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OSXのtips1-17

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
システムメンテナンスのtips

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Mavericksを10.9.4にアップデートしたらまたぞろ設定が戻ってしまった〜これMavericksのクセみたいなもんなのかな?

10.9.4のアップデートが出たので、ためらう理由も特にない…というかスリープからの復帰にバグがあったことをAppleが公式に認めてその問題に対応したバージョンだというのでさっそく当てた。

それで特に不具合らしい不具合はないのだが、いくつかの設定がデフォルトに戻ってしまっている。

まずことえりのユーザ辞書がまっ白になっている。
これは既知の問題で、iCloudの「書類とデータ」の同期が外れてしまっているからなのでこれを戻せば解決する。
ここの設定なんていじることはまずないのにアップデートの度にこの問題が起きていて、もう慣れっこになってしまった。

これはおそらくCFprefsdというシステムdaemonがprefファイル(初期設定)を書き換えられた状態からもとに戻す機能のせいで、リモートから勝手に設定を変更されるのを防ぐセキュリティなのかもしれないが、毎回アップデートの時にこれが起こっていてここまでくると立派なバグといって良いんじゃないかと思う。

他にもTrim Enablerが勝手に無効になるとか、Fraiseなどのテキストエディタの保存先が勝手にデスクトップに変わるとか、どれも深刻ではないのだが数が多いだけにちょっとイラつく。

でも多分、次のYosemiteまでこれは治らないんだろうなぁ…





もうお馴染みのこの画面
テキストを打っていてもいつもの変換候補が出てこない…どうしたのかと思い
システム環境設定「キーボード」「ユーザ辞書」をのぞくと中身まっ白…
鍛え上げたことえり変換辞書が消えてしまった…




原因はこれ
システム環境設定iCloud「書類とデータ」のチェックが外れていた
ここはなぜかアップデートの度に外れる




それを戻せばこの通りiCloudからことえりユーザ辞書は復旧できる
だから問題ないのだが毎回これが起きるのはどうにかならんのか?…




他にもTrim Enablerを開くとトリムが無効になっていたり…
これなんか気がつかないで使い続けているとSSDの消耗が
早くなってしまう筈だからこういう設定は勝手に変わらないでほしい




htmlのエディタとして愛用しているFraiseの保存先も勝手にデスクトップに変わっていたり…
どれも重篤な問題ではないから「気にするな」ということなのかもしれないが数が多いだけにどうなんだろう?



2014年7月6日








システムメンテナンスのtips

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Keychainにアクセスできないという警告でWi-Fi接続に失敗する、パスワード全滅問題が再発…今度はシステムまで巻き込んでフリーズしてくれた…解決法はやはり古典的な…

何がきっかけか分からないが、2日ほど連続起動中のMacBook Proが、なぜかメールの受信に失敗し
「メールサーバのパスワードを入力せよ」
というウインドウで停まっているので、再ログインしたところ
「キーチェーンにアクセスできない、パスワードを入力せよ」
というフォームが出現。

そのままWi-Fi接続にも失敗して
「パスワードを入力せよ」

パスワードをメモしたSimplenoteまでパスワードを要求し始めて、要するにパスワード全消失、入力無間地獄というこちらの問題が再発した。
ログオン時、Wi-Fi接続時『Keychain "System" cannot be found to store』というメッセージが出てパスワードを要求されログオンに失敗する〜このケースの対処法

この時の手順に従ってキーチェーンアクセスを起動してKeychain Fast Aidで修復を試みると修復には成功したような表示。

だがやはりWi-Fi接続にもメール受信にもいちいちパスワードを要求される…再起動しても改善せず…

何度かやっているうちにアプリが一切起動しなくなって、ついにシステムが完全フリーズ…
マウスポインタだけは動くから完全フリーズではなかったかもしれないが、強制ログアウトのショートカットキーも強制終了のキーも利かなかったので、GUI全面凍結という状態までなってしまった。

当サイトは「Mac OS Xのトラブルシューティング」を標榜しているサイトなので、さすが神様が
「mutamacがネタ枯れになっては可哀想だからネタをどんどん提供してやろう…」
と生暖かく見守ってくれているらしい。
全くトラブルのネタは尽きない。
まことにありがたいことだ。





メール受信にもWi-Fi接続にもいちいちパスワードを要求するようになってしまったMacBook Pro
前回のこの時と同じようなキーチェーンにアクセスできないというトラブルだったので
さっそくキーチェーンアクセスを起動してKeychain Fast Aidで修復
修復に成功するが…




再起動後やはり全てのアプリ、Webサービスのパスワードを要求される
挙句にシステムフリーズまで起きる重篤な状態になってしまった




Keychain Fast Aidの修復ログを見るとcom.apple.security.plistの所有権が
ユーザ(501)であるべきなのにルート(0)
になってしまっている
これの修復が何度やっても元に戻ってしまうので
~/Library/Preferences/com.apple.security.plistを削除した
これで問題は解決してパスワードは要求されなくなった
このあとこのcom.apple.security.plistは自動生成されないので
必要ないファイルだったのかもしれない



2014年7月12日








システムメンテナンスのtips

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ログオン時、Wi-Fi接続時『Keychain "System" cannot be found to store』というメッセージが出てパスワードを要求されログオンに失敗する〜このケースの対処法2

Wi-Fiのトラブルをこの数日抱えていたが、その過程で以前も遭遇したログインパスワード入力画面やWi-Fiの切り替えの度に
『Keychain "System" cannot be found to store』
というメッセージが出てKeyChainのリセットを要求されるが、結局リセットに失敗してWi-Fiの切り替えも成功しているにもかかわらず診断ツールが起動してくるという鬱陶しいトラブルが再発していた。

この問題は以前に以下の記事で取り上げている。
ログオン時、Wi-Fi接続時『Keychain "System" cannot be found to store』というメッセージが出てパスワードを要求されログオンに失敗する〜このケースの対処法

Keychainにアクセスできないという警告でWi-Fi接続に失敗する、パスワード全滅問題が再発…今度はシステムまで巻き込んでフリーズしてくれた…解決法はやはり古典的な…

最初の解決法はキーチェーンアクセスを起動してKeychain First Aidでキーチェーンのアクセス権を修復するというもの。
これは効果があったが、2回目の再発の時にはキーチェーンのアクセス権を検証しても「問題ありません」と表示されるにもかかわらず、上記の「cannot be found to store」のエラーが出続けていた。
アクセス権の修復も再起動も効果がない。

2つ目の記事では
~/Library/Preferences
の中にある
com.apple.security.plist
という設定ファイルを削除するというもの。
このファイルはその後再生成されないので、必要なのかどうかはよくわからない。

今回この問題がまた再発した。
状況的には前回と同じくWi-Fi経由VPN経由、自宅LANにアクセス中にトラブルがあって接続中のまま回線が落ちてしまって以降これが表示され続けているというきっかけ。

Keychain First Aidの修復は効果がないし、
~/Library/Preferences/com.apple.security.plist
は削除されたまま現在もない状態だ。

再発したら何をしたらいいか…
探してみるとcom.apple.security.plistはここにもあった。
/Library/Preferences/com.apple.security.plist
これを削除することで今回はエラー表示が出なくなった。

今のところこれを削除することで問題は起きていない。
再発するようならこういう方法が役に立つかも。





VPNの接続に失敗する…接続しても落ちてしまうというトラブル対処中に
またKeychainが調子悪くなってログオン画面やWi-Fiの切り替え時に
いちいちKeychainの『システム』はこのパスワードを見つけられない」
という警告を出すようになってしまった




「デフォルトにリセット」をクリックするとリセットしてもいいかという確認が出る




そしてパスワードを求められるがなぜかこのパスワードフォームには
キーボード入力できないのでアボートするしかない
そしてリセット失敗、Wi-Fi認証失敗、診断ツール起動、
診断に失敗と続くまでがセットになっている
失敗といいながら繋がっているから無視すれば良いのだがさすがに
これだけのステップを毎回やられると「無視すれば問題ない」では済まされない




Keychain First Aidをかけても「問題ありません」という結果で修復できない
前回はユーザフォルダのライブラリの中のcom.apple.security.plist
という初期設定ファイルを削除したがそのファイルは復活していない
しかしライブラリフォルダの中のPreferenceフォルダの
中にも同じcom.apple.security.plistがあった
これはドラッグでは削除できないのでデスクトップに
バックアップを取っておいて削除メニューで削除する
今回はこれでこの問題をクリアできた



2014年8月17日








システムメンテナンスのtips

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バッテリー切れでデータを失わないためにMacのハイバネートのモードを変更する・ハイバネートスリープに入るタイミング調整する〜Low Battery Saverと組み合わせてスリープ設定を調整

MacBook Pro、MacBook Airなどのモバイルを出先で使用していてバッテリー切れになる…よくある光景だ。

その時にMacはどういう振る舞いをするか?

