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2006 年 9 月 2 日





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iTaf 2
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

iTunesを目覚まし&お休みタイマーに変身させるアプリiTafがメジャーバージョンアップして帰ってきた。

といっても機能や構造などの面では大きな変更はない。
大きく変わったのはそのフェイスだ。
前のインターフェイスも悪くはなかったが、大きく変更されてより目覚まし時計ライクな直観的なスタイルに変わった。
詳細はキャプチャーを見てもらいたい。

これの便利なところはタイマー機能で時刻設定をいくつでも登録できるし、それを毎週リピートできるということだ。
だから以前これを使って壊れてしまった会社のチャイムをMac miniで代用してしまったという豪快な使い方をしているというブログを紹介したが、確かにこれを使って会社の始業、終業ベルでも学校のチャイムでも下校時刻を知らせるドボルザークでも全て時間で自動演奏するということができる。
あの学校のチャイムの自動装置は一式数十万円もする高価なものらしいから、Mac miniとこのフリーウエアがあればそれと同じことができるんだったら、どちらが良いかは迷うまでもない。
そのためにintelやG4のギガヘルツのCPUやギガバイトのディスク、DVDも読める光学ドライブなどのリソースをチャイム専用に使うのは何となく疑問を感じないでもないが、しかし価格を考えるとやはり迷うまでもない。

ところで以前OS10.2でv.1.*をテストした時に
「アラームをかけていてもスリープから復帰できないのでResurrXtionを併用するかスリープに入らない設定にする必要がある」
ということを書いたところ
「OS10.3ならスリープから復帰できる」
という情報をいただいた。
その後OS10.3も入れたが追試験をしないまま現在に至っていたが、今回OS10.4.7とこのiTaf 2.1という組み合わせでテストしたところやはりスリープからは復帰できないことが分かった。
「daemonはスリープから復帰するか電源がオフになっている時に起動する時に使われる」と書いてあるので、ひょっとしてできるのかと期待したのだがこれはだめだった。しかしこのdaemonはiTunesの起動や終了のためにも使われているようなので使用にあたってはやはりインストールすることを勧めるが。

結論からいうと目覚ましとして使うには、やはり「ResurrXtionを併用するかスリープに入らない設定にする必要がある」ということになる。






iTafをはじめて起動すると「daemonをインストールするか?」と聞いてくる
使うつもりならYesをクリックすることをお勧めする
そうするとパスワードを求められる





液晶式の目覚まし時計風の面構えに変わったiTaf
アラームの予約が入っていない時にはこんな表示だ





目覚ましは曜日指定、時間指定、アラームの長さ、iTunesのプレイリスト
復帰後の音量、リピート、シャッフル、ビジュアライズ、フェイドイン、フェイドアウト
などの設定がコンパクトにまとめられている
さすがおフランス製だけあって実に決めが細かいと思う





またお休みタイマーの設定もこんな感じ
何分後に終了するか、スリープに落ちるかシステム終了するかなどの設定が可能





目覚ましの設定が完了すると次のアラームはいつ鳴るかという表示が出る
またリスト表示させると設定しているアラームを全て見ることもできる





お休みタイマーの時にさりげなくジャケットアートとタイトルなどを表示することもできる
ジャケットアートを登録している曲はこのように表示される





意味があるのかないのかよく分からないが右の小さなダイヤルを回すと
このようにアルファ値を変えることもできる





主要メニューは全て本体窓にあるのだがメニューバーにはひとつだけメニューがある
daemonの再インストールをするかアンインストールをするかというメニュー
こういう操作性があるから安心してdaemonを入れて試すことができるし
不要なdaemonはできるだけ入れたくないという安定性重視の人にも勧められる





設定では起動時にシステムのボリュームをどれくらいに自動的に上げるかを調整できる
これをやっておけばちゃんと起動しているのにスピーカがミュートされていて
目覚ましが鳴らなかったなんていうチョンボミスを防げる


2006 年 9 月 4 日





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昨日朝からネットにつながらない状況が数時間続いた。
1時間程度なら「よくあること」で済ますのだが4時間経ってもつながらないのでさすがに「これは異常だ」と思った。
ひょっとしてこちらサイドの問題でウチだけがつながっていないかもしれない。
なのでサポートに問い合わせてみることに。

PHSを使ったモバイル接続は通じるので、例によってYahooBBのダウンだろうということでソフトバンクBBのテクニカルサポートに電話するが
「この電話は使われておりません、テクニカルサポートにおかけ直しください」
との無人音声案内を繰り返すだけ。
組織変更にともないサポートの電話番号が変わったのだろう。
しかしこういう音声案内を設置しとくなら
「新しい電話番号は◯◯番です」
という案内もついでにアナウンスすれば良いのに、そういうことは一切言わない。

さすがソフトバンク、
「できるだけ電話するな。本当に必要なら自分で調べて電話して来い」
というユーザ斬り捨て体質がこんなところにも猛然と露出している。
しかしどうやって調べろというのか。
電話番号が変わったことが過去のメールで通知されているか調べてみたがそれらしいメールは見当たらない。
(もっともYahooからのメールは内容的にはスパムに近いものがほとんどなので、どんどん捨ててしまっている。ひょっとしてその中にまぎれてしまって捨ててしまったかもしれない。スパムメールとサポートメールは明らかに違うと分かるようにして欲しい)

そこで104に電話しても
「ソフトバンク本社代表以外はお届けがありません」
と言われる始末。
本社代表なんて日曜日に誰か出るわけがない。テクニカルサポートは「104にもお届けがない」そうだ。 どうなっているんだろうか。

そこでYahooBBの資料やDMを片っ端から引っ張りだしてきてそこに書いてある電話番号を全部試してみることにした。
(DMの類いを残しといてゴミみたいに溜めてしまうという悲しい性格が、昨日の場合は役に立った)

そしてやっと連絡がついたYahooBBフォンの申し込み電話のお姉さんから新しいテクニカルサポートの電話番号を聞き出す。
そしてかけてみるとまた長々と
「Yahooブロードバンドがつながらない場合はモデムの電源を一度切って再起動してください」
という長々しいアナウンスを聞きながら、さんざん待たされてやっとサポート氏につながった。
次回からはこんな手間を省くためにここに電話番号を書いておく。

0800-2222-820

通常こういうところに電話番号をさらすのはエチケット違反もいいところなのだが、YahooBBのナッチャいない広報体制を『サポート』する意味でここにさらしておく。
それでやっとつながったサポート氏の説明によると
局舎内の臨時の工事により現在不通になっております」
というあっさりした説明。
間もなく回復する見通しだが
「工事の内容、進捗状況については把握していない」
というごくごくあっさりした説明。

まぁ、そこであまりカッカしてもしかたがない。
「壊れたものは直るまで待たないと直らない」
という機械ものを扱う心得を思い出してここは
「そうですか」
とあっさり引いた。
とりあえずこちらサイドのトラブルが原因でつながっていないわけではないことが分かったので安心した。

ところがそれから1時間待っても相変わらずつながらない。
それで局舎内の臨時の工事というのなら最寄り電話局の管轄のNTTにかければ何か知っているかもしれないと思い113に電話してみた。
ところがこの113の態度がむかついた。
「フレッツBBをお使いですか?
なにYahooBB? YahooBBのことなんてこっちが知るわけないじゃないか。
局舎内の臨時の工事だって? ソフトバンクの奴らはどうしてそういうでたらめを言うんだ!
そんな報告は受けていません!」
なんて逆切れされて、「お前はソフトバンクにだまされているんだ』とでも言いたげな口ぶり。

しかし「では局舎内の臨時の工事というのはあり得ないのだな?」というと「それは分からない、ソフトバンクがどんな工事を発注しているか分からない」という。
「しかしNTTの局舎内に入るには、入る目的と身分を申請しないと誰でもは入れないのではないか? それともここの最寄りの局舎には私が今から行って中を見られるのか?」
と問いつめると
「そんなことあるわけないじゃないですか」という。
「だったら何らかの申請なリ報告なりを誰かが受けているんじゃないのか?」
と問いつめても
「そんな報告は『私』は受けていない!」
の一点張り。
とにかく木で鼻をくくったような官僚的な態度で、現場にそんなことがあるのか問い合わせようともしない、
『ソフトバンクのトラブルごときで指一本動かしたくない』という態度が見え見えなのだ。

そりゃADSLのことをNTTに問い合わせた私も見当違いだったかもしれないが、だからって逆切れすることはないじゃないか。こっちだって一応お客なんだぜ。
現に今もBBフォンが不通の間はNTTのマイラインで電話しているわけだし。
それに「局舎内の臨時の工事」と聞いて局舎の中のことなら何か知ってるんじゃないかと思ってかけたのに、
「ソフトバンクBBのすることなんか知ったことか!」
と言い切ったこの113氏の態度もどうなんだろうか。

結局、頭にきてもう一度ソフトバンクBBのテクニカルサポートに電話しようかと思い始めた矢先に、やっと4時間半ぶりにつながったのでもうこのことは忘れることにしたが、NTTの113氏の切れ方があまりにも不愉快だったので、もう書かざるを得なくなった。だから思わず書いている。

ソフトバンクとNTTはADSL開通以来いきさつもあるし、お互いにいろいろ感情問題に近いような恨みつらみがあるというのはわからないでもないけど、だからってその尻を客のところに持ち込まないでくれと言いたい。
このサイトのAboutのところでも書いたけどソフトバンクサポートのいい加減さのおかげて、今の住居に引っ越してきた時に1か月近くADSLが不通になったが、これだってNTTが「局舎内工事」を迅速に認めればすぐに解決することなんじゃないだろうか?
NTTは未だにソフトバンクを排除する(申請に異常に時間をかけたり)というようなことをやっているんじゃないのか?
しかしソフトバンクBBも何かというと『局舎内の臨時の工事が・・・』というのを言い訳のように使っていないだろうか。
局舎内の臨時の工事が・・・』という言い方を「悪いのはNTTでソフトバンクじゃありません」みたいなニュアンスで絶対に使っていると思う。今回のNTT113氏の切れ方はあまりにも不快だったが、しかし彼をそうさせるようなソフトバンクの「悪いのはNTT」式の無責任な言い逃れはあると思う。
実際今回のトラブルは本当に「局舎内の臨時の工事』だったのかどうかは結局確認できなかったし。
結局この両者のケンカによって発生する被害は、お客のところにしわ寄せされる。
いい加減にしてもらいたいもんだ。

なおこの件について後刻メールで
『2006年9月3日(日)午前9時34分頃、お客様の回線に接続されて
おります弊社設備に不具合が発生し、ブロードバンドサービスが
ご利用いただけない状況となっておりました。
現在は、不具合が解消され、平常通りブロードバンドサービスが
ご利用いただけるようになっております。』

というとてもとてもあっさりした『通知』がきた。


あまりこんなことを書くと
「そんなにyahooBBが嫌いならYahooBBから別のプロバイダに乗り換えれば良いじゃないか。なぜ乗り換えもしないで『愚痴』を垂れ流しているのだ?」
という批判をBBSに書かれそうだ。
そんなのは大きなお世話である。
オレだってあなたが思うほど馬鹿ではない。YahooBB以外にも世間にはプロバイダは存在するということぐらいは先刻承知している。
しかしYahooBBには数多くの、時には堪え難いデメリットがあるにもかかわらず、他のプロバイダでは代えがたいメリットもあるのだ。これは他の保守的なプロバイダにもっとがんばってもらわないと仕方がないが、私だってそういう比較検討はまったくやっていないわけではない。
だから
「愚痴なんか書いてないで『YahooBB』を止めてしまえ!」
なんて意見は大きなお世話である。
もっとも
「全てのサービス面でソフトバンクを凌駕しているところがあるよ」
という情報はいつでも大歓迎だが。

それよりも、こういうところでこういう企業サービス批判を書くのはそれらの企業に『もうちょっとマシになってもらいたい』ということを希望しているからだ。
考えても見て欲しい。
NTTグループといえば国内最大の情報インフラをもつ巨大ネットワーク企業コンツェルンだ。
その傘下には国内第1位のモバイルネットワーク企業もある。
ソフトバンクグループといえば国内最大のインターネットポータル、ネット情報産業で傘下には国内第3位のモバイルネットワーク企業も収まろうとしている。

これから先もライブドアや楽天のような雑魚はたくさん出てくるだろうが、結局はこの二社が日本国内の情報通信産業の中核になることは間違いない話だ。
その世界で最もブロードバンドが進んでいる情報通信先進国「ニッポン」の情報通信のコアになる企業の二社が、ガキの責任のなすり合いみたいなもの言いを続けていていいものだろうか。
この両者に共通しているのは
「なんとかお客さんの問題を解決してあげたい」
という誠意が全く感じられないということだ。
NTTもソフトバンクも
「現場の状況が分かる責任者に問い合わせて、状況をお知らせします」
というような言葉も態度も全く無かった。
これが客商売のあり方だろうか?

サポートの心得は両者とも最低だが、これは単なるサポートの問題ではなく両企業の企業体質に根ざした問題ではないかと思うのだ。
もしここを読んでいるソフトバンクの中の人、NTTの中の人がいたらそういうことは社内でも意見としてあげてもらいたいと思う。
でないとユーザはNTTもソフトバンクもうんざりしながらも他に代わるものがないから使っているというだけの状態が続くと、大きな構造変化があった時に雪崩のようにお客が流出するぞと言いたいのだ。
そんなことは絶対無いとタカをくくっているからそういう態度なんだろうが、過去に私もそういう現場を見てきているので
「気をつけた方が良いですゼ」
とアドバイス差し上げたい。


そういうことなので昨日は時間はたっぷりあったのにサイト更新できず。




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CrossOver Mac
これはPararellsとかWindowsとかをインストールすることなくMacOSXの上でネイティブアプリのようにWindowsアプリを動かすというアプリ。
今のところ60日の無料トライアルが試せる。

以前そういう趣旨のDarwineというオープンソースのアプリを紹介したが、なかなか野心的なアプリではあるのだが、その開発は牛歩のごとくでWindows不要で、主要アプリケーションが満足に動かせるようになるのは何年先のことだろうかというくらい気の長い話になりそうだった。
それはPPCとintelArchitectureという全く違う命令セット上で開発された互換性という難しさのせいなのかもしれない。このCrossOver Macは最初からintelMac専用としているので、乗り越えるべきハードルの数が少ないのかもしれない。

そこらの細かいことは知らないが、可能ならすぐにでも試してみたいのだが手許にintelMacが無いのでどうしようもない。
年内はintelMacを導入する予定はないので(どころか来年も再来年もかなり怪しい)私は無理だが、どなたか試したらそのレビューをBBSにでも書き込んで欲しい。
Darwineと比べてどの程度進化したのか分からないが、どうやらシェアウエア化を目指しているようなのでかなりの成果を上げているんじゃないだろうか。

少なくともWindowsよりも安く価格設定しないと誰もレジストしないだろうし、Windows並みに使えるのでなければお金を払おうという気にはならないだろうから、そういう方向性を打ち出しているということはかなりできばえに自信があるということじゃないだろうか。
intelMacが欲しいです。
誰か買ってくれないかな。




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暫く見ない間にちょっと変化があったのがSwap fileの増え方。
前は256MB→512MB→1024MBと増えていってあとは全てギガ刻みだったように思う。
2ギガ、3ギガというふうに増えて、その次は4ギガなのかどうかそこまで行ったことがないので分からないが、昔Swapは80MBの倍数で増えるというようなことを聞いたことがあるがOSXに関してはそんな穏やかな増え方ではない。
これはバグかトラブルかと一時期疑ったことがあったが、実際にはこれは仕様だったようだ。
これがなぜか数日前から気がついていたのだが500MB刻みになっている。

もう一度おさらいするとSwapというのは仮想メモリの領域としてシステムが「プリエンプティブに」囲い込んでしまう内蔵ディスクの領域のことだ。

UNIXというのは非常に大きな負荷がかかってもシステムがダウンしたりスタックしないということを第一義的に設計されているようだ。
だからハードウエアの性能を超える大きな負荷がかかった時にはとりあえず、処理を保留して処理すべきタスクなどを留め置く仕組みになっている。
具体的には本体の物理メモリに線形に処理すべきタスク(ファイルや命令セットなどへのプログラム)を作業の順に並べておくのだが、その作業が大きなタスクになって物理メモリの大きさを超えてしまった時に、一時的にそのはみ出した分をメモリではなくディスクに置いておくということをする。

その時にメモリと同じくディスクの領域も作業順に線形にタスクを並べておかなくてはいけないので、ひと続きの領域をひとつの区画としてディスク上にあらかじめ確保してしまう。
「プリエンプティブに」といったのはこういうことで、タスクの量が少しでもメモリを超えるなら最初に例えば80MBの倍数の領域を囲ってしまいそこにあとからそこに実際に必要なファイルを書き込んでいく。
実際にはUNIXの場合、メモリがいっぱいになったらSwap領域に書き込むというような動作の仕方ではなく、最初からタスクの何割かはディスク上のSwap領域に割り当ててしまうという動き方をする。
この仕組みのおかげでUNIXは2枚腰と言えるような非常に粘りのある、落ちたり凍ったりしないシステムになっている。
Mac OSXのGUIは結構な大きな負荷であるはずだが、これをこなせているのもそういう仕組みがバックグラウンドで常に動いているおかげだと私は理解している。

これを仮想メモリという。実体はディスク上の領域なのだが、Coelaなどのファイルブラウザから見ればいくつかのファイルに見えるし、システム上はメモリと同じ働きをするので「仮想的なメモリ」というようないわれ方をする。

昔読んだLinuxのインストールガイドでは
「SwapはSwapボリュームに設置しなくてはいけない。これは起動ボリュームのフラグメンテーションを予防するためである。そのSwapボリュームの容量は使用するタスクの負荷にもよるが、目安として実メモリの4~8倍というところが適切な大きさである」
というような趣旨が書いてあったと思う。

ただ当時はメモリは64MBから128MBへと、やがて256MBの時代が来るというようなおおらかな時代だったので、仮想メモリのSwapボリュームの大きさも
「500MB~1GBもあれば普通は足りるんじゃないだろうか」
というような時代だった。
ところが今ではモバイルでさえも実メモリを1GBも積むのが当たり前の時代になってきたので、この法則を単純に当てはめるとSwapボリュームの大きさは4~8GBが適切ということになる。
そう考えればOSXでSwapが3GBを超えるのも実際にはそんなに異常なことではないということなのかもしれない。


なので最近ではOSXのSwapが1GB刻みで増えていくという豪快な事態もありのままに受け止めるようにしていた。(これは技術の問題のはずなのに、いつの間にか心のあり方の問題にすり替わってるな・・・)
ところが冒頭に書いた通りに数日前から

