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OSXのtips2-10

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
アプリ、システム操作に関するtips

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Dashboradの密かな楽しみ〜Tigerたんロールちゃん

最近DashboradTigerたんロールちゃんを置いているのだが、この二人が勝手に対話をし始めているようだ。
二人とも意味不明なことを言う不思議ちゃんなのだが、Dashboradの中で意気投合してしまったようでなかなか二人息のあったところを見せてくれている。

最近ではDashboradを開いたら思わず二人の吹き出しから見てしまう。
時々吹き出してしまう組み合わせとかあったり、何か意味ありげな会話だったり一人だけの時には思いもしなかったような深さがある。

この二人の組み合わせをDashboradに置いておくのは結構オススメだ。






Tigerたんロールちゃんの対話集をいくつかお見せする
イカ天時代にはトンガってたヤツラがネクタイ締めて
営業部次長なんかやっているのかな・・・





うーむ、ポテトというくどき文句は思いつきもしなかったな〜





ちっとは怖がれよ・・・
にしても、どんなモミアゲか見てみたい・・・





単にレトルトに詳しいだけだろ、変な意味に取るなよ・・・
嫁が子供を連れて実家に帰っているわけじゃないんだからな
変な誤解をするなよ・・・





番犬ならぬ番猫か、猛犬注意の張り紙は空き巣よけか・・・






アプリ、システム操作に関するtips

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Finderpopがあまりにも便利すぎる件について〜項目のあり場所を簡単に表示


Finderpop
(Freeware)
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

FinderpopについてのちょっとしたTips。

Finderpopはデスクトップをクリック長押ししているだけでコンテクストメニューに入れる。
そしてその時のコンテクストメニューには「Finderpop項目」なんてフォルダや「起動中のアプリ」「今選択されているフォルダ」なんてフォルダなんかも見えたりしてそこで、アプリやファイルに簡単にアクセスすることが可能だ。

それだけでも充分使い勝手が良いのだが、そこでどれかアプリでもファイルでも選択してコマンドキーを叩いてみよう。
するとマウスポインタが矢印から虫眼鏡アイコンに変わったはずだ。
そのままマウスを離すと、なんとFinderでその元ファイルのありかを表示してくれる。
アプリを起動したいんじゃなくてありかを探したいとき、最近使ったファイルを開きたいんじゃなくてありかを探したいときこれは便利なんじゃないだろうか。
ああ〜もう便利すぎてますます手放せなくなってきた。


ところでFinderpopFruitMenuのコンテクストメニューの項目とコンフリクトを起こしている。FruitMenuの「コンテクストメニューを使用する」項目のチェックを外さないと「Finderpop項目」等の機能は死んでしまうのでこちらを外すこと。






Finderpopで開いたコンテクストメニューでアプリやファイルを選択する
この時にコマンドキーを叩くとポインタアイコンが虫眼鏡に変わる





そのままマウスを離すとなんとその選択していたアプリやファイルの
本体をFinderで表示してくれる
こんな便利な機能があるなんてしらなカタヨ〜





ただしFruitMenuとコンフリクトを起こしているので
FruitMenuの「コンテクストメニューを使用する」チェックを外す必要がある






アプリ、システム操作に関するtips

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Path Finderがあまりにも便利すぎる件について
〜でも若干不満もないでもない


Path Finder
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

MacOSのネイティブのファイルブラウザはFinderということになっている。これはほとんどOSの顔になっているのでOSそのもののように思われているが実際にはこれもひとつのアプリケーションだ。
その実体は
"/System/Library/CoreServices/Finder.app"
にある。ということはこれを他のアプリケーションに置き換えることは当然可能で、それを目指したのがまさしくこのPath Finderということになる。

あなたがMacを買わない10の理由の中に
Finderの出来が悪い」
というのは無かったようだが、実際にはWindowsユーザ、あるいはオールドMacユーザの中にはOSXのFinderの出来が悪いという理由付けは確かにある。
しかしそういう不満は、Path Finderが解決してくれるだろう。

このファイルブラウザは、単なるファイルブラウザと呼ぶにはあまりにも多機能で、もう「環境」と呼んだ方がいいかもしれない。
ファイルのオペレーションについてあれば便利だなと思う機能が一通りついているだけでなく
「こんな機能がファイルブラウザについているなんて!」
と思うようなものもの多数ある。