古いMacはそのまま起きなり落ちて、そこまでの仕掛かり中だったデータで保存していないものは全部消える…という動きをしていたが、intelMacになってOS Xもどこかのバージョンからハイバネートスリープがデフォルトになった。

このハイバネートスリープ…冬眠状態ということだが、別に昔のMacでもオンラインウエアを使って有効にする方法があったのだが、今のMacは「セーフスリープ」という名称でこのハイバネートをデフォルトで実行している。


ここでこの冬眠の仕様について。
通常のスリープはスクリーンの表示を黒に落として、バックライトを消灯する、ディスクのスピンドルを止める、CPUの活動を止めるということを実行してその目的は主に「省電力」ということになる。

目的は省電力なので作業を再開する時にはすぐに復帰して欲しい。
そこで仕掛かり中のデータは物理メモリの中に保存されたままだ。
メリットは読み出しが速いのですぐに作業を再開できる。
ただし物理メモリはRAMなので、記憶は常に電源を使用して励起していないと電源が途絶えたら消えてしまう。
昔のMacはバッテリー切れになると、作業中のワープロデータなどをスパッと素っ飛ばして落ちてくれたのはこのためだ。


これに対してハイバネートはスリープに入る前に、物理メモリの中身を一旦ハードディスクのスリープイメージ領域に書き出してから電源を落とす。
書き出しが完了したらCPUもディスプレイのHDDのスピンドルも全て止める。
勿論物理メモリの励起電源も止めるので全て消える。
要するにシステムを終了したのと同じ状態になる。

このメリットはメモリ励起も含めて完全にシステムを落とすのでバッテリーを温存できる。
さらにメモリの中身はHDDに保存されているので、もし温存しても結局バッテリーが落ちてしまったとしても次回起動時に電源さえあればHDDからメモリの中身を読み出して、まさに落ちたところから続きで作業をできる。
とても安全なスリープだと言える。

デメリットはスリープに入る時、復帰する時に時間がかかることだ。
スリープに入るたび、抜けるたびにいちいちメモリをディスクに書き出し、ディスクから読み出しをするので特にモバイルの時はふたを閉めて移動とか頻繁にあるだろうから、その度に書き込み書き出しが完了するまで待っていなくてはいけないんじゃ使えない。
ましてや最近は物理メモリも1GB、2GB…8GB、16GBとどんどん大容量化しているので、書き込み・読み出しの時間だってバカにならない。


そこでMacのセーフスリープということになる。
これは通常スリープとハイバネートの良いとこ取りといえる。

スリープに入らない時にも常時スリープイメージというファイルをとっておき、そこに常時物理メモリのバックアップを取っておく。
通常はスリープに入るとすぐにディスプレイなどを落としながらメモリに仕掛かり中のデータを励起して保存しておく。
要するに通常のスリープと同じ動きをする。
バッテリーの残量が残り少なくなったら、メモリのディスクへの書き出しを始めながらがらスリープに入る。
HDDに保存しながらメモリにも通電してデータを励起しておく。
もしバッテリーがその間無くなったとしても、HDDにはバックアップがあるのでそこから作業を再開できる。

このメリットは通常スリープと同じようにスリープに入る時、抜ける時にいちいち待たされないこと。
バッテリーが残り少ない時にユーザが意識しなくてもハイバネートに切り替えてくれるので残量に神経質にならなくてもよい。
デメリットはハイバネートと比べると、スリープ後もメモリ励起のためにバッテリー電源を使うのでスリープ中にバッテリー切れになってしまう可能性があることぐらいか。

バッテリーの寿命的には安全なのは電源を完全に落とすハイバネートの方だということになるかもしれない。
本当はバッテリーの寿命を考えると過放電は避けたいので、ここまでなるまでバッテリーを使い切らない方が良い。
しかし万一そうなっても仕掛かりデータだけは安全だということだ。





ハイバネートスリープ時のメモリのバックアップはここにある
/var/vm/sleepimageという数GBのファイルがあってこれがメモリの中身を
コピーしているのだがよく見るとメモリの使用領域のサイズと合っていないことが分かる
常にリアルタイムでバックアップしているわけではなく
お手すきの時に随時バックアップを取っているという感じだ



そこでスリープの仕様を一通り説明したところでやっと本題だ。

このスリープのモードは変更できる。
さらにハイバネートスリープに入るタイミングも調整できる。

そんなことをする必要があるシチュエーションなのだが、上記の解説の通りバッテリー切れでデータがすっ飛ぶのが怖いか、メモリ励起中にバッテリー切れになってバッテリーの過放電が怖いか…という選択がある。

バッテリー切れでデータがすっ飛ぶなんてそうしょっちゅうあることじゃないし、ギリギリまでバッテリーを酷使してバッテリーの寿命が短くなる方がいやだ…という考え方も当然ある。

あるいはsleepimageで数GBディスク容量を常時取られているのはいやだ…バッテリー切れまで使い切ることなんて滅多にないので通常スリープのみにしたいという考え方もあるだろう。

前者のバッテリーの寿命を優先したいという場合は、セーフスリープをハイバネート(ディープスリープ)に切り替えることができる。
あるいはデフォルトよりもバッテリの残り残量がまだ余裕があるうちにスリープに落ちるようにタイミング設定をするということが考えられる。

後者のデータ保護やバッテリー保護よりもディスクスペースを優先したい場合は、ハイバネートを止めて通常スリープしかしない設定に切り替えるということも考えられる。
MacBook Proなどのモバイルを結局机のうえに固定して、デスクトップパソコンのようにして使っている人も多い。
常時電源は刺さっているのでバッテリー切れの心配なんかしなくて良いという場合は、通常スリープだけに切り替えてもいい。


またこれはバッテリーを交換する前に私のMacBook Proで起こっていたことだが、Macはセーフスリープでバッテリー切れで落ちてもデータを保護してくれる筈なのに、実際は電源を復活させてみると、データが消えてしまっているというケース。

この場合は下記のLow Battery Saverでハイバネートに入るタイミングを調整できる。


とりあえず、まずスリープのモードを変更するTerminalコマンドを紹介する。



まずデフォルトのスリープ設定を確認する
Terminalを起動してpmset -gとコマンドを打つ
パワーマネージャーの設定を確認することができる
hibernatemodeの項目が0になっている時は通常スリープのみの設定
1になっている時はディープスリープのみの設定、3がデフォルトでセーフスリープ




この設定を通常スリープのみに変更したい時には以下のコマンドをEnterする
sudo pmset -a hibernatemode 0
pmset -gするとhibernatemodeの項目が0に変わっているのを確認できる
これでハイバネートなしの通常スリープのみに設定変更された
元に戻したい時にはsudo pmset -a hibernatemode 3と打つ
ディープスリープのみにしたい時にはsudo pmset -a hibernatemode 1




セーフスリープの時にバッテリー切れの何分前にスリープに入るかという設定は不明
以前のOS Xにはautopoweroffdelayという項目があったがこれはスリープ後何分後に
ディープスリープに入るかという設定だったしMavericksではこの項目もなくなっている
感触ではデフォルトでバッテリー切れの数分前という感じがしている
なおこのキャプチャは上はAC電源時にpmset -g、下はバッテリー駆動時にpmset -gを実行
表示している項目やパラメーターが微妙に違うのが分かる