256MB→512MB→1024MB

の次は

1536GB→2048GB→2560GB

というような増え方をしていることに気がついた。
しかし不思議だ。システムアップデートからだろうか?
しかしシステムアップデートの直後にはこういう変化には気がつかなかったが、見落としていただけなのだろうか。
多分そうだろうと思うが。
何かの弾みでこんなシステムの動作に関わるところが急に変化するはずもないし。
誰かご存知の方がいらっしゃいましたら、情報ください。(他力本願)

しかし例え500GB刻みでもSwapの増え方がちょっと穏やかになったのは、(精神衛生上は)良いんじゃないだろうか。
ディスクの容量に余裕がない場合には「覚悟を決める」時間的余裕が少し与えられるのは実用性もわずかにあると思う。
(やっぱり心のありようの問題にすり替わっているなぁ・・・)






前はSwapの増え方は1Gの次は2Gだった
ところが数日前からこのように1.5Gという段階があることに気がついた





だから2GのSwap fileの数は7つになった
前はSwap file7つなら3Gだったのだがちょっと精神的にはいいかもしれない
といってもあまり意味も差もないかもしれないが・・・


2006 年 9 月 5 日





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c2talk
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応

これは一番似たアプリを探すとしたら、Outlookということになるだろうか。

機能的にはweb上に上げたPIMをカレンダー、スケジュール帳として使いながら招待したメンバーだけが見られる回覧板とかはやりのSNS風の機能も盛り込んだり、スケジュールの日時がきたらケータイメールにアラートのメールを自動的に打つとか、使いこなせればいろいろ便利に使えそうなアプリ。

『使いこなせれば』と書いたのは、この直観的でもない混乱したインターフェイスとやたら出てくるウイザードでこれを使いこなすのは普通の人にはかなり困難ではないかと思うわけだ。
Windowsと共用のインターフェイスだからなのかもしれない。
てかてかなプラスチック風のスキンはMacOSX風だが、インターフェイスの混乱ぶりはWindowsアプリそのものだ。
とにかく混乱した操作性で多機能なのは分かるが、もうちょっとひとつひとつを使いやすくしてくれれば良いのにと思う。

以前OS9時代にはPIM-faceというスケジューラアプリを使っていた。
これはまさにファイロファックスのようなスケジュール帳そのもののフェイスをもっていて使い方も実に直観的だったし、web上のPIMとの同期も簡単だったし、手許に自分のMacが無くても出先のMacやWindowsからもスケジュールをすぐに確認できるというスグレモノだったが、残念ながらビジネスとしては成り立たなかったようで、昨年サービスを中止してしまった。

アプリケーションは機能を盛り込みさえすれば良いというわけではないと思う。
ましてやパーソナルコンピュータというジャンルの機械は、大部分のユーザは電子工学も情報工学もその基礎知識がない、それどころか大部分のユーザが機械音痴な文科系の人間だという前提で作らないとウソだと思う。
「マニュアルを読めば使い方は分かる」
とかいうのは間違っていると思うのだ。
リアルの世界で手帳を使う時に分厚いマニュアルなんか読む人がいるだろうか?

ここでは基本的に褒めることができるアプリしか取り上げないことにしているが、このアプリは良い素質をもっていながらこなれていないし、またこういうwebのPIMというのはPIM-faceが消えて以来あれば良いなとずっと思っていたサービスなので、ちょっとなんとかして欲しいと思っているのだ。

だから苦言を呈するような感じになってしまうが、要するにそういうアプリだ。






c2talkのフェイスのレイアウトはiCalに似ていなくもない
またスケジュールもiCalからインポートできる
しかしiCalよりもはるかに使い方が難しいというのはいかがなものだろう





これは昨年サービスを停止したPIM-faceのフェイス
これを見ただけで使い方が想像できるのじゃないだろうか
どちらがすぐれたアプリだろうか?



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Dashalytics
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

最近のGoogleのオンラインサービスの充実ぶりには目を見張るものがある。
昨年の世界経営者会議でGoogleのCEOのエリック・シュミット会長のプレゼンテーションを見たが、他のスピーカーがパワーポイントに合わせて退屈なセールストークを羅列して読み上げているだけなのと比べて、シュミット会長のプレゼンテーションは際立っていた。

彼はまだ未公開のGoogleEarthを、持ち込んだノートパソコンでぐりぐりと動かしてみせた。
地球の全景からグランドキャニオンやGoogle本社の外観までダイブするようにズームインするグラフィックは圧倒的だった。
彼は「最新のお気に入りのおもちゃ」を見せびらかすような童顔で
「このサービスを利用するには特別な高速回線は必要ない。普通に家庭で利用されているDSLのようなサービスで充分だ。」
と自慢げに宣言した。
私はそのことに驚いてしまったが、しかし本当に驚くべきことは別にあったのだ。

この時シュミット会長は
「我々はあらゆるサービスをネットを通じて提供する。それはあらゆるプラットフォームユーザが利用できる。つまりWindowsユーザだけでなくMacユーザも何ら遜色なく使えるということだ。」
と宣言した。
私はその時にGoogle検索以外にこのGoogleEarthのようなプッシュプル型グラフィカルロケーションサービスなどがMacでも文字コードやグラフィックのコーデック問題などの理由で使えないということが無いように平等なサービス提供をするという意味で言っているのかと思っていた。

しかしこの時にすでに彼の中ではもっと違う深い意味でこれを言っていたのだ。
つまり
「Macでも平等にサービスを受けられる互換性」
なんて小さな話をしているのではなく
「MacだのWindowsだのLinuxだのとかいう問題はどうでも良い些細な問題になってしまうだろう」
という意味だったのだ。

オンラインでアプリケーションサービスをしてしまえば良い。
現にその後のGoogleの行き方はGoogle検索でネットブラウジングを手中にし、つぎはGMailでネットのもうひとつの主要な機能であるメールをパソコンに内蔵されたプラットフォームやメーラアプリケーションと切り離してしまった。
またこのGMailは単なるwebメールではなくオンラインストレージとしても利用できる可能性を残している。
これで見えてきたのはGoogleはこれまでパソコンに内蔵されたアプリケーションという形で供給されてきたサービスを全てオンラインで提供しようとしているらしい。
それで例のGoogleパソコンで安いプラットフォームを提供し(その中身はLinux+Mozillaという簡単な構成らしい)それをベースに今までのスタンドアローンでパソコンがやってきたことを全てISPのようにネットを通じて可能にするというのがそのビジョンらしい。
そしてその先にはオンラインOS、文字通りのオンラインウエアの実現が視野に入っているようだ。

だからGoogleの競合相手はYahoo!やExciteではなく、実はMicrosoftこそが最大のターゲットなのだ。
それゆえ先日のシュミット会長のAppleの役員就任は重大な意味があった。
役員就任自体は単なる社外役員を一人雇ったというだけの話だが、これでGoogleとAppleに太いパイプができたわけだ。
一部のアナリストはAppleの出遅れていたwebサービスをGoogleの力で取り戻すなんていうチンケな分析をしていたが、これはそんな目先の話ではなくAppleがGoogleのオンラインウエア構想にどう組み入れられてメタファーしていくかという全く新しい時代の第一歩だったのかもしれないのだ。

AppleとGoogleは確かにそういう未来ビジョンを語るにふさわしい企業だと思う。

Googleの話になるとつい力が入ってしまうのだが、実際にシュミット会長のプレゼンテーションを見てそのビジョンをかいま見た実感からすると、Googleという企業はまだ過小評価されていると思っているからだ。
一時期のナスダックのGoogleフィーバーは去って、
「さすがに今ではGoogleは割高だよね」とか
「Googleは大きくなりすぎてもうこれ以上成長できない」
というような技術音痴の経済アナリストたちの分析を見ると、
「あなたたちは何も知らない、Googleの本当の将来性が見えてくるのはこれからなんだが・・・」
と思ってしまうのだ。

そのGoogleが始めたサイト管理者向けの無料アクセス解析サービスを利用できるDashboard Widgetがこれ。
まずはこちらのGoogle解析サービスに登録する。
GoogleIDが必要になるがIDは無料で取れるし、GMailを持っている人ならGmailアカウントがGoogleIDとして使える。
この解析サービス自体は趣味のブログだけではなくプロのサイト管理者がマーケティングに使うことも前提にしているような豊富なメニューが用意されていて、これを無料にしてしまうGoogleの利益構造はどうなっているんだろうか?と心配になってしまうような内容だ。

それをWidgetで簡単に利用できるようにしたのがこのDashalyticsで日単位、週単位、月単位でアクセス数、ページビュー数の推移を最大最小数を表示する。
個人のサイトのアクセス数を監視したい時には便利だと思う。

使い方については先にこのWidgetを取り上げられたヴェアダルさんの記事に詳しく書かれているのでそちらを参照してもらいたい。






Dashalyticsの設定はGoogleIDを取得して解析ページで監視したいサイトを登録
そのIDパスワードを入力してサイトのURLを取得する





だんだんデータを蓄積していくとアクセス数の推移がグラフィックで表示される


2006 年 9 月 6 日





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Windowsのアップデートがかかっているので、Windowsユーザの皆さんは忘れずにかけること。
今回も6項目のセキュリティアップデートが含まれていて例によって危険度『深刻』なものも含まれているから「アップデートのかけ方分かんない」なんてたわけたこと言ってないで、分からない人はお友達にやり方聞いてちゃんとやっとくように。

Microsoftの統合アップデートはなぜか28日周期でやってきて月齢とともにやってくるというか、女の子の月のものみたいな周期で来るのが不思議なのだが、今回はいつもよりも数日早めにきたので多少生理不順なのかも。

それで最近はWindows機はMacからVNCChickenOfTheVNCを通じて操作することが多いのだが、今回もそういうキャプチャーを。






WindowsアップデートをかけるところをChickenOfTheVNCを通じてMacで直接キャプチャーを撮った
という写真を載せたいためにわざわざ書いたような記事でした・・・
Windowsで撮ったものを変換するよりもきれいじゃないだろうか?



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9Pad
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これは要はOS9などにバンドルされていたノートパッドのようなアプリを再現したノードパッドアプリ。

このアプリは動作が軽快であるとか、クリッカブルなテキスト保存が可能で要はブラウザやメールのリンクを含んだテキストをそのままコピペすれば、そのリンクごと保存されてあとでそのリンク先も見てみたいという時にも便利という特徴もある。
またコピペするだけで画像や動画も貼付けるようにしてここに保存することもできるのだが、それもこれまでにあったノートパッドアプリにもあった特徴だ。

しかしこれの面白いのは検索をかけられるということだ。
その検索も単にタイトルだけでなくSpotlightのようにテキストの内容のキーワードを入れても検索できるメタデータ的な動きをする検索だ。

これがこれまでの簡易ノートパッドアプリとの一番大きな違いじゃないだろうか。こういうのはMacJournalのようなシェアウエアの日記メモアプリの大物にはもっと細かいワードを指示するというような高性能な検索が実装されていたりするが、フリーウエアの軽い簡易メモアプリでこういうものを付けているのはなかなかないと思う。
検索はエントリを絞り込むだけでページ内のどこにそういうキーワードが書かれているかを示すところまでの精度はない。
しかしフリーウエアなら十分な性能じゃないだろうか。
エントリーが何十とか何百とかいう単位で増えてくるときっとこの機能は役に立つと思う。






9Padはメモ帳として使える軽量なアプリ
コピペでwebサイトの記事をそのまま保存できてjpegなどの写真や動画も貼付けられる
文中のリンクもクリッカブルなままで残せるのでいろんな使い方が考えられる





このエントリーは検索窓でインクリメンタルサーチが可能だ
ページの中のどこにキーワードがあるかまでは表示してくれないが
この機能はエントリーの数が増えたら便利に使えると思う



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fc2.comのサーバが全面的にダウンしていたようだ。
まだ障害報告のメールは来ていない。
時間的にはこの1時間ほどで、先ほど復旧した。
それにともない当サイトのトップページや各メニューページに採用しているFC2のカウンターサービス、解析サービスにも障害が起きて表示に異常に時間がかかるなどの問題が起きていた。
またリンク先のMacの手書き説明書さんのサイトや「Mac系サイト探索隊」のサイトなどが表示できなかった。こちらも現在は復旧している。
いろいろなカウンターサービスや解析サービスを採用するのはいいのだが、そういうものを増やせば増やすほどこういうリスクも増えるわけだ。

ちょっと整理することも考えないといけないかもしれない。
当サイトを訪問したが表示に異常な時間がかかってイライラしたという皆さんにはお詫びしたい。



2006 年 9 月 7 日





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iFreete
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

このアプリの説明をそのまま訳すと
iFreeteはMacのフリーウエアを簡単に、そしてものすごく快適に見つけることができるユーティリティだ。そしてあなたが入れているアプリケーションのアップデートもこのデータベースに反映されたものはチェックできる(フリーウエアだけだが)」
ということになる。

この説明はiFreeteに表示されるiFreeteに関するレビューの直訳だが、要するにオンラインで取得したデータベースによって、Macで配布されているフリーウエアにどういうものがあるのかを探すことができる。
その表示はアイコン、簡単なレビュー、動作環境、ローカライズ環境、フォーラムでの人気度、ユーザ投票での人気度などとなっている。

フォーラムと書いたが、このデータベースはフランスで最近始まったオンラインウエアのフォーラムがベースになっている。

以前ここでもMactrackerというMac、Apple関連のあらゆる製品のスペックを知ることができるデータベースアプリを紹介したことがある。
このアプリはApple命のような個人によって更新され続けていて、取り上げられているのはマッキントッシュといわれていた時代からMac全機種・・・だけでなく、他社製のMac互換機種やNewtonのような絶版になっているPDA、Apple製のプリンタ、またiPodなどの最新機種の周辺製品に至るまでを全て網羅しているという驚くべきアプリだった。

しかしApple全製品とMac関連全製品を網羅したこの作者の根気には感服するが、同じようにオンラインウエアのデータベースソフトができるかというと、探さなくてはいけない対象の広さも全く違うし数もケタが違う。
そういうものが実現できるとは思ったこともなかった。

ところがこれは今年6月にオープンしたフォーラムの参加者による投稿がデータベースの基になっているようだ。だからまだフォーラムオープン以来2ヶ月半しか経っていないのにもうかなりの量のフリーウエアを網羅している。
私のこのサイトはオープン以来2年半で700~800ほどのオンラインウエアを紹介してきたが、このフォーラムは2ヶ月半でもうこの量だ。
これは個人ではできない作業量だ。
こういうwiki的なフォーラムをベースにしてオンラインウエアの大データベースができないかというのは、『Macオンラインウエアの情報サイトの大コロニー』という話の中でまさに私が夢想していたというか、妄想していたようなことなので、フランスでのこととはいえそういうものが実現しているのは実に同慶の至りだ。
ただしフォーラムはそういう事情なので今のところ書き込みの大部分はフランス語だ。
フランス語が(第2外国語であるにもかかわらず)全くわからない私としては(汗)、このアプリを英語に設定して利用させてもらうしかない。

使ってみたところ、扱うデータの数の多さにも関わらずデータの取得も非常にスピーディだし、フォーラムの威力で動作環境なども詳しいので、これは私もこれから参考にさせていただくと思う。

アイコンは一度取得するとキャッシュに留めておけるものとそうでないものがあるようで、ネットにつながっていないスタンドアローンになった時にもデータはほとんど表示できるがアイコンデータに関しては3分の1ほどが表示できない。

またアプリのジャンル別に絞り込むブラウジング機能を予感させるプルダウン窓があるが、これを触っても何も変化が起きない。
ここいらはまだ開発中ということなのだろう。
しかしこれからフォーラムの威力で登録されるアプリの数がますます増えていくと、そういうブラウジング機能というのも必ず重要になってくると思うので、ここらはこれからに期待というところだ。

面白い機能としては、それぞれのアプリの開発者のサイトに飛べるのもちろんなのだが、スクリーンショットなんかも取得して表示することができることだ。
これはMacのアプリを紹介する上で重要なことだ。
Macの特にすぐれたアプリは、スクリーンショットを見ただけで使い方や、有用性が見当がつくことが多いからだ。
それと自分のMacのアプリケーションフォルダに入っているフリーウエアを表示してそれの新しいバージョンが出ている場合はコーションマークで知らせてくれるという機能もなかなか面白い。

フリーウエアを探すのが好きな人にはお勧めできるアプリだ。

情報をいただいた「kuwayama」さんありがとうございました。






iFreeteを最初に起動するとセットアップアシスタントが現れる
とりあえず「フォーラムに行ってみるか?」というのはスルーするが・・・





このセットアップアシスタントのウィザードには素直に従った方が良い
特に私のようにフランス語が読めない人は、シルブープレ





オススメの設定はアプリのアップデートはマニュアルでチェック
起動時に自動的にリストのアップデートチェックというところか





デフォルトでは使用言語はフランス語になっている
フランス語が読めない人はここで英語を選択
設定でも変更できるがその設定のスキンがフランス語だと
お手上げだという人はこれをやっておくべしシルブープレ





データリストが最新でないとこういう表示が出る
これはDownloadをクリックしてリストを常に最新にしておく





表示はこんな感じ
左のリストから見たいアプリを選ぶ
アイコンがセンターに表示され(非表示も可)簡単なレビューが続く
下には動作環境・アーキテクチャー、フォーラムやユーザの人気度などが表示される





そのアイコンはキャッシュに残るものと毎回取得しないといけないものがある
オフラインになるとアイコンが表示できないものも一部ある





面白いのはインストール済みのフリーウエアの最新バージョンをチェックしてくれる機能
新しいものが出ている場合はコーションマークとともに
アップデートのバージョンナンバーまで教えてくれる
これを見ると私がアップデートをさぼっているのがよくわかる





メニューのwebsiteボタンで作者サイトをブラウザで開くことができる
この作者サイトのリンクを残しておきたいというのが私がこのサイトを始めた
大きな動機のひとつなのでこういう機能があるのは良いメルシボークープ





またブラウザで開かずに直接ダウンロードすることができる
「Download」ボタンでftpのリンクを選ぶこともできる





そのダウンローダはブラウザとは独立した専用のものでダウンロード履歴も別に残る
またダウンロード後のファイルを「Reveal」ボタンで表示することもできるので見失わない





そのダウンロード先はデフォルトではデスクトップになっているが
セキュリティ的にはデスクトップに落とすのはあまり望ましいとはいえない
それで設定でダウンロード先を変更することができるようになっている





またメニューの「Screeenshot」ボタンをクリックするとこの通り
見たいアプリのスクリーンショットだけ見ることもできる





「ユーザコメント」のボタンを押すとフォーラムのユーザのレビューが見られる
フォーラムの性格上フランス語の書き込みが多いのが、私にとってはノンサンス





またアプリをジャンル別に絞り込むと思われるブラウズ機能のプルダウンも・・・
残念ながら操作してもアンサンシブルマン
これは今後に期待だ



anchor

desktopia
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

デスクトップピクチャー、いわゆる壁紙(この言い方はWindowsの用語なのだが)を設定した時間ごとに自動的に変更するアプリ。

そういう機能はシステム環境設定ペインにもあるが、このdesktopiaはデスクトップに設定したい画像が入っているフォルダを指定して、リストを作ったあとデスクトップにしたい画像とそうでない画像を選択できるという機能があるのがちょっとアドバンテージがある。

私の場合ピクチャーフォルダの中にはデスクトップピクチャを100~200枚程度に小分けしたフォルダがいくつも入っているのだが、そのピクチャーは写真としては好きなのだが「壁紙」として使うに画像が込み入り過ぎているというものがたくさん含まれている。
また「壁紙」としては良いんだけど今の気分に合わないというものもあるだろう。

そういう時にはこのアプリで、「壁紙」に合うもの、気分のハマるものだけをチェックを入れていって実行すれば良い。簡便なプレビューもついているので作業もしやすい。






desktopiaでデスクトップピクチャーのリストを作成する
フォルダを登録してリストのうち「壁紙」にしたいものにチェックを入れていく





小さなサムネイルウインドウだけではどんな絵ヅラだったか思い出せない時には
簡便なプレビュー画面が用意されている





アプリには付属で面白いデスクトップピクチャーが用意されているから使ってみると良い
時間に合わせて変化するよう設定すればデスクトップを
見ただけで今が昼か夜か分かるようになる(?)





