウンドのコードの動きを悟らせず、視覚的な効果でプログレスを理解させるというUIの考え方がある。

しかしつとに知られていることだが、MacはOS Xから独自カーネルを捨ててBSD UNIXのカーネルに積み替えた。
BSDに限らずUNIXやLinuxなどのPOSIX互換のOSはみんな起動時にCUI画面で「今何をしているのか」をリアルタイムで表示するのが普通だ。
Macだけがリンゴのマークですべてを隠しているのはとても変わっているというべきだ。

MacもBSDがベースである以上、他のUNIXと同じようにCUIの起動画面を表示することができる。

何がいいかというと、起動時のトラブルシューティングの時に何が異常かがわかりやすい。
ギヤアイコンをぐるぐると回したまま止まられるよりも、CUIで何の読み込みに失敗したとかエラーを表示してくれる方がトラブルの原因に早く到達できる。

このCUI画面で起動するのをverboseモードというが、臨時的にverboseモードで起動したい時には
コマンド+Vキー
を押しながら起動すればいい。
文字画面が出たらキーを離して、あとは起動時のプロセスを見ることができる。

verboseモードが例えば何の役に立つのかはこんな時…
MavericksになってからOSの終了/再起動に失敗する問題に対応(できたかな?)〜はたしてdaemonのタイムアウト値を変更して改善するか!?<加筆あり>


それで慣れてくるとむしろMacデフォルトのリンゴマーク+ギヤアイコンぐるぐるを見ていると逆に不安になってくる。
それよりは今は何をやっているのか、ちゃんと読み込みは進んでいるのかを表示してくれた方が安心だ。
だからパーマネントにverboseモードに設定したい。
Deeperで設定することができることは以前にも書いたが、リモートだったりバージョンの問題でこれを入れることができない場合は、Terminalのコマンドでモードを有効にすることもできる。

verboseモードを有効にするコマンドは
sudo nvram boot-args="-v"

無効にするコマンドは
sudo nvram boot-args=""

またはNVRAMをリセットするためにPRAMクリアまたは
NVRAMクリアの手順を実施する。

モードが有効になったかどうかはこのコマンドで確認できる。
nvram -p





NVRAMのパラメーターを書き換えるnvramコマンドは
root権限が必要なのでsudoまたはsuでrootになって実行する
sudo nvram boot-args="-v"でEnterするとrootのパスワードを求められる




モードが有効になったかどうかはnvram -pで確認できる
最後の行にboot-argsのオプションに-vと表示されたら有効になっている
すると何もキーを押さなくても起動画面が口絵のようなCUI画面になる




この設定はDeeperのような専用アプリを使用しても変更できる
これが使用できない事情がある場合は上記コマンドが役に立つ




家中のMac、Macで立てているサーバーすべてverboseモードにしようとしたが
TigerのiBookG4、Mac miniG4ではDeeperがバージョン的に動かない
こういう時にこのコマンドはこの古いMacでも動く


2016 年 9 月 11 日




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Cooler Controller Free
(Freeware)
OS10.10Yosemite対応 OS10.11El Capitan対応

CPU冷却ファンの回転数をメニューバーアイコンの色で表示するメニューバーアプリ。

このフリー版はCoolerController FullというUSB外付け冷却ファンのコントローラーアプリから派生した回転数表示機能だけを取り出してフリーウエアにしたもの。
詳しくはファンコントロール機能もついたシェアウエア版のCooler Control Pro for AnalystsとUSB外付け冷却ファンのコントロールについて書いた作者ページ「CoolerController Full Featured」を参照願いたい。

オリジナルはCPU温度に合わせてUSB外付け冷却ファンの回転数も制御しようという面白いプロジェクトだが、ファンの回転数まで制御するかどうかはともかくとしてファンの回転数をアイコンの色で表示してくれるのは便利かもしれない。





アプリが起動するとバックグラウンドになっている間にもメニューバーアイコンは表示している
そこから設定画面呼び出しと終了の操作ができる




設定といっても表示回転数を何分おきにリフレッシュするかの設定が一つあるだけだ




メニューバーアイコンは計測中はこんなデザイン




回転数が低い時はこんな表示




やや上がるとこんな表示




さらに上がるとこんな表示
各色のスレッショルドは固定で変更できないが60度〜70度が青、70〜75度がグレー、
75〜85度が黄色、85度以上が赤ということらしいが実際にはもっと低い設定になっている気がする
MacBook Proではちょっと設定が低すぎて、ずっと赤に張り付いている気はする


2016 年 9 月 4 日




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ReactOS導入記その2〜今度は長崎の仇を江戸で討つ?Windows7上のVMWare Playerでインストールと起動にも成功…マウス統合やネットワーク共有にも成功してなかなか…