コマンドでスリープモードを変更できるのを確認できたら、次はディープスリープに入るタイミングを設定する。


anchor

Low Battery Saver
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応OS10.7Lion対応OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応

セーフスリープに入るタイミングを調整、またその直前に警告を出したり任意のバッテリー残量で残量警告を出したりの設定ができるメニューバーアプリ。

リチウムインフォバッテリーは、その残量をほぼ正確に表示できるのだが数年使っているとその表示に誤差が出てくる。
バッテリ残時間20分と出ているのにいきなり電源が落ちたりする。

こうなると仕掛かり中のデータも消えるしバッテリーも結局過放電でさらに容量が失われる。
私のMacBook Proの先代のバッテリーは、末期の頃こうしてどんどん充電容量を失っていき最終的には40分も保たないところまで消耗していた。
しかも残時間があるのに毎回突然落ちて仕掛かり中のデータも消えるだけでなく内蔵ディスクにもストレスをかけてしまう。

こういう場合は残時間20分前までは保つことを確認しているのだから、ハイバネーションに入るタイミングを20分前に設定すればいい。(デフォルトは多分数分前)

この設定はLow Battery Saverで変更する。
こういうアプリをバッテリーを交換する前に知っていれば、もう少し先代のバッテリーを延命できたのに…とは思う。





Low Battery Saverを初回起動すると「ログイン時に起動するか?」と訊いてくる
これは「今は設定しない」を選んでもあとで変更できるので任意で




Low Battery Saverはメニューバーアプリとして常駐する
メニューバーアイコンのプルダウンで設定画面に入れる




設定項目はバッテリ残時間が何分になったらセーフスリープに入るか
その時に何秒警告画面を出すか、それとは別にローバッテリーの警告を
残時間何分の時に出すかなどの設定がある




寝落ちしてキャプチャを取り損ねたので作者サイトから
借りてきたキャプチャだがハイバネートスリープに入る前にこんな警告を出す



Low Battery Saverを使って早めにハイバネートスリープに入る設定にしておけば、バッテリーの残時間を確保できるのでスリープ中にバッテリー切れになってバッテリーを過放電にする可能性も低くなる。
そうするとバッテリーの容量消耗をいくらか遅らせることができる筈だ。

Low Battery Saverを入れなくてもデフォルトの設定で、バッテリー切れの時に仕掛かり中のデータを守ることはできると思うが、このアプリを入れておくことでデフォルトよりも早くスリープに落ちる設定にするわけだから見かけのバッテリー持続時間は少なくなるが、寿命は延ばせるということだ。
このアプリの本当のメリットはそこらだと思う。




2014年7月13日








システムメンテナンスのtips

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iOS8にアップデートしたらiPhoneがWi-Fiで同期できなくなってしまった〜その解決法

iPhoneをiOS8にアップデートしたら、MacのiTunesで認識しなくなって無線同期ができなくなった。

USBでつなげばちゃんと認識する。
その状態ならアップデートも同期もできる。
しかしUSBケーブルを抜くとWi-Fiが繋がっているにもかかわらず、iTunesにマウントしない。
Wi-Fiで同期する設定にはなっている筈だが、同期できない。

この場合の対処法は、こちらにあった。
iTunes 10.5 and later : iTunes Wi-Fi 同期に関するトラブルシューティング

手順はきわめて簡単だった。
1)iTunesを再起動する
2)起動したら次にiPhoneを再起動する

以上の手順でiPhone、iPadを認識できなくなったMacBook ProとMac miniの問題が解決した。

同じ症状を経験している人は参考にされたし。





iTunesを11にアップしてiPhone、iPadをiOS8にアップデートしたところ
iTunesのここにあるべきペアリングしたiPhone、iPadが見えなくなった
当然無線で同期もできなくなってしまった




この問題は上記の通りiTunesとiPhone、iPadを再起動することで解決した
iOSデバイスをアップデートしたなりではWi-Fi接続できない問題があるらしい



2014年10月6日



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iOS8にアップデートしたらiPhoneがWi-Fiで同期できなくなってしまった〜その解決法2〜とりあえずiCloudバックアップをやめてみる

iPhoneをiOS8にアップデートしたら、MacのiTunesで認識しなくなって無線同期ができなくなった。

iPhoneやiPadをiOS8にアップデートして以来、iTunesとWi-Fi経由で同期しない問題の解決法を前回書いた。
iOS8にアップデートしたらiPhoneがWi-Fiで同期できなくなってしまった〜その解決法

上記の方法でWi-Fi経由で全く繋がらなくなっていたiPhone、iPadはとりあえずiTunesに認識されてマウントするようにはなった。
ところがその状態で同期しようとしても毎回同期に失敗する。

しばらく目を離していると、「通信が途切れたために同期に失敗しました」という意味合いの表示が出て再検索をかけるがまたiPhoneが見えなくなってしまう。
iPhoneを認識させるために再起動する。
するとマウントするが、また同期に失敗しiPhoneを再起動し…
この無限ループにはまっていた。

「iCloudのドライブが容量不足のためバックアップに失敗した」
という意味合いのエラーも表示されるのでシステム環境設定のiCloudのドライブ管理画面に入ってみると5GBのフリーバージョンのドライブは空き容量780MBで、ほぼ枯渇しかけている。 最近は写真の共有にも使っていないので、枯渇するほど容量を喰う筈がないのだが…と覗いてみるとなんとiPhoneのバックアップでほとんどの容量を喰っている。

iPhoneの中身は前とそんなに変わらない筈だが、iOS8になってからバックアップを取る領域が拡大されたのかデフォルトの5GBでは足りなくなっていた。
このためにiCloudへのiPhoneのバックアップに失敗していた。

iPhoneがiTunesと同期に失敗する問題は、この容量不足によるバックアップの失敗のせいなのか、それともYosemite対応のiCloud Driveの仕様変更のせいなのかは不明だがどのみちこのiCloudもWi-Fi同期をジャマしているようだ。

とりあえずiPhoneのバックアップ先のiCloudをやめてMacのローカルにバックアップをする設定にした。
これはこれで便利な機能だったけど、バックアップがローカルにあるからって困ることもない。





「iCloudの容量がほとんど残っていないためバックアップに失敗」という表示がMacでもWindowsでも出ていた
その原因がこれiOS8にしてからバックアップがiCloudのストレージを占拠してしかもまだ未完了になっている
これはジャマなので下の削除ボタンで削除した




iTunesのiPhone同期の設定に入って同期先をCloudからローカルディスクに変更した




バックアップが完了したのでバックアップサイズを確認した
バックアップの場所はiTunesの設定のデバイスの中のバックアップリストを右クリックしてFinderで表示できる




バックアップは~/Library/Application Support/MobileSync/Backupの中の任意の16進数番号のフォルダにある
そのサイズを「情報を見る」で確認した結果5.89GBもあった
以前はiCloudにバックアップがとれていたのにiOS8にして2GBもバックアップがデカくなった




以上の手順を踏んでからまたiTunesとiPhoneの再起動を実施
iCloudストレージをカラにしたおかげかバックアップ先をローカルに
したおかげかは不明だがWi-Fi経由で同期ができるようになった
これでもHDビデオなどがあるとやはりセッションが切れてしまうがそういうものを片付ければ動き始めた




しかしそれでもまだ不安定で数回に1回は失敗する感じ
新規でHDビデオを同期する時はやはりUSBでつながないといけない
これもiOS8のバグということか…



2014年10月11日



anchor

Yosemite続報〜iOS8にアップデートしたらiPhoneがWi-Fiで同期できない問題の解決法3〜結局アップデートが決め手やね〜Finderの重さが辛い…ことえり廃止に伴うキーマッピングの変更について

iOS8にiPhoneをアップデートして以来iPhoneがWi-Fi同期できなくなっていた。
以前ここでその対応策を何回か取り上げた。
iOS8にアップデートしたらiPhoneがWi-Fiで同期できなくなってしまった〜その解決法

iOS8にアップデートしたらiPhoneがWi-Fiで同期できなくなってしまった〜その解決法2〜とりあえずiCloudバックアップをやめてみる

いろいろやってみたが、結局毎回iPhoneを再起動しないといけないとか決め手になる改善策は見つからなかった。 というかYosemiteにアップデートする予定がない人は、iPhoneやiPadをiOS8にアップデートしてはいけないというのが結論だ。