セットアップしたら本体は邪魔なのでコントローラを閉じてしまえばいい
それでバックグラウンドで動いてくれるが設定を変更したい時には
この通りメニューエクストラとして常駐しているのでここから呼び出す


2006 年 9 月 8 日





anchor

Stormz Screensaver
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

デスクトップに嵐を呼び起こすスクリーンセーバ。

嵐は雨嵐、雪嵐を選択できる。
またレジストすると時々起こる雷の頻度などを変更できる。
サウンド付きの夜中に起動するとちょっと心細くなるようなセーバだ。






Stormz Screensaverは嵐を呼ぶセーバ
これは雪嵐だ
キャプチャーには成功しなかったが時々雷が鳴る





こちらは雨嵐
この微妙な違いが分かるだろうか



anchor

Thousand
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

2ちゃんねるを見やすく、また高速で表示する専用ブラウザ。
といっても元の2ちゃんねるの見苦しい罵詈雑言をフィルタリングしてくれるわけではないので、読みやすくなるわけではないのだが。

ただ長大に伸びてしまったスレは普通のwebブラウザで見ると結構読み込みに時間がかかり、その間動かなくなってしまう。
このThousandはどういう仕組みなのか、ほとんどの長大なスレを瞬時に表示してくれる。
フェイスは3ペイン式で興味のあるスレを探すのに、webブラウザで見るよりもはるかに手早く到達できる。
またこの手の2ちゃんねるブラウザというのもいくつか試したことがあるが、スレの一覧をちゃんと表示できないものがあったり、まともに動くものが少ないのだがこれは満足すべき水準じゃないだろうか。

またCSSの設定でスレッドの表示の仕方を変えたり、スキンも配布されていたり表示も拡張できる自由度が準備されている。


ところで2ちゃんねるについての価値判断をいえば、私がこの巨大掲示板を好きか嫌いかというとかなり嫌いということになる。
そのことは長期間読んでいただいている常連さんなら随所にそういうことを書いているので、ご存知かと思う。
じゃ毛嫌いしてそういうものと関係者を遠ざけているのかというとそうでもない。切り込み隊長は個人的なお知り合いだしね。
案外距離的には近いところに居るのかもしれない。
2ちゃんねるの荒れようを見るとげんなりするし、電車男みたいなのが流行って社会現象化すると「気持ち悪い」と思ってしまうし、そういうドラマの影響で秋葉原を歩くと「きれいな女性と典型的なヲタク男」のカップルをやたら見るようになったのを「浅いなぁ」とつぶやきながら生暖かく見守ったり・・・
というようなスタンスで私は2ちゃんねるとつきあっている。
そのこととこのアプリの価値はあまり関係ないが・・・






Thousandは3ペインのカラム表示のブラウジングで 見たいスレに素早く到達できる
そういうところで人生の貴重な時間を浪費せずに済むわけだ





このビュアの面白いところはスレをタブ表示できることだ
その最大数を含め設定の自由度は結構高い





デフォルトのスレの表示の雰囲気はこんな感じ
ブラウザで見るのとどちらが見やすいかは明らかじゃないだろうか





Thousandからスレに書き込みもできる
その場合こういう誓約書の同意させられる
形式的なものだろうが・・・





スレに更新があるとこのようのポップアップウインドウで更新部分を表示する
経過が気になるスレはこうやって監視し続けることもできる


2006 年 9 月 9 日





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Flame
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

ネットワーク上につながっているホストの名前、それぞれのIPアドレスだけでなくそれぞれのホストがどういうサービスをオープンにしているかなどをリスト表示で示すアプリ。

というような機能はBonjourプラスFinderのサーバに移動メニューとか、システム環境設定ペインの共有、ネットワークなどのメニューでかなりのところを表示できるのだが、それを一覧のリストで表示するという機能がOSXにはない。
それができて便利な場面はどういう時かというと、ネットワークに接続してファイル共有とかプリンタ共有とかそういうサービスを利用しようとした時に「上手くつながらない」というケースのトラブルシューティングの時にはちょっと便利かもしれない。
これでIPアドレスなどが見えている場合にはとりあえずホストとしては認識しているわけだから、pingを打って認識しているかどうか確認するという駆け出しなシステム管理者の馬鹿の一つ覚えのような手順をひとつ飛ばすことができるわけだ。

またファイル共有の場合はその共有名も見えているわけだから、これが見えているということはファイル共有もできていると考えることができる。
それでも共有フォルダを開くことができないという場合は共有フォルダのアクセス権が間違っているとか、なにか他に原因があることが推測できるわけだ。
それだけでもトラシューの時間が大幅に短縮できると思う。

またこれでネットワーク全体をチェックできるのでwebサーバ公開とかftpとか意図していないサービスが開いていないかをチェックすることもできる。

こういうのは今時のMacOSXやWindowsXPではあまり心配するようなことではないが、時々自称パソコン通のオジサンが設定の変なところを触って、とんでもないところを公開したりしていることもありうるので、そういうチェックには良いんじゃないだろうか。
自分のパソコンだけでなくネットワークにつながっている全てのパソコンの状態をチェックできるので、そういう役には立つと思う。
(Windowsのネットワークの場合は同じワークグループのホストしか認識できないが)






Flameはネットワーク上にどんなホストがつながっているか
それぞれのホストがどんなサービスを開いているかなどの情報がリスト表示される


2006 年 9 月 11 日





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Show Hide Invisible files 1.2
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これはある程度使いこなしている人なら皆気がついていることだと思うが、MacOSXはかなりの領域が不可視になっている。
システムに関する重要な領域、特にUNIXに関わる領域はほとんど不可視領域に格納されている。
このことはUNIXやLinuxを扱い慣れた人がMacを触ると一番面食らうところなのかもしれない。
(最も最初からGUIに頼る気がないUNIXユーザだったら驚きもしないかもしれないが)

これはUNIXがベースになったといっても、やっぱりGUI上はMacOSと同じような使い心地を確保したいという狙いもあるかもしれないし、システムの重要部分をCUIのOSをほとんど扱ったことがない、理解もしていないマカーに触らせたくなかったということもあるのかもしれない。

それでOSXに関してはMac的な使い方の場合はファイルオペレーションはFinderを使って可視領域だけでやって、UNIX的に使う時にはTerminalを起動して、コマンドでファイルオペレーションをやるという使い方が基本的な考え方というかしきたりというかそういうことになっている。

それでも大体不便はないのだが、私のようにUNIXネイティブでない人はやっぱりどうしてもTerminalでUNIXコマンドというのは億劫な面があって、Finderで手っ取り早くやっちゃいたいということがたまにある。
今まではそういう不可視領域のファイルの状態を見たり、そういうファイルを開いたりする時には、Coelaというファイルオペレータを使っていた。
このFinderとよく似たファイルブラウザを使えば、ワンクリックで見えなかった不可視ファイルが全て見えるようになったり便利だった。
しかしFinderと同じ操作性というわけにはいかなかったので、例えばFinder上のアプリアイコンにドロップして起動したり、エイリアスを作ったりとかの操作が不便だった。
二つもファイルブラウザを使うから不便なので同じことを全てデフォルトのFinderでできてしまえば何ら問題は無くなる。

このShow Hide Invisible filesは起動してワンクリックで不可視ファイル、不可視フォルダを全てFinderで見えるようにすることができる。
また同じ操作を繰り返すだけで元通り不可視ファイルを見えなくすることもできる。
今どっちの状態にあるかをワングランスで分からせるために、アイコンが全てグレーアウトしたような薄い色になるのも細かい配慮が行き届いている。

簡便なアプリだが、Finderの使い心地を激変させるスグレモノのアプリだ。






Show Hide Invisible filesをまず最初に起動すると
不可視ファイルを見えるようにするかと訊いてくる
クリックするとFinderは再起動して変更が反映される





そうすると全てのアイコンはこの通りグレーアウトしたような薄い色になる
この色目のおかげで今Finderは不可視ファイルを表示する状態にあるのか
表示しない状態にあるのかが一目で分かるので勘違いによる変なミスを防ぐことができる





例えばデスクトップに.DS_Store、.localised、.metadata、Networkなど
普段は見えていない不可視ファイル、フォルダが見える





これは"/bin/"の中身を覗いたところ
見てみるとecho、kill、lsなどおなじみのUNIXコマンドの
実体のバイナリがここに収納されているのが分かる





"/private/var/vm/"にはUNIXの仮想メモリの実体であるSwapfileが格納されているのが見える
これが豪快に増えるのがOSXの驚きの特徴なのだがこれをFinderで監視することもできる





もう一度起動するとShow Hide Invisible filesは不可視ファイルを隠すかと訊いてくる
ワンクリックでFinderは元に戻る


2006 年 9 月 12 日





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Hormerty
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

プロセスコントロールを集中的にやろうというアプリ。
これでできることは、アプリを開くランチャー、アプリを終了させるストッパー、一時的に停止させるロッカー、プロセスの優先順位を設定するプライオリティということになる。

システムはデフォルトではアクティビティモニタというものが実装されているが、これはプロセスのCPU占拠率とメモリ占拠率をリスト表示で見ることができるだけで、プロセスの終了と強制終了はできるがそれ以外のことができない。

前にプロセスを一時停止させるユーティリティをここで紹介したことがあるが、もっと役に立つコントロールとしてプロセスの優先順位設定というのもある。
これは全てのプロセスに平等にリソースを割り当てるように設定されているシステムデフォルトに対して、UNIXコマンドでプロセスの優先順位を決めることができる仕組みになっている。
これができるとどういう良いことがあるかというと、必ずハードウエアの性能的にボトルネックを通り過ぎなくてはいけないようなことが見えている作業をする時に、その作業に集中させるとか、逆に大きなリソースを食いそうなアプリをバックグラウンドで動かしている時に、Finderの動きだけは常に優先させるとか、必要に応じてプロセスの優先性を設定できるようになっているわけだ。

これは使いこなせれば結構便利な機能だと思うが現状ではAppleはGUI化していない。
使うにはTerminalを起動してコマンドを打たないと仕方がないのだが、このアプリはそれをGUI化してくれたのが最大の価値だと思う。

デスクトップに常駐させておきやすいように、アクティブではない時には透明になったり、デスクトップの隅っこに小さく畳んでおける機能などを持っている。
なかなか小気味いい気の遣い方だ。

なお最初に起動した時にパスワードを要求されるが、この時にIMが英語モードになっていることを確認すること。プロセス管理にはルート権限が必要なのだが、日本語モードになっているとパスワードを正しく認識しないので要注意だ。






Hormertyの設定画面
起動した時に「ランチャー」「アプリ停止」「アプリ終了」
「アプリ優先順位変更」のどのメニューで起動するか設定できる
またバックグラウンドのGUIでは見えないプロセスも
コントロールするかどうかも決められるのが重要な機能だ





こちらはアプリを一時停止するロックメニュー
プロセスを選んでOKボタンをクリックすればプロセスは途中で停止する
「Resume」ボタンをクリックすると停止したところの続きから再開する





こちらはプロセスの終了メニュー
通常の終了と強制終了が用意されている
トラブルでプロセスが動かなくなって終了コマンドも
受け付けなくなってしまった時にはこれを使うことになる





プロセスの選択をこの通りプルダウンメニューで
設定でバックグラウンドのプロセスも見えるように設定しておけば
こういう「loginwindow」のようなシステムが使うプロセスも見える
緊急時以外は触ることはお勧めしないが・・・





面白いのがこのプロセスの優先順位設定
デフォルトでは全てのプロセスが0に設定されているがここでは-19から20までに変更できる
いくつものプロセスを実行する人やすぐにFinderの動きが
遅くなることに不満を感じている人は試してみる価値はある





デスクトップに常駐させる場合邪魔にならないことも重要だ
こういうそれぞれのメニューを直接呼び出せる小さな表示も用意されている





さらにそれでも邪魔だと言う人にはこういう小さな表示も用意されている



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goPod
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応

iPodのEU音量リミテーションを外す専用アプリ。

iPodは第5世代になるまではボリュームはハードウエアの性能ぎりぎりまで上げることができた。
だからmp3のサンプリングをフルアップするところまで大きめに録ってフルボリュームにすれば結構な大音量にすることができた。
またiPodの音量コントロールのカーブはどうやら放物線系になっているようで、ボリュームスライド表示の下3分の2まではそんなに音も大きくならないし、変化も少ないが残りの20%くらいで急に音がでかくなることが多い。

そういうことが要因なのかどうかはともかくアメリカではiPodを使ったために難聴になったという人が訴訟の準備をしているとか、消費者団体がAppleに音量制限の機能をつけて消費者保護を図れと圧力をかけるとかの問題が起きている。
なんせ猫を電子レンジにかけて電子レンジメーカーを訴えるような御国柄だ。
PL法という精神は良かったが運用に関しては完全な悪法に成り下がっている法律の悪用がはびこって、善意の被害者を装った消費者崩れの訴訟ゴロみたいな奴らが企業相手に数十万ドルから数百億ドルもの巨額の賠償金をせしめようと訴訟しまくっているという現状がある。

さすがに猫のケースは、これが認められてしまうと
「猫を乾かすために猫を電子レンジに入れてはならない、
犬を乾かすために犬を電子レンジに入れてはならない、
その他のペットを乾かすためにペットを電子レンジに入れてはならない、
頭を乾かすために頭を電子レンジに入れてはならない、
子供を・・・・」

という注意書きを延々と全ての電子レンジ本体と取説に書かなくてはいけなくなるために、これは社会的常識から照らして却下されたようだ。
しかしこれに類するような訴訟は数限りなく起きていて、そのうちの一部分は原告の言い分が認められているのが現実だ。
例えばハンバーガーを食べ過ぎて肥満になってしまったのでファーストフード会社に賠償を請求したケースは賠償命令が出たのではなかったろうか。

こういう白痴的な消費者を保護するためにアメリカではPL法でメーカーに強力なプロテクトが要求されている。
iPodも例外ではないわけで第5世代のビデオiPodからはボリュームロックをマニュアルで設定できる機能が実装されている。これはペアレンタルロック付きの結構強力なものだが、これでも消費者団体はまだ不足だと考えているようだ。
第3、第4世代のクリッカブルホイールを実装した旧iPodにはファームウエアのアップデートの更新とともにEU Volume limitationという機能が追加された。
これは調節できないが完全にボリュームをある一定のレベルでロックしてしまうリミッターのような機能になっている。
Appleは旧世代のiPodに対して妥協案でこのコントローラブルではない音量リミッタを付けたのだが、消費者団体はこれと同じものを第5世代のiPodにも付けろという要求をしているようだ。


余談だが、そういう狂信的な消費者保護団体が幅を利かせているような狂った国で2次電池の爆発事故を起こしてしまったソニーは実は公表している金額以上に大変な問題を抱え込んでしまったのだ。
2次電池の回収費用は200億とか300億とかを見込んでいるが、実際にはそういう気違いじみた訴訟が10件も起きれば、この件の特別損失はすぐに倍増する可能性があるのだ。
そういう爆弾を抱え込んでしまったソニーにはちょっと同情を禁じ得ない。
だから事件発覚直後のソニーの言い訳じみた対応は立派だとは到底いえないが、そういう事情を考えると少し理解できないこともない。アメリカの消費者を相手にするのは北朝鮮政府を相手にするのと同じくらい理不尽かもしれないのだ。


とここまでまた永遠に続くかと思われるくらい長い前置きだったが、このgoPodは、この第3、第4世代のiPodのコントローラブルではない音量リミッタを外すことができる。
これを起動してiPodをFireWire接続してGOボタンをクリックするだけで良い。USB2.0でも問題なく変更できるかどうかはテストしていないが、サイトにはWindowsバージョン、Linuxバージョンが用意されているので当然USB2.0でも操作は可能だと推察する。

一度クリックするとiPodが再起動して、起動後はこのリミッタが外れる。もう一度クリックすると再度再起動して元通り音量リミッタがかかった状態に戻る。

iPodの音量リミッタは時々街の騒音の中で聴いていると音が小さ過ぎると感じる時があるので、外すと便利じゃないかと思う。しかしこれはあくまで難聴対策で付けられたリミッタなので、これを外す時には自分の健康はあくまで自己責任で守って欲しい。
このアプリを使ったために難聴になったということで、この作者やアプリを紹介した私に数億ドルの賠償請求をされても賠償することはできないし、する責任もないし、そういう賠償要求をするような人はこういうアプリを使ってはいけないと考えている。
何でも保障されていないと気が済まないという人は、全ての機械の「設定項目」には一切触らないことだ。
それを守らないで文句を言っている人は猫を電子レンジに入れた白痴と差がないと思う。

しかし自己管理ができる自信があって、自己責任の精神を理解している人にとってはiPodのボリュームが昔通りコントローラブルになることは便利に違いない。
そういう人にだけは勧めることができる。






goPodを起動するとこういう表示
これはiPodがつながっていないという状態を示している





iPodを繋ぐとEU Volume limitationがかかった状態だという表示はこうなる
このGOボタンをクリックするとファームウエアが再起動して設定が変更される