例えばこんな機能はどうだろうか。
仕事でのチョットした文書や回覧メモまでMSWordでメール添付して送りつけてくる人がいる。
これはWindows環境ではワード文書はほとんどプレインテキストのような軽さで扱えるからで、WindowsではMSWordは瞬間的に起動するしワード文書もプレインテキストのような軽さで開く。
しかしだからといって本当にプレインテキストのような内容のメモまでいちいちワードで送りつけられたらこちらはたまらない。
私のiBook、OSX環境には当然MSWordもインストールしているからもちろんそういうものを見ることができるだが、いちいちMSWordのアイコンがドックでゆっくりジャンプしているのを見ていなくてはいけない。
Windowsでは瞬間的に起動するかもしれないが、Macではそうはいかないのだ。

ところがこのPath Finderがこの問題を解決する。






Path Finderの環境設定に入って「アプリケーション」のペインで
これらのPath Finderで扱う文章を設定する





するとこれらがPath FinderがアクティブなうちはPath Finderで開くことができる
ワード文書などもWindowsで扱うのと同じように瞬間的に開く
ひょっとするとWindowsよりも速いかもしれない



キャプチャーの通りPath Finder上で開いたワード文書やPDF、rtfなどが他のアプリを起動しなくてもPath Finderで瞬間的に開く。
これは便利だ。MacOSXではワード文書をちょっと開いてみるということが億劫になってしまうのだが、これならWindowsと同じようにプレインテキストを扱うように見ることができる。

それでエディットなどの必要を感じたら、簡単な加筆、フォントやカラーの変更程度なら可能だし、もっと突っ込んでやりたい時にはあらためてMSWord等を起動すれば良い。その待ち時間の間とりあえず目を通しておくことができるのでボーッと待って時間を無駄にすることがない。

問題点といえばプレーンテキストみたいなメモはほとんど問題なく開くのだが、テキストボックスなどを多用したり組み体裁に凝りまくっているような文章は、レイアウトが崩れてしまうことか。
でもそういう時はMSWordを起動すれば良いので、どうでもいいようなメモまでいちいちワードで送りつけてきてイライラさせられる「ヲヤジ対策」さえできればこの機能は充分だ。






こんな面白い機能もある
オヤジのクダクダした文章はいちいち読んでられんという人向けに要約機能がついている
ツールバーのカスタマイズで「要約」というアイコンを登録してこれをクリックするだけ
すると長ったらしい説教メモも10秒で目を通すことができる



またこのPath Finderは単にウインドウオペレーションでファイルを扱えるだけでなく、デスクトップもPath Finderに変えることができる。 Path Finderをアクティブにしてアプリケーションメニューから「Path Finderデスクトップを表示する」をクリックしてみよう。 するとデスクトップがFinderからPath Finderに代わる。
このふたつのデスクトップを使い分けることもできるし、Path Finderをデフォルトにすれば完全にFinderの代替ファイルブラウザになってしまう。
全く同じような感覚で使えるだろう。






Path Finderを設定すればPath Finderのデスクトップをこのように表示できる
意識しないで完全にPath Finderに切り替えてファイルオペレーションができるようになる



Finderの場合たくさんのアプリケーションを起動してデスクトップにウインドウが散らかりまくっている時に
コマンド+option+デスクトップをクリック
するとFinder以外のウインドウが全て消えて、これが実はexposeよりも便利に使える。

Path Finderでも同じ
コマンド+option+デスクトップをクリック
Path Finder以外の全てのウインドウを隠すという便利な機能も使えるので、完全にFinderの代替になる。






Path Finderは環境だ」というのはこういうことだ
ウインドウの下にある小さなアイコンをクリックすると
この通りターミナルのシェルもウインドウに付属して使える
GUIでファイルを確認しながらCUIでコマンドをどんどん打つ
というタイプの人にはこれは便利ではないだろうか



これは本当にすばらしい。
ただちょっと惜しむらくは、若干Finderよりもセンシティブでキャッシュなんかがたまってきたりするとモタッたり、「アプリケーションが反応していません」なんて表示が出てしまってスタックすることがあるという点だ。
それでこれまでに数回強制終了したことがある。

あともうひとつあえて言えば、Finder環境で作ったエイリアスが単なるファイルに見えていてリンクになっていないということくらいか。
私はあちこち大量にエイリアスを作っているのでこれはちょっと辛いかも。

大した問題ではないのだが、ファイルブラウザという基本的な機能は完璧に動いてもらいたいというのが率直な気持ちなので、ここらだけがチョットした不満か。







アプリ、システム操作に関するtips

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フルキーボードオペレーションへのトラの穴
〜実はキーボードだけで大概のことができるのだよ

パソコンを操作する時にマウスで操作したいだろうか、キーボードで操作したいだろうか?