実際のところYosemiteをインストールしてもまだこのWi-Fi同期の不具合は改善されなかったので大いに失望したのだが、結局iOSを8.1にアップデートしたところで概ね問題は解決した。
リリースしながら直していく…Appleも肝が据わってきたなw





iTunesを起動してもiPhoneを認識しないという問題はYosemiteをインストールするだけでは解決しなかった
iOS8.1アップデートでやっと解決した
以前iPhone再起動で改善すると書いたがその後また再発するので毎回再起動しないといけなくなる
結局Yosemiteインストールの予定がない人はiOSも7のままで使えということになるかも…




iCloudのバックアップが5GBのデフォでは容量不足でバックアップが
止まってしまいこれも同期の障害になっていたのはバグだったのかもしれない
iCloudバックアップを復活させたら今度は警告の黄色になっているがバックアップ自体は完了した



そのほかYosemiteインストールの雑感を。

Mountain Lion移行後どんどん重くなってくるFinderがYosemiteで改善されるかという期待は残念ながら裏切られた。
Yosemiteになっても相変わらずFinderは重い。

特に以前も取り上げたが、弊サイトを置いているMacServerさんのWebサーバにアップロードする時とか、出先から自宅のサーバにVPNでつないでファイルをアップロードする時とかは絶望的に遅い。
旧OSでは今でもサクサクアップロードできるのでサーバ側の問題ではない。

ドライブをマウントしてもいつまで経ってもファイルリストが表示されないし…
随分待たされてリストを表示したのでアップロードしたいファイルをドロップしてもいつまでも「コピーの準備中」の表示のまま数十分…
やっとアップロードが始まったと思ったら途中で止まって結局Finderを強制終了して最初からやり直しとか…
もうこういうネットワークドライブに対するファイル操作に関しては全く使い物にならなくなった。

ローカルのディレクトリを表示するのもいちいちデイジーギヤがぐるぐる回って待たされる。

歳を取ったせいか最近気が短くなった。

このデイジーギヤグルグルを見るとすぐに
「もう、いい!」
と強制終了してターミナルを起動するようになってしまった。

マウントされているネットワークドライブに対するアップロードはcpコマンドでサクサクできることを以前取り上げた。
WebDAVやVPN、AFPのサーバーにファイルをアプロードする時に知っておくと便利なcpコマンドの使い方

最近ネットワークドライブだけでなくローカルなファイル移動もターミナルでやるようになってきた。
そのうちFinderは要らなくなるかもしれない。

こんなクソ重いファイルブラウザいらねーやw





最近弊サイトの更新が辛い…それはネタがないとかじゃなくて
記事を書き終わった後アップロードに異常に時間がかかるためだ
ネットワークドライブをマウントしても中身が見えるのに数分〜下手をすると数十分…
デイジーギヤが回転するのを眺めつつ待ち続けてやっと見えたらファイルをドロップしても
コピーの準備に数分…アップロードが始まらない場合もあり…
Finderを再起動して最初から…という無限ループにはまっている




結局ターミナルを起動してcpコマンドでファイルのコピー、移動、アップロードもやってしまう…
最近ローカルのディレクトリのファイルの移動もターミナルで やるようになってきた
そのうち本当にFinderは必要なくなるかも…
素早く一覧を把握できるのがGUIのメリットなんだからよろしく頼みますよAppleさん…



『ことえり終了のお知らせ…
ことえりローカルルールのキーボードマッピングに慣れてしまった私はどうしたらいいのか…』

ことえりではラ行の入力にRA、RI、RU、RE、ROだけでなくLA、LI、LU、LE、LOも使える。
これはことえりのローカルルールでWindowsのキーボードもJISのキーボードももLは小文字の入力に割り当てられている。

しかし漢字Talk以来ことえりのラ行変換にすっかり指が慣れてしまっている私はどうしたらいいのか…
もう歳なんだからいい加減新しいことを覚える気ないし…あと10年もしたらMacいじりなんかやめて盆栽いじりのリア充になるんだから…

などととボヤいたらBBSに『さくら』さんから情報を頂いた。
『System/Library/Input Methods/JapaneseIM.app/Contents/Resourcesにある RomajiRule_Default.txtの la li lu le lo を
同じところにある RomajiRule_Kotoeri.txt の la li lu le lo の記述と同じにすれば大丈夫かと思います。』

これは良いことを聞いた…
と試してみたが結論から言うとこれはうまくいかなかった。
単体でラ行変換だけだったらうまくいくのだが、続けて変換しようとするとやはり小文字入力になってしまう。

しかし教えていただいたRomajiRuleテキストにちゃんとことえりルールが残されていることを知ったのは収穫だった。
ということはこれをアクティブにする方法もあるはずだ。

そのうち探してみよう。





頂いた情報によるとIMの実体は/System/Library/Input Methods/JapaneseIM.appでこの中にルールがあるという
右クリックでパッケージの内容を表示で開いてみると…




ありましたよありましたよ…RomajiRule_DefaultとRomajiRule_Kotoeriというルールを書いたテキストが…




比較すると確かにLを使った振る舞いが書かれている




そこでこのデフォルトの方のラ行のルールをことえりルールの方からコピペして書き換えてみる




システムファイルなので書き換えはもちろんroot権限を要する




すると確かにLALILULEROでラ行の入力ができそうな感じだが…




「かんりょう」とLを使って入力するとこの結果…
なかなかこの問題は単純ではないようだ…




ルールファイルを名前を変えて入れ替えることも考えたが
コピーを作るとACLがかかっていることに気がついた
システムファイルだから当然ともいえるが…
以前ACLがかかったファイルを書き換えて大変な目にあったことがあるのでさすがにこれは断念した



ということでことえりルール復活作戦は現在のところ頓挫中だが、そのうち真剣に考えてみる。
確かこういうのを切り替えるオンラインウエアを見かけた気もするし…

ていうかLキーはラ行入力ではなく、小文字入力に使うのが日本語キーボードのデファクトスタンダードなんだからいい加減慣れろよ…というツッコミは 聞こえない…あーあーきこえない (∩ ゚д゚)




2014年10月26日








システムメンテナンスのtips

anchor

OS X 10.10Yosemiteをインストールしてみた〜思った以上に前OSと互換性があるので使えないアプリもほとんどなく懸念材料の大部分は解消された〜Safariの表示が遅い…などの解決法

さてこれである。

世間はOX10.10のインスコ祭りになっているが、私はしばらく様子見で…ということをいつもなら決め込むところだが今回は解禁初日にダウンロードして週末にインストール、使えるアプリ・使えないアプリのチェック、問題の対応など世間並みのヒトバシラーのようなことをやっている。

いろいろ気になっていることの情報を事前に集めていたので、ほぼ問題なさそうだという確信があったからだし、バギーなMavericksにちょっと嫌気がさしていたということもある。

入れてみておおむね良好なのだが幾つか問題点もあったので、その対応法も合わせてメモしておく。





そのダウンロードは10時間と出ていたが実際には8時間程度でできると思われる
私の回線環境が高速ではないのでなんとも言えないが
今のところこの速度はサーバ側の制約のように思う
ダウンロードが済んだらすぐにインストーラが立ち上がる




数分のディスクイメージマウントの後再起動がかかり「残り18分」と表示が出る
「おお、さすがYosemite!たった18分でインストールできるのか!OS9より速いではないか!」
と思ったがそんなわけがない…長い18分だった




途中こんなのも出たりするがくじけるな!
何度でもチャレンジだ!…




ということでやっと辿り着いた10.10Yosemiteの「このMacについて」の画面
ついにリビジョン番号も二桁になったOS X




そしてディスク容量も微妙に節約してくれるエコな(?)OSでもある
これも余計な装飾を省いたエコなインターフェイスのおかげか…




懸念材料の一つは擬似Fusionドライブに換装していたMacBook Proでも
動くかという問題でここを一番慎重に情報収集していた
問題ないとの結論を得たので今回珍しく解禁初日のヒトバシラーとなった
プレビューバージョンではTrim Enablerで問題を起こすという情報もあったが…