これがリミテーションが外れた状態
もう一回クリックすると再起動の後元通りリミテーションがかかった状態に戻る


2006 年 9 月 13 日





anchor

DAH
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

この気になる名前は「Display Adjustment Helper」の略なのだそうだ。
略して「ダーッ!」(猪木風?)と読むらしい。

作者さんは役に立つような立たないような微妙な線を狙ってアプリ制作をしておられるようだが、このアプリなんかはなかなかどうして実用性はあると思う。
これは特に液晶ディスプレイなどの画像表示の乱れを検出するのに威力を発揮しそうだ。
特にドット抜けやなぜかディスプレイサイズに合っていないピクセル設定などを検出するの良さそうだ。
使い方は実に簡単でこのアプリを起動して、フルスクリーンで表示される模様を眺めているだけで良い。
模様に不規則な変異が出ている時には何らかの問題があると考えれば良い。

しかし作者さんもいわれているように、設定間違いなどに気がついた時には補正できるがドット抜けなどに気がついてもディスプレイを交換する以外に打つ手がない。
何もできずに悲しい思いをするだけかもしれないので、そこは心して使用すること。






DAHのパターンのひとつ
こういうパターンが何種類も出てそれを見てチェックせよということらしい
これは縮小していないので液晶の人は見てみて欲しい
モアレが出ている場合は何らかの問題がある





これも線が正確に表示されているかを見る
線に見えない時には色調などの問題があるのかもしれない



anchor

えきちょーさん
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

こちらも同じ作者さんによるパターンチェッカーで「液晶調査屋さん」で略して「えきちょーさん」なんだそうだ。(略す意味があるのかという疑問はあるが)

これはもっと液晶のドット抜けをチェックするという単機能に特化したパターン集になっている。
ドット抜けは何%かあるのは仕方ないことらしく、今では生産技術が上がったので液晶のドット抜けというのもあまり見なくはなったが無くなったわけではないらしい。
メーカーもある程度「ドット抜けは不運と納得してくれ」というスタンスらしい。
これを見れば、そのドット抜けは見逃さず発見できるだろう。
しかし見つけたところで何ができるかというと新しい液晶に差し替えるということ以外に何も無い。
特にラップトップの場合はリッドのユニットまるごとの交換になるので、下手すると新品が買えるくらいの修理コストになる。

ドット抜けを発見しても結局悲しい思いをするだけだから、このアプリを使うかどうかは事前によく考えた方が良いと作者さんも警告している。






えきちょーさんのパターンもいろいろ出るものを眺めているだけで良い



anchor

CopyMagic
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

あるフォルダに作ったエイリアスをオリジナルのファイルのコピーと入れ替えたい時に、ドロップ一発で作業完了のアップルスクリプト。
フォルダの中身も再帰的にオリジナルのコピーと入れ替えることができるそうだ。

何の役に立つかは微妙だが、作者さんはアプリの配布パッケージを作る時にエイリアスを入れておいて完成したらこれでコピーと入れ替えるということをしているそうだ。
あまりコピーをやたら増やしてディスク容量をとりたくないというような時に暫定的にエイリアスを置くというようなことはできるかもしれない。
作業が完了したらこのスクリプトでどばっとコピーと入れ替えみたいな・・・

あまりふさわしいシチュエーションを思いつかないが、このスクリプトの機能自体はなかなか面白いと思う。
動作も確実だし、オリジナルのファイルはそのまま残るわけだから面白い使い方がありそうな気がする。

そのうち何か思いつくかもしれないので、とりあえず今はこのスクリプトの機能について書き留めておこう。






CopyMagicの使い方はこんな感じだ
エイリアスを含んだフォルダを指定してCopyMagicを起動する
または本体アイコンにドロップする





するとエイリアスがオリジナルのコピーと入れ替わっているというわけだ
手品みたい



anchor

InforMac
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはこちらのサイトのBBSで教えてもらった、システムプロファイル、ステータスを一括して表示するアプリ。
そういう目的ではまさしくシステムプロファイラというアプリがOSXにはバンドルされているが、これはそれよりも動作が軽いし、メニューも環境設定ペイン式になっていて整理されているし、システムプロファイラでは表示できないような情報も見ることができる。

表示項目を見るとシステムプロファイラと比較して一長一短だが、UNIX的な使い方をする人にはユーザIDなどが全てリストアップされていたり、アプリのIDは.plistファイルを探す手がかりになったりとか便利な面もある。






InforMacを起動するとシステム環境設定ペインのように項目がメニュー化されている
システムプロファイラより使いやすいかもしれない





ボリュームの情報もかなり詳細に表示される
以前40GBのボリュームが37GBと表示されるが3GB分は
どこに行ってしまったのかという質問を受けたがこれを見ればその謎が解ける
2進数の認識を容易にするために400億バイトは実は40GBではなく約37GBと表示される





内蔵ディスクは東芝製だった
以前は日立製が使われていたような記憶がある





アプリは追加インストールしたものも含めてバージョンナンバーやIDが表示される
管理上これは便利な場合があると思う





ユーザIDも表示される
ユーザはアカウントだけでなくシステムの様々なエージェントがIDを取得していることがわかる
プロセスを支配しているIDを見れば何が実行しているプロセスか分かることがある





カーネルパニックを何回起こしているかという記録も見られる
そういえばTigerに乗り換えてからカーネルパニックをまだ一回も経験していないことに気がついた
チータの時には隔週ぐらいで起きていたことを思うとこれも隔世の感だ


2006 年 9 月 14 日





anchor

セキュリティホールに関するニュースを2題。
奇しくも(?)Macに関するセキュリティホールのニュースが二つほぼ同時に流れてきた。
しかもどちらも動画のアプリ、プラグインに関するホールでバッファオーバーフローなどを突かれて悪質なコードを実行される危険性があるというものだ。

これは動画ファイルを装った悪質なコードをダウンロードしてしまったケースだけでなく、webサイトに置かれているそういった画像ファイルを装った悪質なコードを表示しただけで、ブラウザなどを通じて任意のプログラムなどを実行されてしまう危険性をはらんでいる。
詳しくは以下のリンクへ。
Flash Playerに危険なセキュリティ・ホール,すぐにアップグレードを
QuickTimeに危険なセキュリティ・ホール,悪質なプログラムを実行される
これらはすでに対策を施されたアップデートが配布されているので、ユーザは直ちにこれらをアップデートすること。
上記の記事からも分かる通りこれは放置しておくと非常に危険なので、アップデートによる不具合は考えられないでも無いがそれでも対策はしておくことを強く勧める。
その上でもし不具合があったら修正版を待つというやり方が安全かと思う。
もっともアップデートして半日経過した現在、私の環境では特に問題を感じていない。

このうち、FlashのエンジンのFlash Playerは最近流行のYouTubeの標準フォーマットのflvなどのエンジンでもあるので、flvのお宝画像ファイルを装って悪質コードを忍ばすなんてことも考えられるのですぐに対策することが必要だ。




anchor

Flash Player
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

Flash Playerは上記アイコンのリンク先のダウンロードセンターで落としてきてインストーラの指示に従うだけで、アップデートは一瞬でできる。
インストーラが終了したら自動的にフラッシュバージョン確認ページをデフォルトブラウザで開くのでそこで
「インストールが終了しました」
と出ているバージョンを確認しよう。
今日現在で最終のビルドはv.9.0.16.0だ。
これで一応バッファオーバフローなどの問題は防げるという。






Flash Playerのインストーラを起動したところ
余談だがそういえばマクロメディアはアドビに買収されたのだった
アドビのマークにちょっと戸惑ったのだがそういえば
CEO本人から買収のことを聞いていたではないか





インストーラが終了すると自動的にデフォルトブラウザを開いて
フラッシュで現在インストールされているバージョンを表示してくれる
最新バージョンになっていることをここで必ず確認しておくこと





またソフトウエアアップデートを起動すればQuickTimeiTunes
アップデートがかかってくるのでこれも必ずアップデートしておくこと
iTunesのエンジンはQuickTimeに依存しているので
これはペアでアップデートしておくことを勧める
それが不具合を最小限にとどめる方法だろう



anchor

iTunes7
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応

今回のQuickTimeのアップデートとともに上がってきたアップデートでiTunesがまたメジャーバージョンアップということになった。
これは久々にちょっと興奮もので実は今日は一日これをテストして遊んでいた。

今までのiTunesのメジャーバージョンアップは前の前のバージョンはちょっとありがた迷惑が多くて、オマケにバグも丸抱えでそのバグフィックスをして前のバージョンはやっと落ち着いてきたという感じだったのだが、今回は良い方向に向いているのかもしれない。

目についたところを書いていくと、
1)アイコンがスカイブルーのようなきれいな青に変わった
2)ギャップレスプレイバックという心地よい再生機能がついた
3)フェイスがグレー基調の落ち着いた雰囲気に変わった
4)CoverFlowという選曲用のフリーウエアを機能の一部として取り込んだ
5)iTMSから音楽だけでなくゲームも落とせるようになった・・・なのでiTunesStoreと改名した
6)ジャケットアートをiTunesStoreから取得できるようになった
7)歌詞を表示したり、記録できるようになった
8)ムービーの他にテレビというメニューも追加された
9)全体的に重くなってちょっと反応ももっさりとなった

というところか。
やっぱり良いことばかりではないが。
まだ全ての機能を試したわけではないがここまでのところで分かったことを書くと以下のような感じか。

フェイスのデザインが結構スッキリとなってきて良いと思う。
アイコンが青に変わったことだが、なぜか前の方が良かったという記事を目にするが、私はこの方が数段良いと思う。
OS9当時最初のiTunesのアイコンは確かパープルだったと思う。
それがインディゴブルーみたいな深い青に変わって、緑に変わった。
なのでバージョンナンバーがひとつ上がるごとに色が変わるのかと思っていたが、なぜか緑で停まってしまった。緑に変わった時に
「ちょっとモッチャリしたイメージになったな」
と思ったが、次のバージョンアップでオレンジくらいに変わるのだろうと思っていたから気にしていなかったが、緑で固定になったようだと分かった時にはちょっと軽く失望した。
今度のスカイブルーのような明るい青はなかなかきれいだと思う。

それでいつもの同意書に「同意」のクリックをすると最初に起動した時に、かなり長い時間をかけて「ギャップレスプレイバック情報を決定」
という表示が出てCPUがフルアップしてしまう。
これは初回だけのことなので我慢して見守っていれば良い。
この機能の意味が分からなかったので止めたものかどうか迷ったのだが、やっと意味が分かったので書いておく。
今までのiTunesは曲間を空けないで連続再生をするとなると、クロスフェイドのようなエフェクトを使っていた。前の曲を絞りながら次の曲をフェイドインさせるという自動機能だ。
これの設定でかなりFMラジオ局がやっているようなノンストップミュージックに近いことができていたのだが、それでも設定の機微で微妙に曲が重なっていたり、隙間が空いたり難しかった。
これはクロスフェードでは無く曲終わりと次の曲の頭の間を無くすというもので、そのために曲データの頭とお尻の無音部分がどれくらいあるかという情報を収集しているプロセスのようだ。

試してみたが、微妙な差ではあるがなかなか快適ではあると感じた。
というよりもすっかり慣らされていたのだが、はじめてiTunesを使った時にはこのクロスフェイドにはちょっと違和感を感じていたのを思い出した。
これはこの方が良い。


落ち着いたグレーのスキンも気に入ったのだが、今回の変更で一番気に入ったのはフリーウエアとしてここでも紹介したCoverFlowを機能の一部として実装したということじゃないだろうか。
このCoverFlowはアルバムジャケットをめくりながら選曲ができるという昔のLP時代の音楽の聴き方を思い出させてくれるようなすぐれたインターフェイスを美しいグラフィックで実現したアプリで、気に入っていたのだがもうちょっとiTunesとの連携が取れてくれればいうことが無いと思っていたものだ。
しかしまさかAppleに売却してしまって本家のiTunesの機能に取り込まれてしまうとは思っていなかった。
(一応完成したらシェアウエアに移行するだろうと予想していたのでこれはちょっと意外だった。しかしAppleさんもオンラインウエアの機能を横取りするよりもちゃんと対価を払って買収する方がよほど健全だし、その方がコミュニティの活性化に水を差さなくて済むと思う)

これは良い面と悪い面がある。
良い面はiTunesと連携して動いてくれればいうことが無いと思っていた部分が実現されたことだ。
このおかげでまたiTunesを触るのが楽しくなったことは間違いない。
悪い面はこの重さだ。
元々軽いアプリではなかったCoverFlowが重いアプリのiTunesとくっつけば軽快な動作というのはなかなか求めにくいのかもしれない。
それにCoverFlowでは獲得していたフルスクリーン表示の機能が、無くなってしまったのが残念だ。
さんざん探しまわったのだが、そういう設定項目も無くそういう記事も無いのでどうやらこの機能は今回ネグられてしまったようだ。これはこれからのAppleさんのがんばりに期待するしかないが、あまり重くなってくれるのも問題なので、これはやはりiTunesのビジュアライザーとして動くというような変更が良いのかもしれない。

なおこれにともないCoverFlowの作者サイトはほとんど全ての記事とダウンロードリンクは削除され
「AppleにCoverFlowを売却したことを喜びとともにお知らせします」
というアナウンスとともに、CoverFlowの開発終了が宣告されている。


今回のiTunesで良いなと思ったのは、ジャケットデザインや歌詞を管理できるようになったことだ。
特にiTunesStoreからジャケットアートを入手できるようになったことは良いと思う。
歌詞も情報欄で書き込みができるようになった。
歌詞を管理するアプリの中では一番自由度が高い。
これで歌詞もwebで取得できれば最強なのだが、それはそういうオンラインウエアがあるからそちらに任せるべきなのかもしれない。

ムービーやテレビ機能の将来性についてはよくわからない。テレビについては相当な障害があるような気がするが、それをどうクリアするのか私には見当がつかないので期待していいのかどうかもよく分からない。


気になったのがブラウジングなどの切り替えのボタンのクリックの感覚が他のアプリと違うということだ。
Macのアプリはほとんどすべてがワンタップでその瞬間に反応するのだが、このiTunesのボタンはクリックしてポインタをそのボタンから外すか明確にダブルクリックをしないと反応しない。この感覚はMac的ではないのでかなり戸惑う。
というよりも気持ち悪いと言った方が良いかもしれない。「Windowsみたい」と思ってしまったのは私だけだろうか。

ちょっと面白いと思った機能はCoverFlowを表示している時にアルバムジャケットをドラックしてデスクトップに落とすと、デスクトップにそのアルバムに入っている曲のmp3のコピーが生成されているという機能だ。
これは何の役に立つのか分からないが、音効さんが選曲の時に曲目を直接ディスクに落とすとか、そういう音楽制作現場では意外に重宝する機能かもしれない。






iTunesの見た目はグレー基調に
ちょっとつやっぽい階調もあってなかなか落ち着いた雰囲気になった





最初に起動すると「ギャップレスプレイバック情報を決定」
なんていう意味不明の表示を出してフルアップしてしまう
これは温かく見守らないとしょうがない





アイコンは美しいスカイブルーに
トーンもちょっとテカテカな感じに変わった





今回の最大のウリはCoverFlowを実装したことでしょう
ますます重くなったが選曲が楽しくなることも請け合いだ
これフルスクリーン表示ができれば言うこと無いのだが・・・





もうちょっと軽い表示でアルバム単位でジャケットをサムネイル表示するリストもある
これもなかなか実用的でしかも文字ばっかりだった今までの
iTunesの表示よりも華があると思う





うれしいのは歌詞を「情報を見る」欄でエディットできるようになったことだ
書き込みも自由だしこれは使いやすい





ちょっと気がついた面白い機能
CoverFlow表示中にアルバムジャケットをつかんでデスクトップにドロップすると
そのアルバムに入っている全曲のmp3(AACも)がデスクトップにコピーされる
この機能、プロの皆さんは喜んでいるんじゃないだろうか





さらに余談・・・
今回のアイコン変更にともないmp3などのiTunesをクリエータにしているファイルの
アイコンはすべてブルーに色が変わった





iPodを繋いでみた時の管理画面も大きく変わっている
この通りiPodのソフトウエアバージョン管理もここでやるように仕様変更された
ますますiTunesとiPodは不可分になったわけだが対EU的には大丈夫なんだろうか?
あと面白いのはiPodの中の音楽ファイルを手動で管理できるようになったこと
こういうオンラインウエアもあったが、これはiTunesが実装するべき機能だった
どうせこれを封印したって「著作権保護」には何の役にも立たないのだし・・・
ただしこれでiPodをライブラリのバックアップにするという考え方はお勧めしない
確実性が無いからでiPodは結局「屋外で音楽や画像などを楽しむためのデバイス」
という本来の目的以外の使い道では当てにしない方が良い



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coconutIdentityCard
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはお知り合いの某サイトのBBSで「定期的に」話題になるアプリ。(お忘れかもしれませんが以前にもその話題で盛り上がっていたような記憶が・・・)

要するにMacやiPodなどがどこの工場から出荷されたものかをオフラインのデータベースを基に表示してくれるアプリ。
起動すればそのMacのロットを、iPodを繋いでいればiPodのそれを表示してくれる。
最近追加された面白い機能ということでは「盗難登録」を確認してくれるというのがある。
これは盗難届けが出ているMacのリストとそのMacのシリアルを照合してくれるというもの。
これに該当しないから安心というわけではないが、該当すればほぼ間違いなくそのMacは盗品であるということはいえる。






coconutIdentityCardを起動すると愛用のiBookG4は中国製であることが分かった
理由は無いが何となく悲しい





iPodもやっぱり中国製
中国恐るべし・・・一時期の韓国製をしのぐ勢いだ





シリアルナンバーを入れるとさらに詳しい情報が分かる場合もある
・・・し、分からない場合もある





シリアルを入れていると盗品かどうかのチェックもしてくれる
愛用のiBookは大丈夫なようだが(新品だから当たり前か)
これに該当しないから安心というわけでもない
該当すれば「盗品だぁ」ということが確定して
警察に届けず盗品と知りながら使用を続けると
拾得物横領とか窃盗の共犯とかの嫌疑がかけられることになる


2006 年 9 月 15 日





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Meditation Music
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

シタール+タブラーという音楽をデスクトップで表現するアプリ。

以前ブルースギターをキー一発で演奏してしまうというアプリを紹介したが、これはそのインド音楽バージョンといってしまっていいのだろうか。

ボタンクリック一発で風の音、鳥の声、タブラーの調べ、シタールのたゆたいを表現して、それが各種の背景の変化とともに鳴る。
メディテーション、つまり瞑想は自然と人為的な意思が一体化するためのプロセスだという。
それをOSX上で実現した。

日本語化はE-WAさん。






Meditation Musicは背景を選んで楽器を選んで自然音を選ぶというシンプルなアプリ
効率を追求する毎日に疑問を感じることは無いだろうか?