性懲りもなく新しいOSというとムキになる私であった。

以前WindowsのNTカーネルを使用したオープンソースのWindowsクローンOS・ReactOSを紹介したが、Mac上のVMWare FusionでLiveCDの起動には成功したので気を良くして食い下がったが結局インストールに失敗してヘコんでいた話は書いた。

失敗すると成功するまで意地になってやるをなんといったっけ?
それはともかくWindows7上のVMWare Playerならサポートしている旨、ReactOSのWikiに書いてあるのを見つけていたのでそういうことならとやってみた。

Macでいろいろ試行錯誤して大激闘だったのに、Windows上ではあっさり成功した。
何が問題だったのかな…やっぱりisoファイルとかvmdkファイルとか置いている場所のファイルシステムの問題だったのだろうか。

以下インストールの手順とその成果をキャプチャーで。

できたことはインストールと起動、VMWare Toolsのインストールにも成功して画面サイズの変更、マウスの統合、ホストとのファイルのやり取り、FirefoxのインストールとWebブラウズ、Tiger VNCのインストールとリモートアクセスというところまでうまくいった。
逆にうまくいかなかったのはInternet Explorerのインストール、Website ExplorerなどのWindowsネイティブアプリのインストールなど。

これができたらWindows7のVAIOの利用価値が一段上がるところだったのだが、そういうことはやはりVirtual PCでやれということらしい。

でも開発が進んだら可能性が広がりそうでいろいろ期待が持てるOSだと感じた。

仮想環境ではなくWindows機に直にインストールすればさらにスムーズに動くのかもしれない。

今回はMacでシクったReactOSのリベンジをWindows7でということなので、さながら長崎の仇を江戸で討つ(?)





まずはOSのインストール手順は以下の通り
VMWare Playerで新規仮想マシンの作成を選択する




二つ目のインストールディスクイメージファイルを選択する




以前ダウンロードしたReactOSのインストールディスクイメージの
zipを解凍しておきそれを置いた場所を指定する




以上でインストーラの準備はできた
OSの検出ができなかったという警告が出るが気にしないで次に進む




例によってプリセットに用意されていない雑種OSなのだが
今回のReactOSはNTカーネルなので割と迷わずにMicrosoft Windowsを選択する




そのWindowsの種別を選択するがXP互換なのでXP Professionalを選択する
64bitだとネットワークが繋がらないという情報もあったので32bitの方を選択する




デフォルトだとWindowsXPという名前でインストールされて
しまうのでわかりやすいようにリネームしておく




以下はデフォルトのパラメーターで進行する
この設定は内臓ディスクにあるなら分割する設定でなくてもいいのだが
FATの外付けHDDに移動するときにコピーができなくなってしまうという配慮なんだろう




こうして基本設定はこんな感じで完了した




あと仮想マシンの設定でネットワークの設定だけ確認する
仮想マシンの場合いつもここでNATを選ぶのかブリッジを選ぶのかローカルかで迷うのだが
今回はネットワーク共有も試したいのでNATのままでいくことにした




仮想マシンを起動するとすぐにインストーラを認識した
インストーラはカーソルキーで各国言語を選べる
選択肢には日本語も入っていた




日本語を選択するとガイドも全部カタカナに
変わるのが昔のWindowsを彷彿とさせる
ここでVMWare Toolsのインストールをレコメンドされるが
ここはぐっと我慢してOSのインストールが成功してからにする
しかしToolsがないとマウスがいうこと聞かないとかいろいろ不便ではある
仮想マシンからマウスポインタを抜きたいときにはCtrl+Altキーで