Onにして再起動後Trim Enablerのパッチも問題なくアクティブになった
自作FusionDriveユーザも心配しないでアップデートできると思う




ほとんどのアプリは問題なく動いているがAPI依存度が
大きいLittle Snitchのようなアプリはアップデートが必要だった
とりあえずアンインストールしてこの件あとで対処する




PhotoshopのようなAdobe製品はJavaRuntimeのインストールを要求される




そのAdobeのPhotoshopだがOSの上書きアップデートであるにもかかわらず
「ライセンシングが動作していません エラーコード150:30」という警告が出て起動できなくなった
Time Machineなどで全域を復元するとよく出るエラーだが上書きインストールでなぜこれが出るのかは不明
ライセンシング復元手順はことごとく失敗したので再インストールしかないと思う
この件もあとで対処する




もうひとつ残念だったことはYosemiteでついにApplejackが使えなくなってしまったことだ
インストールしなおしてもパスが通っていないのでシングルユーザモードで使えない
これは後で触れるbashの仕様変更のためと思われる




インストールしたなりのデスクトップの様子
フォルダアイコン、ボリュームアイコンなどのシステムアイコンがかなりイメージが変わった
フォルダのエイリアスはオリジナルアイコンが消えて全てデフォのフォルダアイコンに変わってしまった
エイリアスを作り直すことで元に戻る
それとcDockが動かなくなってしまったので透明ドックがデフォルトに戻ってしまった
これは対応バージョンを待つしかない




またバッテリの残量監視アプリとして
便利に使っていたBattery Time Remainingも表示できなくなってしまった
以前使っていたSlimBatteryMonitorに戻した




Yosemiteでは日本語入力アシスタントのことえりが廃止されるという噂は事実だった…
といってもことえりの辞書は引き継がれるし見た目はほとんど変わらないのでユーザには影響は少ない




「ことえり」という名称が消え日本語入力メソードの選択が「日本語・ひらがな」になってしまった
変わったのは名称だけではない…Lでラ行の入力ができたことえりのローカルルールが廃止され
Lはぁぃぅぇぉなどのかな小文字の入力用になってしまった
Windowsから来た人はこの方が慣れているだろうから問題ないが私のようにOS8時代から
このことえりローカルルールに慣れてしまった人は当分タイプミスに悩まされるに違いない




これはYosemiteの問題というよりMavericksから続く問題をYosemiteも引きずってるいるという感じだが
Safariの表示が異常に遅くまた読み込みを完了しないと
表示が真っ白のままで虹色ボールが回り続けて操作を受け付けないという問題がある
特にGoogle検索ページやはてななどのWebアプリページで表示の遅さが際立っている
この問題の解決法を…




システム環境設定ネットワークに入ってイーサネット詳細の中の
TCP/IPに入ってIPv6の設定を一旦自動からリンクローカルに切り替えてSafariを起動終了後自動に戻す
 




Wi-Fiなど他のインターフェイスでも接続する場合はそれぞれこの操作を繰り返す
これでSafariの表示が速くなるはずだ




Safariで表示中の特定のページの表示がかなりCPUパワーを食っている場合がある
これが出続ける間は上記の操作を繰り返すことで解消できるはず…
ていうかこのIPv6周りのゴタゴタはもういい加減にしてほしい




変換候補のタブ小窓が消えなくなったりなかなかグダグダな感じだ
これはシステムの再起動をしないと消せなかった




そうはいってもいま使用している大部分のアプリは問題なく動く
これも懸念していたVPN Activatorで設定するとvpndが起動してくるのも確認
これでVPNサーバのMac miniも安心してYosemiteにアップできる




cDockで透明化していたドックはYosemiteでデフォルトに戻ってしまった
この白いドックが嫌いなんだなぁ…




と思ったらシステムにドックのスキンを変える設定があった
システム環境設定一般の中にメニューバーとドックを暗くするという設定が新設された




やたっ!これでドックをスモークガラス風の黒にできる!
これでアイコンの視認性が上がってドックを小さいままで運用できるはず…




ところがメニューバーも黒くなってしまいモノクロアイコンがすべて見えなくなってしまった
メニューバーのモノクロアイコンはAppleの推奨じゃなかったんだろうか?
これって立派なチョンボだよね…ということで泣きながらこの設定は元に戻した
ドックだけ黒くできればよかったんだけど…




一番痛かったのはこのサイトの更新に主に使用しているFraise
ファイルを読み込ませると100%落ちるようになってしまったこと
このテキストエディタ気に入ってたんだけどもうGitでもメンテナンスされていないようだし仕方がない
いまのところ一番使用感が似ているCotEditorで問題なく更新できてるし…




私の場合こちらの方法でURIからターミナルを自動起動して
悪意あるコードを実行されるのを防ぐTipsを設定している
これはbashrcの追記でユーザアカウントだけでなくシングルユーザモードでも表示されていた
この設定が当然ながらYosemiteでも引き継がれている




ところがYosemiteからbashrcに追記してもこれがシングルユーザモードで表示されなくなった
どうやらアカウントのbashとシングルユーザモードのbashは環境ファイルのパスも分ける変更がされたらしい
例の大規模なbashの脆弱性の問題と関係があるのかないのかセキュリティが強化されたということらしい
このため従来のコマンドサーチパスが無効になってしまいついにAppleJackも動かなくなってしまった
頼りになるコマンドだったのに残念だがもうそういうものは必要なくなったと思いたい
プロジェクトサイトを確認したがAppleJackももうメンテされていないようなので諦めるしかない



2014年10月19日



anchor

OS10.10 YosemiteをインストールしたらCS4のPhotoshopIllustratorが「ライセンシングが動作していません:エラー150:30」が出て起動できなくなった件の対処法

先日MacBook ProのOSをYosemiteにアップデートしたところ、PhotoshopIllustratorが動かなくなった件を書いた。

このメッセージが
「この製品のライセンシングが動作していません
エラー150:30」

というほとんど意味不明なものだった。

このライセンシング異常はディスクを初期化して、Time Machineなどから環境を復元した時にPhotoshopなどを起動するとよく出るメッセージだ。

今回はYosemiteは新規インストールではなくMavericksで動いていたボリュームに上書きインストールしただけなのだが、それでなぜライセンシングのエラーが出ているのかはよくわからない。
アクセス権の修復などのライセンシング異常の時の通常の対策は全て失敗した。
Adobeのサイトにも、そういう場合の最終手段はPhotoshopIllustratorの再インストール…と書いてある。

Time Machineからボリューム修復した時の経験則を頼りに、おそらくそれで解決するだろうと信じてインストールを開始。

しかし数回失敗した。
その顛末は以下。





Yosemiteインストールは順調に進行したのでちょっと浮かれていたのだが
Photoshopを起動しようとした時に出たこのエラーメッセージでちょっとへこんだ
しかも修復の手順を一通り試したが失敗…
ここは経験則に則って再インストールしかない…




ということでCS4のインストールを開始したのだがこのインストールに数回失敗した




インストールが途中で止まってしまう
いつもAdobe Airのところで止まってしまうのでインストの項目のチェックを外した




今度は順調に進んだかに見えたが最後に止まってしまう
Adobe Media Playerのところで止まるようなのでこのチェックも外した




これでやっと動くようになった
ただ上記モジュールのエラーは出るのでYosemiteインストール後CS4の動きが
一部おかしいという情報もあるのでその原因がこれらのRunTimeやモジュールの
互換性の問題かもしれないと感じた
詳細はまだ未検証




同じくインストーラのチェックを外してIllustratorもインストールに成功




こちらもいろいろメッセージを出しながら動作はしている



2014年10月20日



anchor

Yosemiteインストールメディアを作ってMac miniもアップデート〜にしたらVPNサーバが自動起動できなくなった〜打つ手なし・゚・(つД`)・゚・

先日MacBook ProをMavericksからYosemiteにアップデートして、使えなくなったアプリもほとんどないし概ね良好なんじゃないかと思い自宅機Mac miniもYosemiteにアップデートした。