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The Unarchiver
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

Macで使われる通常のアーカイブは.zip、.sit、.bz2、tar、tgzなどがよくみかけるが、またTar-GZip, Tar-BZip2, Rar, 7-zip, LhAなんていうのもよく見かけるがこれらを一括で開いてしまうアンアーカイバ。

そういう趣旨ならシステムにBOMArchiveHelperというアプリがバンドルされていて.tarなどはこれで開くようにデフォルトでなっているが、これは万能ではない。
万能ということであればStuffitなんていうMacOS時代からのおなじみのアプリもエキスパンダーだけならフリーウエアとして手に入る。

しかしこのBOMArchiveHelperは軽くて速いがtarをBOMArchiveHelperで開いてそのあとをエキスパンダーで開いてなんてのが二度手間だし、Stuffitは元々そういう傾向があったが、最近ますます重くなって、ドックでこの段ボールアイコンがぴょんぴょんジャンプしているのを見るとイライラするということが多くなってきた。

それに頻繁にバグフィックスオンリーのアップデートが出て「バージョンアップせよ」という表示がいちいち出るのもうざくなってきていた。
いい加減何とかならないかなと思っていたら、こういうアプリに出会えるというのは神の配剤かもしれないが、「求めよさらば与えられん」ということなのか「思い続ければ叶えられる」ということなのか。

作者さんによると狙いはシステムバンドルのBOMArchiveHelperをより万能化したものを作りたかったということと、英語以外のパッケージネームが使われている場合も問題なく開く、つまり日本語などのパッケージも問題なく扱えるということだがその意図は見事的中し、アンアーカイバとしてはこれまで試した中では最高のものになったかもしれない。

とにかく動作が速い。
起動も軽いしアーカイブを開くスピードも快適な速さだ。Stuffitの鈍重さを我慢していた自分が馬鹿みたいだ。
また
◯◯.tgz.tar
◯◯.tar.zip

というように2重にアーカイブ化されているファイルも一回のステップで一気に展開してくれるのが小気味よい。
Stuffitの鈍重さとアップデートを迫るアラートにうんざりしている人にはお勧めできる。

ディスクイメージを最速マウントできるFlashMountと組み合わせて使えば、オンラインウエアなどをダウンロードして開くことが多い人にとっては、快適な環境になるだろう。






The UnarchiverはMacで使用される主要なアーカイブを展開するアプリ
実に軽快にスピーディに展開してくれるのがうれしい





本体をクリックして起動すると対応ファイルフォーマットの選択ができる設定が現れる
こんなにたくさんのフォーマットに対応できるということに感動を覚えるが
アーカイブフォームってこんなにたくさんあるんだといういうことにも驚かされる



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先日「Windows Updateが月の満ち欠けのように28日周期なのが不思議」と書いたら「毎月第2火曜日に月刊アップデートとして出るので28日周期は自然」という情報をいただいた。
しかし実際にはアップデート履歴を見るとこの陰暦アップデートは、中国の旧暦のようにうるう週やうるう月が頻繁にあって複雑この上ない。

前回アップデートから2週間も経たないうちにセキュリティアップデートが6件また緊急アップデートで上がってきたのでWindowsユーザは忘れずにアップデートをかけること。
今回のアップデートはなぜかWindowsUpdaterからかけると更新に失敗するというまたまたわけの分かんないことになっているので、自動更新をしている人は確認が必要だ。
さすがはMicrosoftなんてことを書くとまた反感を買うので書かないが、相変わらず手間がかかることである。






今回スケジュール外の緊急アップデートが6件かかってきた
スケジュール外で出すぐらいだから、緊急性は高いと思われる
忘れずにアップデートをかけること





ところが定番のWindowsUpdateから更新しようとするとどういうわけかこのように更新に失敗する
自動更新などの機能を使っている人は更新できているか確認することを勧める
何百台ものPCを管理するシステム管理者はちょっとゾッとする話じゃないだろうか





更新はこちらからファイルをダウンロードしてやること


2006 年 9 月 16 日





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iTunes Volume
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

iTunesリモートアプリとしては際立った多機能アプリがまたまた新機能を増やしている。

追加された機能は
1)歌詞を表示する機能
2)ジャケットアートを表示する機能
3)スリープタイマー

歌詞は触りだけだが、謳いだしを思い出しながら作業しながらなんだか頭混乱しながら楽しめるんじゃないだろうか。
それにジャケットアートまで表示されて、そのうち本体は全く触らなくてもiTunesのすべての機能をこのiTunes Volumeだけで利用できるようになるかもしれない。
作者さんはややムキになっているというか、もう付けられるだけの機能を付ける気らしい。
あと無いのはビジュアライザーとか、イコライザーとかAir Mac Expressのコントロールとかくらいか。
スリープタイマーは残念ながらiTunes7と適合していないのか演奏が停まらないとかいう問題はあるが、たくさんある機能のうちのひとつだ。
それに作者さんは精力的にアップデートしているから近日中に改善されるだろう。

ますます増える機能に乞うご期待だ。十徳ナイフのような多機能は使えても使えなくてもうれしいだろう。






iTunes Volumeはジャケットアートや歌詞も表示できるようになった





またスリープタイマー機能も追加された





スリープタイマー機能はスライダーを右クリックするとコントロールできる
残念ながらiTunes7では正常に動かなかったが使いやすそうな操作系ではある



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Google Earth4β
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

例の地球的俯瞰衛星写真ベース3DプッシュプルマップサービスのGoogle Earthがいつの間にかバージョンナンバーが4に上がってすごいことになっている。
(くだくだ長ったらしい説明。しかしそうとでもいわないと正確な説明ができないような感じなので)

J.S.Machさんのとこで知ったのだが、Google Earthがバージョン4にアップしている(しかもベータが取れてない)。

実はこのバージョンアップには一度失敗していて、サイトトップからダウンロードリンクに入るとどういうわけか前のバージョンしか落とせない。
アップデートはGoogle Earthの本体を起動してヘルプメニューの「アップデートをオンラインでチェック」でとりにいくこと。
このリンクの不具合は数日中に解消されるかもしれないが、私のところではそうだった。

それで今回の目玉はビルや地形の3D表示がサポートされたことだ。
実は前のバージョンでもニューヨークのマンハッタン島やシカゴリバーではテスト的にそういう表示をしていた。
それで前のバージョンでNYの「グランドゼロ」に行ってみた人とか結構多かったと思う。
今回のバージョンから地図のゼンリンとタイアップして国内のかなり広大な地域の建物の3D描画、山や谷などの起伏も表示できるようになっている。
山に関しては富士山やグランドキャニオンは前から3D表示できたが、今回からそんなに有名な山でなくても凹凸が表示される。
またNYやシカゴのようなアメリカの主要都市だけでなく、結構なはずれも建物を見られるようになっているし、特に日本国内は東京や大阪の市内だけでは無く結構な田舎まで縦獲物の高さを正確に表現してくれる。

これは驚きだ。
昨年にはじめてグーグルCEOのシュミット会長がこのGoogle Earthのデモをしたのを見た時に、結構な衝撃を受けたのだがまたあの感覚が帰ってきた。
私に自宅は千葉の結構な田舎だが、そこもちゃんと表示している。

都庁などを表示するとなかなか建物の形態は大まかには表示しているが、大体ほとんどの建物は建物の敷地の形を建物の高さに引き延ばした長方体のような形に表現されている。
だからJ.S.Machの指摘通り東京タワーは細長い長方体に表現されている。
そういうテクスチャーを貼付けて表現するのはGoogle Earthプラスを登録しないといけないようだが、それも面白いかもしれない。

それと知らない間に公共施設や交通機関、道路、河川、境界線、レストランなどの商業施設の情報がここからかなり手に入れられるようになってきている。
これが実用化してこそこのサービスは完成するわけで、調べものはこのマップサービス一発で可能になるかもしれない。
またGoogle Earthプロは作画も可能で不動産のディスプレイに使うとか都市計画に使うとか、文字通りプロが使うソフトとして安価かつ強力なアプリになりそうだ。

都市の上空をヘリのように空中散歩するだけでもかなり楽しめると思う。
世界を手に入れたような気分になるんじゃないだろうか。






Google Earthは実は前のバージョンからシカゴや
マンハッタン島に関しては3Dの表現をテスト的に実現していた
これはその前のバージョンの表現





これは新しいバージョン4で見た東京駅周辺
丸の内は今劇的に街の姿が変わりつつあるがそういう新しい形が反映されている
駅の東側と西側ではビルの大きさも高さも全然違うのがわかるだろうか





そしてこちらが新宿都庁の周辺の様子
画面を操作するキーやスライドは画面右下のペインから右上の画面インポーズに変わった
これで画像表示領域がかなり広くなったし左の検索ペインも隠して
フルスクリーン表示に近いサイズにもできるので描画のスピードが活きる
またShift+カーソルキーで方向転換、コマンド+カーソルキーでズームイン、アウト
カーソルキーのみでドリーなどの操作ができるようになって操作性が上がった





建物の描画は左検索ペインの「建物の3D表示」にチェックを入れると表示される
地図として使いたい時には外したい場合もあるだろうから目的に応じて使えば良い
その他のサービスもかなり使えるようになっているので試してみて欲しい





ところで今回サイトからのアップデートに失敗した
アップデートは本体を起動してヘルプメニューのここから実行する
これだとアップデートがうまくいった





ちなみに私の自宅はここ
千葉県の結構な田舎なのだがちゃんと3D表示されているのに感動
このサービスに関しては本家アメリカよりも日本の方が進んでいるようだ





これは東京ディズニーランド周辺の道路、交通施設、商業施設
公共施設情報のメニューを有効にした表示
使えるんじゃないだろうか





このプッシュプルサービスは私の自宅の近くの田舎でも有効になっている
カンドーです





また地形の3D表示もこの通り広範な範囲で可能になった


2006 年 9 月 18 日





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Google Earth後日譚>

先日紹介した新バージョンのGoogle Earthを早速実用に使ってみようと今日iBookを持ち出して歩いてみた。
実は本日長男の受験の下見もかねてある学校の文化祭を家族で見に行ったわけだが、私がiBookを鞄に入れてもっていくと言い出したら奥さんに
「あんた学校の下見に行くだけやのにその大げさな荷物はなんやの?」
とあきれられてしまう。

「何を言っているんだ、オマエ、これからはITリテラシーが受験の効率まで決定するような時代になるのだぞ!」
と訳のわからない反論をしてみたが、私自身にとってもこのサービスがどの程度の信頼性があるのかまだ不明だし、テスト中なのであまり強いことを言って恥をかくのもつらいし、それで嫁さんの信頼をますます失って「やっぱりMacって役に立たん道楽やんか」となっても困るし。
(って、あまり書くと呉エイジさんの我が妻との闘争みたいになってくるが。このサイトは涙無くしては読めないサイトだ)

結論からいうと街歩きのナビゲータに使うにはGoogle Earthはまだまだ未熟なサービスだということになる。
目的地までのショートカットを探していったのだが、写真で見たら近道に見えたところは私有地で入れなかったり、交差点に見えたところは実は立体交差で曲がれなかったりで、結果的にかなり遠回りになってしまった。
もちろんメニューの「道路を表示」のチェックは入れていったのだが、それでもこういう問題が起きた。 これはラフに高速道路や幹線道路を車で走るコースを確認したり、その道々にどういうものがあるか確認する目的に使うべきで、抜け道を探したり、ましてや歩きで近道を探すというような目的には使ってはいけないということがわかった。

これが今のパソコンの限界なのだ。
さっきの立体交差になっていて実際に曲がれないところは、紙の地図ではちゃんとそう表現されているがパソコン上の表示では単色の線が重なっているだけだからわからない。
未だに情報量ではネットは紙媒体を追い抜くことができないという現実を見せつけられたような気がする。

現状ではGoogle Earthは紙の地図に取って代わるものではなく、全く別ジャンルのサービスだと考えた方が良いのかもしれない。将来はそういうことになるのかもしれないが、そうなるにはネットもパソコンももっと飛躍的にスペックが上がらないとどうしようもない。

結局目的の学校まで大幅に遠回りさせられて、奥さんの機嫌と私への信頼感は多いに毀損されてしまった。
しかし、これはシュミット会長がGoogle世界戦略の中の最新サービスの最右翼と位置づけているサービスなのだ。この怒りと悲しみをどこにぶつけたら良いんだ?




anchor

A Very 3D Christmas Screen Saver
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは画面を見てもらえば説明の必要が無いくらいわかりやすいセーバ。

サンタとアシスタントがプレゼントを配って歩くという3Dセーバだが、こういう季節物がそろそろ出てくる季節になってきたわけだ。夏が終わったばかりだが。






A Very 3D Christmas Screen Saverはサンタさんネタのセーバ



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iTunes Volume
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

前にiTunesの十徳ナイフ式リモートアプリのiTunes Volumeに新規に組み込まれたスリープ機能がiTunes7ではどういうわけか動かないということを書いた。
作者さんから早速修正版が出たようだ。

今回のアップデートは細かい修正が中心だが、このスリープの問題も作者サイトに上げられていたので試してみた。結論を言えばおみごとということで、スリープに反応しない問題は解決している。

なかなかこの作者さんは手が速いんじゃあないだろうか。
他にも「Lyric」の「L」が小文字だったのを大文字に修正とかいう項目も書いてあって作者さんはなかなか几帳面なのか細かい性格のようだ。

とりあえずPPCMac iTunes7、OS10.47という環境ではこのアプリの機能で不具合らしいものは見当たらなくなった。






iTunes Volumeのスリープ機能はちゃんと動かないという問題があったが
これも修正されてiTunesも停まるしスリープに落とすこともできるようになった


2006 年 9 月 19 日





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Heart Monitor
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

CPUモニターというジャンルのアプリは数多くある。
ここでもいくつか紹介している。
そういうジャンルのアプリは皆その表示法に工夫がある。
メニューに小さなメーターを表示するもの、デスクトップの隅に細い線で表示するもの、ドックにメーターで表示するもの、デスクトップにフローティングウインドウで表示したりWidgetだったりで、特にCPUモニターが必要になる時というのは急ぎの時でゆっくり起動するのを待ってられないので、デスクトップの隅に置いても邪魔にならない工夫だとか、コンパクトにまとめてメモリやCPUパワー自体を食わないようにするとかの工夫が凝らされている。

ところがこのHeart Monitorはそういうところではあまり遠慮が無いような気がする。デスクトップに常駐させると常に私の環境では10%前後のCPUリソースを食う。
CPUを監視するアプリがCPUを食ってるのは漫画に近いのだが、それでもこのアプリを気に入ってしまったのはこの心臓がバクバクいうインターフェイスが実感がこもっていていいと思うからだ。

試しにCPUをフルアップさせて欲しい。心臓が細動のように痙攣しながらどきどきいっているので負荷がかかっていることが感覚的にわかる。その負荷がさらに大きくなっても心臓マヒになったりはしないので安心して試してみて欲しい。

リアルな心臓以外に色が変わる心臓もあり、一応ウインドウやメニューバーにはCPUの使用量も表示される。多少そういう実用的な意味もあるがこれは、Macがどんなにしんどい思いを毎日しているかを実感して、ますます擬人化するためのアプリだと思ったら良い。






Heart Monitorのフェイス
デスクトップの隅に心臓が見えているなんていうグロなインターフェイスはいかが





負荷の度合いを心臓の色で示したり数字をウインドウで表示するなどの設定が可能





アプリ自体はメニューエクストラとして起動する
ドックアイコンを表示しないというのもなかなか良い
ここからラフな設定をしたり設定画面に入ったり
アプリの終了などの操作ができるようになっている



anchor

東芝、ソニー製PC用バッテリーを34万個を無償交換なのだそうだ。

当初から例のDELLのバッテリ発火問題が500万個のリコール、Appleの180万個のリコールにつながった時に国内の各パソコンメーカーは
「DELLやAppleとは充電方式が違うから問題ないと認識している」
「DELLやAppleとは違うセルだから問題ないと認識している」
などとおっしゃって『認識』しているばかりでいっこうに確認しないというのはどうなんだろうかと思っていたら、唯一「問題のバッテリとは違うセルだから問題ないと認識しているが一応確認してみる」という対応を発表していた東芝が今日になってリコールを発表したわけだ。

東芝は業界に気を遣ったのか、一応「これは一連の発火問題とは別の不具合」といっているらしいが、それでも確認したところリコールしないと収まらないような問題を発見したことには変わりはない。

この東芝の発表が国内メーカーの対応にどういう影響をもたらすかは注目してみておいた方が良い。
ここでやっぱり確認してみて「不具合を発見した」と発表できる企業はまだ良いが『認識』するばかりで一向に確認をしない他のメーカーの姿勢は厳しいチェックをしておいた方が良い。

今のところ良心的なメーカーと言えるのはDELLとAppleと東芝だけであとのメーカーは注意してみておかないといけないということになるんじゃないだろうか。
確認したけれど問題は無かったというのなら良い。しかし「問題があるはずが無いので確認はしない」という態度はいかがなものだろうか。

このサイトの別のページにも書いたが、コンピュータという機械は実に不確実な機械なのだ。
常にリダンダンシィを持ち、「ちゃんと動作することを実際にテストして確認する」ということを怠ると、すぐにみずほ銀行のシステムとか東証のシステム問題とか、あるいはジェイコム株の誤発注を防げなかったシステムとかそういうことは起こりうる。
だからどんなに確実なシステムだと思っても常にテストして確認するということは、絶対に必要なのだ。

これがコンピュータという機械と上手におツキアイするコツだと私は確信している。

これは個人ユーザがパソコンのファックスソフトを導入したというような時でも、あるいはノートパソコンのバッテリが期待通りのスペックを出せるかとかそういう場合でも絶対同じだと思っている。
何か問題が起きた時に「テストはしてみたのか?」と訊くと
「いや、こういう場合のテストはしていなかった」
なんて平気でいう技術屋さんを見ると私などは「信じられない!」と絶句してしまうのだ。
停まってしまったシステムが「信じられない」のではない。
テストもしないでそういうものを実機稼働させてしまう「あんたが信じられない!」といっているのだ。

これは単なるバッテリの不具合の問題だが、ここから見えるのは単なるバッテリの不具合の問題だけではない。
「不具合なんかあるはずがない」
といって確認を怠るという精神風土をもった企業が作った製品に全幅の信頼を置くことができるだろうか。
国内PCメーカーといったって匆々たる社名が並んでいるのだ。
大人な対応をお願いしたいものだ。




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Woodenshipsさんが明日から約1ヶ月間更新を休まれるそうだ。
理由はリフレッシュのためとのこと。

そうだよね、時々リフレッシュは必要だよねえと読みながら思わずうなずいてしまった。
私自身このサイトを立ち上げてもうすぐまるまる3年になるが、最初は思いついた時に気ままに更新していたのだが、最近では毎日何らかの記事を更新しないといけないような強迫観念に取り付かれたようになっている。