これは人それぞれの好みがあると思うので、どちらがいいというような問題ではない。
ただMacの場合は大部分の操作をマウスだけ、あるいはキーボードだけで実行できるように作られている。
完全にマウスを使わない、あるいはキーボードを使わないというようなことはかなわないが、それでもかなりの大部分はどちらかを使わないでできる。

それで私個人的には寝転がって片手で4ボタンマウスひとつで全ての操作ができるというのもなかなか魅力的ではあるのだが、作業的にテキスト打ちが多いのでやはりホームポジションをできるだけ崩さずに全ての作業をやってしまいたいと思っている。
だからできるだけマウスやトラックパッドを使わずに全てキーボードショートカットでできればうれしい。

Macの場合はそれはほとんど可能だと言ったが、デフォルトではそういうふうになっていないので下準備が必要だ。
といっても非常に簡単な作業だ。
システム環境設定ペイン>キーボードとマウス>キーボードショートカット
に入って一番下のフルキーボードアクセスの設定の
「全てのコントロール」
にチェックを入れるだけだ。






システム環境設定ペインのキーボードとマウスのページに入って
キーボードショートカットでフルキーボードアクセスのチェックを入れる
これでほとんど全てのコントロールをキーボードだけで実行することができる



これだけで、このペインに表示されている設定されたショートカットキーは全て有効になっている
何が実行可能かはこのリストを見て確認してみよう。
大抵のことができることに気がつくはずだ。
例えば
control+F2キー(モバイルの場合は+fnキー)
を叩いてみよう。
アップルメニューがアクティブになったはずだ。
ここからアップルメニューのプルダウンの中のコマンドを選択するにはカーソルの上下キーで選択していけば良い。
選んだコマンドを実行するにはenterキー(returnキー)を叩けば良い。
またメニューの下層のディレクトリに移動するとか、あるいはメニューバーの他のメニューコマンドを選択したい時にはカーソル左右キーを叩いて選択していけば良い。

同じようにメニューエクストラにコンタクトしたい時には
control+F8キー(モバイルの場合は+fnキー)
を叩く。

ちなみにcontrol+F1キー(モバイルの場合は+fnキー)はこのフルキーボードアクセスを一時的に無効にするコマンドだがcontrol+F2キー(モバイルの場合は+fnキー)を叩く時にミスタイプしてよく叩いてしまう。コマンドが上手く動かない時にはこのショートカットキーを試してみること。あるいは最初からこのキーだけ無効にしておくのがオススメだ。






フルキーボードアクセスが有効になったらcontrol+F2(+fn)キーを叩いてみよう
Appleメニューがアクティブになったのであとはカーソル上下キーで実行したいメニューを選ぶ





例えばFinder上でファイルの複製をしたい時の手順はこうだ
1)control+F2(+fn)キーでメニューコマンドに入る
2)カーソル左右キーで「ファイル」メニューを選ぶ
3)カーソル上下キーで「複製」を選択してenterキーを叩く

勿論コマンド+Dというコマンドを知っていれば一発でできるのだが
ショートカットを覚えていなくてもコマンドを探して作業を進めることができる



さてメニューコマンドをこのように選択して自由に実行する方法がわかった。
同じように
control+F5(+fn)キー
でアクティブな(一部の)ウインドウのツールバーのメニューにアクセスすることもできる。
この場合の実行キーはスペースキーになる。

ウインドウのツールバーだけでなくそのウインドウが表示している中身のパネルのボタンやリンクを選択することもできる。
例えばシステム環境設定ペインを開いてどこかのペインでボタンの選択を次々変えたい時には
tabキー
を叩けば良い。逆順に選択していきたい時には、やはり
tab+shiftキー
となる。
選択したボタンを操作する、チェックを入れる(外す)は
スペースキー
で良い。

Safariに入って表示内のリンク先やJavaスクプトボタンなどを選択する時には
コマンド+option+tabキー
で、これも逆順に選択していきたい時には
コマンド+option+tab+shiftキー
という組み合わせで操作できる。
こちらは実行操作は
enter(return)キー
で可能だ。






例えばSafariを開いてリンク先にアクセスしたい時にはコマンド+option+tabキーを叩いてみよう
実行はenter(return)キーでこれでマウスに触れなくても次々リンク先に飛べる



ここでは最初にFinderをアクティブにしておいたがこのアクティブアプリケーションはショートカットキーのみで切り替えることができる。
これはおなじみの
コマンド+tabキー
ということになる。
またこのショートカットキーコマンドは時計回りに選択を変更していくという意味で、逆回りは
コマンド+tabキー+shiftキー
ということになる。