今回は上書きインストールではなくOSをクリーンインストールしたかったので以下の手順を実施した。

1)先日Mac mini内蔵に失敗した東芝のSSHDを外付けハードディスク用の外付けハードディスクケースを購入しエマージェンシーディスク兼Yosemiteインストールメディアに転用
2)20GBと980GBにパーティション切り
3)このディスクをMac miniにUSB接続し20GBの方にYosemiteインストールアプリの中のインストーライメージ本体をコピーしてインストールメディアにする(この手順は後に詳述)
4)980GBの方に一発Mac miniのバックアップをTime Machineで取っておく
5)システムインストールが完了したら移行アシスタントの指示に従ってTime Machine から復元を選択して外付けハードディスクからユーザ情報を復元
無事Yosemiteクリーンインストールができました…お疲れ様でした。


という手順で進行する。

インストールメディアは各所で取り上げられているように、8GB以上の容量があるUSBメモリスティックなどでも構わない。
私の場合、先日も取り上げた東芝SSHDが連続して故障した問題で、使い道がない1TBのハードディスクが2個転がっているので、これを有効活用しよう・且つ1TBの残りのところにCarbon Copy ClonerもしくはTime Machineでバックアップを取ればワンストップのディスク一つで新規インストールとユーザ環境復元ができると考えてこれを使うことにした。

実際800GB前後のデータを溜め込んでいる…しかもサーバ用途も兼用の4人のユーザアカウントを持ったマルチユーザ機のインストールと環境復元が、インストールメディアの差し替えなどもなしに数回クリックしただけでほぼ1日でできてしまう…すごい時代になったものだと思う。





東芝のハイブリッドディスクはMac miniにつなぐと70日で故障する問題が3回連続して発生した
この修理品が手元に戻ってきていたがMacBook ProはもうFusionDrive化しているので必要ないし
結局使い道がない1TBディスクが二つ転がっている状態だった
そこでUSB3.0対応の外付けハードディスクケースを買ってきて
緊急用の起動ディスク兼インストールメディアにすることにした
このケースだがアルマイト削り出しの立派なケースだが900円といういい時代になったものだと思う




このディスクをパーティション切りしてインストールメディアにする
Yosemiteも8GB以上の容量があれば問題ないそうだがなんせ1TBディスクだ
剛毅に20GBおごってあげることにする(意味ない?w)
GUIDパーティションで2つに切って下の適用ボタンでパー切り




パーティション切りが完了したらパーティションマップが
GUIDパーティションテーブルになっていることを確認(ここ大事)




すでにYosemiteインストールアプリのダウンロードが完了していることが前提
アプリケーションフォルダの中にあるOS X Yosemiteインストール.app
のパッケージの中のInstallESD.dmgというディスクイメージの中身をメディアにコピーする
そのコマンドはアプリの中にcreateinstallmediaという名称で用意されているので
それを起動するコマンドをターミナルに以下のように入力する
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/
(インストールするボリュームの名前) --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app --nointeraction





と、ここでなぜか失敗する
コマンドの打ち間違いかと思い何度もトライするが原因は違った
MavericksのMac miniでやるとうまくいったのでMavericksでないとダメというオチかもしれない
しかしこのインストールアプリ一度バックアップにコピーしてアプリケーションフォルダに
戻したものなのでライセンスコントロールのために失敗したのかもしれない
そうだとするとアプリのバックアップは意味がないのだがなんとなく後者が正解な気がする




App StoreからダウンロードしたアプリそのままのMac mini環境で
同じコマンドをターミナルに打ったらあっさり成功した
成功したらこのようにプログレスを表示するのですぐわかる




こうしてインストーラが立ち上がってくるのを確認
さらにこのディスクがBootableである事もシステム環境設定で確認したら一旦インストーラを止める




パーティションを切った残りの980GBの領域にMac miniの全アカウントのバックアップを取る
私はTime Machineを使ったがCarbon Copy Clonerなんかもありだと思う




バックアップが完了したらインストール開始
以下の手順は先日紹介したのとあまり変わらないがインストーラから起動したら
すぐに「続ける」ボタンを押さないでメニューバーのユーティリティーから
ディスクユーティリティーを起動して内臓ディスクを初期化する
これで晴れて新規インストールになるのでインストール完了後
Time Machineから環境を移行するか?」と聞いてくる
あとはインストーラの指示に従って進行すればいい




さてYosemiteインストール後気になっていることを幾つか…
まずVPN経由で画面共有でMac mini自身を取ろうとするとこういう警告が出て失敗する
以前からたまに出ていたもので何度かトライすれば繋がっていたのだがYosemite移行以来一度も接続に成功しない
あまり使わない組み合わせなのでVNC接続に失敗しても運用上は問題ないのだがなんとなく気分が悪い




こちらは「なんとなく気分が悪い」では済まない問題
先日VPN ActivatorでVPNサーバがアクティブになるのを確認したと書いたが
確かにアクティブになるのだが再起動するとvpndが自動起動しなくなってしまった
VPN ActivatorをONにすれば再起動なしにこの通りVPNは開始するが…




再起動後このようにvpndは起動しなくなった
サーバーの要件としては再起動後必要なサービスは人の手に寄らずに自動起動しないといけないはずだ
その都度VPN ActivatorでアクティベートしてやればVPNサーバ機能は
問題なく使えるのだがもし外から再起動なんかしたらおしまいということだ
家族と共有機なので誰かが再起動してもやはりシューリョーということになる




このVPNサービスの本体のvpndは/usr/sbin/の中にある




このスタートアップのアクセス権が変わったのかもしれないと思いそれを修正するコマンドを試した
がやはり起動時に起動してこない




パスはちゃんと通っているようでvpndとコマンドを打っただけでちゃんとプロセスは起動してくる
Yosemiteになってこの/usr周りのアクセス権が色々変更されたようで
/usr/local/binを退避させるとインストール時間が短縮できるよ」というTipsが流布したが
これをを実行した一部のユーザがインストール後二度と起動できなくなってしまい
泣く泣く内臓ディスクを消去したという話も聞く
vpndも使いたいならOS X Serverを買えということなのかもしれない…



このVPNサービスの問題だが/usrフォルダ周りのバイナリの起動に関してYosemiteは色々バグを持っているようだ。
これはその影響なのかOS X Serverを購入していないユーザにはUNIXサーバ機能は原則使わせないというライセンスコントロールの締め付けなのか今のところわからないのだが、いろいろ試してみたが現状打つ手がない。

VPNに限らず幾つかのサービスがYosemiteから動かなくなってしまったようで、サーバとしてMacを使っている人には結構泣きなアップデートなのかもしれない。

今後のアップデートで改善されないのなら、またぞろPowerPCのMac miniを出してきてVPNサーバを切り離す手順を検討することになると思う。
もしくはMavericksへのバージョンダウンも視野に入れないといけないかもしれない。
問題はVPN ActivatorがSnowLeopard以上でないと動かないのでどうやってアクティベートするかという点だが…

たった2000円のサーバOSなんだから、OS X Serverを買えば簡単に解決できるんだけど、折角ここまで自力でやってきたのにいまさらサーバOSを購入するというのもなんがか負けのような気がして…





以下余談
Yosemiteになってひとつ気が付いたことだが起動時Swapファイルがゼロになる
バーチャルメモリに書き出していない時もMavericksではいきなり1GBのSwapを確保していたが
Yosemiteは必要になるまでSwapを作らないという本来の動きに戻ったようだ
少しめでたい



2014年10月25日








システムメンテナンスのtips

anchor

Yosemiteやめました〜ただしVPNサーバについてだけど…使えない仕様になっているので自宅Mac miniはMavericksにデグレードした

OS XのYosemiteをほぼ発表と同時にダウンロード開始して、数日もしないうちにインストールも完了して、細かいところで問題は多々あるものの、概ね良好で以前のアプリなどの互換性も予想より良いのでMacBook Proで使い続けることに決めた。
VPN Activatorもちゃんと動いて、vpndがちゃんと起動することも確認したので、兼用VPNサーバとして使っている自宅のMac miniも安心してYosemiteにアップグレードした。