切り込み隊長だったか誰だったかが書いていたことだが、
「サイトは生き物でないとビジタを惹き付けることができない、生き物とは毎日動いているということだ」
というような趣旨のことを読んだことがあって、確かにこれはいろいろなサイトを見たり自分のサイトのアクセスログを見ていると言えてると思う。

だから更新が途絶えると、ビジタも寄り付かなくなってしまうのではないかと心配になる。
それで「強迫観念」のようなものを感じてしまうのだ。
実際このサイトを始めた頃にはカウンターが100を廻るのに1ヶ月近くかかった。
つまり自分以外はほとんど誰も来ていない状態が結構長く続いたわけだが、
「誰も見ていないんじゃないか」
と思ってしまうと、いくら「自分のための記録だ」と自分に言い聞かせても相当モチベーションが下がってしまうのは事実だ。
だから長く続けるためには更新を途切らせてはいけないと思ってしまう。
途切れればあっという間にビジタは来なくなるだろうし。
一度途切らせると、次に始める時に相当なエネルギーが必要になりそうな気がするし。

でもWoodenshipsさんのように1ヶ月ズバッと休んでしまうというのも良いかもしれない。
その方が頭がすっきりした状態で再開できるかもしれないからだ。
私の場合は、もう再開したいと思わなくなるかもしれないが、それならそれで
「このサイトの更新は私にとってはそれくらいの価値しかなかった」
ということかもしれないので別に良いともいえるのだが。


ところで一点感心したのはWoodenshipsさんが
「ソフトウェア作家の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、この期間にリリースされたアプリケーションにつきましては、復帰後にしっかりとお浚いさせていただくつもりですのでお許しを。」
と書いておられる点だ。

そうかWoodenshipsさんはオンラインウエア作者さんの方を向いてこのレビューサイトを書いておられるのだな。
私はどちらかというと一ユーザとして、ユーザの立場でユーザに向かって書いているのでオンラインウエア作者さんの方に向くという発想があまりないのだが、Woodenshipsさんの愛が感じられるオンラインウエアレビューはそういうところが原動力だったのだと、ちょっとその動機をかいま見たような気がする。

良いんじゃないかな。
これならレビューを書くエネルギーは、オンラインウエア作者さんが絶滅しない限り永久に減衰しないから。
私のようにユーザの立場で、ユーザの発想でやっているともうお腹いっぱいになって
「もう当分はオンラインウエアはいいや」
という気分になってしまうことがある。
実はちょうど今がそれにあたっているわけだが、作者の立場に立てば確かに飽きるということはないだろう。

シェアウエアであれ、フリーウエアであれ作者さんというのはユーザに自分の作品を使ってもらいたいと思っているだろう。
誰も使ってくれない、誰もダウンロードしてくれないということになると当然創作の意欲も減退してしまうはずだ。
自分の作品が広く紹介され、多くのユーザから反響がある方が当然アップデートや新作を作る意欲はわくだろう。
それはサイトの更新と同じことだ。

オンラインウエアのレビューを書くということは、そういう作者さんのために作品を一般のユーザに知らせるという考え方もあるということは、教えられた気がする。
だから更新を休む時には読者にお詫びをするのではなく作者さんにお詫びをするというスタンスになるんだとちょっと感心してしまった。
Woodenshipsさん暫くはゆっくり静養ください。



2006 年 9 月 20 日





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Network Device Finder
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

ネットワークの指定のポートを利用するデバイスは何がつながっているかをチェックするアプリ。
これはwebサーバやファイルサーバのようなものをチェックするだけでなくwebカムのようなものをサーチするのに使う。

実はこの開発元が販売しているマルチカメラセキュリティアプリのSecuritySpyという監視カメラ操作&表示ソフトの支援アプリとして配布されているものらしい。
SecuritySpyのレジスト済みユーザのみサポートの対象とするという注意書きがサイトに見える。
このアプリも低価格で本格的な監視カメラソフトになっていてなかなか面白そうなのだが、残念ながら私の自宅は監視カメラを何台も設置しないといけないような邸宅ではないのであまり縁が無さそう。

それよりこれでネットワーク内のサーバを見つけることができる機能を何かに活かせないか考えてみよう。
通常はwebサーバは80番か8000番のポートを使うがこのアプリはポート番号を変更するフォームもある。






Network Device Finderの稼働画面
Apacheなどのwebサーバとして稼働しているパソコンはそう見えているが
クライアントのPCは「正体不明のデバイス」と表示される
webカムのキャッチャーを前提に作られているアプリだからだ



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面白いwebサービスを見つけた。
メガフォンというサイトで、ここではSkypeのようなテレビ電話の無料VoIPを利用できる。
ただこのインターネット電話のSkypeとの決定的な違いは、Skypeのようなクライアントアプリを利用せず、基本的にはMacかWindowsをインストールされたパソコンとwebブラウザだけでこのサービスを利用できるという点だ。
つまりパソコンには何もインストールする必要がないということだ。

これは面白いんじゃないだろうか。
ブラウザベースなのでインストールしたアプリが不具合を起こすという心配もない。
必要なのはUSBカメラとマイク、スピーカー(あるいはヘッドセット)だけだ。

アカウントの取得には自分のメールアドレスとパスワード、アカウントになるニックネームを登録するだけだ。
残念ながらSkypeのように一般電話にかけたり、一般電話から受信することはできない。特別のクライアントをもっていないわけだから仕方がないかもしれない。

実はSkypeと同様のインターネット電話のMegafonというシェアウエアについて調べていたのだが、このシェアウエア自体はあまりSkypeと比較して魅力が感じられなかったのだが、たまたま同じ名前のこういうインターネットサービスもあるということを発見したのだ。
この両者には関係があるのかないのかよくわからない。
しかし方や有料のインターネット電話クライアントであり、方やクライアントアプリを必要としないというのが売りな無料インターネットテレビ電話だから無関係なのかもしれない。
たまたま同じ名前を思いついたということか。

しかし無料で特別なセットアップもインストールも必要なくてテレビ電話が楽しめてしまうというのは面白い。
USBカメラを持っていないのだが、本当に買おうかなと今思い始めている。
問題はこういう電話アプリは自分一人ではテストすることができないということだ。
いつもこういう電話アプリで話せる相手が居れば良いのになぁと思ってしまう。






メガフォンは文字でチャットもできるし、音声電話もテレビ電話も選択できる
基本的な仕組みはチャットと同じだ



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FetchYourLyrics
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これもなかなか久しぶりのヒット。
要するにClutterの歌詞版といえばいいだろうか。

Clutterは主なソースをAmazon.comとしてiTunesで演奏中の曲のアルバムジャケットアートを取得してきて、それをmp3のID3に書き込んだり、演奏中にそれを表示したりというアプリだった。

このFetchYourLyricsもwebのLyricというキーワードでかかってくるサイトから歌詞を取得してそれをmp3などのID3に書き込んだり、演奏中に歌詞を表示するという機能がClutterに近いものがある。表示するものが違うが。

こういう歌詞を取得してmp3に書き込むというアプリやWidgetはこれまでにもあったがこのアプリが面白いのは、まず歌詞を取得するプロセスのアルゴリズムがよくできていて、今まで他のソフトではかかって来なかったような曲でもこれで歌詞を取得できたりすることがある点だ。

基本的にはGoogleの検索をベースにしているらしい。ただ曲名+Lyricという検索の仕方では歌詞サイトだけでなく余計なサイトも一杯検索にかかってしまうのだが、このアプリはいわゆるLyricサイトを見分けてそこから該当歌詞のページだけを表示するプロセスを自動化していて、だからかなり高い確率で歌詞を取得できるしGoogleがベースなので時々邦楽もかかってきたりするのが面白い。

表示した歌詞はコピーしてクリップボードに置くと、あとは「Update」ボタンのクリックだけで自動的にmp3に書き込まれる。
このインターフェイスは直観的とは言えないが、慣れれば実に簡単でClutter並みのシンプルさだと言える。

あと面白いのは演奏中の曲の歌詞を表示することができるのだが、その背景色やフォントなどを設定で変更できるとか、iTunesを止めたり、次の曲に進めたりとかの歌詞のエディット中にやりたい操作をいちいちiTunesに切り替えなくてもFetchYourLyricsの側のリモート操作パネルでできるとか、結構細かいところに配慮されているのもClutterゆずりのスグレモノだ。






FetchYourLyricsのフェイスはこんな感じ
iTunesで演奏中の曲の歌詞を表示することができるのだが
ID3に歌詞データを持っていない曲の場合は「No Lyris」という表示が出てしまう
そんな時は右下のサーチボタンをクリックすればいい
そうすると・・・





FetchYourLyrics自体にバンドルされたブラウザ機能で歌詞サイトを表示する
この歌詞の部分をコピーしてクリップボードに置いておき「Update」ボタンをクリックする





そうするとiTunesライブラリの中にあるmp3ファイルなどのID3レイヤーに
直接歌詞データが書き込まれてこのように歌詞を表示できるようになる
これはビジュアライザーのJacketで歌詞を表示したところ
懐かしのロギンス&メッシーナの歌詞を取得できたのがうれしい!





これは設定で背景色やフォントを変更したところ
歌詞表示はやはりこういうLucidaのような古典的なフォントが
昔の歌詞カードを彷彿とさせて良いんじゃないだろうか





またiTunesをリモート操作できるパネルも用意されているので
歌詞を次々取得するような作業中にいちいちiTunes
切り替えながら作業しなくてもいいというのも細かい配慮だ


2006 年 9 月 21 日





anchor

Super Shut Down
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはデスクトップに常駐させておき、システムの終了、強制スリープ、再起動、強制終了、強制再起動を実行するアプリ。

という機能は当然、デスクトップ右上の林檎マークのプルダウンの中に全部ある。
しかしこれらの機能を実行しないといけないシチュエーションを考えると、このレイアウトは実はあまり合理的とは言えない。

Appleはそういうシステムの運用に関わる操作ボタンに簡単に手が届くと、誤操作の原因になるというフールプルーフを考えてこうしたのかもしれない。また例によってデスクトップをすっきりさせたいというApple独特の美意識でこうなったのかもしれない。
これはWindowsも真似してそうなっているわけだが(あちらはスタートボタンからのプルアップという何でもAppleの逆をやるというレイアウトになっているが)、実際にはこういう操作をやるのは緊急の場合が多いということが問題だ。

特にOSXになってUNIXクローンの仲間入りをしたMacは基本的には毎日起動して使う必要なんか無いし、私は最近はもっぱらiBookのようなモバイルを使っているが、一度起動すると大抵は1ヶ月近くは起動しっぱなしで使っている。

それで「システム終了」「再起動」というようなコマンドが必要なのは、大抵はFinderなどのアプリケーションがフリーズして操作が困難になってしまったとかの緊急の場合ということになる。
実際にはOSそのものが完全にフリーズして動かなくなってしまったというケースはiBookG4、OS10.4になってからまだ一度も無い。
それだけカーネルは安定した環境になったということだろうが、じゃフリーズは無くなったかというとそうではなくその上のGUIやアプリがフリーズ(あるいはフリーズに近いようなフルアップ)してしまったというケースは結構ある。

こういう時の症状は、大体カーソルはちゃんと動く。あるいは虹色のビーチボールが回転し続けていてプロセスから脱出できなくなっているが、時計やプロセスメータなどはちゃんと動いているというような状態が多い。

こういう場合、右上の林檎マークを開いてプルダウンを開くという操作はあまり現実的ではない。
というかこれまであまり成功した覚えが無い。

それでコマンド+option+escキーでプロセスを終了させたり、コマンド+shiftキー+Qキーでログアウトを試みることになるのだが、これが利かない時には結局コマンド+control+電源ボタンで強制終了するしかなくなる。
しかしこの「強制終了」は本当に最後の手段にしておいた方がいい。
これをあまり頻繁にやっていると内蔵ハードディスクが物理的に死ぬからだ。
システムにだってストレスがかかる。
これをやったあとは必ずfsckくらいはやった方がいいのだが、それでもOKとはいえない。強制終了はやらないにこしたことはないのだ。

(緊急脱出のショートカットに関してはパンサーとタイガーの最近のバージョンには以下のキーが追加された。#ショートカットキーのページ参照
すぐにログアウト
Shift+Option+Command+Qキー
すべてのアプリケーションを終了して再起動
Control+Command+Ejectキー
だから一応試せる手段は増えているのだが、これを緊急の時に思い出せるかどうかが私には自信がない)

だからその脱出ショートカットキーが利かなくなった時に、もう一段最後の手段の前に試せるプロセスを持っておきたいという時にはこのSuper Shut Downは林檎マークプルダウンよりは現実的だ。
なんせそれをアクティブにすることさえできれば、デフォルトでは「システム終了」のボタンがアクティブになっているのでenterキーかreturnキーを叩けば良い。
それでキーボードが認識されていれば、システム終了に成功するチャンスがある。
少なくとも林檎マークプルダウンよりは確率は高いに違いない。


それとこのアプリの面白い使い方はタイマー機能だろう。
これは設定したタイミングで自動的に、スリープに落ちたり、終了したり再起動したり(あるいはお勧めしないが強制終了や強制再起動も)できるようになっている。
この機能は使えるんじゃないだろうか。

何か長時間かかるプロセスを実行させているが、もう出かけなくてはいけない・・・しかしプロセスが終わった頃にはMacを終了させたい・・・・というようなシチュエーションでは使えると思う。
あるいは時間で再起動する設定にしておけば、その時にログイン項目に何かを実行するようなファイルやアプリを登録しておいたり、Automatorで何かを実行させたりということが可能なはずだ。

不在の時間帯に自動的にファックスを送信して「アリバイ作り」というようなトリックも可能だ。
(ミステリーに使うにはちと安っぽいトリックだが、リアルな生活の場面では本当に使えるかもしれない)
何か使い方を工夫してみたくなるアプリだと思う。






Super Shut Downの操作画面は見たまんまの操作性だ
デフォルトではシステム終了がアクティブになっているので
enterキーヒットだけでシステム終了できる





またそれぞれのコマンドにはショートカットキーも用意されている
これはちょっと危険のような気がするが強制終了、強制再起動などは
「本当に終了してもいいか?」という確認タグがセーフティの役目を果たしている
ただしそれも設定で外すことができるのでそれもやっちゃったら要注意だ





それぞれのコマンドを実行する前に何秒カウントダウンを出すかという設定もできる
やはりシステムの安全に関わるコマンドなのでいきなりバツッと実行されると困ることがある
だから本当にやっちゃってもいいのか考える時間を与えるために
「5秒後にシステムは終了します/キャンセル」というようなアボートも用意されている
なかなか細かい配慮だ





警告タグを表示するかという設定やパスワードを
要求されるプロセスのためにパスワードを保存するフォームもある





またタイマー設定でスリープや終了、再起動、それに
あまりお勧めしないが強制終了や強制再起動も実行できる
これは何か自動機能と組み合わせて面白い使い方ができるんじゃないだろうか





また内蔵ボリューム、外付けボリューム、リムーバブルメディアなど
あらゆる場所から起動可能なシステムを探して起動システムとして指定できる
自動的に再起動させて違うシステムから起動するとかいうトリッキーな使い方もできる
(何の役に立つのかは思いつかないが・・・)



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Screen Grabber
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

QTムービー、mpegなどの動画ファイルを直接サムネール集のjpegに変換するアプリ。

ムービーファイルをドロップまたは、指定することでオリジナルと同じディレクトリにそのムービーを4~64分割したタイムのスチルを続き写真のようにしたjpegにキャプチャーして出力する。
オリジナルのビデオファイルをいちいち開いてキャプチャーしなくていいので、操作は楽だ。
出力は、jpegの他に加工を前提としたpngも選択できるし、画像サイズも変更できる。

何かのムービーのキャプチャーを見せながら、レビューを書くとかそういう時には重宝するアプリになるだろう。
またムービーファイルのサムネールアイコンが気に入らないという場合は、これでキャプチャーから好きなものを切り抜いてサムネールに貼付けるという手もある。
それでムービーの整理が楽しくなるかもしれない。






Screen Grabberのフェイスにムービーをドロップ
あとは自動的に事態は進行していく





出来上がったキャプチャーはオリジナルのムービーファイルと
同じディレクトリに同じファイルネームで生成される





出来上がったサムネールはこんな感じで連続写真風のjpegとして上がってくる
設定で何枚組にするか、サイズやファイル形式などを選べる


2006 年 9 月 22 日





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Bricksmith
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

前にLEGOの公式サイトからダウンロードできるLEGOデザイナーのための3Dアプリ、LEGO Digital Designerを紹介したことがある。
これはそのテクスチャーをLEGOのキットに付属している取説の絵と比べてもらえばわかるのだが、LEGOがそういう説明書を作るために実際に使用しているアプリを無料配布していたようだ。

これはさすが本家製のアプリで、なんせ本物のLEGOのパンフレットと同じグラフィックが作れるのだからきっと気に入るに違いないと思ってLEGOが大好きな子供たちにも触らせてみたが、操作が難しすぎて子供たちには受け入れられなかった。
なんせ私も使い方がよくわからないのだから、英語が読めない小学生や幼稚園児に「遊べ」と言っても馴染めないようだ。
子供らしい直感で使いこなせるようになったら、逆に使い方を教えてもらおうと思ったが、やはり子供の直感が通じるソフトと通じないソフトがあるようだ。

そういう意味ではLEGO Digital Designerはやはりプロ向けというか、誰でもが気軽に使えるようなアプリではないらしい。


それでこれはLEGOファンの日曜プログラマーのような個人が作った仮想LEGO組み立てアプリなのだが、これは操作性ということでいえば、本家のアプリをはるかに凌駕している。

操作のあらましはこうだ。
4ペインのメインウインドウに組み立てつつあるオブジェクトの三面図風ビューとぐりぐりと3Dにオブジェクトを自由に動かせるメインウインドウ、パーツを選んで追加できるパーツブラウザ、カラーパレット、カーソルの機能を切り替えるツールウインドウが主な操作画面の要素。

パーツブラウザで何百種類もあるパーツを選ぶ。カラーパレットで、今実際にLEGOで商品化されているカラーに色を変える。それを「インサート」するとメインウインドウにそのパーツが追加される。

次のパーツを追加すると、それはでたらめにくっついた状態でインサートされるが、3Dの方向を変えながら、そのパーツを選択して、位置はカーソルキーで上下左右にずらして組み立てていく。
パーツの向きの変え方は、ツールバーに表示されているローテイティングアイコンで操作する。 パーツの中心軸に対して上下左右前後に回転させることができる。
基本的には視点を変えるのはマウスを使ってドラックしてやり、パーツの移動はカーソルキーで、向きを変えるのはツールバーのローテイティングアイコンのクリックでやるというように操作手順が整理されている。