これはインストールを進めるか中止するかの確認
進めるならEnterキーを叩く




以上のデバイスの選択でいいのかの最終確認
問題ないならEnterキー




インストール先のパーティションの選択
仮想マシンの場合一つしかないので迷うことはない




パーティションのボリュームをフォーマットするかどうかの確認
クイックフォーマットかフルフォーマットかの選択だがクイックで良い




以下は確認画面なのでEnterキーで進める




インストール先のディレクトリの確認
これも特に事情がないならそのままEnterキー




なんだか古色蒼然としたプログレスバーが表示される




ブートローダーのインストールの確認
これも特に事情がないならデフォルトで良い




やっとインストール成功の表示




再起動するとDOS画面で起動モードの選択ができる
通常は一番上の通常モードでEnterキー




起動するとドライブの読み込みのウイザードが現れるが
仮想環境ではどの道これは失敗する




次にセットアップウイザードが起動してくる




まずは開発の謝辞が表示されるのでありがたく次へ進ませていただく




次にロケールとキーボードの選択に進む
これも特にいじる必要はないと思う




ここからが大事でネットワークグループ上で
見えるコンピュータ名とパスワードの設定を求められる




ネットワークグループ・ドメインの設定が続く
仮想環境はとりあえずデフォルトのWORKGROUPで進める




以上のセットアップが完了したら設定の書き込みが始まる
このあと自動的に再起動する




ここでやっとOSの通常の起動画面に進む




こうしてWindows7の上でReactOSが動いているという風景に
このままではディスプレイサイズの変更もできないので操作がとても不便




そこで最初にやることはVMWare Playerの左上のメニューから
管理メニューの中のVMWare Toolsのインストールを実行する




実行するとインストーラーはDドライブにディスクイメージとしてマウントされる
この中のSETUP.EXEを実行する




幾つかのdllがインストールできないという意味合いのエラーが出るが気にしないで続行
これでディスプレイサイズの変更やホストOSとの
ファイルのやり取り、マウスの統合ができるようになる
ここらができるようにならないと何もできないので
Windows用のVMWare Toolsがほぼ使えるのはまことにありがたい
同じカーネルだから当たり前なのかもしれないが…




WindowsXP互換のOSならInternet Explorer
古いバージョンを動かしたいところだが残念ながら動くものがない
インストールできるアプリはすべてのプログラムの中にある
アプリケーションマネージャーからダウンロード・インストールできる
ここにはFirefox28とOperaが入っていた




Firefoxをインストールしたところネットにもあっさり繋がって普通にWebを表示できた
せっかくならInternet Explorer6とかの古いIEをテスト用に動かしたいところだが
どうせ普段からWindows実機ではFirefoxしか使わないのでこれで十分ともいえる




アプリケーションマネージャーの中にUltraVNCTiger VNCを見つけた
前者はインストールできなかったがTiger VNCはちゃんと動いた
キャプチャはWindows7上のVMware Player上で動くReactOSの上で
VNC経由でMacBook ProのYosemiteのリモートを取っているというややこしい図




ReactOSを入れた目的の一つはWindows UpdateをフルにかけたWindows7では
動かなくなってしまったWebsite Explorerを動かしたいということだった
クソ重いVirtual PCを忌避できればと思っていたのだが残念ながらインストールできなかった
基本はアプリケーションマネージャーに入っていないものはインストールできる可能性は低いようだ




目的のアプリは動かなかったがホストとのファイルの共有は成功した
その手順はまずVMWare PlayerPlayerメニューから管理メニューに入って
仮想マシン設定を開く




設定のオプションタブに入って共有フォルダを有効にし共有ディレクトリを追加する




共有フォルダはゲストOS、つまりこの場合はReactOSのマイネットワークに入ると見える
若干不安定だがこれでホストOSとファイルのやり取りができる

anchor

TinkerTool5
(Freeware)
OS10.9Mavericks対応 OS10.10Yosemite対応 OS10.11El Capitan対応

Macの隠し機能・設定をGUIで簡単に、そして安全に変更してMacをカスタマイズできる設定拡張アプリ。

以前にも紹介したことはあるがバージョンも5に上がって枝番はもう5.*台の後半に入ってきた。
当然El Capitanにも対応している。
その分Mountain Lion以前の古いバージョンはもうサポート外になっているので、その頃のMacにあった隠し機能が幾つか無効になっている。

全体的には増えた設定項目もあるが整理されてだんだん項目は減っていく傾向にあるようだ。
特にEl Capitanはそうだ。
詳細はこちらのページで、OS X各バージョンで何ができて、何ができるようになったか、できなくなったかの一覧が表にまとめられている。
TinkerTool: Details





起動時の「了解」タグではシステムの上書きをするような
危険なカスタマイズではないことが明記されている




前の前のリビジョンぐらいに追加されたFinderの制限されたアクセスの設定領域の項目
ここにチェックを入れると項目が表示されなくなるのでメニューをスッキリしたい時に使う
「iDiskへ移動」などの項目がなくなって「ごみ箱を空にする」などの項目が追加された




これも前の前のリビジョンくらいで追加されたがアピアランズには
メニューバー・ドックをダークモードに一発で切り替えるショートカットキーが追加された




これはTinkerToolの問題というよりもOS Xの側のAPIの変更が要因なのだが
ドックのスタックアイコンの大きさの変更とかドックの位置を
左右に寄せるとかの設定がYosemiteから無効になってしまった
無効な設定はこのようにグレーアウトしている




YosemiteまではあるがEl Capitanから無効になってしまった設定もある
例えばDisk UtilityのデバッグメニューはYosemiteでは
まだ使えているがEl Capitanでは無効になってしまった