ところがこの自宅サーバをYosemiteにあげた途端VPNがほぼ使えなくなってしまった。

原因はいくつかある。
vpndの振る舞い自体がYosemiteではなぜか不安定なように思う。
一度接続が切れたりすると、次から再起動しないとvpndが反応しなくなる。
しかし再起動後なぜかvpndが自動で起動しない。

VPN Activatorはまさにこのdaemonをログイン時に自動起動させるスクリプトをアプリ化したソフトだったはずなのだが、どうもそこらの仕様がYosemiteで変わってしまったようだ。
daemonを自動起動する仕組みはこちらのQiitaに詳細な解説が書いてある。
OSX - OS X で起動時に任意のコマンドを実行する - Qiita

このコマンドの代わりにvpndを起動して常駐させるわけだが、原理は同じだ。
vpndは/usr/sbin/にある。

これをシステムの起動時にキックするために
/System/Library/LanchDaemons/
に.plistという拡張子のlaunchdと関連づけるファイルと
/Library/StartupItems
にdaemonをキックするスクリプトを置く必要がある。

VPN Activatorはまさにその作業をワンクリックでやってくれるアプリだった。
だからVPN Activatorはサービスを有効化するたびにrootのパスワードを要求する。

ところがYosemiteからはシステムを起動するだけでは、サービスは起動しない。
GUIでログインして毎回VPN Activatorでサービスをアクティベートしないとサービスは有効にならない。
たぶんSandboxか何かの制約範囲が変わったんだと思う。

接続が不安定で、切れるとサービスが無効になる。
再接続で復活することもあるが再起動すると遠隔からは二度と接続できなくなる…
VPNサーバーとしてはほぼ使い物にならない。

2週間ほどなんとかこのままで使う工夫をしていたが、やはり誰かがアカウントをログアウトしただけでVPNサービスが使えなくなるのは致命的だ。

結局Mac miniはMavericksにデグレードすることにした。





自宅Mac miniをYosemiteにアップグレードしてからほぼVPNが繋がらなくなった
起動したばかりだとつながるがしばらく経つと不安定になってきて再起動するとさようなら…
GUIでVPN Activatorを使って毎回アクティベートしないとサービスが起動しない
つまりVPNサーバーとしてはほぼ使い物にならなくなってしまった




なんやかやと工夫してみたがどうにもならないので
結局Mac miniのOSはMavericksにデグレードしてしまった
燦然と輝く10.9.5のAbout




と、あっさり書いているがこのバージョンダウンもそれなりに大変だった
Yosemiteのインストールメディアを作った外付けハードディスクのパーティションに
Time MachineでMavericks使用時のバックアップを取っていたのでそこから
復元すればいいと軽く考えていたのだがなんとYosemiteのインストーラの
ユーティリティーメニューからTime Machineは廃止されてしまったようだ
結局MavericksのインストーラHDDから起動しないとTime Machine復元は不可能なことが判明
つまり外付けTime MachineハードディスクとMavericksインストーラディスクを
同時接続するという従来のやり方に落ち着いた
Yosemiteインストーラディスクに取ったTime Machineデータは無駄になった




Mavericksにデグレードした環境でVPNを使用するためにVPN Activatorでアクティベート
やはり従来通りGUIのアカウントにログインしなくてもシステムさえ起動していればVPNは使えるようになった
遠隔から再起動しても続けてVPNサービスを使えるようになった




最初はアタリが取れるまで若干vpndが不安定というところまでMavericksを使い始めた当時と同じ
ただやはりMavericksに戻すと常時プロセスが起動しているのでOSの仕様が変わったのだと思う

anchor

YosemiteのSafari8で省略表示されているURLを元に戻して全部表示する設定

Yosemiteから…というよりSafari8の仕様だと思うが、ブラウザのURLフォームの表示が原則ドメインだけになってしまった。

それでも怪しい詐欺サイトの目くらましに使われるドメインの後半を省略するような昔のInternetExplorerみたいなタコな仕様ではないので大抵の人は困らないかもしれない。
でもWebサイトの編集をする人だと、今自分が見ているのがどのディレクトリのどのhtmlなのかがわからないから、これは大変困った仕様変更になると思う。

実は私もこれには大変困っていた。
またメインブラウザをFirefoxに戻さないといけないかと考え込んでいた。

そしたらこんな記事を見つけた。
OS X YosemiteのSafariでURLを全て表示する設定 | ライフハッカー[日本版]

なんだ…設定ひとつでディレクトリを表示できるようになったじゃないの…

でもAppleってどういう考えでこういう改悪をするのかな。
この設定のメリットは見た目がスッキリ…以外に何もなく困る人の方がはるかに多いはず。
ならばフル表示をデフォルトにして、スッキリさせたい人だけ設定で省略表示できるというようにすればいいのに…





YosemiteからというかSafari8からURLの表示がこんな風になってしまった
これでは今自分が見ているページがどこなのかがさっぱり
わからないのでサイト編集の時に大変困ったことになる




ブラウザをFirefoxに替えるか検討していた時に上記記事を見つけて早速設定変更した
ヨカッタヨカッタ…はいいんだけどなんだかなぁ…Appleさんどうよこれ

anchor

Yosemiteは一応同意の上としながら検索履歴などのデータをAppleやMicrosoftにアップロードしているんだとさ〜これも必要ない機能なので設定で止める

もうひとネタ…

もう表題の通りで、Yosemiteのこの機能はおそらく個人データの収集が目的ではなくビッグデータとしてトレンドを収集して検索などにレコメンドに反映しようというもので、これを元に何かに利用しようという意図は当然ないものと理解しているが、それでもそういう機能は私には必要ないのでやめてほしいと思っていた。

出先でネットにつなぐ時は少しでもデータフローを節約したいのに、こういうものに相乗りしてもらいたくないもんだと思っていたら、おなじみのヴェアダルさんのサイトに、この「サービス」を回避する設定法が書かれていた。
YosemiteでSpotlight検索のたびにAppleやMicrosoftへデータを送信するのをやめさせる - Macの手書き説明書

イヤーヨカッタヨカッタ…
というか、これも余計な機能つけないでくれ…という苦言になりそうだ。
というか、Lion以降毎回アップデートのたびにシステムの新機能を殺す設定をせっせとやっている気がする。
ということは私にとっての理想的なOSはSnowLeopard…ということになるんだろうか?

頭冷やして考えてみよ。





Spotlightの検索の位置情報、検索候補サジェストのためデータがAppleやMicrosoftにアップロードされる
ちゃんと同意の上でOSは使用されているはずだ…とAppleはいうだろうが私にとっては余計な機能だ
ヴェアダルさんの手順に従ってこれを殺す設定をすることにした
まずはシステム環境設定Spotlightに入ってプライバシー「Spotlightの検索候補」のチェックを外す




その下にBing Webの検索という項目がおそらくMicrosoftに送られるのだろう
これもチェックを外す




次にSafariの設定に入って検索に入りSpotlightの検索候補を含めるのチェックを外す




システム環境設定セキュリティとプライバシーに入って
プライバシー位置情報サービスに入りシステムサービス詳細ボタンを開く
ここでSpotlightの検索候補のチェックを外すことで位置情報のアップロードだけ防ぐこともできる
気になっていた問題なのでこの情報は助かった…ヴェアダルさんありがとうございました



2014年11月9日








システムメンテナンスのtips

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外付けハードディスクにYosemiteのバックアップ起動ボリュームを作る〜Time Machineの仕様が少し変わったので一手間増えちゃいました

今年の初めからMac miniに搭載しようとしてトラブル続きで結局断念した東芝のハイブリッドディスク1TBは二つ余っている。
結局外付けのTime Machine用バックアップディスクとしてもクラッシュしてしまったので使い道がない。
これをどうしようかと思っていたが、つなぎっぱなしにしなければ問題ないだろうということで、パーティションを切って20GBのパーテにYosemiteのインストーラをインストールして、自家製インストールメディアにした。
そのことはこちらの記事に書いた。
Yosemiteインストールメディアを作ってMac miniもアップデート〜にしたらVPNサーバが自動起動できなくなった〜打つ手なし・゚・(つД`)・゚・