詳細はここにチュートリアルが用意されている。

これなら子供でも操作を覚えることができるんじゃないだろうか。
またフィギュアをジェネレイトする別ウインドウも用意されているので、これで結構遊べてしまう。
結局面白いものを作りたいなら、実物のLEGOを組み立てた方が手っ取り早いことに違いはないのだがこれはLEGOのきれいなグラフィックを簡単に作れてしまえるので、デザインのエレメンツとして利用できそうだ。
何かLEGOで自分のトレードマークを作ってもいい。

楽しいんじゃないだろうか。






Bricksmithの操作画面
中央がオブジェクトの状態を表示するメインウインドウ、左がカラーパレット
下の引き出しが部品を探して追加するパーツブラウザ、右の引き出しは
プロジェクトとプロセスをディレクトリで表示するファイルコンテンツ





メインウインドウは三面図+3D表示画面で使いやすい
ズームも用意されているので細かいところの位置合わせもしやすい





こちらが本体に回転をかけてさらにズームしたところ
細かいところまで描画されているのがわかるだろうか





パーツの動かし方を簡単に解説する
中央の地球マークのついたパーツを動かしてみる





そのパーツをクリックして選択する
選択された状態のパーツはこの通り透明なワイヤー表示になる





その状態でカーソルキーを叩けば上下左右に動かせる
この場合左カーソルキーを叩くと左に移動した





選択を解除するとパーツはその場所に固定される
リアルなLEGOでは不可能なくっつけ方もできてしまう
リアルを追求したい人はパーツの関係をよく頭に入れることだ


2006 年 9 月 23 日





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OS10.4、および10.3を対象にセキュリティアップデートがかかってきているので、アップデートすることをお勧めする。
これはつとに話題になっていた、AirMacに関するセキュリティ上の脆弱性に対応したパッチということになる。
この脆弱性がどれほど深刻なものなのかということはともかく、SIGのエキスパートによって実際にOSXをWiFiから乗っ取るというデモがされたそうなので
「煽りまくらないといけないほど危険なもの」
とも思わないが、かといって
「かけてもかけなくてもどちらでもいいようなセキュリティパッチ」
というほど軽いものでもない。

エキスパートたちはモバイルだけでなくサーバに対しても、脆弱性を発見していると言っているからAirMacカードを積んでいないから関係ないとか思わないでやっぱりこれは全てのユーザがかけた方がいいようだ。






AirMac関連の脆弱性に対応したパッチということなので
無線LANなんかやっている人は特に緊急性の高いアップデートだ



関係ない話だが、以前ここの記事でDashboard Widgetの認証のためにAppleがMacに勝手に仕込んだWidgetのインストール情報をアップするfetchadvisoryが問題になっているので、これをはずす方法を紹介したことがある。

この記事を途中まで読んでそのまま実行した人が全然関係ないトラブルをこれのせいと勘違いして、泣きついているBBSを見かけた。
当サイトは試行錯誤のプロセスをそのまま書いているので、途中までで早のみこみしてそのまま実行すると、同じミスをすることになるので、一連の記事はちゃんと最後まで読んでいただきたい。
途中でミスをしていても、それをまるまる削除するのではなく後日検証して何処が間違っていたかという記事を書いているので、そこまで読んでから実行して欲しい。
なぜ結論だけでなくそういうプロセスを書いているのかについては後述する。

その勘違いした御仁は、まぁ初心者によくあることだからそれは別にいい。
しかしこのBBSで横からレスしてきた「知ったか」君が
「fetchadvisoryが危険だとか個人情報が危機にさらされているなんてのは、海外メディアが事実無根の騒ぎ方をしているだけで、それに便乗してこういうアオリを書くのは止めてもらいたい、Appleはお巡りさんのようなもので、こういう認証機能でスパイウエアを仕込んだWidgetから僕らを守ってくれるんだ」
というようなことを書き込んでいた。
しかもあえて名は伏せるが某アッ◯ル社のサイトのディス◯ッションボードにそういう馬鹿を書き込む輩がいるのだ。

やっぱりマカは平和ボケしている。

Windowsではつい最近WGAの問題が起きていたのではないだろうか?
それとは根本的に違う問題だという反論をする人もいるかもしれないが、この問題の根本的な問題点はユーザに無断で、あるいはユーザには全くアンコントローラブルな通信を強制的に、あるいは勝手にやっているということなのだ。
Appleはつい最近iTunesにもそういう余計な機能をつけて、しかもそれがユーザに無断だったために大いに批判を受け、何となくこの機能はデフォルトでオフになっているようだが、これに懲りないで今度はWidgetを認証すると言う。

そういうことはAppleという警察でもなんでもない一民間企業が恣意的にやっていいものなのか?
(昔マイク◯ソフト社はライバル企業の製品を「ウイルス」としてはねる機能を付けて大いにブーイングを受けていた記憶があったが、それと同じことにならないのか?)
よしんばそんなことは無いとしても、Appleが「お巡りさんのように僕らを守ってくれる」なんてことはあり得ない。営利団体である一民間企業にはそんなことをしなくてはいけない義務も義理もないのだ。

ましてや本来の目的とは別に、自動通信であるが故にどうしても出てきてしまうかもしれない脆弱性にハッカーに付け入られて逆に危険が増大してしまわないという保証はない。

そういう面でも安全だと確信できるまではこういう余計な機能は外しておくにこしたことは無いのだ。
ところがこういうリスクについて書くと
「変なアオリ記事」
とかいう御仁がネットの世界には必ずいるわけだ。そして
「Apple様が守ってくれるから余計なことはしなくてもいいのさ」
なんて納まっているわけだ。
こういうのを平和ぼけと言わないで、どういうのをいうんだろうか?
まさに思考停止状態だ。


コンピュータを扱うには覚えなくてはいけないチュートリアルがたくさんある。
しかし、無限にケースが別れるコンピュータの実戦で、マークシート方式の受験勉強みたいにチュートリアルを丸暗記して操作を覚えるのは限界があるのだ。
やはりその根底にある考え方を書かないといけない。
私がここのログで、プロセスで試行錯誤しているところから書くのはそういう理由からだ。

結論だけ書いていたのでは根底の考え方がわからない。
自分のためのメモとしても長年使っていると忘れている部分もあるわけで、そういうことを時々読み返して思い出すには。結果だけ書いてあるチュートリアル集では考え方が思い出せないので応用が利かない。

このサイトを「読みづらい」という批判があってもブログにしないのもそういう理由だ。
ブログは個別の記事がバラバラのチュートリアル集には向いている。しかし思考の流れをトレースするには向いていない。

ところが思考停止した人はそういうプロセスを途中まで読んでそこに書いてあるコードやコマンドをそのままコピペして
「うまくいきません。どうしてでしょうか?」
なんてトラシュー系のBBSに泣きついてくるわけだ。
このプロセスには自分の頭で一度考えてみるという段階がごっそり抜け落ちている。
今はそういう自分の頭で考えてみるということを完全に放棄している人が本当に多いのだ。

だからプロセス抜きの結論だけ書いてあるチュートリアル集を好む。
しかしその考え方を理解しないから、いくらそういうものを見ても何も覚えない。
だから万年初心者のまま「Apple様が守ってくれるから大丈夫さ」なんて言っていられるわけだ。

縁なき衆生は度し難しだ。



2006 年 9 月 25 日





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teleport
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

キーボードとマウスのセットが一組しかない、それで2台のMacを動かしたい、そういう場合はどうすればいいだろうか?

Chicken of the VNCOSXvncという組み合わせはなかなか良い組み合わせだ。

これは一度インストールしておけば、将来WindowsやLinux、UNIXを導入した時にそういうものもリモートで操作できる。なかなか拡張性があって夢が膨らむアプリなのだが、単にキーボードとマウスのセットがひとつしかないが二つのMacを切り替えて使いたいというだけの時には、いちいち画面を切り替えないといけないという不便さはある。

モニターはちゃんと二組あるのでキーボードだけ切り替えられれば良いのだという時には、VNCはちょっとオーバースペックではあるし、目の前に二つモニターがあるのにコントロール側のクライアントで画面を切り替えて操作しないといけないというのもダルい。

そこでマルチモニターのようの複数のMacのモニター間でマウスポインタをどんどん飛ばして、一組のキーボードとマウスで2台、あるいはそれ以上の台数のMacをコントロールしてしまおうというのがこのシステム環境設定ペインだ。


今から7年前かフィンランドのヘルシンキに『バーチャルヘルシンキ』という試みの取材に行った。
これは実物のヘルシンキと同じ風景をOpenGLでサーバの中に作ってユーザのネットワークに公開し、ユーザはそのバーチャルなヘルシンキ市内をパソコン上で歩き回って旅行代理店を見つけてはチケットを予約したり、レストランを見つけてはそのメニューを調べたり、あるいは予約したりということができるプッシュプル型の3D地図サービスだった。
最近そういうものの発展形でGoogleEarthなどが話題になってきているので、そのことについては近日中に用語辞典などに書きたいと思っているが、その取材をしている時に面白いものを見かけた。

たまたまそのバーチャルヘルシンキを作っているエンジニアの作業を見ていたら、3台並べたモニターの中央から右へ、そして右から左へどんどん移動しながら作業している。
単なるマルチモニターなのかと思ったが、そのモニター間でファイルを動かしたり別のモニタでアプリを起動したりしているのでどうやら3台のコンピュータを一組のキーボード・マウスセットでコントロールしているようだった。

まだあまり当時はよくわからなかったので、そのシステムがMacやWindowsではないことだけはわかったが、何だったかまではわからなかった。お膝元のヘルシンキだったからLinuxだったのかもしれないが、Linuxは当時はまだあまりGUI化は進んでいなかったはずだから、どうなんだろう。

それはとにかくパソコンでもああいうことができるんだということにインパクトを感じながらも、しかし自分が使っているMacのOS9ではいくら探してもそういうことができるアプリは存在しないし、Windowsにはあるのかどうかはよく知らないが自分のシステムの能力の限界みたいなことを何となくそんなことで感じてしまった出来事だった。


その時はインパクトがあったが、年月が経ってもうそのことはすっかり忘却の彼方だったのだがこれを見てそのときの記憶が鮮明に蘇ってしまった。
このteleportは要するに二つ並べたMacのモニター間で自由にマウスポインタを移動させることができる。例のヘルシンキのエンジニアがやっていたことが自宅のMacでもできるようになったのだ。
仕組みはサーバ、つまりコントロールをされる側とクライアント、つまりコントロールする側の両方にこのteleportをインストールしておいて、他のMacをコントロールしたい時にはteleportを稼働させるだけにしておき、他のMacにコントロールさせる時には「このMacをシェアする」というチェックを有効にすることでコントロールされる方にもする方にもなれるという仕組み。

登録をするとサーバMacのモニターを本体モニタのどちらにくっつけるかを設定するようになっている。
右にくっつけると、クライアント側のマウスをモニターの右端に飛ばすとポインタが消えてサーバのモニタにマウスポインタが現れるようになる。
上にくっつければ、上でジャンプするようになるし、左も下も同様に有効だ。
ドックやメニューバーがあるので左右が実用的だと思うが、リアルなモニターのレイアウトに合わせて設定すればいい。
要するに複数のMacのモニタの間をマウスが行き来して、まるで一台のMacのようにコントロールできるようになる。
こんなすごいソフトがフリーで手に入るということに興奮してしまう。


このソリューションは今のところMacのOSX同士でしか有効ではないので、MacとWindowsを一台のパソコンのようにコントロールするというような方法は今のところない。
また複数のモニター間でファイルをドラックアンドドロップで移動させることができるのだが、この機能もOS10.4同士でないと有効にならない。
またこれは正確にはドラックアンドドロップによる移動ではなく、ファイルのコピーになる。
(他のモニターに移動させてもそちらにコピーを作って、オリジナルのファイルは残る)

<後日註>
ここで筆が滑ってMacとWindowsを一台でコントロールする術は他にないと書いてしまったがSynergyを忘れていた。これで確かにMacとWindowsを一台のパソコンのようにコントロールできる。しかし一部の皆さんが指摘なさるほど「メジャー」だと思わないしOSXにネイティブに適応しているとも思えない。少なくとも初心者にはお勧めできない。
ここではUNIXのコードは基本的に紹介していないという鉄則でやっている。SynergyはUNIXだけでなくOSXにも対応したというが、確かにそのようだがこれがOSXのGUIに完全対応したといえる仕様なのだろうか?
以上余談終わり

そういう意味では擬似的なものなのだが、VNCと違って操作のタイムラグは全く感じないのでまるで本当に一台のMacのように複数のMacを扱えるのが爽快に気持ちいい。
この爽快感はAirPortのような無線LANでも全く変わらず体感できるので、線も何もつながっていない二つのMacでマウスポインタが飛び交うという、数年前の自分だったらびっくりするようなことが簡単に実現してしまうのが感動だ。


ひとつ問題点を感じたのは、この共有にはパスワードなどを要求されないということだ。
信頼できるホストかどうかを登録して、登録されたホストしかアクセスできないように一応なっているが、DHCPサーバから単純にIPアドレスを振られるような無線LAN環境ではなりすましの問題はないのだろうか?
特に無線LANなんか使っていて、世の中には無線LANにwep程度の暗号化もアクセス認証もかけない人が本当に多いのに驚いているのだが、そういう人が無線環境でこういうパスワードを要求しない共有スキームを開いてしまうと、ご近所のハッカーや自宅前で電波浚いをしているハッカーに簡単にサーバを乗っ取られてやられ放題になってしまう心配があるような気がする。

一度コントロールをとられてしまうと電源コードをぶち抜く以外に対抗手段はないので、このアプリについている「アクセス認証」のウイザードは実行しておいた方が良い。
これは実行を推奨する。
ただ、RSAの認証セットアップはタイガーからの機能なのでOS10.3のユーザはこの認証は使えない。せめて無線LANの環境に128bitのwep程度の暗号化は最低限かけておくことは強く推奨したい。






teleportを起動する前にやっておく準備はひとつだけ
ファイアーウォールの44176-44177のポートを開いておくことだ
これを開いていないと全く反応しないので要注意





teleportはサーバ/クライアント両方に同じものをインストールするのがミソ
両方の「アクティベイト」にチェックを入れサーバの「このMacをシェア」にチェックを
するとクライアント側のMacののペインにこのようにサーバのアイコンが見える
あとはモニタのどちら側にくっつけたいかをドロップして決めればいい
(この場合はMacminiはサーバでhiiragiのiBookはクライアント)





初めてクライアントがこうしてコントロールをとろうとするとこの通り
サーバの側ではこのクライアントは信頼できるクライアントか?と訊いてくる





それで「アクセスを受ける」をクリックすると、そのDHCPを信頼できるアカウントとして登録する
これは良いのだが、一度リストに登録してしまうと次からは訊いて来ないのがちょっと不安だ
対策は後述





このようにクライアントのモニタの上下左右にサーバのモニタをくっつけることができる
するとモニタのそちらの端からサーバのモニタにマウスがジャンプし一台のMacのように使える
また本体からマウスがお留守になっている時にはどこに行っているかを透明アイコンで表示する
マウスが行ったきりでコントロールを失った時にはエマージェンシーキーが用意されている
control+option+shift+escを同時に叩くと接続が切れるようになっている





ところで信頼できるホストに登録されると次回から確認タグを出さないのは非常に不安だ
なのでreadmeでも認証と暗号化が推奨されている
暗号化チェックを入れると認証を作成するか訊いてくる





あとはシステムが用意したアシスタントの指示に従って進めばいい
特段PKIを使うこともないし認証強度もRSAのこの強度なら充分すぎるほどだ
RSAの1024ビットを破ることができた人はまだ世界中どこにもいないからだ





セットアップができればこのような表示と公開鍵、秘密鍵が表示される
サーバ/クライアントのすべてが認証を取得しておく必要がある





ところでサーバが接続を切ったりするとこのようにモニタ画面が黒くおちる
これでクライアントから接続状況を確認できる
このアプリは前に試した時には手に負えない難しさだったが
かなり改良されてわかりやすいインターフェイスになってきた


2006 年 9 月 26 日





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Filelight
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

指定したディレクトリの中でディスクスペースを喰っているのは何かを一目瞭然に表示してくれるグラフィックなアプリ。

使い方も非常に簡単で、表示したいディレクトリを指定して表示されたグラフィックの上にポインタをおくだけでそのスペースを占拠しているのは何かということが表示される。
正確な数字が表示されるわけではないが、円グラフで感覚的にファイルのでかさが表示されるので、むしろ数によるデジタル表示よりも正しい感覚が得られる。

このグラフは内側よりルートに近いディレクトリを示していて、外の同心円に行くほど階層が深くなっていることを示している。そのディレクトリが細かく別れてそれぞれの階層でどれくらいのスペースを占拠しているかは面積で示されるので、無駄にディスクスペースをくっているファイルが何かはすぐわかってしまう。

ディスクの掃除をする必要が出てきた人には役に立つアプリではないだろうか。






Filelightは同心円でディレクトリの階層の深さを示す
それぞれの階層でスペースを喰っているのは何かということは
ポインタをおくことで下にファイル名が示されて一目瞭然だ
この場合右上の目立つ大きいスペースはWorld Book.appというアプリだった





この実体はシステムバンドルでインストールされたWorld Bookというアプリだった
これはオンラインで書籍検索をするアプリだがどうせ役に立たないので削除した





するとディスクスペースがなんと1.5GBも節約できた
こういうことがあるとこのアプリは役に立つといわざるを得ない
ところで次にスペースをとっているアプリはMS社のOfficeスイーツだった
できればこれも削除したいところだ



anchor

Permanent Eraser
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

このアプリを作ったあんたはエラい!