これではアプリ単位の切り替えになってしまう。
しかし例えばFinderでいくつもウインドウが開いているのだが、そのFinderのウインドウをどんどん切り替えたいという場合もある。
こういう時には
control+F4(+fn)キー
を叩けば良い。これでウインドウ単位の切り替えが可能になっている。
以前こういう機能を持ったアプリを常駐で入れていたのだが、今ではデフォルトでシステム環境設定ペインがこの機能をサポートしており、しかもこのキー割当は編集できるので私個人は使いやすさを考えてこの切り替えには
コマンド+option+カーソル右キー
を割り当てている。
このショートカットキーは編集できるのがすばらしい。
設定したのはこの
コマンド+option+カーソル右キー
だけだが、これも逆順にウインドウを切り替えていく時には
コマンド+option+カーソル右+shiftキー
で逆順に戻ることができる。
Mozillaベースのブラウザはコマンド+optionに機能を割り当てているので、ここで移動が止まってしまうが私は滅多にMozillaを使っていないのであまり問題を感じていない。






割り当てられたショートカットキーは編集することができるので使いやすい組み合わせに変えてみる
ただし他のショートカットの組み合わせとぶつからないように注意して編集する



これでアプリもどんどん切り替えてメニューコマンドやツールバーコマンドをどんどん実行してみて欲しい。
マウスやトラックパッドなんかほとんど必要ないといった意味が解ってもらえるはずだ。


さてここでアクティブアプリとコマンドの選択が可能になったら次にやりたいことがオブジェクトの選択だ。
これも実に簡単だ。
デスクトップやウインドウに並んだファイルやフォルダアイコンのひとつを選択した状態にしたい時には英数モードでその頭文字を入力すれば良い。
例えばMで始まるファイルを選択したい時にMを叩く。
選択したいファイルよりも文字コード番号が若い・・・つまりアルファベット順で前に来るファイルがなければそのものズバリが選択されるし、あればそちらが選択される。

その場合の選択の移動はカーソルキーの上下左右のアローキーで可能だ。
またアイコン表示の場合はtabキーでも選択できる
この場合も
tabキーで左から右へ
tab+Shiftキーで右から左へ

という廻り方をする。
選択したファイルやフォルダを開きたい、あるいはアプリケーションを起動したい場合は
コマンド+Oキー
でよい。これで全てのファイルを実行したり展開したり、アプリを起動したりフォルダを開いて下のディレクトリに降りていくことができる。

ちなみに開いたウインドウを閉じる時には
コマンド+Wキー
起動したアプリを終了するには
コマンド+Qキー
が使えることは比較的知られているTipsだと思う。






例えば「link」というフォルダを選択したい時はLキーを叩く
LA~LHの文字列のものが他に無ければそのものずばりが選択される
もしあればそちらが選択されるのであとはカーソルキー、あるいはtabキー、
tab+shiftキーなどで選択を移動していくことで目的のオブジェクトを選択できる
実はこのキー選択は日本語も通るので「感染ファイル」というフォルダは
「kan」とことえりで打って「感」と変換してenterキーを叩くことで選択できる





そしてそのフォルダを開きたい時のコマンドはコマンド+Oキーで良い
これはフォルダだけでなくファイルを開く時やアプリを起動する時も共通だ



さて各種コマンドにもコンタクトできてオブジェクトにもコンタクトできた。アプリやウインドウの切り替えもできて、そのオブジェクトを開いたり機能させたりもできるようになった。
あとは何が必要かというとそのオブジェクトの移動やコピーということになる。

移動に関しては残念ながらQuickAccessCMのようなプラグインの力を借りなくてはいけない。さらにこれをキーボードだけで操作しようとしたらShortcutsのようなアプリも必要になってくる。
ここいらはデフォルトではできないが、こういうものの力を借りれば確かにできるようにはなる。
しかしファイルのコピーはできる。

これは意外なことにおなじみのコマンドで
コマンド+Cキー
でコピー
コマンド+Vキー
でターゲットのディレクトリにコピーしたファイルの複製を作成する。だからこの操作をやってオリジナルを削除すれば「移動」と同じこととは言える。
ちなみに選択したファイルやフォルダなどの削除は
コマンド+deleteキー
でゴミ箱に移動、
コマンド+delete+shiftキー
でゴミ箱を空にするということになる。






ファイルの複製はコマンド+Cキーコマンド+Vキーというおなじみのコピペのキー操作でできる
だからオリジナルを削除すれば「移動」もできると言い張ることができないわけでもない



以上を見ていただければ基本的な操作はキーボードだけでできることがおわかりいただけたかと思う。
ただしキーボードだけしか使わない、あるいはマウスだけしか使わないというのは実際には不便である。
それにキーボード操作だけで全ての作業をやってしまおうというのはやや偏執的でもある。
それぞれの特性が合う場面というのはそれぞれあるはずだから、状況で使い分ければ良い。
しかし、こういうことを知っていると意外に作業が効率化できるということがある。
活用していただければと思う。












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