それはそれで早速色々活用しているのだが、パーティションを切った残りの980GBが遊んでいるのはいかにももったいない。
かといってTime MachineCarbon Copy Clonerのボリュームにには使えない…
ならば現在のMacBook Proの起動ボリュームのコピーをここに取って緊急起動ボリュームにしようというのが今回の企画。


Macの運用上のメリットはいくつかあるのだが、外付けのUSBやFirewireのハードディスクにインストールしたシステムからも起動できるというフレキシブルなブートセレクトもその大きなメリットだ。

例えば内臓ディスクが死んだ時に、これを診断、あるいは復旧するのにどうするだろうか。
昔からやっていたことだが外付けハードディスクを持ち歩いて、そこにも起動用のシステムをインストールしていた。

今のLionあたりからのOS Xはインストール時に、内臓ディスクに自動的に緊急用修復ボリュームを作成する。
起動時にコマンドキー+Rキーを押しながら起動すると、普段は見えていない復元ボリュームを自動的にマウントしてそこから起動する。
そこからDisk UtilityTerminalを使って起動ボリュームを診断したり修復できるし、いよいよだめならそこからOSの再インストールも可能だ。

だから昔と比べて必要性は減ったのだが、この復元ボリュームがあったとしても内臓ハードディスクが物理的に障害を起こした時にはどうするか…という問題が残っている。

そういうときに外付けハードディスクにも起動ボリュームを持っていると、診断・修復の大きな武器になる。

先の手順に従って外付けハードディスクにはインストールメディアがすでにあって、そこにもDisk UtilityTerminalはあるので、もちろんそこからでも診断・修復は可能だ。
可能なんだけど、やはりインストーラの付属ユーティリティは使いにくい面もある。

実際内臓ディスクがマウントできているのか様子を見ながら進めたいということもあるし、マウントできたとして修復よりも仕掛り中の作業を先にやってから修復に入りたいというケースもある。
そういう時にインストールしかできないインストールメディアからの起動ではなく、内臓ボリュームと全く同じ起動システムが外にもあることは大きなメリットになる。

実際この外付けハードディスクを持っていたことで過去に何回も助けられた。
自分のMacだけでなく職場の壊れたMacの修復を頼まれることも多かったのだが、そういうときにこの起動ボリュームありの外付けハードディスクは本当に役に立ってくれた。

今のところ手元には昔から使ってるハードディスクにMountain Lionが入っているが、それ以降サボっていたのでYosemiteとMavericksの起動ディスクはなかった。
とりあえず目先問題起こしたら一番困るYosemiteの起動ボリュームを作ることにした。

こういうディスクを持っておくのは例えば起動できなくなった時に、それはMacのCPU・メモリなどのハードの障害なのかハードディスクなどのストレージの問題なのかを簡単に素早く切り分けられるというメリットもある。
外付けハードディスクから普通に起動できたら内蔵ストレージの故障だと判断できるし、そこからも起動できなければストレージの故障ではなくCPU、メモリ、ROMのファームウェアの破損などもっと深刻な問題だというように切り分けられる。





国破れて山河あり…内臓ハイブリッドディスク破れて1TB外付けハードディスクあり…
東芝のハイブリッドディスクの修理品が帰ってきて使い道のない1TBのストレージが二つ転がっている




とりあえず先日も書いたようにその一つは20GBのパーティションを切ってインストールメディアにした
残りの980GBは遊んでいるのでここにMacBook Proの起動ボリュームのコピーを作ることにした




それはTime Machineで全域復元で簡単にできるだろうと甘く見ていたが
Yosemite以降インストールメディアのユーティリティからTime Machineメニューが消えてしまった
つまりTime Machineのワンクリックでバックアップからコピーを作るのは不可能だということだ




そこでTime Machine復元は諦めてとりあえず980GBにYosemiteシステムをクリーンインストール
そのあとの移行アシスタントで内臓ハードディスクから丸ごとデータ移行をすることにした
少し手間が増えてしまったが色々組み合わせを検討した結果結局これが一番シンプルな方法だった




インストール前内臓ディスクとインストールメディアだけが起動ボリュームとして認識できていたが…




移行アシスタントでデータコピーした後980GBも起動システムとして認識した
この起動先を固定できる仕様も緊急時のトラブル対応で色々助かることになる




Yosemiteでインストールメディアのユーティリティから
消えてしまったTime Machineだが他にも仕様が変わっている
Time Machineに入った時にあの宇宙イメージの背景は廃止され
すりガラス越しのデスクトップのような雰囲気に変わった
見た目だけでなく操作ボタンも普通になって動作も若干軽くなったように思う
次の改良点はフルスクリーンをやめてほしい…というところかな




ところで余談だがYosemite移行から日本語ユーザ辞書のiOSデバイスとの同期がうまくいっていない
iOS側で登録した語彙が使用不能になっていて再登録しようとすると
何文字で読みを入れても「最低2文字以上入力せよ」と拒否られる
どうもこの日本語入力もまだ当たりが取れていない感じで文筆業でMacを
使っている人はYosemiteアップデートは少し待ったほうがいいんじゃないかと思った



2014年11月16日








システムメンテナンスのtips

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Safariで表示しているフォームに思い通りの文字が入力できない…勝手にひらがなで確定してしまう場合の対処法〜自動フォーム入力が問題だった…

YosemiteにアップデートしてSafariも8に上がって、デザインが変わったりはいいのだがいろいろ困ったことが起きている。
Googleなどの表示が遅い問題は以前ここでも対応法を取り上げたが、Webサービスの検索フォームなどを使うときにも困ったことが起きる。

検索フォームに文字列を入力しようとすると、以前に入力した変換候補に勝手に変わって確定してしまい、何度やり直しても思った通りの入力ができない。
仕方がないのでテキストエディタを起動して、そこでキーワードを入力してコピペして入力したりして、たかが検索フォームにキーワード入れたいだけなのになんでこんな手間かけなきゃいけないのかと思ったりする。

こういうことにイライラしてFirefoxあたりに乗り換えちゃった人も多いのではないかと思う。
私は矜持があるので頑張ってSafari使い続けるよ…

ということでこの問題の対処法。
キャプチャ参照なのだが、設定を開いて「自動入力」タブに入って、自動入力の内「その他のフォーム」のチェックを外す。
これで検索フォームに変なキーワードが勝手に入ったりしなくなる。





Safariで表示しているWebサービスページの検索フォームなどにキーワードを
入力する時に勝手に変なワードで確定してしまい思うように入力できないことがある
過去の確定したワードの履歴が残っているからだがこれをクリアする方法がある




コマンド+カンマで設定画面を呼び出して自動入力にはいる
ここでその他のフォームのチェックを外す
クレジットカードや連絡先カードなども必要ないなら任意チェックを外していいと思う




そうするとWebサービスのフォームにも通常のテキスト入力の時と
同じように変換候補が出て勝手に確定したりしなくなる
これって一種のバグのような気はするがすぐには直りそうにないのでこれで暫くしのぐ



ということでこの問題は一応解決した…メデタシメデタシ…と言いたいが、ちょっと愚痴りたいよ…





先日バグだらけだったiPhoneのiOSをバグフィックス版の8.1.1にアップデートした




そしたらiPhone、iPadの中に入れていた音楽、動画の
ジャケットアート・サムネイルがほとんど全部消えてしまった
バグフィックスで新たな問題起こすとはいい度胸じゃ…




iTunesで何回同期してもサムネイルは回復しないので
iPhoneの中の音楽ファイル・ビデオファイルを一度全部削除して
半日がかりでiTunesからまた同期し直した
そしたらほとんど全部のサムネール・ジャケットアートが復活した




ところがiTunesでアップデートしたiOSアプリと同期したのに
iPhone側のApp Storeの方に未アップデートの表示




これをクリアしようにもApp Store全てをアップデートボタンは
グレーアウトしてタップができない
もちろんiTunesから同期しても表示は変わらない
一つバグ潰せばまた新しいバグが現れる…パトラッシュ、ぼくもう疲れたよ…



2014年11月23日













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