話はそもそもゴミ箱の機能から始まる。
ゴミ箱は不要になったファイルやアプリを置いておいて機能を停止させたりという機能もあるが、そもそもの機能はファイルを削除することだ。
ところがこのゴミ箱で削除したファイルはファイル復元アプリを使うと簡単に復元できてしまう。
なぜならゴミ箱の「空にする」メニューはファイルの目次情報のようなインデックス部分を削除するだけでファイルそのものを触るわけではないからだ。
何をどこに書き込んだかというディレクトリ情報が無くなったからファイルは無意味になっただけでファイルそのものはそのまま残っている。

ちょっと書き間違いをしたメモくらいならそれでもいいが、個人情報に関わるようなファイルも簡単に復活できては困ることになる。
もちろんMacを廃棄処分にする時は困るが、そうでなくてもモバイルを紛失したり自宅Macが盗難にあった時とかに、重要情報がゴミ箱から簡単に復活できてしまうと問題だ。

実は今流通している個人情報などの何割かは、こうして廃棄されたパソコンのハードディスクからサルベージされたものらしい。
そういうものはお金になるのだから、復元されて売買されていると考えた方がよい。

それでOS10.3から「ゴミ箱を空にする」というメニューだけでなく「確実にゴミ箱を空にする」というメニューもFinderのメニューに追加された。
これはただ削除するだけでなく一度そのファイルに無意味なファイルを上書きしてから消すというもので、だからこれを復元することは非常に困難になる。
このことはよい。
これでOS10.3パンサーとOS10.4タイガーのユーザのセキュリティは確保された。
しかし問題は、OS10.2のジャガー以前のシステムを未だに使っているユーザだ。

この人たちは未だにファイルをGUIからでは確実に削除できず、削除したファイルを盗難Macからサルベージされるリスクにさらされている。

このアプリはこういうジャガー以前のユーザのために「確実にゴミ箱を空にする」コマンドを実行する。
素晴らしいんじゃないだろうか。
今はアプリ作者さんたちは大部分はジャガー以前のシステムには見向きもしない。
作るならタイガーの最新のAPIに対応したアプリを作りたいし、できれば来年はもうレパードに対応してしまいたい。そんななかではもうジャガーは死んだAPIに見えているだろう。
しかし世の中には未だにジャガーをメインシステムとして使っているひとが少なからずいる。
そういう人たちのためにこういうアプリを作るという心根が美しいと思う。

作者サイトではシステム要件としてOS10.2以上必須と書いてある。テストしたところこのアプリはOS10.3パンサーやOS10.4タイガーでは動くことは動く。ただパンサーやタイガーでは動いても仕方がない。
システムがそういうメニューをすでに実装しているからだ。
残念ながら私の環境ではOS10.2ジャガーで動くのかどうかが検証できない。作者が動くと言っているのだから動くとは思うのだが。

いずれにしてもこういうもう見捨てられつつあるAPIに対応するアプリを作り続ける作者さんに拍手を送りたい。 こういうセキュリティが必要なのはジャガーユーザでも同じだからだ。






Permanent Eraserを起動するとゴミ箱の中身を「確実に」空にする





動作中はドックアイコンにもプロセスの進行状況が表示される
これはジャガーユーザだけでなくタイガーユーザにも勧められるアプリと見た





またFinderのツールバーにドロップしてアイコンボタンとして表示することもできる
ゴミ箱の操作はしやすくなるだろう


2006 年 9 月 27 日





anchor

AlphaBaby
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

このアプリの作者さんのサイトを見ると
「私の子供たちはMacで遊ぶのが大好き。しかし彼らに遊ばせておくと不幸なことに起動ボリュームの名前が『axlfkaj』と書き換えられていたり恐ろしいことになる。ベビーたちのダメージからMacを守りたい。
だからこのアプリを作った」
という説明がある。
この説明で機能も開発意図も明瞭だ。

このアプリを起動するとフルスクリーン画面になってタップあるいはクリックで毎回違った図形が出てきたり、数字や文字キーを叩くとアルファベットなどが出たり、設定によってPictureフォルダに入っている写真がランダムに出てきたりする。

またこのフルスクリーンから抜け出る方法だが、通常のアプリは
command+Qキー
で終了できるというのがMacの流儀だが、それでは十分な「チャイルドプルーフ」にならないということで
control+option+command+Qキー
が終了キーとして設定されている。

またデフォルトで30アイテム表示すると画面はリセットされるように設定されているが、すぐに画面をクリアしたい時には
shift+command+Cキー、
設定画面に入ってアイテム数を増やしたり写真など違うものを表示したいというような時には
control+option+command+Pキー
というように普通子供が偶然押しそうにないようなキーコマンドが用意されている。

またスクリーンセーバも用意されているので、子供に戻ってそういう画面をボーッと見るのもリフレッシュのためには良いと思う






AlphaBabyは対幼児最終兵器
これを起動しておけばお父さんのデスクトップは守られる
しかも子供たちは図形や文字がキーを叩くたびに現れて大喜び


2006 年 9 月 28 日





anchor

iTunes7.0.1
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応

ソフトウエアアップデートにiTunes7.0.1がもうかかってきた。
iTunes7.0から2週間しか経っていないのに。
やっぱりというかこれも内容を見るとバグフィックス版のようで、確かにバージョンが上がってクラッシュが多くなったとか、起動に異常に時間がかかるようになったとかの不満が少し解消されているようだ。

CoverFlowが少し大きく表示できるようになったのは気のせいかもしれないけど。






iTunes7.0.1はソフトウエアアップデートの説明を見ると
安定性とパフォーマンスの改善がされたようだ





起動が速くなったしクラッシュが少なくなった
CoverFlowはこんな感じでちょっときびきびとなった



anchor

Microsoftが最近快調に飛ばしているぞ!
うぷでーたは月に一回というお約束だったのに今月は3回目のセキュリティパッチが発行されいる。
もちろん変則であるということは緊急性が高いということをMicrosoftも認めているということだ。
Winユーザは忘れずうぷでーとを急げ!






VMLを通じてある種のコードを実行するとコンピュータを
外部から乗っ取ることができる脆弱性なんだそうだ
くわばら、くわばら


2006 年 9 月 29 日





anchor

CocoaCatX
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはBSDのファイル分割のコマンド
split
で分割されたファイルを繋げて元のひとつのファイルに復元するアプリ。

BSDではファイルを分割するコマンドとして「split」、結合するコマンドとして「cat」というコマンドが用意されている。
といってもこの二つのコマンドは対になっていて、「cat」コマンドでつなげることができるのは「split」コマンドで分割されたファイルか単純なテキストファイルに限る。
だからmpegなどのムービーファイルを「cat」コマンドでくっつけても最初のひとつが見えるだけなのだそうだ。

このコマンドは何に使うかというと、zipなどで圧縮してもまだ大きすぎるファイルを例えばメールに添付したり、リムーバブルディスクに分けて入れたりする時に使う。
といってもメールの添付は1MBまでなんてのはもう古くさいルールになりかけていて、20MBまではOKだよなんてプロバイダも増えているし、フロッピーディスクももう見かけなくなって今はCDRとかDVD-Rとかの時代になってきたので、添付ファイルを分割しなきゃダメなんていう常識も知らない人が最近は多い。

そういう人に「split」で分割したファイルをいきなり送りつけて
「何だ、オマエのとこはUNIXは使えないのか?」
なんていう不親切な人もちょっとどうかと思うが。

しかし、もしあなたがOSXのユーザならばそういうメンドクサイ奴が友達にいたとしてもTerminalで「cat」コマンドを打てばそのファイルを復元することはできる。
でも
Terminalを起動するのが億劫なんだよね。だってコマンドを使いたくないからオレMac使ってるんだぜ」
という方も少なからずおられるに違いない。

そういう場合はこのCocoaCatXは福音になるだろう。
このフェイスに結合したいファイルをドロップして、保存先と保存名を設定するだけで分割されたファイルは結合される。
その間、CUIのコマンドは一切使わずに済む。

いくらキャパシティーが大きくなったといってもこれからもメールでビデオなどを送らなきゃいけないシチュエーションはあり得るだろう。
その時に「split」は大変便利なコマンドなのだが、相手にそういう知識がないと使い物にならないという問題がある。
このアプリは実に軽いので一緒に添付したりして、相手に送ることができるのでこれから
split
は流行らせても良いんじゃないかという気がしてきた。

ちなみにこの
cat
というコマンドの意味は猫のことではなく「concatenate 」の略なのだそうだ。
アイコンはしっかり猫だが。






CocoaCatXの機能をテストするためにまずsplit分割ファイルを作る
これはカレントディレクトリをデスクトップに変更して
split -b 40k ◯◯(分割したいファイルのパス)
つまり「40KBごとに◯◯を分割せよ」というコマンドを実行している





そうするとこの場合はデスクトップに「xaa、xab、xac」という3つのファイルができた
これが分割ファイルだ
オリジナルは残るので安心して試してもらいたい





それをCocoaCatXにドロップする
結合するボタンをクリックすると保存場所と新しいファイル名を聞いてくる





仮に「xbind」という名前を決めて実行するとそう名前の結合ファイルができた
これを開くとちゃんともとのファイルになっていた
これは素晴らしい!



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最近mixiのマイミクやお気に入りに登録している人たちがどんどん落ちはじめている。
退会する人が大部分だが、マイミク以外は非公開、日記に書き込みのないマイミクは削除ということで消える方もおられる。
これはかねてから言い続けているmixiの崩壊がもう始まっているんじゃないかと思っている。

mixiも始まった時点では面白い試みだった。
会員が1万人以下だった時には、確かに匿名性を排除したインターネットコミュニティの原点に戻ったような面白さがあっただろうと思う。
しかし会員が500万人、つまり日本の個人ネットユーザの3人に1人か2人に1人という比率でmixiの会員がいるという状態になってしまうと、2ちゃんねるとの差なんか何も無い。

身元を保証する推薦者のリンクも切れている、それで一切の個人情報を秘匿している幽霊会員が、すでに数十%というオーダーでいるらしい。
これは一般のインターネットと比べてどういう違いがあるのだろうか?
SNSのメリットなど全く無い。
ちゃんとオープンのネットと同じように荒らしも居れば、炎上するページもある。

かくいう私だってこのサイトを実名で運営できて、ビジタの皆さんと全て本名でお互いの素性もよく知っているという関係で情報交換ができればもっと面白い濃厚な交流ができるだろうなという夢想はすることがある。

しかしネットの世界には頭がおかしい人も、粘着君もネットストーカーも一杯いる。
残念ながら時事通信の有名ブロガーの方のように、あらゆる攻撃も覚悟した上で自分の名前も立場も全て公表するというほどの覚悟はまだ私には無い。
だから入会当時は結構mixiには期待していたのだが、いまはどうなんだろう・・・

一時期魅力を失ったのでmixiは退会しようかと思っていたが、最近では
「こういうコミュニティの成れの果てがどういうプロセスで崩壊するのか興味深い」
のでこのままmixiには留まってウォッチングしようと思っている。

しかし先日のmixiのIPOではやはり高値を付けて話題になっていたのを見ると、日本の投資家って本当に不勉強で馬鹿だなと思う。
会員500万人というその数字だけにしびれちゃってその中身なんか誰もちゃんと検証していないのだ。
案の定飛びついた奴らはもう今では次々焼き鳥になりはじめている。
仕方がない。あの世界では無知は犯罪と同じことなのだ。
罰を受けるのは自分だということを知っててやっているんだろうし・・・・




anchor

A new set of icons for Smultron
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

プレーンなテキストエディタとしてだけでなくhtmlやスクリプトエディタとして強力な機能を持っているSmultronのアイコン変更パッチ。

テキストエディタに関しては、ちょっとしたリポートやメモを書く時にはiTextExpressを愛用しているし、このサイトの編集などのhtmlを書く時にはSmultronを愛用している。
色々使ってみたのだが、結局最近ではこういうところに落ち着いている。

このSmultronよりももっと高機能なテキストエディタも存在するのだが、私は専門職ではないのでむしろ必要な機能を手堅くまとめてくれているSmultronあたりが一番使いやすいのだ。

ところがこのSmultronが最近アイコンなどのスキンが大幅に変更になった。どちらかというと前よりもちょっとポップな雰囲気になった。
私個人はこの雰囲気は嫌いじゃないのだけど、アプリのアイコンは前の方がよかったかもしれない。

事実このアイコンセットは前の方が良いと思っている人は多いようで、作者サイトの書き込みではユーザが
Smultronの新しいアイコンにはがっかりしていたのでこのパッチには本当に感謝している」
という書き込みがいくつかある。


変更されるのはキャプチャーのとおり、アプリアイコン、メインウインドウのボタンアイコン、ファイルアイコンなどだ。
このパッチを当てたあと、やっぱり元に戻したいと思うことがあり得るなら作者はSmultronのバックアップを取ることを推奨している。
パッチは一方向で元に戻す機能はないからだ。






Smultronのボタンアイコンはちょっとポップな雰囲気に変わった
私は個人的にはこの雰囲気は嫌いじゃない





A new set of icons for Smultronのパッチを当てると
前のテキストエディタっぽい感じのボタンに変わる
こっちの方がらしくて好きだという人も多いかもしれない





アプリのアイコンもリアルな野いちごから
ちょっとつるっとした感じのポップなアイコンに変更になった
このアイコンは私も前の方が好みだったのでちょっとがっかり





このパッチを当てるとこの通り
アプリのアイコンも前のイメージに戻って大満足





またSmultronをクリエータ指定しているファイルのアイコンも変更されてる
左がパッチ使用前、右が使用後





徹底しているなと思ったのはホルダーがカラになっている時の表示も変更される点だ
このグレーアウトしているアイコンも前のイメージに戻っている
芸が細かい



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レノボ劇場&ソニー劇場がまたまた盛り上がっている。
当方もうiBookのバッテリは交換していただいたので、あとは気楽にウォッチングなのだが、ノートパソを会社に何十台も入れている火元責任者は生きた心地がしないかもしれない。
しかしこうして時系列に並べてみると、レノボもソニーもどうだろうか?

ソニー製バッテリーを搭載したレノボThinkPadが発煙
というニュースが先日流れた。
ニュースを読んでいただければわかる通り飛行機を止めるようなボヤ騒ぎになってこれまた、DELLの大阪コンベンションのケースと同じく現場は騒然としたようだ。

ところがレノボはこれに先立って、バッテリで問題は一切起きたこともないし構造的に安全だから回収の必要はないと言い切っている。
「製品に組み込んでいるバッテリー管理用ソフトに動作異常を検知するシステムを入れており、問題を未然に防ぐ機構を組み込んでいる」(レノボ・ジャパン広報担当)

レノボは「ソニー製バッテリーは使っているが、PCによって設計や構成が異なるため、安全性に問題ないと認識している」
これを読んでいると
「欠陥はDELLとAppleにあるのであって、同じソニー製バッテリを積んでいるからってレノボやHPのパソコンを一緒くたにしないでくれ」
というニュアンスがぷんぷん匂ってくる。
他のメーカーは東芝以外は安全性を『認識』するばかりで『確認』の必要は一切ないと言い切っている。
案の定東芝から追加でリコールが発表されて、他のメーカーは『認識』しているだけなのか、ちゃんと安全性を『確認』するのか対応が迫られていたはずだが、相変わらず他のメーカーは『認識』だけで充分、『確認』など必要がないという態度だった。

またレノボは自社ホームページでも以下の記事を掲げてレノボ製は問題ないと『認識』していることを強調している。
このリンクは数日のうちに消されてしまうと思うが、今の時点でもレノボは『確認』の必要がないということを強調した記事をサイトに残したままにしている。
レノボのバッテリー・パックはリコール対象となっている他社製品とは設計が異なり、また充放電の方式も異なります。ソニー社から提供された情報も含め、リコールされているバッテリーの障害はレノボ製ノートブック PC には該当しない要因によるものと判断しております。これはバッテリーパックの電気・機構設計、および充放電方式が異なるからです。

回収を発表した今日になってもこの記事が残ったままというのが実に悲しいというか
「レノボでは製品の安全性を最優先して開発製造を行っております。」
という言葉が虚しく見える。

そして今日発表された記事が、これだ。
レノボ、52万6000個のノートPC用バッテリをリコール
あくまで問題はないと『認識』しているので、『確認』の必要はないと言い張っているHPや日立などはどう対応するつもりなんだろうか?

ソニー製PC充電池、全世界で自主回収・無償交換へ
発火などの被害が一段と拡大する恐れがあるため、ソニーは個別の納入先に対応を任せていた方針を転換する。

これを受けてソニー自体もやっと自主回収に乗り出すそうだ。
この対応の遅さはどうだろう。しかもレノボが発火するまでは
「発火はあくまで充電方式とシステムの問題で、バッテリの問題だけでは発火は起きない」
とあくまでDELLとAppleのシステムの欠陥と『認識』していると言い張り続けたソニーの対応は適切だったのだろうか?
ここでも『確認』しないで『認識』しているばかりだという問題はないのだろうか?

しっかり頼むぜ・・・ってソニー製品とレノボ製品は買う気は全く無いのだが・・・・



2006 年 9 月 30 日





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RotatingCD
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

iVisualizeのコンポーザーの新作。

要はJewelCaseiVisualize版だ。

表示はほぼJewelCaseと同じで再生中の曲のジャケットアートがCDのジュエルケース風に表示されて、曲名などが表示されるというビジュアルだ
iVisualizeに依存するQuarzComposeなのでOS10.4以上で表示できることになる。
JewelCaseより微妙に表示が重い気がするが、良い点はJewelCaseではちょっとした細工をしないと日本語の曲名、アーティスト名を表示できないがこれはそのままで何ら問題なく日本語の表示ができる。
これがアドバンテージだろう。

またJewelCaseはもうメンテナンスモードに入ってしまったようなので、今後もハードやAPIのバージョンアップについていくのかどうかがよくわからない。 そういう時に少なくともQuartzComposeをサポートする限りこちらのRotatingCDは動くはずなのでそういう面でもアドバンテージがあるのかもしれない。





RotatingCDはジュエルケースがくるくる回転しながら
曲名、アーティスト名を表示するビジュアライザーだ



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Grani
(Freeware)
Windows2000~XP対応

これはひどい!!

Macの手書き説明書~インスパイア?というエントリで知った。
ヴェアダルさんは「あまり批判がましいことは書きたくない」と控えめな書き方をしておられるが、正直これはひどい。

以前総務省がMacのテキストエディットのアイコンをそのままパクって、それがばれた時には「出入りの業者が不注意でしでかしたことだ」とトカゲの尻尾切りをしてしまったという大変香ばしい事件があったが、それを彷彿とさせる。

アイコンのデザインは確かに難しいものがあるだろうし、あれこれ認識しやすさを考えると似たようなデザインになってしまうというのはわからないでもないが、これはたまたま似てしまったというレベルは越えているんじゃないだろうか。
お手本をコピペしたデザインだと思われても仕方ないと思う。
マイク◯ソフトだってここまで露骨にはやらないだろうというレベルだ。

このGraniのベースになったSleipnirはWindowsでは使える数少ないブラウザだったし、かつては一時期愛用していた。そういう意味では素性はちゃんとしたアプリなのだが、それにしてはこのデザインはあまりにもひどい。
一体どうしてしまったのだろうか?






GraniのサイトのアイコンはSafariのアイコンセットなどにそっくり
セキュリティのシンボルの南京錠に黄色と黒のコーションベルトを付けるところまで
「たまたま似てしまった」というのだろうか?





シイラで表示したGraniのスクリーンショット
ボタンアイコンが同じなのでここまで来るとこんがらがってくる
なんだかキナ臭い匂いがするなぁ・・・



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OSのアップデートがでている。
バージョンはOS10.4.8になる。
全般的なバグフィクス、互換性、安定性の向上が内容らしい。
やってみたところ、キーチェインなどの細かい設定がいちいちリセットされるのはちょっと煩わしいものの、全般的にパフォーマンスが向上したようだ。
特に、webやメールなどのスピードは微妙に上がったような気がする。






OS10.4.8でタイガーも最終バージョンに近くなってきた







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