Disk Utilityのデバッグメニューは不可視領域の可視化の設定でも表示が
できないRecoveryHDやBootボリュームなど表示して強制マウントすることもできる
いろいろ心強い機能だったのだがEl Capitanから廃止されてしまったのだから仕方がない
多分セキュリティ的な理由なのかな…


2016 年 9 月 3 日




anchor

MediaInfo
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応 OS10.10Yosemite対応 OS10.11El Capitan対応

映像ファイルのコーデック、ビットレート、生成アプリのバージョンなどの詳細情報をドロップするだけで表示してくれるアプリ。

HD化して動画のコーデックの種類というのは爆発的に増えた。
また同じコーデックでも可変ビットレートか固定ビットレートかで互換性に微妙に影響してくる。
また同じエンコードマシン、または編集ソフトでもバージョンによって互換性がなかったりする。

もう映像の世界は混乱の極みといっていいが、少しでもその手助けになるためにごろっと渡されたファイルに互換性があるかどうかの判断材料にするためにコーデックなどの情報を読み取るアプリがこれ。





使い方は簡単でMediaInfoのウインドウにクリップファイルをドロップするだけ
すぐにそのファイルの情報を表示する




例えばこれは可変ビットレートのmpeg4でHandBrakeなどで
AppleTV向けにエンコードすればこんな風になっている
ジャンルなどのメタ情報も読み込んでいる




放送現場で使われるMXFはもっと込み入った事情があるので
ビットレートが可変か固定かは互換性の重要なファクターになる
これはプロフェッショナルディスク用デッキで作成されたMXFで
固定ビットレート、ソニーのアプリケーションのバージョンが見える




こちらは同じMXFだがカノープスの編集機のバージョン表示が見える
ビットレートは可変になっていてこの違いで互換性がなくなったりする
実際にメディアサーバーに入れて再生してみれば失敗して互換性がないとかわかるのだが
でかいファイルの場合取り込みの前にわかった方がありがたいのはいうまでもない




ウインドウの左のボタンと同じ機能だが「ファイルを開く」、
「フォルダを開く」
メニューが用意されている
フォルダで開けばまとまった数パラメーターを表示できる




表示もHTML、テキスト、XMLなどのツリー表示が用意されている




HTMLで表示するとこんな感じ




テキストデータにエクスポートという説明を読んだ気がしたが
どこにもエクスポートボタンらしきものがない
テキスト表示やHTML表示の場合はこのように全選択してコピーができるので
テキストにコピペでも同じことなのだがひょっとして
このやり方を「エクスポート」といっている?




さらにHelpメニューには「既知のフォーマット」、
「既知のコーデック」などの一覧を表示するメニューも
これを見ればコーデックの種類はアホほど増加していることがわかる

anchor

Online
(Freeware)
OS10.10Yosemite対応 OS10.11El Capitan対応

インターネット接続通知を通知センターポップアップ、メニューバーアイコンなどで知らせてくれるメニューバーアプリ。

メニューバーアイコンとプルダウンの色と、通知センターのバナーのメッセージでインターネット接続が切れたり繋がったりのステータス変化を知らせてくれる。
アイコンの色は赤でインターネット切断、黄色が接続中だがアップリンクなし、緑がインターネット接続あり。
ポップアプのメッセージはさらにいくつか用意されているようだ。

WiFiなどのいつ切れたか、繋がったか把握しておきたい環境の時にはありがたい機能だと思う。





起動するとメニューバーに小さなアイコンを表示して色で接続状況を示す
プルダウンは他のアプリに切り替えてもで続けているのでデスクトップに
接続状態を表示したい時にワンクリックで引き出せて便利




インターネット接続が切れるとOfflineという表示になってアイコンも色が変わる




設定はこのギヤアイコンからで別の設定画面ではなくここのメニューに
チェックを入れるか外すかというとてもシンプルな操作系になっている
メニューバーアイコンを隠す設定にするなら起動時に
ポップアップは表示する設定にした方が良い
接続状態が変わった時に警告音もつけられる




「助けてネットが切れちゃった」という口語体の通知センターバナー




「おっとっと、インターネットが見つからない」というアップリンク切れの警告




「インターネットゲット」というメッセージ




同じ接続が切れている時でも
「ありゃ何かまずいことが起きてる?」
という表示も出たりする
メッセージは数種類用意されているようだ




「ちょうど繋がったとこ」なんだそうだ




メッセージは通知センターの履歴にも残る




履歴、ポップアップの設定はシステム環境設定通知の中に
Onlineの項目ができているのでここで表示時間や項目数など変更できる






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